シリア軍がアレッポ県東部サフィール市郊外の25カ村をダーイシュ(イスラーム国)から奪還(2016年2月21日)

アレッポ県では、SANA(2月21日付)によると、シリア軍がサフィール市郊外のフワイジーナ村、スバイヒーナト村、ライヤーン村、カールーティーヤ村、アイン・サービト村、ルーフィーヤ村、タッル・ファーウーリー村、タッル・リーマーン村でダーイシュ(イスラーム国)を掃討し、同地を制圧、治安と安定を回復した。

シリア軍はまた、ダクワーナ村、マフラサ村、ジャービリーヤ村、ジュッブ・サファー村、ウンム・アマド村、カッバーラ村、トゥライディム村、アイン・サービル村、タッル・アスタブル村、クサイル・ワルド村、バイドゥーラ村、サーリヒーヤ村からダーイシュが撤退したのを確認した。

また、クッルナー・シュラカー(2月21日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がアレッポ市東部のサフィーラ火力発電所と同地一帯の25カ村から撤退、シリア軍が同地を制圧した。

ダーイシュが撤退したのは、ブラート村、バッラート穀物サイロ、カッバーラ村、ライヤーン村、サーリヒーヤ村、カルーティーヤ村、タッル・アラム村、スバイヒーナ村(スバイヒーナト・ラドワーニーヤ村)、アイン・サービル村、タッル・アスタブル村、フワイジーナ村、ジュッブ・ガブシャ村、ジュッブ・サファー村など。

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スワイダー県では、SANA(2月21日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、サアド遺跡南部でダーイシュ(イスラーム国)を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月21日付)によると、シリア軍がカルヤタイン市一帯でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 21, 2016、AP, February 21, 2016、ARA News, February 21, 2016、Champress, February 21, 2016、al-Hayat, February 22, 2016、Iraqi News, February 21, 2016、Kull-na Shuraka’, February 21, 2016、al-Mada Press, February 21, 2016、Naharnet, February 21, 2016、NNA, February 21, 2016、Reuters, February 21, 2016、SANA, February 21, 2016、UPI, February 21, 2016などをもとに作成。

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シリア外務省はダーイシュ(イスラーム国)による連続自爆テロを非難し、トルコ、サウジアラビアによるテロ支援を停止するための行動を国連安保理に要請(2016年2月21日)

外務在外居住者省は国連事務総長および安保理議長に書簡を送り、そのなかでダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町とヒムス市での連続自爆テロについて報告、事件がサウジアラビアとトルコによるテロ組織への支援の役割を明らかにするものだと主張した。

そのうえで、シリア政府がテロとの戦いを継続し、シリア人による危機の政治解決のために行動を続けるとの意思を表明、国連に対してテロを非難し、サウジアラビ、トルコ、カタールなどによるテロ支援の阻止に向け責任を果たすよう要請した。

AFP, February 21, 2016、AP, February 21, 2016、ARA News, February 21, 2016、Champress, February 21, 2016、al-Hayat, February 22, 2016、Iraqi News, February 21, 2016、Kull-na Shuraka’, February 21, 2016、al-Mada Press, February 21, 2016、Naharnet, February 21, 2016、NNA, February 21, 2016、Reuters, February 21, 2016、SANA, February 21, 2016、UPI, February 21, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.(2016年2月21日)

ダーイシュ(イスラーム国)がダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町、ヒムス市ザフラー地区で連続自爆テロを敢行し、約130人が死亡、約300人が負傷(2016年2月21日)

SANA(2月21日付)によると、ダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町のサドル病院に近い学校通りで午後、爆弾が仕掛けられた自動車1台が爆発、その後、負傷者を救出しようと住民が集まったところに、自爆ベルトを着用した男性2人が相次いで自爆した。

3度にわたる爆発で、住民83人が死亡、178人が負傷した(その後、シリア人権監視団は、死者数が120人にのぼり、うち90人が民間人(そのほとんどが避難民)、19人が親政権民兵だったと発表した)。

またヒムス市ザフラー地区のスィッティーン通り(ザフラー地区とアルメニア地区の境界を通るスィッティーン通り)でも、爆弾が仕掛けられた車2台がが相次いで爆発し、46人が死亡、110人以上が負傷した。

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また、クッルナー・シュラカー(2月22日付)によると、ヒムス市ザフラー地区の住民は、事件現場を訪れようとしたムハンマド・シャッアール内務大臣とヒムス県のタラール・バラーズィー県知事が乗った車列に群がり、治安対策の不備などを批判・追求、大臣らはその場を立ち去った。

SANA, February 21, 2016
SANA, February 21, 2016
Kull-na Shuraka', February 21, 2016
Kull-na Shuraka’, February 21, 2016

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ダーイシュ(ダーイシュ)の通信部門アアマーク通信は、この2件の連続自爆テロに関して犯行を認める声明を出した。

AFP, February 21, 2016、AP, February 21, 2016、ARA News, February 21, 2016、Champress, February 21, 2016、al-Hayat, February 22, 2016、February 23, 2016、Iraqi News, February 21, 2016、Kull-na Shuraka’, February 21, 2016、February 22, 2016、al-Mada Press, February 21, 2016、Naharnet, February 21, 2016、NNA, February 21, 2016、Reuters, February 21, 2016、SANA, February 21, 2016、UPI, February 21, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がアレッポ県北西部の「安全保障地帯」で「穏健な反体制派」から2カ村を奪取(2016年2月21日)

アレッポ県では、ARA News(2月21日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、米トルコ両政府が設置合意した「安全地帯」西部のカッラ・クーバリー村、カッラ・マズラア町に侵攻、シリア・ムスリム同胞団系のシャーム軍団やトルクメン人(トルコ系住民)からなるスルターン・ムラード旅団と交戦の末、同地を制圧した。


AFP, February 21, 2016、AP, February 21, 2016、ARA News, February 21, 2016、Champress, February 21, 2016、al-Hayat, February 22, 2016、Iraqi News, February 21, 2016、Kull-na Shuraka’, February 21, 2016、al-Mada Press, February 21, 2016、Naharnet, February 21, 2016、NNA, February 21, 2016、Reuters, February 21, 2016、SANA, February 21, 2016、UPI, February 21, 2016などをもとに作成。

