トルコ当局がイラク・クルディスタン地域の山岳地帯に潜伏活動を続けるPKKとの戦闘に投入するために同地に傭兵として派遣しているシリア国民軍諸派の毎月の報酬は2,500~3,000米ドル(2024年7月23日)

シリア人権監視団は、複数筋からの情報として、トルコ当局がイラク・クルディスタン地域の山岳地帯に潜伏活動を続けるクルディスタン労働者党(PKK)との戦闘に投入するために同地に傭兵として派遣しているシリア国民軍諸派の戦闘員に関して、毎月2,500~3,000米ドルの報酬を得ており、この金額はこれまでトルコ当局が雇用した傭兵のなかでもっとも高額だと発表した。

同筋によると、イラク・クルディスタン地域には、現時点でスルターン・スライマーン・シャー師団、ハムザ師団の戦闘員約400人と、スルターン・ムラード師団の戦闘員複数が派遣されているという。

AFP, July 23, 2024、ANHA, July 23, 2024、‘Inab Baladi, July 23, 2024、Reuters, July 23, 2024、SANA, July 23, 2024、SOHR, July 23, 2024などをもとに作成。

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シリア軍はまた、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県内のM4高速道路沿線のナイラブ村にあるトルコ軍の拠点を自爆型無人航空機2機で攻撃(2024年7月23日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカーヒラ村、アンカーウィー村一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるマアーッラト・ナアサーン村一帯を砲撃した。

シリア軍はまた、M4高速道路沿線のナイラブ村にあるトルコ軍の拠点を自爆型無人航空機2機で攻撃、これにより燃料貯蔵庫で火災が発生した。


AFP, July 23, 2024、ANHA, July 23, 2024、‘Inab Baladi, July 23, 2024、Reuters, July 23, 2024、SANA, July 23, 2024、SOHR, July 23, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊の村々を砲撃し、シリア軍兵士1人負傷(2024年7月23日) #シリア #トルコ

アレッポ県では、ANHA(7月23日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のタナブ村、バイナ村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、トルコ軍はまた、ハルバル村、ハルバシャー村、シャッアーラ村を砲撃、これによりシリア軍兵士1人が負傷した。

AFP, July 23, 2024、ANHA, July 23, 2024、‘Inab Baladi, July 23, 2024、Reuters, July 23, 2024、SANA, July 23, 2024、SOHR, July 23, 2024などをもとに作成。

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トルコ日刊紙『デイリー・サバフ』はエルドアン大統領とアサド大統領が8月にモスクワで会談すると伝える:レバノン日刊紙『ナハール』はこれを否定(2024年7月22日)

トルコ日刊紙『デイリー・サバフ』(7月22日付)は、複数筋の話として、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領とシリアのアサド大統領の会談がロシアの首都モスクワで近く行われる見込みだと伝えた。

この問題に詳しい筋は、「エルドアン大統領とアサド大統領の最初の会談は、モスクワで計画されている」、「ロシアのヴラジーミル・プーチン大統領が会談を仲介し、イラクのムハンマド・シヤーア・スーダーニー首相も招かれる」見込みだとしたうえで、会談は8月に行われるだろうと述べたという。

また同筋は、「トルコ軍の撤退は前提条件ではなく、今後議論し、最終的に実現することで合意されている」としたうえで、会談では両国の貿易が主要な議題になると付言した。

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一方、レバノン日刊紙『ナハール』(ナハール・アラビー、7月22日付)は、シリア筋2人の話として、『デイリー・サバフ』の報道内容を否定した。

トルコ政府とシリア政府の関係修復の仲介の取り組みの経緯に詳しいこの2人によると、「現時点でこの問題に関して、真剣な進展は一切見られない」という。

2人はまた、「ダマスカスは、隣国どうしの関係があるべき姿に戻るためのいかなる努力にも前向きであり、高官の発言や公式声明、仲介者らとの対話を通じて、その立場を明確に表明してきた。だが、これまでのところ、仲介者からの確固たる反応は得られていない」と述べた

AFP, July 22, 2024、ANHA, July 22, 2024、Daily Sabah, July 22 2024、‘Inab Baladi, July 22, 2024、al-Nahar, July 22, 2024、Reuters, July 22, 2024、SANA, July 22, 2024、SOHR, July 22, 2024などをもとに作成。

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イタリア、オーストリア、クロアチア、キプロス、チェコ、ギリシャ、スロバキア、スロベニアが欧州連合外相会議でシリアとの関係を再評価し、アサド政権との対話を行うよう呼びかける(2024年7月22日)

