トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域、「平和の泉」地域でパレスチナのハマースによる「アクサーの大洪水」作戦に伴うイスラエル軍のガザ地区への攻撃激化に抗議するデモ(2023年10月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市であるアアザーズ市とバーブ市でパレスチナのハマースによる「アクサーの大洪水」作戦に伴うイスラエル軍のガザ地区への攻撃激化に抗議するデモが行われた。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市であるタッル・アブヤド市でパレスチナのハマースによる「アクサーの大洪水」作戦に伴うイスラエル軍のガザ地区への攻撃激化に抗議するデモが行われた。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市であるラアス・アイン市でパレスチナのハマースによる「アクサーの大洪水」作戦に伴うイスラエル軍のガザ地区への攻撃激化に抗議するデモが行われた。

AFP, October 20, 2023、ANHA, October 20, 2023、‘Inab Baladi, October 20, 2023、Reuters, October 20, 2023、SANA, October 20, 2023、SOHR, October 20, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県、ハサカ県、ラッカ県を砲撃(2023年10月20日)

アレッポ県では、ANHA(10月20日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市一帯、同市近郊のシャワーリガ村、シャッアーラ村、スーガーニカ村および同村近郊の森林地帯、アキーバ村、タナブ村、タート・マラーシュ村、カシュタアール村を砲撃、これにより女性1人を含む住民2人が負傷した。

トルコ軍はまたアイン・アラブ(コバネ)市近郊のシャイフラル村を砲撃、同地の発電所が利用不能となり、アイン・アラブ市への電力供給が停止した。

**

ハサカ県では、ANHA(10月20日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のルバイアート村を砲撃した。

**

ラッカ県では、ANHA(10月20日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のムシャイリファ村、ジャディーダ村、M4高速道路沿線を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍も同地に近いトルコ軍の基地を砲撃した。

AFP, October 20, 2023、ANHA, October 20, 2023、‘Inab Baladi, October 20, 2023、Reuters, October 20, 2023、SANA, October 20, 2023、SOHR, October 20, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターは米主導の有志連合による「非紛争議定書」違反を2件、55キロ地帯への侵犯を12件確認したと発表(2023年10月20日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、シリア領空での偶発的衝突を回避するために米国とロシアが2019年12月9日に交わした「非紛争議定書」への米主導の有志連合所属の無人航空機(ドローン)による違反を過去24時間に2件確認したと発表した。

クリット副センター長はまた、米国が違法に占領するヒムス県タンフ国境通行所(55キロ地帯)で、F-16戦闘機3機、ラファール戦闘機2機、MQ-9無人航空機1機、MQ-1C無人航空機1機による領空侵犯を12件確認したと発表した。

クリット副センター長はこのほかにも、「緊張緩和地帯設置」で過去24時間に、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)によるシリア軍陣地への砲撃を1回(イドリブ県)確認したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(10月20日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 20, 2023をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラク、イエメン、シリアで米軍基地、駆逐艦、パイプラインがドローンなどの攻撃を受ける(2023年10月19日)

イラクのシャファク・ニュース(10月19日付)などは、10月18日深夜から19日未明に、米軍が駐留を続けるアンバール県のアイン・アサド基地とアルビール県のハリール基地が無人航空機(ドローン)やロケット弾による攻撃を受けたと伝えた。

シャファク・ニュース(10月19日付)はまた、19日にもアイン・アサド米軍基地に向けてグラード・ロケット弾複数発が発射されたと伝えた。

これに関して、 米中央軍(CENTCOM)は18日午後11時頃に声明第20231018-01号を出し、米軍がイラク領内の米軍および有志連合に接近したドローン3機を応戦したと発表した。

声明によると、イラク西部で、米軍がドローン2機と交戦し、1機を破壊、1機に損害を与える一方、イラク北部でドローン1機を破壊した。

イラク西部での交戦では、有志連合側に若干の負傷者が出たという。

一方、イラク・イスラーム抵抗は19日、この二つの攻撃のうちアイン・アラブ基地に関して、多数のロケット弾を撃ち込んだとして関与を認めた。

イラク・イスラーム抵抗は、イラクのシーア派民兵からなる人民動員隊を構成するヒズブッラー大隊、バドル機構、アサーイブ・アフル・ハック、ヌジャバー運動、ジハード連隊、殉教者の主大隊、アンサール・アッラー、フラーサーニー連隊、イラク自由人旅団、などからなる。

**

一方、シリアでは、SANA(10月19日付)などによると、アイン・アラブ、ハリール両基地への攻撃の数時間後、米軍が違法に駐留するタンフ国境通行所の基地がドローンの爆撃を受けた。

これに関しても、イラク・イスラーム抵抗が声明を出し、ドローン3機で爆撃を実施、直接の損害を与えたと発表した。

さらにその数時間後、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるダイル・ザウル県ユーフラテス川東岸のアブー・ハシャブ村近郊の砂漠地帯で、ウマル油田とCONOCOガス工場を結ぶパイプラインが攻撃を受け、大きな爆発が発生したと伝えた。

