米国がダイル・ザウル県南東部のダーイシュ最後の支配地からバグダーディー指導者と幹部の妻子21人を車で移送させる(2019年2月28日)

イラクのバグダード・ヤウム(2月28日付)は、イラク情報筋の話として、米軍の護衛を受けた車で、ダーイシュ(イスラーム国)のアブー・バグル・バグダーディー指導者や幹部の妻子をダイル・ザウル県南東部にあるダーイシュ最後の支配地バーグーズ村から移送されたと伝えた。

同情報筋によると、移送は、バーグーズ村引き渡しにかかる人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とダーイシュの合意に基づくもので、青色の大型車輌1台が同地に入り、バグダーディー指導者や幹部の妻子21人を乗せて、同地を後にしたという。

移送先は不明。

AFP, February 28, 2019、ANHA, February 28, 2019、AP, February 28, 2019、Baghdad al-Yawm, February 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2019、al-Hayat, February 28, 2019、Reuters, February 28, 2019、Orient News, February 28, 2019、SANA, February 28, 2019、UPI, February 28, 2019などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県南東部のダーイシュ最後の支配地から戦闘員と家族数百人が投降(2019年2月28日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(2月28日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)最後の支配地であるバーグーズ村で籠城を続けてきたダーイシュ戦闘員とその家族数百人が、同地を包囲する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に投降した。

ANHAによると、投降したのはシリア人、イラク人を含むアラブ人、ロシア、トルコ、ウズベキスタン、パキスタンなどの外国出身者で、シリア民主軍が用意した貨物トラックで移送された(移送先は不明)。

一方、シリア民主軍が声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)によって拉致されていたシリア民主軍の戦闘員24人をバーグーズ村で解放することに成功したと発表した。

AFP, February 28, 2019、ANHA, February 28, 2019、AP, February 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2019、al-Hayat, February 28, 2019、Reuters, February 28, 2019、Orient News, February 28, 2019、SANA, February 28, 2019、UPI, February 28, 2019などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団はトルコ占領下のアフリーン郡で反体制派を2度にわたり攻撃(2019年2月28日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、24日にアフリーン市近郊のカラ・タバ村近郊の街道で反体制武装集団の車輌を爆破、25日にシャッラー村近郊のバニー・フーリー村で「精鋭部隊」の検問所を攻撃したと発表した。

ANHA(2月28日付)が伝えた。

一方、オリエント・ニュース(2月28日付)によると、トルコの占領下にあるアフリーン郡ラージュー町近郊で、人民防衛隊(YPG)が仕掛けた地雷に国民軍の戦闘員が触れて死亡した。

AFP, February 28, 2019、ANHA, February 28, 2019、AP, February 28, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 28, 2019、al-Hayat, February 28, 2019、Reuters, February 28, 2019、Orient News, February 28, 2019、SANA, February 28, 2019、UPI, February 28, 2019などをもとに作成。

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シリア軍と反体制武装集団がハマー県で砲撃戦(2019年2月27日)

ハマー県では、SANA(2月27日付)によると、ラターミナ町、カフルズィーター市一帯で活動する反体制武装集団がムハルダ市の火力発電所を砲撃した。

これに対して、シリア軍はラターミナ町、カフルズィーター市一帯の反体制武装集団の拠点に対して砲撃を行った。

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月27日付)によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構がダルクーシュ市でダーイシュ(イスラーム国)のグループが拠点として使用していた民家に突入し、ダーイシュ・メンバー多数を拘束した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月27日付)によると、ティーム油田で送電線の復旧作業を行っていた電力公社の写真が、ダーイシュ(イスラーム国)が残していった地雷に触れて、死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を12件(イドリブ県7件、ラタキア県3件、ハマー県1件、アレッポ県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を12件(イドリブ県6件、アレッポ県2件、ハマー県2件、ラタキア県2件)を確認した。

AFP, February 27, 2019、ANHA, February 27, 2019、AP, February 27, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 27, 2019、al-Hayat, February 27, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 27, 2019、Reuters, February 27, 2019、SANA, February 27, 2019、UPI, February 27, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュ最後の拠点バーグーズ村からメンバーの家族と住民2,600人がフール避難民キャンプに新たに移送される(2019年2月26日)

