ダイル・ザウル県でダーイシュがシリア軍部隊を襲撃、士官(少尉)1人殺害(2021年7月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるムサッラブ村近郊の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)の武装グループがシリア軍部隊を襲撃、士官(少尉)1人が死亡した。

AFP, July 23, 2021、ANHA, July 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 23, 2021、Reuters, July 23, 2021、SANA, July 23, 2021、SOHR, July 23, 2021などをもとに作成。

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イドリブ県マストゥーマ村のトルコ軍基地前などで住民がシリア軍やロシア軍の攻撃に対するトルコの沈黙に抗議するデモ(2021年7月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室支配下のマストゥーマ村にあるバアス前衛キャンプ前で、住民らがシリア軍やロシア軍の攻撃に対するトルコの沈黙に抗議するデモを行った。

バアス前衛キャンプは、トルコ軍が基地として転用しており、イドリブ県における同軍最大の拠点。

同様の抗議デモは、ムウタリム村、タフタナーズ市にあるトルコ軍の拠点前のほか、トルコの占領下にあるアレッポ県アアザーズ市でも行われた。

一方、「決戦」作戦司令室の支配下にあるフーア市では、「ダマスカス連合」を名乗る武装集団メンバーらと同地に移住した住民1人が交戦し、子供1人が巻き添えとなって死亡した。

AFP, July 23, 2021、ANHA, July 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 23, 2021、Reuters, July 23, 2021、SANA, July 23, 2021、SOHR, July 23, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍が政府支配下のイドリブ県マアッラト・ヌウマーン市などを砲撃する一方、ロシア軍はトルコ軍の拠点が設置されているバーラ村を爆撃(2021年7月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室支配地各所に基地や拠点を設置しているトルコ軍が、シリア政府の支配下にあるマアッラト・ヌウマーン市およびその一帯に対して20発の迫撃砲を発射した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

トルコ軍はまたザーウィヤ山地方各所に設置されているシリア軍の拠点に対しても砲撃を行った。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のマアッルバリート村、カンスフラ村を砲撃した。

またロシア軍戦闘機もバーラ村に対して6回の爆撃を実施した。

爆撃はバーラ村に設置されているトルコ軍拠点一帯に対して行われた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を28件(イドリブ県17件、ラタキア県7件、アレッポ県2件、ハマー県2件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は26件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を13件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, July 23, 2021、ANHA, July 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 23, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 23, 2021、Reuters, July 23, 2021、SANA, July 23, 2021、SOHR, July 23, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍がダイル・ザウル県シューラー村近郊の砂漠地帯、ラッカ県のラサーファ砂漠でダーイシュを狙って爆撃を実施(2021年7月22日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、ダイル・ザウル県シューラー村近郊の砂漠地帯、ラッカ県のラサーファ砂漠でダーイシュ(イスラーム国)を狙って爆撃を実施、シリア軍と親政権民兵が同地でダーイシュの掃討作戦を実施した。

一方、ANHA(7月22日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるブサイラ市でオートバイに乗った武装グループが住民の自宅を襲撃し、女性2人を殺害、子供2人を含む3人が負傷した。

AFP, July 22, 2021、ANHA, July 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2021、Reuters, July 22, 2021、SANA, July 22, 2021、SOHR, July 22, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県北部各所を砲撃(2021年7月22日)

アレッポ県では、SANA(7月22日付)、ANHA(7月22日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のダイル・ジャマール村、スーガーニカ村、イッビーン村、アキーバ村、マルアナーズ村を砲撃した。

トルコ軍とシリア国民軍はまた、マンビジュ市近郊の小トゥーハール村を砲撃した。

一方、アフリーン解放軍団は声明を出し、7月16日から19日にかけて、トルコ占領下のアルマダール村、アフリーン市、バーブ市で、トルコ軍とシリア国民軍が続ける攻撃に対する報復作戦を実施し、シリア国民軍の戦闘員12人を殺害したと発表した。

