2015年9月30日の爆撃開始以降、ロシア軍の出撃回数は3万回以上におよび、テロ組織の拠点・標的6万2,000カ所以上を破壊(2016年12月20日)

ロシア航空宇宙軍(空軍)は声明を出し、2015年9月30日に開始したシリアでの空爆で、ロシア軍機の出撃回数が3万回以上に達し、テロ組織の拠点や標的6万2,000カ所以上を破壊したと発表した。

RT(12月20日付)が伝えた。

AFP, December 20, 2016、AP, December 20, 2016、ARA News, December 20, 2016、Champress, December 20, 2016、al-Hayat, December 21, 2016、Iraqi News, December 20, 2016、Kull-na Shuraka’, December 20, 2016、al-Mada Press, December 20, 2016、Naharnet, December 20, 2016、NNA, December 20, 2016、Reuters, December 20, 2016、RT
, December 20, 2016、SANA, December 20, 2016、UPI, December 20, 2016などをもとに作成。

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有志連合のドリアン報道官は、トルコにYPG主体のシリア民主軍の掃討を控えるよう暗に求める(2016年12月20日)

有志連合のジョン・ドリアン報道官は、訪問先の英国ロンドンで記者団に対して「シリアは極めて複雑な様相を呈している。我々がダーイシュ(イスラーム国)と戦っている一方で、内戦状態にある…。我々はシリア民主軍とともに活動し…、彼らはラッカ市を孤立させるための作戦を開始した…。その一方、我々の同盟国でNATO加盟国でもあるトルコは、ユーフラテスの盾作戦を通じて緩衝地帯を作り出そうしている…。これによって事態は好転し、ダーイシュの前で国境は封鎖された…。我々は外交チャンネルを通じて、ラッカ市解放にかかる行動計画を継続する」と述べた。

一方、トルコがアレッポ県バーブ市制圧後にシリア民主軍をユーフラテス川以東に掃討しようとしていることに関しては、「すべての当時者、すなわち、トルコ、シリア民主軍…、有志連合、イラクにとって、ダーイシュを敗北させることが利益になる。我々はすべての当時者とともに、シリアとイラクをダーイシュから解放するための活動を継続する」としたうえで、「我々はシリアにいるすべての人がダーイシュとの戦いに集中して欲しいと思っている。我々はダーイシュと戦うためにパートナーとの対話を続ける」と強調した。

『ハヤート』(12月21日付)が伝えた。

AFP, December 20, 2016、AP, December 20, 2016、ARA News, December 20, 2016、Champress, December 20, 2016、al-Hayat, December 21, 2016、Iraqi News, December 20, 2016、Kull-na Shuraka’, December 20, 2016、al-Mada Press, December 20, 2016、Naharnet, December 20, 2016、NNA, December 20, 2016、Reuters, December 20, 2016、SANA, December 20, 2016、UPI, December 20, 2016などをもとに作成。

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国連総会はシリア国内でのアサド政権などによる人権侵害を非難する決議を採択(2016年12月20日)

国連総会は、シリア国内での人権侵害に関する非難決議を賛成116カ国、反対16カ国、棄権52カ国で採択した。

反対はロシア、中国、イラン、イラク、南アフリカ、北朝鮮、ベラルーシ、シリアなど。

棄権はレバノンなどで、それ以外のアラブ諸国は、欧米諸国などとともに賛成にまわった。

決議は、シリアの反体制派を支援するサウジアラビアとカタールが提案、「樽爆弾」を含むすべての民間人に対する無差別攻撃」、「2011年の平和的抗議行動の開始当初依頼のシリア政府による国民への武力弾圧」、「民間人を飢餓に追い込むこと、学校、病院、礼拝所への攻撃、恣意的処刑」を非難し、シリア政府を筆頭とするすべての当時者に民間人への攻撃停止を求めている。

また「すべての当時者による、塩素ガスを含む有毒化学物質のあらゆる使用」を非難、シリア政府に対して化学兵器の使用に関する国際社会の規制を遵守するよう求めている。

AFP, December 20, 2016、AP, December 20, 2016、ARA News, December 20, 2016、Champress, December 20, 2016、al-Hayat, December 21, 2016、Iraqi News, December 20, 2016、Kull-na Shuraka’, December 20, 2016、al-Mada Press, December 20, 2016、Naharnet, December 20, 2016、NNA, December 20, 2016、Reuters, December 20, 2016、SANA, December 20, 2016、UPI, December 20, 2016などをもとに作成。

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イランのシャムハーニー国家安全保障最高評議会事務局長は国連安保理決議第2328号を「国際監視団にかこつけてテロを支援する軍治安要員が入り込む」と非難(2016年12月20日)