ハサカ県では、ANHA(2月26日付)によると、22、23日に続いて、バーグーズ村にあるイスラーム国(ダーイシュ)最後の支配地を包囲する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が「解放」した住民やダーイシュ・メンバーの家族の第3陣約2,600人が、フール町にある避難民キャンプに到着した。

ANHAによると、22、23日の2日で到着した住民・家族と合わせて、その数は6,600人に達しているという。

ダーイシュ・メンバーの家族は、ハマー市、イドリブ市、ラッカ市、タブカ市(ラッカ県)、ダイル・ザウル市、マンビジュ市(アレッポ県)、ジャラーブルス市(アレッポ県)、バーブ市(アレッポ県)、ヒムス市、マダーヤー町(ダマスカス郊外県)などの出身者のほか、ロシア人、トルコ人、ウズベキスタン人、インドネシア人も含まれているという。

 

なお、移送された避難民のなかには、ダーイシュによって拉致されていたイラク(シンジャール出身)のヤズィード教徒の子供2人も含まれているという。

AFP, February 26, 2019、ANHA, February 26, 2019、AP, February 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 26, 2019、al-Hayat, February 27, 2019、Reuters, February 26, 2019、SANA, February 26, 2019、UPI, February 26, 2019などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県を爆撃、反体制派は無人航空機での攻撃を試みる一方、新興のアル=カーイダ系組織、シリアのアル=カーイダ、トルコの庇護を受けるアル=カーイダ系組織が反撃(2019年2月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハーン・シャイフーン市、サラーキブ市を爆撃し、複数が負傷した。

ドゥラル・シャーミーヤ(2月26日付)によると、ハーン・シャイフーン市に対するシリア軍の攻撃で女性1人が死亡した。

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ハマー県では、SANA(2月26日付)によると、反体制武装集団がサフサーフィーヤ村を砲撃した。

これに対して、シリア軍はアトシャーン村一帯のシリア軍拠点に向かって飛来してきた反体制武装集団の無人航空機2機を撃墜した。

シリア軍はまた、フワイズ村でトルキスタン・イスラーム党の拠点を砲撃したほか、カルアト・マディーク町、シャリーア村、ジャマーサ村方面に侵攻しようとした武装集団を撃退した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍はカフルズィーター市、サフリーヤ村、サフル村、ズィヤーラ町を砲撃した。

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アレッポ県では、新興のアル=カーイダ系組織フッラース・ディーン機構、アンサール・ディーン戦線、アンサール・タウヒード、アンサール・イスラーム集団からなる「信者を煽れ」作戦司令室が声明を出し、アレッポ市南のワリーダ村のシリア軍拠点を攻撃し、兵士14人を殺傷したと発表した。

また、シャーム自由人イスラーム運動も、アレッポ市南部のシュガイディラ・ダム一帯のシリア軍拠点を砲撃しているとする画像を公開した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(2月26日付)によると、西カラムーン地方ジッバ村でダーイシュ(イスラーム国)が残していった地雷に子供が触れて爆発、5歳から11歳の子供3人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(2月26日付)によると県西部のシューラー村近郊でダーイシュ(イスラーム国)が残していった地雷に車が触れて爆発、住民1人が死亡した。

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を13件(イドリブ県5件、ラタキア県5件、ハマー県3件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を33件(イドリブ県18件、アレッポ県10件、ハマー県5件)を確認した。

AFP, February 26, 2019、ANHA, February 26, 2019、AP, February 26, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 26, 2019、al-Hayat, February 27, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 26, 2019、Reuters, February 26, 2019、SANA, February 26, 2019、UPI, February 26, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のバーブ市(アレッポ県)で反体制派どうし(シャーム自由人イスラーム運動とハムザ師団)が交戦(2019年2月25日)

アレッポ県では、ANHA(2月25日付)によると、トルコの占領下にあるバーブ市で、シャーム自由人イスラーム運動とハムザ師団のメンバーが、市内のバス発着場近くで交戦した。

ハムザ師団のメンバーの1人が、住民と口論の末、この住民を負傷させたことが発端で、この住民の友人・親戚だというシャーム自由人イスラーム運動のグループとハムザ師団の戦闘に発展したという。

