ロシア当事者和解調整センターは米占領下の55キロ地帯からヒムス県とダイル・ザウル県の奥地に潜入していた武装勢力の基地4ヵ所を破壊したと発表する一方、ロシア・シリア空軍が合同演習を実施(2024年6月7日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、ロシア空軍が米軍(有志連合)の占領下にあるヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)から同県とダイル・ザウル県の奥地に潜入していた武装勢力の基地4ヵ所を破壊したと発表した。

一方、ロシア国防省はテレグラム(https://t.me/mod_russia)を通じて、ロシア空軍とシリア空軍がシリア領空で合同軍事演習を行ったと発表した。

合同演習には、ロシア空軍のSu-35戦闘機とSu-34戦闘爆撃機、シリア空軍のSu-24戦闘爆撃機が参加した。

RIAノーヴォスチ通信(6月7日付)、TASS通信(6月7日付)が伝えた。

RIA Novosti, June 7, 2024、TASS, June 7, 2024をもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)は紅海でUAS、USV、ASBMなど多数を撃破したと発表(2024年6月7日)

米中央軍(CENTCOM)は午前3時5分にX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、過去24時間に、CENTCOMが紅海上空でフーシー派の支配下にあるイエメン領内から発射された無人航空システム(UAS)8機を撃墜、紅海でフーシー派の無人水上艦艇(USV)2隻を撃破することに成功、有志連合艦船がフーシー派支配地域から発射された無人航空機1機と交戦する一方、フーシー派が支配地域から紅海上に対艦弾道ミサイル(ASBM)1発を発射した、と発表した。

また午後10時46分にも声明を出し、過去24時間に、フーシー派が支配地域から紅海上空に対艦弾道ミサイル(ASBM)4発を発射、これに対して、CENTCOMは、フーシー派支配地域でUAS4機とASBM2機を撃墜、バブ・エル・マンデブ海峡に発射されたUAS1機を撃破、紅海でフーシー派の巡視船を破壊したと発表した。

AFP, June 7, 2024、ANHA, June 7, 2024、‘Inab Baladi, June 7, 2024、Reuters, June 7, 2024、SANA, June 7, 2024、SOHR, June 7, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)は紅海上で船舶2隻に対する作戦を2回を実施したと発表(2024年6月7日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後8時1分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、海軍部隊、ミサイル航空兵器部隊が紅海上で船舶2隻に対する合同作戦を2回を実施したと発表した。

AFP, June 7, 2024、ANHA, June 7, 2024、‘Inab Baladi, June 7, 2024、Reuters, June 7, 2024、SANA, June 7, 2024、SOHR, June 7, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を3回攻撃したと発表(2024年6月7日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、6月7日の戦果について以下の通り発表した。

西部地区

(時刻明示せず)ヒルバト・マーイル基地の砲台複数基と同地一帯に展開するイスラエル軍部隊を砲撃。

(時刻明示せず)リーシャー池陣地内の車輛1台をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後8時34分、ネトゥア(キブツ)陣地の森林地帯に展開するイスラエル軍をロケット弾複数発で攻撃。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前8時4分、ジェット戦闘機複数機が夜間、ラズラーン山、ラーミヤー村、カフルカラー村地帯にあるヒズブッラーの軍事施設を攻撃。

午後10時28分、マタット入植地地域に午後8時34分、レバノンから2つの飛翔体が飛来、空地に着弾したことを確認。本日早く、レバノンからエズレル渓谷の空地にUAV1機が墜落したのを角印。さらにショメラ入植地地域に別のUAV1機が飛来したのを確認。ジェット戦闘機複数機が本日早く、アイター・シャアブ村、ハラーイブ村地域にあるヒズブッラーのテロ・インフラ、ロケット砲発射台を攻撃。砲兵部隊が終日、アルマー・シャアブ村、ナークーラ村地域を砲撃し、脅威を排除。

AFP, June 7, 2024、ANHA, June 7, 2024、‘Inab Baladi, June 7, 2024、Qanat al-Manar, June 7, 2024、Reuters, June 7, 2024、SANA, June 7, 2024、SOHR, June 7, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアレッポ県タッル・リフアト市近郊のシャッアーラ村を砲撃(2024年6月7日)

