トルコ軍はハマー県、アレッポ県、イドリブ県の反体制派支配地域に設置している監視所に増援部隊を派遣(2019年5月30日)

ドゥラル・シャーミーヤ(5月30日付)、ANHA(5月30日付)は、トルコ軍がイドリブ県カフルルースィーン村の国境通行所を通じて、シリア領内に戦車、装甲車など30輌からなる増援部隊を派遣、同部隊は緊張緩和地帯第1ゾーンとシリア政府支配地域が境界に位置する反体制派支配下のハマー県ムーリク市にある監視所に向かった。

またこれに先立ち、トルコ軍は29日、戦車、装甲車など50輌からなる増援部隊を派遣、同部隊はアレッポ県アイス丘、イドリブ県タッル・トゥーカーン村、サルマーン村にある監視所向かった。

AFP, May 30, 2019、ANHA, May 30, 2019、AP, May 30, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 30, 2019、al-Hayat, May 31, 2019、Reuters, May 30, 2019、SANA, May 30, 2019、SOHR, May 30, 2019、UPI, May 30, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県などに対するシリア・ロシア軍の爆撃は若干減少するも、民間人6人、反体制派戦闘員16人が犠牲に(2019年5月30日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから31日目となる5月30日も、シリア・ロシア軍が爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が激しく交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より22人(民間人6人、シリア軍兵士0人、反体制武装集団戦闘員16人)増えて947人となった。

うち、309人が民間人(女性64人、子供77人を含む)、638人がシリア軍兵士(269人)および反体制武装集団戦闘員(369人)。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は61回を記録、ロシア軍戦闘機も9回の爆撃を行った。

ただし、シリア軍ヘリコプターが投下した「樽爆弾」は6発にとどまり、またシリア軍地上部隊と反体制武装集団の砲撃戦も限定的なものとなった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でウライニバ村、フバイト村、カフルルーマー村、アリーハー市、マアッラト・ヌウマーン市、ハーン・シャイフーン市、フィキーア村、カルサア村、マルイヤーン村、カフルムース村、マンタフ村、トゥラムラー村、アルバイーン山一帯、アービディーン村、ハザーリーン村への爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでトゥラムラー村に「樽爆弾」2発を投下した。

またシリア軍は地上部隊がハーン・シャイフーン市を砲撃した。

ロシア軍もフバイト村、ハーン・シャイフーン市、スフーフン村を爆撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月30日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市に対する爆撃で、女性と子供を含む民間人5人が死亡、10人以上が負傷したという。

一方、SANA(5月30日付)によると、シリア軍がフバイト村、カルサア村、トゥラムラー村、サルジャ村一帯にあるシャーム解放機構の拠点を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でラターミナ町、カフルズィーター市への爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでシャフルナーズ村に「樽爆弾」2発を投下した。

またシリア軍は地上部隊がザカート村、アルバイーン村を砲撃した。

一方、SANA(5月30日付)によると、反体制武装集団がシリア政府支配下のカムハーナ町を砲撃し、住民5人が負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカッバーナ村一帯への爆撃を実施した。

またシリア軍は地上部隊が、同地一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊が、ハミーラ村およびその一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を11件(アレッポ県2件、ラタキア県7件、ハマー県2件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を6件(イドリブ県2件、ラタキア県2件、ハマー県2件)確認した。

AFP, May 30, 2019、ANHA, May 30, 2019、AP, May 30, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 30, 2019、al-Hayat, May 31, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 30, 2019、Reuters, May 30, 2019、SANA, May 30, 2019、SOHR, May 30, 2019、UPI, May 30, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから356人、ヨルダンから945人の難民が帰国、避難民210人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者202人)が帰宅(2019年5月30日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月30日付)を公開し、5月29日に難民1,301人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは356人(うち女性107人、子供181人)、ヨルダンから帰国したのは945人(うち女性284人、子供482人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は239,301人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者82,572人(うち女性25,222人、子ども42,540人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者155,729人(うち女性46,729人、子ども79,409人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 468,581人(うち女性131,057人、子供222,613人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,638,968人(うち女性1,991,690人、子供3,385,874人)。

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一方、国内避難民210人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは8人(うち女性2人、子供5人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは5人(うち女性1人、子供3人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは202人(うち女性68人、子供81人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は30,453人(うち女性4,383人、子供5,48人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,299,049人(うち女性386,338人、子供648,448人)となった。

なお、グラーブ山通行所を経由して帰還した202人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は202人だった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 30, 2019をもとに作成。

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北・東シリア自治局はフール・キャンプに収容されていたダーイシュ・メンバーの家族148人の身柄をウズベキスタン政府に引き渡す(2019年5月29日)

北・東シリア自治局の渉外関係局(外務省に相当)のカマール・アーキフ報道官は、ハサカ県カーミシュリー市で記者会見を開き、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によって拘束・保護され、フール避難民キャンプに収容されていたダーイシュ(イスラーム国)のウズベキスタン人メンバーの家族(女性と子供)148人の身柄をウズベキスタン政府に引き渡したと発表した。

記者会見にはウズベキスタン政府の高官も同席した。

ANHA(5月29日付)が伝えた。

AFP, May 29, 2019、ANHA, May 29, 2019、AP, May 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2019、al-Hayat, May 30, 2019、Reuters, May 29, 2019、SANA, May 29, 2019、SOHR, May 29, 2019、UPI, May 29, 2019などをもとに作成。