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米・ロシア外相は、シリアでの戦闘停止態勢の基準に関して「暫定的に原則合意」(2016年2月21日)

RT(2月21日付)によると、ロシア外務省は声明を出し、セルゲイ・ラブロフ外務大臣とジョン・ケリー米国務長官が、ミュンヘンでのISSG(国際シリア支援グループ)外相会合での合意に従い、シリアでの戦闘停止態勢の基準に関して合意に達したと発表した。

合意は、21日晩に行われたラブロフ外務大臣とケリー国務長官の2度にわたる電話会談で成立、両外相はそれぞれ、ヴラジミール・プーチン大統領とバラク・オバマ大統領に内容の報告を行っているという。

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ジョン・ケリー米国務長官は、ヨルダンのナースィル・ジャウダ外務大臣との会談後の記者会見で、シリア国内での戦闘停止に関して、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣との間で「敵対行為を停止することで暫定的に原則合意し、数日中に(停戦を)開始できる」と述べた。

また、バラク・オバマ米大統領とヴラジミール・プーチン大統領が近く、停戦実施に関して協議することになると付言した。

ケリー国務長官は「シリア人避難民や被害者への支援物資を届けるため、ロシア側に発砲停止と流血停止」を求めたとしたうえで、「交戦するすべての当事者は、国連安保理での合意に沿って、民間人を標的とした攻撃を停止しなければならない」と強調した。

AFP, February 21, 2016、AP, February 21, 2016、ARA News, February 21, 2016、Champress, February 21, 2016、al-Hayat, February 22, 2016、Iraqi News, February 21, 2016、Kull-na Shuraka’, February 21, 2016、al-Mada Press, February 21, 2016、Naharnet, February 21, 2016、NNA, February 21, 2016、Reuters, February 21, 2016、RT, February 21, 2016、SANA, February 21, 2016、UPI, February 21, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はシリア領内で18回の爆撃を実施(2016年2月20日)

米中央軍(CENTCOM)は、2月20日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して38回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は18回で、ハサカ市近郊(9回)、フール町近郊(5回)、ラッカ市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)、マンビジュ市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, February 21, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ県東部のザラーナ村一帯、ウンム・トゥライキーヤ村をダーイシュ(イスラーム国)から奪還する一方、シリア民主軍はハサカ県での攻勢を続ける(2016年2月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がザラーナ村一帯、ウンム・トゥライキーヤ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同地を制圧した。

またダーイシュの支配下にあるバーブ市、カッバースィーン村、ブザーア村が空爆を受けた。

一方、SANA(2月20日付)によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)を掃討し、火力発電所および同地周辺のトゥライキーヤ村、ザアラーナ村、ブラート村、タッル・アラム村、ミール・フスン村一帯を完全制圧した。

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ハサカ県では、ARA News(2月20日付)によると、有志連合の航空支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がマルカダ町に向けて進軍を続けた。

また、クッルナー・シュラカー(2月20日付)によると、有志連合がダーイシュ(イスラーム国)が潜伏するアブドゥルアズィーズ山にグザイル村を空爆し、民家14棟を破壊した。

一方、クッルナー・シュラカー(2月22日付)によると、有志連合がシャッダーディー市内でダーイシュ(イスラーム国)が拘置所として使用していた施設を空爆し、拘束されていた住民数十人が死亡した。

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ヒムス県では、SANA(2月20日付)によると、シリア軍がカルヤタイン市一帯、マハッサ地区南部一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月20日付)によると、シリア軍がマリーイーヤ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 20, 2016、AP, February 20, 2016、ARA News, February 20, 2016、Champress, February 20, 2016、al-Hayat, February 21, 2016、Iraqi News, February 20, 2016、Kull-na Shuraka’, February 20, 2016、February 21, 2016、al-Mada Press, February 20, 2016、Naharnet, February 20, 2016、NNA, February 20, 2016、Reuters, February 20, 2016、SANA, February 20, 2016、UPI, February 20, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がラタキア県、ダマスカス郊外県などで反体制武装集団との戦闘を続ける(2016年2月20日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、シリア人、アラブ系・アジア系民兵とともに、ロシア軍士官の指揮下で第1沿岸師団、シャーム自由人イスラーム運動、アンサール・シャーム、第2海外師団、トルキスターン・イスラーム党、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団とマフシャバー村、アイン・カンタラ村一帯で交戦し、同地を制圧した。

一方、SANA(2月20日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにアイン・カンタラ村、マフシャバー村、キンサッバー町周辺一帯、カトフ峰、タルーカシー峰、ワティー・スィンディヤーナ峰などで反体制武装集団を掃討し、同地を制圧、治安と安定を回復した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がラターミナ町一帯を10回以上にわたり、またムーリク市一帯を2回にわたり空爆した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がブスラー・シャーム市、サイダー町、アルマー町を砲撃、反体制武装集団と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がアルバイン市、タッル・ファルザート村、フーシュ・アシュアリー農場、フーシュ・サーリヒーヤ村、アフタリース農場、ハズラマー村、ウーターヤー町、ファダーイーヤ村、ナシャービーヤ町一帯を空爆した。

一方、ARA News(2月20日付)によると、アナトリア通信の特派員を名乗るマジド・ダイラーニー氏がダーライヤー市での戦闘を取材中に死亡した。

Kull-na Shuraka', February 20, 2016
Kull-na Shuraka’, February 20, 2016

他方、SANA(2月20日付)によると、シリア軍がバイト・ナーイム村、ウーターヤー町でジハード主義武装集団の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(2月20日付)によると、シリア軍がタマーニア町、カフルサジュナ村、アブー・ズフール町一帯で、ジュンド・アクサー機構やファトフ軍の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(2月20日付)によると、シリア軍がカフルズィーター市、ラターミナ町、アトシャーン村、ヒルブナフサ村、ラウダ村でシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるジハード主義武装集団の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(2月20日付)によると、シリア軍がティールマアッラ村、タルビーサ市でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(2月20日付)によると、シリア軍がダルアー市バジャービジャ地区などでシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 20, 2016、AP, February 20, 2016、ARA News, February 20, 2016、Champress, February 20, 2016、al-Hayat, February 21, 2016、Iraqi News, February 20, 2016、Kull-na Shuraka’, February 20, 2016、al-Mada Press, February 20, 2016、Naharnet, February 20, 2016、NNA, February 20, 2016、Reuters, February 20, 2016、SANA, February 20, 2016、UPI, February 20, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ市北西部の西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市などを越境砲撃する一方、トルコ領内から戦闘員がシリア領内に潜入(2016年2月20日)