パイプラインは、米国(有志連合)と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がシリア産のガスを盗奪ために使用しているもの。

シリア人権監視団によると、爆発は仕掛けられていた爆発物によるものだという。

攻撃を受けて、米軍とシリア民主軍が厳戒態勢を敷き、上空にはヘリコプターが無人航空機(ドローン)が頻繁に旋回し、警戒にあたった。

さらに、これと前後して、米軍が基地を設置し、違法駐留を続けるウマル油田もロケット弾による攻撃を受けた。

シリア人権監視団によると、砲撃を行ったのは「イランの民兵」でロケット弾5発が撃ち込まれた。

砲弾は、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸ではなく、ダイル・ザウル民政評議会の支配下にある東岸から発射された。

この攻撃による米軍の人的被害はなかった。

このほか、CONOCOガス田に違法に設置されている米軍の基地もドローンによる爆撃を受けた。

**

一方、CNN(10月19日付)は2人の米当局者の話として、イエメン海外近くで米海軍の軍艦が複数の飛翔体を迎撃したと伝えた。

当局者らによると、飛翔体はアンサール・アッラー(フーシー派)が発射したミサイルで、これに対して米軍はミサイル複数発を発射し迎撃したという。

これに関して、国防総省のパット・ライダー報道官(准将)は、米海軍駆逐艦カーニーがフーシー派が発射した地上攻撃用ミサイル3発とドローンを撃破したことを認めた。

AFP, October 19, 2023、ANHA, October 19, 2023、CNN, October 19, 2023、‘Inab Baladi, October 19, 2023、Reuters, October 19, 2023、SANA, October 19, 2023、Shafaq News, October 19, 2023、SOHR, October 19, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

レバノン南部・イスラエル北部でヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗とイスラエル軍による交戦続く(2023年10月19日)

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、レバノン南部・イスラエル北部での戦況について以下の通り声明を出した。

19日昼、イスラエル軍のマナーラ陣地をミサイル攻撃し、直接の損害を与えた

19日午後、イスラエル軍のジャル・アラーム陣地、バフリー陣地、ザルイート陣地、シュミーラー兵舎、ハバド・ブスターンの監視塔に攻撃を加え、装備などに損害を与えた。

19日午後、イスラエル軍のイバード陣地の要塞陣地複数ヵ所を攻撃した。

マナール・チャンネル(10月19日付)が伝えた。

**

一方、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官はX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で以下の通り発表した。

午後3時15分頃
前日のイスラエル軍によるヒズブッラーの陣地などへの攻撃の映像を公開。

午後4時半頃
レバノン領内から西ガリラヤ地方に砲弾6発が発射され、5発が着弾したほか、対戦車ミサイルがイスラエル軍陣地、軽火器によるイスラエル軍の別の陣地への攻撃が確認された。

午後5時半頃
レバノン領内から西ガリラヤ地方にロケット弾約20発が撃ち込まれたことへの報復として、イスラエル軍が砲弾が発射されたレバノン領内の複数ヵ所を攻撃した。

午後8時45分頃
イスラエル軍はヒズブッラーの陣地多数を攻撃し、破壊分子のセルを殲滅した。


AFP, October 19, 2023、ANHA, October 19, 2023、‘Inab Baladi, October 19, 2023、Qanat al-Manar, October 19, 2023、Reuters, October 19, 2023、SANA, October 19, 2023、SOHR, October 19, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

占領下のゴラン高原で爆発が発生(2023年10月19日)

イスラエルのYnet(10月19日付)は、18日深夜に占領下のゴラン高原で爆発が発生したと伝えた。

AFP, October 19, 2023、ANHA, October 19, 2023、‘Inab Baladi, October 19, 2023、Reuters, October 19, 2023、SANA, October 19, 2023、SOHR, October 19, 2023、Ynet, October 19, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県タルナバ村の通行所に設置されているトルコ軍の基地一帯を砲撃(2023年10月19日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるタルナバ村の通行所に設置されているトルコ軍の基地一帯を砲撃した。

シリア軍はまた、シャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村を砲撃、シャーム解放機構とともに「決戦」作戦司令室を主導する国民解放戦線(シリア国民軍)所属のハムザ師団のメンバー4人とシャーム解放機構アブー・バクル・スィッディーク旅団の戦闘員4人が死亡した。

シリア軍はまたアーフィス村一帯に対しても砲撃を加えた。

**

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室が県北西部のハークーラ村一帯で砲撃戦を行った。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるバスラトゥーン村、カブターン・ジャバル村一帯を砲撃した。

