ホワイト・ヘルメットはシリアで多発する森林火災を消火するためシリア政府支配地に入る用意があると表明(2020年9月8日)

ホワイト・ヘルメットは、フェイスブック(https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/)やツイッター(https://twitter.com/SyriaCivilDef/)の公式アカウントを通じて声明を出し、ハマー県北西部やラタキア県東部で多発している森林火災の消火作業を支援する用意があると表明した。

声明はアラビア語ではなく、英語で書かれており、その内容は以下の通り。

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声明:シリア民間防衛隊はシリアでの火災の消火を支援する用意がある。

シリア西部の村や都市は数日前に農地や植林地で発生した大規模火災と闘っている。火は制御できず、環境、そして市民数十人に被害をもたらした。

火災は一地域に被害をもたらすだけでなない。広範囲に拡がり、民間人の居住地を脅かし、環境被害をもたらす。これらの地域が復興するには数年を擁するだろう。

シリア民間防衛隊はシリアの人道活動の現状を目にして悲しくなる。なぜなら、我々は、ボランティアの身の安全を考えているがゆえに、自分たちの人道的な義務を果たすことができないからだ。

シリア民間防衛隊は、消化と復興プロセスを支援する用意があることを強調する。シリア民間防衛隊がシリアの複数の地域で発生している災害と闘う用意があると表明するのはこれが初めてではない。

シリア民間防衛隊は、ボランティアの身の安全が確保され、彼らが火災の拡大を食い止めるために(政府の支配)地域に入り、今後起こり得る災害や被害から市民を救う方法が与えられることを改めて要求する。

 

https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/photos/a.1712251465765921/2779361412388249/?type=3&theater

 

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一方、ドゥラル・シャーミーヤ(9月8日付)は、ホワイト・ヘルメットが声明を出し、シリア政府の支配地域に立ち入ることを認めるよう要請したと伝えた。

同サイトが伝えた声明は、ホワイト・ヘルメットが公式アカウントを通じて発表したものとは異なり、以下の通り表明されている。

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シリアのいかなる地域、いかなる樹木も、多くの犠牲によってもたらされたシリア国民の財産である。シリアは、すべての県が我々のものだ。我々は1インチたりとも譲歩しない。我々は犯罪者や占領者がこれらの地域を掌握しようと、これを認めない。

公式声明を通じて示された我々のイニシアチブは、殺戮犯罪者体制に向けられたものではない。灌木と森林はアサド家や支配者悪党どもの財産ではない。森林と灌木はシリア、そしてシリア人民のものだ。

民間防衛隊は、合法性を有する人道民衆組織である。民間防衛隊は、声明を通じて、アサドの悪党どもとその組織を排除したのちに、立ち入ると表明する。

AFP, September 8, 2020、ANHA, September 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2020、Reuters, September 8, 2020、SANA, September 8, 2020、SOHR, September 8, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

北・東シリア自治局支配下のダイル・ザウル県東部でシリア民主軍を狙った攻撃相次ぐ(2020年9月8日)

ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月8日付)によると、北・東シリア自治局の支配下のハワーイジュ村で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の検問所近くに仕掛けられていた爆弾が爆発した。

また、ジャフラ村近くの街道で正体不明の武装集団がシリア民主軍の拠点にRPB弾を撃ち込んだ。

AFP, September 8, 2020、ANHA, September 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2020、Reuters, September 8, 2020、SANA, September 8, 2020、SOHR, September 8, 2020などをもとに作成。

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リビアからシリア人傭兵1,200人が帰還する一方、トルコはリビア残留を希望するシリア人の給与を減額(2020年9月8日)

シリア人権監視団は、リビアでの戦闘に参加していたシリア人傭兵(国民軍戦闘員)約1,200人がこの1週間でトルコ占領下のアレッポ県北部に帰還する一方、トルコがリビアへの残留を希望する傭兵への給与を月2,000米ドルから米600ドルに引き下げたと発表した。

なお、トルコがリビアに派遣した国民軍戦闘員の数は18,000人(うち子供350人)、契約が終了し、帰国した戦闘員の数は7,100人となった。

一方、リビアに派遣されたジハード主義者の数は10,000人(うちチュニジア人は2,500人)。

リビアでの戦闘で死亡したシリア人戦闘員は481人(うち子供34人)とされる。

AFP, September 8, 2020、ANHA, September 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2020、Reuters, September 8, 2020、SANA, September 8, 2020、SOHR, September 8, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で60人、北・東シリア自治局支配地域で15人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で7人(2020年9月8日)