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ロシアとシリアはルクバーン、フール両キャンプの避難民が「米国に管理された武装ギャング」に人質にとられていると非難(2019年5月29日)

シリア国外難民帰還調整委員会とロシア当事者和解調整センターは共同声明を出し、米主導の有志連合の占領下にあるヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内のヨルダン国境との緩衝地帯に位置するヨルダン国境のルクバーン・キャンプと、北・東シリア自治局の支配下にあり、有志連合が駐留するハサカ県のフール・キャンプの状況に関して、「米国に管理された武装ギャング」によって避難民が人質にとられていると非難した。

声明によると、ルクバーン・キャンプからは3月23日以降、1万3337人がシリア政府支配地域への帰還を果たしたが、約3万人が非人道的な状況下でキャンプにとどまることを余儀なくされている。

キャンプに身を寄せる避難民は85%以上が帰還を希望しているという。

一方、フール・キャンプの状況はさらに劣悪で、過去4ヶ月間で収容者数が4倍に増加、7万3000人とされる避難民が非衛生で劣悪な環境に置かれているという。

シリア国外難民帰還調整委員会はロシア当事者和解調整センターはこうした状況を鑑み、国際社会、国連関連機関、人道支援機関に対して、米国に影響力を行使し、同国が違法に占領する地域から即時撤退を求めるよう呼びかけた。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 29, 2019をもとに作成。

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殉教者アフマド・アブドゥー軍団がルクバーン・キャンプの防御を強化するとして泥壁の家200棟を破壊・撤去(2019年5月29日)

ザマーン・ワスル(5月29日付)は、米軍が占領するヒムス県南東部のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動を続ける殉教者アフマド・アブドゥー軍団が、同地に面するヨルダン北東部国境地帯に位置するルクバーン・キャンプの防御を強化するとして、工兵部隊が空き家となったキャンプ内の泥壁の家の撤去作業を開始したと伝えた。

撤去作業は28日に開始され、これまで200棟が破壊、撤去されたという。

作業は、ダーイシュ(イスラーム国)が空き家をアジトや隠れ家として使用するのを阻止するためだという。

AFP, May 29, 2019、ANHA, May 29, 2019、AP, May 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2019、al-Hayat, May 30, 2019、Reuters, May 29, 2019、SANA, May 29, 2019、SOHR, May 29, 2019、UPI, May 29, 2019、Zaman al-Wasl, May 29, 2019などをもとに作成。

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ハマー県北部での戦闘に参加する元反体制派をスハイル・ハサン准将指揮下の民兵が背後から銃殺(2019年5月29日)

レバノン日刊紙『ムドン』(5月29日付)は、匿名情報筋の話として、タッル・フワーシュ村の前線で、シリア軍第5軍団に所属し、反体制武装集団との戦闘に参加していた元反体制武装集団の司令官がスハイル・ハサン准将指揮下の民兵(「トラ部隊」)によって背後から撃たれて死亡したと伝えた。

殺害されたのは、シリア政府と和解し、戦闘に参加していた「サルスール」を名のる前線司令官で、「トラ部隊」は随行していた5人にも発砲、1人が死亡、4人が負傷しハマー軍事病院に搬送されたという。

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一方、ハウラーン自由人連合は、複数の地元消息筋の話として、25日にダルアー県ダーイル町南部の学校近くで、元反体制武装集団メンバーのニダール・ハワーミダ氏が、軍事情報局のメンバーと思われるグループによって射殺されたと発表した。

ハワーミダ氏はシリア政府との和解を拒否していたという。

AFP, May 29, 2019、ANHA, May 29, 2019、AP, May 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2019、al-Hayat, May 30, 2019、al-Mudun, May 29, 2019、Reuters, May 29, 2019、SANA, May 29, 2019、SOHR, May 29, 2019、UPI, May 29, 2019などをもとに作成。

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トルコのアカル国防大臣はロシアに対してイドリブ県へのシリア軍の攻撃を停止させるよう求める(2019年5月29日)

トルコのフルシ・アカル国防大臣は、イドリブ県を中心とする反体制派支配地域(緊張緩和地帯第1ゾーン)に対するシリア・ロシア軍の激しい攻撃が続いていることに関して、「我々はロシアとイドリブ県における早急な安定の実現と停戦に向けて連絡を取り続けている」と述べた。

アカル国防大臣は「ロシアにはさまざまなチャンネルがあり、このために行動している」と付言、「シリア政府はこの地域に対して陸と空から攻撃を続けており、数万の女性、子供、老人が非難を余儀なくされている…。悲劇だ」と非難した。

アナトリア通信(5月29日付)が伝えた。

AFP, May 29, 2019、Anadolu Ajansı, May 29, 2019、ANHA, May 29, 2019、AP, May 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2019、al-Hayat, May 30, 2019、Reuters, May 29, 2019、SANA, May 29, 2019、SOHR, May 29, 2019、UPI, May 29, 2019などをもとに作成。

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ダマスカスとオマーンの首都マスカットを結ぶ定期旅客便再開(2019年5月29日)