アレッポ県では、ARA News(2月20日付)によると、トルコ軍が西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区の中心都市アフリーン市郊外のハマーム村、カルミーラク村、マアッルスィッカ村、ダイル・バッルート村、ジンディールス町、カフルジャンナ村、アルシュ・キーバール村、アフリーン市アシュラフィーヤ地区などを越境砲撃し、住民3人が負傷した。

またARA News(2月20日付)によると、トルコ軍の越境砲撃を受けるかたちで、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、スルターン・ムラード旅団、山地の鷹旅団、シャーム軍団などからなるジハード主義武装集団がアフリーン市郊外のダイル・バッルート村、ジンディールス町一帯に兵力を集中させ、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍への攻撃を準備しているという。

同地に結集している戦闘員の一部はトルコ領内から25輌の車輌に分乗し、シリア領内に潜入したという。

一方、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊主導がアレッポ市シャイフ・マクスード地区で、第16師団、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、反体制武装集団の砲撃などで住民3人が死亡、約30人が負傷した。

またアレッポ県北西部では、人民防衛隊主体のシリア民主軍がアイン・ダクナ村一帯で「米国の支援を受けた武装集団」を「米国製のTOW対戦車ミサイル」で攻撃し、戦闘員5人を殺傷した。

さらにシリア民主軍はタッル・リフアト市一帯でジハード主義武装集団と交戦し、後者の戦闘員2人が死亡した。

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同じく、アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機が、アレッポ市バニー・ザイド地区、ブスターン・バーシャー地区、アナダーン市、ハイヤーン町、バヤーヌーン町、マーリア市を空爆、同地一帯ではシリア軍と反体制武装集団が交戦した。

また、ARA News(2月20日付)によると、第16歩兵師団、第1中隊、アレッポ作戦司令室が、アレッポ市ブスターン・カスル地区、サラーフッディーン地区、ブスターン・バーシャー地区、アシュラフィーヤ地区でシリア軍と交戦した

これに対し、ARA News(2月20日付)によると、アレッポ作戦司令室、シャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線がタームーラ村のシリア軍拠点を攻撃した。

一方、SANA(2月20日付)によると、シリア軍がファーフ村、スーラーン・アアザーズ町、バウワービーヤ村、シュワイフナ村、アブー・シャイラム村、アレッポ市ラーシディン地区、ライラムーン地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, February 20, 2016、AP, February 20, 2016、ARA News, February 20, 2016、Champress, February 20, 2016、al-Hayat, February 21, 2016、Iraqi News, February 20, 2016、Kull-na Shuraka’, February 20, 2016、al-Mada Press, February 20, 2016、Naharnet, February 20, 2016、NNA, February 20, 2016、Reuters, February 20, 2016、SANA, February 20, 2016、UPI, February 20, 2016などをもとに作成。

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ウマイヤ・モスクの説教師「シリア軍とともに祖国を防衛するクルド人に敬意を表する」(2016年2月20日)

首都ダマスカス旧市街のウマイヤ・モスクでの金曜日の集団礼拝で、説教師のマアムーン・ラフマ師は、アレッポ県北西部でシリア軍とともに戦闘を続ける「クルド人住民」に謝意と敬意を表した。

ラフマ師は「シリア軍とともにアアザーズ、アレッポ、アレッポ県東部で我々の祖国を防衛するクルド人住民に敬意を表する」と述べた。

クッルナー・シュラカー(2月20日付)が伝えた。

AFP, February 20, 2016、AP, February 20, 2016、ARA News, February 20, 2016、Champress, February 20, 2016、al-Hayat, February 21, 2016、Iraqi News, February 20, 2016、Kull-na Shuraka’, February 20, 2016、al-Mada Press, February 20, 2016、Naharnet, February 20, 2016、NNA, February 20, 2016、Reuters, February 20, 2016、SANA, February 20, 2016、UPI, February 20, 2016などをもとに作成。

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リヤド最高交渉委員会委員長のヒジャーブ元首相は「国際社会がロシアの軍事行動停止を保障することを条件に停戦に応じると反体制武装集団が合意した」と発表(2016年2月20日)

リヤド最高交渉委員会の委員長を務めるリヤード・ヒジャーブ元首相は、国際社会がロシアの軍事行動停止を保障することを条件に停戦に応じると反体制武装集団が合意に達したと発表した。

ヒジャーブ元首相は「武装組織は、国際社会の仲介のもと、国際社会がロシア、イラン、宗派主義的民兵、傭兵が戦闘停止することを保障することを条件に、停戦に達する可能性があることを原則合意した」と述べた。

AFP, February 20, 2016、AP, February 20, 2016、ARA News, February 20, 2016、Champress, February 20, 2016、al-Hayat, February 21, 2016、Iraqi News, February 20, 2016、Kull-na Shuraka’, February 20, 2016、al-Mada Press, February 20, 2016、Naharnet, February 20, 2016、NNA, February 20, 2016、Reuters, February 20, 2016、SANA, February 20, 2016、UPI, February 20, 2016などをもとに作成。

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シリア国内での戦闘停止の目処が立たず、ISSG拡大会合が延期に(2016年2月20日)

スイスのジュネーブで予定されていたISSG(国際シリア支援グループ会合)拡大会合は、米・ロシアの代表が、シリア国内での停戦をめぐって合意に達したなかったことを受け延期された。

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はジョン・ケリー米国務長官と電話会見を行い、トルコ軍によるシリアへの越境砲撃への対応やミュンヘンでのISSG(国際シリア支援グループ)諸国の合意の履行などについて意見を交わした。

『ハヤート』(2月21日付)によると、この電話会談で、ケリー国務長官は、ロシア軍による「無差別空爆」に懸念を表明したという。

AFP, February 20, 2016、AP, February 20, 2016、ARA News, February 20, 2016、Champress, February 20, 2016、al-Hayat, February 21, 2016、Iraqi News, February 20, 2016、Kull-na Shuraka’, February 20, 2016、al-Mada Press, February 20, 2016、Naharnet, February 20, 2016、NNA, February 20, 2016、Reuters, February 20, 2016、SANA, February 20, 2016、UPI, February 20, 2016などをもとに作成。

