シリア政府は国連がイドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所を通じて越境人道支援を継続することを許可(2023年7月13日)

バッサーム・サッバーグ国連シリア代表は国連安保理に宛てて書簡を提出、シリア政府が、越境(クロスボーダー)での人道支援を定めた国連安保理決議が失効したのを受けて、国連におよび関連機関に対して、シリア政府との完全なる協力と連携のもと、6ヵ月という期間限定で、イドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所を通じて越境人道支援を継続することを許可すると伝えた。

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サッバーグ国連代表は記者らに対して以下の通り述べた。

シリア政府は、国連とその関連機関がバーブ・ハワー国境通行所を利用して、シリア北西部で支援を必要としている民間人に対して人道支援を行うことを許可するという主権にかかる決定を行った。これはシリア政府との完全なる協力と連携のもと、7月13日から6ヵ月行われることになる。

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RIAノーヴォスチ(7月13日付)、RTアラビア語版(7月13日付)、AFP(7月13日付)などが伝えた。

AFP, July 13, 2023、ANHA, July 13, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 13, 2023、‘Inab Baladi, July 13, 2023、Reuters, July 13, 2023、RIA Novosti, July 13, 2023、RT Arabic, July 13, 2023、SANA, July 13, 2023、SOHR, July 13, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合が過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に13回にわたって違反したと発表(2023年7月13日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、米主導の有志連合が過去24時間に、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に13回にわたって違反したことを確認したと発表した。

違反は、無人航空機(ドローン)によるもの。

グリノフ副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)では、F-15戦闘機2機、F-16戦闘機3機、ラファール戦闘機2機による領空侵犯が10件発生したと付言した。

RIAノーヴォスチ通信(7月13日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 13, 2023をもとに作成。

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ボレルEU外務・安全保障政策上級代表は越境(クロスボーダー)での人道支援の延長にかかる決議案の採決でロシアが拒否権を発動したことに遺憾の意を表明(2023年7月12日)

ジョセップ・ボレルEU外務・安全保障政策上級代表は、越境(クロスボーダー)での人道支援の延長にかかる決議案が、11日の国連安保理でロシアの拒否権発動によって否決されたことに遺憾の意を表明した。

また、シリア政府と国連の間でアレッポ県のバーブ・サラーム国境通行所とラーイー村北に設置されている通行所を通じた支援が8月13日まで延長されていることについて歓迎の意を示す一方、短期間の通行所開放では、シリア北西部への効果的な支援は行えないと警鐘を鳴らした。

AFP, July 13, 2023、ANHA, July 13, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 13, 2023、‘Inab Baladi, July 13, 2023、Reuters, July 13, 2023、SANA, July 13, 2023、SOHR, July 13, 2023などをもとに作成。

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シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル県のユーフラテス川東岸の住民が米軍の占領に抗議するデモ(2023年7月12日)

ダイル・ザウル県では、SANA(7月12日付)によると、ダイル・ザウル市の対岸(ユーフラテス川東岸)に位置するサーリヒーヤ町で、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川東岸の7町村の住民らが、米軍による占領に抗議するデモを行った。

デモは、米軍が駐留するダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配地から数メートルしか離れていないサーリヒーヤ通行所(サーリヒーヤ橋)前で行われ、ファーディル・ナッジャール県知事、バアス党ダイル・ザウル支部指導部のラーイド・ガドバーン書記長らがも参加した。




これに関して、シリア人権監視団は、デモがバアス党ダイル・ザウル支部によって組織されたとしたうえで、シリア軍が学生や公務員といった民間人を脅迫するなどして圧力をかけ、デモに参加させたと発表した。

AFP, July 12, 2023、ANHA, July 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 12, 2023、‘Inab Baladi, July 12, 2023、Reuters, July 12, 2023、SANA, July 12, 2023、SOHR, July 12, 2023などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県バーブ市郊外でシリア国民軍に所属する第50師団アフラール・タウヒードの車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、メンバー1人死亡、2人負傷(2023年7月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域内のバーブ市郊外のニウマーン交差点近くで、シリア国民軍に所属する第50師団アフラール・タウヒードの車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、メンバー1人が死亡、2人が負傷した。

AFP, July 12, 2023、ANHA, July 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 12, 2023、‘Inab Baladi, July 12, 2023、Reuters, July 12, 2023、SANA, July 12, 2023、SOHR, July 12, 2023などをもとに作成。

