YPG主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会は「トルコの占領に扉を開いた当事者に国土統一や主権を語る資格はない」とシリア政府を痛烈に批判(2019年5月5日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会は声明を出し、3日にラッカ県アイン・イーサー市で開催したシリア部族大会の参加者に謝意を示すとともに、「和解の名のもと…トルコの占領に扉を開いた当事者に…国土統一や主権を語る資格はない」、「またこれらの当事者に、シリア部族大会が分裂のための会合だとの嫌疑を向ける資格もない」とシリア政府を批判した。

アレッポ県では、ANHA(5月5日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が前日に引き続き、北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマーリキーヤ村、マルアナーズ村(アフリーン郡シャッラーン町近郊)を砲撃した。

AFP, May 5, 2019、ANHA, May 5, 2019、AP, May 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 5, 2019、al-Hayat, May 6, 2019、Reuters, May 5, 2019、SANA, May 5, 2019、UPI, May 5, 2019などをもとに作成。

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