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プーチン大統領「シリア紛争の政治的、外交的解決に向けた行動を続ける」(2016年2月20日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領は、「祖国防衛者の日」に合わせてクレムリンで演説し、「ロシア軍の活動はもっとも高く評価し得る」と述べ、シリアでの紛争の「政治的、外交的解決」に向けた行動を続けると表明した。

そのなかで「ロシア軍はシリアにおいて、民間人を救い、ロシアが敵とみなす者たちを殲滅している。彼らは勢力拡大の計画を隠すことなく、我が国の領内、そしてCIA領内で戦うとして、戦闘員を送り込もうとしている」としたうえで、「ロシア軍の活動はもっとも高い評価に値する。ロシア軍は困難な状況に置かれながらも、「テロとの戦い」に従事するシリア軍をはじめとする当事者を支援するために活動している」と賞賛した。

AFP, February 20, 2016、AP, February 20, 2016、ARA News, February 20, 2016、Champress, February 20, 2016、al-Hayat, February 21, 2016、Iraqi News, February 20, 2016、Kull-na Shuraka’, February 20, 2016、al-Mada Press, February 20, 2016、Naharnet, February 20, 2016、NNA, February 20, 2016、Reuters, February 20, 2016、SANA, February 20, 2016、UPI, February 20, 2016などをもとに作成。

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アサド大統領は戦闘停止の条件として、テロリストがその立場を強化せず、トルコなどがテロ支援を停止することを条件として提示(2016年2月20日)

アサド大統領はスペイン日刊紙『エル・パイス』(2月10日付、http://internacional.elpais.com/internacional/2016/02/20/actualidad/1455973003_241057.html)の単独インタビューに応じた。

インタビューは英語で行われ、英語全文(http://sana.sy/en/?p=70035)、アラビア語全文(http://www.sana.sy/?p=339402)、映像(https://youtu.be/MNLY5rbjarA)はSANAが配信した。

アサド大統領はインタビューのなかで、軍事作戦を停止するには「テロリスト」がそれに乗じて自らの立場を強化することと合わせて、トルコをはじめとする諸外国が「テロリスト」や武器の派遣、「テロリスト」へのあらゆる兵站支援を行うことを阻止することが求められると述べた。

またロシアとイランの支援がシリア軍の攻勢にとって本質的な役割を果たしていることを認めた。

SANA, February 20, 2016
SANA, February 20, 2016

 

インタビューにおけるアサド大統領の主な発言は以下の通り:

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「我々はシリア国内のいかなる地域においても制裁は科していない。特定の地域を制裁することと軍によって包囲することの間には違いがる…。(シリア軍が包囲を続けている)これらの地域における問題は、武装集団が人々の食糧や必需品を奪い、それらを戦闘員に与えたり、高値で住民に売っていることにある。政府としては、ラッカのようなダーイシュ(イスラーム国)支配地域であっても支援することを妨げてはいない」。

「(米国とロシアによる戦闘停止に向けた動きに関して)我々は用意ができていると発表した。しかし発表するだけの問題ではない。なぜなら相手も同じように発表するからだ。重要なのは現場で何をするかだ。停戦という言葉は…正確ではない。なぜなら、停戦は軍隊どうし、国どうしで行うものだからだ。(正確には)敵対行為の停止、作戦の停止になる。それはまず、発砲を停止することだが、より複雑で重要な要素もある。それは、テロリストが停戦であれ敵対的行為の停止であれ、自らの立場を強化するために利用するのを阻止することだ。また諸外国、とりわけトルコがさらなるテロリスト、武器、さらにはテロリストへのあらゆる兵站支援を行わないようにすることだ。この点に関する国連での決議、安保理での決議は実施されていない。停戦のための必要要件を提供しないというのであれば、それは安定に反するもので、シリアに混乱をもたらし、事実上の国家分裂をもたらす」。

「ダーイシュ、ヌスラ戦線、そしてアル=カーイダに属するそのほかのテロ組織に対してはもちろん(戦闘を続ける)。シリアとロシアは4つの組織を明言している。シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム軍、ヌスラ戦線、そしてダーイシュだ」。

「(アレッポ県北西部での戦闘に関して)それはトルコとテロ組織の間の道路を封鎖するためのものだ」。

「ロシアとイランの支援は我々の軍が前進するうえで本質的な意味をもっている…。あくまでも「仮に」こうした支援が必要な理由を問うとしたら、その理由はただ一つだろう。80カ国以上がテロリストをさまざまなかたちで支援し、その一部は資金を、兵站支援を、武器を、そして戦闘員勧誘を支援している。さまざまな国際会議で政治的な支援を行う国もある。もちろん、シリアは小国だ」。

「(イドリブ県マアッラト・ヌウマーン市の病院に対する空爆に関して)米国の一部の高官は誰がそれをやったか分からないといっている…。こうした矛盾した声明は米国によくあることだ。しかし実際に誰がそれを行ったのかを証明することはできない…。犠牲者に関して言うと、それはどの戦争においても問題だ。もちろん、私は無実の市民が我が国の紛争で犠牲となることを悲しいと感じている」。

「我々はロシアの攻撃が民間人を標的としていることを示す証拠を持っていない…。彼らは日々、テロリストの基地や標的を攻撃している。米国も同じことを行っているが、シリア北東部では多くの民間人が犠牲となっている」。

「我々はテロリストに対処するように、トルコやサウジアラビアと対処するつもりだ…。これらの国には政治的にも軍事的にもシリアに介入する権限はない。国際法違反だ。シリアの市民として唯一の選択肢は戦い、守ることだ…。トルコは砲撃を行う以前からテロリストを送り込んできた」。

「法律上、そして憲政上、国民や政府に対して機関銃を向ける者は誰であってもテロリストだ…。彼らが武器を放棄し、政治プロセスに参加すれば合法的になり得ただろう…。彼らが武器を放棄すれば…、我々は彼らを恩赦するし、過去2年間そうしており、この動きは加速している」。