これに対して、シリア軍は、シャーム解放機構の支配下にある、カフルタアール村、カフル・アンマ村、タディール村一帯を砲撃した。

AFP, October 19, 2023、ANHA, October 19, 2023、‘Inab Baladi, October 19, 2023、Reuters, October 19, 2023、SANA, October 19, 2023、SOHR, October 19, 2023、October 20, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ミクダード外務在外居住者大臣がアルジェリアのアッターフ外務大臣と電話会談、イスラエル軍によるガザ地区への攻撃への対応について協議、人民議会はイスラエル軍の攻撃を非難(2023年10月19日)

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣がアルジェリアのアフマド・アッターフ外務大臣と電話会談を行い、パレスチナのハマースによる「アクサーの大洪水」作戦に伴うイスラエル軍のガザ地区への攻撃激化への対応について協議、パレスチナ人の強制移住を阻止し、アラブ諸国による共同行動を強化する必要を確認した。

**

人民議会は声明を出し、17日夜のガザ地区ガザ市にあるバプティスト病院(アフリー・アラブ病院)に対するイスラエル軍の爆撃によるとされる爆発について、イスラエルの爆撃だとしてこれを非難、加害者を国際司法裁判所で砂漠必要があると表明した。

**

SANA(10月19日付)が伝えた。

AFP, October 19, 2023、ANHA, October 19, 2023、‘Inab Baladi, October 19, 2023、Reuters, October 19, 2023、SANA, October 19, 2023、SOHR, October 19, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市西で車1台を自爆型ドローンで攻撃(2023年10月19日)

アレッポ県では、ANHA(10月19日付)、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市西で車1台を自爆型無人航空機(ドローン)で攻撃した。

また、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とシリア国民軍が県北部のハルバル村、マルアナーズ村、カールータ村一帯で砲撃戦を行った。

**

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍に所属するタッル・タムル軍事評議会がトルコの占領下にある「平和の泉」地域のラアス・アイン市東に位置するダーウーディーヤ村のトルコ軍基地を砲撃した。

これに対して、ANHA(10月19日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍は、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町を砲撃した。

**

ラッカ県では、ANHA(10月19日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のサイダー村、ビールカヌー村、フッリーヤ村、カズアリー村、ビール・ザンナール村、スーサーン村、アリーダ村、ザヌービヤー村、アブー・サッラ村、ディブス村、フーシャーン村、ハーリディーヤ村、ダワーリブ村、アリーマート村、M4高速道路沿線、サクル休憩所を砲撃した。

AFP, October 19, 2023、ANHA, October 19, 2023、‘Inab Baladi, October 19, 2023、Reuters, October 19, 2023、SANA, October 19, 2023、SOHR, October 19, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターはイドリブ県内の「緊張緩和地帯」で活動するテロ組織が保有する多連装ロケット・システムや弾薬が保管されていたイシュタブリク村近郊の施設を破壊したと発表(2023年10月19日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、イドリブ県内の「緊張緩和地帯」で活動するテロ組織が保有する多連装ロケット・システムや弾薬が保管されていたイシュタブリク村近郊の施設を攻撃、これを破壊したと発表した。

クリット副センター長はまた、「緊張緩和地帯設置」で過去24時間に、ヌスラ戦線(シャーム解放機構)トルキスタン・イスラーム党によるシリア軍陣地への砲撃を12回(うちイドリブ県8回、ラタキア県4回)確認、これによってシリア軍兵士3人が負傷したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(10月19日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 19, 2023をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

レバノン南部・イスラエル北部でヒズブッラーとイスラエル軍の散発的戦闘が続くなか、ベイルート近郊の米大使館前で17日夜のガザ地区のバプティスト病院へのイスラエル軍の爆撃を非難するデモ、参加者が投石などを行い怒りを露わに(2023年10月18日)

ヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗が18日、レバノン南部・イスラエル北部でのイスラエル軍との戦況について以下の通り声明を発表した。

早朝

「殉教者フサイン・ハーニー・タウィールおよび殉教者マフディー・ムハンマド・アトウィー・グループ」がイスラエル北部のラーヒブ陣地に配備されているイスラエル軍のメルガヴァ戦車を攻撃し、損害を与え、乗っていた兵士らを殺傷。

「殉教者イブラーヒーム・ハビーブ・ダブクおよび殉教者アリー・アドナーン・シュカイル・グループ」が、ラッブーナ村(南部県スール郡)に面するイスラエル北部にあるイスラエル軍のジャッル・アッラーム陣地、ザルイート入植地、バフリー陣地をロケット弾などで攻撃。

午後

イスラエル軍によって繰り返されるレバノンの民間人に対する攻撃への報復として、「殉教者マフムード・バイズおよび殉教者マフディー・アトウィー・グループ」がマーリキーヤ陣地をロケット弾などで砲撃し、兵士多数を負傷させる。

「殉教者フサイン・ファサーイーおよび殉教者アフマド・カッサース・グループ」がメトゥラ町の陣地を攻撃。

タヒーナート丘の拠点に対する攻撃を行いイスラエル軍兵士多数を殺傷。
「殉教者アリー・ハサン・ハドラジュおよび殉教者アリー・ラーイフ・ファトゥーニー・グループ」がタヒーナート丘を再び攻撃。

