イドリブ県、ラタキア県北東部では散発的な戦闘が続いたが死者は記録せず(2019年9月6日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が一方的停戦を宣言してから7日目(爆撃を激化させてから128日目)を迎えた9月6日、シリア・ロシア軍の爆撃は記録されなかったが、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の散発的な戦闘は続いた。

シリア人権監視団によると、シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日と同じ4,124人だった。

内訳は、民間人1,048人(うち女性186人、子供261人)、シリア軍兵士1,406人、反体制武装集団戦闘員1,670人。

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イドリブ県では、シリア人権監視団、ドゥラル・シャーミーヤ(9月6日付)によると、シリア軍地上部隊がヒーシュ村、ハーッス村、タッフ村、タフターヤー村、ラカーヤー村、カフルサジュナ村、アーミリーヤ村、ウンム・ジャラール村を砲撃、ハルバーン村一帯でシャーム解放機構と交戦した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカッバーナ村一帯を砲撃した。

AFP, September 6, 2019、ANHA, September 6, 2019、AP, September 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 6, 2019、Reuters, September 6, 2019、SANA, September 6, 2019、SOHR, September 6, 2019、UPI, September 6, 2019などをもとに作成。

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シャーム解放機構傘下のシューラー総評議会がイドリブ県で2,000人の新規戦闘員を募集するためのキャンペーン開始(2019年9月5日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月6日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、 シャーム解放機構の支配下にあるいわゆる「解放区」の立法機関に相当するシューラー総評議会(2019年発足、本部イドリブ市)が、シリア軍との戦闘に備え、「革命諸派」を支援するため、2,000人の新規戦闘員を募集するための「自ら備えよ」キャンペーンを開始した。

キャンペーン開始を宣言する会合には、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構、トルコの支援を受ける国民解放戦線、「穏健な反体制派」として知られたイッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室の代表、シャーム解放機構にイドリブ県の自治を委託されているシリア救国内閣宗教関係省の代表、人民抵抗連隊の代表らが同席した。

AFP, September 6, 2019、ANHA, September 6, 2019、AP, September 6, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 6, 2019、Reuters, September 6, 2019、SANA, September 6, 2019、SOHR, September 6, 2019、UPI, September 6, 2019などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構はロシアとの水面下の交渉、組織解体を否定(2019年9月5日)

シリアのアル=カーイダと目されているシャーム解放機構の軍事委員会メンバーでアブー・フサインを名乗る男性は、メディア関係者との懇談の席上で、ロシアとの水面下での交渉の存在について否定した。

アブー・フサインは「占領国ロシアとの交渉が行われているとの報道は正しくない。ロシアが発表した停戦は一方的なものだ」と述べた。

また、シャーム解放機構の組織を解体し、そのメンバーをトルコが支援する国民解放戦線に糾合しようとする動きがあるとの情報についても「こうした報道も否定されるべきで、正しくない。シャーム解放機構はいかなる勢力とも交渉を行っていない」と述べた。

ドゥラル・シャーミーヤ(9月5日付)などが伝えた。

AFP, September 5, 2019、ANHA, September 5, 2019、AP, September 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2019、Reuters, September 5, 2019、SANA, September 5, 2019、SOHR, September 5, 2019、UPI, September 5, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県サルキーン市でシリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構に支持を表明するデモ。シャーム解放機構退去を求めたデモ参加者が脅迫を受ける(2019年9月5日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サルキーン市でシリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構に支持を表明するデモが行われた。

デモには、数十人が参加、車に乗ってシャーム解放機構の旗を掲げ、4日晩まで市内を巡回した。

複数の住民によると、デモに参加したのは、シャーム解放機構の治安機関のメンバーと一部住民だという。

サルキーン市はシャーム解放機構の行政、経済の拠点と目されている。

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シリア人権監視団はまた、1日と2日のサラーキブ市などでのデモで、シャーム解放機構のムハンマド・アブー・ジャウラーニー指導者やトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領を非難するシュプレヒコールを連呼した参加者多数が、反体制諸派の治安機関から直接の脅迫を受けていることを明らかにした。