アレッポ県では、ANHA(6月7日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャッアーラ村を砲撃した。

AFP, June 7, 2024、ANHA, June 7, 2024、‘Inab Baladi, June 7, 2024、Reuters, June 7, 2024、SANA, June 7, 2024、SOHR, June 7, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米占領下の55キロ地帯)からヒムス県とダイル・ザウル県の奥地に潜入していた武装勢力の基地5ヵ所を破壊したと発表(2024年6月6日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、ロシア空軍が米軍(有志連合)の占領下にあるヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)から同県のアムール山とダイル・ザウル県のビシュリー山の奥地に潜入していた武装勢力の基地5ヵ所を破壊したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(6月6日付)、TASS通信(6月6日付)が伝えた。

RIA Novosti, June 6, 2024、TASS, June 6, 2024をもとに作成。

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シリア軍は、ロシア空軍の支援を受けて、米占領下のヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に至る南東部の砂漠地帯でダーイシュを掃討するための大規模軍事作戦を開始(2024年6月6日)

スプートニク・アラビア語(6月6日付)によると、シリア軍は、ロシア空軍の支援を受けて、米軍(有志連合)の占領下にあるヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に至る南東部の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)を掃討するための大規模軍事作戦を開始した。

作戦には、スハイル・ハサン准将が司令官を務めるシリア軍第25特殊任務師団、アサド大統領の弟が実質的な司令官を務める第4(機甲)師団、共和国護衛隊が参加、またMi-24攻撃ヘリコプターが投入され、シリア・ロシア両軍による航空支援を行われる。

これに関して、シリア人権監視団は、ロシア軍戦闘機複数機がヒムス県とダイル・ザウル県の砂漠地帯各所で、ダーイシュのスリーパーセルの拠点を狙って爆撃を実施したと発表した。

また、同監視団によると、ダーイシュのスリーパーセルに属すと見られる武装集団がヒムス県のジュッブ・ジャッラーフ町南東のアブー・イルヤー村で羊飼いを襲撃、6人を殺害した。

この武装集団はまた、シリア軍部隊と交戦し、兵士1人を殺害、2人を負傷させた。

AFP, June 6, 2024、ANHA, June 6, 2024、‘Inab Baladi, June 6, 2024、Reuters, June 6, 2024、SANA, June 6, 2024、SOHR, June 6, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエルのハイファー港でアンサール・アッラー(フーシー派)と無人航空機による合同軍事作戦を2回にわたって実施したと発表(2024年6月6日)

イラク・イスラーム抵抗は午後5時49分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、イスラエルのハイファー港で、イエメン武装部隊(アンサール・アッラー(フーシー派))と、無人航空機による合同軍事作戦を2回にわたって実施したと発表した。

声明文の内容は以下の通り:

慈悲深く慈悲あまねきアッラーの御名において
「本当にアッラーの御好みになられる者は、堅固な建造物のように、戦列を組んで彼の道のために戦う者たちである」
偉大なるアッラーの言葉に偽りなし。
占領への抵抗における我々の路線を継続し、パレスチナにおける我らが住民を援助し、簒奪者政体が子供、女性、老人といった民間人に対して行う虐殺への報復として、イラク・イスラーム抵抗は、イエメン武装部隊と合同で、ハイファー港において、無人航空機による2回の軍事作戦を実施した。
イスラーム抵抗は敵の拠点を破壊する作戦をこれまで以上の頻度で継続することを確認する。

AFP, June 6, 2024、ANHA, June 6, 2024、‘Inab Baladi, June 6, 2024、Reuters, June 6, 2024、SANA, June 6, 2024、SOHR, June 6, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)はハイファー港でイラク・イスラーム抵抗と合同軍事作戦を2回実施したと発表:フーシー指導者は米空母アイゼンハワーが攻撃を恐れて逃走したと主張(2024年6月6日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後3時34分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、イラク・イスラーム抵抗と合同軍事作戦を2回実施したと発表した。