マナール・チャンネル(10月18日付)が伝えた。

**

一方、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官は、同地の戦況について、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で以下の通り発表した。

 

午後4時45分頃

破壊分子がマナーラ地区、ナークーラ岬に対戦車砲多数を発射、イスラエル軍がこれに応戦し、レバノン領内のヒズブッラーのインフラを攻撃。

午後5時半頃

イスラエル領内に対戦車砲を発射したレバノン領内の陣地2ヵ所をイスラエル軍戦車が砲撃し、破壊、メトゥラ町に対戦車砲を発射したレバノン領内の陣地1ヵ所をイスラエル軍が砲撃。これに対してルース山地区が砲撃を受けた。

**

NNA(10月18日付)などによると、首都ベイルート郊外にある米国大使館前で、パレスチナのハマースによる「アクサーの大洪水」作戦に伴うイスラエル軍のガザ地区への攻撃激化や米国によるイスラエル支援に抗議するデモが発生し、デモ参加者は、投石を行うなどして、17日夜のガザ地区ガザ市にあるバプティスト病院(アフリー・アラブ病院)へのイスラエル軍の爆撃によるとされる爆発をイスラエルの犯行と断じて、怒りを露わにした。

これに対して、レバノンの治安当局は催涙ガスや放水銃を使ってデモ参加者を強制排除した。

AFP, October 18, 2023、ANHA, October 18, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2023、‘Inab Baladi, October 18, 2023、NNA, October 18, 2023、Qanat al-Manar, October 18, 2023、Reuters, October 18, 2023、SANA, October 18, 2023、SOHR, October 18, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍とロシア軍がイドリブ県などを激しく爆撃・砲撃、多数負傷(2023年10月18日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、シャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村、サルミーン市、アリーハー市、タルマーニーン村を砲撃し、サルミーン市で3人、アリーハー市で3人、タルマーニーン村で男性1人と子供1人が負傷した。

ロシア軍がジスル・シュグール市近郊のガーニヤ村、シャイフ・スィンドヤーン村を爆撃した。

これに対し、シャーム解放機構は、シリア政府の支配下にあるカフルナブル市近郊の森林地帯でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

シャーム解放機構はまたシリア政府の支配下にあるダーディーフ村一帯を砲撃、これによりシリア軍の士官(少尉)1人が死亡した。

なお、ホワイト・ヘルメットによると、シリア軍の砲撃で子供1人と女性2人を含む6人が負傷した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフルタアール村、カフル・アンマ村、ダーラ・イッザ市を砲撃し、ダーラ・イッザ市で女性1人と女児1人が負傷した。

**

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるクバイナ丘一帯を砲撃した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区で正体不明の武装集団が住民1人を銃で撃ち殺害した。

AFP, October 18, 2023、ANHA, October 18, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2023、‘Inab Baladi, October 18, 2023、Reuters, October 18, 2023、SANA, October 18, 2023、SOHR, October 18, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍はアレッポ県タッル・リフアト市近郊のタート・マラーシュ村、シャワーリガ村を砲撃(2023年10月18日)

アレッポ県では、ANHA(10月18日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のタート・マラーシュ村、シャワーリガ村を砲撃した。

AFP, October 18, 2023、ANHA, October 18, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2023、‘Inab Baladi, October 18, 2023、Reuters, October 18, 2023、SANA, October 18, 2023、SOHR, October 18, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた若い男性4人が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に、シリア政府の支配地に脱出(2023年10月18日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、米国が違法に駐留するタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)内にあるルクバーン・キャンプで暮らしていた若い男性4人が、キャンプ内の劣悪な生活環境を理由に、シリア政府の支配地に脱出した。

AFP, October 18, 2023、ANHA, October 18, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2023、‘Inab Baladi, October 18, 2023、Reuters, October 18, 2023、SANA, October 18, 2023、SOHR, October 18, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ占領下のアレッポ県バーブ市、ラッカ県タッル・アブヤド市で17日夜のガザ地区のバプティスト病院へのイスラエル軍の爆撃に抗議するデモ(2023年10月18日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つバーブ市で、パレスチナのハマースによる「アクサーの大洪水」作戦に伴うイスラエル軍のガザ地区への攻撃激化や17日夜のガザ地区ガザ市にあるバプティスト病院(アフリー・アラブ病院)へのイスラエル軍の爆撃によるとされる爆発をイスラエルの犯行と断じ、抗議デモが行われた。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市の一つタッル・アブヤド市で、パレスチナのハマースによる「アクサーの大洪水」作戦に伴うイスラエル軍のガザ地区への攻撃激化や17日夜のガザ地区ガザ市にあるバプティスト病院(アフリー・アラブ病院)へのイスラエル軍の爆撃によるとされる爆発をイスラエルの犯行と断じ、抗議デモが行われた。