「彼ら(2011年以前に投獄されてきた反体制派の指導者)はみなずっと前に出獄し、そのほとんどが反体制派となった」。

「サウジアラビアはテロリスト(外国人戦闘員)への最大の資金提供者だ。サウジアラビアは彼らを飛行機に乗せ、トルコに送り、そしてトルコからシリアに潜入させている」。

「(シリア政府支配下の地域で今後選挙を実施するかとの問いに対して)政府、挙国一致体制を樹立するのは自然なことだ。現政権が新憲法を準備すべきだ。もしシリアの将来について話し合うのであれば…、それは憲法に基づいて行われるべきだ。もちろん、シリア国民は新憲法をめぐって投票を行うべきだ…。憲法が制定されれば、前倒し選挙、つまり国会選挙も行われるべきだろう。大統領選挙について言及する者もいるだろう。シリア国民が選挙を望むのならば、行われるだろう…。私は権力の座にいることにはこだわらない。シリア国民が私に権力の座にいることを望めば、とどまるだろう。彼らが望まなければ、私には何もできない…。私はすぐにでも去らねばならない」。

「(シリアでの人権侵害を調査するための国連人権理事会調査委員会の報告に関して)それはカタールが10年以上にわたり作ってきたものに基づいており…、シリアに対するプロパガンダの一部だ…。彼らは出所が明らかでない情報を用いて、シリアを非難している」。

「難民が自分たちの国に帰れるようにするにはどのような行動がとられるべきか…。まずは、我々はテロに対処しなければならない。なぜならテロリストは人々を脅かすだけでなく、彼らが生活を送る上で必要なものを奪うからだ。第2に、西側諸国、とりわけ米国がシリアに対して科している制裁(の解除)だ」。

「武器供与を通じて民主主義がもたらされることはない…。民主主義は対話を通じて達成することはできるが、同時に民主主義に向けて社会の水準を向上させる必要がある。なぜなら、民主主義とは単に、憲法とか大統領とか法律などといったものではないからだ。これらは民主主義を達成するための道具、ないしは手段に過ぎない。真の民主主義は、社会そのものに根ざしていなければならない。どのように我々はお互いを受け入れ合うことができるか…。互いを受け入れ合えたときに、政治的にも互いを受け入れることができる。そしてこれが真の民主主義が生じる場所なのだ。つまり大統領をどうするかという問題ではない。彼ら(欧米諸国)は、問題を一個人の問題にすり替え、大統領が去れば、すべてが良くなる、と主張する。しかし、誰もそのようなことを受け入れることはできない」。

AFP, February 20, 2016、AP, February 20, 2016、ARA News, February 20, 2016、Champress, February 20, 2016、al-Hayat, February 21, 2016、Iraqi News, February 20, 2016、Kull-na Shuraka’, February 20, 2016、al-Mada Press, February 20, 2016、Naharnet, February 20, 2016、NNA, February 20, 2016、Reuters, February 20, 2016、SANA, February 20, 2016、UPI, February 20, 2016などをもとに作成。

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シリア人権監視団:過去16ヶ月間のシリア軍による爆撃での死者は民間人7,842人、反体制武装集団メンバー4,118人、ロシア軍の爆撃での死者は民間人1,653人、戦闘員1,089人(2016年2月20日)

シリア人権監視団は、過去16ヶ月間でシリア軍が実施した空爆回数が4万9,307回に達し、民間人7,842人が犠牲となったと発表した。

このうち2万7,735回がヘリコプターからの「樽爆弾」投下、2万1,572回が戦闘機による空爆だという。

犠牲となった民間人7,842人のうち子供は1,668人、女性は1,107人、男性は5,067人で、約4万人が負傷したという。

また民間人のほかにも、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線やダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を含む反体制武装集団メンバー4,118人が犠牲となったという。

一方、ロシア軍による空爆での死者数は民間人1,653人、戦闘員1,089人にのぼるという。

民間人のうち子供は402人、女性は230人、男性は1,021人で、戦闘員はヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党などの外国人戦闘員を含むという。

AFP, February 20, 2016、AP, February 20, 2016、ARA News, February 20, 2016、Champress, February 20, 2016、al-Hayat, February 21, 2016、Iraqi News, February 20, 2016、Kull-na Shuraka’, February 20, 2016、al-Mada Press, February 20, 2016、Naharnet, February 20, 2016、NNA, February 20, 2016、Reuters, February 20, 2016、SANA, February 20, 2016、UPI, February 20, 2016などをもとに作成。

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国連安保理でトルコによるシリアへの越境砲撃や「テロ支援」停止を求めるロシア提案の決議案が米英仏の反対で廃案に(2016年2月20日)

国連安保理で、トルコによるシリアへの越境砲撃、地上部隊派遣の脅迫、外国人テロリスト支援の停止を求める国連安保理決議案(ロシア提出)が審議されたが、米国、英国、フランスの反対によって廃案となった。

決議案では、トルコなどがシリアへの地上部隊派遣を準備していることに多大なる懸念を表明、シリアの主権尊重、越境砲撃の停止、地上部隊派遣計画の停止を求めるとともに、加盟国に対して、外国人テロリストのシリア領内への潜入阻止を呼びかけていた。

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は「決議案が拒否されたことに対して遺憾の意を表明する以外にない」としつつ、「シリアの安定と領土の統一性を保障するための政策を継続する」と述べた。

またロシアのヴラジミール・ヴォロンコフ国連副大使は、安保理が「プロパガンダの場と化した」としたうえで「決議案を拒否した国々はそれがロシアの案だというだけで拒否した」と非難し、「決議案は国連安保理での諸決議、ウィーンやミュンヘンでの合意に沿って、シリアでの地上部隊介入の試みを阻止する」ことをめざしていたと強調した。

一方、サマンサ・パワー米国連大使は、決議案を拒否した理由として「シリアでのロシア軍の空爆に対する見方を無実化し、国連安保理決議第2254号の不履行を招く」からだと述べた。

トルコのハレド・シャフィク国連大使は会合後の記者会見で、「トルコは、有志連合に参加するか、国連安保理決議が定めなければ、シリアへの単独での介入を行うと決定することはない」としたうえで、シリア領内への越境砲撃が国際法に準じた「自衛行為」だと述べた。

また「トルコはシリア領内から発砲を受けており、我々は適切なかたちでそれに報復している」と主張した。

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EU各国首脳は、ブリュッセルでの首脳会議後に共同声明を出し、シリア政府とその同盟者に対してテロリストでない反体制組織への攻撃を直ちに停止」するよう求め、こうした攻撃が「和平の可能性を脅かし、ダーイシュ(イスラーム国)を利し、難民危機を増大させる」と警鐘を鳴らした。

