アサド大統領はイルシャード・アフマド駐シリア・インドネシア大使の就任式に臨み、インドネシア政府からの信任状を受けとる(2023年11月15日)

アサド大統領は、首都ダマスカスに新たに着任したイルシャード・アフマド駐シリア・インドネシア大使の就任式に臨み、インドネシア政府からの信任状を受けとった。

SANA(11月15日付)が伝えた。

AFP, November 15, 2023、ANHA, November 15, 2023、‘Inab Baladi, November 15, 2023、Reuters, November 15, 2023、SANA, November 15, 2023、SOHR, November 15, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターはイドリブ県で反体制武装集団が同県南部の緊張緩和地帯における情勢を不安定化させるための武力挑発を準備していると発表(2023年11月15日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、イドリブ県で反体制武装集団が同県南部の緊張緩和地帯における情勢を不安定化させるための武力挑発を準備しているとしたうえで、ロシア軍とシリア軍はこれに対処するため必要な積極的な措置を講じると発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月15日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 15, 2023をもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はサーリム短距離ミサイルを初めて投入したと発表するとともに、ダイル・ザウル県のウマル油田、CONOCOガス田の米軍基地を攻撃(2023年11月14日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イラク・イスラーム抵抗がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるウマル油田に米軍が違法に設置している基地を無人航空機(ドローン)複数機で攻撃した。

同県ではまた、シャームFM(11月14日付)によると、イラク・イスラーム抵抗がCONOCOガス田の米軍基地をロケット弾で攻撃、複数回の爆発が確認された。

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イラク・イスラーム抵抗は午前0時45分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/97)を出し、米国の支持を受けてイスラエルがガザ地区への攻撃を通じて行っている犯罪行為に対抗するため、サーリム短距離ミサイルを初めて投入したと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午前1時4分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/98)を出し、イスラエルのガザ地区に対する攻撃への報復として、ダイル・ザウル県のウマル油田にあるグリーン・ヴィレッジ基地を無人航空機(ドローン)1機で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午前1時31分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/99)を出し、イスラエルのガザ地区に対する攻撃への報復として、ダイル・ザウル県のウマル油田にある「グリーン・ヴィレッジ」米軍基地を無人航空機(ドローン)1機で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。

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イラク・イスラーム抵抗は午後6時46分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/101)を出し、イスラエルのガザ地区に対する攻撃への報復として、ダイル・ザウルのCONOCOガス田にある米軍基地をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。


AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、Sham FM, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023などをもとに作成。

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シリア政府の支配地からイスラエル占領下のゴラン高原に向けてロケット弾2発が撃ち込まれ、イスラエルが報復としてダルアー県西部を砲撃(2023年11月14日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配地からイスラエル占領下のゴラン高原に向けてロケット弾2発が撃ち込まれた。

その直後、イスラエルがダルアー県西部にある陣地複数ヶ所を砲撃し、同地で3回の爆発が確認された。

AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023などをもとに作成。

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シン米国防総省副報道官:10月17日以降、イラクとシリアの米軍基地に対する「イランの民兵」の55回にわたる攻撃で米軍関係者59人が負傷(2023年11月14日)

米国防総省のサブリナ・シン副報道官は東部時間14日の記者会見で、シリアとイラクの米軍基地に対する「イランの民兵」の無人航空機(ドローン)やロケット弾などによる攻撃が10月17日以降55回に達し、米軍関係者59人がこれまでに負傷していると発表した。

シン副報道官によると、55回の攻撃のうち27回がイラク、28回がシリア領内の米軍基地に対して行われた。

また59人のうち、27人が外傷性脳損傷、32人が他の負傷で診断を受けたものの、全員が任務に復帰したと付言した。

AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023などをもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗とイスラエル軍双方の越境攻撃続く(2023年11月14日)

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部・イスラエル北部での戦況について以下の通り声明を出した。

午前11時00分、マルジュ陣地近くに集結していたイスラエル軍を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後2時00分、リーシャー池陣地およびその一帯をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与えた。

午後3時00分、マルジュ陣地を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後3時10分、ルワイサート・アラム陣地(シャブアー農場)を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後11時50分、マーリキーヤ陣地で要塞の修復作業を行っているイスラエル軍部隊を攻撃した。

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マナール・チャンネル(11月14日付)によると、これに対してイスラエル軍は、南部県スール郡のラッブーナ村一帯、ナークーラ村一帯、タイル・ハラファー村一帯、ジャッバイン村、ザヒーラ村、ブスターン村、ラッブ・サラースィーン村、ナバティーヤ県マルジャアユーン郡のマルカバー村、ブリーダー村、マイス・ジャバル村を砲撃した。

