トルコによってリビアに派遣されたシリア人傭兵(国民軍戦闘員)7人がリビア国民軍との戦闘で死亡(2020年5月23日)

シリア人権監視団は、トルコによってリビアに派遣されたシリア人傭兵(国民軍戦闘員)7人がリビア国民軍との戦闘で死亡したと発表した。

これにより、リビア国内での戦闘で死亡したシリア人戦闘員は318人(うち18歳以下の子供18人)となった。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県の北・東シリア自治局支配地で部族どうしが交戦(2020年5月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の統治下にあるマーシフ村でバキール部族とブーファルユー部族のメンバーが交戦した。

前日に、バキール部族の子息が何者かに銃で撃たれたのが衝突のきっかけだという。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県でシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦(2020年5月23日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから79日目となる5月23日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(イドリブ県4件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がカフルナブル市一帯およびバーラ村一帯で交戦した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌20輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

AFP, May 23, 2020、ANHA, May 23, 2020、AP, May 23, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 23, 2020、Reuters, May 23, 2020、SANA, May 23, 2020、SOHR, May 23, 2020、UPI, May 23, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県で「イランの民兵」の排斥をめざす武装集団結成(2020年5月22日)

ダイル・ザウル県のユーフラテス川東岸出身者を名乗る覆面姿の集団がSNSを通じてビデオ声明を発信し、「アーイドゥーン(帰還者)旅団」を新たに結成したと発表した。

声明のなかで、覆面姿の集団は、「イランの民兵」による占領地の解放と同地への帰還をめざすと主張している。

https://youtu.be/xkpJrz2X6RI

 

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍のアブディー総司令官「米軍は油田の運営や財務には介入せず、これを保護するために支援している」(2020年5月22日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官は声明を出し、米軍が北・東シリア自治局の支配地における石油に関して、米軍が油田の運営や財務には介入しておらず、むしろそれを保護するために支援してくれていると述べた。

アブディー総司令官は「米国はシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)の攻撃から油田を防衛し、その安全を確保するのを支援している。しかし、その運営や石油にかかる財務には関与していない」と述べた。

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のバーブ市近郊(アレッポ県)で国民軍所属組織どうしが交戦(2020年5月22日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市近郊のアミーヤ村で国民軍に所属するムハンマド・ファーティフ旅団とハムザ師団が交戦、憲兵隊が介入し双方を引き離した。

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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ダルアー市でヒズブッラーや「イランの民兵」の退去を求めるデモ(2020年5月22日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区では、ヒズブッラーや「イランの民兵」の退去を求めるデモが行われた。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月22日付)によると、デモには住民数十人が参加した。

一方、シリア人権監視団によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区のマタール地区にある市場で爆弾が爆発し、住民複数人が負傷した。

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍はアレッポ県、ラッカ県を砲撃し、農場が火災に(2020年5月22日)

ラッカ県では、ANHA(5月22日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がアイン・イーサー市近郊のタマーミーヤ村、一帯の小麦・大麦畑を砲撃し、火災が発生した。

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アレッポ県では、ANHA(5月22日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍がシーラーワー町近郊のカルーティー村一帯の小麦・大麦畑を砲撃し、火災が発生した。

また消火作業に当たろうとした住民1人がトルコ軍と国民軍の発砲を受けて負傷、その後搬送された病院で死亡した。

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ハサカ県では、ANHA(5月22日付)やSANA(5月22日付)によると、兵站物資を積んだトルコ軍の車輌約30輌がラアス・アイン市西に違法に設置されているアドワーニーヤ国境通行所からシリア領内に進入した。

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県でシリア軍とアル=カーイダ系のフッラース・ディーン機構が捕虜交換(2020年5月22日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから78日目となる5月22日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(イドリブ県3件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、新興アル=カーイダ系組織のフッラース・ディーン機構とシリア軍ががタフタナーズ市で捕虜交換を行った。

