「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるアレッポ県カブターン・ジャバル村近郊でシリア軍兵士を狙撃し、1人を殺害(2022年11月26日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカブターン・ジャバル村近郊でシリア軍兵士を狙撃し、1人を殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市一帯を砲撃した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、フライフィル村、ファッティーラ村、スフーフン村を砲撃した。

AFP, November 26, 2022、ANHA, November 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 26, 2022、Reuters, November 26, 2022、SANA, November 26, 2022、SOHR, November 26, 2022などをもとに作成。

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米主導の有志連合の貨物車輌など約100輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入(2022年11月26日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など約100輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入した。

AFP, November 26, 2022、ANHA, November 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 26, 2022、Reuters, November 26, 2022、SANA, November 26, 2022、SOHR, November 26, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍はアレッポ県、ラッカ県、ハサカ県への砲撃を続ける(2022年11月26日)

アレッポ県では、ANHA(11月26日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市一帯、同市近郊のアフラス村、バイナ村、アルカミーヤ村、シャワーリガ村、ザイワーン村、タッル・アナブ村、シャッアーラ村、タート・マラーシュ村、タナブ村、マルアナーズ村、マーリキーヤ村、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のズール・マガール村、ズールアーファー村、バヤーディー村、ズィヤーラ村、ジャールカリー村、ハッラーブ・アトウ村、スィフティク村、タッル・シャイール村、タッラト・イザーア村、アフマド・ムニール農場、カラ・ムーグ村、ジャイシャーン村、マンビジュ市近郊のヤーリンリー村を砲撃した。

このうちジャールカリー村に対する砲撃ではシリア軍兵士1人が負傷した。

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ラッカ県では、ANHA(11月26日付)、SANA(11月26日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のウンム・カイフ村、サイダー村、アイン・イーサー・キャンプ、フーシャーン村、M4高速道路沿線一帯、ハーン村、アフダクー村、カルタル村を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(11月26日付)、SANA(11月26日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマーリキーヤ(ダイリーク)市近郊のズハイリーヤ村、ハッラーブ・ラシャク村、アイン・ディーワール村、スィーマルカー国境通行所、タッル・タムル町近郊のクーザリーヤ村、シャイフ・アリー村、ダルダーラ村、アッブーシュ村、タッル・タウィール村、ウンム・ハイル村、ウンム・カイフ村、ダルダーラ村、アームーダー市近郊のジャルナク村を砲撃した。

一方、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍広報センターは声明を出し、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のアブドゥルハイ村に対する報復攻撃で、シリア国民軍の戦闘員2人を殺害、6人を負傷させたと発表した。

AFP, November 26, 2022、ANHA, November 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 26, 2022、Reuters, November 26, 2022、SANA, November 26, 2022、SOHR, November 26, 2022などをもとに作成。

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シリア政府支配地域での新型コロナウイルスの新規感染者は1人、コレラ感染者総数は1,529人に(2022年11月26日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者1人が完治したと発表した。

これにより、11月26日現在のシリア国内での感染者数は計57,394人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,224人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02nd7Acyk7BkF6xVxnn2i5sPQs416MNqkzVS13rogMAhxvSrkasGrkzN8qGsj3BRUJl

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保健省はまた、コレラ感染者数に関して、感染者数が1,529人に達し、うちこれまでに49人が死亡したと発表した。

感染者数の県別内訳は、アレッポ県933人、ダイル・ザウル県228人、ハサカ県88人、ラタキア県89人、ラッカ県54人、ハマー県33人、スワイダー県26人、ヒムス県25人、ダマスカス県20人、ダマスカス郊外県15人、タルトゥース県10人、ダルアー県5人、クナイトラ県3人。

死者の県別内訳は、アレッポ県49人、ハサカ県4人、ダイル・ザウル県2人、ヒムス県1人、ハマー県1人、ダマスカス県1人。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid02uHiBkRWHcczBbuRLKQKGr3s5oe3PXrnxRBz6aSk9GdEnjVVzfvkW4ZLTcAkAi8xel

AFP, November 26, 2022、ACU, November 26, 2022、ANHA, November 26, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 26, 2022、Reuters, November 26, 2022、SANA, November 26, 2022、SOHR, November 26, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県シャッダーディー市にある米軍基地がロケット弾攻撃を受ける(2022年11月26日)

