トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県、ラッカ県各所を砲撃(2021年12月13日)

ハサカ県では、ANHA(12月13日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタウィーラ村、タッル・カラービート村を砲撃した。

SANA(12月13日付)によると、この砲撃でタッル・タムル町の変電所に電気を供給する送電線が切断され、変電所が利用不能となった。

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ラッカ県では、ANHA(12月13日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊に位置する国内避難民(IDPs)キャンプ、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, December 13, 2021、ANHA, December 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 13, 2021、Reuters, December 13, 2021、SANA, December 13, 2021、SOHR, December 13, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県ズィーバーン町でシリア民主軍の本営が「人民諸派」の攻撃を受ける(2021年12月13日)

ダイル・ザウル県では、SANA(12月13日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるズィーバーン町にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の本営が「人民諸派」の攻撃を受け、施設が被害を受けたほか、車輌多数が破壊された。

AFP, December 13, 2021、ANHA, December 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 13, 2021、Reuters, December 13, 2021、SANA, December 13, 2021、SOHR, December 13, 2021などをもとに作成。

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米軍がダイル・ザウル県ブサイラ市で大規模空挺作戦を実施し4人を殺害する一方、ウマル油田近くで爆発発生(2021年12月13日)

ダイル・ザウル県では、SANA(12月13日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるブサイラ市およびその周辺地域で米軍が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とともに大規模な空挺作戦を実施し、住居や農地に対して無差別に発砲し、住民3人を銃殺した。

殺害された3人は家族。

シリア人権監視団によると、殺害されたのは4人。

また住民多数が拘束されたという。

空挺作戦は、スワル町の刑務所から脱走した武器密輸業者、ダーイシュ(イスラーム国)メンバーを拘束するのが目的。

空挺作戦実施後、シリア民主軍がブサイラ市に展開し、拡声器を通じて住民に対して外出を控えるよう警告したという。

同監視団にようと、外出禁止措置は、空挺作戦で殺害・拘束できなかった脱走者を追跡するためのものだという。

一方、シリア人権監視団によると、米軍が違法に基地を設置しているウマル油田一帯で、爆発が複数回にわたって発生した。

爆発の原因は不明だが、複数の活動家によると、爆発による煙があがるなか、米主導の有志連合の部隊が同地を巡回していたという。

これに関して、スプートニク・ニュース(12月13日付)は、迫撃砲弾複数発が基地に着弾したと伝えた。

複数の地元筋によると、爆発音が4回続けて聞こえ、その後煙が立ち上り、その後米軍の無人偵察機が同地上空で旋回を続けていたという。

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ハサカ県では、SANA(12月13日付)によると、米軍がハッラーブ・ジール村の基地に配備されている軍用車輌や戦車をルマイラーン町内に移動させた。

AFP, December 13, 2021、ANHA, December 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 13, 2021、Reuters, December 13, 2021、SANA, December 13, 2021、SOHR, December 13, 2021、Sputnik News, December 13, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府の支配下にあるイドリブ県のM5高速道路の沿線を砲撃(2021年12月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府の支配下にあるM5高速道路の沿線に位置するカフルバッティーフ村、ハーン・スブル村の森林地帯を砲撃した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方各所を砲撃した。

シリア軍はまた、「決戦」作戦司令室の支配下にあるマンタフ村、マアッルバリート村、マアッルザーフ町を誘導砲弾3OF39クラスノポールで砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装集団がフラーク市近郊のシリア軍第52機械化旅団基地に周辺に設置されている警備拠点複数カ所を襲撃した。

これに対して、第52機械化旅団がフラーク市各所を砲撃し対抗した。

一方、政府当局は2018年のシリア軍による同県制圧時に拘束した反体制武装集団メンバーら約20人を釈放した。

このほか、シャイフ・サアド村近郊で正体不明の武装集団がヨルダン国籍の退役士官1人を殺害した。

殺された退役士官は、シリア人と結婚した娘に会うためにシャジャラ町を訪れていた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県2件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反6件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3113740308868704