ドゥラル・シャーミーヤ(5月22日付)によると、捕虜交換を行ったのは「信者を煽れ」作戦司令室。

捕虜交換では、フッラース・ディーン機構側が、ラタキア県トルコマン山での戦闘で捕捉した兵士3人を解放、シリア軍側は戦闘員の妻を含む女性2人と子供3人を解放した。

このほか、トルコ軍は兵站物資を積んだ車輌約100輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がガーブ平原ザクーム村一帯を砲撃した。

AFP, May 22, 2020、ANHA, May 22, 2020、AP, May 22, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 22, 2020、Reuters, May 22, 2020、SANA, May 22, 2020、SOHR, May 22, 2020、UPI, May 22, 2020などをもとに作成。

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ラッカ県タブカ市でダーイシュがアサーイシュを攻撃、刑務所内で暴動(2020年5月21日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるタブカ市内のアラム交差点にある内務治安部隊(アサーイシュ)の検問所を襲撃、激しい戦闘となった。

また、タブカ市内の刑務所では、収監されているダーイシュのメンバーたちが暴動を引き起こした。

シリア人権監視団が22日に発表したところによると、アサーイシュはその後、刑務所での暴動を鎮圧、またタブカ市内のアジュザーウィー交差点でダーイシュと交戦し、戦闘員7人を殺害、多数を拘束した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の統治下にあるブサイラ市の市場で、2度にわたって爆発が発生し、子供1人が死亡、住民15人が負傷した。

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ハサカ県では、SANA(5月21日付)によると、米軍の大型トレーラーや装甲車など40輌からなる車列がワリード国境通行所からシリア領内に進入した。

AFP, May 21, 2020、ANHA, May 21, 2020、AP, May 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2020、Reuters, May 21, 2020、SANA, May 21, 2020、SOHR, May 21, 2020、May 22, 2020、UPI, May 21, 2020などをもとに作成。

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ラッカ県タッル・アブヤド市で、トルコの支援を受ける国民軍所属組織が食糧物資を受け取るために集まった住民に発砲(2020年5月21日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコとの国境に面するタッル・アブヤド市の国境通行所で、支援機関が配給する食糧物資を受け取るために集まった住民に対して、国民軍に所属するシャーム戦線が発砲、強制排除した。

これにより、ヒムス県出身の国内避難民(IDPs)1人が負傷した。

AFP, May 21, 2020、ANHA, May 21, 2020、AP, May 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2020、Reuters, May 21, 2020、SANA, May 21, 2020、SOHR, May 21, 2020、UPI, May 21, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県北部で所属不明の無人航空機を攻撃、ダーイシュ・メンバーと思われる2人が死亡(2020年5月21日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、所属不明の無人航空機(ドローン)が、トルコ占領下のアフリーン市南のイスカーン(イースカー)村とガザーウィーヤ村を結ぶ街道を走行する軍用車1輌を爆撃し、乗っていた男性が死亡した。

ホワイト・ヘルメットは、フェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/)やツイッターのアカウント(https://twitter.com/SyriaCivilDef/)を通じて、アフリーン市近郊での謎の爆発で、2人が死亡し、1人が負傷したと発表し、その写真を公開した。

https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/posts/2678389425818782?__xts__%5B0%5D=68.ARCNZJffFhF4PJYVcmsu_IxaHsh-pfW0_LTfdl0MzA5d94RoSyYRVSyOzYKRbsv6BA9TqTBvCsXuZzYh3CSDqyhlA9vnXdbLWUNpV9q2Dq5EbGAS8iLwFW2qaZpc_oFaIoqeu_kJ_sKc_zEJoF9J-g_wJA77dSTMAraW0AmPsY7Sf_u_H1T1OZkfExcwttor5CTSzvRq_tktxS-aSqEpv1KIsemDzklGYpYKyWfLBhKp9huUDBN3_q1BW0sG2lb3YixFXj5JfWR6KSMKieXQqLvgWSX0F_ymNASpv_uu6oieLIQTGnSIR0eKcy7-HVn4xmnLyBida2yUc7_vs8PUuCV2o-Hm&__tn__=-R