イスラエル軍はまた、ブリーダー村近郊、マイス・ジャバル村近郊にあるサッカー場一帯を無人航空機(ドローン)で爆撃した。

AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Qanat al-Manar, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023などをもとに作成。

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シリア政府が国連に対して越境(クロスボーダー)人道支援の実施期間を3ヵ月間再延長することを認める(2023年11月14日)

ロイター通信(11月14日付)は、シリア政府が国連に対してアレッポ県のバーブ・サラーマ国境通行所と、ラーイー村北の通行所経由でのシリア北西部への越境(クロスボーダー)人道支援の実施期間を3ヵ月間再延長することを認めたと伝えた。

これにより、両通行所を通じた越境人道支援は2024年2月13日まで可能となった。

これに関して、国連人道問題調整事務所(OCHA)は、「国連の越境活動は、シリア北西部の人々にとって依然として命綱である。国連とそのパートナーは毎月、平均250万人に重要な支援と保護サービスを提供している」と発表した。

AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がハサカ県アブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊を砲撃(2023年11月14日)

ハサカ県では、ANHA(11月14日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のウンム・ハイル村を砲撃した。

AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はダイル・ザウル県のウマル油田にある「グリーン・ヴィレッジ」米軍基地をドローン1機で攻撃したと発表(2023年11月13日)

イラク・イスラーム抵抗は午前5時40分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/96)を出し、ダイル・ザウル県のウマル油田にある「グリーン・ヴィレッジ」米軍基地を無人航空機(ドローン)1機で攻撃し、直接の損害を与えたと発表した。

 

AFP, November 14, 2023、ANHA, November 14, 2023、‘Inab Baladi, November 14, 2023、Reuters, November 14, 2023、SANA, November 14, 2023、SOHR, November 14, 2023などをもとに作成。

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オースティン米国防長官とCENTCOMはダイル・ザウル県のアブー・カマール市とマヤーディンー市近郊のイラン・イスラーム革命防衛隊関連組織の施設を爆撃したと発表(2023年11月13日)

米中央軍(CENTCOM)はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/CENTCOM)を通じて、ミシェル・エリック・クリラ司令官が以下の通り述べたと発表した。

本日、イラクとシリアにおけるイラン・イスラーム革命防衛隊とその関連組織による継続的な挑発に対応するかたちで、CENTOMはアブー・カマール市とマヤーディンー市近郊の施設に対して空爆を実施した…。米国は引き続き自国、自国の人員、自国の利益を守る。

ロイド・J・オースティンIII米国防長官も声明を出し、イラクとシリアでの米国人に対する継続的な攻撃に対抗し、イラン・イスラーム革命防衛隊とその関連組織が使用しているシリア東部の施設、具体的にはアブー・カマール市とマヤーディーン市の近くにある訓練施設や隠れ家に対してを精密攻撃した、と発表した。

また、ジョー・バイデンが米国人員の安全が最優先だとして、米国とその人員、さらには利益を守ることを明確にすため今回の行動を指示した、と付言した。

AFP, November 13, 2023、ANHA, November 13, 2023、‘Inab Baladi, November 13, 2023、Reuters, November 13, 2023、SANA, November 13, 2023、SOHR, November 13, 2023などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県で米軍がダイル・ザウル市の「イランの民兵」の拠点などへの爆撃を継続、「イランの民兵」が同県とハサカ県の米軍基地を報復として攻撃、シリア民主軍との砲撃戦も続く(2023年11月13日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米軍所属と見られる戦闘機がシリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のブーカマール市近郊のハスラート村にある武器弾薬庫複数棟を爆撃し、1棟が完全に破壊され、備蓄されていた武器弾薬が炎上、複数回の爆発が確認された。

爆撃はマヤーディーン市近郊のハイダリーヤ村にある砲台に対しても行われた。

一方、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸にあるウマル油田に米軍が違法に設置されている「グリーン・ヴィレッジ」基地一帯にも迫撃ロケット弾複数発が着弾、無人航空機(ドローン)も同地を爆撃した。

RIAノーヴォスチ(11月13日付)によると、ウマル油田の米軍基地に対してロケット弾6発が撃ち込まれた。

マヤーディーン・チャンネル(11月13日付)によると、前日のマヤーディーン市やブーカマール市一帯への米軍の爆撃への報復として、CONOCOガス田に違法に設置されている米軍基地に対して、「イランの民兵」がロケット弾15発を発射した。

シリア人権監視団によると、12日深夜からの一連の爆撃で、「イランの民兵」のメンバー8人が死亡、多数が負傷した。

死者の内訳はシリア人1人、イラク人7人。

マヤーディーン・チャンネルは、情報筋の話として、CONOCOガス田への砲撃により、米軍関係者1人が死亡したと速報で伝えたが、シリア人権監視団によると、米軍(有志連合)側に人的被害はなかった。