『フィナンシャル・タイムズ』(7月22日付)は、欧州連合の外相会議において、一部の欧州諸国がシリアとの関係を再評価し、アサド政権との対話を行うよう呼びかけた。

シリアとの関係改善を呼びかけたのは、イタリア、オーストリア、クロアチア、キプロス、チェコ、ギリシャ、スロバキア、スロベニアの8ヵ国。

8ヵ国は、ジョセップ・ボレル欧州連合外務・安全保障政策上級代表に宛てた連名による書簡のなかで、「我々の目標は、シリアにおいて、より積極的、成果重視、そして実践的な政策を追求することであり、これにより我々の政治的影響力と人道援助の効果を高めることができる」として、対シリア政策を再評価するよう呼びかけた。

AFP, July 22, 2024、ANHA, July 22, 2024、The Financial Times, July 22, 2024、‘Inab Baladi, July 22, 2024、Reuters, July 22, 2024、SANA, July 22, 2024、SOHR, July 22, 2024などをもとに作成。

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シリア民族社会党の民兵組織「颶風の鷹」のメンバー1人がレバノン南部での任務遂行中に戦死(2024年7月22日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、7月22日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)マルキヤ入植地を自爆型無人航空機1機で攻撃し、塹壕の一部を破壊、火災を発生させる。

午後5時45分、占領下シャブアー農場のレーサー・サイトに設置されているスパイ設備をロケット弾複数発で攻撃し、これを破壊。

午後5時50分、ラーヒブ陣地のスパイ設備を攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)ヤーティル村などに対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するマナラ入植地の建物1棟を攻撃し、直接の損害を与え、火災を発生させる。

(時刻明示せず)ヒヤーム村などに対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するメトゥラ町の建物複数棟を攻撃し、直接の損害を与え、火災を発生させる。

(時刻明示せず)ハーニイーン村の民間人に対する攻撃への報復として、ツリエル入植地をカチューシャ砲数十発で初めて攻撃。

(時刻明示せず)アイター・シャアブ村などに対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するマナラ入植地の建物複数棟を攻撃し、直接の損害を与える。

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シリア民族社会党は声明を出し、民兵組織「颶風の鷹」のメンバーの1人イブラーヒーム・アクラム・ムーサウィー氏がレバノン南部での任務遂行中に戦死したと発表した。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前8時15分、レバノンからゴラン高原北部に多数の不審な航空標的が飛来、多連装ミサイルがこれを迎撃することに成功。

午後5時22分、レバノンから今朝、7機のUAVが飛来、多連装ミサイルがすべてを迎撃することに成功。また、シーヒーン村地域の軍事施設にヒズブッラーのテロリスト1人が入るのが確認され、これを攻撃。さらに、マイス・ジャバル村、カフルシューバー村丘陵地帯地域を攻撃し、脅威を排除。

午後9時16分、上ガリラヤ地域に敵機1機が侵入したのを受けて、午後7時31分に警報発令、多連装ミサイルがこれを撃破することに成功。また、アイター・シャアブ村地域にあるヒズブッラーのテロ・インフラ複数ヵ所を攻撃。本日早くには、ヤーティルヤーてむらぃ、ヒヤーム村、ハニーン村地域にあるヒズブッラーの陣地、テロ・インフラを攻撃。

AFP, July 22, 2024、ANHA, July 22, 2024、‘Inab Baladi, July 22, 2024、Qanat al-Manar, July 22, 2024、Reuters, July 22, 2024、SANA, July 22, 2024、SOHR, July 22, 2024などをもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)は紅海でフーシー派の無人水上艦艇(USV)4隻を撃沈することに成功したと発表(2024年7月22日)

米中央軍(CENTCOM)は現地時間の午前3時22分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM)を通じて声明を出し、過去24時間内に、紅海でフーシー派の無人水上艦艇(USV)4隻を撃沈することに成功したと発表した。

AFP, July 22, 2024、ANHA, July 22, 2024、‘Inab Baladi, July 22, 2024、Reuters, July 22, 2024、SANA, July 22, 2024、SOHR, July 22, 2024などをもとに作成。

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シリア人権監視団:トルコ当局はシリア民主軍の戦闘員数百人をイラク・クルディスタン地域の山岳地帯に潜伏し、活動を続けているクルディスタン労働者党(PKK)との戦闘に傭兵として投入(2024年7月22日)