ANHA(7月22日付)が伝えた。

このほか、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市近郊に位置する大スッカリーヤ村でシリア国民軍に所属するシャーム戦線とシャーム自由人イスラーム運動の戦闘員どうしが、政府支配地域との密輸ルートの管理をめぐって衝突、交戦した。

AFP, July 22, 2021、ANHA, July 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2021、Reuters, July 22, 2021、SANA, July 22, 2021、SOHR, July 22, 2021などをもとに作成。

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イドリブ県ではシリア軍の砲撃で住民7人死亡、ロシア軍がトルコ軍の拠点近くを爆撃、住民はトルコの沈黙に抗議するデモ(2021年7月22日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のイブリーン村を砲撃し、女性1人と子供3人を含む住民7人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

ロシア軍戦闘機1機がバーラ村一帯を3回にわたって爆撃した。

ロシア軍の爆撃は、トルコ軍の拠点が設置されている一帯にも及んだ。

こうしたなか、ドゥラル・シャーミーヤ(7月22日付)が複数の活動家の話として伝えたところによると、ザーウィヤ山地方の住民がバイルーン村に設置されているトルコ軍の拠点近くで、シリア軍による連日の攻撃に対して沈黙を続けるトルコの姿勢に抗議するデモを行い、タイヤを燃やすなどして抗議の意思を示した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を28件(イドリブ県17件、ラタキア県7件、アレッポ県2件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は26件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を18件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, July 22, 2021、ANHA, July 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 22, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 22, 2021、Reuters, July 22, 2021、SANA, July 22, 2021、SOHR, July 22, 2021などをもとに作成。

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米軍のヘリコプターがハサカ県ヒルバト・ジャームース村の住居をミサイルで攻撃、住民3人が死亡、多数が負傷(2021年7月21日)

ハサカ県では、SANA(7月21日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ市東のヒルバト・ジャームース村にある住居を包囲、米軍のヘリコプター1機がこれをミサイルで攻撃し、住民3人が死亡、多数が負傷した。

ANHA(7月22日付)が伝えた人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍広報センターの発表によると、攻撃はダーイシュ(イスラーム国)のセルに対するもので、2人を殺害した。

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 ダイル・ザウル県では、SANA(7月21日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアブー・ハマーム市で、シリア民主軍が「人民諸派」の襲撃を受け、兵士1人が死亡した。

シリア人権監視団によると、シリア民主軍兵士を殺害したのはダーイシュ(イスラーム国)だという。

AFP, July 21, 2021、ANHA, July 21, 2021、July 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2021、Reuters, July 21, 2021、SANA, July 21, 2021、SOHR, July 21, 2021などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県、ハマー県で交戦(2021年7月21日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍も「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村、バイルーン村、スフーフン村、ファッティーラ村、M4高速道路沿線のビダーマー町、マジュダリヤー村、マアッルバリート村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるジャースィム市で正体不明の武装集団が銃を発砲し、2人を殺害した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を29件(イドリブ県17件、ラタキア県7件、アレッポ県2件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は26件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を15件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, July 21, 2021、ANHA, July 21, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 21, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 21, 2021、Reuters, July 21, 2021、SANA, July 21, 2021、SOHR, July 21, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が、ハマー県東部、ラッカ県マアダーン町一帯、ヒムス県東部、ダイル・ザウル県ビシュリー山一帯の砂漠地帯でダーイシュを狙って50回以上の爆撃を実施(2021年7月20日)

シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、ハマー県東部、ラッカ県マアダーン町一帯の砂漠地帯、ヒムス県東部の砂漠地帯、ダイル・ザウル県のビシュリー山一帯の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)を狙って50回以上の爆撃を実施した。

AFP, July 20, 2021、ANHA, July 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2021、Reuters, July 20, 2021、SANA, July 20, 2021、SOHR, July 20, 2021などをもとに作成。

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シーア派が住む政府支配下のアレッポ県ヌッブル市がトルコ占領地から砲撃を受け女性1人死亡するなか、トルコのソイル内務大臣が占領下のアフリーン市、アアザーズ市を訪問(2021年7月20日)