イランのアリー・シャムハーニー国家安全保障最高評議会事務局長は、19日に全回一致で採択された国連安保理決議第2328号を「破壊行為を資し、国際監視団にかこつけてテロを支援する軍治安要員が入り込む基盤となる」と非難した。

シャムハーニー事務局長は、20日のモスクワでのロシア・イラン・トルコの外相会談に関して、ロシア側から、ロシア軍戦闘機のイラン領空通過についての提案などについて審議することを明らかにするとともに、トルコとは、シリア危機を政治的解決に解決するため、シリアの国土保全(トルコによるシリア領内での駐留と占領の停止)、テロ活動への支援停止、治安と安定の回復をめざすという点で一致していると述べた。

『ハヤート』(12月21日付)が伝えた。

AFP, December 20, 2016、AP, December 20, 2016、ARA News, December 20, 2016、Champress, December 20, 2016、al-Hayat, December 21, 2016、Iraqi News, December 20, 2016、Kull-na Shuraka’, December 20, 2016、al-Mada Press, December 20, 2016、Naharnet, December 20, 2016、NNA, December 20, 2016、Reuters, December 20, 2016、SANA, December 20, 2016、UPI, December 20, 2016などをもとに作成。

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ロシア、イラン、トルコは近く、シリアの紛争を解決するための行程表「モスクワ宣言」を採択(2016年12月20日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣、イランのイランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣はモスクワで初となる三カ国外相会談を行った。

また、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣、トルコのフィクリ・イシク国防大臣、イランのホセイン・ホセイン・ダフカーン国防大臣も三カ国国防相会談に先だって、両国国防大臣と個別会談を行った。

SANA, December 20, 2016
SANA, December 20, 2016

『ハヤート』(12月21日付)などによると、ロシア、イラン、トルコの三カ国は、この外相・国防相会談を経て、シリア情勢の正常化に向けた「行程表」について協議し、「モスクワ宣言」を採択する見込みだという。

「モスクワ宣言」は「民主的世俗国家としてのシリアの主権と領土の統一性」を確認、「シリアにおける危機に軍事的解決はない」と強調したうえで、「紛争解決に向けた政治プロセスを再生」する三カ国の決意を表明している。

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会談後の共同記者会見で、ラブロフ外務大臣は、アレッポ市東部、ダマスカス郊外県ザバダーニー市、マダーヤー町からの反体制武装集団とその家族の退去、イドリブ県フーア市、カファルヤー町からの負傷者・重篤患者とその家族の移送を貫徹するとしたうえで、2日以内にこの作業が完了するだろうとの見通しを示し、ロシア、トルコ、イランの取り組みによって、アレッポ市からの反体制武装集団と市民の退去が可能になったことを自賛した。

また、ダーイシュ(イスラーム国)とシャーム・ファトフ戦線を除外するかたちで、シリア領内全土での戦闘停止に向けた措置を講じ、政治的解決を促すことで三カ国が合意したことを明らかにした。

そのうえで、ロシア、イラン、トルコの連携がシリア政府と反体制派の和平合意を成立させる用意があるとしたうえで、欧米諸国、サウジアラビア、カタール、トルコなどを軸とする「シリアの友連絡グループ」にも増して、より効率的に紛争を解決に導くことができると強調した。

一方、チャヴシュオール外務大臣は、ロシア、イラン、トルコの合意の重要性を強調しつつ、外国によるテロ組織への支援を停止する必要があるかとの問いに対して「ヒズブッラーへの支援を停止する必要がある」と答え、イランによるヒズブッラーへの支援を暗に批判した。

これに対して、ザリーフ外務大臣は、テロへの取り組みを活性化し、シリアの紛争を政治的に解決すべきとしたうえで、「国連安保理が指定するテロ組織について話している」と付言し、ヒズブッラーへの支援の正当性を強調、「イランは友好国の意見を尊重するが、意見を異にしている」と異論を唱えた。

ヒズブッラーをめぐる意見の相違に対して、ラブロフ外務大臣は「テロとの戦いはダブル・スタンダードであってはならない。国連安保理決議第2254号は、外国によるテロ組織への支援停止の必要を強調している」としつつ、「しかし問題は極めて複雑だ。なぜならこの地域にはさまざまな宗教・エスニック集団がおり、スンナ派とシーア派の対立もあるからだ」と述べた。

そのうえで「重要なのは、ダマスカスとの連携を呼びかける当時者であれ、連携しない当時者であれ、テロとの戦いを優先すべきだという点で合意しているということだ」と強調した。

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トルコのイシク国防大臣、イランのホセイン・ダフカーン国防大臣との個別会談したショイグ国防大臣は、ロシア、イラン、トルコ各国の専門家らが、シリアの紛争を終結させるための行程表を記した三カ国合意「モスクワ宣言」を策定、近く合意に達するだろうと述べた。