声明の内容は以下の通り。

慈悲深く慈悲あまねきアッラーの御名において
「本当にアッラーの御好みになられる者は、堅固な建造物のように、戦列を組んで彼の道のために戦う者たちである」
パレスチナ人民の正当な権利を擁護し、米英の侵略に対抗するために イエメン武装部隊は、イラク・イスラーム抵抗との共同軍事作戦を2回にわたり実行した。最初の作戦はハイファー港で軍事装備品を運んだ船舶2隻を標的とした。 2回目の作戦は、占領下パレスチナのハイファー港への立ち入り禁止命令に違反した船舶1隻を標的とした。これらの作戦は、無人航空機によって行われ、アッラーの加護によって正確に成功した。 ハイファー港での共同作戦は、ラファ地区でのイスラエルの敵による虐殺に対する報復として行われた。敵イスラエルは、今後も共同特殊作戦が続けれられることを予期せねばならない。これらの作戦は、イスラエルが残虐で野蛮な攻撃を止め、ガザ地区における我らが兄弟への包囲を解除するまで続く。 イエメン武装部隊は、すべてのアラブ諸国の軍に対して、パレスチナ抵抗運動を支援するための作戦に参加するよう呼びかける。これは、パレスチナ人民に対する宗教的かつ人道的な義務である。 アッラーは我々の守護者にして最善の後見者である。

 

بيان القوات المسلحة اليمنية بشأن تنفيذ عمليتين عسكريتين مشتركتين مع المقاومة الإسلامية العراقية الأولى استهدفت سفينتين كانتا تحملان معدات عسكرية في ميناء حيفا، والثانية استهدفت سفينة انتهكت قرار حظر الدخول إلى ميناء حيفا. pic.twitter.com/fpb1pJ84Tj

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のアブドゥルマリク・フーシー氏はビデオ演説を行い、イラク・イスラーム抵抗との合同作戦を5日未明に実施したことを明らかにした。

また、米航空母艦USSドワイト・D・アイゼンハワーに対する攻撃を行ったとの発表についても言及し、同艦はサウジアラビアのジェッダ沖で攻撃を受けたのち、再度攻撃を受けることを畏れて逃走したと主張した。

AFP, June 6, 2024、ANHA, June 6, 2024、‘Inab Baladi, June 6, 2024、Reuters, June 6, 2024、SANA, June 6, 2024、SOHR, June 6, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を8回攻撃する一方、戦闘員1人が死亡したと発表(2024年6月6日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、6月6日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

(時刻明示せず)占領下カフルシューバー丘陵地帯のラムサー陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)レバノン領空を侵犯したイスラエル軍機複数機に対して地対空ミサイル複数発を発射。

午後6時5分、メトゥラ町のスパイ設備を攻撃し、これを破壊。

(時刻明示せず)レバノン南部に対する攻撃への報復として、占領下シャブアー農場のザブディーン陣地とその一帯をロケット弾複数発で攻撃。

(時刻明示せず)アイタルーン村などに対する攻撃への報復として、バグダーディー陣地をブルカーン重ロケット砲複数発で攻撃し、直接且つ確実な損害を与える。

西部地区

(時刻明示せず)アイタルーン村などに対する攻撃への報復として、ビラニット軍事キャンプの第91師団司令本部およびその一帯をファラク1ミサイル複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時25分、ラーヒブ陣地のスパイ設備を攻撃し、これを破壊。

午後11時15分、ザルイート入植地を一帯に展開するイスラエル軍部隊を砲撃し、直接の損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員1人が死亡したと発表した。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後12時14分、ジェット戦闘機複数機が夜間、ジールー渓谷にあるヒズブッラーの武器貯蔵施設、ハドシート村地域にある軍事施設2ヵ所を攻撃。またバイト・ヤーフーン村、スィッディーキーン村、ウダイサ村地域にある軍事施設、テロ・インフラを攻撃。

午後4時55分、ジェット戦闘機複数機が数時間前、アイタルーン村にある軍事施設複数ヵ所を攻撃するとともに、早朝にも同地でヒズブッラーのテロリスト2人を航空機が攻撃。

午後9時1分、レバノンから潜入した不審な航空標的1つがキリヤット・シュモナ入植地地域に墜落。

AFP, June 6, 2024、ANHA, June 6, 2024、‘Inab Baladi, June 6, 2024、Qanat al-Manar, June 6, 2024、Reuters, June 6, 2024、SANA, June 6, 2024、SOHR, June 6, 2024などをもとに作成。