AFP, December 13, 2021、ANHA, December 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 13, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 13, 2021、Reuters, December 13, 2021、SANA, December 13, 2021、SOHR, December 13, 2021、December 14, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で78人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で40人(2021年12月13日)

保健省は政府支配地域で新たに78人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者100人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、12月13日現在の支配地内での感染者数は計49,350人、うち死亡したのは2,818人、回復したのは30,573人となった。

SANA(12月13日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/661754041874343

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で12月13日に新たに40人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、132人が完治し、1人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡5人、イドリブ郡11人、ハーリム郡8人、アリーハー郡3人、アレッポ県スィムアーン山郡1人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡9人、アアザーズ郡2人。

これにより、同地での感染者数は計92,698人、うち死亡したのは2,273人、回復したのは65,360人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1729906727214211

AFP, December 13, 2021、ACU, December 13, 2021、ANHA, December 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 13, 2021、Reuters, December 13, 2021、SANA, December 13, 2021、SOHR, December 13, 2021などをもとに作成。

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ラッカ市西でシリア民主軍が若い夫婦にいやがらせを行った末、夫を銃殺(2021年12月12日)

ラッカ県では、SANA(12月12日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ市西のジャズラ交差点で若い男性に発砲し、殺害した。

ドゥラル・シャーミーヤ(12月12日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、事件は、この男性(ハサン・バクリー・アブー・イブラーヒーム氏)が妻とともにジャズラ交差点のシリア民主軍の検問所を通過しようとした際に、兵士らが妻にいやがらせをしたことがきっかけ。

いやがらせを辞めさせようとする男性と口論となったシリア民主軍兵士が男性に発砲し、殺害した。

事件を知った住民らは、抗議デモを呼びかけているという。

AFP, December 12, 2021、ANHA, December 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 12, 2021、Reuters, December 12, 2021、SANA, December 12, 2021、SOHR, December 12, 2021などをもとに作成。

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アレッポ県タッル・リフアト市近郊のヒルバト・ハヤート村でトルコとその支援を受ける「テロリスト傭兵」の占領に抗議するデモが行われ、住民らが参加(2021年12月12日)

アレッポ県では、SANA(12月12日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のヒルバト・ハヤート村でトルコとその支援を受ける「テロリスト傭兵」の占領に抗議するデモが行われ、住民らが参加した。

AFP, December 12, 2021、ANHA, December 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 12, 2021、Reuters, December 12, 2021、SANA, December 12, 2021、SOHR, December 12, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でシリア民主軍がアサーイシュに発砲、住民が街道を封鎖し抗議(2021年12月12日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるガラーニージュ市で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が検問所を無視して通過しようとした内務治安部隊(アサーイシュ)の幹部の車に向けて発砲し、物的被害が出た。

これに抗議し、住民が幹線道路を封鎖し、シリア民主軍の車輌を標的とするなどとして抗議の意思を示した。

AFP, December 12, 2021、ANHA, December 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 12, 2021、Reuters, December 12, 2021、SANA, December 12, 2021、SOHR, December 12, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ムサッラブ村近郊でダーイシュがパレスチナ人民兵組織のクドス旅団とシリア軍大17師団の拠点複数カ所を襲撃し、24人を殺傷、ロシア軍が同地を爆撃(2021年12月12日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団、アイン・フラート(12月12日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が11日深夜から12日未明にかけて、ムサッラブ村近郊の砂漠地帯にあるパレスチナ人民兵組織のクドス旅団とシリア軍大17師団の拠点複数カ所を襲撃し、民兵と兵士7人を殺害、17人を負傷させた。

これを受けるかたちで、ロシア軍戦闘機は同地一帯でダーイシュに対して8回の爆撃を実施した。

AFP, December 12, 2021、ANHA, December 12, 2021、‘Ayn al-Furat, December 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 12, 2021、Reuters, December 12, 2021、SANA, December 12, 2021、SOHR, December 12, 2021などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるイドリブ県カフル・ムーサー村一帯を砲撃し、シリア軍兵士3人が死亡、2人が負傷(2021年12月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフル・ムーサー村一帯を砲撃し、シリア軍兵士3人が死亡、2人が負傷した。