デモ参加者は、ジャウラーニー指導者やエルドアン大統領を「カエル」「体制の手先」「米国の手先」などと罵倒していたという。

また、カッリー町でのデモで、エルドアン大統領の写真を焼いた若者がビデオ声明を出し、トルコの指導部と国民に謝罪、シリア難民を受け入れているトルコに謝意を示した。

この若者はビデオで、意図せず写真を焼いてしまったと説明、体制(アサド政権)の手先がデモ参加者の熱意や怒りの感情を利用していると弁明した。

https://www.facebook.com/almohrarmedia3/videos/539693653434111/br

 

AFP, September 5, 2019、ANHA, September 5, 2019、AP, September 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2019、Reuters, September 5, 2019、SANA, September 5, 2019、SOHR, September 5, 2019、UPI, September 5, 2019などをもとに作成。

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イドリブ県、ラタキア県で散発的戦闘、ダイル・ザウル県でダーイシュがシリア軍拠点を攻撃(2019年9月5日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が一方的停戦を宣言してから6日目(爆撃を激化させてから127日目)を迎えた9月5日、シリア・ロシア軍の爆撃は記録されなかったが、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の散発的な戦闘は続いた。

シリア人権監視団によると、シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より1人(民間人0人、シリア軍兵士は0人、反体制武装集団戦闘員1人)増えて4,124人となった。

うち、1,048人が民間人(女性186人、子供261人を含む)、1,406人がシリア軍兵士、1,670人が反体制武装集団戦闘員。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカッバーナ村一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がアーミリーヤ村、タビーシュ村を砲撃した。

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ダイル・ザウル県では、DPN(9月5日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がマヤーディーン市郊外の砂漠地帯にあるシリア軍と親政権民兵の拠点を攻撃し、兵士複数人を殺傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県7件、ラタキア県11件、アレッポ県7件、ハマー県6件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を11件(イドリブ県7件、ハマー県1件、アレッポ県3件)確認した。

AFP, September 5, 2019、ANHA, September 5, 2019、AP, September 5, 2019、DPN, September 5, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 5, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 5, 2019、Reuters, September 5, 2019、SANA, September 5, 2019、SOHR, September 5, 2019、UPI, September 5, 2019などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団はトルコ占領下のアアザーズ市近郊で反体制武装集団戦闘員7人を殺害したと発表(2019年9月4日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、トルコ占領下のアアザーズ市近郊のカフルハーシル村で3日に反体制武装集団の拠点を攻撃し、戦闘員7人を殺害したと発表した。

AFP, September 4, 2019、ANHA, September 4, 2019、AP, September 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2019、Reuters, September 4, 2019、SANA, September 4, 2019、SOHR, September 4, 2019、UPI, September 4, 2019などをもとに作成。

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ハサカ県国境地帯で米軍とシリア民主軍傘下のスィリー・カーニヤ軍事評議会が合同パトロール(2019年9月4日)

ハサカ県では、ANHA(9月4日付)によると、有志連合を主導する米軍と、人民防衛部隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するスィリー・カーニヤ軍事評議会が、ラアス・アイン(スィリー・カーニヤ)市の国境地帯で合同パトロールを実施した。

AFP, September 4, 2019、ANHA, September 4, 2019、AP, September 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2019、Reuters, September 4, 2019、SANA, September 4, 2019、SOHR, September 4, 2019、UPI, September 4, 2019などをもとに作成。

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シリア政府はアフリーン郡でのクルド語学校開設を禁止(2019年9月4日)

ANHA(9月4日付)は、シリア政府が、アレッポ県アフリーン郡シーラーワー町近郊のアキーバ村でのクルド語学校の開校を禁止する措置を下した、と伝えた。

アキーバ村は、北・東シリア自治局とシリア政府が共同支配するタッル・リフアト市一帯地域(北・東シリア自治局が言うところのシャフバー地区)に位置する。

AFP, September 4, 2019、ANHA, September 4, 2019、AP, September 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2019、Reuters, September 4, 2019、SANA, September 4, 2019、SOHR, September 4, 2019、UPI, September 4, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア両軍が爆撃を控えるなか、トルコ軍車列がシリア軍によって包囲されているムーリク市(ハマー県)の第9監視所に入る(2019年9月4日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が一方的停戦を宣言してから5日目(爆撃を激化させてから126日目)を迎えた9月4日、シリア・ロシア軍の爆撃は記録されなかったが、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の散発的な戦闘は続いた。