シリア人権監視団は、複数筋からの情報として、トルコ当局がシリア人傭兵数百人をイラク・クルディスタン地域の山岳地帯に潜伏し、活動を続けているクルディスタン労働者党(PKK)との戦闘に投入したと発表した。

同筋によると、傭兵は戦闘参加への報酬として金銭を受け取り、すでに戦闘に参加、多数がPKKによって捕捉されたという。

戦闘に参加しているのは、シリア国民軍に所属するハムザ師団、スルターン・ムラード師団、スルターン・スライマーン・シャー師団で、これまでにも、トルコの命令を受けて、リビア、アゼルアイジャン、そしてニジェールに赴いている。

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アル=ヤウム・テレビ(7月22日付)もこれを報じた。

AFP, July 22, 2024、ANHA, July 22, 2024、‘Inab Baladi, July 22, 2024、Reuters, July 22, 2024、SANA, July 22, 2024、SOHR, July 22, 2024などをもとに作成。

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シリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会がアレッポ県マンビジュ市北のトゥーハール村を攻撃しようとしたトルコ軍の無人航空機2機を撃墜(2024年7月22日)

アレッポ県では、ANHA(7月22日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するマンビジュ軍事評議会が、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市北のトゥーハール村を攻撃しようとしたトルコ軍の無人航空機2機を撃墜した。

AFP, July 22, 2024、ANHA, July 22, 2024、‘Inab Baladi, July 22, 2024、Reuters, July 22, 2024、SANA, July 22, 2024、SOHR, July 22, 2024などをもとに作成。

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アサド大統領はイランのハージー外務大臣補を代表とする使節団と会談:両国関係を深化させ、さまざまな分野で協力と連携を強化することを確認(2024年7月22日)

アサド大統領は、シリアを訪れたイランのアスガル・ハージー外務大臣補(外務大臣政治問題担当特別顧問)を代表とする使節団と会談し、両国関係を深化させ、さまざまな分野で協力と連携を強化することを確認した。

これに先立ち、ハージー外務大臣補は、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣、バッサーム・サッバーグ副大臣と会談し、二国間関係、地域・国際情勢の進捗について意見を交わした。





SANA(7月23日付)が伝えた。

AFP, July 22, 2024、ANHA, July 22, 2024、‘Inab Baladi, July 22, 2024、Reuters, July 22, 2024、SANA, July 22, 2024、SOHR, July 22, 2024などをもとに作成。

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アサド大統領はアラブ技師連合の使節団と会談:アラブ連盟傘下の諸組織や組合連合が社会、開発面で担う役割、共通の価値観や希望を持つアラブ社会内での実効的な対話の重要性を強調(2024年7月22日)

アサド大統領は、アラブ技師連合の使節団と会談し、アラブ連盟傘下の諸組織や組合連合が社会、開発面で担う役割、共通の価値観や希望を持つアラブ社会内での実効的な対話の重要性を強調した。

会談のなかで、アサド大統領は、社会があらゆるものの基礎をなしていることを踏まえて、社会的対話を活性化し、実行を伴わないイデオロギーを遠ざけすることが重要だとしたうえで、実効的な政策に基づいて、アラブ連盟傘下の組合連合が活動し、包括的な開発を実現するような戦略的プロジェクトを構築する必要があると述べた。

アサド大統領はまた、イスラエルの攻撃に対峙するパレスチナ人民によって体現されている抵抗運動における基本要素であるアイデンティティの保持が重要だと明言、敵(イスラエル)の虐殺に対する抵抗を選択肢とすることを強調、パレスチナ社会は痛みに耐え、自らの大義への結びつき、力、そして信念を強めている一方、イスラエル社会はさまざまな面で崩壊しつつあるとの見方を示した。



SANA(7月23日付)が伝えた。

AFP, July 22, 2024、ANHA, July 22, 2024、‘Inab Baladi, July 22, 2024、Reuters, July 22, 2024、SANA, July 22, 2024、SOHR, July 22, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエルのエイラート市の重要標的1つを無人航空機で攻撃したと発表:イスラエル軍は被害を否定(2024年7月21日)

イラク・イスラーム抵抗は午後4時49分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、イスラエルのエイラート市の重要標的1つを無人航空機で攻撃したと発表した。


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一方、イスラエル軍は午前6時43分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、「イエメンからイスラエル領内に接近した地対地ミサイル1発をアロウ3多連装ミサイルで迎撃することに成功。ミサイルはイスラエル領内に侵入しなかった」と発表した。