ハサカ県では、ANHA(11月26日付)によると、米軍(有志連合)が違法に駐留するシャッダーディー市の南部郊外で、3回にわたり爆発が発生した。

爆発の原因は不明。

シリア人権監視団によると、爆発が発生したのは、米軍基地一帯だという。

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米中央軍(CENTCOM)は声明を出し、シリア現地時間の26日深夜0時31分頃、シャッダーディー市に設置されている米軍の哨戒基地がロケット弾2発の攻撃を受けたと発表した。

攻撃による負傷者、物的被害はないという。

また、攻撃後、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がロケット弾が発射された地点で、不発弾1発を発見した。

AFP, November 25, 2022、ANHA, November 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2022、Reuters, November 25, 2022、SANA, November 25, 2022、SOHR, November 25, 2022などをもとに作成。

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イドリブ県でシリア軍と「決戦」作戦司令室の戦闘続く(2022年11月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、カンスフラ村、ファッティーラ村、フライフィル村、スフーフン村を砲撃した。

AFP, November 25, 2022、ANHA, November 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2022、Reuters, November 25, 2022、SANA, November 25, 2022、SOHR, November 25, 2022などをもとに作成。

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米軍が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動する自由シリア軍(旧革命特殊任務軍)がヨルダン、湾岸諸国に密輸されようとしていた大量の麻薬を押収(2022年11月25日)

米軍(有志連合)が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動する自由シリア軍(Jaysh Suriya al-Hurra、旧革命特殊任務軍)は、ツイッターのアカウント(https://twitter.com/SyrianFree_Army/)を通じて、シリア政府の支配地からヨルダンや湾岸諸国に密輸されようとしていた大量の麻薬を押収したと発表した。

https://twitter.com/SyrianFree_Army/status/1596130266832961536

AFP, November 25, 2022、ANHA, November 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2022、Reuters, November 25, 2022、SANA, November 25, 2022、SOHR, November 25, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍はトルコ軍兵士12人を殺害したと発表(2022年11月25日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍広報センターは声明を出し、19日にトルコが開始した「鉤爪」作戦に対する正当な反撃によって、トルコ軍兵士12人、その傭兵(シリア国民軍)戦闘員8人を殲滅したと発表いた。

シリア民主軍はまた、24日深夜に、ハサカ県アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のブービー村への攻撃を試みたシリア民主軍を迎撃、戦闘員6人を殲滅したと発表した。

シリア民主軍広報センターは、さらに別の声明で、アブー・ラースィーン町やハサカ県のフール・キャンプに対するトルコ軍の爆撃で死亡した兵士9人の氏名を公開した。

9人のうち、8人はフール・キャンプ、1人はアブー・ラースィーン町に対する爆撃による死者。

ANHA(11月25日付)が伝えた。

AFP, November 25, 2022、ANHA, November 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2022、Reuters, November 25, 2022、SANA, November 25, 2022、SOHR, November 25, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県フール・キャンプからダーイシュ・メンバーの妻らが脱走を試みる(2022年11月25日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプで、ダーイシュ(イスラーム国)の若いメンバーらが守衛らと激しく交戦した。

戦闘は、ダーイシュ・メンバーの妻らがキャンプからの脱走を試みるなかで発生、守衛は彼女らを拘束するのに成功したという。

また、この脱走未遂事件に先立って、キャンプ内では、トルコ軍無人航空機(ドローン)が上空を飛来するなかで、ダーイシュ・メンバーの家族らが暴動を試みたという。

一方、ANHA(11月25日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は23日のトルコ軍によるフール・キャンプへの爆撃に乗じて脱走したダーイシュ(イスラーム国)・メンバーらを追跡し、複数を拘束した。

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シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など30輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、県内各所の米軍基地に向かった。

AFP, November 25, 2022、ANHA, November 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2022、Reuters, November 25, 2022、SANA, November 25, 2022、SOHR, November 25, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア国民軍とともにハサカ県、アレッポ県、ラッカ県への砲撃を続ける(2022年11月25日)

ハサカ県では、ANHA(11月25日付)によると、トルコ軍がシリア国民軍とともに、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のブービー村、ダーダー・アブダール村、タッル・タムル町近郊のクーザリーヤ村、ダルダーラ村、タウィーラ村、タッル・タウィーラ村を砲撃した。

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の複数の軍事筋によると、これに対して、シリア民主軍は、タッル・タムル町・アブー・ラースィーン町間に設置されているトルコ軍の基地2ヵ所を攻撃し、シリア国民軍戦闘員4人を殺害した。