ナフル・メディア(11月13日付)によると、米軍戦闘機はこれ以外にもダイル・ザウル市のハラービシュ地区やダイル・ザウル航空基地一帯に設置されているイラン・イスラーム革命防衛隊所属の民兵(「イランの民兵」)の指揮所複数ヶ所を爆撃した。

標的となったのは、ハラービシュ地区のパン製造所の脇にあるイラン・イスラーム革命防衛隊の管理機構本部や調理施設、ダイル・ザウル航空基地近くの信号塔。

この爆撃で「イランの民兵」6人が死亡、4人が負傷した。

同サイトによると、ダイル・ザウル市のブール・サイード通り一帯でも複数の煙柱が立ち上り、救急車輌が駆けつける音が確認された。

このほか、シリア人権監視団によると、シュハイル村に展開する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と、マヤーディーン市に展開する「イランの民兵」がユーフラテス川を挟んで砲撃戦を行い、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が発射した迫撃砲弾がマヤーディーン市に着弾、住民1人が死亡した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシャッダーディー市に違法に設置されている米軍基地でも「イランの民兵」による攻撃により、複数回の爆発が確認された。

マヤーディーン・チャンネルによると、シャダーディー市の基地への攻撃に使用されたのは無人航空機(ドローン)3機。

また、シリア人権監視団によると、ルマイラーン町近郊のハッラーブ・ジール村にある米軍基地も無人航空機(ドローン)による攻撃を受け、2回の爆発が確認された。

米軍(有志連合)はドローンを撃墜したと見られる。

この攻撃の数時間後にも、ドローンがハッラーブ・ジール村の基地への攻撃を試み、米軍が対戦車ミサイルで撃墜した。

AFP, November 13, 2023、ANHA, November 13, 2023、‘Inab Baladi, November 13, 2023、Naher Media, November 13, 2023、Qanat al-Mayadin, November 13, 2023、Reuters, November 13, 2023、RIA Novosti, November 13, 2023、SANA, November 13, 2023、SOHR, November 13, 2023などをもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーとイスラエル軍の戦闘でレバノン人2人死亡(2023年11月13日)

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部・イスラエル北部での戦況について以下の通り声明を出した。


午前10時35分、ザヒーラ陣地に展開するイスラエル軍歩兵部隊をミサイルで攻撃し、直接の損害を与えた。

午前11時00分、ビラニット軍事キャンプ近郊に展開するイスラエル軍歩兵部隊をミサイルで攻撃し、確実に死傷者を出した。

午後2時、イスラエル占領下のシャブアー農場(ナバティーヤ県マルジャアユーン郡)のラムサー陣地を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後4時半、ハドス・ヤールーン陣地を攻撃し、直接の損害を与えた。

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マナール・チャンネル(11月13日付)によると、これに対してイスラエル軍は、レバノン南部のナークーラ村、シーヒーン村、ジャッバイン村(以上南部県スール郡)、アイター・シャアブ村(ナバティーヤ県ビント・ジュベイル郡)などに対して砲撃を加えるとともに、ナークーラー村南のラッブーナ村(南部県スール郡)、アイター・シャアブ村・ルマイシュ村間、ビント・ジュバイル市・アイナーター村(いずれもナバティーヤ県ビント・ジュベイル郡)間などを爆撃した。

ナハール・ネット(11月13日付)によると、アイナーター村に対する攻撃で少なくともレバノン人2人が死亡した。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で以下の通り発表した。

午前2時1分、前日の砲撃への報復として、イスラエル軍戦闘機がヒズブッラーの軍事インフラ、貯蔵施設、指揮所に対して爆撃を行った。


午後7時18分、イスラエル軍は砲撃発射地を爆撃、イスラエルへの発砲に参加した破壊分子を標的とした。また、イスラエル軍戦車がシュトゥーラー村に対戦車ミサイルを」発射しようとしたセルを砲撃した。

AFP, November 13, 2023、ANHA, November 13, 2023、‘Inab Baladi, November 13, 2023、Naharnet, November 13, 2023、Qanat al-Manar, November 13, 2023、Reuters, November 13, 2023、SANA, November 13, 2023、SOHR, November 13, 2023などをもとに作成。

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ラッカ県ラサーファ市近郊でダーイシュがシリア軍と親政権民兵の部隊を襲撃し、兵士2人を殺害、ロシア軍が報復として同地を爆撃(2023年11月13日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の武装グループがシリア政府の支配下にあるラサーファ市近郊のジャイーディーン村に至る交差点でシリア軍と親政権民兵の部隊を襲撃し、兵士2人を殺害、3人を負傷させた(シリア人権監視団によると、15日に負傷していた1人が死亡した)。

