ダイル・ザウル県下バクラス村にユーフラテス川東岸から発砲があり、住民1人が負傷(2024年2月1日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸の下バクラス村に北・東シリア地域民主自治局(ダイル・ザウル地区)の支配下にある東岸から発砲があり、住民1人が負傷した。

AFP, February 1, 2024、ANHA, February 1, 2024、‘Inab Baladi, February 1, 2024、Reuters, February 1, 2024、SANA, February 1, 2024、SOHR, February 1, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルがラッカ県ラサーファ城近くのシリア軍の陣地複数ヵ所を襲撃、兵士8人を殺傷、これに対してロシア軍が同地を爆撃(2024年2月1日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがシリア政府の支配下にあるラサーファ城近くのシリア軍の陣地複数ヵ所を襲撃、兵士2人を殺害、6人を負傷させた。

これに対して、ロシア軍は戦闘機複数機で同地を爆撃した。

AFP, February 1, 2024、ANHA, February 1, 2024、‘Inab Baladi, February 1, 2024、Reuters, February 1, 2024、SANA, February 1, 2024、SOHR, February 1, 2024などをもとに作成。

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ハサカ県タッル・ブラーク町の石油精製・貯蔵施設複数ヵ所へのトルコ軍のドローンの攻撃でジャグジャグ川に原油が流出(2024年2月1日)

ANHA(1月31日付)、シリア人権監視団は、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるハサカ県タッル・ブラーク町の石油精製・貯蔵施設複数ヵ所がトルコ軍の無人航空機(ドローン)複数機の攻撃によって損害を受け、ジャグジャグ川に原油が流出している、と伝えた。

トルコ軍は昨年末から北・東シリア地域民主自治局の支配地各所への爆撃を激化させていたが、いつの爆撃が原油の流出をもたらしたかは不明。

AFP, February 1, 2024、ANHA, February 1, 2024、‘Inab Baladi, February 1, 2024、Reuters, February 1, 2024、SANA, February 1, 2024、SOHR, February 1, 2024などをもとに作成。

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アフリーン解放軍団は1月30日にトルコ占領下のアレッポ県アフリーン郡のトルコ軍基地を攻撃、トルコ軍兵士35以上を殺傷したと主張(2024年2月1日)

アフリーン解放軍団は声明を出し、1月30日にトルコ占領下のアレッポ県アフリーン郡のバースィラ村(バースィルハーヤー村)にあるトルコ軍基地に対する作戦を実施し、トルコ軍兵士12人と傭兵(シリア国民軍諸派の戦闘員)8人を殺害、トルコ軍兵士と傭兵25人を負傷させたと発表した。

戦闘では、アフリーン解放軍団の戦闘員5人も戦死したという。

ANHA(1月31日付)が伝えた。

AFP, February 1, 2024、ANHA, February 1, 2024、‘Inab Baladi, February 1, 2024、Reuters, February 1, 2024、SANA, February 1, 2024、SOHR, February 1, 2024などをもとに作成。

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クサイ・ダハク駐国連シリア常駐代表の就任式が国連本部で行われ、グテーレス事務総長がダハク常駐代表からシリア政府からの信任状を受け取(2024年2月1日)

クサイ・ダハク駐国連シリア常駐代表の就任式が国連本部(米ニューヨーク)で行われ、アントニオ・グテーレス事務総長がダハク常駐代表からシリア政府からの信任状を受け取った。

就任式で、グテーレス事務総長は、シリアへの人道的ニーズへの対応や早期回復プロジェクト実施を継続するとの強い意志を示すとともに、国連とシリアの協力の重要性を強調した。

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駐シリア・アブハジア共和国大使に就任し、首都ダマスカスのアブハジア共和国大使館に着任したムハンマド・アリー氏が外務在外居住者省を訪れ、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣と会談、アブハジア共和国政府からの信任状を手渡した。

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また、駐モーリタニア大使に就任したサイイディー・ワラド・ドゥーマーン氏も外務在外居住者省を訪れ、ミクダード外務在外居住者大臣と会談、信任状を手渡した。

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SANA(2月1日付)が伝えた。

AFP, February 1, 2024、ANHA, February 1, 2024、‘Inab Baladi, February 1, 2024、Reuters, February 1, 2024、SANA, February 1, 2024、SOHR, February 1, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍は30日にダルアー県にあるシリア軍の軍事インフラを爆撃したと発表(2024年1月31日)