「決戦」作戦司令室はまた、カフルバッティーフ村一帯を砲撃した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、バイニーン村、フライフィル村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアターリブ市を砲撃し、男性1人が死亡した。

シリア軍はまた、カフルタアール村に対して激しい砲撃を行った。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を8件(イドリブ県2件、ラタキア県0件、アレッポ県6件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を確認しなかった。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3113062812269787

AFP, December 12, 2021、ANHA, December 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 12, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 12, 2021、Reuters, December 12, 2021、SANA, December 12, 2021、SOHR, December 12, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で83人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で29人、政府はレバノン人の入国規制を大幅緩和(2021年12月12日)

保健省は政府支配地域で新たに83人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者97人が完治し、5人が死亡したと発表した。

これにより、12月12日現在の支配地内での感染者数は計49,272人、うち死亡したのは2,814人、回復したのは30,473人となった。


https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/661121798604234

また、内務省は、12月13日からレバノン人の入国規制を大幅に緩和すると告知した。

告知によると、内務省が定めた新型コロナウイルス感染症にかかる感染予防対策、ないしは96時間以内のPCR検査を受け、結果が陰性だったことが入国の条件となる。
SANA(12月12日付)が伝えた。
https://www.facebook.com/syrianmoi/posts/1523754761342376

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で12月12日に新たに29人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、146人が完治し、0人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡7人、ハーリム郡13人、アリーハー郡2人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡1人、バーブ郡0人、アフリーン郡6人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計92,658人、うち死亡したのは2,272人、回復したのは65,226人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1729480040590213

AFP, December 12, 2021、ACU, December 12, 2021、ANHA, December 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 12, 2021、Reuters, December 12, 2021、SANA, December 12, 2021、SOHR, December 12, 2021などをもとに作成。

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スィーマルカー国境通行所前でイラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたカリーラー部隊の若者の遺体の引き渡しを求める座り込みデモにアームーダー区議会議員らが参加(2021年12月11日)

ハサカ県では、ANHA(12月11日付)によると、県北東部のティグリス川河畔に設置されているスィーマルカー国境通行所前の広場で北・東シリア自治局ジャズィーラ地域殉教者遺族機構が続けている座り込みデモにアームーダー区議会議員らが参加し、イラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたクルディスタン労働者党(PKK)の民兵組織である人民防衛部隊(HPG)所属のカリーラー(カレラ)部隊のメンバー5人の遺体の引き渡しを求めた。

AFP, December 11, 2021、ANHA, December 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 11, 2021、Reuters, December 11, 2021、SANA, December 11, 2021、SOHR, December 11, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ県、アレッポ県各所を砲撃(2021年12月11日)

ラッカ県では、ANHA(12月11日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のファーティサ村を砲撃した。

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アレッポ県では、ANHA(12月11日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマーリキーヤ村、バイナ村を砲撃した。

AFP, December 11, 2021、ANHA, December 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 11, 2021、Reuters, December 11, 2021、SANA, December 11, 2021、SOHR, December 11, 2021などをもとに作成。

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北・東シリア自治局は刑務所に収容していたダーイシュ・イラク人メンバー100人の身柄をイラク政府に引き渡す(2021年12月11日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターは声明を出し、シリア国内で拘束し、北・東シリア自治局管理下の刑務所に収容していたダーイシュ(イスラーム国)のイラク人メンバー100人の身柄をイラク政府に引き渡した。

ANHA(12月11日付)が伝えた。

AFP, December 11, 2021、ANHA, December 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 11, 2021、Reuters, December 11, 2021、SANA, December 11, 2021、SOHR, December 11, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がイドリブ県でジョージョア出身のテロリスト、ムスリム・アブー・ワリード・シャーシャーニーが潜伏していた民家を精密爆撃、3人が死亡、家族ら12人負傷(2021年12月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団、ザイトゥーン(12月11日付)、アフバール・アーン(12月11日付)によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるジスル・シュグール市の近郊に位置するヤアクービーヤ村の民家に対して熱気化爆弾3発で精密爆撃を行い、外国人戦闘員1人、子供2人を含む住民3人が死亡、女性複数と子供6人を含む12人
(ホワイト・ヘルメットによると13人)が負傷した。