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フランスのフランソワ・オランド大統領は声明を出し、シリア軍と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が包囲するアレッポ市の人道状況に懸念を表明した。

AFP, February 20, 2016、AP, February 20, 2016、ARA News, February 20, 2016、Champress, February 20, 2016、al-Hayat, February 21, 2016、Iraqi News, February 20, 2016、Kull-na Shuraka’, February 20, 2016、al-Mada Press, February 20, 2016、Naharnet, February 20, 2016、NNA, February 20, 2016、Reuters, February 20, 2016、SANA, February 20, 2016、UPI, February 20, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はシリア領内で9回の爆撃を実施(2016年2月19日)

米中央軍(CENTCOM)は、2月19日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して25回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は9回で、ハサカ市近郊(4回)、アイン・イーサー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、マンビジュ市近郊(3回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, February 20, 2016などをもとに作成。

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サウジアラビアのジュバイル外務大臣「「穏健な反体制派」に地対空ミサイルが供与されれば、現地のパワー・バランスは変わる」(2016年2月19日)

サウジアラビアのアーディル・ジュバイル外務大臣は『シュピーゲル』(2月19日付)のインタビューに応じ、そのなかで「我々は地対空ミサイルをシリアに導入することで、現地のパワー・バランスが変化すると信じている。それによって、「穏健な反体制派」は、化学兵器を投下、絨毯爆撃を行うヘリコプターや戦闘機を無力化できる。(米国が)アフガニスタンに地対空ミサイルを供与し、現地のパワーバランスを変化させたときと同じようにだ。このことは慎重に検討されなければならない。なぜなら、そうした兵器が悪の手に落ちないようにしなければならないからだ」と述べた。

Die Spiegel, February 19, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がダイル・ザウル市一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦を続ける(2016年2月19日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がブガイリーヤ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦する一方、航空機(所属不明)がダイル・ザウル市に支援物資を投下した。

一方、SANA(2月19日付)によると、シリア軍がブガイリーヤ村、ジュナイナ村・ムハイミーダ村街道、アイヤーシュ村、フサイニーヤ町、ジュナイナ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点、車輌を空爆などで攻撃し、複数の戦闘員を殺傷した。

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ヒムス県では、SANA(2月19日付)によると、シリア軍が、タドムル市西部郊外三角地帯、シャーイル村一帯、スード丘などでダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がクワイリス航空基地に近いジュッブ・ガブシャ村でシリア軍に対して自爆攻撃を行った。

AFP, February 19, 2016、AP, February 19, 2016、ARA News, February 19, 2016、Champress, February 19, 2016、al-Hayat, February 20, 2016、Iraqi News, February 19, 2016、Kull-na Shuraka’, February 19, 2016、al-Mada Press, February 19, 2016、Naharnet, February 19, 2016、NNA, February 19, 2016、Reuters, February 19, 2016、SANA, February 19, 2016、UPI, February 19, 2016などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県東グータ地方で活動するアジュナード・シャーム・イスラーム連合がラフマーン軍と完全統合(2016年2月19日)

ダマスカス郊外県東グータ地方などで活動するアジュナード・シャーム・イスラーム連合は声明を出し、同じく同地で活動を続けるラフマーン軍と完全統合したと発表した。

これにより、アジュナード・シャーム・イスラーム連合は解体し、そのメンバーはラフマーン軍の傘下で活動を継続する。

AFP, February 19, 2016、AP, February 19, 2016、ARA News, February 19, 2016、Champress, February 19, 2016、al-Hayat, February 20, 2016、Iraqi News, February 19, 2016、Kull-na Shuraka’, February 19, 2016、al-Mada Press, February 19, 2016、Naharnet, February 19, 2016、NNA, February 19, 2016、Reuters, February 19, 2016、SANA, February 19, 2016、UPI, February 19, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍が有志連合の支援を受け、ハサカ県最後のダーイシュ(イスラーム国)の拠点シャッダーディー市を制圧するとともに、ユーフラテス川東岸のティシュリーン・ダム一帯でダーイシュと交戦(2016年2月19日)

ハサカ県では、ARA News(2月19日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が米軍主導の有志連合の航空支援を受け、県南部のダーイシュ(イスラーム国)の最後の主要拠点シャッダーディー市を制圧した。

これに関して、SANA(2月19日付)は、「部族戦闘員と人民防衛諸集団」が、シャッダーディー市東部地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同地一帯を制圧したと報じた。

複数の住民筋によると、「部族戦闘員と人民防衛諸集団」はシャッダーディー市に突入し、ダーイシュとの交戦の末に同地を制圧したという。

ただし、SANAは「部族戦闘員と人民防衛諸集団」が西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍かどうかは明言していない。

また、ARA News(2月19日付)によると、有志連合のシャッダーディー市に対する空爆で、ダーイシュの女性メンバーからなる広報部門の一つ「ハンサー電子大隊」のリーマー・ジュライシュ女史(サウジアラビア人)が死亡した。

なお、シリア人権監視団は、シリア民主軍が、有志連合の航空支援を受けて、シャッダーディー市一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続け、同市の北約5キロの地点に到達、またイラクのモスル方面にいたる街道とラッカ市にいたる街道を封鎖し、シャッダーディー市への兵站路を遮断、同市北部のクバイバ油田一帯を制圧したと発表していた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ユーフラテス川河畔のティシュリーン・ダム一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、ダーイシュ戦闘員18人が死亡した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合と思われる戦闘機が、ダーイシュ(イスラーム国)の中心拠点ラッカ市のヌール通り一帯を空爆し、カリフ軍司令官のイラク人と思われる幹部1人を殺害した。

AFP, February 19, 2016、AP, February 19, 2016、ARA News, February 19, 2016、Champress, February 19, 2016、al-Hayat, February 20, 2016、Iraqi News, February 19, 2016、Kull-na Shuraka’, February 19, 2016、al-Mada Press, February 19, 2016、Naharnet, February 19, 2016、NNA, February 19, 2016、Reuters, February 19, 2016、SANA, February 19, 2016、UPI, February 19, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はラタキア県北部などで反体制武装集団との戦闘を続ける(2016年2月19日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がクルド山、トルクメン山一帯でジハード主義武装集団との戦闘を続けた。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャウバル地区を攻撃した。