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トルコ当局は過去48時間の間にアレッポ県バーブ・サラーマ国境通行所を通じてシリア難民約300人を強制出国させる(2023年7月12日)

シリア人権監視団によると、トルコ当局は過去48時間の間に、アレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所を通じてシリア難民約300人をトルコ領内からトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域に強制出国させた。

AFP, July 12, 2023、ANHA, July 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 12, 2023、‘Inab Baladi, July 12, 2023、Reuters, July 12, 2023、SANA, July 12, 2023、SOHR, July 12, 2023などをもとに作成。

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シリア中央銀行は1米ドル=9,200シリア・ポンド、1ユーロ=10,150.36シリア・ポンドに引き下げたと発表(2023年7月12日)

シリア中央銀行は、12日付の送金為替速報で、1米ドル=9,200シリア・ポンド、1ユーロ=10,150.36シリア・ポンドに引き下げたと発表した。

SANA(7月12日付)が伝えた。

AFP, July 12, 2023、ANHA, July 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 12, 2023、‘Inab Baladi, July 12, 2023、Reuters, July 12, 2023、SANA, July 12, 2023、SOHR, July 12, 2023などをもとに作成。

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シリア軍とシャーム解放機構など「決戦」作戦司令室がアレッポ県、イドリブ県、ハマー県、ラタキア県で交戦(2023年7月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるワサータ村、カスル村、カフル・アンマ村を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構はシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カフル・ウワイド村、アーフィス村、ルワイハ村、サーン村を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるミラージャ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、シャーム解放機構の支配下にあるジスル・シュグール市では、国立病院近くにある反体制諸派の武器弾薬庫が爆発した。

同監視団によると、この爆発で、「トルキスタン人」(中国新疆ウィグル自治区出身者)のジハード主義者3人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるサルマーニーヤ村、ドゥワイル・アクラード村、ズィヤーラ町、アンカーウィー村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるフドル丘、カッバーナ村一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、イナブ・バラディー(7月12日付)によると、タファス市で2回の爆発が発生した。

2回の爆発のうち1回は、元反体制武装集団の司令官で2022年に殺害されたハルドゥーン・ズウビー氏の自宅を狙ったものだという。

また、シリア人権監視団によると、マハッジャ町で正体不明の武装集団が治安機関に協力する男性1人を銃で撃って殺害した。

AFP, July 12, 2023、ANHA, July 12, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 12, 2023、‘Inab Baladi, July 12, 2023、Reuters, July 12, 2023、SANA, July 12, 2023、SOHR, July 12, 2023、July 13, 2023などをもとに作成。

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ロシア連邦保安局はハバロフスク地方コムソモリスク・ナ・アムーレ市でシャーム解放機構の共謀者とされる中央アジア出身者を含むテロ細胞を摘発(2023年7月12日)

ロシア連邦保安局はロシア東部のハバロフスク地方コムソモリスク・ナ・アムーレ市で、シャーム解放機構の共謀者とされる中央アジア出身者を含むテロ細胞を摘発、シリアで活動する過激派との通信に使用されたSNSのデータなどを押収したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(7月12日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 12, 2023をもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合が過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に10回違反したと発表(2023年7月12日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、米主導の有志連合が過去24時間に、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に10回違反したことを確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(7月12日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 12, 2023をもとに作成。

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国連安保理で越境(クロスボーダー)人道支援の期間延長を定めたスイス・ブラジル提出の決議案とロシア提出の決議案がいずれも廃案に(2023年7月11日)

トルコからの越境(クロスボーダー)人道支援や、政府支配地からの境界経由(クロスライン)の人道支援、早期復旧プログラムの推進などを定めた国連安保理決議第2672号(2023年1月9日採択、7月10日執行)を延長するための会合が国連安保理で開かれた。

会合では、スイスとブラジルが提出した決議案と、ロシアが提出した決議案の採決が行われた。

いずれの決議案もイドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所経由での越境での支援の期間の延長を定めたもの。