爆撃は、シャーム解放機構との戦闘の末にラタキア県トルコマン山地方からの退去を余儀なくされていたジュヌード・シャームのムスリム・アブー・ワリード・シャーシャーニー指導者が家族とともに身を寄せていた民家を狙ったもの。

負傷者のほとんどは、シャーシャーニー氏の妻や女児など家族だという。
https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/1272401263226495

https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/posts/3147491188908601

https://www.facebook.com/watch/?v=438883904619963

なお、ロシア軍の爆撃に先立って、米主導の有志連合所属と思われる武装した偵察用無人航空機(ドローン)がトルコ国境に近いダーナー市、サルマダー市上空に飛来し、旋回を続けていた。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村一帯を砲撃した。

これに対して「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるミラージャ村、ダクマーク村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のハミーディーヤ村、クライディーン村、アンカーウィー村、ヒルバト・ナークース村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・ヌーラーン村、アウラム・クブラー町を砲撃した。

これに対して「決戦」作戦司令室もシリア政府の支配下にあるミーズナーズ村一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県4件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を確認しなかった。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3112316302344438

AFP, December 11, 2021、Akhbar al-An, December 11, 2021、ANHA, December 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 11, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 11, 2021、Reuters, December 11, 2021、SANA, December 11, 2021、SOHR, December 11, 2021、Zaytun, December 11, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で88人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で11人(2021年12月11日)

保健省は政府支配地域で新たに88人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者100人が完治し、5人が死亡したと発表した。

これにより、12月11日現在の支配地内での感染者数は計49,189人、うち死亡したのは2,809人、回復したのは30,376人となった。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/660508651998882
SANA(12月11日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で12月11日に新たに11人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、206人が完治し、2人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡4人、ハーリム郡0人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡5人、アアザーズ郡1人。

これにより、同地での感染者数は計92,629人、うち死亡したのは2,272人、回復したのは65,080人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1728679604003590

AFP, December 11, 2021、ACU, December 11, 2021、ANHA, December 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 11, 2021、Reuters, December 11, 2021、SANA, December 11, 2021、SOHR, December 11, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県ビシュリー山、ラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュに対して36回あまりの爆撃を実施(2021年12月10日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県ビシュリー山、ラッカ県ラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)に対して36回あまりの爆撃を実施した。

AFP, December 10, 2021、ANHA, December 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 10, 2021、Reuters, December 10, 2021、SANA, December 10, 2021、SOHR, December 10, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県タッル・タムル町近郊を砲撃し、シリア民主軍兵士4人死傷(2021年12月10日)

ハサカ県では、ANHA(12月10日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のダルダーラ村、タッル・シャンナーン村、タッル・ジュムア村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、この砲撃で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士2人が死亡、2人が負傷した。

AFP, December 10, 2021、ANHA, December 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 10, 2021、Reuters, December 10, 2021、SANA, December 10, 2021、SOHR, December 10, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、アレッポ県各所を砲撃(2021年12月10日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、ファッティーラ村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・ヌーラーン村一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市南の農道で住民が正体不明の武装集団に銃で撃たれて死亡した。

また、西ガーリヤ村では、男性2人が遺体で発見された。

2人は兄弟で、頭を銃で撃たれ、体には拷問による傷跡が見られた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県4件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反6件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3111462685763133

AFP, December 10, 2021、ANHA, December 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 10, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 10, 2021、Reuters, December 10, 2021、SANA, December 10, 2021、SOHR, December 10, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で93人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で33人(2021年12月10日)

保健省は政府支配地域で新たに93人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者96人が完治し、6人が死亡したと発表した。