これに対して、ロシア軍戦闘機複数機がラサーファ市近郊の砂漠地帯に潜伏するダーイシュの拠点複数ヶ所を爆撃した。

AFP, November 13, 2023、ANHA, November 13, 2023、‘Inab Baladi, November 13, 2023、Reuters, November 13, 2023、SANA, November 13, 2023、SOHR, November 13, 2023、November 15, 2023などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機は前日のシリア領内からの砲撃への報復としてダルアー県ナワー市近郊の第112旅団の陣地を爆撃(2023年11月12日)

イスラエル軍は午前2時20分、テレグラムを通じて声明(https://t.me/idfofficial/5139)を出し、前日のゴラン高原への攻撃への報復として、イスラエル軍戦闘機がシリア領内のテロ・インフラ複数ヶ所を爆撃したと発表した。


 

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これに関して、シリア人権監視団は、イスラエル軍戦闘機がダルアー県ナワー市近郊の第112旅団の陣地を爆撃したと発表した。

AFP, November 12, 2023、ANHA, November 12, 2023、‘Inab Baladi, November 12, 2023、Reuters, November 12, 2023、SANA, November 12, 2023、SOHR, November 12, 2023などをもとに作成。

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米主導の有志連合所属と見られる戦闘機がダイル・ザウル県マヤーディーン市近郊の指揮所1ヶ所、ブーカマール市にある陣地4ヶ所を爆撃(2023年11月12日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合所属と見られる戦闘機複数機がシリア政府の支配下にあるマヤーディーン市近郊の指揮所1ヶ所、ブーカマール市にある陣地4ヶ所を爆撃した。

AFP, November 12, 2023、ANHA, November 12, 2023、‘Inab Baladi, November 12, 2023、Reuters, November 12, 2023、SANA, November 12, 2023、SOHR, November 12, 2023などをもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はイスラエル南部のエイラートを適切な兵器を使用して攻撃したと発表(2023年11月12日)

イラク・イスラーム抵抗は午前10時45分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/95)を出し、イスラエル南部のエイラートを適切な兵器を使用して攻撃したと発表した。

 

AFP, November 12, 2023、ANHA, November 12, 2023、‘Inab Baladi, November 12, 2023、Reuters, November 12, 2023、SANA, November 12, 2023、SOHR, November 12, 2023などをもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗の攻撃でイスラエル軍兵士や民間人が負傷(2023年11月12日)

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部・イスラエル北部での戦況について以下の通り声明を出した。

午後12時25分、ドゥヴィブ陣地に集結していた兵站支援部隊をロケット弾で攻撃した。

午後12時35分、ドゥヴィブ陣地でイスラエル軍の重機をロケット弾で攻撃した。

午後2時15分、タイハート三角地とルワイサト・アースィー間に展開するイスラエル軍を攻撃した。

午後2時30分、リーシャー池で歩兵部隊を攻撃した。

午後2時30分、ザルイート閉鎖を砲撃した。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で以下の通り発表した。

午後5時49分、レバノンからイスラエル領に向けてロケット弾15発が撃ち込まれ、イスラエル軍が防空システムでうち4発を撃破するとともに、ロケット弾発射地点を砲撃した。また、前日のマナーラ陣地に対する砲撃でイスラエル軍兵士4人が軽傷を負った。

午後6時41分、ヒズブッラーがイスラエル電力会社に勤務する民間人を対戦車ミサイルで攻撃し、多数を負傷させた。

AFP, November 12, 2023、ANHA, November 12, 2023、‘Inab Baladi, November 12, 2023、Qanat al-Manar, November 12, 2023、Reuters, November 12, 2023、SANA, November 12, 2023、SOHR, November 12, 2023などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県タッル・リフアト市近郊のシャイフ・イーサー村にあるシリア軍の陣地を自爆型のドローンで攻撃、シリア軍兵士2人が負傷(2023年11月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャイフ・イーサー村にあるシリア軍の陣地を自爆型の無人航空機(ドローン)で攻撃、シリア軍兵士2人が負傷した。

AFP, November 12, 2023、ANHA, November 12, 2023、‘Inab Baladi, November 12, 2023、Reuters, November 12, 2023、SANA, November 12, 2023、SOHR, November 12, 2023などをもとに作成。

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シリア対応調整者:トルコ・シリア大地震発生後、越境(クロスボーダー)人道支援の枠組みで貨物車輌891輌がトルコ占領地に、212輌がシャーム解放機構支配地に物資を輸送(2023年11月11日)