ドゥラル・シャーミーヤ(5月21日付)は、複数の活動家らの話として、爆撃を行ったドローンが米主導の有志連合の所属で、標的となった車には20万米ドルが積まれており、爆撃によってその一部は焼失したと伝えた。

また、トルコの支援を受ける国民軍は、住民らが事件現場に近づくことを禁止しているという。

https://twitter.com/aeSuhA0JYrlneGt/status/1263399142199570435

ドゥラル・シャーミーヤはまた、死亡した2人のうちの1人の身元が判明したと伝え、身分証明書の画像を公開した。

同サイトによると、死亡したのは、ダーイシュ(イスラーム国)の元司令官で「オリーブの枝」地域に逃亡していたアブー・ザーキー・ティバーニーなる男性。

ダーイシュのハマー州の司令官で、2019年のイドリブ県サルミーン市での住民殺害などに関与した。

ティーバーニー氏は、イドリブ県でのシャーム解放機構による摘発を逃れて、「オリーブの枝」地域に逃亡し、潜伏していたという。

公開された身分証明書は、「ブルブル市地元評議会」が発行したもので、アブドゥッラッザーク・ファーリス、1993年8月2日生まれ、などと書かれている。

AFP, May 21, 2020、ANHA, May 21, 2020、AP, May 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2020、Reuters, May 21, 2020、SANA, May 21, 2020、SOHR, May 21, 2020、UPI, May 21, 2020などをもとに作成。

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ラッカ県北部をトルコ軍と国民軍が砲撃し、農地で火災発生(2020年5月21日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がサフルーンジュ村、カズアリー村を砲撃した。

また、トルコの支援を受ける国民軍が、M4高速道路沿線のクーバルラク村、クールファル村、カズアリー村、フッリーヤ村、ハーリディーヤ村を砲撃した。

また、ANHA(5月21日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍は、タッル・アブヤド市近郊のタマーニー村の小麦・大麦畑に放火した。

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アレッポ県では、ANHA(5月21日付)によると、ロシア軍とトルコ軍がアイン・アラブ(コバネ)市西の国境地帯で合同パトロールを実施した。

AFP, May 21, 2020、ANHA, May 21, 2020、AP, May 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2020、Reuters, May 21, 2020、SANA, May 21, 2020、SOHR, May 21, 2020、UPI, May 21, 2020などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県、ハマー県の反体制派支配地を砲撃(2020年5月21日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから77日目となる5月21日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(イドリブ県3件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ市内で、ハマー県出身のシャーム解放機構の司令官の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、乗っていた司令官が死亡した。

一方、シリア軍は、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカフル・ウワイド村、スフーフン村、フライフィル村、ファッティーラ村、ハルーバ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タファス市でシーア派の老人が何者かに撃たれて死亡した。

ハイト村でオートバイに乗った2人組が、シリア政府との和解に応じた反体制武装集団の元司令官に発砲し、撃たれた元司令官は死亡した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(5月21日付)によると、サナマイン市で親政権民兵1人が何者かに撃たれて死亡した。

AFP, May 21, 2020、ANHA, May 21, 2020、AP, May 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 21, 2020、Reuters, May 21, 2020、SANA, May 21, 2020、SOHR, May 21, 2020、UPI, May 21, 2020などをもとに作成。

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シリア北西部での新型コロナウイルス感染者は依然0人(2020年5月21日)

シリア北西部の反体制派支配地域で新型コロナウイルス感染症対策に当たっている支援調整ユニット・感染症早期対策対応ネットなる組織は、同地での検査件数が774件に達しているとしたうえで、その検査結果がいずれも陰性だったと発表した。