アレッポ県では、SANA(7月20日付)によると、「テロ組織」がシリア政府の支配下にある県北部のヌッブル市を砲撃し、女性1人が死亡、女児1人が負傷した。

ANHA(7月20日付)によると、砲撃を行ったのは、アフリーン市一帯を占領するトルコ軍とその「傭兵」(シリア国民軍)で、ヌッブル市に加えてザフラー町も標的となり、女性1人と子供2人が負傷した。

一方、トルコのシュレイマン・ソイル内務大臣が、トルコが占領下に置くアレッポ県北部に不法入国し、いわゆる「オリーブの枝」地域の中心都市のアフリーン市と「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つアアザーズ市にある内務治安部隊や警察の施設を訪問した。

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ラッカ県では、ANHA(7月20日付)によると、トルコ軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるM5高速道路のアイン・イーサー市・フーシャーン村間一帯を砲撃した。

シリア人権監視団によると、この砲撃で、住民1人が死亡、3人が負傷した。

AFP, July 20, 2021、ANHA, July 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2021、Reuters, July 20, 2021、SANA, July 20, 2021、SOHR, July 20, 2021などをもとに作成。

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イドリブ県、アレッポ県でシリア軍と「決戦」作戦司令室、トルキスタン・イスラーム党が交戦、住民1人、シリア軍兵士5人、反体制派戦闘員6人死亡、ロシア軍も爆撃を実施(2021年7月20日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室支配下のビダーマー町一帯を砲撃し、住民1人が死亡、8人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、ザーウィヤ山地方のバイニーン村、マンタフ村、フライフィル村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室が県西部などで交戦し、シリア軍兵士5人(うち少尉1人)が死亡、「決戦」作戦司令室側の戦闘員2人が死亡した。

一方、中国新疆ウイグル自治区出身者からなるアル=カーイダ系組織のトルキスタン・イスラーム党の部隊が、道を間違ってシリア政府支配下のミーズナーズ村一帯に進入、シリア軍部隊の攻撃を受け、戦闘員4人が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を6回にわたって爆撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を34件(イドリブ県13件、ラタキア県16件、アレッポ県2件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は30件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を16件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, July 20, 2021、ANHA, July 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 20, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 20, 2021、Reuters, July 20, 2021、SANA, July 20, 2021、SOHR, July 20, 2021などをもとに作成。

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ダーイシュがヒムス県タドムル市近郊の砂漠地帯でシリア軍部隊を襲撃し、兵士4人を殺害(2021年7月19日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタドムル市近郊の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)のセルがシリア軍部隊を襲撃し、兵士4人を殺害した。

AFP, July 19, 2021、ANHA, July 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 19, 2021、Reuters, July 19, 2021、SANA, July 19, 2021、SOHR, July 19, 2021などをもとに作成。

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アレッポ県北部へのトルコ軍の砲撃・爆撃に対して、シリア軍もトルコ占領地を砲撃、戦闘員2人を殺害(2021年7月19日)

アレッポ県では、ANHA(7月17日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のバイルーニーヤ村、タッル・マディーク村を砲撃した。

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、タッル・リフアト市一帯への攻撃に際して、トルコ軍は無人航空機(ドローン)も投入し、爆撃を実施したという。

シリア人権監視団によると、これに対してシリア軍は、トルコ占領下のバーブ市東の政府支配地との境界に位置するアブー・ザンディーン村の通行所一帯に対して砲撃を加え、シリア国民軍に所属するマリク・シャー師団の戦闘員2人が死亡、4人が負傷した。

AFP, July 19, 2021、ANHA, July 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 19, 2021、Reuters, July 19, 2021、SANA, July 19, 2021、SOHR, July 19, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で6人、北・東シリア自治局支配地域で12人(2021年7月19日)

保健省は政府支配地域で新たに6人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者5人が完治したと発表した。