シリア人権監視団によると、シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より9人(民間人0人、シリア軍兵士7人、反体制武装集団戦闘員2人)増えて4,123人となった。

うち、1,048人が民間人(女性186人、子供261人を含む)、1,406人がシリア軍兵士、1,669人が反体制武装集団戦闘員。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がヒーシュ村、トゥラムラー村などを砲撃した。

また、トルコ軍の車列がシリア領内に入り、ハマー県北部のムーリク市に近い監視所(第9監視所)およびマアッル・ハッタート村に足止めされている部隊に食糧などの物資を搬送した。

ドゥラル・シャーミーヤ(9月4日付)によると、トルコ軍の車列はムーリク市を含むハマー県北部がシリア政府の支配下に復帰し、第9監視所がシリア軍の包囲を受けて以降、初めて同監視所に入った。

一方、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構、トルコの支援を受ける国民解放戦線、「穏健な反体制派」として知られたイッザ軍などからなる「必勝」作戦司令室は、県東部で進軍を試みたロシア軍部隊を迎撃、これを撃破したと発表した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がザンマール町、ジャズラーヤー村、ウスマーニーヤ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がフワイズ村一帯を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊が、シャルフ砦、ナフシャッバー村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を26件(イドリブ県11件、ラタキア県9件、アレッポ県5件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を10件(イドリブ県6件、ハマー県2件、アレッポ県2件)確認した。

AFP, September 4, 2019、ANHA, September 4, 2019、AP, September 4, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 4, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 4, 2019、Reuters, September 4, 2019、SANA, September 4, 2019、SOHR, September 4, 2019、UPI, September 4, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県アアザーズ市、ラーイー村で相次いで爆発、ラージュー町では反体制武装集団に手榴弾が投げつけられる(2019年9月3日)

アレッポ県では、ANHA(9月3日付)によると、トルコの占領下にあるアアザーズ市で爆弾が爆発し、8人が負傷した。


また、同じくトルコの占領下にあるバーブ市近郊のラーイー村でも東部自由人連合の拠点近くでオートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発した。

さらに、アフリーン市近郊のラージュー町では、何者かが反体制武装集団に対して手榴弾を投げつけ、武装集団メンバー1人が死亡、1人が重傷を負った。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(9月3日付)によると、人民防衛部隊(YPG)主導のシリア民主軍がマーリア市、アアザーズ市一帯、カルジャブリーン村を砲撃、トルコ軍がこれに応戦した。

AFP, September 3, 2019、ANHA, September 3, 2019、AP, September 3, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 3, 2019、Reuters, September 3, 2019、SANA, September 3, 2019、SOHR, September 3, 2019、UPI, September 3, 2019などをもとに作成。

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ラタキア県フマイミーム航空基地に接近を試みた無人航空機2機をシリア軍防空部隊がイドリブ県西部で撃墜(2019年9月3日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が一方的停戦を宣言してから4日目(爆撃を激化させてから125日目)を迎えた9月3日、シリア・ロシア軍の爆撃は記録されなかったが、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の散発的な戦闘は続いた。

シリア人権監視団によると、シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より5人(民間人0人、シリア軍兵士5人、反体制武装集団戦闘員0人)増えて4,114人となった。

うち、1,048人が民間人(女性186人、子供261人を含む)、1,399人がシリア軍兵士、1,667人が反体制武装集団戦闘員。

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イドリブ県では、ロシア国防省、SANA(9月3日付)、スプートニク・ニュース(9月3日付)によると、ラタキア県フマイミーム航空基地に接近を試みた無人航空機2機をシリア軍防空部隊が県西部で撃墜した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団がタマーニア町一帯、トゥレックスで交戦、シリア軍地上部隊がカフルナブル、カフルサジュナを砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカッバーナ村一帯を砲撃した。

