ダーイシュがタドムル市にあるUNESCO世界遺産のパルミラ遺跡のローマ劇場と四面門を破壊(2017年1月20日)

SANA(1月20日付)は、ヒムス県タドムル市の複数の住民の話として、12月11日に同市を再制圧したダーイシュ(イスラーム国)が、UNESCO世界文化遺産のパルミラ遺跡群のローマ式の円形劇場、四面門に爆弾を仕掛け、破壊したと伝えた。

Kull-na Shuraka', January 20, 2017
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なお、シリア人権監視団によると、破壊に先立って、ダーイシュはローマ式円形劇場で18日、シリア軍兵士ら12人を斬首している

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これに関して、UNESCOのイリナ・ボコバ事務局長は「こうした意図的破壊は新たな戦争犯罪だ。それはシリア国民、そして人類にとって大きな損失だ」と非難した。

AFP, January 20, 2017、AP, January 20, 2017、ARA News, January 20, 2017、Champress, January 20, 2017、al-Hayat, January 21, 2017、Iraqi News, January 20, 2017、Kull-na Shuraka’, January 20, 2017、al-Mada Press, January 20, 2017、Naharnet, January 20, 2017、NNA, January 20, 2017、Reuters, January 20, 2017、SANA, January 20, 2017、UPI, January 20, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県のバイト・ジン村、マガル・ミール村から停戦を拒否する戦闘員約100人が退去する一方、シリア政府の支配に復帰したダルアー県フィキーア村で住民400人が帰宅(2017年1月20日)

ダマスカス郊外県では、SANA(1月20日付)によると、西グータ地方で活動を続けてきた反体制武装集団とシリア政府による停戦合意に基づき、バイト・ジン村、マガル・ミール村から、投降を拒否する戦闘員約100人がその家族とともに、シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍支配下のイドリブ県に向けて退去を開始した。

当局への投降を受け入れた戦闘員は2016年政令第15号に基づき、恩赦されるという。

Kull-na Shuraka', January 20, 2017
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しかし、バイト・サービル町では、地元の和解委員会メンバーが乗った車が爆弾の爆発に巻き込まれ、2人が死亡、1人が負傷した。

また、クッルナー・シュラカー(1月19日付)によると、シリア軍がイスラーム軍の拠点都市ドゥーマー市を砲撃し、子供2人と女性2人の4人が死亡した。

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ダルアー郊外県では、SANA(1月20日付)によると、シャイフ・マスキーン市近郊のフィキーア村がシリア政府の支配下に復帰し、治安と安定を回復したことを受け、住民数百世帯(約400人)が帰宅した。

SANA, January 20, 2017
SANA, January 20, 2017

AFP, January 20, 2017、AP, January 20, 2017、ARA News, January 20, 2017、Champress, January 20, 2017、al-Hayat, January 21, 2017、Iraqi News, January 20, 2017、Kull-na Shuraka’, January 20, 2017、al-Mada Press, January 20, 2017、Naharnet, January 20, 2017、NNA, January 20, 2017、Reuters, January 20, 2017、SANA, January 20, 2017、UPI, January 20, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合は1月19日、アレッポ県バーブ市近郊、ラッカ市近郊に対して20回の爆撃を実施(2017年1月20日)

米中央軍(CENTCOM)は、1月19日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して31回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は23回で、バーブ市近郊(3回)、ラッカ市近郊(18回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、タドムル市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

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一方、米国防総省のピーター・クック報道官は19日、1月17日に米主導の有志連合が実施したイドリブ県に対する空爆で、シャーム・ファトフ戦線の幹部でチュニジア人のムハンマド・ハビーブ・ブーサアドゥーンを殺害したことを確認したと発表した。

AFP, January 20, 2017、AP, January 20, 2017、ARA News, January 20, 2017、Champress, January 20, 2017、al-Hayat, January 21, 2017、Iraqi News, January 20, 2017、Kull-na Shuraka’, January 20, 2017、al-Mada Press, January 20, 2017、Naharnet, January 20, 2017、NNA, January 20, 2017、Reuters, January 20, 2017、SANA, January 20, 2017、UPI, January 20, 2017などをもとに作成。

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所属不明の戦闘機がシャーム・ファトフ戦線と米国の支援を受けるヌールッディーン・ザンキー運動の拠点を爆撃しメンバー40人以上が死亡(2017年1月19日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、所属不明の戦闘機が19日夜、アレッポ市西部郊外のシャイフ・スライマーン村にあるシャーム・ファトフ戦線の基地を空爆し、メンバー40人以上が死亡した(クッルナー・シュラカー(1月19日付)によると少なくとも30人が死亡、50人以上が負傷)。

同監視団によると、この空爆によって、基地内にいたヌールッディーン・ザンキー運動のメンバー3人も死亡したという。

ヌールッディーン・ザンキー運動は「穏健な反体制派」と目される組織で、米国の支援を受けていたが、最近になってシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍に合流していた。

ヌールッディーン・ザンキー運動の報道官を名乗るアブドゥッサラーム・アブドゥッラッザーク氏は、ツイッターのアカウントで、空爆がロシア軍によるものだと主張したうえで、戦闘機がヌールッディーン・ザンキー運動の拠点を拠点にしたのち、シャーム・ファトフ戦線の基地を爆撃したことを明らかにした。