これにより、7月19日現在の同地での感染者数は計25,840人、うち死亡したのは1,905人、回復したのは21,920人となった。

SANA(7月19日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに12人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者3人が完治したと発表した。

これにより、7月17日現在の同地での感染者数は計18,594人、うち死亡したのは764人、回復したのは1,888人となった。

新規感染者の性別の内訳は、男性4人、女性8人。

また地域の内訳は、ハサカ県のハサカ市4人、カーミシュリー市5人、マーリキーヤ(ダイリーク)市1人、アレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市1人、ラッカ県のラッカ市1人。

ANHA(7月17日付)が伝えた。

AFP, July 19, 2021、ANHA, July 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 19, 2021、Reuters, July 19, 2021、SANA, July 19, 2021、SOHR, July 19, 2021などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室を主導するシリアのアル=カーイダのシャーム解放機構が政府支配下のハマー県北西部を砲撃し、子供1人死亡、11人負傷(2021年7月19日)

ハマー県では、SANA(7月19日付)によると、イドリブ県のザーウィヤ山地方を支配下に置く「決戦」作戦司令室を主導するシャーム解放機構が、ガーブ平原のナーウール・シャトハ村、ジューリーン村、ナーウール・ジューリーン村、バラカ村を砲撃し、住民11人が負傷、住居が被害を受けた。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア人権監視団によると、この砲撃で、子供1人が死亡した。

同監視団によると、これに対してシリア軍も、「決戦」作戦司令室支配下のガーブ平原各所を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアリーハー市近郊のアウラム・ジャウズ村を砲撃し、住民5人が負傷した。

シリア軍はまたザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村を砲撃した。

シリア軍の攻撃で使用された砲弾は100発以上に及んだという。

一方、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市で、正体不明の武装集団が住民に向けて発砲、2人が死亡、2人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるジャースィム市でオートバイに乗った正体不明の武装集団が、政府との和解に応じていない反体制組織の一つジャースィム地元評議会治安大隊のメンバー1人を殺害した。

AFP, July 19, 2021、ANHA, July 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 19, 2021、Reuters, July 19, 2021、SANA, July 19, 2021、SOHR, July 19, 2021などをもとに作成。

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米軍所属のドローンがシリア政府の支配下にあるダイル・ザウル県ブーカマール市近郊でイラク人民動員隊ヒズブッラー大隊の車輌を攻撃(2021年7月18日)

ダイル・ザウル県では、SANA(7月18日付)によると、米軍所属の無人航空機(ドローン)が、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のブーカマール市近郊のスワイイーヤ村に近い街道で停車中の貨物車輌1輌に対して攻撃を加え、車輌が大破、複数が負傷した。

攻撃を受けた貨物車輌は食糧物資を積んでいた。

シリア人権監視団によると、ドローンが標的としたのは、イラク人民動員隊に所属するヒズブッラー大隊の軍用車輌だという。

アイン・フラート(7月18日付)によると、ドローンが狙った貨物車輌には、武器弾薬が積まれており、攻撃によって積み荷は全焼し、乗っていた2人が死亡したという。

AFP, July 18, 2021、ANHA, July 18, 2021、‘Ayn al-Furat, July 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 18, 2021、Reuters, July 18, 2021、SANA, July 18, 2021、SOHR, July 18, 2021などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、アレッポ県を砲撃し、女性と子供8人死亡(2021年7月18日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室を主導する国民解放戦線がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市、バスカラー村、マアッラト・ヌウマーン市、ハーミディーヤ村、ハントゥーティーン村、ダーディーフ村、ハーン・スブル村などM5高速道路沿線各所を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のイフスィム町、ファッティーラ村、フライフィル村を砲撃し、イフスィム町では女性4人と子供3人の合わせて7人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるダーラ・イッザ市一帯、カフル・ヌーラーン村、タワーマ村を砲撃し、ダーラ・イッザ市で子供1人が死亡、3人が負傷した。

国民解放戦線に所属するある=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動が、シリア政府の支配下にある県西部の第46中隊基地一帯を砲撃した。