AFP, July 21, 2024、ANHA, July 21, 2024、‘Inab Baladi, July 21, 2024、Reuters, July 21, 2024、SANA, July 21, 2024、SOHR, July 21, 2024などをもとに作成。

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アンサール・アッラーのアブドゥルマリク・バドルッディーン・フーシー指導者は、20日のイスラエル軍によるフダイダ港爆撃に関して「ガザ支援を目的とした攻撃拡大の第5段階を継続することを妨げるものはない」と表明(2024年7月21日)

アンサール・アッラー(蔑称フーシー派)のアブドゥルマリク・バドルッディーン・フーシー指導者はビデオ演説を行い、20日のイスラエル軍によるフダイダ港に対する爆撃に関して、「シオニストの抑止力は劣化し、米国が同政体を守るとして設置したすべてが失敗した」としたうえで、「イエメンへの攻撃は、敵に何の利益ももたらさず、抑止力を提供することもなく、ガザ支援を目的とした(攻撃)拡大の第5段階を継続することを妨げるものはない」と表明した。

AFP, July 21, 2024、ANHA, July 21, 2024、‘Inab Baladi, July 21, 2024、Reuters, July 21, 2024、SANA, July 21, 2024、SOHR, July 21, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を6回攻撃する一方、戦闘員3人が死亡したと発表(2024年7月21日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、7月21日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)アドルーン村に対する攻撃で、民間人多数が負傷したことへの報復として、ダフナ(キブツ)をカチューシャ砲複数発で攻撃。

午後1時24分、占領下カフルシューバー村丘陵地帯のラムサー陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後2時8分、カフルシューバー村丘陵地帯のサンマーカ陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)アドルーン村、フーラー村に対する攻撃への報復として、ハニタ(キブツ)にあるイスラエル軍の司令部を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、兵士らを殺傷。

(時刻明示せず)同じく報復として、アイン・ゼイティム基地の北部軍団司令部をカチューシャ砲複数発で攻撃。

(時刻明示せず)アルマー・シャアブ村に対する攻撃への報復として、ザルイット入植地を砲撃。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員3人が死亡したと発表した。



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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前7時46分、レバノン南部にあるヒズブッラーの武器貯蔵施設2ヵ所を攻撃。


午後12時59分、フーラー村地域でヒズブッラーのテロリスト1人を活動を確認し、これを攻撃。

午後6時00分、レバノンから西ガリラヤ地方に多数のUAVが飛来、ハニタ入植地やヤアラ入植地への攻撃を確認、火災が発生。

午後10時46分、アイター・シャアブ村、ヒヤーム村、ヤーリーン村地域にあるヒズブッラーのミサイル発射基、監視ポスト、テロ・インフラを攻撃。

AFP, July 21, 2024、ANHA, July 21, 2024、‘Inab Baladi, July 21, 2024、Qanat al-Manar, July 21, 2024、Reuters, July 21, 2024、SANA, July 21, 2024、SOHR, July 21, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を5件、55キロ地帯への侵犯を8件確認したと発表(2024年7月21日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を5件確認したと発表した。

イグナシュク副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機2機、タイフーン戦闘機2機、A-10サンダーボルト攻撃機4機による領空侵犯を8件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(7月21日付)、タス通信(7月21日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 21, 2024、TASS, July 21, 2024をもとに作成。

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アレッポ県北部でアフリーン解放軍団の攻撃でシリア国民軍戦闘員3人死亡、トルコ軍とシリア国民軍の砲撃でシリア軍兵士4人負傷(2024年7月21日)

アレッポ県では、ANHA(7月21日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市西のカーウカリー村、アラブ・ハサン村、マフムーディーヤ村、ジャッラード村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の傘下で活動するアフリーン解放軍団は、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のマーリア市に近いカルジャブリーン村一帯に潜入し、シリア国民軍所属の第50師団の戦闘員3人を殺害した。

これに対して、トルコ軍とシリア国民軍は、タッル・リフアト市近郊のシャワーリガ村、マンナグ村、アイン・ダクナ村、バイルーニーヤ村、シャイフ・イーサー村、ウンム・フーシュ村、シャフバー・ダム、ハルバル村、ヒルバト・シャッアーラ村を砲撃し、シリア軍兵士4人が負傷した。