イスラエル軍は午後12時29分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、29日夜にシリアからゴラン高原南部への多数の砲撃を確認、イスラエル軍ジェット戦闘機が31日の夜間にダルアー県にあるシリアの体制に所属する軍事インフラを攻撃したと発表した。

AFP, January 31, 2024、ANHA, January 31, 2024、‘Inab Baladi, January 31, 2024、Reuters, January 31, 2024、SANA, January 31, 2024、SOHR, January 31, 2024などをもとに作成。

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米主導の有志連合の貨物車輌など30輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、ハッラーブ・ジール村の米軍基地に向かう(2024年1月31日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など30輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入し、ハッラーブ・ジール村の米軍基地に向かった。

AFP, January 31, 2024、ANHA, January 31, 2024、‘Inab Baladi, January 31, 2024、Reuters, January 31, 2024、SANA, January 31, 2024、SOHR, January 31, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)は米海軍駆逐艦グレーヴリーと米国の原油タンカーを対艦ミサイルで攻撃したと発表(2024年1月31日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて以下の通り発表した。

午前9時38分、イエメン海軍部隊が紅海で米海軍駆逐艦グレーヴリーに対して対艦ミサイル複数発を発射した。

午後11時19分、イエメン海軍部隊が、占領下パレスチナ(イスラエル)に向かっていた米国の原油タンカー1隻を対艦ミサイル複数発で攻撃した。

午後23時55分、アデン湾で本日晩、原油タンカーを攻撃した。

AFP, January 31, 2024、ANHA, January 31, 2024、‘Inab Baladi, January 31, 2024、Reuters, January 31, 2024、SANA, January 31, 2024、SOHR, January 31, 2024などをもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)はフーシー派が発射した対艦ミサイルを米海軍USSグレーヴリーが撃墜するとともに、イエメン領内のフーシー派支配地を攻撃したと発表(2024年1月31日)

米中央軍(CENTCOM)は午前3時11分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM/)を通じて声明を出し、現地時間の30日午後11時30分頃、フーシー派がイエメン領内の支配地から紅海に向けて巡航ミサイルを発射、ミサイルは米海軍USSグレーヴリー(DDG107)が撃墜したと発表した。

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CENTCOMは午後9時48分にもXを通じて声明を出し、現地時間の31日午後3時30分頃、CENTCOMがフーシー派の支配下にあるイエメン領内で発射準備がなされていた地対空ミサイルを攻撃、これを破壊したと発表した。


AFP, January 31, 2024、ANHA, January 31, 2024、‘Inab Baladi, January 31, 2024、Reuters, January 31, 2024、SANA, January 31, 2024、SOHR, January 31, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部を7回攻撃する一方、戦闘員1人の戦死を発表(2024年1月31日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、1月31日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前9時35分、タイハート丘に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午後1時35分、バイヤード・バリーダー陣地でメルカバ戦車を攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時50分、イスラエル軍が駐留するメトゥラ町内の建物1棟を攻撃し、直接の損害を与える。

午後9時15分、ビト・リーフ村とブライダー村の民間への爆撃への報復として、マナラ入植地を攻撃し、建物内にいたイスラエル軍兵士1人を負傷させる。

西部地区

午後2時45分、ハニタ(キブツ)にあるスパイ機器を攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時10分、マタット入植地一帯に展開するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午後9時00分、ジャル・アラーム陣地をファラク1ロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員1人が戦死したと発表した。

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マナール・チャンネル(1月29日付)は、1月30日午前10時から31日午前10時までのイスラエル軍の攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

同インフォグラフィアによると、イスラエル軍は、レバノンの北部に対して2回の爆撃と1回の砲撃などを行った。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午前12時29分、レバノンから今朝、マナラ入植地、ユヴァル入植地への多数の砲撃を確認したが、負傷者はなかった。先ほどイスラエル軍がレバノン南部の複数ヵ所を砲撃。

午後5時8分、レバノンからイフタ(キブツ)、ヤアラ入植地、ハニタ(キブツ)への多数の砲撃を確認したが、負傷者なく、イスラエル軍が砲弾発射地を攻撃。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が先ほど、ラシャーフ村一帯にあるヒズブッラーの複合施設1ヵ所を攻撃、アルマー・シャアブ村、アイタルーン村一帯を砲撃。