ショイグ国防大臣はまた、ロシア、イラン、トルコがシリアの紛争解決を保障する役割を果たす用意があるとしたうえで、米国がもはや実質的影響力を行使し得ないと指摘、「ロシア、トルコ、イランの取り組みによって、アレッポにおいて「穏健な反体制派」と過激派を峻別することに成功した」と強調した。

一方、シャームプレス(12月20日付)によると、トルコのイシク国防大臣は、ショイグ国防大臣との会談で「今日、アレッポ市東部を武装集団から解放し、反体制派が捕捉していた子供らを避難させるためのプロセスが成功裏に進んでいるのを目にしている」と述べたという。

SANA, December 20, 2016
SANA, December 20, 2016

AFP, December 20, 2016、AP, December 20, 2016、ARA News, December 20, 2016、Champress, December 20, 2016、al-Hayat, December 21, 2016、Iraqi News, December 20, 2016、Kull-na Shuraka’, December 20, 2016、al-Mada Press, December 20, 2016、Naharnet, December 20, 2016、NNA, December 20, 2016、Reuters, December 20, 2016、SANA, December 20, 2016、UPI, December 20, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はこれまでにラッカ市北西部の97ヵ村をダーイシュから奪取したと発表(2016年12月20日)

ラッカ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の「ユーフラテスの怒り」作戦司令室は声明を出し、ラッカ市北西部での戦闘でこれまでに97ヵ村をダーイシュ(イスラーム国)から奪取したと発表した。

また、ARA News(12月20日付)によると、シリア民主軍がラッカ市郊外のジャアバル村およびジャアバル城一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, December 20, 2016、AP, December 20, 2016、ARA News, December 20, 2016、Champress, December 20, 2016、al-Hayat, December 21, 2016、Iraqi News, December 20, 2016、Kull-na Shuraka’, December 20, 2016、al-Mada Press, December 20, 2016、Naharnet, December 20, 2016、NNA, December 20, 2016、Reuters, December 20, 2016、SANA, December 20, 2016、UPI, December 20, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合は16~18日にシリア領内のラッカ県を中心に17回の爆撃を実施(2016年12月19日)

米中央軍(CENTCOM)は、12月16~18日の3日間のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

12月16日はシリア、イラク領内のダーイシュ(ダーイシュ)拠点などに対して13回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は10回で、ラッカ市近郊(1回)、アイン・イーサー市近郊(4回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、タドムル市近郊(4回)に対して攻撃が行われた。

12月17日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して10回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は3回で、アイン・イーサー市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

12月18日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して8回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は4回で、シャッダーディー市近郊(1回)、ラッカ市近郊(2回)、アイン・イーサー市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

AFP, December 19, 2016、AP, December 19, 2016、ARA News, December 19, 2016、Champress, December 19, 2016、al-Hayat, December 20, 2016、Iraqi News, December 19, 2016、Kull-na Shuraka’, December 19, 2016、al-Mada Press, December 19, 2016、Naharnet, December 19, 2016、NNA, December 19, 2016、Reuters, December 19, 2016、SANA, December 19, 2016、UPI, December 19, 2016などをもとに作成。

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トルコでロシア大使が暗殺:犯人の男性は「アレッポを忘れるな」、「シリアを忘れるな」と叫ぶ(2016年12月19日)

トルコの首都アンカラで開かれていた写真展「トルコ人の目から見たロシア」の会場で、ロシアのアンドレイ・カルロフ駐トルコ大使が、警察官の男性(機動隊隊員、22歳)に撃たれ、搬送先の病院で死亡した。

男性は、その場でトルコの治安当局によって射殺された。

犯行時、男性は、アラビア語で「アッラーフ・アクバル」(アッラーは偉大なり)、トルコ語で「アレッポを忘れるな」、「シリアを忘れるな」などと叫んでいたとされる。

『ニューヨーク・タイムズ』(12月20日付)などが伝えた。

SANA, December 19, 2016
SANA, December 19, 2016

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外務在外居住者省の公式筋は、トルコの首都アンカラでのロシアのアンドレイ・カルロフ駐トルコ大使殺害殺害に関して、「臆病なテロ行為をもっとも厳しい調子で非難する」としたうえで「テロとの戦いとその根絶にむけたすべての努力と可能性を駆使する必要を再認識させた」とする声明を発表した。

AFP, December 19, 2016、AP, December 19, 2016、ARA News, December 19, 2016、Champress, December 19, 2016、al-Hayat, December 20, 2016、Iraqi News, December 19, 2016、Kull-na Shuraka’, December 19, 2016、al-Mada Press, December 19, 2016、Naharnet, December 19, 2016、The New York Times, December 20, 2016、NNA, December 19, 2016、Reuters, December 19, 2016、SANA, December 19, 2016、UPI, December 19, 2016などをもとに作成。