シャーム・ウィングス社は声明を出し、ダマスカスとオマーンの首都マスカットを結ぶ定期旅客便を再開したと発表した。

定期旅客便は週2回、月曜日と木曜日に就航するという。

AFP, May 29, 2019、ANHA, May 29, 2019、AP, May 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2019、al-Hayat, May 30, 2019、Reuters, May 29, 2019、SANA, May 29, 2019、SOHR, May 29, 2019、UPI, May 29, 2019などをもとに作成。

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米主導の有志連合はハサカ県で空挺作戦を敢行し、ダーイシュのメンバー15人を拘束(2019年5月29日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍特殊部隊とともに、県南部のカーナー村で空挺作戦を敢行し、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバー約15人を拘束した。

https://www.youtube.com/watch?v=WOenSmCnP9s

AFP, May 29, 2019、ANHA, May 29, 2019、AP, May 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2019、al-Hayat, May 30, 2019、Reuters, May 29, 2019、SANA, May 29, 2019、SOHR, May 29, 2019、UPI, May 29, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍がイドリブ県などへの攻撃を続け、反体制派戦闘員43人、民間人18人が死亡(2019年5月29日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから1ヶ月目となる5月29日も、シリア・ロシア軍が爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が激しく交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より61人(民間人18人、シリア軍兵士0人、反体制武装集団戦闘員43人)増えて925人となった。

うち、303人が民間人(女性63人、子供72人を含む)、622人がシリア軍兵士(269人)および反体制武装集団戦闘員(353人)。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は80回、投下した「樽爆弾」の数は46発を記録、ロシア軍戦闘機も15回の爆撃を行った。

また、シリア軍地上部隊が発射した砲弾は565発以上にのぼった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でアリーハー市、シャイフ・ムスタファー村、ハーン・シャイフーン市、カンスフラ村、スフーフン村、アービディーン村、サルジャ村、カルサア村、マアッルズィーター村、ムサイビーン村一帯、ウライニバ村、タルナバ村一帯、ナキール村、カフルサジュナ村、マアッラト・ハルマ村、ラカーヤー村、ハッサーナ村、カッサービーヤ村に爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでフバイト村、バーラ村、アービディーン村、ナキール村、ウライニバ村、マアッラト・ハルマ村一帯、カフルズィーター市に「樽爆弾」を投下した。

またシリア軍は地上部隊が、県南部各所を砲撃した。

ロシア軍もハーン・シャイフーン市、カフルサジュナ村、フバイト村一帯を爆撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月29日付)によると、サルジャ村に対するシリア軍の爆撃で女性5人、子供1人を含む民間人7人が死亡、バーラ村では「樽爆弾」によって子供2人を含む民間人3人が死亡した。

またフバイト村に対する爆撃で、ロシア軍は燃料気化爆弾を使用し、民間人3人が死亡したという。

一方、シャーム解放機構に近いイバー・ネット(5月29日付)によると、シャーム解放機構の治安部隊が「アサド政権」のために活動する一家3人を拘束したと伝えた。

こうしたなか、ドゥラル・シャーミーヤ(5月30日付)によると、人民抵抗連隊が、反体制派支配地域の境界地帯でシリア軍の進軍に備えるため、「汝のくにを防御せよ」と銘打った作戦を開始したと発表した。

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ハマー県では、SANA(5月29日付)によると、反体制武装集団がシリア政府支配下のカムハーナ町、シャトハ町、サルハブ市、スカイラビーヤ市を砲撃し、女性1人が死亡、7人が負傷した。

これに対して、シリア軍はイドリブ県のカフルサジュナ村、バーラ村一帯から県北部に進入・展開したシャーム解放機構に対して砲撃を加えた。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍は戦闘機でクマイナース村に爆撃を実施、地上部隊が県北部各所を砲撃した。

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ラタキア県では、ドゥラル・シャーミーヤ(5月29日付)によると、トルコの支援を受ける国民火砲戦線がカルア山にあるシリア軍拠点複数カ所を襲撃し、兵士多数を殺傷した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊が県北部各所を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊が、県西部各所を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を11件(ラタキア県10件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を4件(ハマー県2件、アレッポ県1件、イドリブ県1件)確認した。

AFP, May 29, 2019、ANHA, May 29, 2019、AP, May 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2019、May 30, 2019、al-Hayat, May 30, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 29, 2019、Reuters, May 29, 2019、SANA, May 29, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, May 29, 2019、SOHR, May 29, 2019、UPI, May 29, 2019などをもとに作成。

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YPGとシリア政府はダイル・ザウル県タナク油田の施設売却と石油売買で合意(2019年5月28日)

アナトリア通信(5月28日付)は、シリア民主軍を主導する人民防衛隊(YPG)が石油部門でシリア政府との協力関係を強めていると伝えた。

同通信社によると、「YPGはアサド政権と石油部門での協力を拡大した。これは、YPGの支配下にある国内最大級の油田の建設に関するもので、YPGはこれを政権側に売却しようとしている」という。

複数の地元筋によると、YPGは、ダイル・ザウル県のタナク油田の石油生産施設を売却することをシリア政府との間で合意、この合意は5月27日に発効したという。

同消息筋によると、YPGはまた、タナク油田産の石油を1バレル41米ドルを販売し、売却された石油を地元の商人や仲介業者が陸路でシリア政府支配地域に輸送することをシリア政府と合意したという。