午後9時46分、早朝にレバノンからメトゥラ町への多数の砲撃を確認し、イスラエル軍が砲弾発射地を攻撃。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が、アイター・シャアブ村、バイト・リーフ村、ブライダー村にあるヒズブッラーのインフラと軍事複合施設を攻撃。

AFP, January 31, 2024、ANHA, January 31, 2024、‘Inab Baladi, January 31, 2024、Qanat al-Manar, January 31, 2024、Reuters, January 31, 2024、SANA, January 31, 2024、SOHR, January 31, 2024などをもとに作成。

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ABC:28日のイラク・イスラーム抵抗による米軍基地攻撃で死亡したのは46歳、23歳、24歳の兵士(2024年1月31日)

ABC(1月31日付)は、28日にシリアのヒムス県南東部(米国の発表によるとレバノン北東部)の米軍の前哨基地に対するイラク・イスラーム抵抗の無人航空機(ドローン)での攻撃で兵士3人が死亡した事件に関して、米当局者3人の話として、攻撃型(自爆型)のドローンが米軍の偵察用ドローンとともに基地に接近したために、米軍が迎撃できなかったとしたうえで、兵士らが就寝中だった居住区が狙われたことで、死傷者が増えたと伝えた。

死亡した3人は、46歳、23歳、24歳の兵士だという。

AFP, January 31, 2024、ANHA, January 31, 2024、‘Inab Baladi, January 31, 2024、Reuters, January 31, 2024、SANA, January 31, 2024、SOHR, January 31, 2024などをもとに作成。

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ミクダード外務在外居住者大臣はサパーUNDOF司令官と会談、シリアへのイスラエルの攻撃を停止させるため国連が介入すべきと伝える(2024年1月31日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は、ゴラン高原に展開する国連兵力引き離し監視隊(UNDOF)のニルマル・クマル・サパー司令官(ネパール、少将)と会談した。

会談のなかで、ミクダード外務在外居住者大臣は、占領下ゴラン高原の住民に対するイスラエルの振る舞いやシリア領内のインフラに対して繰り返されている攻撃を停止するために国連が介入する必要があると述べた。

SANA(1月30日付)が伝えた。


AFP, January 31, 2024、ANHA, January 31, 2024、‘Inab Baladi, January 31, 2024、Reuters, January 31, 2024、SANA, January 31, 2024、SOHR, January 31, 2024などをもとに作成。

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シリアに着任したハサン・アフマド・シャヒー駐シリアUAE大使がミクダード外務在外居住者大臣と会談、UAE政府からの信任状を渡す(2024年1月30日)

駐シリアUAE大使に就任し、首都ダマスカスのUAE大使館に着任したハサン・アフマド・シャヒー氏が外務在外居住者省を訪れ、ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣と会談、UAE政府からの信任状を手渡した。

SANA(1月30日付)が伝えた。


AFP, January 30, 2024、ANHA, January 30, 2024、‘Inab Baladi, January 30, 2024、Reuters, January 30, 2024、SANA, January 30, 2024、SOHR, January 30, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍はシリア政府支配地から占領下のゴラン攻撃に向けてロケット弾少なくとも3発が発射されたことへの報復として、ダルアー県の2ヵ所を砲撃(2024年1月30日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍はシリア政府支配地から占領下のゴラン攻撃に向けてロケット弾少なくとも3発が発射されたことへの報復として、ジュムー丘にある陣地1ヵ所とナーフィア村近くを砲撃した。

AFP, January 30, 2024、ANHA, January 30, 2024、‘Inab Baladi, January 30, 2024、Reuters, January 30, 2024、SANA, January 30, 2024、SOHR, January 30, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はイスラエル北部を5回攻撃(2024年1月30日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、1月30日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午後1時15分、ワッザーニー村に面するイスラエル領内に設置されているスパイ危機を狙撃兵が攻撃し、直接の損害を与える。

午後8時10分、ヒヤーム村の民家に対するイスラエル軍の攻撃への報復として、メトゥラ町に集結するイスラエル軍部隊を攻撃し、直接の損害を与える。

西部地区

午前11時35分、ハドブ・ヤーリーン陣地一帯に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午後6時3分、ハドブ・アイダー陣地に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃、直接の損害を与える。