Orient News, January 20, 2017
Orient News, January 20, 2017
Orient News, January 20, 2017
Orient News, January 20, 2017
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Orient News, January 20, 2017
Orient News, January 20, 2017
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AFP, January 20, 2017、AP, January 20, 2017、ARA News, January 20, 2017、Champress, January 20, 2017、al-Hayat, January 21, 2017、Iraqi News, January 20, 2017、Kull-na Shuraka’, January 20, 2017、al-Mada Press, January 20, 2017、Naharnet, January 20, 2017、NNA, January 20, 2017、Orient News Net, January 20, 2017、Reuters, January 20, 2017、SANA, January 20, 2017、UPI, January 20, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県ザーキヤ町で反体制武装集団戦闘員のイドリブ県への退去が開始(2017年1月19日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(1月19日付)によると、ザーキヤ町での停戦に関するシリア政府と反体制武装集団の合意に基づき、当局への投降を拒否する戦闘員約150人のイドリブ県への退去が開始された。

Kull-na Shuraka', January 19, 2017
Kull-na Shuraka’, January 19, 2017

 

AFP, January 19, 2017、AP, January 19, 2017、ARA News, January 19, 2017、Champress, January 19, 2017、al-Hayat, January 20, 2017、Iraqi News, January 19, 2017、Kull-na Shuraka’, January 19, 2017、al-Mada Press, January 19, 2017、Naharnet, January 19, 2017、NNA, January 19, 2017、Reuters, January 19, 2017、SANA, January 19, 2017、UPI, January 19, 2017などをもとに作成。

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ドイツ大使館の仲介によりバラダー渓谷の反体制武装集団とシリア政府が和解(停戦)に合意(2017年1月19日)

ダマスカス郊外県では、バラダー渓谷広報委員会が、同地の「革命家たち」とシリア政府代表との間で和解(停戦)合意が締結された、と発表した。

和解(停戦)合意の締結には、反体制武装集団側からはバラダー渓谷の民間組織・武装集団の代表者が、シリア政府側からはカイス・ファッルーワ准将、ハマーム・ハイダル准将、アラー・イブラーヒーム・ダマスカス郊外県知事が出席、また在ダマスカス・ドイツ大使館の外交官が仲介者として同席したという。

これは、バラダー渓谷の「革命家」を代表する交渉団が、ドイツ大使館に連絡し、赤十字国際委員会の代理人として合意締結への出席を要請したことを受けたものだという。

バラダー渓谷のウマル・シャーミー氏はクッルナー・シュラカー(1月19日付)に対して、和解(停戦)合意は円滑に交わされ、19日午前3時に発効し、すべての当時者がこれを遵守しているという。

和解(停戦)合意は、①アイン・フィージャ町の水源に設置されている揚水施設などを修復するためのシリア政府側の修復作業チームの派遣、②バスィーマ町からのシリア軍および親政権武装勢力の一時的な撤退とアイン・フィージャ町に至る通路一帯の残留、③バスィーマ町とアイン・フィージャ町の復興、④残留を希望する戦闘員の投降(放免)、⑤退去希望者の6ヶ月以内のイドリブ県方面への退去、を骨子とするという。

ARA News, January 19, 2017
ARA News, January 19, 2017

 

AFP, January 19, 2017、AP, January 19, 2017、ARA News, January 19, 2017、Champress, January 19, 2017、al-Hayat, January 20, 2017、Iraqi News, January 19, 2017、Kull-na Shuraka’, January 19, 2017、al-Mada Press, January 19, 2017、Naharnet, January 19, 2017、NNA, January 19, 2017、Reuters, January 19, 2017、SANA, January 19, 2017、UPI, January 19, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合はラッカ市南西部郊外のヤマーマ橋を爆撃で破壊(2017年1月19日)

ラッカ県では、ARA News(1月19日付)によると、米主導の有志連合がラッカ市南西部のヤマーマ村を空爆し、ユーフラテス川に架かるヤマーマ橋を破壊した。

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ARA News(1月19日付)によると、バーブ市一帯で、ハワール・キリス作戦司令室がトルコ軍の航空支援を受け、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続けた。

AFP, January 19, 2017、AP, January 19, 2017、ARA News, January 19, 2017、Champress, January 19, 2017、al-Hayat, January 20, 2017、Iraqi News, January 19, 2017、Kull-na Shuraka’, January 19, 2017、al-Mada Press, January 19, 2017、Naharnet, January 19, 2017、NNA, January 19, 2017、Reuters, January 19, 2017、SANA, January 19, 2017、UPI, January 19, 2017などをもとに作成。

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シャーム・ファトフ戦線は共闘組織であるシャーム自由人イスラーム運動が掌握していたバーブ・ハワー国境通行所を制圧(2017年1月19日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(1月19日付)によると、シャーム・ファトフ戦線が、シャーム自由人イスラーム運動の掌握下にあるトルコ国境沿いヒルバト・ジャウズ村の国境通行所(バーブ・ハワー国境通行所)を制圧した。

シャーム・ファトフ戦線は、トルキスタン・イスラーム党とともに、シャーム自由人イスラーム運動の拠点を襲撃し、戦闘員らを拘束、バーブ・ハワー国境通行所のほか、ザイーナ村、ズール村の2カ村を制圧した。

この襲撃で死傷者は出なかったという。

シャーム・ファトフ戦線とシャーム自由人イスラーム運動はイドリブ県においてファトフ軍をともに主導するなど各地で共闘しているが、今回の衝突は、密輸、不法入国にかかる金銭の授受が原因だと思われるという。

Kull-na Shuraka', January 19, 2017
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AFP, January 19, 2017、AP, January 19, 2017、ARA News, January 19, 2017、Champress, January 19, 2017、al-Hayat, January 20, 2017、Iraqi News, January 19, 2017、Kull-na Shuraka’, January 19, 2017、al-Mada Press, January 19, 2017、Naharnet, January 19, 2017、NNA, January 19, 2017、Reuters, January 19, 2017、SANA, January 19, 2017、UPI, January 19, 2017などをもとに作成。