保健省は政府支配地域で新たに60人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者16人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、9月8日現在の同地での感染者数は計3,289人、うち死亡したのは140人、回復したのは760人となった。

SANA(9月8日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに15人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者14人が完治したと発表した。

これにより、9月8日現在の同地での感染者数は計704人、うち死亡したのは42人、回復したのは212人となった。

新規感染者の内訳は、ハサカ県のハサカ市4人、カーミシュリー市4人、マーリキーヤ(ダイリーク)市2人、ルマイラーン町2人、タッル・タムル町1人、ダルバースィーヤ市1人、マアバダ(カルキールキー)町1人。

ANHA(9月8日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で9月8日に新たに7人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、1人が完治したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計138人、うち回復したのは81人、死亡したのは2人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1379344105603810/

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一方、シリア人権監視団は、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県の「解放区」とトルコ占領下のアレッポ県北部で、新型コロナウイルス感染者7人が確認されたと発表した。

新規感染者の内訳は、「解放区」のイドリブ県イドリブ市3人、アレッポ県ダーラ・イッザ市1人、トルコ占領下のアレッポ県バーブ市2人、アアザーズ市1人。

これにより、6月9日以降、「解放区」と占領地で確認された感染者数は計138人(うち59人は「解放区」、79人はトルコ占領地)、うち死亡したのは1人となった。

AFP, September 8, 2020、ACU, September 8, 2020、ANHA, September 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2020、Reuters, September 8, 2020、SANA, September 8, 2020、SOHR, September 8, 2020などをもとに作成。

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トルコはイドリブ県アリーハー市の住民にビラを回付、地域の経済再生のためM4高速道路を再開させたいと表明(2020年9月8日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから186日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(9月8日付)によると、トルコ軍が、M4高速道路の沿線に位置するアリーハー市の住民にビラを配布し、住民の声明と財産の保護に努めており、イドリブ県に対する軍事行動を阻止し、国内避難民(IDPs)を帰還させるすることが駐留の目的だとしたうえで、M4高速道路とM5高速道路の通行を再開させることで地域の経済生活を再生したいと強調し、理解を求めた。


一方、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、カフル・ウワイド村、ハルーバ村、フライフィル村、バーラ村、バイニーン村森林地帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村の丘陵地帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、県西部の第46中隊基地一帯でシリア軍とシャーム解放機構が交戦した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県1件、ラタキア県1件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 8, 2020、ANHA, September 8, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 8, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 8, 2020、Reuters, September 8, 2020、SANA, September 8, 2020、SOHR, September 8, 2020などをもとに作成。

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首都ダマスカスでイランを非難する落書き(2020年9月7日)

ドゥラル・シャーミーヤ(9月7日付)は、ダマスカス県内の学校の校門でイランを非難する落書きが発見されたことがSNSで話題になっていると伝え、写真を転載した。


AFP, September 7, 2020、ANHA, September 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2020、Reuters, September 7, 2020、SANA, September 7, 2020、SOHR, September 7, 2020などをもとに作成。

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トルコとの契約を終えたシリア人傭兵450人がリビアから帰国(2020年9月7日)

シリア人権監視団は、リビアでの戦闘に参加していたシリア人傭兵(国民軍戦闘員)約450人が、トルコとの契約期間を終了し、リビアのミティガ国際空港から、イスタンブール国際空港に移送され、その後、トルコ占領下のアレッポ県北部に帰還したと発表した。

これにより、トルコがリビアに派遣した国民軍戦闘員の数は17,420人(うち子供350人)、契約が終了し、帰国した戦闘員の数は6,700人となった。

一方、リビアに派遣されたジハード主義者の数は10,000人(うちチュニジア人は2,500人)。

リビアでの戦闘で死亡したシリア人戦闘員は481人(うち子供34人)とされる。

AFP, September 7, 2020、ANHA, September 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2020、Reuters, September 7, 2020、SANA, September 7, 2020、SOHR, September 7, 2020などをもとに作成。

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シリア軍がヒムス県東部砂漠地帯でダーイシュと激しく交戦、ロシア軍が爆撃(2020年9月7日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がスフナ市近郊からダイル・ザウル県シューラー村一帯、ラッカ県南部にいたる砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