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米財務省は対シリア制裁に関するOFACの例外規定を若干修正したうえで、適用を更新すると発表(2024年6月6日)

米財務省は東部時間6月5日付で、対シリア制裁に関する外国資産管理局(OFAC)の例外規定を若干修正したうえで、適用を更新すると発表した。

修正は、シリアでのNGOの活動に関わるもので、同国で非商業プロジェクトの一部を支援する活動に参加することを許可した。

この活動のなかには、人道的プロジェクト、民主主義の構築、教育、シリア国民に直接利益をもたらす非商業的な開発プロジェクト、文化遺産の保護と保存、環境と天然資源の保護、武装解除・兵士の社会復帰・再統合プログラム、平和構築、紛争防止・解決プログラム、早期復興プロジェクトにかかる活動が含まれている。 また、制裁除外地域に関しては、2022年5月の発表を踏襲し、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるシリア北東部、トルコ占領下のシリア北部が制裁対象から除外された。

AFP, June 6, 2024、ANHA, June 6, 2024、‘Inab Baladi, June 6, 2024、Reuters, June 6, 2024、SANA, June 6, 2024、SOHR, June 6, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍無人航空機がハサカ県カーミシュリー市近郊で車1台を攻撃(2024年6月6日)

アレッポ県では、ANHA(6月6日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のスムーカ村を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(6月6日付)によると、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市近郊のアンバーラ街道で車1台が攻撃を受けた。

シリア人権監視団によると、攻撃は、トルコ軍の無人航空機によるもので、これによって1人が死亡、1人が負傷した。

AFP, June 6, 2024、ANHA, June 6, 2024、‘Inab Baladi, June 6, 2024、Reuters, June 6, 2024、SANA, June 6, 2024、SOHR, June 6, 2024などをもとに作成。

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イラン・イスラーム革命防衛隊のセラーミー司令官はアレッポ市近郊に対するイスラエル軍の攻撃で顧問のアスアド・エブラール氏が殺害されたことへの報復を示唆(2024年6月5日)

イラン・イスラーム革命防衛隊のホセイン・セラーミー司令官(少将)は、6月3日のイスラエル軍のアレッポ市近郊に対する攻撃で顧問のアスアド・エブラール氏が殺害されたことに関して、「シオニストどもは、この攻撃で流れた無実の人々の血に対する代償を払わされることを学ばねばならない。彼らは報復を待たねばならない」と述べた。

メフル通信(6月5日付)が伝えた。

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イランのメフル通信はまた、エブヤール氏の葬儀が首都テヘランの北西に位置するカラジュ市で行われたと伝えた。

AFP, June 5, 2024、ANHA, June 5, 2024、‘Inab Baladi, June 5, 2024、Mehr News, June 5, 2024、Reuters, June 5, 2024、SANA, June 5, 2024、SOHR, June 5, 2024などをもとに作成。

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三宅浩史在シリア日本大使館臨時代理大使が外務在外居住者省付属の外交研究所(ダマスカス県)で特別講義(2024年6月5日)

在シリア日本大使館の三宅浩史臨時代理大使は、外務在外居住者省付属の外交研究所(ダマスカス県)に招かれ、日本の外交政策と西側諸国との関係についての特別講義を行った。

AFP, June 5, 2024、ANHA, June 5, 2024、‘Inab Baladi, June 5, 2024、Reuters, June 5, 2024、SANA, June 5, 2024、SOHR, June 5, 2024などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県、ヒムス県の砂漠地帯各所でダーイシュの拠点を狙って18回の爆撃を実施、シリア軍もヒムス県のタドムル市近郊の砂漠地帯でスリーパーセルに対する掃討作戦を実施(2024年6月5日)

シリア人権監視団によると、4日夕から5日にかけて、ロシア軍戦闘機がダイル・ザウル県、ヒムス県の砂漠地帯各所でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を狙って18回の爆撃を実施、また地上ではシリア軍がヒムス県のタドムル市近郊の砂漠地帯で、スリーパーセルに対する掃討作戦を実施した。