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アラブ連盟緊急外相会議は、アレッポ市東部でのアサド政権の戦争犯罪を追究する一方、アルジェリア外相はシリア軍のアレッポ市解放を称賛(2016年12月19日)

アラブ連盟は、アレッポ市東部情勢について協議するため、カイロの本部で緊急外相会議を開催した。

議長は、チュニジアのハミース・ジャヒーナーウィー外務大臣とサウジアラビアのアーディル・ジュバイル外務大臣が務め、アレッポ市東部などでのシリア政府やその同盟者の行為は戦争犯罪にあたり、国際法、国際人道法、ジュネーブ第4条約へのあからさまな違反行為である」とする決議案を審議した。

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アルジェリアのラマダーン・アマーミリー外務大臣は記者会見で、「アサド大統領と彼の軍は、アレッポが再びシリア政府に服さないだろうとする賭けに打ち勝った」と述べ、シリア軍によるアレッポ市奪還を称賛し、「アルジェリアが次に同様の計略を打ち負かす国となる」と表明した。

ARA News(12月19日付)が伝えた。

ARA News, December 19, 2016
ARA News, December 19, 2016

AFP, December 19, 2016、AP, December 19, 2016、ARA News, December 19, 2016、Champress, December 19, 2016、al-Hayat, December 20, 2016、Iraqi News, December 19, 2016、Kull-na Shuraka’, December 19, 2016、al-Mada Press, December 19, 2016、Naharnet, December 19, 2016、NNA, December 19, 2016、Reuters, December 19, 2016、SANA, December 19, 2016、UPI, December 19, 2016などをもとに作成。

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バーブ市(アレッポ県)一帯でのダーイシュとの戦闘でトルコ軍兵士1人死亡(2016年12月19日)

アレッポ県では、トルコ軍によると、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市バーブ市一帯での戦闘に参加していたトルコ軍兵士1人が戦死した。

また、ARA News(12月19日付)によると、トルコ軍戦闘機はバーブ市一帯のダーイシュ拠点を集中的に空爆した。

AFP, December 19, 2016、AP, December 19, 2016、ARA News, December 19, 2016、Champress, December 19, 2016、al-Hayat, December 20, 2016、Iraqi News, December 19, 2016、Kull-na Shuraka’, December 19, 2016、al-Mada Press, December 19, 2016、Naharnet, December 19, 2016、NNA, December 19, 2016、Reuters, December 19, 2016、SANA, December 19, 2016、UPI, December 19, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍と反体制武装集団はロジャヴァ支配下のアイン・アラブ市、アフリーン市一帯を砲撃(2016年12月19日)

アレッポ県では、ARA News(12月19日付)によると、トルコ軍が、西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市郊外のヤービサ村、クーラーン村、タッル・ハンダラ村、クーラタク村の民家や人民防衛隊の拠点に対して砲撃を加えた。

また、県北西部のアフリーン市郊外のバーシャムラ村を、トルコ軍の支援を受けた反体制武装集団が砲撃した。

AFP, December 19, 2016、AP, December 19, 2016、ARA News, December 19, 2016、Champress, December 19, 2016、al-Hayat, December 20, 2016、Iraqi News, December 19, 2016、Kull-na Shuraka’, December 19, 2016、al-Mada Press, December 19, 2016、Naharnet, December 19, 2016、NNA, December 19, 2016、Reuters, December 19, 2016、SANA, December 19, 2016、UPI, December 19, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市東部からの退去途中にイラン人民兵によって拘束されていた約500人が解放される(2016年12月19日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(12月19日付)によると、アレッポ市東部からの退去途中にラームーサ通行所近くでイラン人民兵組織に拉致されていたとされる市民や戦闘員約500人が解放され、彼らを乗せたバスがアレッポ市西部のラーシディーン地区に到着した。

Kull-na Shuraka', December 19, 2016
Kull-na Shuraka’, December 19, 2016
Kull-na Shuraka', December 19, 2016
Kull-na Shuraka’, December 19, 2016

AFP, December 19, 2016、AP, December 19, 2016、ARA News, December 19, 2016、Champress, December 19, 2016、al-Hayat, December 20, 2016、Iraqi News, December 19, 2016、Kull-na Shuraka’, December 19, 2016、al-Mada Press, December 19, 2016、Naharnet, December 19, 2016、NNA, December 19, 2016、Reuters, December 19, 2016、SANA, December 19, 2016、UPI, December 19, 2016などをもとに作成。

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国連安保理はアレッポ市東部からの戦闘員と民間人退去を監視するための決議を採択するものの、ロシアの修正提案で「骨抜き」に(2016年12月19日)

国連安保理は、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室、アレッポ軍)が籠城を続けているアレッポ市東部からの国際人道法に基づく「市民と戦闘員」の自発的退去と、国連および関連する機関によるその監視を定めた安保理決議第2328号を全回一致で採択した。

安保理決議第2328号全文は以下の通り:

“The Security Council,

“Recalling all its relevant resolutions, especially 2139 (2014), 2165 (2014), 2191 (2014), 2258 (2015) and 2286 (2016);

“Reaffirming its strong commitment to the sovereignty, independence, unity and territorial integrity of the Syrian Arab Republic;

“Alarmed by the continued deterioration of the devastating humanitarian situation in Aleppo and by the fact that urgent humanitarian evacuations and assistance are now needed by a large number of Aleppo inhabitants;

“Recalling the need for all parties to respect the relevant provisions of international humanitarian law and the United Nations guiding principles of humanitarian emergency assistance;

“1. Takes note of the efforts to carry out evacuations of civilians and fighters from the districts of the city of Aleppo affected by the conflict;

“2. Stresses that these evacuations must be conducted in accordance with international humanitarian law and principles, and emphasizes that the evacuations of civilians must be voluntary and to final destinations of their choice, and protection must be provided to all civilians who choose or who have been forced to be evacuated and those who opt to remain in their homes;

“3. Requests the United Nations and other relevant institutions to carry out adequate, neutral monitoring and direct observation on evacuations from the eastern districts of Aleppo and other districts of the city, and to report as appropriate thereon, to ensure further deployment of staff for these purposes as needed and demands all parties to provide these monitors with safe, immediate and unimpeded access;

“4. Stresses the importance to ensure the voluntary, safe and dignified passage of all civilians from the eastern districts of Aleppo or other areas, under the monitoring of and coordination by the United Nations and other relevant institutions, to a destination of their choice; stresses that in such circumstances, priority should be given to the most seriously wounded people and the most vulnerable and calls on all the parties to cooperate with the United Nations in this regard;

“5. Demands that all parties allow complete, immediate, unconditional, safe and unhindered access for the United Nations and its implementing partners, in order to ensure that humanitarian assistance reaches people through the most direct route in order to meet basic needs, including the provision of medical care, consistent with the provisions of its resolution 2258 (2015) for the whole of Syria and respect and protect all civilians across Aleppo and throughout Syria; stresses that all parties must respect their obligations under international humanitarian law, and in particular, to respect and protect civilians and civilian objects;

“6 Calls on all parties to respect and protect all medical and humanitarian personnel, their means of transport and equipment, as well as hospitals and other medical facilities throughout the country, consistent with its resolution 2286 (2016);

“7. Requests the Secretary-General to take urgent steps to make arrangements, including security arrangements in consultation with interested parties, to allow the observation by the United Nations and other relevant institutions of the well-being of civilians, as well as the full respect of international humanitarian law, inside the eastern districts of the city of Aleppo; notify the Security Council about these arrangements and to carry out the above mentioned activity immediately thereupon,

“8. Further requests the Secretary-General to report to the Security Council on the implementation of this resolution, including by the parties on the ground, within 5 days of adoption of this resolution;

“9. Decides to remain actively seized of the matter.”

フランスが提出した安保理決議案は当初は、「中立的な監視団」の派遣をめざす米国など西側諸国の意向に沿って、国連が監視プロセスにかかる安全対策を確定すると定められていた。

だが、ロシアが、この文言を「(国連)事務総長は関係当時者との協議のうえ、安全対策などの態勢を構築するため緊急措置を講じることを求める」に修正し、監視団の構成や業務範囲などについて、シリア政府との協議を必要とするようを求め、米国とフランスがこれに応じたことで、採択の運びとなった。

『ハヤート』(12月20日付)によると、修正された決議案の採択によって、アレッポ市東部での監視活動は、シリア政府の同意があって初めて実施可能となり、「モスクワ・ダマスカス・テヘラン軍事同盟のアレッポ制圧を承認する外向成果」と改編されたという。

なお、決議には、事務総長に対し、5日以内に安保理への進捗報告を定めている。

SANA, December 19, 2016
SANA, December 19, 2016

AFP, December 19, 2016、AP, December 19, 2016、ARA News, December 19, 2016、Champress, December 19, 2016、al-Hayat, December 20, 2016、Iraqi News, December 19, 2016、Kull-na Shuraka’, December 19, 2016、al-Mada Press, December 19, 2016、Naharnet, December 19, 2016、NNA, December 19, 2016、Reuters, December 19, 2016、SANA, December 19, 2016、UPI, December 19, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合によるラッカ市近郊への爆撃で男女2人が死亡(2016年12月18日)

ラッカ県では、ARA News(12月19日付)によると、米主導の有志連合がダーイシュ(イスラーム国)支配下のラッカ市近郊のマンスーラ区一帯を空爆し、男女2人が死亡、複数が負傷した。