AFP, May 21, 2020、ANHA, May 21, 2020、AP, May 21, 2020、Assistance Coordination Unit – EWARN, May 21, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 21, 2020、Reuters, May 21, 2020、SANA, May 21, 2020、SOHR, May 21, 2020、UPI, May 21, 2020などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける国民軍がラッカ県を砲撃し、M4高速道路が通行不能に(2020年5月20日)

ラッカ県では、ANHA(5月20日付)によると、トルコ軍戦闘機が上空を旋回するなか、国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるアイン・イーサー市近郊のフーシャーン村、ハーリディーヤ村を砲撃し、両村の農地で火災が発生し、M4高速道路が通行できなくなった。

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アレッポ県では、ANHA(5月20日付)によると、トルコ軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるアイン・アラブ(コバネ)市西のシュユーフ・アラブ村を砲撃し、住民2人が負傷した。

AFP, May 20, 2020、ANHA, May 20, 2020、AP, May 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 20, 2020、Reuters, May 20, 2020、SANA, May 20, 2020、SOHR, May 20, 2020、UPI, May 20, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のアフリーン市で武装集団どうしが交戦、住民1人が死亡する一方、憲兵隊をネットで非難した活動家が逮捕(2020年5月20日)

アレッポ県では、SANA(5月20日付)によると、トルコ占領下のアフリーン市で、トルコの支援を受ける反体制武装集団どうしが交戦し、住民1人が死亡、子供2人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、国民軍の憲兵隊が、ダマスカス県タダームン区出身の「市民活動家」を逮捕した。

憲兵隊の制服にトルコ国旗があしらわれていることをSNSで「偽善者」と非難したのが逮捕の理由だという。

AFP, May 20, 2020、ANHA, May 20, 2020、AP, May 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 20, 2020、Reuters, May 20, 2020、SANA, May 20, 2020、SOHR, May 20, 2020、UPI, May 20, 2020などをもとに作成。

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ロシア・トルコ軍がイドリブ県アリーハー市西のM4高速道路で初めて合同パトロールを実施(2020年5月20日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから76日目となる5月20日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を4件(イドリブ県4件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を1件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍とトルコ軍の合同部隊がM4高速道路でパトロールを実施した。

パトロール部隊はタルナバ村を出発、アリーハー市近郊を経由して、アウラム・ジャウズ村に到達し、タルナバ村に帰着した。

両軍合同パトロール部隊がアリーハー市西のアウラム・ジャウズに到達したのはこれが初めて。

一方、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、ファッティーラ村、フライフィル村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、タッル・シハーブ町で住民が武装集団によって殺害された。

AFP, May 20, 2020、ANHA, May 20, 2020、AP, May 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 20, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 20, 2020、Reuters, May 20, 2020、SANA, May 20, 2020、SOHR, May 20, 2020、UPI, May 20, 2020などをもとに作成。

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ハサカ県で国民軍に所属する組織どうしが略奪品の分配をめぐって交戦(2020年5月19日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のラアス・アイン市近郊に位置するウンム・ウシュバ村、バーブ・ハイル村、マスバガ村、アミーラート村で、国民軍に所属するムウタスィム旅団、スルターン・ムラード師団、ハムザード師団が略奪した小麦や大麦の分配をめぐって交戦した。

また、ラアス・アイン市西のタッル・ハラフ村でも東部自由人連合が、憲兵隊の支援を受けるハムザート師団と交戦した。

交戦の理由は不明だが、東部自由人連合の戦闘員2人とハムザート師団の戦闘員1人が負傷した。

AFP, May 20, 2020、ANHA, May 20, 2020、AP, May 20, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 20, 2020、Reuters, May 20, 2020、SANA, May 20, 2020、SOHR, May 20, 2020、UPI, May 20, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のアフリーン市内で国民軍所属組織どうしが交戦し、住民1人死亡(2020年5月19日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるアフリーン市内で、国民軍に所属するシャーム戦線と、ダマスカス郊外県からの移住者が交戦し、住民1人が死亡、子供を含む4人が負傷した。