午後8時50分、ダヒーラ陣地をブルカーン重ロケット砲1発で攻撃し、直接の損害を与える。

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マナール・チャンネル(1月29日付)は、1月29日午前10時から30日午前10時までのイスラエル軍の攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

同インフォグラフィアによると、イスラエル軍は、レバノンの北部に対して3回の爆撃と8回の砲撃などを行った。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後7時48分、レバノンからの1回の砲撃早朝に確認、砲弾はアラブ・アル・アルマシェ村の空地に着弾、負傷者はなかった。イスラエル軍ジェット戦闘機複数機が先ほど、ヒヤーム村一帯にあるヒズブッラーの指揮所と監視ポストを攻撃した。また終日、戦闘機によってアイター・シャアブ村、ムハイビーブ村一帯の監視所、軍事複合を攻撃した。

AFP, January 30, 2024、ANHA, January 30, 2024、‘Inab Baladi, January 30, 2024、Qanat al-Manar, January 30, 2024、Reuters, January 30, 2024、SANA, January 30, 2024、SOHR, January 30, 2024などをもとに作成。

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米主導の有志連合がハサカ県に違法に設置されている基地2ヵ所に物資を輸送(2024年1月30日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の貨物車輌など38輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入し、タッル・バイダル村の米軍基地に向かった。

また、ハッラーブ・ジール村の農業用空港の米軍基地にも輸送機1機が物資を輸送した。

AFP, January 30, 2024、ANHA, January 30, 2024、‘Inab Baladi, January 30, 2024、Reuters, January 30, 2024、SANA, January 30, 2024、SOHR, January 30, 2024などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県バースィラ村でアフリーン解放軍団とトルコ軍、シリア国民軍が交戦(2024年1月30日)

アレッポ県では、ANHA(1月30日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市西のシャイフ・ナースィル村(クルト・ワイラーン村)、タッル・トゥーリーン村、タッル・リフアト市近郊のシャワーリガ村、バイルーニーヤ村、シャイフ・イーサー村、マンナグ村、バルハダーン国内避難民(IDPs)キャンプを砲撃した。

一方、アフリーン解放軍は声明を出し、トルコ占領下のアフリーン市近郊のバースィラ村でトルコ軍やその傭兵(シリア国民軍)に対する大規模作戦を実施し、多数を殺傷したと発表した。

シリア人権監視団によると、この戦闘でアフリーン解放軍団の戦闘員5人が死亡した。

AFP, January 30, 2024、ANHA, January 30, 2024、‘Inab Baladi, January 30, 2024、Reuters, January 30, 2024、SANA, January 30, 2024、SOHR, January 30, 2024などをもとに作成。

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シリアのヒムス県南東部(あるいはヨルダン北東部)の米軍基地へのイラク・イスラーム抵抗によるドローン攻撃が回避できなかったのは米軍が敵ドローンを米軍のドローンと混同したため(2024年1月29日)

『ウォールストリート・ジャーナル』(1月29日付)は、28日にシリアのヒムス県南東部(米国の発表によるとヨルダン北東部)の米軍の前哨基地に対するイラク・イスラーム抵抗の無人航空機(ドローン)での攻撃で兵士3人が死亡した事件に関して、米軍がドローンを米軍のドローンと混同したために、攻撃を回避できなかったとの当局者の話を伝えた。

この当局者によると、イラク・イスラーム抵抗のドローンは、米軍のドローンの帰還と同時に接近したため、敵機かどうかを判断できなかったという。

AFP, January 29, 2024、ANHA, January 29, 2024、‘Inab Baladi, January 29, 2024、Reuters, January 29, 2024、SANA, January 29, 2024、SOHR, January 29, 2024、The Wall Street Journal, January 29, 2024などをもとに作成。

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「イランの民兵」はハサカ県シャッダーディー市、ダイル・ザイル県ウマル油田の米軍基地をロケット弾で攻撃(2024年1月29日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」が北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるシャッダーディー市の米軍基地をロケット弾で攻撃、少なくとも砲弾1発が基地の近くに着弾した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるウマル油田の米軍基地をロケット弾2発で攻撃した。