AFP, February 25, 2019、ANHA, February 25, 2019、AP, February 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 25, 2019、al-Hayat, February 26, 2019、Reuters, February 25, 2019、SANA, February 25, 2019、UPI, February 25, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県南東部からダーイシュ戦闘員とその家族を退去させる一方、イラク軍にイラク人、フランス人ら280人の身柄を引き渡す(2019年2月25日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(2月25日付)によると、「テロ撲滅の戦い」を続行する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の特殊チームが、ダーイシュ(イスラーム国)最後の支配地であるバーグーズ村から、住民とダーイシュ戦闘員の家族(女性、子ども)の退去作業を行った。

今回退去した住民と戦闘員の家族は2,000人に達し、貨物トラックに分乗して、バーグーズ村を後にした。

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ロイター通信(2月25日付)は、イラク軍の大佐の話として、ダイル・ザウル県南東部のバーグーズ村にあるダーイシュ(イスラーム国)最後の支配地を包囲し、同地から住民やダーイシュ戦闘員の家族(女性、子ども)を退去させている人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が24日、イラク側に130人、21日に150人の身柄を引き渡したと伝えた。

身柄引き渡しはイラク軍とシリア民主軍の合意に基づくもので、最終的には約500人の身柄が引き渡される予定だという。

約500人の国籍に関して、イラク軍はイラク人のみだとしているが、同軍消息筋によると、既に身柄が引き渡された280人のなかには、フランス人14人、アラブ人(国籍不明)6人が含まれているという。

AFP, February 25, 2019、ANHA, February 25, 2019、AP, February 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 25, 2019、al-Hayat, February 26, 2019、Reuters, February 25, 2019、SANA, February 25, 2019、UPI, February 25, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県、イドリブ県の反体制派支配地域を砲撃(2019年2月25日)

ハマー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月25日付)によると、シリ軍がカフルヌブーダ町、カルアト・マディーク町を砲撃し、女性1人と女児1人が死亡した。

シリア軍はこのほかにも、ジャナービラ村、タッル・タッル・フワーシュ村、ジャービリーヤ村、シャリーア村を砲撃した。

これに対して、反体制武装集団はスカイラビーヤ市、ジューリーン村、サルハブ市、ムハルダ市、サフサーフィーヤ村を砲撃した。

一方、SANA(2月25日付)によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾がスカイラビーヤ市、ムハルダ市に着弾し、住民1人が死亡、7人が負傷した。

これに対して、バッザーム丘に展開するシリア軍はムーリク市一帯から潜入を試みたシャーム解放機構を迎撃したという。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍はサラーキブ市、マアッラト・ヌウマーン市、タウィール・ハリーブ村一帯を砲撃した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(2月25日付)によると、シリア軍がフバイト村、ハーン・スブル村を砲撃し、4人が死亡した。

このほか、シャーム解放機構に近いイバー・ネット(2月25日付)によると、シャーム解放機構MD連隊がアブー・ズフール町近郊の放棄された大隊基地に展開するシリア軍部隊を米国製のTOW対戦車ミサイルで攻撃し、兵士8人を殺害した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(ラタキア県4件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を13件(ラタキア県1件、アレッポ県3件、イドリブ県7件)を確認した。

AFP, February 25, 2019、ANHA, February 25, 2019、AP, February 25, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 25, 2019、al-Hayat, February 26, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 25, 2019、Reuters, February 25, 2019、SANA, February 25, 2019、Shabaka Iba’ al-Ikhbariya, February 25, 2019、UPI, February 25, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュのバグダーディー指導者は洋服を着て、イラクに脱出か?(2019年2月24日)

RT(2月24日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)のアブー・バクル・バグダーディー指導者が、ダイル・ザウル県南東部のバーグーズ村一帯からイラク領内のアンバール砂漠に潜入したとの情報をイラクの諜報筋が「不正確で正しくない」と否定したと伝えた。

同消息筋によると「バグダーディー氏はイラクに入っていないし、イラク領内のいかなる支援者にも会っていない…。彼はイラク諜報機関と有志連合の監視下にある」という。

UAE『バヤーン』(2月24日付)は、米軍に近い情報筋の話として、バグダーディー氏が数日前に部下とともにシリアとイラクを繋ぐ地下通路を通ってアンバール砂漠に入ったと伝えていた。

また、RT(2月18日付)は、複数の諜報筋から得た新情報だとして、バグダーディー指導者が、住民に発見されないよう、洋服を着てシリア国内で生活を続けていると伝えていた。