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ヒムス県では、ARA News(2月19日付)によると、ロシア軍がハルムーズ村を空爆し、女性1人を含む4人が死亡した。

一方、SANA(2月19日付)によると、シリア軍がジャッブーリーン村、サーキヤト・アースィー村、バイト・マンスール丘一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ハーッラ市およびハーッラ丘一帯でのシリア軍との戦闘で反体制武装集団戦闘員3人が死亡した。

シリア軍はまた、フラーク市、カフルシャムス町一帯を砲撃、またカフル・ナースィジュ村を「樽爆弾」で空爆した。

AFP, February 19, 2016、AP, February 19, 2016、ARA News, February 19, 2016、Champress, February 19, 2016、al-Hayat, February 20, 2016、Iraqi News, February 19, 2016、Kull-na Shuraka’, February 19, 2016、al-Mada Press, February 19, 2016、Naharnet, February 19, 2016、NNA, February 19, 2016、Reuters, February 19, 2016、SANA, February 19, 2016、UPI, February 19, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県北西部に最大規模の越境爆撃を行うなか、YPG主体のシリア民主軍とシリア軍はアレッポ市への包囲を強化(2016年2月19日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が制圧したアアザーズ市周辺の農村地帯、マンナグ航空基地、タッル・リフアト市、アルカミーヤ村、マルアナーズ村、マーリキーヤ村に対して、これまで最大規模となる越境砲撃を行った。

トルコ軍はまた、西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区の中心都市アフリーン市郊外のジンディールス町一帯に対しても激しい越境砲撃を続けた。

これに対して、人民防衛隊はアレッポ市バニー・ザイド地区、ブスターン・バーシャー地区、シャイフ・マクスード地区一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

またシリア軍、国防隊、クドス旅団(パレスチナ人)は、そしてアレッポ市西部郊外の「ファミリー・ハウス」一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

ARA News(2月19日付)によると、シリア軍はさらに、アブティーン村、フーバル村一帯、アイス村などアレッポ市南部郊外でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, February 19, 2016、AP, February 19, 2016、ARA News, February 19, 2016、Champress, February 19, 2016、al-Hayat, February 20, 2016、Iraqi News, February 19, 2016、Kull-na Shuraka’, February 19, 2016、al-Mada Press, February 19, 2016、Naharnet, February 19, 2016、NNA, February 19, 2016、Reuters, February 19, 2016、SANA, February 19, 2016、UPI, February 19, 2016などをもとに作成。

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シャアバーン大統領府政治報道補佐官「YPGはシリアの部隊」(2016年2月19日)

ブサイナ・シャアバーン大統領府政治報道補佐官は、RT(2月19日付)のテレビ取材に応じ、そのなかで西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が「シリアの部隊である」と述べた。

シャアバーン補佐官は「我々は常に政治的解決に向かって進んできた。なぜなら、あらゆる問題解決が政治的解決をもって終わねばならないからだ。しかし、我々は同時に、テロ撲滅を計画している。この二つは相補的で、決して矛盾するものではない」と述べる。

またジュネーブ3会議をめぐっては「サウジアラビアが作り出した代表団(リヤド最高交渉委員会が任命した代表団)は、サウジアラビアの指示に従い、シリア国民と無関係なまま、人道支援、停戦について云々している」と批判、「シリア人どうしの対話を通じてすべての問題がテーブルのうえに提示されねばならない」と強調した。

一方、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊に関して、シャアバーン補佐官は「シリアの部隊であり、シリア社会のすべての階層がテロとの戦いに参加している。これはシリア軍、人民防衛隊、そしてロシア軍との協力のもとに行われている」と述べた。

そのうえで「クルド人などにスポットライトを当てているのはクルドだ。なぜならクルドはこの件で問題を抱えているからだ。我々にとっては何の問題もない。重要なのは、クルド人がシリアの一部、シリアの国土そして国民の一部をなしていることだ」と強調した。

AFP, February 19, 2016、AP, February 19, 2016、ARA News, February 19, 2016、Champress, February 19, 2016、al-Hayat, February 20, 2016、Iraqi News, February 19, 2016、Kull-na Shuraka’, February 19, 2016、al-Mada Press, February 19, 2016、Naharnet, February 19, 2016、NNA, February 19, 2016、Reuters, February 19, 2016、SANA, February 19, 2016、UPI, February 19, 2016などをもとに作成。

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トルコのエルドアン大統領は、米国がPYDへの支援を続ければ、ダーイシュ(イスラーム国)に対する爆撃で有志連合が使用するインジルリク空軍基地を封鎖すると脅迫(2016年2月19日)

『ハヤート』(2月20日付)は、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領がバラク・オバマ米大統領との電話会談で、民主統一党への支援を行わないよう「警告」するとともに、支援が継続された場合、インジルリク空軍基地を閉鎖すると「脅迫」したと伝えた。

インジルリク軍事基地は、米国主導の有志連合がシリアでのダーイシュ(イスラーム国)空爆に使用している基地。

AFP, February 19, 2016、AP, February 19, 2016、ARA News, February 19, 2016、Champress, February 19, 2016、al-Hayat, February 20, 2016、Iraqi News, February 19, 2016、Kull-na Shuraka’, February 19, 2016、al-Mada Press, February 19, 2016、Naharnet, February 19, 2016、NNA, February 19, 2016、Reuters, February 19, 2016、SANA, February 19, 2016、UPI, February 19, 2016などをもとに作成。

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クルディスタン自由の鷹が声明を出し、トルコ政府がYPGの関与を断定したアンカラでの自爆テロへの関与を認める(2016年2月19日)

クルディスタン自由の鷹(Teyrenbaze Azadiya Kurdistan、TAK)は、17日のアンカラでの自爆テロの犯行を認める声明を発表した。

インターネットを通じて発表された犯行声明において、クルディスタン自由の鷹は、「アンカラへの攻撃は、南東部ジズレ市の住民に対するトルコ軍の残酷な殺戮への報復」だと主張し、自爆テロがレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の政策に対する報復と位置づけた。