AFP, October 18, 2023、ANHA, October 18, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 18, 2023、‘Inab Baladi, October 18, 2023、Reuters, October 18, 2023、SANA, October 18, 2023、SOHR, October 18, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターはイドリブ県ミラージャ村近郊で反体制武装集団がシリア軍兵士1人を殺害したと発表(2023年10月18日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、イドリブ県のミラージャ村近郊にあるシリア軍の陣地に向けて反体制武装集団が発砲、これによってシリア軍兵士1人が死亡したと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(10月18日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 18, 2023をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

レバノン南部・イスラエル北部でヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗とイスラエル軍の交戦続き、双方に死傷者(2023年10月17日)

イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官は、17日のレバノン北部・イスラエル南部の戦況についてX(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で以下の通り発表した。

午前6時頃:イスラエル軍の陣地複数ヵ所がレバノン領からの軽火器での攻撃を受けるとともに、イスラエル軍の戦車にむけて対戦車砲が発射されたが、被害はなかったと発表。

午前8時半頃:イスラエル軍がレバノン領内から破壊分子の潜入を阻止し、4人を殺害したと発表。

午後3時頃:レバノン領内から対戦車ミサイル2発が国境地帯に設置されているイスラエル軍の陣地に向けて発射されるとともに、軽火器での発砲を受け、これに対してイスラエル軍はヒズブッラーの陣地複数ヵ所を砲撃したと発表。

午後6時頃:レバノン方面からイスラエル領空に無人航空機(ドローン)1機が飛来、イスラエル軍がこれを迎撃したと発表。

午後7時頃:イスラエル軍がヒズブッラーの標的複数ヵ所を攻撃したと発表。

**

これに対して、レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は、イスラエル北部のメトゥラ町に展開するイスラエル軍の車輌を対戦車ミサイルで攻撃したと伝え、その映像を公開した。

**

レバノンのヒズブッラーが主導するレバノン・イスラーム抵抗は声明を出し、イスラエル北部にあるラミーム兵舎をミサイル攻撃し、イスラエル軍の戦車1輌を破壊、メトゥラ町でもイスラエル軍の車輌をミサイル攻撃し、これを撃破したと発表した。

また、ザルイート、サドフ、ジャル・ダイル、マーリキーヤ、ビルカト・リーシャーに対して攻撃を行ったと発表した。

さらに、バイヤード・ブライダー陣地に集結しているイスラエル軍部隊やビラニット軍事キャンプをミサイル攻撃し、兵士を負傷させたと発表した。

レバノン・イスラーム抵抗はまた別の声明を出し、「イスラエル軍がレバノン領内から破壊分子の潜入を阻止し、4人を殺害したとのイスラエル軍報道官の発表に関して、5名がジハードの義務を果たしているなかで死亡したと発表した。





**

ナハールネット(10月17日付)によると、パレスチナのハマースによる「アクサーの大洪水」開始以降、イスラエル軍との戦闘で死亡したレバノン・イスラーム抵抗の戦闘員は9人となった。

また、ラミーム兵舎では、ヒズブッラーの攻撃によりイスラエル軍の予備役2人と民間人1人が負傷したほか、アルマー・シャアブ村(南部県スール郡)に対するイスラエル軍の夜間の爆撃でレバノン人4人が死亡した。

NNA(10月17日付)は、ザヒーラ村(南部県スール郡)一帯がイスラエル軍の砲撃を受け、住民らが死傷したと伝えた。

同通信社によると、イスラエル軍は白リン弾を使用し、民間人を標的とした。

AFP, October 17, 2023、ANHA, October 17, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2023、‘Inab Baladi, October 17, 2023、Qanat al-Manar, October 17, 2023、NNA, October 17, 2023、Reuters, October 17, 2023、SANA, October 17, 2023、SOHR, October 17, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍がシャーム解放機構の支配地各所を爆撃(2023年10月17日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍が早朝よりシャーム解放機構の支配地各所に対して爆撃を行った。

爆撃が行われたのは、シャイフ・ユースフ村一帯、アリーハー市一帯、ハフサルジャ村一帯、シャイフ・バフル村近郊の森林地帯、仮設の国内避難民キャンプなど。

これによりシャイフ・バフル村近郊で住民3人が負傷した。

**

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアブザムー町一帯を砲撃し、女性1人と子供1人が負傷した。

**

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ダルアー市ダルアー・バラド地区で、正体不明の武装集団が住民1人を銃で撃ち殺害した。

AFP, October 17, 2023、ANHA, October 17, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2023、‘Inab Baladi, October 17, 2023、Reuters, October 17, 2023、SANA, October 17, 2023、SOHR, October 17, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダイル・ザウル県に展開していた「イランの民兵」、とりわけレバノンのヒズブッラーの戦闘員300人以上が過去48時間にイスラエル占領下のゴラン高原に近いクナイトラ県、ダマスカス郊外県に派遣される(2023年10月17日)