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シリア軍は、ヒムス県東部、ダイル・ザウル市一帯、バーブ市(アレッポ県)南西部一帯でダーイシュとの戦闘を続ける(2017年1月19日)

ヒムス県では、SANA(1月19日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにタドムル市西部郊外のタイフール航空基地一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同地南部および西部の丘陵地帯を奪還した。

シリア軍はまた、カルヤタイン市東部郊外のダーイシュ拠点に対して集中的な攻撃を加えた。

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ダイル・ザウル県では、SANA(1月19日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市墓地地区、ダイル・ザウル航空基地、サルダ山一帯でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

一方、AKI(1月19日付)は、アレッポ市一帯に駐留していたヒズブッラーの戦闘員が、ダーイシュ(イスラーム国)の攻勢が続くダイル・ザウル市一帯に援軍として派遣された、と伝えた。

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アレッポ県では、ARA News(1月19日付)によると、シリア軍がバーブ市南西部のラスム・ハルマル・イマーム町一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(1月19日付)によると、シリア軍がダイル・ハーフィル市近郊のハッサーフ村でダーイシュ(イスラーム国)の武器弾薬庫を攻撃、これを破壊した。


AFP, January 19, 2017、AKI, January 19, 2017、AP, January 19, 2017、ARA News, January 19, 2017、Champress, January 19, 2017、al-Hayat, January 20, 2017、Iraqi News, January 19, 2017、Kull-na Shuraka’, January 19, 2017、al-Mada Press, January 19, 2017、Naharnet, January 19, 2017、NNA, January 19, 2017、Reuters, January 19, 2017、SANA, January 19, 2017、UPI, January 19, 2017などをもとに作成。

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シリア・ロシア両軍はダマスカス郊外県バハーリーヤ村一帯、アレッポ市西部郊外などで反体制武装集団に対する攻撃を継続(2017年1月19日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(1月19日付)によると、シリア軍と親政権武装勢力がバハーリーヤ村一帯に進軍し、反体制武装集団との戦闘の末、拠点4カ所を制圧した。

これに関して、ARA News(1月19日付)は、シリア軍がバハーリーヤ村を制圧したと伝えた。

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アレッポ県では、ARA News(1月19日付)によると、ロシア軍に所属すると見られる無人航空機が、アレッポ市西部郊外の第111連隊基地を占拠するヌールッディーン・ザンキー運動の拠点を空爆し、戦闘員3人が死亡した。

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ヒムス県では、SANA(1月19日付)によると、シリア政府の支配下にあるヒムス市バーブ・ジュナイン地区、バーブ・アンターキヤー地区の住宅街に反体制武装集団が迫撃砲弾複数初を撃ち込み、住民2人が死亡した。

またシャニーヤ村ではシャーム・ファトフ戦線が住民を狙撃、殺害した。

SANA, January 19, 2017
SANA, January 19, 2017

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ダマスカス県では、SANA(1月19日付)によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾2発が税関地区に着弾した。

AFP, January 19, 2017、AP, January 19, 2017、ARA News, January 19, 2017、Champress, January 19, 2017、al-Hayat, January 20, 2017、Iraqi News, January 19, 2017、Kull-na Shuraka’, January 19, 2017、al-Mada Press, January 19, 2017、Naharnet, January 19, 2017、NNA, January 19, 2017、Reuters, January 19, 2017、SANA, January 19, 2017、UPI, January 19, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合は1月18日、アレッポ県バーブ市近郊、ラッカ市近郊に対して20回の爆撃を実施(2017年1月19日)

米中央軍(CENTCOM)は、1月18日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して26回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は20回で、ブーカマール市近郊(2回)、バーブ市近郊(3回)、シャッダーディー市近郊(1回)、ラッカ市近郊(12回)、アイン・イーサー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

AFP, January 19, 2017、AP, January 19, 2017、ARA News, January 19, 2017、Champress, January 19, 2017、al-Hayat, January 20, 2017、Iraqi News, January 19, 2017、Kull-na Shuraka’, January 19, 2017、al-Mada Press, January 19, 2017、Naharnet, January 19, 2017、NNA, January 19, 2017、Reuters, January 19, 2017、SANA, January 19, 2017、UPI, January 19, 2017などをもとに作成。

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シャーム・ファトフ戦線は首都ダマスカスでの自爆テロへの関与を認める(2017年1月18日)

シャーム・ファトフ戦線は声明を出し、12日に首都ダマスカス県カフルスーサ地区で発生した自爆テロへの関与を認めた。

Kull-na Shuraka', January 18, 2017
Kull-na Shuraka’, January 18, 2017

 

AFP, January 18, 2017、AP, January 18, 2017、ARA News, January 18, 2017、Champress, January 18, 2017、al-Hayat, January 19, 2017、Iraqi News, January 18, 2017、Kull-na Shuraka’, January 18, 2017、al-Mada Press, January 18, 2017、Naharnet, January 18, 2017、NNA, January 18, 2017、Reuters, January 18, 2017、SANA, January 18, 2017、UPI, January 18, 2017などをもとに作成。

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アスタナ会議に参加する反体制武装集団・活動家の代表団の氏名一覧(2017年1月18日)

クッルナー・シュラカー(1月18日付)は、1月23日にカザフスタンの首都アスタナで開幕予定のシリア政府と反体制武装集団・政治組織の和平協議(アスタナ会議)に参加する反体制武装集団の代表団メンバーの氏名を公表した。

同サイトによると、代表団メンバーは以下の通り:

ムハンマド・アッルーシュ団長(イスラーム軍)
ヤースィル・アブドゥッラヒーム(アレッポ作戦司令室、シャーム軍団)
サイード・ナクラシュ(イスラーム殉教者旅団、ダマスカス郊外県ダーライヤー市)
フサーム・ヤースィーン(シャーム戦線)
ムスタファー・バイルー(「命じられるまま正しく進め」連合)
ヤーミン・タッルジュー(イスラーム軍)
ムンズィル・スィーラーン(シャーム軍団)
アフマド・スルターン(スルターン・ムラード旅団)
マアムーン・ハーッジ・ムスタファー(シャームの鷹)

アブドゥルハキーム・バッシャール
ナズィール・ハキーム
ナスル・ハリーリー
ウサーマ・アブー・ザイド
ヤフヤー・アリーディー
ヒシャーム・ムルーワ
ハーリド・シハーブッディーン
アンマール・タバーブ

AFP, January 18, 2017、AP, January 18, 2017、ARA News, January 18, 2017、Champress, January 18, 2017、al-Hayat, January 19, 2017、Iraqi News, January 18, 2017、Kull-na Shuraka’, January 18, 2017、al-Mada Press, January 18, 2017、Naharnet, January 18, 2017、NNA, January 18, 2017、Reuters, January 18, 2017、SANA, January 18, 2017、UPI, January 18, 2017などをもとに作成。

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シャーム自由人イスラーム運動はアスタナ会議への参加拒否を正式決定(2017年1月18日)

シャーム自由人イスラーム運動は声明を出し、シューラー評議会において1月23日にカザフスタンの首都アスタナで開幕予定のシリア政府と反体制武装集団の和平協議(アスタナ会議)への不参加が正式に決定されたと発表した。

声明によると、不参加は、①シリア国内各所、とりわけダマスカス郊外県バラダー渓谷一帯で停戦が実現していないこと、②ロシアが(トルコとともに)停戦合意の保証人となることで、停戦が取引材料に利用されていること、③国内の軍事的優劣が会議の行方に影を落としかねないこと、④反体制派内の会議賛成派と反体制派の対立が助長されようとしていること、が理由だという。

Kull-na Shuraka', January 18, 2017
Kull-na Shuraka’, January 18, 2017

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「活動家」、「革命家」、離反士官ら300人が共同声明を出し、1月23日にカザフスタンの首都アスタナで開幕予定のシリア政府と反体制武装集団の和平協議(アスタナ会議)のボイコットとダマスカス郊外県バラダー渓谷で抵抗を続けるシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団との連帯を呼びかけた。

クッルナー・シュラカー(1月18日付)が伝えた。


AFP, January 18, 2017、AP, January 18, 2017、ARA News, January 18, 2017、Champress, January 18, 2017、al-Hayat, January 19, 2017、Iraqi News, January 18, 2017、Kull-na Shuraka’, January 18, 2017、al-Mada Press, January 18, 2017、Naharnet, January 18, 2017、NNA, January 18, 2017、Reuters, January 18, 2017、SANA, January 18, 2017、UPI, January 18, 2017などをもとに作成。

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ロシアのラヴロフ外相「アスタナ会議に参加するイスラーム軍をテロ組織とみなさない」(2017年1月18日)

セルゲイ・ラブロフ外務大臣はモスクワを訪問中のオーストリアのセバスチャン・クルツ外務大臣との共同記者会見で、シリア情勢について触れ、1月23日にカザフスタンの首都アスタナで開幕予定のシリア政府と反体制武装集団の和平協議(アスタナ会議)への参加を決断したイスラーム軍などの武装集団に関して、国連のリスト(アル=カーイダ制裁委員会リスト)においてテロ組織に指定されていないと述べ、参加を歓迎する意思を示した。

ラブロフ外務大臣は「イスラーム軍はこの合意(トルコ・ロシア仲介による停戦合意)に参加しており、多くの国がこの組織に対してどのような態度をとろうと、イスラーム軍は国連のテロ組織のリストに記載されていない。イスラーム軍がほかの武装集団とともに、シリア政府との交渉開始に関する合意に署名する意思を示していることを踏まえ、我々はこうしたアプローチを支持している」と述べた。

そのうえで「ダーイシュ(イスラーム国)、ヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)とつながりのないすべての組織が、12月29日の停戦合意に参加できる。私はそのことをすべての組織に呼びかけている」と付言した。

『ハヤート』(1月19日付)が伝えた。


AFP, January 18, 2017、AP, January 18, 2017、ARA News, January 18, 2017、Champress, January 18, 2017、al-Hayat, January 19, 2017、Iraqi News, January 18, 2017、Kull-na Shuraka’, January 18, 2017、al-Mada Press, January 18, 2017、Naharnet, January 18, 2017、NNA, January 18, 2017、Reuters, January 18, 2017、SANA, January 18, 2017、UPI, January 18, 2017などをもとに作成。

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ダイル・ザウル市一帯でシリア軍とダーイシュの攻防戦続く(2017年1月18日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市一帯で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が激しい戦闘を続けるなか、シリア・ロシア両軍は同地一帯のダーイシュ拠点に対して空爆を行った。

ダーイシュ側は空爆を攪乱するため、市内の広場複数カ所で石油を燃やし、その煙が立ち上がっている光景が確認されているという。

一方、SANA(1月18日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市郊外の工業地区、丘陵地帯などのダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆、またダイル・ザウル航空基地一帯、サルダ山、ブガイリーヤ村、フサイニーヤ町、ジュナイナ村、ダイル・ザウル市パノラマ交差点、墓地地区、ハウィーカ地区、ラシュディーヤ地区、工業地区、ジュバイラ地区、バルーク丘で予備部隊とともにダーイシュと交戦した。