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アレッポ県ではシリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市北西部の反体制派支配地域を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県北西部の反体制派支配地域を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(ラタキア県10件、イドリブ県9件、アレッポ県9件、ハマー県4件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を6件(イドリブ県3件、ハマー県2件、アレッポ県1件)確認した。

AFP, September 3, 2019、ANHA, September 3, 2019、AP, September 3, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 3, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 3, 2019、Reuters, September 3, 2019、SANA, September 3, 2019、SOHR, September 3, 2019、Sputnik News, September 3, 2019、UPI, September 3, 2019などをもとに作成。

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前日に続いてイドリブ県、アレッポ県でアサド政権打倒とシャーム解放機構退去を求めるデモ発生。シャーム解放機構はこれを強制排除、「シリア革命」を唱導する一部サイトはこれを報じず(2019年9月2日)

イドリブ県では、スマート・ニュース(9月2日付)、オリエント・ニュース(9月2日付)、イナブ・バラディー(9月3日付)によると、サラーキブ市での前日のデモに呼応するかたちで、マアッラト・ヌウマーン市、アリーハー市、カフルタハーリーム町、ビンニシュ市でアサド政権打倒と、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構とシリア救国内閣の退去を求めるデモが行われた。

マアッラト・ヌウマーン市でのデモ参加者は数十人、アリーハー市は約200人、カフルタハーリーム町は約20人、ビンニシュ市は約15人。

デモ参加者は、シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者を「米国の手先」などと批判した。

同様デモは、アレッポ県のアターリブ市でも発生し、約600人が参加したが、シャーム解放機構は実弾を発射し、これを強制排除した。

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なお、1日のサラーキブ市でのデモも含めて、シャーム解放機構に近いイバー・ネット、「シリア革命」を唱導するザマーン・ワスルは、シャーム解放機構に対するデモについて一切報じていない。

AFP, September 2, 2019、ANHA, September 2, 2019、AP, September 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 2, 2019、‘Inab Baladi, September 3, 2019、Orient News, September 2, 2019、Reuters, September 2, 2019、SANA, September 2, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, September 2, 2019、SMART News, September 2, 2019、SOHR, September 2, 2019、UPI, September 2, 2019、Zaman al-Wasl, September 2, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県アアザーズ市、ラーイー村で相次いで爆発、ラージュー町では反体制武装集団に手榴弾が投げつけられる(2019年9月3日)

アレッポ県では、ANHA(9月3日付)によると、トルコの占領下にあるアアザーズ市で爆弾が爆発し、8人が負傷した。

また、同じくトルコの占領下にあるバーブ市近郊のラーイー村でも東部自由人連合の拠点近くでオートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発した。

さらに、アフリーン市近郊のラージュー町では、何者かが反体制武装集団に対して手榴弾を投げつけ、武装集団メンバー1人が死亡、1人が重傷を負った。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(9月3日付)によると、人民防衛部隊(YPG)主導のシリア民主軍がマーリア市、アアザーズ市一帯、カルジャブリーン村を砲撃、トルコ軍がこれに応戦した。

AFP, September 3, 2019、ANHA, September 3, 2019、AP, September 3, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 3, 2019、Reuters, September 3, 2019、SANA, September 3, 2019、SOHR, September 3, 2019、UPI, September 3, 2019などをもとに作成。

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米国の爆撃で狙われた新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードが声明を出し復讐を誓う。他のアル=カーイダ系組織も爆撃を非難(2019年9月1日)

新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードは声明を出し、9月1日の米軍によるイドリブ県カファルヤー町近郊の拠点への爆撃で、メンバー2人が死亡したことを明らかにし、弔意を示すとともに、「アッラーのお許しのもと、彼らのため、そしてイスラーム教徒殉教者たちのために我々は復讐する」と宣言した。

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新興のアル=カーイダ系組織の一つで、アンサール・タウヒードとともに「信者を煽れ」作戦司令室を主導するフッラース・ディーン機構も声明を出し、9月1日の米軍によるイドリブ県カファルヤー町近郊のアンサール・タウヒードの拠点への爆撃に関して、「イスラームとその民に対する現代のシオニズム・十字軍の戦争」「イスラーム、その民、そのジハードを標的したもの」と非難した。