シリア人権監視団は複数筋から得た情報として、ダイル・ザウル県に展開していた「イランの民兵」、とりわけレバノンのヒズブッラーの戦闘員300人以上が過去48時間にイスラエル占領下のゴラン高原に近いクナイトラ県、ダマスカス郊外県に派遣されたと発表した。

AFP, October 17, 2023、ANHA, October 17, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2023、‘Inab Baladi, October 17, 2023、Reuters, October 17, 2023、SANA, October 17, 2023、SOHR, October 17, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

所属不明のドローン複数機がシリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のブーカマール市近郊にあるサーリヒーヤ町一帯にある「イランの民兵」の陣地1ヵ所と四輪駆動車1台を爆撃(2023年10月17日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、所属不明の無人航空機(ドローン)複数機が、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川西岸のブーカマール市近郊にあるサーリヒーヤ町一帯にある「イランの民兵」の陣地1ヵ所と四輪駆動車1台に対して爆撃を行った。

爆撃による死傷者はなかった。

AFP, October 17, 2023、ANHA, October 17, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2023、‘Inab Baladi, October 17, 2023、Reuters, October 17, 2023、SANA, October 17, 2023、SOHR, October 17, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ県タッル・タムル町近郊を砲撃(2023年10月17日)

ハサカ県では、ANHA(10月17日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタウィーラ村、ウンム・ハイル村を砲撃した。

シリア人権監視団によると、これに対して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属するタッル・タムル軍事評議会も、ダーウーディーヤ村、アリーシャ村、カースィミーヤ村に設置されているシリア国民軍の陣地7ヵ所以上に対して砲撃を行った。

**

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のジャラン村を砲撃した。

AFP, October 17, 2023、ANHA, October 17, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2023、‘Inab Baladi, October 17, 2023、Reuters, October 17, 2023、SANA, October 17, 2023、SOHR, October 17, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

中国の首都北京で一帯一路フォーラムが開幕し、シリア中国ビジネス協議会の幹部らが参加(2023年10月17日)

中国の首都北京で一帯一路フォーラムが開幕し、シリアからはシリア中国ビジネス協議会のムハンマド・ナズィール・ハッファール渉外関係委員会議長、マサーン・ナッハース展示会会議委員会議長、マーズィン・ハサン・ビジネス部門委員会議長が参加した。


SANA(10月17日付)が伝えた。

AFP, October 17, 2023、ANHA, October 17, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2023、‘Inab Baladi, October 17, 2023、Reuters, October 17, 2023、SANA, October 17, 2023、SOHR, October 17, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

国防省はシリア軍がロシア空軍の支援を受けこの数日間でイドリブ県農村地帯のテロ組織の陣地、要塞、武器弾薬施設、指揮所などを破壊、テロリスト多数を殺傷したと発表(2023年10月17日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、シリア軍がロシア空軍の支援を受け、この数日間にイドリブ県農村地帯のテロ組織の陣地、要塞、武器弾薬施設、指揮所などを破壊したと発表した。

この攻撃は、イドリブ県農村地帯の町村やシリア軍の陣地に対して攻撃を繰り返すテロ組織の陣地や拠点を正確に捕捉、標的としたもので、砲撃、ミサイル攻撃、爆撃によってテロ組織の陣地、要塞、武器弾薬施設、指揮所などを破壊した。

また、爆弾や装備を搭載した車輌、重機の修理を行うための拠点も破壊し、シャーム解放機構とトルキスタン・イスラーム党の所属するテロリスト数十人を殺傷した。

今回の公開で殺害したテロリストは以下の通り。

1. アブー・アブドゥッラー・アルバース
2. アービド・シャイフーン
3. イブラーヒーム・ムスタファー
4. ムハンマド・サナウ
5. ザカリヤー・カヤーリー
6. マフムード・リヤー
7. サラーフ・シャイフ・ハサン
8. アフマド・イナーン
9. ハサン・ハーイク
10. ファーディ・ラヒームー
11. ディヤーブ・カダフ
12. アブー・ザルヤーブ・ムハムバル
13. アブー・ラッダード・マギーラ
14. アブー・カッラード・アブジャル
15. アブー・アブドゥッラー・サイーディー
16. マルワーン・バスブース

https://youtu.be/zmfa3FCVYBA

SANA(10月17日付)が伝えた。

AFP, October 17, 2023、ANHA, October 17, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 17, 2023、‘Inab Baladi, October 17, 2023、Reuters, October 17, 2023、SANA, October 17, 2023、SOHR, October 17, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラエル軍の航空機が首都ダマスカス一帯上空に飛来、シリア軍がこれを迎撃(2023年10月16日)

スプートニク・アラビア語版(10月16日付)は、シリア軍がイスラエル軍の無人航空機(ドローン)を迎撃したと思われる爆発音が、首都ダマスカス一帯で爆発音が複数回にわたって鳴り響いたと伝えた。