AFP, February 24, 2019、ANHA, February 24, 2019、AP, February 24, 2019、al-Bayan, February 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 24, 2019、al-Hayat, February 25, 2019、Reuters, February 24, 2019、RT, February 24, 2019、SANA, February 24, 2019、UPI, February 24, 2019などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団とオリーブの怒り作戦司令室はトルコ占領下のアフリーン郡で反体制派を攻撃(2019年2月24日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、トルコの占領下にあるアフリーン郡シーラーワー町近郊のブルジュ・ハイダル村・バースーファーン村間の街道で反体制武装集団が乗った車を爆破し、戦闘員3人を殺害したと発表した。

またオリーブの怒り作戦司令室も声明を出し、シャッラーン町近郊のマシュアラ村にあるスルターン・ムラード師団の検問所を攻撃し、戦闘員6人を殺害したと発表した。

ANHA(2月24日付)が伝えた。

AFP, February 24, 2019、ANHA, February 24, 2019、AP, February 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 24, 2019、al-Hayat, February 25, 2019、Reuters, February 24, 2019、SANA, February 24, 2019、UPI, February 24, 2019などをもとに作成。

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イッザ軍がハマー県ザリーン検問所を米国製ミサイルで攻撃(2019年2月24日)

ハマー県では、SANA(2月24日付)によると、ラターミナ町で活動する反体制派が、ザリーン村一帯のシリア軍拠点を砲撃、シリア軍が応戦した。

一方、イッザ軍は、M.D連隊が米国製のTOW対戦車ミサイルでザリーン村のシリア軍検問所で「イランの民兵」が乗ったピックアップ・トラックを撃破したと発表、その映像を公開した。

 

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(ラタキア県5件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を12件(アレッポ県2件、ハマー県1件、イドリブ県6件、ラタキア県3件)を確認した。

AFP, February 24, 2019、ANHA, February 24, 2019、AP, February 24, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 24, 2019、al-Hayat, February 25, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 24, 2019、Reuters, February 24, 2019、SANA, February 24, 2019、UPI, February 24, 2019などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団はアアザーズ市近郊でトルコの支援を受ける反体制武装集団の車輌を爆破(2019年2月23日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、22日にトルコの占領下にあるアアザーズ市近郊のカルジャブリーン村近くで反体制武装集団の車輌を爆破したと発表した。

ANHA(2月23日付)が伝えた。

AFP, February 23, 2019、ANHA, February 23, 2019、AP, February 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 23, 2019、al-Hayat, February 23, 2019、Reuters, February 23, 2019、SANA, February 23, 2019、UPI, February 23, 2019などをもとに作成。

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シリア軍と反体制派がハマー県、イドリブ県で交戦を続ける(2019年2月23日)

ハマー県では、SANA(2月23日付)によると、反体制武装集団がムハルダ火力発電所を砲撃し、物的被害が出た。

これに対して、シリア軍は、マアルカバ村一帯を移動するシャーム解放機構などの武装集団に砲撃を加えたほか、ラターミナ町一帯、カフルズィーター市、ムーリク市を砲撃した。

一方、ANHA(2月23日付)によると、シリア軍はラターミナ町一帯、ラハーヤー村、マアルカバ村、サフル村、フワイズ村を砲撃した。

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イドリブ県では、SANA(2月23日付)によると、シリア軍がフバイト村一帯にある反体制武装集団の拠点を砲撃、これを破壊した。

一方、ANHA(2月23日付)によると、シリア軍はスカイク村、フワイン村、タマーニア町一帯を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を9件(ラタキア県6件、アレッポ県2件、イドリブ県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を28件(アレッポ県6件、ハマー県3件、イドリブ県17件、ラタキア県2件)を確認した。

AFP, February 23, 2019、ANHA, February 23, 2019、AP, February 23, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 23, 2019、al-Hayat, February 23, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 23, 2019、Reuters, February 23, 2019、SANA, February 23, 2019、UPI, February 23, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会幹部は米軍部隊の残留を歓迎(2019年2月22日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会の議長評議会のスィハーヌーク・ディーブー氏は、ドナルド・トランプ米政権が昨年12月のシリア駐留米軍の完全撤退決定を撤回し、部隊約200人の残留を決定したことに関して、『ハヤート』(2月23日付)の取材に対して「米軍兵士200人が平和維持軍としてユーフラテス川以東地域に残留することは、この地域が混乱と衝突に陥るのを回避するなくてはならない措置だ」と高く評価した。