戦闘は、ワーディー・ダビーヤート、ハイル油田一帯でもっとも激しく行われ、シリア軍を航空支援するロシア軍が爆撃を行った。

AFP, September 7, 2020、ANHA, September 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2020、Reuters, September 7, 2020、SANA, September 7, 2020、SOHR, September 7, 2020などをもとに作成。

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反トルコ闘争を続けるアレキサンドレッタ地方解放人民戦線のアリー・カヤーリー(別名ミフラチュ・ウラル)代表が暗殺未遂に遭遇(2020年9月7日)

シリアのアサド政権を支持し反体制派との戦闘に参加してきた人民防衛諸集団の一つで反トルコ闘争を続けているアレキサンドレッタ地方解放人民戦線はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/syr.resistane/)を通じて声明を出し、9月6日午後11時半頃、アリー・カヤーリー(別名ミフラチュ・ウラル)代表が乗った車列がラタキア県カサブ町近郊で、正体不明の武装集団の発砲を受け、応戦したと発表した。

シリア人権監視団によると、シリア人権監視団によると、この戦闘で双方に負傷者が出た。

https://www.facebook.com/syr.resistane/posts/2939875856246565?__xts__%5B0%5D=68.ARA3yXlmsLh1bELhsnfiyRPz6_ImvheFgOhnWHR7EBQKQEAN6v9Q2v4e5qHkV41ObKTxLMLo5f8_B09FB0_zhsB8Q23NqPrQIDQF_oLbvCTjuBaem_OfemH2Db1c8Gp8WDsfvqBCepIhP72w-MXWuSZa-yBsQLVDCCVe_K2s54VItuqO58fBAzCE6bhXlG_vqMagYpIkbHLVvMh98kAzS3egHZqFCtwNZ1_ahSN-GoD9lndLvZff60yvNW-aCOhqKat7bgbCJegR8zj3RrbIt0HFrSI8bqcPRowBlWqdXfjX0Afm0h-XSmPG7LCtY7GGGBIJGl0WsynRrKgoEbGBiwZ01zUY&__tn__=-R

AFP, September 7, 2020、ANHA, September 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2020、Reuters, September 7, 2020、SANA, September 7, 2020、SOHR, September 7, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がアレッポ県北部、ハサカ県北部を砲撃(2020年9月7日)

アレッポ県では、ANHA(9月7日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のマルアナーズ村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村を砲撃した。

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ハサカ県では、SANA(9月7日付)によると、トルコ軍とその国民軍がタッル・タムル町近郊を砲撃、同町とアブー・ラースィーン(ザルカーン)町を結ぶ20KF送電線が被害を受け、送電が停止した。

AFP, September 7, 2020、ANHA, September 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2020、Reuters, September 7, 2020、SANA, September 7, 2020、SOHR, September 7, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下のダイル・ザウル県、ラッカ県、ハサカ県でシリア民主軍を狙った爆破、襲撃相次ぐ(2020年9月7日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるハワーイジュ村でダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと思われる武装グループが人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の検問所近くに仕掛けた爆発させた。

また、ブサイラ市では、オートバイに乗った4人組のダーイシュ・メンバーが、「(ダーイシュ)は続いている、続いている」と連呼しながら、市内を徘徊した。

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ラッカ県では、SANA(9月7日付)によると、ラッカ市東の街道で、シリア民主軍の車両が正体不明の武装集団によって仕掛けられた爆弾の爆発に巻き込まれ、戦闘員1人が死亡した。

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ハサカ県では、SANA(9月7日付)によると、県南部の街道で、シリア民主軍の車両が正体不明の武装集団の銃撃を受け、戦闘員1人が死亡した。

AFP, September 7, 2020、ANHA, September 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2020、Reuters, September 7, 2020、SANA, September 7, 2020、SOHR, September 7, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で58人、北・東シリア自治局支配地域で65人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で16人(2020年9月7日)

保健省は政府支配地域で新たに58人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者14人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、9月7日現在の同地での感染者数は計3,229人、うち死亡したのは137人、回復したのは744人となった。

SANA(9月7日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに65人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者40人が完治し、2人が死亡したと発表した。

これにより、9月7日現在の同地での感染者数は計689人、うち死亡したのは42人、回復したのは198人となった。

新規感染者の内訳は、ハサカ県のハサカ市12人、カーミシュリー市11人、マーリキーヤ(ダイリーク)市16人、ダルバースィーヤ市6人、アームーダー市1人、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市1人、ルマイラーン町1人、マアバダ(カルキールキー)町1人、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市3人、ダイル・ザウル県2人、ラッカ県のラッカ市8人、タブカ市2人。