AFP, May 28, 2019、Anadolu Ajansı, May 28, 2019、ANHA, May 28, 2019、AP, May 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 28, 2019、al-Hayat, May 29, 2019、Reuters, May 28, 2019、SANA, May 28, 2019、SOHR, May 28, 2019、UPI, May 28, 2019などをもとに作成。

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米主導の有志連合がダイル・ザウル県で車2台を爆撃(2019年5月28日)

ダイル・ザウル県では、ザマーン・ワスル(5月28日付)などによると、米主導の有志連合がナムリーヤ村とアブー・ナイタル村間の街道で車2台に対して爆撃を行った。

AFP, May 28, 2019、ANHA, May 28, 2019、AP, May 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 28, 2019、al-Hayat, May 29, 2019、Reuters, May 28, 2019、SANA, May 28, 2019、SOHR, May 28, 2019、UPI, May 28, 2019、Zaman al-Wasl, May 28, 2019などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダにイドリブ県の自治を委託されているシリア救国内閣首班はトルコ軍の駐留に疑念を呈する(2019年5月28日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構にイドリブ県を中心とする支配地域の自治を委託されているシリア救国内閣のファウワーズ・ヒラール首班は、シリア・ロシア軍の激しい攻撃に関して、シリア政府との境界地帯に設置されているトルコ軍監視所の役割に疑念を呈した。

ヒラール首班は「今回の攻撃は厳しいものだ…。政権がハマー県北部郊外とイドリブ県南部郊外にある我々の防衛線を破壊したら、(トルコとの)国境地帯まで攻撃がとどまることはない」としたうえで、「国民が保護されるという希望のもとにトルコの監視所が設置されたが、これらの拠点は現在、自分たちすら守ることができないでいるというのが実情だ」と述べた。

そのうえで「我々がトルコが十分な責任を果たし、まずは自分たちが設置した拠点を、そして続いて自分たちが進駐している地域を防衛し、ロシア軍とシリア軍の戦闘機の旋回と爆撃を阻止することを望んでいる…。監視所、そしてその周辺地域が砲撃されることで、多くのトルコ軍兵士が負傷している。こうした事態のなか、多くの疑問符が浮かぶ。我々はトルコの同胞が自分たちの役割を説明する必要があると考えている。彼らは監視所を設置して何をしたいのか」と批判した。

ロイター通信(5月28日付)が伝えた。

AFP, May 28, 2019、ANHA, May 28, 2019、AP, May 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 28, 2019、al-Hayat, May 29, 2019、Reuters, May 28, 2019、SANA, May 28, 2019、SOHR, May 28, 2019、UPI, May 28, 2019などをもとに作成。

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シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市(ハサカ県)で爆弾が爆発(2019年5月28日)

ハサカ県では、ANHA(5月28日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるカーミシュリー市のアッカーシュ交差点(通称「四叉路」)に近いサイファーン公園に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

死傷者はなかった。

AFP, May 28, 2019、ANHA, May 28, 2019、AP, May 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 28, 2019、al-Hayat, May 29, 2019、Reuters, May 28, 2019、SANA, May 28, 2019、SOHR, May 28, 2019、UPI, May 28, 2019などをもとに作成。

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フランス外務大臣「我々はイドリブ県一帯で化学兵器が使用されたことを示す兆候を持っているが、まだ調査は完了していない」(2019年5月28日)

フランスのジャン=イヴ・ル・ドリアン外務大臣は国民議会(下院)の外交委員会で、「我々はイドリブ県一帯で化学兵器が使用されたことを示す兆候を持っているが、まだ調査は完了していない」と述べた。

AFP(5月28日付)が伝えた。

AFP, May 28, 2019、ANHA, May 28, 2019、AP, May 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 28, 2019、al-Hayat, May 29, 2019、Reuters, May 28, 2019、SANA, May 28, 2019、SOHR, May 28, 2019、UPI, May 28, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県ジンディールス市で東部自由人連合とシャーム自由人イスラーム運動が交戦(2019年5月28日)

アレッポ県では、ANHA(5月28日付)によると、トルコの占領下にあるアフリーン郡ジンディールス町の市場で東部自由人連合とシャーム自由人イスラーム運動が交戦した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、27日にシャッラー村近郊のフィーラート・カーディー村でシャーム戦線の拠点を攻撃、バーブ市近郊のハズワーン村近郊でシャーム自由人イスラーム運動が乗った車輌を爆破し、戦闘員4人を殺害したと発表した。

AFP, May 28, 2019、ANHA, May 28, 2019、AP, May 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 28, 2019、al-Hayat, May 29, 2019、Reuters, May 28, 2019、SANA, May 28, 2019、SOHR, May 28, 2019、UPI, May 28, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県、アレッポ県などへのシリア軍の爆撃は続き、民間人30人が死亡、ダール・ヒクマ病院(カフルナブル市)、ラカーヤー救急医療センターが利用不要に(2019年5月28日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから29日目となる5月28日も、シリア・ロシア軍が爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が激しく交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より30人(民間人30人、シリア軍兵士0人、反体制武装集団戦闘員0人)増えて864人となった。