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アレッポ県では、ANHA(11月25日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のバイルーニーヤ村、ハルバル村、サムーカ村、マンナグ村、マンナグ航空基地、バイナ村、マイヤーサ村、スーガーニーカ村および周辺の森林地帯、スムーキーヤ村、タナブ村、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のズィヤーラ村、ズール・マガール村、クーラーン村、サイヤーダ村、カーウカリー村、マシュター・ヌール丘を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(11月25日付)によると、トルコ軍がシリア国民軍とともに、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のサイダー村、M4高速道路沿線一帯、アイン・イーサー・キャンプ、フーシャーン村、アフダク村を砲撃した。

AFP, November 25, 2022、ANHA, November 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2022、Reuters, November 25, 2022、SANA, November 25, 2022、SOHR, November 25, 2022などをもとに作成。

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ロシア連邦ダゲスタン共和国のラタキア国際空港を結ぶロシア民間航空会社の定期旅客便が就航(2022年11月25日)

ラタキア県の殉教者バースィル・アサド空港(ラタキア国際空港)のズィヤード・タウィール総局長は、ロシア連邦のダゲスタン共和国の首都マハチカラとを結ぶロシアの民間航空会社のコスモス・エアの定期旅客便が就航し、第1便が到着したと発表した。

ロシアとの定期旅客便の再開は12年ぶりだという。

SANA(11月25日付)が伝えた。

AFP, November 25, 2022、ANHA, November 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2022、Reuters, November 25, 2022、SANA, November 25, 2022、SOHR, November 25, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人(2022年11月25日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者1人が完治したと発表した。

これにより、11月25日現在のシリア国内での感染者数は計57,393人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,223人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid01BDFr95fp4Sijt7QgcvFoJBBpYVdzyVbhWYwNQYZJy5WEKvGpeqMCHJne7rjksmvl

AFP, November 25, 2022、ACU, November 25, 2022、ANHA, November 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2022、Reuters, November 25, 2022、SANA, November 25, 2022、SOHR, November 25, 2022などをもとに作成。

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トルコのアカル国防大臣はシリア北部の米軍(有志連合)を攻撃しているとの一部報道を否定(2022年11月24日)

トルコのフルシ・アカル国防大臣は、トルコ軍がシリア北部やイラク北部に対する侵攻作戦(「鉤爪」作戦)で、米主導の有志連合を攻撃しているとの一部報道に関して「我あれが有志連合や民間人を傷つけるというのは問題外だ」と述べ、否定した。

アカル国防大臣は「テロリストがいる場所が我々の標的だ。我々にとってもっとも重要な原則とは、民間人や環境に害を与えないことだ」と強調した。

アナトリア通信(11月25日付)などが伝えた。

AFP, November 25, 2022、Anadolu Ajansı, November 25, 2022、ANHA, November 25, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 25, 2022、Reuters, November 25, 2022、SANA, November 25, 2022、SOHR, November 25, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍は米国がトルコの軍事侵攻を抑止しないことへの対抗策として、有志連合との合同作戦への参加を中止(2022年11月24日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は声明を出し、トルコによるシリア北部とイラク北部での軍事侵攻(「鉤爪」作戦)に対処するため、米主導の有志連合と行っている活動を停止すると発表した。

声明において、シリア民主軍は以下の通り表明した。

シリア民主軍はシリアでのダーイシュ(イスラーム国)に対する有志連合との合同作戦を中止した。
これは、北・東シリアにおける支配地域へのトルコの爆撃に対する米国の姿勢を受けたものだ。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月24日付)などが伝えた。

AFP, November 24, 2022、ANHA, November 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2022、Reuters, November 24, 2022、SANA, November 24, 2022、SOHR, November 24, 2022などをもとに作成。

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ロシア・トルコ国防大臣が電話会談、ロシア外務省報道官はシリアでのトルコの地上作戦の可能性に懸念を表明(2022年11月24日)

ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣とトルコのフルシ・アカル国防大臣が電話会談を行い、トルコによるシリア北部とイラク北部での軍事侵攻(「鉤爪」作戦)への対応について意見を交わした。

RIAノーヴォスチ通信(11月24日付)によると、会談でアカル国防大臣は、トルコの優先課題がテロの脅威を防ぐことにあると主張、両大臣は、これまでの合意を遵守することの重要性を確認した。

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ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、トルコによるシリア北部とイラク北部での軍事侵攻(「鉤爪」作戦)に関して、トルコの安全保障上の懸念を理解するとしつつ、「トルコ軍がシリア北部で地上作戦を開始すれば、地域の緊張を増長する」、「我々はこうした作戦に警鐘を鳴らす」、「それが行われれば、戦闘員の活動が活発化するだろう」と懸念を示した。