これにより、12月10日現在の支配地内での感染者数は計49,101人、うち死亡したのは2,804人、回復したのは30,276人となった。

SANA(12月10日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/659894345393646

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/659897985393282

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で12月10日に新たに33人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、127人が完治し、1人が死亡したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡4人、イドリブ郡7人、ハーリム郡1人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡1人、バーブ郡1人、アフリーン郡9人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計92,585人、うち死亡したのは2,269人、回復したのは64,747人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1727190370819180

AFP, December 10, 2021、ACU, December 10, 2021、ANHA, December 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 10, 2021、Reuters, December 10, 2021、SANA, December 10, 2021、SOHR, December 10, 2021などをもとに作成。

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スィーマルカー国境通行所前でイラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたカリーラー部隊の若者の遺体の引き渡しを求める座り込みデモにダイリーク区議会議員らが参加(2021年12月9日)

ハサカ県では、ANHA(12月9日付)によると、県北東部のティグリス川河畔に設置されているスィーマルカー国境通行所前の広場で北・東シリア自治局ジャズィーラ地域殉教者遺族機構が続けている座り込みデモにダイリーク区議会議員らが参加し、イラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたクルディスタン労働者党(PKK)の民兵組織である人民防衛部隊(HPG)所属のカリーラー(カレラ)部隊のメンバー5人の遺体の引き渡しを求めた。

AFP, December 9, 2021、ANHA, December 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 9, 2021、Reuters, December 9, 2021、SANA, December 9, 2021、SOHR, December 9, 2021などをもとに作成。

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WFPはシリア政府支配地から反体制派支配地に境界経由(クロスライン)での支援を実施:シャーム解放機構がこれを護衛(2021年12月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団、ワタンFM(12月9日付)、アラビー・ジャディード(12月9日付)、ザイトゥーン(12月9日付)などによると、国連の人道支援を積んだ貨物車輌14輌からなる車列が、シリア政府の支配地域からM4高速道路のサラーキブ市に設置されている通行所と、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るタルナバ村に設置されている通行所(タルナバ通行所)を通って反体制派支配地に入った。

車列は食糧パック12,000個を積み、シャーム解放機構の護衛を受けて反体制派支配地に入った。

https://www.facebook.com/SYRMMC/posts/1271150556684899

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WFPの車列が反体制派支配地に入る様子を活動家やメディア関係者が撮影しようとしたが、シャーム解放機構がこれを阻止し、撮影された画像を削除、一部活動家らがこれを「シャッビーハのようだ」と批判した。

しかし、ザイトゥーンは、シャーム解放機構による規制を批判する活動家らのツイッターの書き込みは次々と削除されたとしたうえで、削除された書き込みの画像を公開した。


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今回の境界経由(クロスライン)での支援に関して、世界食糧計画(WFP)はツイッターのアカウント(https://twitter.com/WFP_AR/)を通じて「国連安保理決議第2585号(2021年7月9日採択)に沿って、WFPはアレッポ県から、WFPが契約しているイドリブ県サルマダー市の倉庫に国連の食糧および人道支援品を届けるために、車輌を手配している」、「車列に積まれた人道支援物資はシリア北西部住民の要支援者に配給される。これは越境(クロスボーダー)での支援を保管するための支援である」と発表した。

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ワタンFMによると、シャーム解放機構が支配地の自治を委託しているシリア救国内閣は「この支援は越境(クロスボーダー)での支援とは無関係で、(イドリブ県の)バーブ・ハワー国境通行所を経由した物資搬入に何の影響も与えない」と発表した。

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シリア救国内閣のムハンマド・バシール広報局長は、今回の支援を受けて記者会見を開き、「この支援において犯罪者体制の関与はない。(車列の)進入においても、配給においてもだ。これはWFPの人道支援の一つの表現だ…。この支援はバーブ・ハワー国境通行所を経由して行われる人道支援を補う追加分だ」と述べた。

バシール氏はまた「我々は境界経由(クロスライン)でのこの支援を受け入れることで困難な選択を迫られた。なぜなら、ロシアはこの支援受け入れが認められない場合、拒否権を発動するとちらつかせてきたからだ」と付言した。