クッルナー・シュラカー(1月18日付)によると、ダイル・ザウル市各所に対するシリア軍の空爆で女性と子供を含む17人が死亡したという。

他方、ダーイシュ(イスラーム国)ハイル州広報局は声明を出し、ダイル・ザウル市南部の電力会社施設およびその一帯を制圧したと発表した。image012

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ヒムス県では、SANA(1月18日付)によると、シリア軍がタドムル市西部郊外のタイフール航空基地(T4)一帯、ティヤース村南東部一帯などでダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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アレッポ県では、SANA(1月18日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部郊外のダイル・ハーフィル市一帯でダーイシュ(イスラーム国)の車列を攻撃した。

AFP, January 18, 2017、AP, January 18, 2017、ARA News, January 18, 2017、Champress, January 18, 2017、al-Hayat, January 19, 2017、Iraqi News, January 18, 2017、Kull-na Shuraka’, January 18, 2017、al-Mada Press, January 18, 2017、Naharnet, January 18, 2017、NNA, January 18, 2017、Reuters, January 18, 2017、SANA, January 18, 2017、UPI, January 18, 2017などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県バラダー渓谷でシリア軍、ヒズブッラーとシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団との戦闘続く(2017年1月18日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、ヒズブッラー戦闘員などからなる親政権武装勢力が、アイン・フィージャ町一帯のバラダー渓谷の占拠を続けるシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

戦闘は同地の北西部一帯やアイン・フィージャの水源一帯で集中的に行われ、シリア軍戦闘機・ヘリコプターが空爆を行った。

また、シリア軍は、反体制武装集団の支配下にとどまるマダーヤー町を砲撃し、10人が負傷した。

一方、ARA News(1月18日付)によると、シリア軍がバハーリーヤ村一帯で反体制武装集団と交戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、カフルハラブ村を戦闘機(所属明示せず)が空爆し、子供1人を含む3人が死亡した。

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イドリブ県では、SANA(1月18日付)によると、反体制武装集団(ファトフ軍)がフーア市を砲撃し、8人が負傷した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(1月18日付)によると、ナワー市にあるシャーム自由人イスラーム運動の本部近くに仕掛けられた爆弾が爆発し、走行中の車に乗っていた幹部の一人ターヒル・ファイサル・シャクラーン氏が死亡した。

AFP, January 18, 2017、AP, January 18, 2017、ARA News, January 18, 2017、Champress, January 18, 2017、al-Hayat, January 19, 2017、Iraqi News, January 18, 2017、Kull-na Shuraka’, January 18, 2017、al-Mada Press, January 18, 2017、Naharnet, January 18, 2017、NNA, January 18, 2017、Reuters, January 18, 2017、SANA, January 18, 2017、UPI, January 18, 2017などをもとに作成。

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イランを訪問中のハミース首相はロウハーニー大統領らと会談(2017年1月18日)

イランを訪問中のイマード・ハミース首相はテヘランでハサン・ロウハーニー大統領と会談し、シリア国内での「テロとの戦い」、とりわけアレッポ市解放や、停戦プロセス、和平協議などについて意見を交わした。

ハミース首相はまた、アリー・アクバル・ヴェラーヤティー最高指導者国際問題担当上級顧問、アリー・ラリージャーニー国会議長とも個別に会談した。

SANA, January 18, 2017
SANA, January 18, 2017

AFP, January 18, 2017、AP, January 18, 2017、ARA News, January 18, 2017、Champress, January 18, 2017、al-Hayat, January 19, 2017、Iraqi News, January 18, 2017、Kull-na Shuraka’, January 18, 2017、al-Mada Press, January 18, 2017、Naharnet, January 18, 2017、NNA, January 18, 2017、Reuters, January 18, 2017、SANA, January 18, 2017、UPI, January 18, 2017などをもとに作成。

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ロシア・トルコ空軍がアレッポ県北部のダーイシュの拠点都市バーブ市に対して初の合同軍事作戦を実施、米主導の有志連合もトルコ軍との協力のもとバーブ市を初めて爆撃、シリア軍もバーブ市南方で爆撃を激化(2017年1月18日)

ロシア軍参謀本部機動総局のセルゲイ・ルドスコイ局長は記者団に対して、ロシア・トルコ両軍が18日にアレッポ県北部のバーブ市のダーイシュ(イスラーム国)に対して初の合同空爆作戦を実施したと発表した。

ルドスコイ局長によると、作戦にはロシア軍戦闘機9機とトルコ軍戦闘機8機が参加し、シリア政府の許可を得て空爆を実施したという。

『ハヤート』(1月19日付)が伝えた。

一方、有志連合のジョン・ドリアン報道官は、米軍主導の有志連合が、「トルコ軍との協力のもと」にバーブ市一帯のダーイシュ拠点に対して初の空爆を実施したことを明らかにした。

また、米中央軍(CENTCOM)は、1月17日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して23回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は17回で、ブーカマール市近郊(2回)、バーブ市近郊(1回)、ラッカ市近郊(10回)、アイン・イーサー市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

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このほか、ARA News(1月18日付)によると、シリア軍もバーブ市南東部郊外にあるダーイシュの拠点複数カ所に対して、砲撃を行った。

AFP, January 18, 2017、AP, January 18, 2017、ARA News, January 18, 2017、Champress, January 18, 2017、al-Hayat, January 19, 2017、Iraqi News, January 18, 2017、Kull-na Shuraka’, January 18, 2017、al-Mada Press, January 18, 2017、Naharnet, January 18, 2017、NNA, January 18, 2017、Reuters, January 18, 2017、SANA, January 18, 2017、UPI, January 18, 2017などをもとに作成。