AFP, December 19, 2016、AP, December 19, 2016、ARA News, December 19, 2016、Champress, December 19, 2016、al-Hayat, December 20, 2016、Iraqi News, December 19, 2016、Kull-na Shuraka’, December 19, 2016、al-Mada Press, December 19, 2016、Naharnet, December 19, 2016、NNA, December 19, 2016、Reuters, December 19, 2016、SANA, December 19, 2016、UPI, December 19, 2016などをもとに作成。

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ストルテンベルグNATO事務総長「シリアに部隊を派遣すればさらなる事態悪化をもたらす」(2016年12月18日)

NATOのヤンス・ストルテンベルグ事務総長はドイツ日刊紙の『ディ・ヴェルト日曜版』(12月18日付)に対して、シリアへの軍事介入は事態をさらに悪化させると改めて述べた。

ストルテンベルグ事務総長は「我々はシリアで恐るべき人道危機を目の当たりにしている。こうした場合、アフガニスタンのように部隊を展開させることが正しいこともあるが…、軍事作戦による成果よりも、損害が大きくなることもある。シリアについて言うと、NATO加盟国は部隊派遣がさらなる事態悪化をもたらすとの結論に達した…。部隊展開は必ずしも解決策をもたらすとは限らない」と述べた。

ARA News, December 18, 2016
ARA News, December 18, 2016

 

AFP, December 18, 2016、AP, December 18, 2016、ARA News, December 18, 2016、Champress, December 18, 2016、al-Hayat, December 19, 2016、Iraqi News, December 18, 2016、Kull-na Shuraka’, December 18, 2016、al-Mada Press, December 18, 2016、Naharnet, December 18, 2016、NNA, December 18, 2016、Reuters, December 18, 2016、SANA, December 18, 2016、UPI, December 18, 2016、Die Welt, December 18, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室がバーブ市郊外の1カ村をダーイシュから奪取(2016年12月18日)

アレッポ県では、ARA News(12月18日付)によると、トルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室がバーブ市郊外でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、マクリー村およびその一帯の丘陵地帯を制圧した。


AFP, December 18, 2016、AP, December 18, 2016、ARA News, December 18, 2016、Champress, December 18, 2016、al-Hayat, December 19, 2016、Iraqi News, December 18, 2016、Kull-na Shuraka’, December 18, 2016、al-Mada Press, December 18, 2016、Naharnet, December 18, 2016、NNA, December 18, 2016、Reuters, December 18, 2016、SANA, December 18, 2016、UPI, December 18, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市東部、イドリブ県フーア市・カラフヤー町、ダマスカス郊外県ザバダーニー市・マダーヤー町からの戦闘員・負傷者・重篤患者・家族の移送に関するロシア、イラン、反体制派の合意内容(2016年12月18日)

クッルナー・シュラカー(12月18日付)などは、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍の幹部筋の話として、アレッポ市東部、イドリブ県フーア市・カラフヤー町、ダマスカス郊外県ザバダーニー市・マダーヤー町からの戦闘員・負傷者・重篤患者・家族の移送に関するロシア、イラン、反体制派の合意内容について明らかにした。

それによると、合意は、①フーア市から1,250人の負傷者・重篤患者および家族を移送したうえで、アレッポ市東部で留まっている退去希望者(戦闘員とその家族)の半数を退去させる、②カファルヤー町から1,250人を移送させたうえで、アレッポ市東部から残りの半数を退去させる、 ③フーア市、カファルヤー町から1,500人を移送したうえで、シリア軍とヒズブッラーが包囲するダマスカス郊外県マダーヤー町、ザバダーニー市から反体制武装集団戦闘員およびその家族1,500人を退去させる、という3段階からなっているという。

AFP, December 18, 2016、AP, December 18, 2016、ARA News, December 18, 2016、Champress, December 18, 2016、al-Hayat, December 19, 2016、Iraqi News, December 18, 2016、Kull-na Shuraka’, December 18, 2016、al-Mada Press, December 18, 2016、Naharnet, December 18, 2016、NNA, December 18, 2016、Reuters, December 18, 2016、SANA, December 18, 2016、UPI, December 18, 2016などをもとに作成。

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オバマ米大統領「蛮行の一方的な責任はアサド政権、ロシア、イランにある」(2016年12月17日)

2017年1月20日に任期が終了するバラク・オバマ米大統領は年末の記者会見の場で、シリア情勢について言及し、アレッポ市東部からの反体制武装集団戦闘員とその家族の退去を監視するための「中立的な監視団」派遣を求める安保理決議案(フランスが提出)を支持すると表明した。

オバマ米大統領はまた、アレッポ市での攻防線に関して「蛮行の一方的な責任は、アサド政権とその同盟国であるロシアとイランにある…。アサドは虐殺が起きているなかで正統性を勝ち取ることなどできない」と述べた。