ディーブー氏は「この重要な措置は、シリア危機の真の突破口を作り出すのに役立つだろう…。米政権の決定は、「テロとの戦い」を行う米主導の有志連合の活動を、テロ撲滅という任務から、シリア民主軍が実現した治安と平和を支えるものへと変化するために行われている」と付言した。

AFP, February 22, 2019、ANHA, February 22, 2019、AP, February 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 22, 2019、al-Hayat, February 23, 2019、Reuters, February 22, 2019、SANA, February 22, 2019、UPI, February 22, 2019などをもとに作成。

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ANHAはダーイシュ最後の支配地の写真・映像を公開(2019年2月22日)

ANHA(2月22日付)は、同サイトの報道チームがダイル・ザウル県南東部のバーグーズ村にあるダーイシュ(イスラーム国)最後の支配地に到達したと伝え、その映像を公開した。

AFP, February 22, 2019、ANHA, February 22, 2019、AP, February 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 22, 2019、al-Hayat, February 23, 2019、Reuters, February 22, 2019、SANA, February 22, 2019、UPI, February 22, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍作戦司令官はダーイシュ戦闘員500人をイラク側に引き渡したとの一部情報を否定(2019年2月22日)

ダイル・ザウル県南東部でのダーイシュ(イスラーム国)殲滅を目的とする「テロ撲滅の戦い」を指揮する人民防衛主体(YPG)主体のシリア民主軍のジヤー・フラート作戦司令官は、ダイル・ザウル県のウマル油田で記者会見を開き、シリア民主軍がバーグーズ村拘束したダーイシュ戦闘員(イラク人戦闘員)をイラク当局に引き渡したとの一部情報を否定した。

バーグーズ村では20日、ダーイシュ・メンバーの家族ら1,200人がシリア民主軍によって「解放」される一方、ダーイシュ・メンバー500人以上の投降が合意され、150人以上の投降が完了している。

フラート司令官は、シリア民主軍がバーグーズ村で活動を続けるダーイシュを完全に包囲しているが、ダーイシュが民間人を「人間の盾」として利用しているシリア民主軍の攻撃を阻止しているとしたうえで、「シリア民主軍の唯一、そして基本的な目的、そして優先事項は民間人の解放、彼らがダーイシュ支配地から無事脱出することを保証することだ」と強調した。

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アレッポ県では、ヒエラポリス(2月22日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるマンビジュ市で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が1週間前に拘束した青年が拷問を受け死亡した。

AFP, February 22, 2019、ANHA, February 22, 2019、AP, February 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 22, 2019、al-Hayat, February 23, 2019、Hierapolis, February 22, 2019、Reuters, February 22, 2019、SANA, February 22, 2019、UPI, February 22, 2019などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県南東部で「解放」されたダーイシュ戦闘員の家族がハサカ県のフール町にある避難民キャンプに到着(2019年2月22日)

ハサカ県では、ANHA(2月22日付)によると、20日に人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によって「解放」されたダーイシュ(イスラーム国)・メンバーの家族約1,200人が、フール町にある避難民キャンプに到着した。

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ダイル・ザウル県では、ANHA(2月22日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の特殊チームが、県南東部のバーグーズ村にあるダーイシュ(イスラーム国)最後の支配地に「人間の盾」として留め置かれていた住民約1000人を解放した。

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ラッカ県では、ANHA(2月22日付)によると、2018年にダイル・ザウル県南東部の戦闘でダーイシュ(イスラーム国)に捕捉されたシリア民主軍の戦闘員3人が解放され、無事ラッカ市の家族のもとに戻った。

AFP, February 22, 2019、ANHA, February 22, 2019、AP, February 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 22, 2019、al-Hayat, February 23, 2019、Reuters, February 22, 2019、SANA, February 22, 2019、UPI, February 22, 2019などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団はトルコ占領下のシャッラー村(アレッポ県)でスルターン・ムラード師団の車列を爆破したと発表(2019年2月22日)

アフリーン解放軍団は声明で、トルコの占領下にあるアレッポ県アフリーン郡シャッラー村で20日、トルコの支援を受けるスルターン・ムラード師団の車列を爆破し、5人を負傷させたと発表した。

AFP, February 22, 2019、ANHA, February 22, 2019、AP, February 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 22, 2019、al-Hayat, February 23, 2019、Reuters, February 22, 2019、SANA, February 22, 2019、UPI, February 22, 2019などをもとに作成。

