ロシア軍戦闘機複数期が「決戦」作戦司令室の支配下にあるラタキア県北部のクルド山地方のカッバーナ村一帯を5回にわたって爆撃(2021年1月21日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数期が、「決戦」作戦司令室の支配下にある県北部のクルド山地方のカッバーナ村一帯を5回にわたって爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市を砲撃、シリア軍も「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方各所を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のカーヒラ村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるバーラ村で、ロシアの支援を受けるパレスチナ人民兵のクドス旅団の車を、「決戦」作戦司令室が対戦車ミサイルで攻撃し、乗っていた司令官1人と護衛1人が死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるムザイリーブ町で、シリア政府との交渉を担当していた「中央委員会」のメンバーが、正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を17件(イドリブ県6件、ラタキア県2件、アレッポ県2件、ハマー県5件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は15件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, January 21, 2021、ANHA, January 21, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 21, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 21, 2021、Reuters, January 21, 2021、SANA, January 21, 2021、SOHR, January 21, 2021などをもとに作成。

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