AFP, December 17, 2016、AP, December 17, 2016、ARA News, December 17, 2016、Champress, December 17, 2016、al-Hayat, December 18, 2016、Iraqi News, December 17, 2016、Kull-na Shuraka’, December 17, 2016、al-Mada Press, December 17, 2016、Naharnet, December 17, 2016、NNA, December 17, 2016、Reuters, December 17, 2016、SANA, December 17, 2016、UPI, December 17, 2016などをもとに作成。

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ロシア・イラン・トルコ外相が電話会談、ロシア・シリア・イラン外相とトルコMIT長官が電話会談(2016年12月17日)

ロシア外務省は、セルゲイ・ラブロフ外務大臣が今月27日に予定されているロシア・イラン・トルコの三カ国外相会談に先立って、イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣、トルコのトルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣と電話会談を行ったと発表した。

RIAノーヴォスチ通信(12月17日付)などによると、三者電話会談では、アレッポ市東部の状況、とりわけ反体制武装集団戦闘員とその家族の退去状況などについて意見が交わされ、シリアの人道支援拡充と政治的解決に向けた国際社会の取り組みが重要であることなどを確認したという。

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RT(12月17日付)によると、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣は、シリアのファフド・フライジュ国防大臣、イランのホセイン・ホセイン・ダフカーン国防大臣、トルコ国家諜報機構(MİT)のハカン・フィダン長官と電話会談を行い、「アレッポ市の治安人道状況」、「シリア国内での停戦」への対応について協議した。

AFP, December 17, 2016、AP, December 17, 2016、ARA News, December 17, 2016、Champress, December 17, 2016、al-Hayat, December 18, 2016、Iraqi News, December 17, 2016、Kull-na Shuraka’, December 17, 2016、al-Mada Press, December 17, 2016、Naharnet, December 17, 2016、NNA, December 17, 2016、Reuters, December 17, 2016、RIA Novosti, December 17, 2016、SANA, December 17, 2016、UPI, December 17, 2016などをもとに作成。

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ヨルダン国内のシリア人難民キャンプで「部族軍」を狙った爆破事件が発生し、5人が死亡(2016年12月17日)

ARA News(12月17日付)によると、ヨルダン北東部のシリア国境に面するルクバーン地区に設営されたシリア人避難民キャンプ内にある人道支援配給センター近くで、爆弾が爆発し、5人が死亡、複数が負傷した。

ヒムス県東部で活動するというアムル・フサインを名乗る活動家によると、爆発は、部族軍のメンバーを狙ったもので、ダーイシュ(イスラーム国)による犯行の可能性が高いという。

ARA News, December 17, 2016
ARA News, December 17, 2016

 

AFP, December 17, 2016、AP, December 17, 2016、ARA News, December 17, 2016、Champress, December 17, 2016、al-Hayat, December 18, 2016、Iraqi News, December 17, 2016、Kull-na Shuraka’, December 17, 2016、al-Mada Press, December 17, 2016、Naharnet, December 17, 2016、NNA, December 17, 2016、Reuters, December 17, 2016、SANA, December 17, 2016、UPI, December 17, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュがアレッポ県バーブ市で反転攻勢、トルコ軍兵士1人が死亡(2016年12月17日)

アナトリア通信(12月17日付)は、「ユーフラテスの盾」作戦を続行するハワール・キリス作戦司令室を支援するトルコ軍の兵士が16日、アレッポ県におけるダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市バーブ市一帯での戦闘で重傷を負い、搬送先のガジアンテップの病院で死亡した、と伝えた。

なお、これに先立ちアアマーク通信(12月16日付)は、バーブ市西部でトルコ軍戦車、装甲車を攻撃、破壊する映像(https://youtu.be/AnMvfdw0a9A)を公開していた。

Youtube, December 17, 2016
Youtube, December 17, 2016

 

AFP, December 17, 2016、Anadolu Ajansı, December 17, 2016、AP, December 17, 2016、ARA News, December 17, 2016、Champress, December 17, 2016、al-Hayat, December 18, 2016、Iraqi News, December 17, 2016、Kull-na Shuraka’, December 17, 2016、al-Mada Press, December 17, 2016、Naharnet, December 17, 2016、NNA, December 17, 2016、Reuters, December 17, 2016、SANA, December 17, 2016、UPI, December 17, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市北西部でダーイシュから5カ村を奪取(2016年12月17日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市北西部郊外で米主導の有志連合の航空支援を受けて、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

ARA News(12月17日付)によると、シリア民主軍はこの戦闘で、北ブルーサンジャール村、南ブルーサンジャール村、サブハー村、アブー・ジャッラート村、ハーッジー・スライマーン村をダーイシュより奪取した。