砲弾2発は基地の敷地内に着弾したが、死傷者はなかったという。

AFP, January 29, 2024、ANHA, January 29, 2024、‘Inab Baladi, January 29, 2024、Reuters, January 29, 2024、SANA, January 29, 2024、SOHR, January 29, 2024などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)はアデン湾を航行中の米海軍の遠征移動基地専用艦船ルイス・B・プラーを対艦ミサイルで攻撃したと発表(2024年1月29日)

イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は午前9時26分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、前日晩に、アデン湾を航行中の米海軍の遠征移動基地専用艦船ルイス・B・プラーを対艦ミサイル1発で攻撃したと発表した。

AFP, January 29, 2024、ANHA, January 29, 2024、‘Inab Baladi, January 29, 2024、Reuters, January 29, 2024、SANA, January 29, 2024、SOHR, January 29, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエルの軍事的標的1ヵ所をドローンで攻撃したと発表(2024年1月29日)

イラク・イスラーム抵抗は午前12時52分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、占領下パレスチナ領内(イスラエル)の軍事的標的1ヵ所を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。


AFP, January 29, 2024、ANHA, January 29, 2024、‘Inab Baladi, January 29, 2024、Reuters, January 29, 2024、SANA, January 29, 2024、SOHR, January 29, 2024などをもとに作成。

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ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はファラク1ロケット弾、ブルカーン重ロケット砲でイスラエル北部を攻撃する一方、戦闘員2人の戦死を発表(2024年1月29日)

レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、1月29日の戦果について以下の通り発表した。

東部地区

午前11時45分、メトゥラ町を攻撃、直接の損害を与える。

午後1時30分、フニン砦に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午後3時55分、占領下カフルシューバーの丘陵地にあるサンマーカ陣地に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午後6時00分、タイハート丘に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与える。

午後8時20分、ラーミーム陣地一帯に集結するイスラエル軍部隊をファラク1ロケット弾複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

西部地区

午前0時20分、リーシャー池をブルカーン重ロケット砲複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午前0時20分、ハドブ・ヤーリーン陣地をブルカーン重ロケット砲複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午前8時00分、ビーラーニート兵舎をブルカーン重ロケット砲複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

午前10時00分、ジャル・アラーム陣地に集結するイスラエル軍部隊をファラク1ロケット弾1発で攻撃し、直接の損害を与える。

午前11時15分、マタット入植地一帯に集結するイスラエル軍部隊をロケット弾で攻撃。

午後2時10分、ザルイート入植地一帯に集結するイスラエル軍部隊を攻撃し、直接の損害を与える。

午後5時10分、ビーラーニート兵舎をファラク1ロケット弾2発で攻撃し、直接の損害を与える。

午後6時30分、ジャルダーフ陣地一帯に集結するイスラエル軍部隊をブルカーン重ロケット砲複数発で攻撃し、直接の損害を与える。

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レバノン・イスラーム抵抗はまた、戦闘員2人が戦死したと発表した。


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マナール・チャンネル(1月29日付)は、1月28日午前10時から29日午前10時までのイスラエル軍の攻撃を記録したインフォグラフィアを公開した。

同インフォグラフィアによると、イスラエル軍は、レバノンの北部に対して3回の爆撃と7回の砲撃などを行った。

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イスラエル軍はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて以下の通り発表した。

午後5時23分、レバノン領内からイスラエル北部に終日多数の砲撃が確認され、イスラエル軍兵士は砲弾発射地を含むレバノン領内の複数地域を攻撃。加えて、イスラエル軍ジェット戦闘機複数機がヤールーン村一帯にあるヒズブッラーの陣地2ヵ所を攻撃。さらにイスラエル軍は、早朝、イスラエル北部に対する砲撃が行われた砲弾発射地1ヵ所を攻撃。

午後9時34分、イスラエル軍ジェット戦闘機複数機がマルカバー村、タイバ村、マールーン・ラース村一帯にあるヒズブッラーのインフラ、監視所を含む標的複数ヵ所を攻撃。また、レバノン領内から複数の飛翔体が飛来、イスラエル軍がその発射地点などを攻撃し、対応。