スイス・ブラジル案は当初、延長期間を12ヵ月(2024年7月10日)としていたが、9ヵ月(2023年4月10日)に短縮して採決が行われた。

一方、ロシア案は、延長期間を6ヵ月(2023年1月10日)と定めていた。

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決議に先立って、スイス・ブラジル案を提出したブラジルのセルジオ・フランカ・ダネーゼ大使は、期間短縮した決議案について、多くの国の立場を反映した妥協案だとして、共通点を模索し続けたいとの決意を表明した。

また、日本の志野光子大使、モザンビークのペドロ・コミサリオ・アフォンソ大使も、長期間での更新が好ましいとしつつも、この妥協案への支持を表明した。

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以上の発言などを受け、スイス・ブラジル案の採決が行われ、常任理事国の英米仏と非常任理事国10ヵ国が賛成票を投じたが、中国が棄権、ロシアが拒否権を発動し、廃案となった。

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スイス・ブラジル案の否決を受けて、米国のリンダ・トーマス=グリーンフィールド大使は、ロシアの拒否権発動について、「シリア国民と本理事会にとって悲しい瞬間だ」としたうえで、国際社会とシリア国民に対して「不当なことを正当化した」ことについて答えねばならないと指弾した。

一方、ロシアのワシーリー・ネヴェンジャ国連大使は、西側諸国が提出した決議案について、シリア国民の利益を無視したもので、越境での支援の仕組みを利用して、イドリブ県のテロリストへの支援拡充を狙ったものだと非難、越境での人道支援がなくても、シリア政府との調整を通じて支援は可能だと主張した。

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以上の発言などを経て、ロシア案の採決が行われ、ロシアと中国が賛成、米英仏が反対、非常任理事国10ヵ国は棄権し、同じく廃案となった。

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ロシア案の否決を受けて、中国の張軍大使は、越境での支援があくまでも暫定的な措置だとしつつ、決議案が否決されたことに遺憾の意を示した。

フランスのニコラス・デ=リヴィエール大使は、ロシアの決議案が定める6ヵ月という期間延長が、冬季の支援を不確実なものにすると異論を唱え、英仏もこれに呼応した。

シリアのバッサーム・サッバーグ国連代表は、境界経由(クロスライン)での支援と早期復旧プロジェクトの推進の必要を強調するとともに、米国とEUの一方的な制裁が人道支援を阻害していると非難した。

そのうえで、6ヵ月の期間延長によって支援のあり方にかかる評価プロセスが可能になるとしたうえで、スイスとブラジルが提出した決議案が、シリア国民の希望を反映しておらず、越境での支援によって政治的圧力が生じ、シリアを脅迫するために利用されていると非難した。

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国連のアントニオ・グテーレス事務総長は声明(SG/SM/21871)を出し、決議案が否決されたことに失望の意を示した。

AFP, July 11, 2023、ANHA, July 11, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 11, 2023、‘Inab Baladi, July 11, 2023、Reuters, July 11, 2023、RIA Novosti, July 11, 2023、SANA, July 11, 2023、SOHR, July 11, 2023などをもとに作成。

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外務在外居住者省は米国がクラスター弾のウクライナへの供与を決定したことを非難(2023年7月11日)

外務在外居住者省は声明を出し、米国が国際法上禁止されているクラスター弾のウクライナへの供与を決定したことに関して、「殺戮と破壊を増長することが狙いで、非道徳、偽善的な政策で、責任感を欠いており、ロシアに対する戦争を長期化しようとするもの」と非難した。

SANA(7月11日付)が伝えた。

AFP, July 11, 2023、ANHA, July 11, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 11, 2023、‘Inab Baladi, July 11, 2023、Reuters, July 11, 2023、SANA, July 11, 2023、SOHR, July 11, 2023などをもとに作成。

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シャーム解放機構がイドリブ県、アレッポ県各所で逮捕者の自宅を強襲、住民がこれに抗議するデモを行う(2023年7月11日)

シリア人権監視団、イナブ・バラディー(7月11日付)によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県のアティマ村近郊の国内避難民(IDPs)キャンプ(アティマ・キャンプ)、アレッポ県のサッハーラ村で女性らが抗議デモを行い、同機構による住民の逮捕者、住居への不法侵入、強制捜査、「口封じ」政策に抗議、逮捕者の釈放を求めた。

アティマ村とサッハーラ村では、11日、シャーム解放機構の総合治安機関が、カッリー町とサッハーラ村で逮捕者が所有する住宅複数棟を強襲し、強制捜査を行っており、デモはこれに抗議するもの。