一方、SANA(7月18日付)によると、シリア政府の支配下にあるアレッポ市のシャフバー・ジャディーダ地区の住宅の屋根に「テロ組織」が撃った迫撃砲弾2発が着弾した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるダーイル町で正体不明の武装集団が県の検閲局職員でバアス党員1人を殺害した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を30件(イドリブ県17件、ラタキア県6件、アレッポ県3件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は26件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を9件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, July 18, 2021、ANHA, July 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 18, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 18, 2021、Reuters, July 18, 2021、SANA, July 18, 2021、SOHR, July 18, 2021、July 19, 2021などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるアフリーン市でシリア国民軍に所属する東部自由人連合と第9師団の戦闘員どうしが交戦(2021年7月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるアフリーン市でシリア国民軍に所属する東部自由人連合と第9師団の戦闘員どうしが交戦した。

戦闘の理由は不明。

AFP, July 17, 2021、ANHA, July 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 17, 2021、Reuters, July 17, 2021、SANA, July 17, 2021、SOHR, July 17, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でダイル・ザウル民政評議会中部地区メンバーが殺害される(2021年7月17日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるダルナジュ村の村長で、同民政評議会中部地区(ブサイラ市)のメンバーでもある人物が、オートバイに乗った正体不明の武装集団の襲撃を受け、銃で撃たれて死亡した。

AFP, July 17, 2021、ANHA, July 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 17, 2021、Reuters, July 17, 2021、SANA, July 17, 2021、SOHR, July 17, 2021などをもとに作成。

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ベルギー外務省使節団がハサカ県カーミシュリー市の北・東シリア自治局渉外関係委員会を訪問、ダーイシュ・ベルギー人メンバーの妻や孤児の身柄引き渡しについて協議(2021年7月17日)

ベルギーのエリック・デ=ミュインク・シリア問題担当大使を代表とする同国外務省使節団が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県カーミシュリー市にある北・東シリア自治局渉外委員会(外務省に相当)本舎を訪問し、アブドゥルカリーム・ウマル同委員会共同議長、ファナル・カイート同協同副議長らと会談、ダーイシュ(イスラーム国)のベルギー人メンバーの妻や孤児の身柄引き渡しについて意見を交わした。

ANHA(7月17日付)が伝えた。

https://www.facebook.com/smensyria/posts/1644224622434135

AFP, July 17, 2021、ANHA, July 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 17, 2021、Reuters, July 17, 2021、SANA, July 17, 2021、SOHR, July 17, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で6人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で9人(2021年7月17日)

保健省は政府支配地域で新たに6人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者5人が完治し、1人が死亡したと発表した。

これにより、7月17日現在の同地での感染者数は計25,827人、うち死亡したのは1,904人、回復したのは21,911人となった。

SANA(7月17日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で7月17日に新たに9人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、28人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡7人、ハーリム郡1人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡0人、バーブ郡0人、アフリーン郡0人、アアザーズ郡人。

これにより、同地での感染者数は計26,168人、うち回復したのは22,989人、死亡したのは717人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1622837614587790/

AFP, July 17, 2021、ACU, July 17, 2021、ANHA, July 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 17, 2021、Reuters, July 17, 2021、SANA, July 17, 2021、SOHR, July 17, 2021などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県南部のサルジャ村を砲撃、子供3人、女性1人、男性1人、ホワイト・ヘルメットのメンバー1人の合わせて6人が死亡(2021年7月17日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にある県南部のサルジャ村を砲撃し、子供3人、女性1人、男性1人、ホワイト・ヘルメットのメンバー1人の合わせて6人が死亡、ホワイト・ヘルメットのメンバーを含む7人が負傷した。

https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/posts/3033094057014982

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるサラーキブ市近郊の穀物サイロを攻撃、シリア軍兵士複数が負傷した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室を主導する国民解放戦線が、シリア政府の支配下にあるミーズナーズ村にあるシリア軍の陣地を砲撃し、シリア軍狙撃手1人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を38件(イドリブ県22件、ラタキア県7件、アレッポ県2件、ハマー県7件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は36件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, July 17, 2021、ANHA, July 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 17, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 17, 2021、Reuters, July 17, 2021、SANA, July 17, 2021、SOHR, July 17, 2021などをもとに作成。