ANHA(9月7日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で9月7日に新たに16人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、7人が完治したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計131人、うち回復したのは80人、死亡したのは2人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1378529879018566/

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一方、シリア人権監視団は、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県の「解放区」とトルコ占領下のアレッポ県北部で、新型コロナウイルス感染者16人が確認されたと発表した。

新規感染者の内訳は、アレッポ県北部12人、イドリブ県4人。

これにより、6月9日以降、「解放区」と占領地で確認された感染者数は計131人(うち52人は「解放区」、72人はトルコ占領地)、うち死亡したのは1人、回復したのは80人となった。

AFP, September 7, 2020、ACU, September 7, 2020、ANHA, September 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2020、Reuters, September 7, 2020、SANA, September 7, 2020、SOHR, September 7, 2020などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室支配下のアリーハー市を砲撃し、11人死傷(2020年9月7日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから185日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のクーフキーン村、ハルーバ村、バーラ村、スフーフン村、カフル・ウワイド村、フライフィル村、ファッティーラ村、M4高速道路沿線のアリーハー市を砲撃し、アリーハー市で2人が死亡、9人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室もシリア政府の支配下にあるサラーキブ市近郊のダーディーフ村、カフルバッティーフ村一帯、カフルナブル市を砲撃した。

一方、トルコ軍部隊は、アイン・ハムラー村近くのM4高速道路沿線に爆弾が仕掛けられているのを発見し、これを爆破した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、県西部のアブザムー町にあるシャーム解放機構の本部で大きな爆発が発生した。

爆発の原因は不明。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県5件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 7, 2020、ANHA, September 7, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 7, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 7, 2020、Reuters, September 7, 2020、SANA, September 7, 2020、SOHR, September 7, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のラアス・アイン市で、国民軍に所属するスルターン・ムラード師団のメンバーが爆発に巻き込まれて負傷(2020年9月6日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市で、国民軍に所属するスルターン・ムラード師団のメンバーが爆発に巻き込まれて負傷した。

AFP, September 6, 2020、ANHA, September 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2020、Reuters, September 6, 2020、SANA, September 6, 2020、SOHR, September 6, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下のダイル・ザウル県でシリア民主軍への襲撃続く(2020年9月6日)

ダイル・ザウル県では、SANA(9月6日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるズィーバーン町とブサイラ市近郊で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が正体不明の武装集団の襲撃を受け、車輌2輌が大破、乗っていた戦闘員複数人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下のスブハ村でオートバイに乗った正体不明の武装集団が、シリア民主軍の戦闘員と元司令官が乗った車を襲撃し、2人を負傷させた。

襲撃された元司令官は、数年前にダーイシュ(イスラーム国)メンバーの妻たちの身柄を、ブサイラ市のコミューン(北・東シリア自治局の末端の自治体)長とともに、シリア民主軍に引き渡したとされる人物。

コミューン長は、2019年3月に殺害されている。

AFP, September 6, 2020、ANHA, September 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2020、Reuters, September 6, 2020、SANA, September 6, 2020、SOHR, September 6, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で67人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で3人(2020年9月6日)

保健省は政府支配地域で新たに67人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者15人が完治し、4人が死亡したと発表した。

これにより、9月6日現在の同地での感染者数は計3,171人、うち死亡したのは134人、回復したのは730人となった。

SANA(9月6日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で9月6日に新たに3人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、3人が完治したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計115人、うち回復したのは73人、死亡したのは2人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1377641692440718/

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一方、シリア人権監視団は、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県の「解放区」とトルコ占領下のアレッポ県北部で、新型コロナウイルス感染者3人が確認されたと発表した。

新規感染者が確認されたのは、アレッポ県バーブ市。

これにより、6月9日以降、「解放区」と占領地で確認された感染者数は計115人(うち48人は「解放区」、60人はトルコ占領地)、うち死亡したのは1人、回復したのは73人となった。

AFP, September 6, 2020、ACU, September 6, 2020、ANHA, September 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2020、Reuters, September 6, 2020、SANA, September 6, 2020、SOHR, September 6, 2020などをもとに作成。