これに対して、シリア人権監視団によると、総合治安機関は、イドリブ県カッリー町出身でイスラーム解放党メンバーの若い男性2人を、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の支配に反対し、シャーム解放機構の収容所に拘留されている逮捕者の釈放を求める抗議デモに参加した容疑で逮捕した。

逮捕された場所は不明。

AFP, July 11, 2023、ANHA, July 11, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 11, 2023、‘Inab Baladi, July 11, 2023、Reuters, July 11, 2023、SANA, July 11, 2023、SOHR, July 11, 2023などをもとに作成。

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トルコ当局はアレッポ県バーブ・サラーマ国境通行所を通じてシリア難民約200人を強制出国(2023年7月11日)

シリア人権監視団によると、トルコ当局は10日夜から11日にかけて、アレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所を通じてシリア難民約200人をトルコ領内からトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域に強制出国させた。

AFP, July 11, 2023、ANHA, July 11, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 11, 2023、‘Inab Baladi, July 11, 2023、Reuters, July 11, 2023、SANA, July 11, 2023、SOHR, July 11, 2023などをもとに作成。

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ダルアー県でシリア軍・治安機関の合同パトロール部隊が街道に仕掛けられていた爆弾の爆発に巻き込まれ、兵士1人死亡(2023年7月11日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、首都ダマスカスとダルアー市を結ぶ街道に仕掛けられていた爆弾が爆発し、シリア軍と治安機関の合同パトロール部隊の兵士1人が死亡、2人が負傷した。

またカフルシャムス町では、正体不明の武装集団が軍事情報局傘下の地元民兵のメンバー1人を銃で撃ち殺害した。

さらに、ナワー市では総合情報部の治安研究部門の責任者が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県西部の第46中隊近くで救急ボランティアのメンバーが乗った車をミサイルで攻撃し、1人が死亡した。

AFP, July 11, 2023、ANHA, July 11, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 11, 2023、‘Inab Baladi, July 11, 2023、Reuters, July 11, 2023、SANA, July 11, 2023、SOHR, July 11, 2023などをもとに作成。

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米主導の有志連合の貨物車輌など60輌からなる車列と40輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に相次いで進入(2023年7月11日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など60輌からなる車列と40輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に相次いで進入し、県内各所の米軍基地に向かった。

AFP, July 11, 2023、ANHA, July 11, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 11, 2023、‘Inab Baladi, July 11, 2023、Reuters, July 11, 2023、SANA, July 11, 2023、SOHR, July 11, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県北部とアレッポ県北部を砲撃(2023年7月11日)

ハサカ県では、ANHA(7月11日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のカブール・ガラージナ村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(7月11日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のバイナ村を砲撃した。

また、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とシリア国民軍がカフルハーシル村一帯で砲撃戦を行った。

AFP, July 11, 2023、ANHA, July 11, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 11, 2023、‘Inab Baladi, July 11, 2023、Reuters, July 11, 2023、SANA, July 11, 2023、SOHR, July 11, 2023などをもとに作成。

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シリア・アラブ航空はイラクのナジャフ国際空港とダマスカス国際空港を結ぶ定期旅客便を再開すると発表(2023年7月11日)

シリア・アラブ航空はイラクのナジャフ国際空港とダマスカス国際空港を結ぶ定期旅客便を再開すると発表した。

定期便は火曜日と金曜日の週2便。

SANA(7月11日付)が伝えた。

AFP, July 11, 2023、ANHA, July 11, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 11, 2023、‘Inab Baladi, July 11, 2023、Reuters, July 11, 2023、SANA, July 11, 2023、SOHR, July 11, 2023などをもとに作成。

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シリア中央銀行は1米ドル=9,000シリア・ポンド、1ユーロ=9,918.90シリア・ポンドに引き下げたと発表(2023年7月11日)

シリア中央銀行は、11日付の送金為替速報で、1米ドル=9,000シリア・ポンド、1ユーロ=9,918.90シリア・ポンドに引き下げたと発表した。

SANA(7月11日付)が伝えた。

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なお、リラ・ヤウム(7月11日付)によると、11日の為替レートは、1米ドルが買値で10,150シリア・ポンド、売根で10,250シリア・ポンド。