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シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍からイドリブ市の自治を移譲するための地元評議会選挙実施(2017年1月17日)

クッルナー・シュラカー(1月18日付)は、シャーム・ファトフ戦線,シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍の中心拠点であるイドリブ県イドリブ市で、住民が地元評議会の評議員(候補者85人、定数25人)を選出するための選挙を実施した、と伝えた。

選挙監視委員会の委員長を務めるムハンマド・サリーム・ハドルを名乗る人物によると、選出された地元評議会は、ファトフ軍の傘下に設置されていた自治機関に代わって、同地の自治を担うことになるのだという。

Kull-na Shuraka', January 18, 2017
Kull-na Shuraka’, January 18, 2017

AFP, January 18, 2017、AP, January 18, 2017、ARA News, January 18, 2017、Champress, January 18, 2017、al-Hayat, January 19, 2017、Iraqi News, January 18, 2017、Kull-na Shuraka’, January 18, 2017、al-Mada Press, January 18, 2017、Naharnet, January 18, 2017、NNA, January 18, 2017、Reuters, January 18, 2017、SANA, January 18, 2017、UPI, January 18, 2017などをもとに作成。

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サウジアラビア国連代表大使はシリアからのヒズブッラー、イラン革命防衛隊の撤退を改めて要求(2017年1月17日)

サウジアラビアのアブドゥッラー・ムアッリミー国連代表大使は、中東情勢に関する会合で、国連安保理決議第2334号(イスラエルによる東エルサレムでの入植地建設を非難した決議)の遵守を求める一方、シリア情勢については「外国人テロ戦闘員を含むすべての外国人勢力にシリアからの退去を求める」と述べ、ヒズブッラー、イラン・イスラーム革命防衛隊などの撤退を求めた。

ロシアとトルコの仲介によるシリア政府と反体制武装集団の停戦合意、ダーイシュ(イスラーム国)やシャーム・ファトフ戦線といった「テロ組織」に対する「テロとの戦い」継続について指示を表明した国連安保理決議第2336号に関しては、「シリアにおける真の平和的な政治的移行を実現するための行動が必要」と述べた。

『ハヤート』(1月19日付)が伝えた。

AFP, January 18, 2017、AP, January 18, 2017、ARA News, January 18, 2017、Champress, January 18, 2017、al-Hayat, January 19, 2017、Iraqi News, January 18, 2017、Kull-na Shuraka’, January 18, 2017、al-Mada Press, January 18, 2017、Naharnet, January 18, 2017、NNA, January 18, 2017、Reuters, January 18, 2017、SANA, January 18, 2017、UPI, January 18, 2017などをもとに作成。

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イランのザリーフ外相はアスタナ会議への米国の参加に反対(2017年1月17日)

イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣は、1月23日にカザフスタンの首都アスタナで開幕予定のシリア政府と反体制武装集団の和平協議(アスタナ会議)への米国の参加の是非に関して「我々は彼らを招聘しておらず、彼らがいることには反対する」と述べた。

なお、ザリーフ外務大臣は16日、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣と電話会談を行い、アスタナ会議への対応を協議したが、アスタナ会議を主催するロシアとトルコは、ドナルド・トランプ新政権の参加に前向きな意向を示している。

タスニーム通信(11月17日付)が伝えた。

AFP, January 17, 2017、AP, January 17, 2017、ARA News, January 17, 2017、Champress, January 17, 2017、al-Hayat, January 18, 2017、Iraqi News, January 17, 2017、Kull-na Shuraka’, January 17, 2017、al-Mada Press, January 17, 2017、Naharnet, January 17, 2017、NNA, January 17, 2017、Reuters, January 17, 2017、SANA, January 17, 2017、Tasnim News, January 17, 2017、UPI, January 17, 2017などをもとに作成。

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アレッポ県マンビジュ市郊外でYPG主体のシリア民主軍とダーイシュが交戦(2017年1月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、マンビジュ市郊外のフータ村一帯で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属のマンビジュ軍事評議会がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

またアブー・マンダル市でもシリア民主軍とダーイシュが交戦、ダーイシュ戦闘員複数人が死傷した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合がラッカ市西部郊外のヤマーマ村一帯、ヤマーマ橋、ユーフラテス・ダムに近いスワイディーヤ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆、また地上では西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュと交戦した。

Kull-na Shuraka', January 17, 2017
Kull-na Shuraka’, January 17, 2017

 

AFP, January 17, 2017、AP, January 17, 2017、ARA News, January 17, 2017、Champress, January 17, 2017、al-Hayat, January 18, 2017、Iraqi News, January 17, 2017、Kull-na Shuraka’, January 17, 2017、al-Mada Press, January 17, 2017、Naharnet, January 17, 2017、NNA, January 17, 2017、Reuters, January 17, 2017、SANA, January 17, 2017、UPI, January 17, 2017などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県北部のロジャヴァ支配地域を砲撃、YPG主体のシリア民主軍と交戦(2017年1月17日)

アレッポ県では、ARA News(1月17日付)によると、シリア領内に侵攻中のトルコ軍が西クルディスタン移行期民政局支配下のタッル・リフアト市、アイン・ダクナ村を砲撃、同地一帯で人民防衛隊主体のシリア民主軍と交戦した。

AFP, January 17, 2017、AP, January 17, 2017、ARA News, January 17, 2017、Champress, January 17, 2017、al-Hayat, January 18, 2017、Iraqi News, January 17, 2017、Kull-na Shuraka’, January 17, 2017、al-Mada Press, January 17, 2017、Naharnet, January 17, 2017、NNA, January 17, 2017、Reuters, January 17, 2017、SANA, January 17, 2017、UPI, January 17, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合がイドリブ県のシャーム・ファトフ戦線拠点・車輌を爆撃し、同戦線とシャーム自由人イスラーム運動のチュニジア人幹部を殺害(2017年1月17日)