また、アアザース市東のカフルガーン村とカフルシュース村を結ぶ街道で正体不明の武装集団が身元不明の1人を殺害した。

AFP, May 19, 2020、ANHA, May 19, 2020、AP, May 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2020、Reuters, May 19, 2020、SANA, May 19, 2020、SOHR, May 19, 2020、UPI, May 19, 2020などをもとに作成。

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ラッカ県でトルコ軍が東部軍の戦闘員を口論の末射殺(2020年5月19日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、スルーク町の検問所に駐留するトルコ軍兵士と、国民軍に所属する東部軍の戦闘員が口論となり、トルコ軍側がこの戦闘員を射殺した。

これに関して、東部軍(国民軍第1軍団第146旅団所属)は声明を出し、メンバーの1人アブドゥッラー・スフビー・アブドゥッラー氏(アブー・ハイダル)がトルコ軍によって殺害されたことを認めたうえで、トルコ政府に殺害にいたった経緯を明らかにするよう求めた。


AFP, May 19, 2020、ANHA, May 19, 2020、AP, May 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2020、Reuters, May 19, 2020、SANA, May 19, 2020、SOHR, May 19, 2020、UPI, May 19, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍と米軍はラッカ県、ダイル・ザウル県でダーイシュ・メンバーの摘発を続ける(2020年5月19日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の特殊部隊が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるラッカ市およびその一帯の複数カ所で特殊作戦を敢行し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパー・セルのメンバーと思われる7人を拘束した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、有志連合を主導する米軍が、シリア民主軍とともに、ザッル村で空挺作戦を実施し、1人を拘束した。

AFP, May 19, 2020、ANHA, May 19, 2020、AP, May 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2020、Reuters, May 19, 2020、SANA, May 19, 2020、SOHR, May 19, 2020、UPI, May 19, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がハサカ県タッル・タムル町近郊の農地を砲撃し、火災発生、ロシア軍が応戦(2020年5月19日)

ハサカ県では、ANHA(5月19日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊のカースィミーヤ村、ダルダーラ村の農地を砲撃し、火災が発生した。

シリア人権監視団によると、この砲撃を受けて、ダルダーラ村近郊の放牧場の基地に駐留するロシア軍部隊が砲撃による反撃を行った。

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アレッポ県では、ANHA(5月19日付)によると、トルコの支援を受ける国民軍が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるマンビジュ市近郊のアラブ・ハサン村を砲撃し、住民1人が負傷した。


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クルド民族主義組織25団体が「クルド愛国統一諸政党」を結成(2020年5月19日)

北・東シリア自治局支配地域内で活動するクルド民族主義組織25団体が共同声明を出し、クルド人勢力の統合を目的とする新たな連合体「クルド愛国統一諸政党」を結成したと発表した。

クルド愛国統一諸政党への参加を表明したのは以下の組織:

1. クルディスタン民主和平党
2. 民主統一党(PYD)
3. スィタール大会
4. クルド・シリア民主党(PDKS)
5. クルディスタン緑の党
6. シリア・クルド民主左派党
7. シリア・クルド左派党
8. クルディスタン自由連合
9. クルディスタン友愛党(PBK)
10. シリア・クルド愛国党
11. クルディスタン民主変革党
12. シリア・クルディスタン刷新党
13. 民主闘争党
14. クルディスタン・アサーディー自由党
15. ロジャヴァ・愛国自由連合党
16. シリア・クルディスタン共和党
17. シリア改革運動
18. クルディスタン共産党(KKP)
19. シリア・クルド民主ロジュ党
20. クルディスタン・ムスタクバル潮流
21. シリア・クルディスタン民主パールティ
22. クルディスタン労働連合党
23. クルディスタン愛国連合党
24. クルド・シリア民主合意党
25. シリア・クルド民主党(アル・パールティ)