一方、ダーイシュは、ヒムス県のスフナ市とタドムル市を結ぶ街道でシリア軍部隊を要撃し、兵士1人を殺害した。

AFP, June 5, 2024、ANHA, June 5, 2024、‘Inab Baladi, June 5, 2024、Reuters, June 5, 2024、SANA, June 5, 2024、SOHR, June 5, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)は米国船舶1隻を含む3隻の商船に対して3回の軍事作戦を実施したと発表(2024年6月5日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午後10時37分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、米国船舶1隻を含む3隻の商船に対して3回の軍事作戦を実施したと発表した。

AFP, June 5, 2024、ANHA, June 5, 2024、‘Inab Baladi, June 5, 2024、Reuters, June 5, 2024、SANA, June 5, 2024、SOHR, June 5, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を10回攻撃したと発表(2024年6月5日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、6月5日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午後2時00分、ラモト・ナフタリ入植地にあるアイアン・ドーム・システムのミサイル発射台をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時45分、占領下カフルシューバー丘陵地帯のサンマーカ陣地をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)バグダーディー陣地に配置されているイスラエル軍部隊を自爆型無人航空機で攻撃し、兵士らに確実な被害を与える。

(時刻明示せず)占領下シャブアー農場のザブディーン陣地一帯に展開するイスラエル軍をロケット弾複数発で攻撃。

西部地区

6月4日、ハニタ(キブツ)の森林地帯に展開するイスラエル軍をロケット弾複数発で攻撃。

午前9時00分、バラカ陣地一帯に集結するイスラエル軍をロケット弾複数発で攻撃。

午後12時10分、マルキヤ入植地のイスラエル軍部隊を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)マルキヤ入植地一帯に展開するイスラエル軍部隊を攻撃し、直接の損害を与える。

午後5時53分、バルアームの森林地帯に展開するイスラエル軍部隊をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)ナークーラ村に対する前日の暗殺攻撃への報復として、エルコシュ入植地南のイスラエル軍集結地を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、兵士らを殺傷。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前7時59分、ジェット戦闘機複数機が夜間、ズィブキーン村、アイター・シャアブ村地域のヒズブッラーの迫撃砲発射台2基を交易、ウダイサ村、ブライダー村、マルカバ村地域にあるヒズブッラーの軍事施設3ヵ所を攻撃。

午後6時45分、レバノンから先ほどイスラエル北部のフルフェイシュ町地域への多数の砲撃があったことを確認。

午後10時32分、フルフェイシュ町地域への攻撃に関して、イスラエル軍はレバノンから飛来した2機の自爆型UAVによるものだと特定。ジェット戦闘機複数機が終日、ナークーラ村、マトムーラ村、アイター・シャアブ村、ヒヤーム村地域のヒズブッラーのテロ・インフラ、軍事施設を攻撃。

AFP, June 5, 2024、ANHA, June 5, 2024、‘Inab Baladi, June 5, 2024、Qanat al-Manar, June 5, 2024、Reuters, June 5, 2024、SANA, June 5, 2024、SOHR, June 5, 2024などをもとに作成。

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米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送(2024年6月5日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, June 5, 2024、ANHA, June 5, 2024、‘Inab Baladi, June 5, 2024、Reuters, June 5, 2024、SANA, June 5, 2024、SOHR, June 5, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県タッル・リフアト市近郊のスムーカ村、シャフバー・ダム、アキーバ村を砲撃(2024年6月5日)

アレッポ県では、ANHA(6月5日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のスムーカ村、シャフバー・ダム、アキーバ村を砲撃、アキーバ村の森林地帯で火災が発生した。

AFP, June 5, 2024、ANHA, June 5, 2024、‘Inab Baladi, June 5, 2024、Reuters, June 5, 2024、SANA, June 5, 2024、SOHR, June 5, 2024などをもとに作成。

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アサド大統領はイラクのスーダーニー首相と電話会談を行い、両国関係やアラブ地域・国際社会における諸問題について協議(2024年6月5日)