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活動家はロシアのプーチン大統領演説中に待たされるアサド大統領の「屈辱的」な写真を拡散(2019年2月22日)

ドゥラル・シャーミーヤ(2月22日付)は、一部活動家らが、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領の演説中、後ろで待たされているとされるアサド大統領の「屈辱的」な写真を拡散していると伝え、これを公開した。

写真は、プーチン大統領がダーイシュ(イスラーム国)に対する「テロとの戦い」の勝利宣言を行うために2017年12月にラタキア県のフマイミーム航空基地で撮影されたと思われる。

写真の流出経路は不明。

AFP, February 22, 2019、ANHA, February 22, 2019、AP, February 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 22, 2019、al-Hayat, February 23, 2019、Reuters, February 22, 2019、SANA, February 22, 2019、UPI, February 22, 2019などをもとに作成。

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シリア軍はハマー県、イドリブ県を激しく砲撃(2019年2月22日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍はシャフルナーズ村、シャリーア村、ラターミナ町を砲撃した。

ドゥラル・シャーミーヤ(2月22日付)によると、シリア軍はヒルバト・ナークース村、タッル・ワースィト村、ズィヤーラ町、ザイズーン村をロケット弾で砲撃、砲弾1発がザイズーン村に着弾し、住民複数人が死傷した。

これに対して、反体制武装集団は反撃し、ジューリーン村にあるシリア軍拠点を砲撃し、シリア軍兵士14人が死亡、22人が負傷したという。

これに関して、SANA(2月22日付)は、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾がジューリーン村に着弾したと伝えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍はサラーキブ市を砲撃した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(2月22日付)によると、シリア軍はマアッラト・ヌウマーン市、サラーキブ市、ハーン・シャイフーン市、サルミーン市、フワイン村を激しく砲撃し、マアッラト・ヌウマーン市では子ども5人と女性1人が死亡した。

一方、SANA(2月22日付)によると、シリア軍はサラーキブ市東部一帯にあるシャーム解放機構などの反体制武装集団の拠点を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を6件(ラタキア県4件、アレッポ県2件、イドリブ県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を43件(アレッポ県42件、ハマー県2件、イドリブ県4件、ラタキア県3件)を確認した。

AFP, February 22, 2019、ANHA, February 22, 2019、AP, February 22, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 22, 2019、al-Hayat, February 23, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 22, 2019、Reuters, February 22, 2019、SANA, February 22, 2019、UPI, February 22, 2019などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍は避難民キャンプで帰宅を求めるシャアファ村住民に発砲、複数が負傷(2019年2月21日)

ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル24(2月21日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ブクアーン村近郊にある避難民キャンプで、帰宅を求めてデモを行ったシャフア村の住民に対して発砲、複数人が負傷した。

AFP, February 21, 2019、ANHA, February 21, 2019、AP, February 21, 2019、Dayr al-Zawr 24, February 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2019、al-Hayat, February 22, 2019、Reuters, February 21, 2019、SANA, February 21, 2019、UPI, February 21, 2019などをもとに作成。

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ダーイシュはダイル・ザウル県南東部でウマル油田職員が乗った車を爆破、15人を殺害(2019年2月21日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(2月21日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の支配下にあるシュハイル村で、ウマル油田から帰宅する途中の職員を乗せた車近くで、爆弾を仕掛けた車を爆発させた。

この爆発により、少なくとも15人が死亡した。

AFP, February 21, 2019、ANHA, February 21, 2019、AP, February 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2019、al-Hayat, February 22, 2019、Reuters, February 21, 2019、SANA, February 21, 2019、UPI, February 21, 2019などをもとに作成。

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トルコ占領下のアフリーン市、ガンドゥール町で爆発が発生、アフリーン解放軍団が攻撃を敢行したと発表(2019年2月21日)

アレッポ県では、ANHA(2月21日付)によると、トルコの占領下にあるアフリーン郡の中心都市アフリーン市のヴィーラート通りで大きな爆発があった。

爆発は、トルコの支援を受ける反体制武装集団(国民軍)が観閲式を行っている最中に発生した。

 

この爆発に関して、人民防衛隊(YPG)に近いアフリーン解放軍団が声明を出し、爆弾を仕掛けた車を爆発させたことを認めた。

アフリーン解放軍団によると、この攻撃で、反体制武装集団戦闘員25人を殺害、トルコの諜報機関メンバー4人を含む36人を負傷させたと発表した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(2月21日付)によると、この爆発で男性1人と女児1人が死亡、19人が負傷したという。