イドリブ県では、ARA News(1月17日付)によると、米主導の有志連合と思われる戦闘機がアクラバート村近郊で車輌を爆撃し、乗っていたシャーム・ファトフ戦線のチュニジア人司令官アブー・イブラーヒーム・トゥーニースィー氏を殺害、同乗していたシャーム自由人イスラーム運動のチュニジア人幹部のアブー・マフムード・トゥーニスィー氏を負傷させた。

また爆撃現場近くにいた子供3人も巻き添えとなり、負傷した。

有志連合はこのほかにも、タフタナーズ市、タフタナーズ航空基地一帯のシャーム・ファトフ戦線拠点に対して空爆を実施した。


AFP, January 17, 2017、AP, January 17, 2017、ARA News, January 17, 2017、Champress, January 17, 2017、al-Hayat, January 18, 2017、Iraqi News, January 17, 2017、Kull-na Shuraka’, January 17, 2017、al-Mada Press, January 17, 2017、Naharnet, January 17, 2017、NNA, January 17, 2017、Reuters, January 17, 2017、SANA, January 17, 2017、UPI, January 17, 2017などをもとに作成。

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イドリブ県で誘拐された外国人記者の解放を求めるデモ(2017年1月17日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(1月17日付)によると、ダルクーシュ市で、10日に何者かによって誘拐された南アフリカのNGO「ギフト・オブ・ザ・ギヴァーズ」のメンバーで記者でもあるシーラーズ・ムハンマド氏の解放を求めるデモが行われた。

「ギフト・オブ・ザ・ギヴァーズ」は、シャーム・ファトフ戦線などからなるファトフ軍の支配下にあるダルクーシュ市などで医療支援活動を行ってきた南アフリカのイスラーム教徒のNGO組織で、ムハンマド氏の誘拐を受け、同地での活動を停止することを決定している。

EMC, January 17, 2017
EMC, January 17, 2017
EMC, January 17, 2017
EMC, January 17, 2017
EMC, January 17, 2017
EMC, January 17, 2017

AFP, January 17, 2017、AP, January 17, 2017、ARA News, January 17, 2017、Champress, January 17, 2017、al-Hayat, January 18, 2017、Iraqi News, January 17, 2017、Kull-na Shuraka’, January 17, 2017、al-Mada Press, January 17, 2017、Naharnet, January 17, 2017、NNA, January 17, 2017、Reuters, January 17, 2017、SANA, January 17, 2017、UPI, January 17, 2017などをもとに作成。

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シリア軍、ヒズブッラーはバラダー渓谷の占拠を続けるシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の拠点への攻撃を続ける(2017年1月17日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、ヒズブッラーなどの親政権武装勢力が、バラダー渓谷の占拠を続けるシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の拠点などを空爆・砲撃、交戦した。

戦闘は、アイン・フィージャ町一帯、ダイル・ムクリン町、イフラ村一帯などで激しく行われた。

また東グータ地方では、イスラーム軍の拠点都市であるドゥーマー市をシリア軍が砲撃し、3人が死亡した。

ARA News(1月17日付)によると、これに対して、反体制武装集団はハラスター市郊外の車両管理局近くでトンネルを爆破し、シリア軍少将1人を含む9人が死亡した。

シリア人権監視団によると、トンネルを破壊したのはイスラーム旅団。

Kull-na Shuraka', January 17, 2017
Kull-na Shuraka’, January 17, 2017

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ジャッブーリーン村一帯で、シリア軍、親政権武装勢力がジハード主義武装集団と交戦、またシリア軍はキースィーン村、タルビーサ市を空爆・砲撃し、女性2人を含む7人が死亡した。

一方、SANA(1月17日付)によると、シリア軍がダイル・フール村、ガントゥー市、タルビーサ市、ガルナータ村、ファルハーニーヤ村でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の拠点を空爆・砲撃した。

これに対して、反体制武装集団はジャッブーリーン村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ファトフ軍がフーア市を砲撃した。

また、ARA News(1月17日付)によると、シリア軍がジスル・シュグール市一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がダルアー市マンシヤ地区のシリア軍拠点一帯を砲撃、またシリア軍がヤードゥーダ村の反体制武装集団拠点を砲撃した。

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アレッポ県では、ARA News(1月17日付)によると、シリア軍がアレッポ市北部郊外のアルド・マッラーフ地区の農場地帯でファトフ軍と交戦した。

AFP, January 17, 2017、AP, January 17, 2017、ARA News, January 17, 2017、Champress, January 17, 2017、al-Hayat, January 18, 2017、January 19, 2017、Iraqi News, January 17, 2017、Kull-na Shuraka’, January 17, 2017、January 18, 2017、al-Mada Press, January 17, 2017、Naharnet, January 17, 2017、NNA, January 17, 2017、Reuters, January 17, 2017、SANA, January 17, 2017、UPI, January 17, 2017などをもとに作成。

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ダーイシュの攻勢を受け、シリア軍は住民に戦闘への参加を呼びかける(2017年1月17日)

ダイル・ザウル県では、SANA(1月17日付)によると、シリア軍がサルダ山一帯、第137連隊基地一帯、ダイル・ザウル航空基地一帯、ダイル・ザウル市南部入口のパノラマ交差点一帯、墓地地区などでダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して集中的な空爆を実施した。