RIAノーヴォスチ通信、SANA(11月24日付)などが伝えた。

AFP, November 24, 2022、ANHA, November 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2022、Reuters, November 24, 2022、RIA Novosti, November 24, 2022、SANA, November 24, 2022、SOHR, November 24, 2022などをもとに作成。

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エジプト外務省報道官は、トルコによるシリア北部とイラク北部での軍事侵攻に懸念を表明(2022年11月24日)

エジプト外務省のアフマド・アブー・ザイド報道官は、トルコによるシリア北部とイラク北部での軍事侵攻(「鉤爪」作戦)に関して懸念を表明した。

アブー・ザイド報道官は「エジプトは、この数日シリアが目の当たりにしているトルコによる主権侵害に強い懸念を感じている」と述べた。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月24日付)などが伝えた。

AFP, November 24, 2022、ANHA, November 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2022、Reuters, November 24, 2022、SANA, November 24, 2022、SOHR, November 24, 2022などをもとに作成。

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米国防総省報道官、米国務省北・東シリア自治局支配地域担当特使はトルコによるシリア北部とイラク北部での軍事侵攻に懸念を表明(2022年11月24日)

米国防総省のバート・レイダー報道官(空軍准将)は、トルコによるシリア北部とイラク北部での軍事侵攻(「鉤爪」作戦)に関して、「シリアでの最近の爆撃はシリアで勤務する米国人の安全を直説脅かした」としたうえで、「事態悪化はこの地域におけるダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の進捗に脅威を与える」と懸念を示した。

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米国務省のマシュー・パール北・東シリア自治局支配地域担当特使は声明を出し、トルコによる「鉤爪」作戦に関して、「シリアの社会生活の安定をさらに揺るがす軍事行動に強く反対する」と表明した。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月24日付)、ANHA(11月24日付)などが伝えた。

AFP, November 24, 2022、ANHA, November 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2022、Reuters, November 24, 2022、SANA, November 24, 2022、SOHR, November 24, 2022などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がアレッポ県バスラトゥーン村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害(2022年11月24日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるバスラトゥーン村近郊でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

「決戦」作戦司令室はまた、シリア政府の支配下にあるシャイフ・アキール山一帯、アターリブ市一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村を砲撃した。

AFP, November 24, 2022、ANHA, November 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2022、Reuters, November 24, 2022、SANA, November 24, 2022、SOHR, November 24, 2022などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団、シリア民主軍はトルコ軍の爆撃で17人が死亡したと発表(2022年11月24日)

アフリーン解放軍団は、11月20日のトルコ軍無人航空機(ドローン)によるアレッポ県アフリーン地区(シャッラー村一帯)、シャフバー地区(タッル・リフアト市一帯)への攻撃で戦死した5人の戦闘員の氏名を公表した。

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人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍もトルコ軍無人航空機(ドローン)によるハサカ県タッル・タムル町一帯に対する爆撃で死亡した兵士4人の氏名を公表した。

シリア民主軍はまた、11月23日のトルコ軍によるハサカ県のフール・キャンプとジャルキーン刑務所を爆撃で、兵士8人が死亡したと発表した。

AFP, November 24, 2022、ANHA, November 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2022、Reuters, November 24, 2022、SANA, November 24, 2022、SOHR, November 24, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍のドローンがハサカ県ジュワーディーヤ村近郊を爆撃、ハサカ県、アレッポ県への激しい砲撃を続ける(2022年11月24日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の無人航空機(ドローン)がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるジュワーディーヤ(ジャッル・アーガー)村近郊のアリー・アーガー村の複数ヵ所を爆撃した。