AFP, January 29, 2024、ANHA, January 29, 2024、‘Inab Baladi, January 29, 2024、Qanat al-Manar, January 29, 2024、Reuters, January 29, 2024、SANA, January 29, 2024、SOHR, January 29, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県タッル・リフアト市近郊のスムーカ村のシリア軍陣地1ヵ所を砲撃(2024年1月29日)

アレッポ県では、ANHA(1月29日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のスムーカ村のシリア軍陣地1ヵ所を砲撃、兵士1人が負傷した。

AFP, January 29, 2024、ANHA, January 29, 2024、‘Inab Baladi, January 29, 2024、Reuters, January 29, 2024、SANA, January 29, 2024、SOHR, January 29, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍が占領下ゴラン高原方面から首都ダマスカス南方を爆撃、少なくとも8人死亡(2024年1月29日)

国防省はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、午後1時頃、イスラエル軍が占領下ゴラン高原方面から、首都ダマスカス南方の複数ヵ所をミサイルで爆撃、多数の民間人が死傷、物的損害が生じたと発表した。

SANA(1月29日付)が伝えた。

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シリア人権監視団によると、爆撃はダマスカス郊外県のサイイダ・ザイナブ町周辺の農場1ヵ所を狙ったもので、イラン・イスラーム革命防衛隊の士官の護衛を務める1人を含むシリア人3人、農場の守衛を務めるシリア人2人、レバノンのヒズブッラーのメンバー2人、その他(身元不明)1人が死亡、多数が負傷した。

AFP, January 29, 2024、ANHA, January 29, 2024、‘Inab Baladi, January 29, 2024、Reuters, January 29, 2024、SANA, January 29, 2024、SOHR, January 29, 2024などをもとに作成。

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ロシアのラヴレンティフ・シリア問題担当大統領特使:「米国がタンフ国境通行所一帯地域でテロ活動をエスカレートさせている」(2024年1月29日)

アレクサンドル・ラヴレンティフ・シリア問題担当大統領特使はタス通信(1月29日付)の取材に応じ、そのなかで米国がヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域でテロ活動をエスカレートさせていると述べた。

ラヴレンティフ特使は、以下のように述べた。

シリア領内の一部で、テロ活動がエスカレートしている場所がある。現時点でこうした活動の主要な発生源は米軍が制圧しているタンフ(国境通行所)地域に集中している。同地には、米政府が解体を拒否するルクバーン・キャンプがある。
ダーイシュ(イスラーム国)などの武装勢力の活発な教練がそこで続けられており、彼らはそこからシリア領内でのテロ工作や任務を遂行するために送り込まれている。

AFP, January 29, 2024、ANHA, January 29, 2024、‘Inab Baladi, January 29, 2024、Reuters, January 29, 2024、SANA, January 29, 2024、SOHR, January 29, 2024、TASS, January 29, 2024などをもとに作成。

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ヨルダンのムバイディーン内閣報道官兼通信大臣は米軍兵士3人が死亡したドローン攻撃がヨルダン領内でなく、米国が違法に駐留するヒムス県のタンフ国境通行所の基地に対して行われたと述べる(2024年1月28日)

ヨルダンのマムラカ・テレビ(1月28日付)などによると、ヨルダンのムハンナド・ムバイディーン内閣報道官兼通信大臣は、米軍兵士3人が死亡した国境地帯での無人航空機(ドローン)による攻撃を「テロ攻撃」だと非難、米国に対して、犠牲者への哀悼の意を示した。

ムバイディーン報道官は、この攻撃によるヨルダン軍の死傷者はなかったとしたうえで、シリア国境地帯でのテロと麻薬・武器密輸の脅威に引き続き対応すると表明する一方、攻撃がヨルダン領内の米軍基地ではなく、シリアのタンフ国境通行所の基地に対して行われたと述べた。

AFP, January 28, 2024、ANHA, January 28, 2024、‘Inab Baladi, January 28, 2024、Almamlaka TV, January 28, 2024、Reuters, January 28, 2024、SANA, January 28, 2024、SOHR, January 28, 2024などをもとに作成。

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バイデン米大統領、米中央軍(CENTCOM)はヨルダン北東部に駐留する米軍部隊がドローンの攻撃を受け、兵士3人が死亡、25人が負傷したと発表(2024年1月28日)