シリア対応調整者は、国連の越境(クロスボーダー)人道支援の実施状況に関して、トルコ・シリア大地震の発生を受けて、2月13日からシリア政府が使用を認めているアレッポ県バーブ・サラーマ国境通行所とラーイー村北の通行所を通じて、11月13日までの間に貨物車輌891輌がトルコから、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域に越境したと発表した。

このうち796輌はバーブ・サラーマ国境通行所、95輌はラーイー村北の通行所を経由して物資を輸送(あるいは予定)した。

また、イドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所を通じたシャーム解放機構の支配地への越境人道支援は、車輌212輌が物資の輸送を行った(あるいは行う予定だ)という。

AFP, November 11, 2023、ANHA, November 11, 2023、‘Inab Baladi, November 11, 2023、Reuters, November 11, 2023、SANA, November 11, 2023、SOHR, November 11, 2023などをもとに作成。

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イスラエル軍が占領地ゴラン高原への砲撃への報復として、ダルアー県西部のナーフィア村近郊の森林地帯、カウカブ・ダム一帯に対して5発のロケット弾を撃ち込む(2023年11月11日)

イスラエル軍は午後8時45分、テレグラムを通じて声明(https://t.me/idfofficial/5132)を出し、シリア領内からイスラエル占領下のゴラン高原に向けてロケット弾2発が撃ち込まれ、空き地に着弾、イスラエル軍がロケット弾発射元に向けて攻撃を行っていると発表した。


アヴィハイ・アドライ報道官も午後8時49分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)に同様の声明を出した。

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イスラエル軍の砲撃に関して、シリア人権監視団によると、イスラエル軍がダルアー県西部のナーフィア村近郊の森林地帯、カウカブ・ダム一帯に対して5発のロケット弾を撃ち込んだと発表した。

イラク・イスラーム抵抗はハサカ県ルマイラーン町の米軍基地をドローン2機で爆撃し、直接の被害を与えたと発表(2023年11月11日)

イラク・イスラーム抵抗は午後12時31分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/94)を出し、ハサカ県のルマイラーン町の米軍基地を無人航空機(ドローン)2機で爆撃し、直接の被害を与えたと発表した。

 

また、シリア人権監視団によると、この爆撃の数時間後、ハッラーブ・ジール村にある米軍基地方面で米主導の有志連合が「イランの民兵」のドローン1機を撃墜、大きな爆音が確認された。

AFP, November 11, 2023、ANHA, November 11, 2023、‘Inab Baladi, November 11, 2023、Reuters, November 11, 2023、SANA, November 11, 2023、SOHR, November 11, 2023などをもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗とイスラエル軍がレバノン南部・イスラエル北部で交戦を続ける(2023年11月11日)

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部・イスラエル北部での戦況について以下の通り声明を出した。









午前9時45分、ラーミーム陣地をロケット弾で攻撃し、確実な損害を与えた。

午前9時50分、ハドブ・ヤールーンのカルンティナ丘陵で歩兵部隊を攻撃し、確実な損害を与えた。

午後2時00分、ショメラ渓谷など集結するイスラエル軍に対して攻撃を加え、直接の損害を与えた。

午後3時00分、メトゥラ陣地の歩兵部隊をロケット弾などで攻撃し、直接の損害を与えた。

午後3時00分、イスラエル占領下のシャブアー農場(ナバティーヤ県マルジャアユーン郡)のレーダー・サイト2ヶ所、ザブディーン陣地を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後4時00分、マーリキーヤ陣地を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後10時55分、ハドブ・ブスターン陣地をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与えた。

午後11時30分、ジャルダーフ陣地を砲撃し、直接の損害を与えた。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で以下の通り発表した。

午前11時22分、レバノン領から北部地区に飛翔体が飛来して、警報が発令された。またマルガリオット町に向けってロケット弾が撃ち込まれ、空き地に着弾、これに対してイスラエル軍はロケット弾発射地点に砲撃を加えた。

午後2時6分、レバノン領内のヒズブッラーのテロ・インフラに対して爆撃を加えるとともに、同国領内に砲撃を行った。

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NNA(11月11日付)は、イスラエル軍の無人航空機(ドローン)がレバノンとイスラエルの境界線から45キロ離れたナバティーヤ県ナバティーヤ郡のザフラーニー村一帯にも及んだと伝えた。

同通信社によると、ドローンの爆撃は同地のピックアップ・トラックを狙ったもので、幸い死傷者はなかったという。

AFP, November 11, 2023、ANHA, November 11, 2023、‘Inab Baladi, November 11, 2023、NNA, November 11, 2023、Qanat al-Manar, November 11, 2023、Reuters, November 11, 2023、SANA, November 11, 2023、SOHR, November 11, 2023などをもとに作成。