AFP, July 21, 2024、ANHA, July 21, 2024、‘Inab Baladi, July 21, 2024、Reuters, July 21, 2024、SANA, July 21, 2024、SOHR, July 21, 2024などをもとに作成。

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北・東シリア地域民主自治局はダーイシュのキルギスタン人メンバーの妻子12人の身柄を引き渡したと発表(2024年7月21日)

北・東シリア地域民主自治局は声明を出し、18日に渉外局がキルギスタン共和国の使節団の訪問を受け、ダーイシュ(イスラーム国)のキルギスタン人メンバーの子供5人と妻ら女性7人の身柄を引き渡したと発表した。

ANHA(7月21日付)が伝えた。

AFP, July 21, 2024、ANHA, July 21, 2024、‘Inab Baladi, July 21, 2024、Reuters, July 21, 2024、SANA, July 21, 2024、SOHR, July 21, 2024などをもとに作成。

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シリア・ロシア国交樹立80年を記念して、首都ダマスカスのアサド文化芸術館で記念コンサート開催:アサド大統領がプーチン大統領と祝電を交わし、ロシアの姿勢を「多極化する世界の基礎を築くもの」と評価(2024年7月21日)

シリア・ロシア国交樹立80年を記念して、首都ダマスカスのアサド文化芸術館で記念コンサートが開催され、シリア国立交響楽団がミサーク・バグボデリアンの指揮のもとで演奏を行った。



コンサートではまた、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣が挨拶を行い、以下の通り述べ、シリアとロシアの完全な勝利を達成することが必要だと強調した。

我々の戦いは一つだ。シリアとロシアに対して西側が使用する道具と手法は同じだ。シリアでテロリストが使われたように、ロシアでテロリストとネオ・ナチが使われている。また、経済制裁と包囲という武器も使用されている…。
我々は、ロシアとともに世界の多くの国々が支持する対話、他者の尊重、そして国民の利益に基づく文明的モデルが、文明の衝突を促進する西側のモデルに対して大きな勝利を収めつつあると確信している。

また、在シリア・ロシア大使館のアレクサンドル・エフィモフ大使も挨拶を行った。

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アサド大統領とロシアのヴラジーミル・プーチン大統領は、シリア・ロシア国交樹立80年を記念して、祝電を交わした。

アサド大統領はそのなかで以下の通り述べた。

両国は80年間にわたって、支援を交わし、あらゆる形態の圧力や従属の試みにもかかわらず、原則と尊厳を堅持してきた…。ロシアがその立場を堅持することは、多極化する世界の基礎を築くものだ。我々が直面する覇権と戦争において、譲歩の余地はなく、堅持こそが最終決断であり、後退や敗北ではない…。
ロシアの政策と立場は、原則と価値観、国家の主権の尊重に基づく、善と平和を求める力としての位置を確立している…。

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SANA(7月21日付)が伝えた。

AFP, July 21, 2024、ANHA, July 21, 2024、‘Inab Baladi, July 21, 2024、Reuters, July 21, 2024、SANA, July 21, 2024、SOHR, July 21, 2024などをもとに作成。

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スワイダー県で失踪した中国人観光客についての情報が寄せられる(2024年7月21日)

反体制派系ニュースサイトのスワイダー24(7月21日付)は、中国人観光客のHAN Mingyiさんがスワイダー県に向かったまま消息が取れていない事件に関して、刑事治安局がこの観光客の友人である中国人ホテル経営者からの行方不明者届を受理しなかったと伝えた。

同サイトによると、刑事治安局は、ホテル経営者の男性を丁重に迎えたものの、行方不明者届については、家族か在ダマスカスの中国大使館から提出する必要があると答えたという。

なお、スワイダー24が本件について追跡調査を行っている複数筋から得た情報によると、HANさんは、スワイダー市に到着し、市内中心部の観光ホテルで一晩を過ごし、15日(月曜日)の12時にチェックアウトしていたことを、このホテルの経営者から確認したという。

ホテルの従業員の1人は、HANさんに対して、治安状況が悪く、グループ・ツアーでなく、単独での行動は危険だと警告したが、HANさんはダルアー県に行くつもりだと言って、ホテルをチェックアウトしたという。

なお、前日に失踪のニュースが流れると、HANさんが15日にスワイダー市中心部のサラーヤー映画館近くを散策し、携帯電話で、地元の住民らと記念写真を取っている姿が確認されたといった情報が寄せられたという。