また、新興のアル=カーイダ系組織の一つで、「信者を煽れ」作戦司令室に所属するアンサールッディーン戦線も「シャームの民の革命を根絶しようとするもの」と非難した。

AFP, September 2, 2019、ANHA, September 2, 2019、AP, September 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 2, 2019、Reuters, September 2, 2019、SANA, September 2, 2019、SOHR, September 2, 2019、UPI, September 2, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊を砲撃(2019年9月2日)

アレッポ県では、ANHA(9月2日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマーリキーヤ村、カルアト・シャワーリガ村一帯(シーラーワー町近郊)を砲撃した。

AFP, September 2, 2019、ANHA, September 2, 2019、AP, September 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 2, 2019、Reuters, September 2, 2019、SANA, September 2, 2019、SOHR, September 2, 2019、UPI, September 2, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のアウン・ダーダート村(アレッポ県)にある反体制武装集団の検問所で大きな爆発、その直後トルコ軍憲兵隊と反体制武装集団が交戦(2019年9月2日)

アレッポ県では、ANHA(9月2日付)によると、トルコ占領下のアウン・ダーダート村(マンビジュ市北)にある反体制武装集団の検問所で大きな爆発があった。

爆発は車に仕掛けられた爆弾が爆発したことによるもので、直後に、いわゆる「ユーフラテスの盾」作戦司令室に所属する武装集団とトルコ軍憲兵隊の交戦も発生したという。

AFP, September 2, 2019、ANHA, September 2, 2019、AP, September 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 2, 2019、Reuters, September 2, 2019、SANA, September 2, 2019、SOHR, September 2, 2019、UPI, September 2, 2019などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍が一方的停戦を維持し爆撃を中止するも、イドリブ県、アレッポ県で散発的戦闘(2019年9月2日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が一方的停戦の発効から3日目(爆撃を激化させてから124日目)となる9月1日、シリア・ロシア軍の爆撃は記録されなかったが、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の散発的な戦闘は続いた。

シリア人権監視団によると、シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より5人(民間人0人、シリア軍兵士5人、反体制武装集団戦闘員0人)増えて4,114人となった。

うち、1,048人が民間人(女性186人、子供261人を含む)、1,399人がシリア軍兵士、1,667人が反体制武装集団戦闘員。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がマアッラト・ハルマ村、ラカーヤー村、カフルサジュナ村、ビダーマー町を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がザンマール町、ハリーシャ村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を40件(アレッポ県11件、ハマー県6件、ラタキア県15件、イドリブ県8件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を24件(ハマー県8件、ラタキア県3件、イドリブ県13件)確認した。

AFP, September 2, 2019、ANHA, September 2, 2019、AP, September 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 2, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 2, 2019、Reuters, September 2, 2019、SANA, September 2, 2019、SOHR, September 2, 2019、UPI, September 2, 2019などをもとに作成。

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米国の爆撃で狙われた新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードが声明を出し復讐を誓う。他のアル=カーイダ系組織も爆撃を非難(2019年9月1日)

新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードは声明を出し、8月31日の米軍によるイドリブ県カファルヤー町近郊の拠点への爆撃で、メンバー2人が死亡したことを明らかにし、弔意を示すとともに、「アッラーのお許しのもと、彼らのため、そしてイスラーム教徒殉教者たちのために我々は復讐する」と宣言した。

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新興のアル=カーイダ系組織の一つで、アンサール・タウヒードとともに「信者を煽れ」作戦司令室を主導するフッラース・ディーン機構も声明を出し、8月31日の米軍によるイドリブ県カファルヤー町近郊のアンサール・タウヒードの拠点への爆撃に関して、「イスラームとその民に対する現代のシオニズム・十字軍の戦争」「イスラーム、その民、そのジハードを標的したもの」と非難した。

