トルコ軍がシリア政府の支配下にあるイドリブ県サラーキブ市を砲撃(2021年1月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府の支配下にあるサラーキブ市を砲撃した。

「決戦」作戦司令室もアーフィス村一帯のシリア軍の拠点を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は、アーフィス村一帯の「決戦」作戦司令室の拠点を砲撃した他、ザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カンスフラ村、スフーフン村、フライフィル村、バイニーン村、バーラ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、国民解放戦線に所属するナスル軍がシリア政府の支配下にあるガーブ平原のジューリーン村一帯で、シリア軍の車輌を対戦車ミサイルで攻撃、死傷者が出た。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のクライディーン村、ズィヤーラ町を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室が県西部の第46中隊基地一帯で交戦した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を17件(イドリブ県10件、ラタキア県1件、アレッポ県2件、ハマー県4件)確認したと発表した。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を4件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, January 2, 2021、ANHA, January 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 2, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 2, 2021、Reuters, January 2, 2021、SANA, January 2, 2021、SOHR, January 2, 2021などをもとに作成。

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