ANHA(11月24日付)によると、トルコ軍はまた、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のタッル・ワルド村、ダーダー・アブダール村、タッル・タムル町近郊、同町近郊のクーザリーヤ村、タッル・ラバン村、M4高速道路沿線一帯、ダルダーラ村、クブール・ガラージナ村、タッル・タウィーラ村、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市、同市南の穀物サイロ、同市近郊のマフラカーン村、ルーターン村、ダクリー村、ズールアーファー村、サイーダ村の石油ステーション、ムッラー・アッバース村の石油ステーション、フワイティラ村 、カルキー・シャームー村、アームーダー市近郊のハースィダ村、カーミシュリー市近郊のハラミー・シャイフー村、タッル・ザイワーン村、ドゥーダーン村、タッル・カイフジー村、ハラム・ラッシュ村、シューラク村、アブー・ラースィーン町とダルバースィーヤ市を結ぶ街道沿線一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(11月24日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアイン・アラブ(コバネ)市近郊のズールアーファー村、ジャイシャーン村、カラ・ムーグ村のシリア軍拠点、タッル・アブル村、タッル・シャイール村、ジャウラバク村、クーラーン村、クールタッバ村、ジャールカリー村、ズール・マガール村、タッル・リフアト市、同市近郊のバイルーニーヤ村、カフル・ナーヤー村、シャイフ・イーサー村、スムーキーヤ村、シャフバー・ダム、シャワーリガ村、イルシャーディーヤ村、バイナ村、マイヤーサ村、カフル・アントゥーン村、スーガーニーカ村、アキーバ村、ダイル・ジャマール村、ズィヤーラ村、カシュタアール村、タナブ村、ウンム・フーシュ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域とシリア政府支配地が接するターディフ市一帯でシリア軍とシリア国見民軍が激しく交戦した。

AFP, November 24, 2022、ANHA, November 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2022、Reuters, November 24, 2022、SANA, November 24, 2022、SOHR, November 24, 2022などをもとに作成。

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アサド大統領はシリアを訪問中のベラルーシのゴロフチェンコ首相ら使節団と会談(2022年11月24日)

アサド大統領はシリアを訪問中のベラルーシのロマン・ゴロフチェンコ首相ら使節団と会談した。

ゴロフチェンコ首相は、シリア・ウクライナ両国の友好関係と二国間協力発展の展望にかかるアレクサンドル・ルカシェンコ大統領の親書をアサド大統領に手渡した。

アサド大統領はゴロフチェンコ首相らの訪問について、前日に行われた二国間協定の調印に限られず、特定の分野における協力のありようを具体的に検討し、実質的に着手・前進し、両国に利益をもたらす合同投資プロジェクトを構築するうえで意義があると述べた。

また、ベラルーシが、欧州の中心部に位置するその戦略的な地位、政策決定における独立したありようゆえに、西側の標的になっていると指摘、西側諸国は自らの覇権システムを維持するために、今後も戦争を続けるだろうが、こうした政策は、シリア、ロシア、ウクライナなど多くの国で既に破綻しており、経済戦争へと移行しようとしているとの見方を示した。

そのうえで、シリア、ロシア、ベラルーシがこうした戦争に対峙するために努力を一つにし、経済関係のネットワークを構築することが重要だと付言した。

一方、「テロとの戦い」を続けるシリアを支持するベラルーシの姿勢に謝意を示した。

SANA(11月24日付)が伝えた。


https://www.facebook.com/SyrianPresidency/posts/pfbid0zaGESq2XThxUYs6W2DhS82PyxrCHroBjmR5pZHvSDDjEf5ncv4akpDJgdFw9ZpvVl

AFP, November 24, 2022、ANHA, November 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2022、Reuters, November 24, 2022、SANA, November 24, 2022、SOHR, November 24, 2022などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で1人(2022年11月24日)

保健省は政府支配地域で新たに1人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者1人が完治したと発表した。

これにより、11月24日現在のシリア国内での感染者数は計57,392人、うち死亡したのは3,163人、回復したのは54,222人となった。

https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/posts/pfbid0CrKANDAA2GkXHwKLqZod8K5M3ZxC6jH751fzwZC3Bu2n7ACjbwLeGenw7hM2NbLGl

AFP, November 24, 2022、ACU, November 24, 2022、ANHA, November 24, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 24, 2022、Reuters, November 24, 2022、SANA, November 24, 2022、SOHR, November 24, 2022などをもとに作成。

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イランのアブドゥッラフヤーン外務大臣:「シリア政府とともに国境の安全保障を確保するようトルコに提言している」(2022年11月23日)

イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務大臣は、シリア北部とイラク北部に対するトルコの「鉤爪」作戦に関して、トルコの安全保障上の懸念を理解しているとしたうえで、「シリア政府とともに国境の安全保障を確保するようトルコに提言している」と述べた。