アサド大統領はイラクのムハンマド・シヤーア・スーダーニー首相と電話会談を行い、両国関係やアラブ地域・国際社会における諸問題について協議した。

会談では、国境安全保障、「テロとの戦い」、経済分野での協力強化、パレスチナ人民に対するイスラエルの攻撃と犯罪停止に向けた取り組みなどが取り上げられた。

SANA(6月4日付)が伝えた。

AFP, June 5, 2024、ANHA, June 5, 2024、‘Inab Baladi, June 5, 2024、Reuters, June 5, 2024、SANA, June 5, 2024、SOHR, June 5, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を6件、55キロ地帯への侵犯を10件確認したと発表(2024年6月4日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を6件確認したと発表した。

ポポフ副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-16戦闘機2機、F-15戦闘機2機、ラファール戦闘機2機、タイフーン戦闘機1機による領空侵犯を12件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(6月4日付)が伝えた。

RIA Novosti, June 4, 2024をもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはロシア空軍が米占領下の55キロ地帯からヒムス県のアムール山の奥地に潜入していた武装勢力の基地2ヵ所を破壊したと発表(2024年6月4日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、ロシア空軍が米軍(有志連合)の占領下にあるヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)から同県のアムール山の奥地に潜入していた武装勢力の基地2ヵ所を破壊したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(6月4日付)が伝えた。

RIA Novosti, June 4, 2024をもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部(イスラエル占領下のレバノン南部)を10回攻撃する一方、戦闘員1人が死亡したと発表(2024年6月4日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、6月4日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前9時15分、ラーミーム陣地を砲撃。

(時間明示せず)ナークーラー村での暗殺攻撃への報復として、占領下ゴラン高原にあるマアリヤ・ゴラニ兵舎の第810ヘルモン旅団を自爆型無人航空機複数機で攻撃し、確実な損害を与える。

午後4時40分、タイハート三角地一帯に展開するイスラエル軍をロケット弾複数発で攻撃。

午後4時55分、占領下カフルシューバー丘陵地帯のラムサー陣地をロケット弾複数発で攻撃。

午後5時05分、占領下シャブアー農場のザブディーン陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

午後8時00分、同じくザブディーン陣地一帯に展開するイスラエル軍部隊をロケット弾複数発で攻撃。

西部地区

午後3時50分、ネトゥア(キブツ)陣地の森林地帯に展開するイスラエル軍をロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後4時40分、ナークーラ岬沖の海上陣地を砲撃し、直接の損害を与える。

午後4時50分、バラム(キブツ)の森林地帯に集結するイスラエル軍部隊を砲撃し、直接の損害を与える。

(時刻明示せず)ナークーラ村での暗殺攻撃への報復として、レモン大隊司令部を砲撃し、直接の損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員1人が死亡したと発表した。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後11時44分、多連装ミサイルがレバノンからナハリヤ市沿岸に飛来した不審な航空標的1つを撃破。

午後5時1分、レバノンから今朝、ヘルモン山地域に不審な飛翔体1つが飛来、墜落するのを確認。ジェット戦闘機複数機が本日早く、ナークーラ村地域でヒズブッラーのテロリスト1人を攻撃。アイター・シャアブ村、ウダイサ村地域でのヒズブッラーのテロ・インフラと軍事施設を攻撃。さらにカフルシューバー丘陵、シーヒーン村、フーラー村、ラーシャイヤー・ファーフール村、マジュダル・ズーン村地域を砲撃し、脅威を排除。

AFP, June 4, 2024、ANHA, June 4, 2024、‘Inab Baladi, June 4, 2024、Qanat al-Manar, June 4, 2024、Reuters, June 4, 2024、SANA, June 4, 2024、SOHR, June 4, 2024などをもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)はフーシー派がイエメン領内の支配地域から紅海に向けて対艦弾道ミサイル(ASBM)2発を発射したと発表(2024年6月4日)

米中央軍(CENTCOM)は午後11時40分にX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、過去24時間に、フーシー派がイエメン領内の支配地域から紅海に向けて対艦弾道ミサイル(ASBM)2発を発射したと発表した。

AFP, June 4, 2024、ANHA, June 4, 2024、‘Inab Baladi, June 4, 2024、Reuters, June 4, 2024、SANA, June 4, 2024、SOHR, June 4, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエルの死海沿岸の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表(2024年6月4日)

イラク・イスラーム抵抗は午前3時42分、テレグラムのアカウント(https://t.me/ElamAlmoqawama)を通じて声明を出し、イスラエルの死海沿岸の重要標的1ヵ所を無人航空機で攻撃したと発表した。