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ルクバーン・キャンプで反体制武装集団のメンバーどうしが撃ち合いとなり、5人死亡、複数負傷(2021年7月16日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヨルダンとの国境に面する緩衝地帯に設置されているルクバーン・キャンプで、反体制武装集団のメンバーどうしが、車をめぐるいざこざで撃ち合いとなり、5人が死亡、複数が負傷した。

撃ち合いになったのは、ヒムス県マヒーン町からルクバーン・キャンプに避難してきた2世帯の戦闘員だという。

AFP, July 16, 2021、ANHA, July 16, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 16, 2021、Reuters, July 16, 2021、SANA, July 16, 2021、SOHR, July 16, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍はシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市一帯をドローンで爆撃(2021年7月16日)

アレッポ県では、ANHA(7月16日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市一帯を砲撃した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍はまた、無人航空機(ドローン)でタッル・リフアト市一帯を爆撃した。

トルコ軍とシリア国民軍はさらに、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北のアウン・ダーダート村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(7月16日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がトルコが占領するタッル・アブヤド市近郊に位置するシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアリーダ村、ズィヌービヤー村を砲撃した。

AFP, July 16, 2021、ANHA, July 16, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 16, 2021、Reuters, July 16, 2021、SANA, July 16, 2021、SOHR, July 16, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で7人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で23人(2021年7月16日)

保健省は政府支配地域で新たに7人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者5人が完治し、1人が死亡したと発表した。

これにより、7月16日現在の同地での感染者数は計25,821人、うち死亡したのは1,903人、回復したのは21,906人となった。

SANA(7月16日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で7月16日に新たに23人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、3人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡2人、ハーリム郡11人、アリーハー郡0人、アレッポ県スィムアーン山郡1人、ジャラーブルス郡3人、バーブ郡3人、アフリーン郡2人、アアザーズ郡1人。

これにより、同地での感染者数は計26,159人、うち回復したのは22,961人、死亡したのは717人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1622157447989140/

AFP, July 16, 2021、ACU, July 16, 2021、ANHA, July 16, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 16, 2021、Reuters, July 16, 2021、SANA, July 16, 2021、SOHR, July 16, 2021などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構はイドリブ県でトルコの支援を受けるシャーム軍団の作戦指令室を攻撃、司令官らを拘束(2021年7月16日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が、シリア政府の支配地域と「決戦」作戦司令室の支配地域の境界に位置するマジュダリヤー村近郊に設置されている国民解放戦線の拠点(作戦指令室)を攻撃し、同戦線を主導し、トルコがもっとも強い支援を行っているシャーム軍団の司令官1人を含む戦闘員多数を拘束、戦闘員らが所持していた武器を押収した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

事件は、シャーム解放機構の司令官が、シャーム軍団の勢力地域に立ち入ろうとしたのを守衛が阻止、この司令官を拘束し、作戦指令室が設置されている国民解放戦線の拠点に連行したのがきっかけだという。

一方、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、バイニーン村、バーラ村、カンスフラ村一帯、ファッティーラ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のクライディーン村一帯、アンカーウィー村一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にある東ガーリヤ町で、住民数十人が、軍の検問所の撤去を求めて抗議デモを行い、一部がアサド大統領の写真を焼くなどして抗議の意思を示した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を29件(イドリブ県19件、ラタキア県4件、アレッポ県1件、ハマー県5件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は26件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を17件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, July 16, 2021、ANHA, July 16, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 16, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 16, 2021、Reuters, July 16, 2021、SANA, July 16, 2021、SOHR, July 16, 2021などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプに収容されていたラッカ県住民82世帯299人が避難生活を終え、帰還(2021年7月15日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプに収容されていたラッカ県住民82世帯299人が避難生活を終え、帰還した。