ANHA(5月19日付)が伝えた。

AFP, May 19, 2020、ANHA, May 19, 2020、AP, May 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2020、Reuters, May 19, 2020、SANA, May 19, 2020、SOHR, May 19, 2020、UPI, May 19, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県でシャーム解放機構の砲撃によりシリア軍兵士3人死亡、5人負傷(2020年5月19日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから75日目となる5月19日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(イドリブ県7件、ラタキア県2件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がカフルナブル市一帯を砲撃し、シリア軍兵士3人が死亡、5人が負傷した。

これに対して、シリア軍もシャーム解放機構の支配下にあるカフル・ウワイド村を砲撃した。

一方、ジスル・シュグール市近郊のカニーヤ村でジハード主義組織(組織名は明示せず)の車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、1人が死亡した。

このほか、シャーム解放機構の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村では、住民が19日晩、シリア政府支配地域とを結ぶ通行所の設置に反対するデモを行った。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ガーブ平原のアンカーウィー村一帯で、シリア軍と反体制武装集団が激しく交戦し、双方に死傷者が出た。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、カフルシャムス町で第9師団の兵士2人がオートバイに乗った2人組の襲撃を受け、撃たれて死亡した。

また、サナマイン市では、軍事情報局の高官1人が何ものかに撃たれて死亡した。

AFP, May 19, 2020、ANHA, May 19, 2020、AP, May 19, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 19, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 19, 2020、Reuters, May 19, 2020、SANA, May 19, 2020、SOHR, May 19, 2020、UPI, May 19, 2020などをもとに作成。

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ダーイシュは前日に続いて国防隊兵士7人を処刑(2020年5月18日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ヒムス県東部(スフナ市一帯)に面する砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)が国防隊兵士7人を「スパイ罪」で処刑した。

ダーイシュは17日にもダイル・ザウル県でシリア軍士官ら4人を殺害している。

AFP, May 18, 2020、ANHA, May 18, 2020、AP, May 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2020、Reuters, May 18, 2020、SANA, May 18, 2020、SOHR, May 18, 2020、UPI, May 18, 2020などをもとに作成。

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シリア民主評議会のアフマド執行委員会共同議長は米シーザー・シリア市民保護法のシリア全土への適用に懸念を表明(2020年5月18日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会の代表と部族長・名士の会合がハサカ県タッル・タムル町近郊のクルトバ村で開催された。

ANHA(5月18日付)によると、会合には、シリア民主評議会のイルハーム・アフマド執行委員会共同議長、シリア民主軍渉外局のイルハーム・ウマル氏、アリー・ラフムーン氏、北・東シリア名士評議会を構成するハンバル・ハサン氏、タイ部族(ヤサール部族)のフサイン・ハムリーン氏、マッラーン部族のフアード・バーシャー氏、キーカーン部族のフクム・ハッルー氏、バカーラ部族のマンスール・サッルーム氏、シャッラービーン部族の代表などが出席した。

会合では、シリア民主評議会側の代表が、部族長・名士から、電力供給、飲料水供給、拘置者の恩赦、医療センターの拡充といった陳情を受けた。

これに対して、アフマド共同議長は、シリア民主軍に対する各部族の協力に謝意を示すとともに、シリア民主評議会が北・東シリアにおける政治解決の責任を負うと強調した。

一方、トルコについては「トルコはリビアで戦わせるため、トルコ国内と反体制派支配地域の若者を動員している。過去数年にわたり人々を苦しめるだけでは飽き足らず、リビアに彼らを派遣し戦わせている…。我々は他の国の他の紛争の原因となってはらない」と述べた。

さらに、シーザー・シリア市民保護法については、「来月からシーザー・シリア市民保護法がシリア全土に適用される。その目的はシリア体制を制裁することにある。なぜなら、この体制は変化を受け入れず、国民を抑圧しているからだ…。しかし、この法律は永遠に続くものではない。バッシャール・アサド大統領が政治移行の意思を示せば、停止される…。この法律が適用されれば、シリア人みなが苦しむことになる」と警鐘を鳴らした。