うち、285人が民間人(女性59人、子供68人を含む)、579人がシリア軍兵士(269人)および反体制武装集団戦闘員(310人)。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は134回、投下した「樽爆弾」の数は86発を記録、ロシア軍戦闘機も19回の爆撃を行った。

また、シリア軍地上部隊が発射した砲弾は790発以上にのぼった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でフバイト村に17回、ヒーシュ村に8回、ハーン・シャイフーン市に7回、カフルナブル市、カフル・ウワイド村、シャイフ・ムスタファー村、ラカーヤー村、カルサア村、トゥラムラー村にそれぞれ5回、カッサービーヤ村、バウワービーヤ村一帯、ハーン・スブル村、イフスィム町にそれぞれ3回、マアッラト・マーティル町、サラーキブ市、ラカーヤー村、ハザーリーン村、ナキール村、カフルサジュナ村、バーブーリーン村、マアッルハッタート村、フライフィル村にそれぞれ2回の爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでフバイト村に「樽爆弾」55発、ハーン・スブル村に10発、スフーフン村、ヒーシュ村、カッサービーヤ村、カフル・アイン村に3発を投下した。

またシリア軍は地上部隊が県南部各所を砲撃した。

ロシア軍もマアッラト・ヌウマーン市、フィキーア村を爆撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月28日付)によると、イフスィム町、マアッラト・マーティル町、スフーフン村、ハーン・スブル村に対するシリア軍の爆撃で子供2人と女性1人を含む5人が死亡した。

また、カフルナブル市のダール・ヒクマ病院とラカーヤー村の救急医療センターが破壊され利用不能となり、ハーン・スブル村のアブー・バクル・スィッディーク・モスクが破壊された。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカフル・ハラブ村に5回、アターリブ市およびその一帯に5回、ハーン・アサル村に3回、バスィーダー村、バシュカーティーン村、第46中隊基地(アターリブ市近郊)、ICARDA地区に2回の爆撃を実施した。

またシリア軍は地上部隊が県西部各所を砲撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月28日付)によると、シリア軍の爆撃ではカフル・ハラブ村の市場が標的となり、女性と子供を含む市民10人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカッバーナ村に7回の爆撃を実施した。

またシリア軍は地上部隊が県北部各所を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がカフルズィーター市、サイヤード村、シャフルナーズ村を爆撃した。

またシリア軍は地上部隊が県北部各所を砲撃した。

一方、SANA(5月28日付)によると、シリア軍がムーリク市、ザカート村、アルバイーン村にあるシャーム解放機構など反体制武装集団の拠点を重点的に砲撃し、外国人を含む複数の戦闘員を殺傷した。

これに対して、反体制武装集団は、シリア政府支配下のカムハーナ町、サルハブ市を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を12件(ハマー県3件、ラタキア県9件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を13件(イドリブ県3件、アレッポ県4件、ラタキア県2件、ハマー県4件)確認した。

AFP, May 28, 2019、ANHA, May 28, 2019、AP, May 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 28, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 28, 2019、al-Hayat, May 29, 2019、Reuters, May 28, 2019、SANA, May 28, 2019、SOHR, May 28, 2019、UPI, May 28, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから288人、ヨルダンから618人の難民が帰国、避難民8人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年5月28日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月28日付)を公開し、5月27日に難民906人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは288人(うち女性87人、子供147人)、ヨルダンから帰国したのは618人(うち女性198人、子供336人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は236,747人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者82,824人(うち女性24,360人、子ども41,079人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者153,923人(うち女性46,021人、子ども78,173人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 466,027人(うち女性139,861人、子供237,569人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,659,752人(うち女性1,997,926人、子供3,396,474人)。

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一方、国内避難民8人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは8人(うち女性3人、子供4人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は30,239人(うち女性9,477人、子供44,736人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,298,835人(うち女性386,338人、子供648,448人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 28, 2019をもとに作成。

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ロシアとYPGはトルコの侵攻が懸念されるアレッポ県北部タッル・リフアト市近郊にロシア軍監視所3カ所の設置と合同パトロール実施で合意(2019年5月27日)

バスニュース(5月27日付)は、複数のメディア筋の話として、ロシアが人民防衛隊(YPG)との3日におよぶ協議の末、トルコ軍およびその支援を受ける反体制武装集団の侵攻が懸念されているアレッポ県北部のタッル・リフアト市近郊にロシア軍監視所3カ所を新設し、アフリーン郡一帯のトルコ占領地域との境界地帯で合同パトロールを行うことを合意したと伝えた。

タッル・リフアト市一帯は、北・東シリア自治局がシャフバー地区と呼び、シリア政府と共同統治を行っている。

AFP, May 27, 2019、ANHA, May 27, 2019、AP, May 27, 2019、Basnews, May 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 27, 2019、al-Hayat, May 27, 2019、Reuters, May 27, 2019、SANA, May 27, 2019、SOHR, May 27, 2019、UPI, May 27, 2019などをもとに作成。

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シャーム解放機構はイドリブ県でダーイシュ幹部を殺害(2019年5月27日)

イドリブ県では、シャーム解放機構に近いイバー・ネット(5月27日付)によると、シャーム解放機構の治安機関が県北部の支配地域でダーイシュ(イスラーム国)を要撃、イドリブ州ワーリー(ワーリー・ハワーリジュ・バクダーディー)を務めるというアブー・スライマーン・イラーキーなる人物を殺害した。