ジョー・バイデン米大統領は声明を出し、シリア国境に近いヨルダン北東部に駐留する米軍部隊が昨夜(27日)、無人航空機(ドローン)の攻撃を受けて、米軍兵士3人が死亡、多数が負傷したと発表した。

バイデン大統領はまた、米国が現在、この攻撃についての事実を収集中だとしつつ、攻撃がイランの支援を受けてシリアとイラクで活動する過激な武装グループによって行われたと断じた。

また、疑う余地なく、我々は、我々が選んだ方法で、すべての当事者の責任を一気に追及する、と名言した。

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米中央軍(CENTCOM)は声明第20240128-01号を出し、シリア国境に近いヨルダン北東部の基地に対する片道攻撃型無人航空機(ドローン)の攻撃で28日に米軍兵士3人が死亡、25人が負傷したと発表した。

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ロイター通信(1月28日付)が米高官の話として伝えたところによると、少なくとも34人が外傷性脳損傷の可能性があると診断され、また別の2人の高官によると、一部の負傷者は治療のため基地から移送された。

また2人の高官によると、ドローンは28日早朝、兵舎複数棟の近くを攻撃し、このことが多数の死傷者を出す結果となったという。

シリアとイラクの米軍基地は、イスラエル・ハマース衝突発生以降、ドローンやロケット弾による150回以上の攻撃を受けており、すでに米軍兵士少なくとも70人が負傷(そのほとんどが外傷性脳損傷)していた。

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CNN(1月28日付)によると、死亡したのは、ヨルダン領内のルクバーン地方にある「Tower 22」の名で知られる米軍の前哨基地の兵士。

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AP(1月28日付)が、米国の匿名高官の話として伝えたところによると、大型のドローン1機が攻撃を行い、また他の2人の当局者によると、攻撃は「Tower 22」として知られるヨルダン領内の施設が狙われた。

AFP, January 28, 2024、ANHA, January 28, 2024、AP, January 28, 2024、CNN, January 28, 2024、‘Inab Baladi, January 28, 2024、Reuters, January 28, 2024、SANA, January 28, 2024、SOHR, January 28, 2024などをもとに作成。

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ヒムス県タンフ国境通行所に違法に設置されている基地に駐留する米軍(有志連合)が「イランの民兵」のドローン1機を撃墜(2024年1月28日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タンフ国境通行所に違法に設置されている基地に駐留する米軍(有志連合)が、基地を攻撃しようとした「イランの民兵」の無人航空機(ドローン)1機を撃墜した。

AFP, January 28, 2024、ANHA, January 28, 2024、‘Inab Baladi, January 28, 2024、Reuters, January 28, 2024、SANA, January 28, 2024、SOHR, January 28, 2024などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗は、ハサカ県のヒブバト・アンダーン村、ヒムス県のルクバーン・キャンプ、タンフ国境通行所イラクのアルビール空港の米軍基地、イスラエル北部の海上施設をドローンで攻撃したと発表(2024年1月28日)

イラク・イスラーム抵抗は午後1時30分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、27日晩にハサカ県のヒルバト・アンダーン村にある米軍基地を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午後2時24分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、ハサカ県のシャッダーディー市の米軍基地、ヒムス県のルクバーン(・キャンプ)、タンフ(国境通行所)の米軍基地、イスラエルの「ズフールーン」(クレイヨット)海上施設を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午後3時3分、テレグラムのアカウントを通じて声明を出し、ガザ地区に対するイスラエルの攻撃への報復として、イラクのアルビール空港近くの米軍基地を無人航空機(ドローン)で攻撃したと発表した。


AFP, January 28, 2024、ANHA, January 28, 2024、‘Inab Baladi, January 28, 2024、Reuters, January 28, 2024、SANA, January 28, 2024、SOHR, January 28, 2024などをもとに作成。

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米主導の有志連合の貨物車輌など75輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入(2024年1月28日)

ハサカ県では、SANA(1月28日付)がヤアルビーヤ町一帯地域の複数の住民の話として伝えたところによると、米主導の有志連合の貨物車輌など75輌からなる車列がイラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入し、県内に違法に設置されている米軍基地に向かった。


AFP, January 28, 2024、ANHA, January 28, 2024、‘Inab Baladi, January 28, 2024、Reuters, January 28, 2024、SANA, January 28, 2024、SOHR, January 28, 2024などをもとに作成。

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