AFP, June 4, 2024、ANHA, June 4, 2024、‘Inab Baladi, June 4, 2024、Reuters, June 4, 2024、SANA, June 4, 2024、SOHR, June 4, 2024などをもとに作成。

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米軍が違法に基地を設置しているハサカ県ハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送(2024年6月4日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, June 4, 2024、ANHA, June 4, 2024、‘Inab Baladi, June 4, 2024、Reuters, June 4, 2024、SANA, June 4, 2024、SOHR, June 4, 2024などをもとに作成。

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北・東シリア地域民主自治局の管理下にあるハサカ県のフール・キャンプに収容されていたイラン人170世帯556人がイラクに帰還(2024年6月4日)

北・東シリア地域民主自治局の管理下にあるハサカ県のフール・キャンプに収容されていたイラン人170世帯556人がイラクに帰還した。

帰還は、今年に入って2度目で、フール・キャンプ運営局とイラク国民議会の移民避難民委員会の連携によるもの。

ANHA(6月4日付)が伝えた。

AFP, June 4, 2024、ANHA, June 4, 2024、‘Inab Baladi, June 4, 2024、Reuters, June 4, 2024、SANA, June 4, 2024、SOHR, June 4, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県マンビジュ市近郊のサイヤーダ村、ヤーリンリー村を砲撃(2024年6月4日)

アレッポ県ではANHA(6月4日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊のサイヤーダ村、ヤーリンリー村を砲撃した。

AFP, June 4, 2024、ANHA, June 4, 2024、‘Inab Baladi, June 4, 2024、Reuters, June 4, 2024、SANA, June 4, 2024、SOHR, June 4, 2024などをもとに作成。

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イランのカニー外務大臣代行がレバノンとシリアを訪問:シリアはトルコの撤退を対話の基本条件として提示(2024年6月4日)

イランのアリー・バーゲリー・カニー外務大臣代行がレバノンとシリアを訪問した。
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レバノンでは、ヒズブッラーのハサン・ナスルッラー書記長と会談し、地域の政治、安全保障情勢の進捗、とりわけガザ情勢とレバノン情勢への対応について協議した。

ナスルッラー書記長は、ヘリコプター墜落で事故死したエブラーヒーム・ライースィー大統領、ホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務大臣らに改めて弔意を示した。

 

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シリアでは、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣と会談し、共同記者会見を行った。

https://youtu.be/VYkjxaFlFVM



記者会見で、ミクダード外務在外居住者大臣は、ライースィー大統領、アブドゥッラフヤーン外務大臣らに改めて弔意を示すとともに、パレスチナ問題への両国の姿勢が一つであること、イスラエルの攻撃停止の必要性、両国の戦略的関係の継続の重要性について改めて確認した。

また、トルコとの関係について、ミクダード外務在外居住者大臣は、占領中のシリアの領土からのトルコの撤退がトルコとの対話の基本的な条件になることを強調、トルコの占領継続とテロ支援は許されないとの立場を改めて示した。

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その後、アサド大統領と会談した。


アサド大統領は会談のなかで、占領に対する抵抗が、戦略的な基礎、選択肢だとしたうえで、それが敵に対峙するうえでの正しい方法だと述べるとともに、イスラエルは敗北に直面するたびにその卑劣さを増していると非難した。

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SANA(6月4日付)、マナール・チャンネル(6月4日付)などが伝えた。

AFP, June 4, 2024、ANHA, June 4, 2024、‘Inab Baladi, June 4, 2024、Qanat al-Manar, June 4, 2024、Reuters, June 4, 2024、SANA, June 4, 2024、SOHR, June 4, 2024などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を8件、55キロ地帯への侵犯を12件確認したと発表(2024年6月3日)

ロシア当事者和解調整センターのユーリ・ポポフ副センター長は、過去24時間にシリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を8件確認したと発表した。

ポポフ副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で、F-15戦闘機3機、タイフーン戦闘機1機、A-10サンダーボルト攻撃機2機による領空侵犯を12件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(6月3日付)が伝えた。

RIA Novosti, June 3, 2024をもとに作成。

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