AFP, May 27, 2019、ANHA, May 27, 2019、AP, May 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 27, 2019、al-Hayat, May 27, 2019、Reuters, May 27, 2019、SANA, May 27, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, May 27, 2019、SOHR, May 27, 2019、UPI, May 27, 2019などをもとに作成。

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SANAはシリア軍が制圧したハマー県カルアト・マディーク町のホワイト・ヘルメットの野戦病院で押収された防毒マスクなどを公開(2019年5月27日)

SANA(5月27日付)は、5月9日に解放されたハマー県のカルアト・マディーク町で地雷・爆発物などの撤去作業にあたるシリア軍部隊が最近になって発見したというホワイト・ヘルメットの野戦病院で押収された医薬品、救急医療用品、ユニホーム、ヘルメット、防毒マスク、AED(自動体外式除細動器)などの映像や写真を公開した。

カルアト・マディーク町をはじめとするハマー県北部、北西部、イドリブ県南部、東部は、シリア・ロシア軍の戦闘が激化したことを受けてほとんどの住民は避難しており、同地に残留したホワイト・ヘルメットは、反体制武装集団に従軍し、救急活動、医療活動などを行っていたとみられる。

AFP, May 27, 2019、ANHA, May 27, 2019、AP, May 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 27, 2019、al-Hayat, May 27, 2019、Reuters, May 27, 2019、SANA, May 27, 2019、SOHR, May 27, 2019、UPI, May 27, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍の爆撃はイドリブ県に集中、シャーム解放機構支配下のアリーハー市では民間人6人が死亡(2019年5月27日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから28日目となる5月27日も、シリア・ロシア軍が爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が激しく交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より20人(民間人19人、シリア軍兵士37人、反体制武装集団戦闘員45人)増えて834人となった。

うち、255人が民間人(女性53人、子供53人を含む)、579人がシリア軍兵士(269人)および反体制武装集団戦闘員(310人)。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は134回、投下した「樽爆弾」の数は144発を記録、ロシア軍戦闘機も8回の爆撃を行った。

また、シリア軍地上部隊が発射した砲弾は400発以上にのぼった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でフバイト村に26回、ハーン・シャイフーン市に20回、マアッラト・ハルマ村に19回、カフルナブル市に8回、シャイフ・ムスタファー村に6回、ハザーリーン村に5回、アリーハー市、イブリーン村にそれぞれ3回、バーラ村一帯、バーティンタ村、イフスィム町、カフル・ウワイド村、ナキール村、マアッルズィーター村、カルサア村、フィキーア村、スフーフン村、トゥラムラー村、カンスフラ村、マアッラト・スィーン村、マシューン村、カフルサジュナ村にそれぞれ2回の爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでマアッラト・ハルマ村に「樽爆弾」39発、フバイト村に35発、カフルサジュナ村に19発、ハーン・シャイフーン市に16発、シャイフ・ムスタファー村に11発、サルマーニーヤ村、マアッルズィーター村、ヒーシュ村、ナキール村にそれぞれ2発を投下した。

シリア軍地上部隊も県南部を砲撃した。

ロシア軍戦闘機もカルサアに4回、ナキール村、フバイト村にそれぞれ2回の爆撃を行った。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月27日付)によると、このうちアリーハー市に対する爆撃では、女性4人を含む民間人6人が死亡、12人が瓦礫の下敷きになった。

一方、SANA(5月27日付)によると、シリア軍がカフルナブル市、トゥラムラー村にあるシャーム解放機構の拠点を重点的に砲撃し、複数の戦闘員を殺傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカッバーナ村一帯に14回の爆撃を実施するとともに、ヘリコプターで同地に「樽爆弾」16発を投下した。

シリア軍地上部隊も同地を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県北部を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊が県西部を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を15件(ラタキア県10件、ハマー県5件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を15件(イドリブ県2件、ハマー県13件)確認した。

AFP, May 27, 2019、ANHA, May 27, 2019、AP, May 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 27, 2019、al-Hayat, May 27, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 27, 2019、Reuters, May 27, 2019、SANA, May 27, 2019、SOHR, May 27, 2019、UPI, May 27, 2019などをもとに作成。

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イスラエル軍がクナイトラ県内のシリア軍拠点をミサイル攻撃、兵士1人が死亡、複数が負傷(2019年5月27日)

シリア軍筋は、イスラエル軍が27日晩(午後9時10分)、クナイトラ県ハーン・アルナバ市東部に位置するシリア軍の拠点1カ所を攻撃、兵士1人が死亡、1人が負傷したと発表した。

イスラエル軍はこの攻撃に先立って、同県タッル・シャッアール丘に対してもミサイル攻撃を行い、複数人が負傷した。

SANA(5月27日付)が伝えた。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍による攻撃は地対地ミサイルによるもので、シリア軍防空部隊を狙ったもののだという。