AFP, July 21, 2024、ANHA, July 21, 2024、‘Inab Baladi, July 21, 2024、Reuters, July 21, 2024、SANA, July 21, 2024、SOHR, July 21, 2024、Suwayda 24, July 21, 2024などをもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)は紅海上空でフーシー派の無人航空機(UAV)1機を撃墜することに成功したと発表(2024年7月20日)

米中央軍(CENTCOM)は現地時間の午後11時33分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM)を通じて声明を出し、過去24時間中に、紅海上空でフーシー派の無人航空機(UAV)1機を撃墜することに成功したと発表した。

AFP, July 20, 2024、ANHA, July 20, 2024、‘Inab Baladi, July 20, 2024、Reuters, July 20, 2024、SANA, July 20, 2024、SOHR, July 20, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍は前日の首都テルアビブに対する攻撃への報復としてイエメンのフダイダ市の石油貯蔵施設と発電所を爆撃(2024年7月20日)

イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、前日の首都テルアビブに対する攻撃への報復としてイエメンのフダイダ市の石油貯蔵施設と発電所を爆撃したと発表した。

発表は以下の通り。

午前0時46分、ゴラン高原に向けて飛翔体複数発を発射したレバノン南部のダイル・スィルヤーン村地域の発射台を攻撃。また、アイタルーン村地域の発射台1基を攻撃。

午前7時20分、イスラエルへの数ヵ月に及ぶ数百回の攻撃に対する報復として、イスラエル軍のジェット戦闘機複数機が先ほど、イエメンのフダイダ港地域内にあるフーシー者の軍事標的複数ヵ所を攻撃。



午後10時2分、イスラエル北部に敵航空機1機が飛来し、警報が発令され、レバノンからの多数の不審な航空標的への迎撃が行われ、一部がザウラ入植地地域に落下したことを確認。

午後11時57分、エイラート市地域から先ほど、複数の爆発があったとの報告があったが、飛翔体は同市に向けて発射されておらず、迎撃も行われていない。

午後11時57分、エイラート市地域から先ほど、複数の爆発があったとの報告があったが、飛翔体は同市に向けて発射されておらず、迎撃も行われていない。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後9時21分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、イスラエル軍によるフダイダ港への攻撃を非難、同国の露骨な侵略に対しする報復は必然的だと表明した。

 


AFP, July 20, 2024、ANHA, July 20, 2024、‘Inab Baladi, July 20, 2024、Reuters, July 20, 2024、SANA, July 20, 2024、SOHR, July 20, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

 

ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を4回攻撃したと発表(2024年7月20日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、7月20日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)マナラ入植地一帯に集結するイスラエル軍部隊を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)ブジュル・ムルーク村の民間人に対する攻撃への報復として、ダフナ(キブツ)を初めて攻撃。

午後5時19分、ザブディーン陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)サファド・バッティーフ村に対する攻撃への報復として、ザウラ入植地のアイアンドームのミサイル発射基などを自爆型無人航空機複数機で攻撃し、確実に損害を与えた。

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レバノン日刊紙『アフバール』(7月20日付)によると、イスラエル軍がヒヤーム村で車を狙って爆撃を行い、シリア人少女4人が負傷した。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前0時46分、ゴラン高原に向けて飛翔体複数発を発射したレバノン南部のダイル・スィルヤーン村地域の発射台を攻撃。また、アイタルーン村地域の発射台1基を攻撃。

午後10時2分、イスラエル北部に敵航空機1機が飛来し、警報が発令され、レバノンからの多数の不審な航空標的への迎撃が行われ、一部がザウラ入植地地域に落下したことを確認。

AFP, July 20, 2024、ANHA, July 20, 2024、‘Inab Baladi, July 20, 2024、Qanat al-Manar, July 20, 2024、Reuters, July 20, 2024、SANA, July 20, 2024、SOHR, July 20, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による55キロ地帯への侵犯を8件確認したと発表(2024年7月20日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機4機、A-10サンダーボルト攻撃機4機による領空侵犯を8件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(7月20日付)、タス通信(7月20日付)が伝えた。

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ハサカ県、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌24輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入し、県内の米軍基地に向かった。

AFP, July 20, 2024、ANHA, July 20, 2024、‘Inab Baladi, July 20, 2024、RIA Novosti, July 20, 2024、Qanat al-Manar, July 20, 2024、Reuters, July 20, 2024、SANA, July 20, 2024、SOHR, July 20, 2024、TASS, July 20, 2024などをもとに作成。

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中国人観光客がスワイダー県を訪れたあとに失踪(2024年7月20日)