同通信社の特派員が確認したところによると、飛来したのはドローン複数機で、首都ダマスカス西方で迎撃が行われた。

一方、シリア人権監視団は、イスラエルの航空機1機が飛来、シリア軍が迎撃したもののこれに失敗したと発表した。

AFP, October 16, 2023、ANHA, October 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2023、‘Inab Baladi, October 16, 2023、Reuters, October 16, 2023、SANA, October 16, 2023、SOHR, October 16, 2023、Sputnik Arabic, October 16, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

レバノン南部・イスラエル北部でヒズブッラー(レバノン・イスラーム抵抗)とイスラエル軍の散発的交戦は続く(2023年10月16日)

イスラエル軍は15日午前1時頃、テレグラムのアカウント(https://t.me/idfofficial/4237)を通じて、15日のヒズブッラーによるイスラエル領内への発砲への報復としてレバノン領内のヒズブッラーの軍事インフラを攻撃したと発表、その映像を公開した。

**

一方、レバノン・イスラーム抵抗は声明を出し、レバノンとの境界に近いイスラエル北部のイスラエル軍の5つの陣地を銃撃などで攻撃したと発表した。

攻撃が行われたのは、ミスガブ・アム(キブツ)、ヒルバト・マナーラ陣地、ハルムーン陣地、リーシャー陣地、ラーミヤ陣地。

ナハールネット(10月6日付)によると、ヒズブッラーが攻撃を行ったのは、イスラエル軍の監視カメラのみだったという。

これに関して、レバノン・イスラーム抵抗の戦争広報は、監視カメラを破壊する映像を公開した。

**

レバノン・イスラーム抵抗はまた、ザヒーラ村(南部県スール郡)に面するイスラエル領内のジャルダーフ丘に展開する戦車を狙ったと発表、その映像を公開した。

イスラエル軍の戦車を攻撃したのは、レバノン・イスラーム抵抗に所属する殉教者アリー・カーミル・ムフスィン団。

この攻撃に関して、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官は午後6時頃、X(旧ツイッター)のアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で、レバノンとの境界に設置されているイスラエル軍の陣地複数ヵ所が軽火器の発砲を受けるとともに、シリア軍の戦車に向けて対戦車ミサイル1発が発射されたと発表した。

**

これに対して、イスラエル軍はザヒーラ村一帯を砲撃した。

**

マナール・チャンネル(10月16日付)、ナハールネット(10月6日付)などが伝えた。

AFP, October 16, 2023、ANHA, October 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2023、‘Inab Baladi, October 16, 2023、Qanat al-Manar, October 16, 2023、Reuters, October 16, 2023、SANA, October 16, 2023、SOHR, October 16, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍がシリア国民軍とともに、アレッポ県タッル・リフアト市近郊を砲撃、子供1人が負傷(2023年10月16日)

アレッポ県では、ANHA(10月16日付)によると、トルコ軍がシリア国民軍とともに、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のスーガーニカ村、バイナ村、ブルジュ・カース村、タナブ村を砲撃、ブルジュ・カース村で子供1人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の傘下で活動するアフリーン解放軍団がトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のカッバーシーン村近郊に潜入し、シリア国民軍と交戦、同軍に所属するシャーム軍団の戦闘員3人を殺害、6人を負傷させた(シリア人権監視団が18日に発表しっところによると、その後死者6人、負傷者3人となった)。

AFP, October 16, 2023、ANHA, October 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2023、‘Inab Baladi, October 16, 2023、Reuters, October 16, 2023、SANA, October 16, 2023、SOHR, October 16, 2023、October 18, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イスラーム協力機構(OIC)加盟国評議会連合、第39回アラブ法務大臣会合がパレスチナのハマースによる「アクサーの大洪水」作戦に伴うイスラエル軍のガザ地区への攻撃激化への対応を協議(2023年10月16日)

イスラーム協力機構(OIC)の加盟国評議会連合は、アルジェリアの国民人民議会のイブラーヒーム・ブーガーリー議長の呼びかけにより、パレスチナのハマースによる「アクサーの大洪水」作戦に伴うイスラエル軍のガザ地区への攻撃激化への対応を協議するための緊急オンライン会合を開き、ハンマーダ・サッバーグ人民議会議長が参加した。

**

第39回アラブ法務大臣会合がイラクの首都バグダードで開催され、パレスチナのハマースによる「アクサーの大洪水」作戦に伴うイスラエル軍のガザ地区への攻撃激化への対応が協議された。

サッターム・ジャドアーン・ダンダフ在イラク・シリア大使が出席した会合では、人道回廊の開設、無辜の民間人の攻撃や強制移住(トランスファー)の阻止などが呼びかけられた。