AFP, May 27, 2019、ANHA, May 27, 2019、AP, May 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 27, 2019、al-Hayat, May 27, 2019、Reuters, May 27, 2019、SANA, May 27, 2019、SOHR, May 27, 2019、UPI, May 27, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから407人、ヨルダンから747人の難民が帰国、避難民15人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年5月27日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月27日付)を公開し、5月26日に難民1,154人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは407人(うち女性118人、子供200人)、ヨルダンから帰国したのは747人(うち女性202人、子供343人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は235,841人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者82,536人(うち女性24,360人、子ども41,079人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者153,305人(うち女性46,021人、子ども78,173人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 465,121人(うち女性130,449人、子供221,579人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,659,752人(うち女性1,997,926人、子供3,396,474人)。

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一方、国内避難民15人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは10人(うち女性4人、子供4人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは5人(うち女性1人、子供3人)、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は30,231人(うち女性8,674人、子供12,715人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,298,827人(うち女性391,233人、子供656,481人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 27, 2019をもとに作成。

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YPGシリア民主軍所属の一個中隊が除隊を認められないことに抗議し反乱、一部が脱走(2019年5月26日)

ハーブール(5月26日付)は、ハサカ県のタッル・タムル町近郊にある兵舎で、徴兵された若者からなるシリア民主軍所属の一個中隊が反乱を起こし、一部が脱走したと伝えた。

これを受け、シリア民主軍を主導する人民防衛隊(YPG)が、脱走兵を追ってカーミシュリー市近郊のアラブ人の町・村で強制捜査を行った。

脱走兵の数は300人に上り、徴兵期間終了後も除隊を認められてないことに抗議、25日に離反を宣言していたという。

離反宣言を受けて、シリア民主軍が兵舎を包囲し、戦闘によって双方に多数の死者が出る一方、30人あまりが兵舎を脱走した。

YPGが逃亡先と思われるカーミシュリー市近郊に車輌15輌からなる追跡部隊を派遣、タッル・ブラーク町、カフターニーヤ市、ヤアルビーヤ町、ルマイラーン町で強制捜査を行い、20人以上を拘束した。

AFP, May 27, 2019、ANHA, May 27, 2019、AP, May 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 27, 2019、al-Hayat, May 27, 2019、al-Khabur, May 26, 2019、Reuters, May 27, 2019、SANA, May 27, 2019、SOHR, May 27, 2019、UPI, May 27, 2019などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダとトルコの支援を受ける反体制派が一同に会し、シリア・ロシア軍の攻撃に対する軍事面での連携強化、合同作戦司令室設置の是非について協議(2019年5月26日)

ドゥラル・シャーミーヤ(5月26日付)は、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者、トルコが支援する国民解放戦線に参加するアル=カーイダ系のシャーム自由人イスラーム運動のジャービル・アリー・バーシャー総司令官、バラク・オバマ前米政権の支援を受けてきた「穏健な反体制派」のイッザ軍、シャームの鷹旅団のアブー・イーサー・シャイフ司令官が一同に会して会合を開き、シリア・ロシア軍の攻撃によって悪化したイドリブ県、ハマー県の戦況への対応について協議したと伝えた。

会合が開かれた場所は不明。

国民解放戦線のハサン・スーファーン氏(シャーム自由人イスラーム運動前総司令官)、シャリーア学者のアナス・アルヌート氏のほか、「革命諸派」の司令官や法学者も同席したという。

会合では、シリア・ロシア軍に対する軍事面での連携、合同作戦司令室の設置の是非などについて話し合われたという。

AFP, May 26, 2019、ANHA, May 26, 2019、AP, May 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 26, 2019、al-Hayat, May 27, 2019、Reuters, May 26, 2019、SANA, May 26, 2019、SOHR, May 26, 2019、UPI, May 26, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍はイドリブ県などに対して286回の爆撃を実施、「樽爆弾」175発を投下、砲弾1,285発を撃ち込み、ハマー県北部のカフルヌブーダ町を再制圧(2019年5月26日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯第1ゾーンでは、シリア・ロシア軍が攻撃を激化させてから27日目となる5月26日も、シリア・ロシア軍が爆撃を実施、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団が激しく交戦した。

シリア人権監視団によると、4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より94人(民間人12人、シリア軍兵士37人、反体制武装集団戦闘員45人)増えて814人となった。

うち、236人が民間人(女性46人、子供47人を含む)、578人がシリア軍兵士(269人)および反体制武装集団戦闘員(309人)。

シリア軍戦闘機による爆撃回数は220回、投下した「樽爆弾」の数は175発を記録、ロシア軍も46回の爆撃を実施した。

また、シリア軍地上部隊が発射した砲弾は1,285発以上にのぼった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でフバイト村に42回、ハーン・シャイフーン市およびその一帯に28回、アービディーン村に10回、ナキール村に7回、ヒーシュ村に7回、カッサービーヤ村に5回、スフーフン村に5回、カフルサジュナ村、シャイフ・ムスタファー村、ウンム・ザイトゥーナ村、マアッラト・ヌウマーン市、フライフィル村、タッルアース村にそれぞれ3回の爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでフバイト村に「樽爆弾」42発を、ハーン・シャイフーン市およびその一帯に10発、ファッティーラ村に8発、カッサービーヤに8発、シャイフ・ムスタファー村に7発、ナキール村に3発、マルダム村、マアッラト・スィーンにそれぞれ2発投下した。