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シリア軍と「決戦」作戦司令室がイドリブ県で交戦、トルコ軍が政府支配地域を砲撃(2020年9月6日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから184日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村、バーラ村、カフル・ウワイド村、カンスフラ村、ルワイハ村を砲撃、同地一帯で「決戦」作戦司令室と交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

トルコ軍がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市一帯、サラーキブ市を砲撃した。
このほか、カフルタハーリーム町にあるシャーム解放機構の検問所が正体不明の武装集団の襲撃を受けた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のジャルマーナー市で住民数十人が生活難を訴えて抗議デモを行った。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を1件(イドリブ県0件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 6, 2020、ANHA, September 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 6, 2020、Reuters, September 6, 2020、SANA, September 6, 2020、SOHR, September 6, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍がトルコ占領下のハサカ県北部に潜入、国民軍戦闘員20人あまりを殺傷(2020年9月5日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトルコ占領下のタッル・タムル町近郊に潜入、アッブーシュ村とアニーク・ハワー村一帯の国民軍の拠点を襲撃し、20人あまりを殺傷した。

潜入に際して、シリア民主軍の戦闘員2人も地雷の爆発に巻き込まれて死亡した。

AFP, September 6, 2020、ANHA, September 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2020、Reuters, September 6, 2020、SANA, September 6, 2020、SOHR, September 6, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構の幹部はスイス紙の取材に対して諸外国との「関係改善」をめざしていると述べる(2020年9月5日)

スイスのフランス語日刊紙『ル・タン』(9月5日付)は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)の幹部の一人アブドゥッラヒーム・アトワーン総法務官が、諸外国と組織の支配下にある地域の住民との「関係正常化」をめざしていると述べたと伝えた。

アトワーン総法務官は「我々は現在、イメージの払拭を試みている。その目的は現実を美化することではなく、ありのままの姿を示すことだ」と強調し、諸外国と関係を改善すべきだと主張した。

しかし、これに関して、シャーム解放機構の広報関係局長のタキーッディーン・ウマル氏は「2週間前に『ル・タン』紙の使節団の訪問を受けた」としたうえで、使節団と幹部との間で対話が行われたことを明らかにした。

ウマル局長によると、シャーム解放機構は『ル・タン』紙との連絡を取り続けているが、アトワーン総法務官が「関係正常化」とは述べなかったと指摘、誤訳があったことを明らかにした。

AFP, September 5, 2020、ANHA, September 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2020、Reuters, September 5, 2020、SANA, September 5, 2020、SOHR, September 5, 2020、Le Temps, September 5, 2020などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県ビンニシュ市で『シャルリ・エブド』による預言者ムハンマドの風刺画掲載に抗議するデモ(2020年9月5日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するビンニシュ市で、フランスの週刊風刺新聞『シャルリ・エブド』による預言者ムハンマドの風刺画掲載に抗議するデモが発生した。

AFP, September 5, 2020、ANHA, September 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2020、Reuters, September 5, 2020、SANA, September 5, 2020、SOHR, September 5, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がラッカ県、ハサカ県を砲撃(2020年9月5日)

ラッカ県では、SANA(9月5日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊のカズアリー村、カルナファル村、ビール・アラブ村を砲撃した。

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ハサカ県では、SANA(9月5日付)やANHA(9月5日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がラアス・アイン市近郊のダルダーラ村、タッル・マナーフ村、アッブーシュ村を砲撃、ビール・ヌーフ村に突入し、住民6人を拉致連行した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のガンドゥーラ町で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、3人が死傷した。

また、アアザーズ市近郊で、国民軍に所属するアル=カーイダ系組織の一つシャーム自由人イスラーム運動の武器弾薬庫で爆発が発生し、火災となった。

AFP, September 5, 2020、ANHA, September 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2020、Reuters, September 5, 2020、SANA, September 5, 2020、SOHR, September 5, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下のダイル・ザウル県各所でシリア民主軍への襲撃相次ぐ(2020年9月5日)

ダイル・ザウル県では、SANA(9月5日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるガリーバ村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌が正体不明の武装集団の襲撃を受け、戦闘員多数が死傷した。

また、ズィーバーン町ではシリア民主軍の拠点に仕掛けられていた爆弾が爆発し、戦闘員多数が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、ブサイラ市でシリア民主軍のパトロール部隊が何者かの攻撃を受けた。

また、同市では、離反した元警察官が何者かによって射殺された。

さらに、サアワ村で、オートバイに仕掛けられた爆弾が爆発した。

他方、ANHA(9月5日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるハジュナ村で、家族どうしの抗争を発端として戦闘が発生し、2人が死亡した。