**

SANA(10月16日付)が伝えた。

AFP, October 16, 2023、ANHA, October 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2023、‘Inab Baladi, October 16, 2023、Reuters, October 16, 2023、SANA, October 16, 2023、SOHR, October 16, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アサド大統領はロシアのプーチン大統領と電話会談を行い、パレスチナのガザ地区に対するイスラエルの攻撃を停止させる方途について協議:ミクダード外務在外居住者大臣もエジプトのシュクリー外務大臣と電話会談(2023年10月16日)

アサド大統領はロシアのヴラジーミル・プーチン大統領と電話会談を行い、パレスチナのガザ地区に対するイスラエルの攻撃を停止させる方途について協議した。

大統領府によると、会談では、ガザ地区への人道支援の緊急輸送、イスラエルがガザ地区の民間人に対して行っている爆撃や強制移住(トランスファー)の停止の必要について議論が行われた。

**

ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣はエジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣と電話会談を行い、パレスチナのハマースによる「アクサーの大洪水」作戦に伴うイスラエル軍のガザ地区への攻撃激化への対応について協議した。

外務在外居住者省によると、会談でミクダード外務在外居住者大臣は、パレスチナ・イスラエル情勢の悪化の主因がイスラエルの数十年にわたる行為にあるとしたうえで、パレスチナ人民に対するイスラエルの攻撃を停止させ、人道支援を輸送するためにアラブ諸国が統一の姿勢を撮る必要があると述べた。

**

SANA(10月16日付)が伝えた。

AFP, October 16, 2023、ANHA, October 16, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2023、‘Inab Baladi, October 16, 2023、Reuters, October 16, 2023、SANA, October 16, 2023、SOHR, October 16, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア当事者和解調整センターはイドリブ県のテロ組織がドローンや長距離多連装ロケット・システムで、民間人、ロシア軍とシリア軍の基地、民間インフラへの攻撃を準備していると発表(2023年10月16日)

ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、イドリブ県の「緊張緩和地区」で活動するテロ組織が無人航空機(ドローン)や改造された長距離多連装ロケット・システムを使用して、民間人、ロシア軍とシリア軍の基地、民間インフラへの攻撃を準備している、と発表した。

RIAノーヴォスチ通信(10月16日付)が伝えた。

RIA Novosti, October 16, 2023をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

レバノン南部・イスラエル北部でハマースとヒズブッラーがイスラエル軍との散発的戦闘を続け、民間人を含む複数名が死傷(2023年10月15日)

イスラエルの日刊紙『ハアレツ』(10月15日付)は、イスラエル軍がレバノン領内からイスラエル北部に発射されたロケット弾9発のうち、5発を迎撃する一方、ヒズブッラーの砲撃で8人が負傷したと伝えた。

これに関して、ハマースのイッズッディーン・カッサーム大隊はテレグラムのアカウント(https://t.me/s/qassambrigades)を通じて声明を出し、イスラエル北部の複数の入植地に対してロケット弾20発を発射したと発表した。

**

国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)の司令部がある南部県ティール郡のティール村にロケット弾1発が着弾した。

AP(10月15日付)によると、ロケット弾はレバノン南部で活動するハマースの民兵の陣地から発射された。

**

ハマースに所属するイッズッディーン・カッサーム大隊は声明を出し、レバノンとイスラエルを隔てる境界線(ブルー・ライン)のフェンスを破壊し、イスラエル領内に潜入しすることに成功し、イスラエル軍と交戦したが、イスラエル軍の航空機の標的となり、3人が死亡したと発表した。

イスラエルは14日に、レバノンから潜入したテロリスト複数人を殺害したと発表していた。

**

レバノンのヒズブッラーは声明を出し、13日にイスラエル郡のロイター通信のレバノン人カメラマンのイサーム・アブドゥッラー氏が、死亡、ロイター通信とジャズィーラ・チャンネルのジャーナリストら6人が負傷したことへの報復として、イスラエル北部のシュトゥラ入植地一帯にあるイスラエル軍の拠点複数ヵ所を誘導ミサイルで攻撃したと発表した。

イスラエル軍も対戦車ミサイルの攻撃があったと発表した。

AFP(10月15日付)によると、この攻撃で、民間人が死亡、多数が負傷した。

これに対して、イスラエル軍のアヴィハイ・アドライ報道官は、午前8時頃ツイッターのアカウント(https://twitter.com/avichayadraee)で、ヒズブッラーの砲撃に応戦、その陣地と砲弾が発射地点を破壊したと発表した。

また、ヒズブッラーの砲撃により、イスラエル軍の陣地で火災が発生、これに対してもイスラエル軍は砲弾が発射した場所を砲撃したと付言した。

**

ヒズブッラーはまた別の声明で、レバノン南部で負傷してえた戦闘員1人が死亡したと発表した。

AFP, October 15, 2023、ANHA, October 15, 2023、al-Durar al-Shamiya, October 15, 2023、Haaretz, October 15, 2023、‘Inab Baladi, October 15, 2023、Reuters, October 15, 2023、SANA, October 15, 2023、SOHR, October 15, 2023などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.