また地上部隊が予備部隊とともに、ダイル・ザウル航空基地、パノラマ交差点、サルダ山一帯、ダイル・ザウル市労働者住宅地区に至る街道を進軍、ダーイシュと交戦した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア・ロシア両軍がダイル・ザウル市南部、ダイル・ザウル航空基地一帯では、ダーイシュ拠点に対して空爆を行うなか、シリア軍がダーイシュとの戦闘を続けた。

SANA, January 17, 2017
SANA, January 17, 2017

ダーイシュの攻勢が続くなか、シリア人権監視団によると、シリア軍はダイル・ザウル航空基地に対して増援物資を空輸、またダイル・ザウル市住民に対してダーイシュとの戦闘への参加を呼びかけた。

これに関連して、ユーフラテス・ポスト(1月16日付)は、国防隊メンバーがダイル・ザウル市内ジャウラ地区、クスール地区、ハラービーシュ地区などシリア政府支配下の住宅街で強制捜査を行い、男性多数をダーイシュとの戦闘に参加させるために連行したと報じた。

なおシリア人権監視団によると、13日に戦闘が激化して以降、民間人21人、シリア軍兵士37人、ダーイシュ戦闘員58人の併せて116人が死亡したという。

ジャブラ報道ネット(1月17日付)などによると、シリア軍の戦死者のなかには、ムハンマド・アリー・ファーリス准将、アイハム・スライマーン大佐ら士官も含まれている。

他方、国連世界食糧計画(WFP)のベティーナ・ルーシャー(Bettina Luescher)報道官は、ダイル・ザウル市一帯でのシリア軍とダーイシュの戦闘激化を受け、「我々は安全上の理由で、ダイル・ザウル市への支援物資の投下作業を中止した」と発表した。

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アレッポ県では、ARA News(1月17日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアレッポ市東部郊外のシリア軍航空士官学校一帯を砲撃した。

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ヒムス県では、SANA(1月17日付)によると、シリア軍がタドムル市西部郊外のタイフール航空基地(T4)一帯、マクサル・ヒサーン村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ハマー県では、SANA(1月17日付)によると、シリア軍がカスル・ブン・ワルダーン村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

また、クッルナー・シュラカー(1月17日付)によると、ロシア軍戦闘機がカスル・ブン・ワルダーン村一帯、アニーク・バージラ村を空爆し、6人が死亡した。

AFP, January 17, 2017、AP, January 17, 2017、ARA News, January 17, 2017、Champress, January 17, 2017、Euphrates Post, January 17, 2016、al-Hayat, January 18, 2017、Iraqi News, January 17, 2017、Shabaka Akhbar Jabla, January 17, 2017、Kull-na Shuraka’, January 17, 2017、al-Mada Press, January 17, 2017、Naharnet, January 17, 2017、NNA, January 17, 2017、Reuters, January 17, 2017、SANA, January 17, 2017、UPI, January 17, 2017などをもとに作成。

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ハミース首相はイランを訪問し、農業、工業、石油、通信(携帯電話)分野での協力にかかる5つの合意に調印(2017年1月17日)

イマード・ハミース首相はイランを訪問、首都テヘランでハミード・チート=チーヤーン・エネルギー大臣、イラン中央銀行総裁、工業会議所代表、イラン国家安全保障最高評議会のアリー・シャムハーニー事務局長と個別会談し、二国間協力関係について協議、農業、工業、石油、通信(携帯電話)分野での協力にかかる5つの合意に調印した。

SANA(1月17日付)が伝えた。

SANA, January 17, 2017
SANA, January 17, 2017

 

AFP, January 17, 2017、AP, January 17, 2017、ARA News, January 17, 2017、Champress, January 17, 2017、al-Hayat, January 18, 2017、Iraqi News, January 17, 2017、Kull-na Shuraka’, January 17, 2017、al-Mada Press, January 17, 2017、Naharnet, January 17, 2017、NNA, January 17, 2017、Reuters, January 17, 2017、SANA, January 17, 2017、UPI, January 17, 2017などをもとに作成。

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米主導の有志連合は1月12~16日にかけてトルコ軍、シリア民主軍が制圧をめざすバーブ市(アレッポ県)、タブカ・ダム(ラッカ県)を初めて爆撃(2017年1月17日)

米中央軍(CENTCOM)は、1月12~16日の5日間のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

1月12日はシリア、イラク領内のダーイシュ(ダーイシュ)拠点などに対して32回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は17回で、ブーカマール市近郊(1回)、ラッカ市近郊(11回)、アイン・イーサー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)、マンビジュ市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

1月13日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して22回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は15回で、ラッカ市近郊(13回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

1月14日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して21回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は16回で、ブーカマール市近郊(1回)、ラッカ市近郊(13回)、ダイル・ザウル市近郊(5回)、タドムル市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

1月15日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して18回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は13回で、ブーカマール市近郊(1回)、ラッカ市近郊(8回)、タブカ・ダム近郊(4回)に対して攻撃が行われた。

1月16日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して17回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は12回で、バーブ市近郊(2回)、ラッカ市近郊(9回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

1月17日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して34回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は23回で、シャッダーディー市近郊(1回)、ラッカ市近郊(15回)、アイン・イーサー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(5回)、タドムル市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

AFP, January 17, 2017、AP, January 17, 2017、ARA News, January 17, 2017、Champress, January 17, 2017、al-Hayat, January 18, 2017、Iraqi News, January 17, 2017、Kull-na Shuraka’, January 17, 2017、al-Mada Press, January 17, 2017、Naharnet, January 17, 2017、NNA, January 17, 2017、Reuters, January 17, 2017、SANA, January 17, 2017、UPI, January 17, 2017などをもとに作成。

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