反体制派系ニュース・サイトのスワイダー24(7月20日付)は、中国人観光客1人が先週月曜日(7月15日)にスワイダー県を訪れたあと、連絡が取れなくなり、安否が確認できないと伝えた。

連絡が取れなくなっているのは、2003年生まれのHAN Mingyiさん。

HANさんは、数日前に首都ダマスカスの小さなホテルを経営する中国人男性の出迎えを受け、連絡をとり合っていたが、15日にダルアー県に向かうと言って、ホテルをチェックアウトした。

だが、首都ダマスカスを出てから数時間後、HANさんから、男性にスワイダー県に到着したと連絡があった。

スワイダー24によると、HANさんは中国語で「スワイダーに着きました。天気は良く、快適です」とのメッセージを送ったという。

だが、これを最後にHANさんからの連絡は途絶えたため、ホテルを経営する中国人男性は在ダマスカスの中国大使館を訪れ、HANさんが行方不明になっていることを伝えた。

大使館は、シリアの治安当局に通報するよう求め、男性は20日(土曜日)に実際に通報したという。

ホテルを経営する中国人男性は、中国で数年間働いていたスワイダー県の友人の1人に連絡し、SNSを通じて、HANさんが失踪したとのニュースを県内で流し、情報提供を求めるよう助けを求めた。

スワイダー24がスワイダー県の治安当局に確認したところ、現在のところスワイダー県とダルアー県のいずれにおいても中国人観光客の消息についての情報はないという。

治安当局によると、中国人観光客は通常、グループ・ツアーに参加し、当局によって監視されているが、HANさんは単独でのツアー客だったという。

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一方、スワイダー24(7月20日付)によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを続け、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放を訴えた。

AFP, July 20, 2024、ANHA, July 20, 2024、‘Inab Baladi, July 20, 2024、Reuters, July 20, 2024、SANA, July 20, 2024、SOHR, July 20, 2024、Suwayda 24, July 20, 2024などをもとに作成。

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シリア難民840人がトルコから新たにシリアに強制退去させられ、7月に入ってから強制退去させられたシリア難民が3,540人に(2024年7月20日)

シリア人権監視団は、過去1週間で「一時保護身分証」(TPID、 Kimlik)を取得していたシリア難民840人がカイセリ県の収容センターなどから新たにシリアに強制退去させたことで、7月に入ってから強制退去させられたシリア難民が3,540人に達していると発表した。

AFP, July 20, 2024、ANHA, July 20, 2024、‘Inab Baladi, July 20, 2024、Reuters, July 20, 2024、SANA, July 20, 2024、SOHR, July 20, 2024などをもとに作成。

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シリア民主軍傘下のアフリーン解放軍団がアレッポ県北部でシリア国民軍所属のシャーム戦線と交戦、戦闘員2人を殺害、トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県各所を砲撃(2024年7月20日)

アレッポ県では、ANHA(7月20日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャイフ・イーサー村、ハルバル村、ウンム・フーシュ村、ウンム・クラー村、ワフシーヤ村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、砲撃は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のアフリーン解放軍団が、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つであるバーブ市近郊のハルバル村、グーズ村一帯に潜入し、シリア国民軍所属のシャーム戦線と交戦、戦闘員2人を殺害したのを受けたもの。

トルコ軍はまた、バイルーニーヤ村、マンナグ村を砲撃した。

さらに、マンビジュ市近郊のカーウカリー村、シャイフ・ナースィル村(クルト・ワイラーン村)を砲撃した。

AFP, July 20, 2024、ANHA, July 20, 2024、‘Inab Baladi, July 20, 2024、Reuters, July 20, 2024、SANA, July 20, 2024、SOHR, July 20, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)はアデン湾で貨物船ロビビアを標的としたと発表(2024年7月19日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後4時11分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、アデン湾で貨物船ロビビアを標的としたと発表した。

AFP, July 19, 2024、ANHA, July 19, 2024、‘Inab Baladi, July 19, 2024、Reuters, July 19, 2024、SANA, July 19, 2024、SOHR, July 19, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍が占領下ゴラン高原から兵力引き離し地域の南部に侵入し、住民1人を拉致(2024年7月19日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍が占領下ゴラン高原から、兵力引き離し地域の南部に侵入し、ズラーティーヤ村で、首都ダマスカスに牛乳を輸送する運送業者の車のドライバーをしていた住民1人を拉致した。