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また、トルコ占領下のジャラーブルス市西のガンドゥーラ町でも、爆弾が仕掛けられた車が爆発し、トルコ軍兵士3人、シャーム戦線の戦闘員3人が死亡した。

ドゥラル・シャーミーヤ(2月21日付)によると、爆発は、治安部隊が爆発物を撤去しようとした際に発生したという。

この事件に関しても、アフリーン解放軍団が22日に声明を出し、爆弾を仕掛けた車を爆発させたことを認めた。

声明によると、この攻撃で「アアザーズ治安局」を名のる反体制武装集団の治安部隊メンバー4人とトルコの諜報機関メンバー4人を殺害したという。

ANHA, February 21, 2019

AFP, February 21, 2019、ANHA, February 21, 2019、AP, February 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2019、February 22, 2019、al-Hayat, February 22, 2019、Reuters, February 21, 2019、SANA, February 21, 2019、UPI, February 21, 2019などをもとに作成。

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反体制武装集団がアレッポ市北のザフラー町を砲撃(2019年2月21日)

アレッポ県では、SANA(2月21日付)によると、反体制武装集団が売った迫撃砲弾複数発が、アレッポ県北部のザフラー町に着弾した。

死傷者は出なかったが、民家などが被害を受けた。

ザフラー町はヌッブル市とともに12イマーム派(シーア派)住民が多く住む。

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ハマー県では、SANA(2月21日付)によると、シリア軍がカルアト・マディーク町、ジスル・バイト・ラース村、フワイズ村、シャリーア村にある反体制武装集団の拠点を重点的に砲撃した。

シリア軍はまた、ワーディー・ダウラート方面からシリア政府支配地域に潜入しようとした反体制武装集団を撃退した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤ(2月21日付)によると、シャーム軍がラターミナ町一帯でシリア軍の部隊を撃退したという。

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サウト・アースィマ(2月21日付)は、ダマスカス県内にある政治治安局の検問所で2週間前に拘束された40歳代の男性が死亡、遺体が家族に引き渡されたと伝えた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を7件(イドリブ県2件、ラタキア県4件、ハマー県1件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を29件(アレッポ県17件、ラタキア県5件、イドリブ県7件)を確認した。

AFP, February 21, 2019、ANHA, February 21, 2019、AP, February 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2019、al-Hayat, February 22, 2019、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 21, 2019、Reuters, February 21, 2019、SANA, February 21, 2019、Sawt al-‘Asima, February 21, 2019、UPI, February 21, 2019などをもとに作成。

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北・東シリア自治局支配下のアリーマ町(アレッポ県)近郊の村々をトルコの支援を受ける反体制武装集団が砲撃(2019年2月20日)

アレッポ県では、ANHA(2月21日付)によると、北・東シリア自治局支配下のアリーマ町近郊のクール・ユフーク村、クルト・ワイラーン村(シャイフ・ナースィル村)、カーウカリー村を、反体制武装集団が砲撃した。

これに対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するバーブ軍事評議会は、クルト・ワイラーン村(シャイフ・ナースィル村)で反体制武装集団と交戦した。

トルコの占領地域に隣接するアリーマ町一帯ではロシア軍憲兵隊がパトロール活動を行っている。

AFP, February 21, 2019、ANHA, February 21, 2019、AP, February 21, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 21, 2019、al-Hayat, February 22, 2019、Reuters, February 21, 2019、SANA, February 21, 2019、UPI, February 21, 2019などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構のジャウラーニー指導者が2日前のイドリブ市での爆発事件で重態、トルコ国内の国立病院に搬送され手術を受けるも昏睡状態に?(2019年2月20日)

スプートニク・ニュース(2月20日付)やシリア政府寄りのSNSアカウントは、トルコの医療筋の話として、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者(本名ムハンマド・フサイン・シャルア)が、18日にイドリブ市で発生した連続爆破事件で重傷を負い、トルコのハタイ県アンタキア市にある国立病院に搬送されたと伝えた。

この連続爆破事件は、ジャウラーニー氏が乗った車を狙ったもの。

同医療筋は「爆破による残骸を頭部に受けて、脳挫傷となった男性が病院に搬送され、頭部の外科手術を受けた…。負傷したこの人物はテロリストのアブー・ムハンマド・ジャウラーニーだ…。ジャウラーニーは集中治療室に搬送され、重篤で昏睡状態だ」と語っている。

https://www.facebook.com/sy.Administration/photos/a.691878870890138/2066760623401949/?type=3&theater