ANHA(5月18日付)が伝えた。

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ハサカ県では、ANHA(5月18日付)によると、ロシア軍とトルコ軍がダルバースィーヤ市一帯の国境地帯で合同パトロールを実施した。

AFP, May 18, 2020、ANHA, May 18, 2020、AP, May 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2020、Reuters, May 18, 2020、SANA, May 18, 2020、SOHR, May 18, 2020、UPI, May 18, 2020などをもとに作成。

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トルコの後援を受ける国民解放戦線とシリア軍がイドリブ県で捕虜交換(2020年5月18日)

英国を拠点に活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団によると、ロシア・トルコ首脳会談で合意された停戦が発効(3月5日深夜)してから74日目となる5月18日、シリア・ロシア軍、トルコ軍の爆撃は確認されなかった。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(イドリブ県5件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるファッティーラ村、スフーフン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、タフタナーズ市では、トルコの後援を受ける国民解放戦線とシリア軍が捕虜交換を行った。

これにより、2~3月の戦闘に際してアレッポ県カラースィー村でシリア軍に捕捉された国民解放戦線の戦闘員3人とシリア軍兵士1人が解放されるとともに、ヒズブッラーの戦闘員(アレッポ県ザフラー町出身のシリア人)の遺体2隊が引き渡された。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サフワ村とムサイフラ町を結ぶ街道で、シリア軍第15師団の兵士1人が何者かの発砲を受けて死亡した。

AFP, May 18, 2020、ANHA, May 18, 2020、AP, May 18, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 18, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 18, 2020、Reuters, May 18, 2020、SANA, May 18, 2020、SOHR, May 18, 2020、UPI, May 18, 2020などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける国民軍所属組織どうしが密輸ルートをめぐり交戦(2020年5月17日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるニスリーヤ村とシャーム解放機構の占領下にあるアティマ村を結ぶ通行所一帯で、国民軍に所属する東部自由人連合と自由イドリブ軍が交戦した。

戦闘は密輸ルートとなっている通行所の管理権をめぐる対立がきっかけ。

戦闘の末に、東部自由人連合はニスリーヤ村に近い街道上に検問所を設置し、自由イドリブ軍の動きを封じる一方、戦闘員複数人を拘束した。

東部自由人連合は、これまでにも街道で自由イドリブ軍の車輌を攻撃するなどして、密輸ルートの掌握を試み、麻薬を密輸するなどしてきたが、自由イドリブ軍はこれに抵抗してきた。

東部自由人連合はまた、街道の通行を脅かすことで、通行料として1人あたり1,000ドルを要求するなどしていた。

なお、同通行所は、シャーム戦線によって掌握され、トルコの要請を受けて密輸の取り締まりが試みられてきたが、成果をあげられなかったため、トルコは通行所の管理を自由イドリブ軍に移管していた。

AFP, May 17, 2020、ANHA, May 17, 2020、AP, May 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2020、Reuters, May 17, 2020、SANA, May 17, 2020、SOHR, May 17, 2020、UPI, May 17, 2020などをもとに作成。

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ダーイシュがダイル・ザウル県でシリア軍士官ら4人を殺害(2020年5月17日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、カバーキブ村近郊でダーイシュ(イスラーム国)が道路を封鎖し、シリア軍士官1人と兵士2人、そして女性1人が乗った車を拘束、4人を喉を切り、頭部に銃弾を撃ち込むなどして殺害した。

AFP, May 17, 2020、ANHA, May 17, 2020、AP, May 17, 2020、al-Durar al-Shamiya, May 17, 2020、Reuters, May 17, 2020、SANA, May 17, 2020、SOHR, May 17, 2020、UPI, May 17, 2020などをもとに作成。

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