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ロシア軍ヒムス県に散在するダーイシュの拠点複数ヶ所を爆撃(2023年11月11日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が10日深夜から11日にかけて、ダブヤート・ガス田、T3(第3石油輸送ステーション)一帯に散在するダーイシュ(イスラーム国)の拠点複数ヶ所に対して爆撃を実施した。

AFP, November 11, 2023、ANHA, November 11, 2023、‘Inab Baladi, November 11, 2023、Reuters, November 11, 2023、SANA, November 11, 2023、SOHR, November 11, 2023などをもとに作成。

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ロシア軍はシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県各所を爆撃(2023年11月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍がシャーム解放機構の支配下にあるルワイハ村とサルジャ村を結ぶ地域一帯を爆撃し、シャーム解放機構のメンバー1人が負傷した。

ロシア軍はまた、イフスィム町一帯を3回、ザーウィヤ山地方ノバーラ村を2回、アラブ・サイード村マアッルザーフ町に対して5回の爆撃を行った。

これに関して、ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、イドリブ県で、シリア軍の陣地への砲撃に関与した過激派の地下シェルターや指揮所を爆撃によって破壊したと発表した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のジンディールス町近郊で、シリア国民軍に所属する東部軍のメンバーが正体不明の武装集団の襲撃を受け、1人が死亡、1人が負傷した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるクバイナ丘一帯などを砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人が死亡した。

AFP, November 11, 2023、ANHA, November 11, 2023、‘Inab Baladi, November 11, 2023、Reuters, November 11, 2023、RIA Novosti, November 11, 2023、SANA, November 11, 2023、SOHR, November 11, 2023などをもとに作成。

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アラブ・イスラーム臨時首脳会談がサウジアラビアの首都リヤドで開催:アサド大統領も出席し、イスラエルとの政治的トラックを中止するよう呼びかける(2023年11月11日)

アラブ・イスラーム臨時首脳会談がサウジアラビアの首都リヤドで開催され、議長を務めるムハンマド・ビン・サルマーン皇太子(サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ国王の代理)のほか、パレスチナのマフムード・アッバース大統領、イランのエブラーヒーム・ライスィー大統領、イラクのアブドゥッラティーフ・ラシード大統領、エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領、ヨルダンのアブドゥッラー2世国王、クウェートのミシュアル・ジャービル・アフマド・スバーフ皇太子、レバノンのナジーブ・ミーカーティー首相、モーリタニアのムハンマド・ワラド・シャイフ・アフマド・ガズワーニー大統領、リビアのムハンマド・ユーヌス・ミンフィー大統領評議会議長、バーレーンのサルマーン・ビンハマド・アール・ハリーファ皇太子、オマーンのバドル・ビン・ハマド・ブーサイーディー外務大臣、ジプチのウマル・ジーリー大統領、コモロ諸島のウスマーン・ガザーリー大統領、タジキスタンのエモマリ・ラフモン大統領、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領、アラブ連盟のアフマド・アブー・ガイト事務総長、イスラーム協力機構(OIC)のフサイン・イブラーヒーム・ターハー事務総長、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)のフィリップ・ラッザリーニ代表らが出席、発言を行った。

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アサド大統領も会談に出席し、以下の通り発言した。

ガザが大義だったことなど一度もない。パレスチナこそが大義であり、ガザはその本質を体現し、人々の苦しみを明白に表現しているだけだ。

同地を個別に語れば、羅針盤を失うことになる。なぜなら、それは全体の一部であり、文脈のなかで一地位を占めているに過ぎないからだ。同地に対する最近の攻撃は、75年にわたるシオニストの犯罪にまで遡る長い文脈のなかの一出来事に過ぎない。32年にわたり、和平が失敗し、唯一の反駁し得ない絶対的な結果とは、(シオニスト)政体がより攻撃的になり、パレスチナ情勢がより不当で抑圧的で悲惨なものになったことである。

パレスチナにおいても、ゴランにおいても、土地も権利も戻っていない。この状況は、アラブ人の柔和さが増すほど、シオニストの凶暴性が増し、我々が差し伸べる手が多ければ多いほど、アラブ人に対する虐殺が増えるという政治方程式を生み出した。

この非常に明白な方程式に照らし合わせれば、ガザへの侵略を、以前のパレスチナ人に対するシオニストの大虐殺の文脈、そしてその後に続くであろうこの文脈から切り離して検討することなどできるはずもない。

この非常に明白な方程式に照らし合わせれば、現在進行中の犯罪と、パレスチナの大義をめぐって断片的かつ部分的に繰り返される出来事に対する、アラブ諸国、そしてイスラーム諸国としての対処のありようとを切り離すことはできない。我々がこれまでと同じ方法で、今回のガザへの侵攻に対処し続けることは、(パレスチナ)人民が絶滅し、大義が消滅するまで、虐殺が行われるため道を切り開くことを意味する。