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さらに、アラビー・ジャディード(12月9日付)によると、バーブ・ハワー国境通行所などの通行所を管理するシリア救国内閣の通行所局は、今回のWFPによる物資搬入について、テレグラムを通じて声明を出し、「トルコとの国境に位置するバーブ・ハワー国境通行所の人道回廊を維持するための合意の一環として」行われたとしたうえで、シャーム解放機構が車列の護衛にあたったことを明らかにした。

また「国連支援物資が体制支配地からその支配が及ばない地域に移送されたと誹謗中傷する多くの虚偽のメッセージやツイートは裏切りであり、バーブ・ハワー国境通行所からの支援をロシアが庇護する体制支配地域経由へと切り替えようとするもので、ロシアが体制に正統性を与え、体制がシャーム解放機構との明確な協力関係のもとにイドリブ県の市民に支援を届けたい意思があると見せかけようとする動きのなかで行われている」と批判した。

そのうえで「関係当局はこの決定を詳細に検討したうえで同意した。これは、バーブ・ハワー国境通行所の閉鎖に根拠を与えることを回避するためで、WFPは同通行所を通じて毎月平均で320万以上の食糧パックを1,000台以上の貨物車輌で搬入している…。イドリブ県の指導者らは、バーブ・ハワー国境通行所(の使用)の更新がされない限り、これらの支援を拒否してきた」と主張した。

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境界経由(クロスライン)での人道支援が行われるのは、8月30、31日に続いて3回目。

AFP, December 9, 2021、ANHA, December 9, 2021、‘Arabi Jadid, December 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 9, 2021、‘Inab Baladi, December 9, 2021、Reuters, December 9, 2021、SANA, December 9, 2021、SOHR, December 9, 2021、Watan FM, December 9, 2021、Zaytun, December 9, 2021などをもとに作成。

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アラビア語教員1人を含む住民2人がシリア民主軍の強制収容所の劣悪な環境下で拷問を受けるなどして死亡(2021年12月9日)

ハサカ県では、SANA(12月9日付)によると、アラビア語教員1人を含む住民2人が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の強制収容所の劣悪な環境下で拷問を受けるなどして死亡した。

タッル・ハミース市の複数の地元筋の話として伝えたところによると、2人のうちの1人はM.D.氏(35歳)で、シリア民主軍によって7カ月前に拘束され、拷問を受けていた。

また、もう1人はKh.’氏で、アラビア語教員を務めていたが、カフターニーヤ市の収容施設の劣悪な環境が原因で死亡した。

AFP, December 9, 2021、ANHA, December 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 9, 2021、Reuters, December 9, 2021、SANA, December 9, 2021、SOHR, December 9, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍の支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊を砲撃し、住民1人負傷(2021年12月9日)

アレッポ県では、ANHA(12月9日付)によると、トルコ軍の支援を受けるシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊の小トゥーハール村を砲撃し、住民1人が負傷した。

一方、トルコ占領下にあるジャラーブルス市でシリア国民軍に所属する武装グループどうしが激しく交戦した。

AFP, December 9, 2021、ANHA, December 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 9, 2021、Reuters, December 9, 2021、SANA, December 9, 2021、SOHR, December 9, 2021などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、ハマー県、ラタキア県を砲撃(2021年12月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、バーラ村、ファッティーラ村、フライフィル村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原の灌漑計画地区を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装集団がインヒル市町議会を襲撃し、副議長を銃で撃って殺害した。

また、タッル・シハーブ町で、武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーを代表していた中央委員会のメンバーが何者かによって銃で撃たれて死亡した。

さらに、マアルバ町とスワイダー県のハラバー村を結ぶ街道でシリア軍第5軍団の兵士1人(元反体制武装集団メンバー)が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

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クナイトラ県では、SANA(12月9日付)によると、マムティナ村で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、車が大破した。

死傷者はなかった。

シリア人権監視団によると、狙われたのは、軍事情報局のサアサア地区司令官の車だという。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県0件、ラタキア県1件、アレッポ県2件、ハマー県0件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は0件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反6件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
https://www.facebook.com/mod.mil.rus/posts/3110769279165807