また、新興のアル=カーイダ系組織の一つで、「信者を煽れ」作戦司令室に所属するアンサールッディーン戦線も「シャームの民の革命を根絶しようとするもの」と非難した。

AFP, September 2, 2019、ANHA, September 2, 2019、AP, September 2, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 2, 2019、Reuters, September 2, 2019、SANA, September 2, 2019、SOHR, September 2, 2019、UPI, September 2, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会「トルコが脅迫を行うのなら、混乱が拡がり、トルコ自身の安定が終わりを迎えるだろう」(2019年9月1日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会の執行委員会議長府は、『シャルク・アウサト』(9月1日付)に対して、「トルコが脅迫を行うのなら、混乱が拡がり、トルコ自身の安定が終わりを迎えるだろう」と述べた。

発言は、8月31日のトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の発言を受けたもの。

エルドアン大統領は、トルコ軍がこの数週間で、米国とともにシリア北東部の国境地帯に設置しようとしている「安全地帯」を掌握できなければ、個別に軍事作戦を実施すると述べていた。

AFP, September 1, 2019、Anadolu Ajansı, August 31, 2019、ANHA, September 1, 2019、AP, September 1, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 1, 2019、Reuters, September 1, 2019、SANA, September 1, 2019、al-Sharq al-Awsat, Setpember 1, 2019、SOHR, September 1, 2019、UPI, September 1, 2019などをもとに作成。

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米主導の有志連合がYPG主体のシリア民主軍とともに県北部で空挺作戦を実施し、政権離反者と農夫を拘束(2019年9月1日)

ラッカ県では、ハーブール(9月1日付)によると、米主導の有志連合が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とともに県北部スルーク町に近いジャームース村で空挺作戦を実施し、村人5人を拘束、アイン・イーサー市にある米軍基地に連行された。

5人のうち2人は政権離反者、残りの3人は農業従事者だという。

AFP, September 1, 2019、ANHA, September 1, 2019、AP, September 1, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 1, 2019、al-Khabur, September 1, 2019、Reuters, September 1, 2019、SANA, September 1, 2019、SOHR, September 1, 2019、UPI, September 1, 2019などをもとに作成。

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反体制派支配下のサラーキブ市(イドリブ県)で、アサド政権打倒とシャーム解放機構退去を求めるデモ発生(2019年9月1日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、反体制派支配下のサラーキブ市で、ロシア・シリア軍による「虐殺」を非難し、アサド政権の打倒を求めるデモが行われ、住民約500人が参加した(スマート・ニュース(9月1日付)によると、参加者は約1,000人)。

デモ参加者はまた、イドリブ県、ハマー県北西部、アレッポ県南西部、ラタキア県北東部に拡がる緊張緩和地帯第1ゾーンの軍事・治安権限を握り、シリアのアル=カーイダと目されているシャーム解放機構とその指導者であるアブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏を非難、「ジャウラーニー、お前は要らない」「ジャウラーニーの魂が呪われますよう」「イドリブは自由だ、自由だ、(シャーム解放)機構は出て行け」といったシュプレヒコールを連呼した。

AFP, September 1, 2019、ANHA, September 1, 2019、AP, September 1, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 1, 2019、Reuters, September 1, 2019、SANA, September 1, 2019、SMART News, September 1, 2019、SOHR, September 1, 2019、UPI, September 1, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊を砲撃、アフリーン解放軍団がこれに応戦(2019年9月1日)

アレッポ県では、ANHA(9月1日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のマーリキーヤ村、カルアト・シャワーリガ村一帯(シーラーワー町近郊)を砲撃し、アフリーン解放軍団がこれに応戦し、戦闘となった。

AFP, September 1, 2019、ANHA, September 1, 2019、AP, September 1, 2019、al-Durar al-Shamiya, September 1, 2019、Reuters, September 1, 2019、SANA, September 1, 2019、SOHR, September 1, 2019、UPI, September 1, 2019などをもとに作成。

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ロシア・シリア両軍の一方的停戦により爆撃が停止するなか、反体制派はロシア軍の無人偵察機を撃墜(2019年8月31日)

シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が軍事・治安権限を掌握するイドリブ県、ハマー県北部、ラタキア県北部、アレッポ県西部の緊張緩和地帯では、シリア・ロシア軍が一方的停戦を発効した8月31日、シリア・ロシア軍の爆撃は記録されなかったが、シリア軍とシャーム解放機構などからなる反体制武装集団の散発的な戦闘は続いた。

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シリア人権監視団によると、シリア・ロシア軍が緊張緩和地帯への攻撃を激化させた4月30日以降の戦闘による犠牲者数は前日より3人(民間人3人(うち女性0人、子供1人)、シリア軍兵士は0人、反体制武装集団戦闘員6人?)増えて4,102人となった。

うち、1,046人が民間人(女性185人、子供261人を含む)、1,391人がシリア軍兵士、1,665人が反体制武装集団戦闘員。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカフルナブル市、タッフ村、ジャルジャナーズ町、ハーッス村、マアッラト・ハルマ村、ダイル・シャルキー村、カフルサジュナ村、ラカーヤー村、ウライニバ村、バーブーリーン村、ナキール村、ヒーシュ村、ウンム・ジャラール村を砲撃し、カフルナブル市で市民1人が死亡した。

これに対して、反体制武装集団はヒーシュ村近郊でロシア軍の無人偵察機を撃墜した。

ドゥラル・シャーミーヤ(8月31日付)によると、無人偵察機はヒーシュ村に近いルブウ・ジャウ村に墜落した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍地上部隊がカッバーナ村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団がジューリーン村一帯のシリア軍に対して砲撃を行った。

一方、SANA(8月31日付)によると、シリア軍がラターミナ町で、反体制武装集団によって殺害された市民を埋葬したと思われる集団墓地を発見、遺体10体を回収した。

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ダルアー県では、HFL(8月31日付)によると、東カラク村と東ガーリヤ村を結ぶ街道で空軍情報部が乗ったバスが何者かの襲撃を受け、複数人が死傷した。

AFP, August 31, 2019、ANHA, August 31, 2019、AP, August 31, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2019、HFL, August 31, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, August 31, 2019、Reuters, August 31, 2019、SANA, August 31, 2019、SOHR, August 31, 2019、UPI, August 31, 2019などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、シーラーワー町近郊(アレッポ県)を砲撃(2019年8月31日)

アレッポ県では、ANHA(8月31日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団が、シーラーワー町近郊のバーシャムラ村、クワンディー・マーズィン村を砲撃した。

AFP, August 31, 2019、ANHA, August 31, 2019、AP, August 31, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 31, 2019、Reuters, August 31, 2019、SANA, August 31, 2019、SOHR, August 31, 2019、UPI, August 31, 2019などをもとに作成。

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トルコ国境に面するバーブ・ハワー国境通行所とアティマ国境通行所でロシア・シリア両軍の攻撃を非難するデモが発生、参加者の一部がトルコ領内に入り、憲兵隊が強制排除(2019年8月30日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(8月30日付)などによると、トルコ国境に面するバーブ・ハワー国境通行所とアティマ国境通行所で、金曜日の集団礼拝後にシリア・ロシア両軍による民間人への爆撃を非難し、国際社会やトルコに対して攻撃を停止させるために行動するよう求めるデモが発生し、数千人が参加した。

デモ参加者の一部は通行所を突破し、トルコ領内に入り、トルコ軍の装甲車を捕獲するなどしたが、トルコ軍憲兵隊が介入し、催涙ガスを発射するなどして強制排除した。

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トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、イドリブ県バーブ・ハワー国境通行所とアティマ国境通行所で発生した、シリア・ロシア両軍による民間人への爆撃の停止を求めるデモに関して、金曜日の集団礼拝後に「イドリブ県の情勢は受け入れられない。我々は我が国の国益を守るためあらゆる措置を講じる」と述べた。

エルドアン大統領は「イドリブ県から難民が新たに大挙している。同地で敵対的な行為が続いているためで、難民の波はトルコに向かって動き始めた」と述べる一方、イドリブ県を中心とする緊張緩和地帯に設置されたトルコ軍の監視所について「我々の第9、10監視所が攻撃された。この問題についてロシアのヴラジミール・プーチン大統領と議論し、必要な警告を行った」と付言した。