AFP, July 11, 2023、ANHA, July 11, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 11, 2023、‘Inab Baladi, July 11, 2023、al-Lira al-Yawm, July 11, 2023、Reuters, July 11, 2023、SANA, July 11, 2023、SOHR, July 11, 2023などをもとに作成。

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越境(クロスボーダー)人道支援を認める国連安保理決議第2672号の期限最終日にバーブ・ハワー国境通行所を経由して、人道支援物資を積んだ国連の車輛がトルコからシャーム解放機構の支配地に入る(2023年7月10日)

トルコからの越境(クロスボーダー)人道支援や、政府支配地からの境界経由(クロスライン)の人道支援、早期復旧プログラムの推進などを定めた国連安保理決議第2672号(2023年1月9日採択)の期限最終日にあたる2023年7月10日、イドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所を経由して、人道支援物資を積んだ国連の車輛が、トルコからシャーム解放機構の支配地に入った。

バーブ・ハワー国境通行所のフェイスブック・アカウント(https://www.facebook.com/BabAlhawaBC/)には、27輛の大型トレーラーが写っている。

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国連人道問題調整事務所(OCHA)が7月9日付で発表した報告書によると、シリア全土で人口の70%に相当する1530万人が支援を必要としており、うち1200万人が食料不足、290万人が飢餓状態にあり、33万人以上がトルコ・シリア大地震で家を失っているという。

AFP, July 10, 2023、ANHA, July 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 10, 2023、‘Inab Baladi, July 10, 2023、Reuters, July 10, 2023、SANA, July 10, 2023、SOHR, July 10, 2023などをもとに作成。

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イスラエル空軍と米空軍は占領下ゴラン高原上空で合同軍事演習を開始(2023年7月10日)

イスラエル軍はツイッターのアカウント(https://twitter.com/idfonline/)などを通じて、イスラエル空軍と米空軍が9日夜、「ジュニパー・オーク」と名付けた合同軍事演習を開始したと発表した。


イナブ・バラディー(7月10日付)によると、演習は、イスラエルが占領するシリア領ゴラン高原上空で実施され、精密爆撃、宇宙における制空権の獲得、サイバー攻撃への対応などが行われるという。


AFP, July 10, 2023、ANHA, July 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 10, 2023、‘Inab Baladi, July 10, 2023、Reuters, July 10, 2023、SANA, July 10, 2023、SOHR, July 10, 2023などをもとに作成。

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シリア中央銀行は1米ドル=8,800シリア・ポンド、1ユーロ=9,638.64シリア・ポンドに引き下げたと発表(2023年7月10日)

シリア中央銀行は、10日付の送金為替速報で、1米ドル=8,800シリア・ポンド、1ユーロ=9,638.64シリア・ポンドに引き下げたと発表した。

SANA(7月10日付)が伝えた。

AFP, July 10, 2023、ANHA, July 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 10, 2023、‘Inab Baladi, July 10, 2023、Reuters, July 10, 2023、SANA, July 10, 2023、SOHR, July 10, 2023などをもとに作成。

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サカ県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー39輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所を経由してイラク領内に移動(2023年7月10日)

ハサカ県では、SANA(7月10日付)によると、県内で盗奪した石油を積んだタンクローリー39輌からなる米軍の車列が、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)を経由してイラク領内に移動した。

AFP, July 10, 2023、ANHA, July 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 10, 2023、‘Inab Baladi, July 10, 2023、Reuters, July 10, 2023、SANA, July 10, 2023、SOHR, July 10, 2023などをもとに作成。

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フランスの作家らからなる使節団が北・東シリア自治局の執行評議会を訪問(2023年7月10日)

フランスの使節団(作家のパトリス・フランチェスキ氏、作家のフランソワ=アンリ・デセラブル氏、ズィネブ・エル・ガズアニ氏)が北・東シリア自治局の執行評議会を訪問し、すべての社会集団の共生をめざす民主的なプロジェクトへの支持を表明した。

AFP, July 10, 2023、ANHA, July 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 10, 2023、‘Inab Baladi, July 10, 2023、Reuters, July 10, 2023、SANA, July 10, 2023、SOHR, July 10, 2023などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県アターリブ市を砲撃し、女性1人が負傷(2023年7月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアターリブ市を砲撃し、女性1人が負傷した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィラ村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるアイン・アシャラ村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, July 10, 2023、ANHA, July 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 10, 2023、‘Inab Baladi, July 10, 2023、Reuters, July 10, 2023、SANA, July 10, 2023、SOHR, July 10, 2023などをもとに作成。