兵力引き離し地域に侵入したイスラエル軍は、車輛3輌と装甲車1輌からなり、村でこの住民1人を拘束し、占領下のゴラン高原に連れ去った。

AFP, July 19, 2024、ANHA, July 19, 2024、‘Inab Baladi, July 19, 2024、Reuters, July 19, 2024、SANA, July 19, 2024、SOHR, July 19, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を15回攻撃する一方、戦闘員1人が死亡したと発表(2024年7月19日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、7月18日の戦果について以下の通り発表した。

(時刻明示せず)サファド・バッティーフ村、マジュダル・スィルム村、シャクラー村などに対するイスラエル軍の攻撃への報復として、アビリム村をカチューシャ砲複数発で初めて攻撃。

午前9時30分、占領下カフルシューバー村丘陵地帯のルワイサート・イルム陣地を自作のワービル重ロケット弾1発で攻撃、陣地の一部を破壊、火災を発生させた。

(時刻明示せず)ラーミーム陣地一帯に展開するイスラエル軍部隊をブルカーン重ロケット砲1発で攻撃し、火災を発生させ、直接の損害を与える。

午後12時00分、メトゥラ町を砲撃し、直接の損害を与える。

午後12時13分、ヒルバト・マーイル基地の砲台複数ヵ所と同地一帯に展開するイスラエル軍部隊をカチューシャ砲とファルク1ロケット弾数十発で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)同じく報復として、ネフェフ入植地をカチューシャ砲複数発で初めて攻撃。

(時刻明示せず)同じく報復として、マノット入植地をカチューシャ砲数十発で初めて攻撃。

(時刻明示せず)フーラー村、ブライダー村に対する攻撃への報復として、イスラエル軍が使用するマナラ入植地の建物複数棟を攻撃し、直接の損害を与える。

午後4時10分、マルジュ陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)アッバード陣地にある技術システムを自爆型無人航空機1機で攻撃し、これを破壊。

午後5時23分、占領下シャブアー農場のルサイワト・カルン陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後5時54分、カフルシューバー村丘陵地帯のサンマーカ陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)アイン・ヤコフ入植地北に設置されている砲台複数ヵ所を砲撃。

午後6時50分、マルキヤ入植地を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)サファド・バッティーフ村に対する攻撃への報復として、イフタ(キブツ)をジハード・ロケット砲1発で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)同じく報復として、アイレット・ハシャハルの第91師団司令部を自爆型無人航空機1機で攻撃し、確実に損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員1人が死亡したと発表した。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前0時12分、ジュマイジュマ村地域とマジュダル・スィルム村地域にあるヒズブッラーのラドワーン部隊の司令部2ヵ所を攻撃。これにより、アリー・ジャアファル・マアトゥーク司令官を含む司令官2人やテロリストらを殺害。

午後8時52分、多連装ミサイルが、8時22分に北部で警戒警報が発令されたのを受けて、不審な航空標的1つを撃破することに成功。

午後3時54分、レバノンからイスラエルに終日にわたって約65発の飛翔体の飛来が確認される。一部は多連装ミサイルが迎撃、それ以外は空地に着弾。イスラエル軍は飛翔体発射地点複数ヵ所を砲撃。イスラエル軍はまた、アビリム村地域に対する攻撃に使用されたロケット弾発射基を攻撃、アイター・シャアブ村地域のヒズブッラーの軍事施設1ヵ所も攻撃。さらに、先ほど、ブライダー村、フーラー村地域にあるヒズブッラーの武器貯蔵施設やテロ・インフラを攻撃。シャブアー農場、カフルカラー村、ラーミヤー村、ダヒーラ村、ヤーリーン村地域も砲撃。

午後9時39分、ティールハルファー村、ブライダー村地域にあるヒズブッラーの武器貯蔵施設を攻撃。


AFP, July 19, 2024、ANHA, July 19, 2024、‘Inab Baladi, July 19, 2024、Qanat al-Manar, July 19, 2024、Reuters, July 19, 2024、SANA, July 19, 2024、SOHR, July 19, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を7件、55キロ地帯への侵犯を6件確認したと発表(2024年7月19日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を7件確認したと発表した。

イグナシュク副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県ヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、ラファール戦闘機2機、A-10サンダーボルト攻撃機4機による領空侵犯を6件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(7月19日付)、タス通信(7月19日付)が伝えた。

RIA Novosti, July 19, 2024、TASS, July 19, 2024をもとに作成。

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