AFP, September 5, 2020、ANHA, September 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2020、Reuters, September 5, 2020、SANA, September 5, 2020、SOHR, September 5, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で63人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で14人(2020年9月5日)

保健省は政府支配地域で新たに63人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者17人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、9月5日現在の同地での感染者数は計3,104人、うち死亡したのは130人、回復したのは715人となった。

SANA(9月5日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で9月5日に新たに14人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、4人が完治したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計112人、うち回復したのは70人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1376668912537996/

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一方、シリア人権監視団は、シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ県の「解放区」とトルコ占領下のアレッポ県北部で、新型コロナウイルス感染者14人が確認されたと発表した。

新規感染者が確認されたのは、アレッポ県バーブ市8人、イドリブ県6人(イドリブ市4人、サルマダー市近郊の国内避難民(IDPs)キャンプ1人、バービーン村1人)。

これにより、6月9日以降、「解放区」と占領地で確認された感染者数は計112人(うち48人は「解放区」、57人はトルコ占領地)、うち死亡したのは1人、回復したのは70人となった。

AFP, September 5, 2020、ACU, September 5, 2020、ANHA, September 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2020、Reuters, September 5, 2020、SANA, September 5, 2020、SOHR, September 5, 2020などをもとに作成。

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ロシア・トルコ軍はイドリブ県で2度目となる合同演習を実施(2020年9月5日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから183日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のイフスィム町、カフル・ウワイド村、スフーフン村を砲撃、フライフィル村一帯で両者が交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置されている当事者和解調整センターのエフニギー・ポリャコフ副センター長は声明を出し、ロシア軍とトルコ軍が2度目となる合同演習を実施したと発表した。

ポリャコフ副センター長によると、合同演習は、アレッポ市とラタキア市を結ぶM4高速道路での両国軍合同パトロール部隊に対する反体制武装集団の攻撃を想定して行われた。

また、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約20輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(イドリブ県0件、ラタキア県1件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 5, 2020、ANHA, September 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 5, 2020、Reuters, September 5, 2020、SANA, September 5, 2020、SOHR, September 5, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市で『シャルリ・エブド』による預言者ムハンマドの風刺画(再)掲載に抗議するデモ(2020年9月4日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市で、「アッラーの使徒を差し置いて」と銘打った抗議デモが行われ、フランスの週刊風刺新聞『シャルリ・エブド』による預言者ムハンマドの風刺画掲載に抗議し、イスラーム世界との連帯を呼びかけた。

抗議デモは、9月2日に『シャルリ・エブド』襲撃事件(2015年1月7日)の裁判が始まったのに合わせて、同日付同紙が預言者ムハンマドの風刺画を再掲載したのを受けたもの。

デモ参加者は、思想信条の自由を訴え、宗教・宗派対立を煽る「過激派」の処罰を求めた。

AFP, September 4, 2020、ANHA, September 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2020、Reuters, September 4, 2020、SANA, September 4, 2020、SOHR, September 4, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がラッカ県を砲撃(2020年9月4日)

ラッカ県では、ANHA(9月4日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がタッル・アブヤド市近郊のアフダクー村、クーバルラク村、ビール・アラブ村、カズアリー村、クールファリー村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のジンディールス町近郊のクージャマーン村とアシュカーン村で国民軍に所属するイスラーム軍とヌールッディーン・ザンキー運動が、住居の分配をめぐって対立し、交戦となった。

AFP, September 4, 2020、ANHA, September 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2020、Reuters, September 4, 2020、SANA, September 4, 2020、SOHR, September 4, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下のダイル・ザウル県で混乱が続く一方、ハサカ県ではSANAがシリア民主軍による学校接収を批判(2020年9月4日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が北・東シリア自治局の支配下のブサイラ市で9月6日から外出禁止令を発出すると拡声器を通じて住民に告知した。

同市ではまた、シリア民主軍が男性1人をひき逃げした。

ひき逃げされた男性は重傷を負った。

このほか、ザッル村で内務治安部隊(アサーイシュ)の車に仕掛けられた爆弾が爆発し、隊員複数人が負傷した。

一方、北・東シリア自治局の支配下のアズバ村では抗議デモが行われ、米主導の有志連合に対して、シリア軍と「イランの民兵」を排除するよう求めた。

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SANA(9月4日付)は、シリア民主軍がハサカ県内の小中高校など213の教育施設のうち137施設を接収し、住民の教育の機会を奪い、独自のカリキュラムを準備、生徒に分離主義思想を押しつけようとしていると伝えた。