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なお、イドリブ県およびその周辺の反体制派支配地域(非武装地帯第1ゾーン)で軍事・治安権限を掌握しているシャーム解放機構に自治を委託されているシリア救国内閣(ファウワーズ・ヒラール首班)は19日の声明で、18日のイドリブ市内での連続爆破事件に関して「予備調査は、犯罪者アサド体制の細胞とその協力者たちの指紋を検出した。事件は、解放区の住民の間に恐怖をかき立てようとするものだ」とし、シリア政府の関与を疑っていた。

AFP, February 20, 2019、ANHA, February 20, 2019、AP, February 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 20, 2019、al-Hayat, February 21, 2019、Reuters, February 20, 2019、SANA, February 20, 2019、UPI, February 20, 2019などをもとに作成。

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PYDと共闘するシャンマル部族長のジャルバー氏が駐留シリア軍司令部を訪問し、アサド政権への支持を表明(2019年2月20日)

ハサカ青年連合はフェイスブックのアカウントで、西クルディスタン移行期部民局(ロジャヴァ)ジャズィーラ地区の共同執政官を務めていたシャンマル部族長のハミーディー・ダッハーム・ハーディー・ジャルバー氏が、ラタキア県フマイミーム航空基地にあるシリア駐留ロシア空軍司令部を訪問したと伝え、その映像を公開した。

公開された映像のなかで、クルド民族主義組織の民主統一党(PYD)と共闘してきたジャルバー氏は、アサド政権を全面支持すると表明、シリア国内の部族に対して、自身に倣うよう呼びかけた。

ジャルバー氏はまた、ロシアの姿勢については「シリアの領土を保全しようとするもの」と高く評価した。

https://www.facebook.com/HASAKHNNEWS/videos/411691656246571/

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アフリーン解放軍団はトルコの占領地域でハムザ師団と交戦(2019年2月20日)

アレッポ県では、アフリーン解放軍団が声明を出し、17日にアフリーン市近郊のバースータ村・カルズィーラ村間の地域でハムザ師団と交戦し、戦闘員3人を殺害したと発表した。

一方、ANHA(2月20日付)によると、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団はシーラーワー町近郊のスーガーニカ村を砲撃し、住民4人が負傷した。

このほか、トルコの支援を受ける反体制武装集団はバーブ市東部のカーウカリー村を砲撃、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するバーブ軍事評議会がこれに応戦、交戦した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(2月20日付)によると、トルコの占領下にあるジャラーブルス市で、同国の支援を受ける国民軍と憲兵隊が麻薬密輸業者の摘発を行った。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県南東部にあるダーイシュ最後の支配地からダーイシュ・メンバーの家族ら1,200人あまりを「解放」(2019年2月20日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(2月20日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)最後の支配地であるバーグーズ村でダーイシュによって退去を禁じられてきた住民約1,200人を新たに「解放」した。

解放された住民は貨物トラック15台に分乗し、バーグーズ村から移送された。

いずれもダーイシュによって「人間の盾」として利用されてきた人々で、そのほとんどがダーイシュ戦闘員の家族で、負傷している者もいるという。

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『ハヤート』(2月22日付)は、イラク軍の複数の情報筋の話として、ダイル・ザウル県バーグーズ村で活動を続けていたダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員が、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と身柄の投降に関する合意を交わし、150人以上が20日晩に投降した、と伝えた。

投降した戦闘員のほとんどはイラク人。

合意では、500人以上がシリア民主軍に投降する予定だという。

同紙によると、バーグーズ村には依然として戦闘員400人ほどが籠城を続けているという。

有志連合の報道官を務める米軍のショーン・ライアン大佐は、シリア民主軍がバーグーズ村に留まっていた「民間人」の退去についてダーイシュと交渉してきたことを認めたが、シリア民主軍からの正式な発表はない。

AFP, February 20, 2019、ANHA, February 20, 2019、AP, February 20, 2019、al-Durar al-Shamiya, February 20, 2019、al-Hayat, February 21, 2019、February 22, 2019、Reuters, February 20, 2019、SANA, February 20, 2019、UPI, February 20, 2019などをもとに作成。

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