また、「いかなる当事者であれ、シリアに軍を駐留させることは非建設的で、事態を複雑化させる」と付言した。

ドゥラル・シャーミーヤ(11月23日付)などが伝えた。

AFP, November 23, 2022、ANHA, November 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2022、Reuters, November 23, 2022、SANA, November 23, 2022、SOHR, November 23, 2022などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県アーフィス村を砲撃し、住民1人が死亡(2022年11月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアーフィス村を砲撃し、住民1人が死亡、2人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, November 23, 2022、ANHA, November 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2022、Reuters, November 23, 2022、SANA, November 23, 2022、SOHR, November 23, 2022などをもとに作成。

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シリア軍と「イランの民兵」が、米占領下のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に隣接する地域で重火器を使用した夜間演習を実施(2022年11月23日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「イランの民兵」が、米軍(有志連合)が占領を続けるタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に隣接する地域で、重火器を使用した夜間演習を実施した。

AFP, November 23, 2022、ANHA, November 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2022、Reuters, November 23, 2022、SANA, November 23, 2022、SOHR, November 23, 2022などをもとに作成。

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イラン・イスラーム革命防衛隊士官が首都ダマスカス近郊で爆殺(2022年11月23日)

ダマスカス郊外県では、イランのタスニーム通信(11月23日付)によると、イラン・イスラーム革命防衛隊の士官(大佐)で、シリアで同隊の航空宇宙部隊の顧問を務めるダーウド・ジャアファリー氏が21日、首都ダマスカス近郊の街道に仕掛けられいた爆弾の爆発により殺害された。

報道によると、殺害は「シオニスト政体の工作員の手」によるものだという。

AFP, November 23, 2022、ANHA, November 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2022、Reuters, November 23, 2022、SANA, November 23, 2022、SOHR, November 23, 2022、Tasnim News, November 23, 2022などをもとに作成。

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トルコのアカル国防大臣は「鉤爪」作戦の戦果を発表(2022年11月23日)

トルコのフルシ・アカル国防大臣は、19日に開始したシリア北部とイラク北部に対する「鉤爪」作戦の戦果を発表した。

それによると、トルコ軍はこれまでに471の標的に打撃を与え、テロリスト254人を無力化した。

AFP, November 23, 2022、ANHA, November 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2022、Reuters, November 23, 2022、SANA, November 23, 2022、SOHR, November 23, 2022などをもとに作成。

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シリア民主軍のアブディー司令官:「イスタンブールでのテロ実行犯はPKKではなく、ダーイシュとつながりのある家族の出」(2022年11月23日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー司令官は、アル・モニター(11月23日付)とのインタビューに応じ、トルコのイスタンブールで発生した爆破テロの実行犯とした拘束されたシリア人女性のアフラーム・バシール容疑者に関して、クルディスタン労働者党(PKK)のメンバーだとするトルコ側の主張を否定、ダーイシュ(イスラーム国)とつながりがある家族の出だと反論した。

そのうえで、爆破テロが、「我々に対する戦争を仕掛けるために占領国家トルコが仕組んだ挑発行為だ」と非難した。

AFP, November 23, 2022、ANHA, November 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2022、Al-Monitor, November 23, 2022、Reuters, November 23, 2022、SANA, November 23, 2022、SOHR, November 23, 2022などをもとに作成。

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ハサカ県タッル・タムル町で住民がロシア軍に投石し、トルコの攻撃を抑止しないロシア軍に抗議(2022年11月23日)

ハサカ県では、ANHA(11月23日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・タムル町で、住民がロシア軍パトロール部隊に投石などを行い、トルコ軍の攻撃を黙認していることに抗議した。

AFP, November 23, 2022、ANHA, November 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2022、Reuters, November 23, 2022、SANA, November 23, 2022、SOHR, November 23, 2022などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県のフール・キャンプを爆撃、ダーイシュ・メンバーの家族多数が逃走(2022年11月23日)

ハサカ県では、ANHA(11月23日付)によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプをトルコ軍が有人戦闘機で爆撃、収容されていたダーイシュ・メンバーの家族多数が逃走した。

これに関して、北・東シリア自治局の法務改革問題局が声明を出し、トルコ軍がダーイシュ・メンバーらの収容施設を標的としていることに非難の意を示した。

 

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シリア人権監視団によると、トルコ軍はフール・キャンプの守衛拠点に対して2回の爆撃を実施、キャンプ内が混乱に陥るなか、ダーイシュ・メンバーの家族らが逃亡したという。

AFP, November 23, 2022、ANHA, November 23, 2022、al-Durar al-Shamiya, November 23, 2022、Reuters, November 23, 2022、SANA, November 23, 2022、SOHR, November 23, 2022などをもとに作成。

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