AFP, September 4, 2020、ANHA, September 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2020、Reuters, September 4, 2020、SANA, September 4, 2020、SOHR, September 4, 2020などをもとに作成。

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新型コロナウイルスの新規感染者はシリア政府支配地域で68人、北・東シリア自治局支配地域で15人、シャーム解放機構主体の反体制派とトルコの支配下にあるイドリブ・アレッポ県で5人(2020年9月4日)

保健省は政府支配地域で新たに68人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者17人が完治し、3人が死亡したと発表した。

これにより、9月4日現在の同地での感染者数は計3,041人、うち死亡したのは127人、回復したのは698人となった。

SANA(9月4日付)が伝えた。

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北・東シリア自治局の保健委員会(保健省に相当)は、支配地域で新たに15人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、感染者12人が完治したと発表した。

これにより、9月4日現在の同地での感染者数は計624人、うち死亡したのは40人、回復したのは158人となった。

新規感染者の内訳は、ハサカ県のハサカ市3人、カフターニーヤ(ディルベ・スピーイェ)市4人、ダルバースィーヤ市1人、マアバダ(カルキールキー)町1人、マーリキーヤ(ダイリーク)市3人、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市1人、ダイル・ザウル県2人。

ANHA(9月4日付)が伝えた。

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反体制系NGOの支援連携ユニットは、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る「解放区」とトルコ占領下の「オリーブの枝」地域と「ユーフラテスの盾」地域で9月4日に新たに5人の新型コロナウイルス感染者が確認される一方、2人が完治したと発表した。

これにより、同地での感染者数は計99人、うち回復したのは66人となった。

https://www.facebook.com/ACUSyria/photos/1375758415962379/

AFP, September 4, 2020、ACU, September 4, 2020、ANHA, September 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2020、Reuters, September 4, 2020、SANA, September 4, 2020、SOHR, September 4, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県とアレッポ県でシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦(2020年9月4日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから182日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がサラーキブ市一帯で交戦し、トルコ軍がシリア政府支配下の同地一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

「決戦」作戦司令室もシリア政府の支配下にあるダール・カビーラ村、カフルナブル市を砲撃した。

一方、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村近郊ではシリア軍兵士2人が地雷の爆発に巻き込まれて死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がカフルタアール村一帯で交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、前日に続いてダルアー市ダルアー・バラド地区で、住民数十人が抗議デモを行い、当局によって拘束された逮捕者の消息究明を要求した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を12件(イドリブ県7件、ラタキア県4件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 4, 2020、ANHA, September 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 4, 2020、Reuters, September 4, 2020、SANA, September 4, 2020、SOHR, September 4, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下のダイル・ザウル県、ラッカ県の各所で混乱続く(2020年9月3日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下のブサイラ市で、オートバイに乗った2人組が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士1人を襲撃し殺害した。

ブサイラ市ではまた、市内の市場で爆弾が爆発した。

また、シャアファ村でも民家の前で爆発が発生した。

一方、シュハイル村では、シリア民主軍が検問所を通過しようとした住民を殺害した。

このほか、SANA(9月3日付)によると、北・東シリア自治局の支配下のアブー・ハマーム市でシリア民主軍の拠点に何者かが手榴弾を投げ込んだ。

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ラッカ県では、SANA(9月3日付)によると、北・東シリア自治局の支配下のフース村近郊でシリア民主軍の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、戦闘員多数が負傷した。

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ハサカ県では、SANA(9月3日付)によると、米軍の大型トレーラーなど52輌からなる車列が、違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に入った。

一方、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局支配下のハサカ県のフール・キャンプに収容されている国内避難民(IDPs)のうち、ダイル・ザウル県出身者約350人が地元名士や部族長の身元保証を受けて帰還した。

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ダイル・ザウル県在住のバキール部族の族長らが組織しているバキール諸部族評議会は声明を出し、アブドゥルアズィーズ・スライマーン・ハンマーダ族長が2日に発表した声明に関して、国外居住者は介入しないよう反論した。


AFP, September 3, 2020、ANHA, September 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 3, 2020、Reuters, September 3, 2020、SANA, September 3, 2020、SOHR, September 3, 2020などをもとに作成。

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