シリア軍地上部隊も県南部、シャフシャブー山一帯を砲撃した。

ロシア軍戦闘機もフバイト村、ハーン・シャイフーン市およびその一帯、マルダム村、ファッティーラ村、ミラージャ村、カフルムース村、バアルブー村、アルマナーヤー村、トゥラムラー村、カフルサジュナ村、シャイフ・ダーミス村に爆撃を実施した。

https://www.facebook.com/idleb.Network.News/videos/448089572425041/

ドゥラル・シャーミーヤ(5月26日付)によると、シリア軍はハーン・シャイフーン市、アービディーン村に対する爆撃で白リン弾を使用したという。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカフルヌブーダ町に79回、カフルズィーター市に3回の爆撃を実施するとともに、ヘリコプターでカフルヌブーダ町に「樽爆弾」91発、カフルズィーター市に2発を投下した。

シリア軍地上部隊も県北部のガーブ平原などを砲撃、カフルヌブーダ町だけで710発以上の砲弾を撃ち込んだ。

ロシア軍戦闘機もカフルズィーター市に爆撃を実施した。

この攻撃により、SANA(5月26日付)、ANHA(5月26日付)などによると、シリア軍はカフルヌブーダ町を完全制圧し、同地から反体制武装集団を一掃した。

シリア軍は5月8日にカフルヌブーダ町を制圧していたが、その後、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構、トルキスタン・イスラーム党、イッザ軍、そしてトルコの支援を受ける国民解放戦線による反撃を受け、10日に同地の70%を喪失し、一進一退の攻防を続けていた。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(5月26日付)、反体制武装集団はカフルヌブーダ町などでシリア軍の戦車、装甲車輌などを破壊、SANAによると、シリア政府支配下のスカイラビーヤ市、ムハルダ市を砲撃し、住民2人が負傷した。

このほか、SANAによると、カルアト・マディーク町で爆発物などの撤去を続けるシリア軍が、地下20メートル、全長50メートルの地下トンネルを発見した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が戦闘機でカッバーナ村一帯に16回の爆撃を実施した。

また地上部隊が同地一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を14件(ハマー県3件、ラタキア県11件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を10件(ハマー県8件、アレッポ県1件、ラタキア県1件)確認した。

AFP, May 26, 2019、ANHA, May 26, 2019、AP, May 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 26, 2019、al-Hayat, May 27, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 26, 2019、Reuters, May 26, 2019、SANA, May 26, 2019、SOHR, May 26, 2019、UPI, May 26, 2019などをもとに作成。

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レバノン・ヒズブッラーのナスルッラー書記長「欧米諸国、アラブ湾岸諸国はシリアでの国会選挙に難民を参加させたくないので、その帰国を阻止している」(2019年5月26日)

レバノンのヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長は、2006年のレバノン紛争の戦勝記念日にあたる「解放記念日」(5月25日)に合わせて、マナール・チャンネル(5月25日付)を通じてテレビ演説を行った。

演説ではシリア情勢についても言及、「アサド大統領は電話会談で、すべてのシリア難民を帰還させたいとの意思を示し、帰還を促す用意があると述べた」と述べた。

ナスルッラー書記長はまた、「しかし、米国、西側諸国、そしてアラブ湾岸諸国は、(2020年に)シリアで(人民議会)選挙があるため、シリア難民が帰国することを頑なに拒否している…。政治的な理由で、シリア難民の帰国を阻止しようとしており、それはアメとムチを用いて行われている…。シリアが安全でないとの吹聴することが、シリア人に帰国への恐怖を抱かせようとする方法の一つだ」と述べ、西側諸国を非難した。

AFP, May 26, 2019、ANHA, May 26, 2019、AP, May 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, May 26, 2019、al-Hayat, May 27, 2019、Qanat al-Manar, May 26, 2019、Reuters, May 26, 2019、SANA, May 26, 2019、SOHR, May 26, 2019、UPI, May 26, 2019などをもとに作成。

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ロシア難民受入移送居住センター:レバノンから342人、ヨルダンから699人の難民が帰国、避難民17人(うちルクバーン・キャンプからの帰還者0人)が帰宅(2019年5月26日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月26日付)を公開し、5月25日に難民1,041人が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは342人(うち女性27人、子供45人)、ヨルダンから帰国したのは699人(うち女性184人、子供213人)。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は234,687人となった。

内訳は、レバノンからの帰国者82,129人(うち女性24,360人、子ども41,079人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者152,558人(うち女性27,542人、子ども46,762人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

また、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は 463,967人(うち女性139,243人、子供236,519人)となった。

なお、45カ国で難民登録したシリア人の数は6,659,752人(うち女性1,997,926人、子供3,396,474人)。

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一方、国内避難民17人が新たに帰宅した。

うち東グータ地方に帰宅したのは11人(うち女性5人、子供4人)、ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由してダマスカス郊外県、ヒムス県などに帰宅したのは0人、ヒムス県南東グラーブ山の通行所を経由して帰還したのは6人(うち女性2人、子供2人)、イドリブ県アブー・ズフール町郊外の通行所を経由して帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は30,216人(うち女性4,383人、子供5,478人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,298,812人(うち女性386,338人、子供648,448人)となった。

なお、グラーブ山通行所を経由して帰還した6人のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は0人だった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 26, 2019をもとに作成。

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