またまた実行犯がヴァン市出身の26歳の若者でアブドュルバキ・ソンメズ氏であると発表した。

トルコ政府は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊メンバーが関与しているとの嫌疑をかけ、シリア北部出身のサーリフ・ナッジャール氏なる人物が実行犯だと喧伝していた。

TAKはクルディスタン労働者党(PKK)の分派とされる組織で、2004年から活動を本格化した。

米国、英国、EUは同組織をテロ組織に指定している。

AFP, February 19, 2016、AP, February 19, 2016、ARA News, February 19, 2016、Champress, February 19, 2016、al-Hayat, February 20, 2016、Iraqi News, February 19, 2016、Kull-na Shuraka’, February 19, 2016、al-Mada Press, February 19, 2016、Naharnet, February 19, 2016、NNA, February 19, 2016、Reuters, February 19, 2016、SANA, February 19, 2016、UPI, February 19, 2016などをもとに作成。

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ロシアは、トルコのシリアに対する越境砲撃に対処するための安保理決議案を提出(2016年2月19日)

ロシアのヴィタリー・チュルキン国連大使は、トルコ軍によるシリア領内(アレッポ県北西部)への越境砲撃と地上部隊派遣の意思表明への対応を協議するための国連安保理会合の開催を要請し、「シリアの主権侵害を侵害し、その統合を脅かす行為を停止」するための安保理決議案を回付した。

『ハヤート』(2月20日付)などが伝えた。

AFP, February 19, 2016、AP, February 19, 2016、ARA News, February 19, 2016、Champress, February 19, 2016、al-Hayat, February 20, 2016、Iraqi News, February 19, 2016、Kull-na Shuraka’, February 19, 2016、al-Mada Press, February 19, 2016、Naharnet, February 19, 2016、NNA, February 19, 2016、Reuters, February 19, 2016、SANA, February 19, 2016、UPI, February 19, 2016などをもとに作成。

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ロシアのチュルキン国連大使「アサド大統領の発言はロシアが行っている外交努力に合致していない」(2016年2月19日)

ロシアのヴィタリー・チュルキン国連大使は『コメルサント』(2月19日付)のインタビューのなかで、2月12日のAFPのインタビューでのアサド大統領の発言に関して、個人的な見解だとしつつ「ロシアが行っている外交努力に合致していない」と批判した。

チュルキン国連大使はまず「トルコとサウジアラビアの支援を受ける非妥協的な反体制派は依然として、ダマスカスを破壊できると確信している。これが紛争が続く理由の一つだ。私は彼ら、そして彼らを支援する者たちが政治的解決が必要だと言うことを理解することを願っている。米国はすでにこのことを理解している」と述べた。

続いて、アサド政権の姿勢、とりわけ12日のアサド大統領の発言に関して、チュルキン国連大使は「ロシアは政治的、外交的、そして軍事的にこの紛争に極めて真摯に対処してきた。我々はこのことをアサド大統領に考慮して欲しい」としたうえで、「ロシアが行っている外交努力に合致していない…。彼ら(シリア政府)がいかなる停戦も不要で、完全勝利のための戦闘を必要だと考え続けるのであれば、この紛争は非常に長く続くことになる。そのことを考えただけて恐ろしくなる」と述べ、アサド大統領の発言を批判した。

しかし、チュルキン国連大使は「我々は(アサド大統領の)こうした発言を過度に重要視したり、ドラマチックに扱うべきではない…。我々は…彼が最終的に何をするかということから判断を下すべきだ…。シリア政府は、ミュンヘンでのISSG(国際しりあ支援グループ)諸国の合意がシリアにとって特筆すべき機会であることを理解している」と述べた。

アサド大統領は「我々にできるかできないかはともかく、これ(シリア全土の奪還)は、我々が躊躇せずにめざしている目標だ。一部を放棄するなどと言うこと自体非論理的だ…」と付言した。

AFP, February 19, 2016、AP, February 19, 2016、ARA News, February 19, 2016、Champress, February 19, 2016、al-Hayat, February 20, 2016、Iraqi News, February 19, 2016、Kommersant, February 19, 2016、Kull-na Shuraka’, February 19, 2016、al-Mada Press, February 19, 2016、Naharnet, February 19, 2016、NNA, February 19, 2016、Reuters, February 19, 2016、SANA, February 19, 2016、UPI, February 19, 2016などをもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表「2月25日のジュネーブ3会議再開は現実的に不可能」(2016年2月19日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表は『スヴェンスカ・ダグブラデト』(2月19日付)のインタビューに応じ、そのなかで2月25日に再開が予定されているジュネーブ3会議に関して「2月25日にジュネーブで新たな交渉を呼びかけることは現実的に可能ではない」と述べた。

デミストゥラ特別代表はしかし、「我々は近くそれを実施するつもりだ…。我々は招聘状を準備し、送付するまであと10日必要だ…。交渉は人道支援が続けられ、停戦にいたるのであれば、成功するだろう…。我々の希望は全壊は失われた。だから今はよりプタグマティックな政策をとろうとしている」と付言した。

また「我々は交渉のための交渉ではなくて、真の和平交渉を必要としている。米国とロシアは今こそ戦闘停止案に合意すべきだ」と強調した。

一方、トルコがアレッポ県北部での越境砲撃を激化させたことについては、「すべてを複雑にした」と批判、「紛争がシリア国境に拡大すれば、我々はそれを制御できなくなるかもしれない。我々はそのような事態を許してはならない」と述べた。

AFP, February 19, 2016、AP, February 19, 2016、ARA News, February 19, 2016、Champress, February 19, 2016、al-Hayat, February 20, 2016、Iraqi News, February 19, 2016、Kull-na Shuraka’, February 19, 2016、al-Mada Press, February 19, 2016、Naharnet, February 19, 2016、NNA, February 19, 2016、Reuters, February 19, 2016、SANA, February 19, 2016、Svenska Dagbladet, February 19, 2016、UPI, February 19, 2016などをもとに作成。

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米軍主導の有志連合はシリア領内で9回の爆撃を実施(2016年2月18日)

米中央軍(CENTCOM)は、2月18日にシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して21回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は9回で、ブーカマール市近郊(1回)、ハサカ市近郊(4回)、フール町近郊(1回)、ラッカ市近郊(1回)、マンビジュ市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

CENTCOM, February 19, 2016などをもとに作成。

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