AFP, December 9, 2021、ANHA, December 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 9, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, December 9, 2021、Reuters, December 9, 2021、SANA, December 9, 2021、SOHR, December 9, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で107人、アル=カーイダとトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で22人(2021年12月9日)

保健省は政府支配地域で新たに107人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者110人が完治し、5人が死亡したと発表した。

これにより、12月9日現在の支配地内での感染者数は計49,008人、うち死亡したのは2,798人、回復したのは30,180人となった。

SANA(12月9日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/syrianarabnews/posts/659168228799591

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で12月9日に新たに22人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、204人が完治し、1人が死亡したと発表した。
イドリブ
新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡3人、イドリブ郡8人、ハーリム郡9人、アリーハー郡3人、アレッポ県スィムアーン山郡3人、ジャラーブルス郡1人、バーブ郡4人、アフリーン郡1人、アアザーズ郡0人。

これにより、同地での感染者数は計92,618人、うち死亡したのは2,270人、回復したのは64,874人となった。
https://www.facebook.com/ACUSyria/posts/1728432140695003

AFP, December 9, 2021、ACU, December 9, 2021、ANHA, December 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 9, 2021、Reuters, December 9, 2021、SANA, December 9, 2021、SOHR, December 9, 2021などをもとに作成。

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スィーマルカー国境通行所前でイラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたカリーラー部隊の若者の遺体の引き渡しを求める座り込みデモに北・東シリア自治局ジャズィーラ地域地元行政環境委員会のメンバーらが参加(2021年12月8日)

ハサカ県では、ANHA(12月8日付)によると、県北東部のティグリス川河畔に設置されているスィーマルカー国境通行所前の広場で北・東シリア自治局ジャズィーラ地域殉教者遺族機構が続けている座り込みデモにジャズィーラ地域地元行政環境委員会のメンバーらが参加し、イラク・クルディスタン民主党の部隊に殺害されたクルディスタン労働者党(PKK)の民兵組織である人民防衛部隊(HPG)所属のカリーラー(カレラ)部隊のメンバー5人の遺体の引き渡しを求めた。

AFP, December 8, 2021、ANHA, December 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 8, 2021、Reuters, December 8, 2021、SANA, December 8, 2021、SOHR, December 8, 2021などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県バーブ市近郊のトルコ基地に迫撃砲弾1発が着弾し、兵士2人が負傷(2021年12月8日)

アレッポ県では、ANHA(12月8日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が占領下のバーブ市東に位置するシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下のブーガーズ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市近郊に設置されているトルコ基地に迫撃砲弾1発が着弾し、兵士2人が負傷した。

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シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市で教員ら学校関係者が給与引き上げを要求して、教育局前で抗議デモを行った。

同様のデモは数日前にアアザーズ市でも12月2日に発生している。

AFP, December 8, 2021、ANHA, December 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 8, 2021、Reuters, December 8, 2021、SANA, December 8, 2021、SOHR, December 8, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県砂漠地帯でダーイシュに対して爆撃を実施(2021年12月8日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機がシューラー村およびカバージブ村一帯の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して爆撃を実施した。

AFP, December 8, 2021、ANHA, December 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 8, 2021、Reuters, December 8, 2021、SANA, December 8, 2021、SOHR, December 8, 2021などをもとに作成。

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シリア民主軍がカーミシュリー市とタッル・ハミース市を結ぶ街道を封鎖し、未成年者・青年拉致に抗議する住民を弾圧(2021年12月8日)

ハサカ県では、SANA(12月8日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がカーミシュリー市とタッル・ハミース市を結ぶ街道を封鎖した。

複数の地元住民によると、街道封鎖は、シリア民主軍による未成年者や青年の拉致(徴兵)に抗議する住民を抑圧するのが目的だという。

AFP, December 8, 2021、ANHA, December 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, December 8, 2021、Reuters, December 8, 2021、SANA, December 8, 2021、SOHR, December 8, 2021などをもとに作成。

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