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アレッポ県北部でアフリーン解放軍団がシリア国民軍シャーム軍団の戦闘員6人を殺害(2023年7月10日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の傘下で活動するアフリーン解放軍団が9日深夜から10日未明にかけて、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内に位置するカッバーシーン村一帯に潜入し、シリア国民軍に所属するシャーム軍団の戦闘員6人を殺害した。

これに対して、ANHA(7月10日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のクワンディー・マーズィン村を砲撃した。

AFP, July 10, 2023、ANHA, July 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 10, 2023、‘Inab Baladi, July 10, 2023、Reuters, July 10, 2023、SANA, July 10, 2023、SOHR, July 10, 2023などをもとに作成。

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シリア軍のドローンがダルアー県タファス市にある元反体制武装集団司令官の兄弟の自宅を爆撃(2023年7月10日)

ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月10日付)やシリア人権監視団によると、シリア軍所属の無人航空機(ドローン)1機が、タファス市にあるムハンマド・バディーウィー・ズウビーなる人物の自宅を爆撃した。

爆撃による死傷者はなかった。

ズウビーなる人物は、2022年8月25日にヤードゥーダ村に至る街道で暗殺された元反体制武装集団司令官のハルドゥーン・ズウビーの兄弟。

シリア軍はこれまでにも、ズウビーなる人物の自宅をドローンで爆撃しているという。

一方、シリア人権監視団によると、タファス市の名士とシリア軍と治安機関の士官らがダルアー市で会合を開いた。

会合は、タファス市一帯での治安作戦を実施しているシリア軍の同地に対する攻撃猶予期限が終了するのを受けて開かれ、同地の農場などへの住民の立ち入り解禁、ズウビー部族がタファス市からの指名手配者(とりわけムハンマド・カースィム・スバイヒー(アブー・ターリク)が率いる武装集団メンバーら)の逃走をほう助しないことへの誓約、武装集団メンバー3人のタファス市からの追放などについて協議がなされたが、合意には至らなかったという。

AFP, July 10, 2023、ANHA, July 10, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 10, 2023、‘Inab Baladi, July 10, 2023、Reuters, July 10, 2023、SANA, July 10, 2023、SOHR, July 10, 2023などをもとに作成。

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ロシア国防省は、トルコ支配下のシリアからの傭兵200人以上を含む1万1000人以上が84ヵ国からウクライナに参集し、同国側について戦っていると発表(2023年7月10日)

ロシア国防省は、ロシアがウクライナでの特別軍事作戦を開始して以降、84ヵ国から1万1000人以上の傭兵がウクライナに到着し、同国側について戦っていると発表した。

内訳は、ポーランドが2,600人以上、米国が900人以上、カナダが900人以上、ジョージアが800人以上、英国が700人以上、ルーマニアが700人以上、クロアチアが300人以上、フランスが200人以上、トルコ支配下のシリアが200人以上。

RIAノーヴォスチ通信(7月10日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 10, 2023をもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合が過去24時間に、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に10回以上にわたって違反したこと発表(2023年7月10日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・グリノフ副センター長は、米主導の有志連合が過去24時間に、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」に10回以上にわたって違反したことを確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(7月10日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 10, 2023をもとに作成。

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CENTCOMは7日にシリアで爆撃を実施し、ダーイシュのリーダーのウサーマ・ムハージルを殺害したと発表(2023年7月9日)

米中央軍(CENTCOM)は声明を出し、7月7日にシリアで爆撃を実施し、同国東部で活動するダーイシュ(イスラーム国)のリーダーの一人ウサーマ・ムハージルを殺害したと発表した。

声明によると、爆撃は、ロシア軍機に遭遇し、約2時間にわたって嫌がらせを受けたMQ-9が実施、爆撃による市民の死者はなく、負傷者が出たとの情報もないという。


AFP, July 9, 2023、ANHA, July 9, 2023、al-Durar al-Shamiya, July 9, 2023、‘Inab Baladi, July 9, 2023、Reuters, July 9, 2023、SANA, July 9, 2023、SOHR, July 9, 2023などをもとに作成。

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