今日の我々の首脳会談にとっての緊急事態は、侵略でも殺人でもない。どちらも現在進行中であり、どちらも(シオニスト)政体に固有かつ特徴的なものだからだ。しかし、緊急事態とは、シオニズムがこれまで以上に野蛮性を増していることであり、それは、人道的にも、政治的にも、最低限の、しかし前例のない規模の責任、さらには我々の地域の国家安全保障を我々に課している。

人道的見地からすれば、即時援助であれ、後で必要なインフラの再建であれ、最低限必要な生活を取り戻すため、我々が大きな義務を有していることに異論の余地はないだろう。だが、我々は、殺戮と援助という悪循環、虐殺、援助、攻撃、そして声明発表という悪循環を繰り返すだけなのだろうか。 最も重要な問いは、パレスチナ人が我々から何を必要としているのかということだ。我々からの人道援助を必要としているのか、それともパレスチナに対する今後の大量虐殺からの保護を我々に求めているのだろうか? ここに我々の役割があり、私たちの政治活動が隠されている。だが、我々に圧力をかけるための真のツールがないのであれば、我々がとっている行動や演説は何の意味もありません。我々が持っている最低限のものは、修辞ではなく、実際の政治的手段だ。そのなかで最も重要なのは、シオニスト政体とのあらゆる政治的トラック(交渉)、そしてその中に含まれる経済的な問題、あるいはそれ以外の問題を停止することだ。シオニストへの(政治的トラックの)再開を条件として、パレスチナ全土におけるすべてのパレスチナ人に対する犯罪を、一時的ではなく、即時かつ持続的に停止すること、さらにはガザ地区への即時人道支援の輸送を認めさせることに(シオニスト)政体を遵守させるべきだ。

二国間協議、和平プロセスの開始やその他の細目や権利は重要だが、この緊急事態においては優先事項ではない。たとえ、二国間協議を行っても結実せず、成果も上がらないことはわかっている。なぜなら、パートナーも、ス​​ポンサーも、原則も、法も存在しないからだ。権利を回復することは不可能だ。今日の西側のように、犯罪者が裁判官になり、泥棒が裁判官になっているからだ。

兄弟よ。我々の意志によってのみなのだ。我々が、西側諸国や国際機関、その他の人々にその責任を負うよう求めても、彼らは、諸国民を抑圧・略奪する歴史的な植民地主義以外の責任は負わない。我々の意志によってのみ、そしてパレスチナの抵抗運動がもたらした新たな現実をめぐる我々の国における圧倒的な世論によってのみ、我々は(圧力をかけるための真の)ツールを持つことができる。それを駆使しよう。そして、それを利用して、何十年も閉ざされてきた政治の扉を開こう。そして、この扉から入り、方程式を書き換え、パレスチナで昇天した尊い魂に、我々が過去にできなかったこと、そして現在と将来に達成しなければならないことを達成するための代価としよう。

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会談は、イスラエルによるガザ地区への攻撃の即時停止と封鎖解除、支援物資の緊急受け入れを求めるとともに、国連安保理に対して攻撃停止を義務づけるため、拘束力のある断固たる決議の採択を呼び掛ける決議を採択して閉幕した。

会談後の共同記者会見の場で、サウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン外務大臣が読み上げた。

共同記者会見には、アラブ連盟のアブー・ガイト事務総長、OICのターハー事務総長らが同席、イスラエルによる戦争犯罪、非人道的な虐殺行為を厳しく非難した。

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アサド大統領はまた、イラクのラシード大統領、エジプトのスィースィー大統領、イランのライスィー大統領、モーリタニアのガズワーニー大統領と個別に会談し、ガザ情勢への対応について意見を交わした。

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SANA(11月11日付)が伝えた。

AFP, November 11, 2023、ANHA, November 11, 2023、‘Inab Baladi, November 11, 2023、Reuters, November 11, 2023、SANA, November 11, 2023、SOHR, November 11, 2023などをもとに作成。

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ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を4件確認したと発表(2023年11月11日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を過去24時間に4件確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(11月11日付)が伝えた。

RIA Novosti, November 11, 2023をもとに作成。

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イラク・イスラーム抵抗はヒムス県のタンフ国境通行所にある米軍基地をドローン1機で爆撃し、直接の被害を与えたと発表(2023年11月10日)

イラク・イスラーム抵抗は午後3時2分、テレグラムのアカウントを通じて声明(https://t.me/elamharbi/92)を出し、ヒムス県のタンフ国境通行所にある米軍基地を無人航空機(ドローン)1機で爆撃し、直接の被害を与えたと発表した。