帰還は、シリア民主評議会のイニシアチブによるもの。

AFP, July 15, 2021、ANHA, July 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 15, 2021、Reuters, July 15, 2021、SANA, July 15, 2021、SOHR, July 15, 2021などをもとに作成。

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アレッポ県北部各所でトルコ軍・シリア国民軍とシリア民主軍が交戦、戦闘員2人を含む4人が死亡(2021年7月15日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(7月15日付)、シリア人権監視団などによると、15日早朝、シリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北東のジャトル村一帯に潜入を試みたが、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会の迎撃を受け、戦闘員2人が死亡、4人が負傷した。

ANHA(7月15日)によると、これに対し、トルコ軍とシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、アルカミーヤ村、アキーバ村、バイナ村、ダイル・ジャマール村、ズィヤーラ村、アイン・ダクナ村、マンナグ村、バイルーニーヤ村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団などによると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治地域からトルコの占領下にあるアフリーン市の住宅街に対して砲撃が行われ、子供1人を含む2人が死亡、女性と子供を含む10人が負傷した。

https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/posts/3031954503795604

シリア民主軍、ないしは同組織の傘下にあるアフリーン解放戦線による攻撃と見られる。

これに対して、トルコ軍と国民軍は、マルアナーズ村、アイン・ダクナ村、アルカミーヤ村、マンナグ航空基地一帯を砲撃した。

こうしたなか、アフリーン解放軍団が声明を出し、トルコ占領下のバーブ市、マーリア市、シャッラー村近郊のマリーミーン村で6月27日と7月14日に特殊作戦を実施し、トルコ軍兵士3人とシリア国民軍戦闘員6人を殺害したと発表した。

AFP, July 15, 2021、ANHA, July 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 15, 2021、Reuters, July 15, 2021、SANA, July 15, 2021、SOHR, July 15, 2021などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で8人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で19人(2021年7月15日)

保健省は政府支配地域で新たに8人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者5人が完治し、1人が死亡したと発表した。

これにより、7月15日現在の同地での感染者数は計25,814人、うち死亡したのは1,902人、回復したのは21,901人となった。

SANA(7月15日付)が伝えた。

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反体制派系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で7月15日に新たに19人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、9人が完治したと発表した。

新規感染者の内訳は、イドリブ県ジスル・シュグール郡0人、イドリブ郡2人、ハーリム郡3人、アリーハー郡1人、アレッポ県スィムアーン山郡0人、ジャラーブルス郡1人、バーブ郡4人、アフリーン郡5人、アアザーズ郡3人。

これにより、同地での感染者数は計26,136人、うち回復したのは22,958人、死亡したのは717人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1621008211437397/

AFP, July 15, 2021、ACU, July 15, 2021、ANHA, July 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 15, 2021、Reuters, July 15, 2021、SANA, July 15, 2021、SOHR, July 15, 2021などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室支配下のイドリブ県、アレッポ県を砲撃し、10人死亡(2021年7月15日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるフーア市近郊にある水泳用プール一帯、県南部のイブリーン村を砲撃、フーア市近郊では6人が死亡、7人が負傷、イブリーン村では女性と女児を含む3人が死亡、4人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対し、「決戦」作戦司令室の支配地に駐留するトルコ軍がシリア政府の支配下にあるマアッラト・ヌウマーン市を砲撃した。

https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/posts/3031843863806668

https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/posts/3031887963802258

https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/posts/3031702647154123

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるタディール村を砲撃、住民1人が死亡した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるガーブ平原のジューリーン村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にある東ガーリヤ町で住民が正体不明の武装集団の襲撃を受け、男性1人と息子1人が負傷、男性のいとこ1人が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を28件(イドリブ県12件、ラタキア県11件、アレッポ県4件、ハマー県1件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は26件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を16件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, July 15, 2021、ANHA, July 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 15, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 15, 2021、Reuters, July 15, 2021、SANA, July 15, 2021、SOHR, July 15, 2021などをもとに作成。

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