アナトリア通信(8月30日付)が伝えた。

AFP, August 30, 2019、Anadolu Ajansı, August 30, 2019、ANHA, August 30, 2019、AP, August 30, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2019、Reuters, August 30, 2019、SANA, August 30, 2019、SOHR, August 30, 2019、UPI, August 30, 2019などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団が声明を出しトルコ占領下のアフリーン市、バーブ市近郊で反体制武装集団拠点を攻撃し、少なくとも8人を殺害したと発表(2019年8月30日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、28日と29日にトルコ占領下のアフリーン市フィーラート通り、バーブ市近郊のダーガルバーシュ村で反体制武装集団(スルターン・ムラード師団、ハムザ師団)の拠点を攻撃し、戦闘員少なくとも8人を殺害したと発表した。

ANHA(8月30日付)が伝えた。

AFP, August 30, 2019、ANHA, August 30, 2019、AP, August 30, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 30, 2019、Reuters, August 30, 2019、SANA, August 30, 2019、SOHR, August 30, 2019、UPI, August 30, 2019などをもとに作成。

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ダルアー県でシリア軍が相次いで襲撃を受け、3人が死亡(2019年8月29日)

ダルアー県では、HFL(8月29日付)によると、ジュライン村近くでシリア軍憲兵隊が乗った車が何者かに襲撃され、兵士3人が死亡した。

また、インヒル市近くにあるシリア軍治安機関の検問所も何者かの発砲を受けた。

AFP, August 29, 2019、ANHA, August 29, 2019、AP, August 29, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 29, 2019、HFL, August 29, 2019、Reuters, August 29, 2019、SANA, August 29, 2019、SOHR, August 29, 2019、UPI, August 29, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュと思われる武装集団がダイル・ザウル県にある北・東シリア自治局内務治安部隊の検問所を襲撃(2019年8月28日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ハワーイジュ村にある北・東シリア自治局の内務治安部隊の検問所がダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと思われる武装集団の襲撃を受け、1人が死亡、2人が負傷した。

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ダーイシュ(イスラーム国)に近いアアマーク通信(8月28日付)は、26日にラッカ県タブカ市で発生した爆発事件に関して、ダーイシュの戦闘員が車に爆弾を仕掛けた爆破し、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士13人を殺傷したと伝えた。

AFP, August 28, 2019、ANHA, August 28, 2019、AP, August 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2019、Reuters, August 28, 2019、SANA, August 28, 2019、SOHR, August 28, 2019、UPI, August 28, 2019などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける反体制武装集団がシリア政府支配下のアレッポ市を砲撃(2019年8月28日)

アレッポ県では、ANHA(8月28日付)によると、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団がシリア政府支配下のアレッポ市ザフラー地区を砲撃した。

一方、トルコの占領下にあるアフリーン市のヴィーラート通りで、反体制武装集団とトルコ軍を狙ったと思われる大きな爆発があった。

AFP, August 28, 2019、ANHA, August 28, 2019、AP, August 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2019、Reuters, August 28, 2019、SANA, August 28, 2019、SOHR, August 28, 2019、UPI, August 28, 2019などをもとに作成。

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ハサカ県各所でYPG主体のシリア民主軍と米主導の有志連合の合同パトロール部隊が兵役を忌避する住民多数を連行(2019年8月28日)

ハサカ県では、SANA(8月28日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるタッル・ブラーク町近郊のジャスア村、ナッス・タッル村、西サムヒーヤーン村、アブドッサイイド村で、人民防衛隊(YPG)を主体とするシリア民主軍と米軍主体の有志連合の車輌40台以上からなる合同パトロール部隊が、シリア民主軍への従軍を拒否する兵役忌避者と彼らが隠し持っているという武器を押収するとして強制捜査を行い、住民多数を連行した。

AFP, August 28, 2019、ANHA, August 28, 2019、AP, August 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, August 28, 2019、Reuters, August 28, 2019、SANA, August 28, 2019、SOHR, August 28, 2019、UPI, August 28, 2019などをもとに作成。

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