AFP, November 10, 2023、ANHA, November 10, 2023、‘Inab Baladi, November 10, 2023、Reuters, November 10, 2023、SANA, November 10, 2023、SOHR, November 10, 2023などをもとに作成。

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イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)がイスラエル南部のエイラートを弾道ミサイルで攻撃、イスラエルは報復としてシリア国内にあるレバノンのヒズブッラーの陣地などを爆撃(2023年11月10日)

イスラエル軍は午前5時56分、テレグラムを通じて声明(https://t.me/idfofficial/5087)、58分にX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/idfonline/)を通じて声明を出しを出し、以下の通り発表した。

イスラエル軍は先ほど、エイラートに対して無人航空機(ドローン)を発進させ、同市内の学校を攻撃した組織に対してシリア国内で攻撃を行った。

シリアの政府は、シリア領土から行われるあらゆるテロ行為に対して全責任を負っている。イスラエル軍はイスラエル国の領土に損害を与えようとするいかなる試みにも厳しく対応する。

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エイラート市への攻撃に関して、イエメンのアンサール・アッラー(フーシー派)のヤフヤー・サリーア報道官は9日午後10時44分、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/army21ye)を通じて声明を出し、イスラエル南部のエイラート市一帯の軍事的標的複数ヶ所に弾道ミサイルを撃ち込み、直接の損害を与えたと発表していた。

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また、イスラエル軍の報復攻撃に関して、シリア人権監視団は、ヒムス市とその周辺で激しい爆発音が複数回確認されたと発表した。

同監視団によると、爆発音はイスラエル軍の爆撃によるともので、同軍は県南東部のシンシャール村一帯地域に展開するレバノンのヒズブッラーの指揮所や陣地、シリア軍の拠点を標的とした。

これに対して、シリア軍防空部隊が迎撃した。

AFP, November 10, 2023、ANHA, November 10, 2023、‘Inab Baladi, November 10, 2023、Reuters, November 10, 2023、SANA, November 10, 2023、SOHR, November 10, 2023などをもとに作成。

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シン米国防総省副報道官:「シリアとイラク両国の米軍基地に対する継続的な脅迫と攻撃に対応するためダイル・ザウル市を爆撃した」(2023年11月10日)

米国防総省のサブリナ・シン副報道官は東部時間9日(シリア時間10日)の記者会見で、9日のダイル・ザウル市に対する米軍の爆撃に関して、シリアとイラク両国の米軍基地に対する継続的な脅迫と攻撃に対応するかたちで実施したと述べた。

シン副報道官は、爆撃が米軍の攻撃に直接関与するグループの能力を混乱させ、低下させることを目的としていた、としたうえで、これらのグループの関連施設を標的にすることで、米国がイランに対して、これらのグループに米軍攻撃を停止するよう指示するよう期待しているという明確なメッセージを伝えることを目指していると強調した。

AFP, November 10, 2023、ANHA, November 10, 2023、‘Inab Baladi, November 10, 2023、Reuters, November 10, 2023、SANA, November 10, 2023、SOHR, November 10, 2023などをもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗はドローン3機を初めて投入し、イスラエル北部を攻撃(2023年11月10日)

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部・イスラエル北部での戦況について以下の通り声明を出した。

午前11時30分、アースィー陣地をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与えた。

午後2時30分、ハドス・ブスターンとリーシャ池の間とダヒーラ村森林地帯にあるイスラエル軍の終結地2ヶ所をロケット弾などで攻撃し、直接の損害を与えた。

午後2時55分、ラーミーム陣地を攻撃し、直接の損害を与えた。

午後3時15分、無人航空機(ドローン)3機でイスラエル攻撃を行った。うち1機は、ヤフターフ・カディシュ(Yaftah Qadish)兵舎(占領下レバノンのクドス村)、のこる2機はハドスダト・ユシャア(Hadsoudat Youshaa)入植地(占領下レバノンのユーシュア村)にある軍終結地を攻撃し、確実な損害を与えた。

午後3時25分、シュトゥーラー村の灌木地に展開するイスラエル軍歩兵部隊をロケット弾で攻撃し、直接の損害を与えた。

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イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で以下の通り発表した。

午後8時29分、レバノンからイスラエル領内に対して行われたロケット弾攻撃への報復として、ヒズブッラーの一連の標的を爆撃したと発表。なお、メナラにあるイスラエル軍の陣地へのヒズブッラーのロケット弾攻撃でイスラエル軍兵士3人が負傷、またヒズブッラーのドローン攻撃で兵士2人が重軽傷を負った。

AFP, November 10, 2023、ANHA, November 10, 2023、‘Inab Baladi, November 10, 2023、Qanat al-Manar, November 10, 2023、Reuters, November 10, 2023、SANA, November 10, 2023、SOHR, November 10, 2023などをもとに作成。

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