AFP, December 17, 2016、AP, December 17, 2016、ARA News, December 17, 2016、Champress, December 17, 2016、al-Hayat, December 18, 2016、Iraqi News, December 17, 2016、Kull-na Shuraka’, December 17, 2016、al-Mada Press, December 17, 2016、Naharnet, December 17, 2016、NNA, December 17, 2016、Reuters, December 17, 2016、SANA, December 17, 2016、UPI, December 17, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合は、シリア・ロシア軍を支援するかたちでタドムル市東部のスフナ市一帯でダーイシュ拠点を爆撃、アミールを殺害(2016年12月17日)

ヒムス県では、ARA News(12月17日付)によると、米主導の有志連合は、シリア軍、ロシア軍を支援するかたちで県東部のスフナ市一帯を空爆し、ダーイシュの司令官(アミール)を殺害した。

また、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が、ダーイシュ(イスラーム国)によって再制圧されたタドムル市一帯および農園地帯を空爆し、またシリア軍、親政権武装勢力が同地一帯でダーイシュと交戦した。

一方、SANA(12月17日付)によると、シリア軍がタドムル市西部のタイフール航空基地(T4)一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、戦闘員30人を殲滅した。

ARA News(12月17日付)によると、シリア軍はダーイシュとの戦闘の末、シャリーファ村、タイフール航空基地南部の検問所を奪還したという。

他方、ARA News(12月17日付)は、タドムル市内の消息筋から得た情報にとして、ダーイシュによる再制圧後、タドムル市で市民約250人が失踪したと伝えた。

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ダルアー県では、ARA News(12月17日付)によると、南部戦線を構成する複数の反体制武装集団がヤルムーク川流域でダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍に対する掃討作戦を開始した。

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ハサカ県では、ARA News(12月17日付)によると、カーミシュリー氏アンタリーヤ地区でビニール袋に入れられた爆弾が爆発し、子供1人が死亡、1人が負傷した。

AFP, December 17, 2016、AP, December 17, 2016、ARA News, December 17, 2016、Champress, December 17, 2016、al-Hayat, December 18, 2016、Iraqi News, December 17, 2016、Kull-na Shuraka’, December 17, 2016、al-Mada Press, December 17, 2016、Naharnet, December 17, 2016、NNA, December 17, 2016、Reuters, December 17, 2016、SANA, December 17, 2016、UPI, December 17, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市東部の戦闘員・家族の退去の一環として、反体制派、ロシア、イランはダマスカス郊外県の反体制派とイドリブ県の親政権派の避難を合意か(2016年12月17日)

アレッポ県では、『ハヤート』(12月18日付)などが、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室、アレッポ軍、ファトフ軍)が、ロシア、イランとの間で戦闘員およびその家族の退去をめぐる交渉を再開し、新たな合意に達したと報じた。

反体制武装集団側の交渉訳を務めるシャーム自由人イスラーム運動のファールーク・アブー・バクルを名乗る幹部によると、「アレッポをめぐって革命家、ロシア、イランは合意に達し、今日(17日)に退去作業を再開するために行動する」と述べた。

合意内容に関して、この幹部は「アレッポの住民と戦闘員全員」がアレッポ市東部の反体制武装集団支配地域から退去する一方、イドリブ県のフーア市、カファルヤー町、ダマスカス郊外県のマダーヤー町、ザバダーニー市からも退去が行われると付言した。

しかし、イドリブ県、ダマスカス郊外県からの退去者の数については明言しなかった。

これに関して、シリア軍消息筋はAFP(12月17日付)に対して、イドリブ県フーア市、カファルヤー町からの戦闘員・住民の避難に関して、「前向きな動き」があるとしつつも、「問題はまだ決着していない」と述べた。

イドリブ県のフーア市、カファルヤー町は、イドリブ県のほぼ全域が、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍に掌握されているなかで、シリア政府の支配下にとどまっており、ファトフ軍の包囲を受けている。

また、ダマスカス郊外県のザバダーニー市、マダーヤー町は、シャーム自由人イスラーム運動をはじめとする反体制武装集団が籠城を続けるなか、シリア軍やヒズブッラーの包囲を受けている。

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ロシア国防省は声明を出し、ラタキア県フマイミーム航空基地のシリア駐留ロシア軍司令部に設置された当事者和解調整センターによるアレッポ市東部からの反体制武装集団戦闘員とその家族の退去が、アレッポ県以外の地域でのアサド政権による戦闘停止発表を促す新たな機会を与えるとともに、「穏健な反体制派」の過激派からの離反をもたらそうとしていると発表した。

AFP, December 17, 2016、AP, December 17, 2016、ARA News, December 17, 2016、Champress, December 17, 2016、al-Hayat, December 18, 2016、Iraqi News, December 17, 2016、Kull-na Shuraka’, December 17, 2016、al-Mada Press, December 17, 2016、Naharnet, December 17, 2016、NNA, December 17, 2016、Reuters, December 17, 2016、SANA, December 17, 2016、UPI, December 17, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合によるダイル・ザウル県、ラッカ県爆撃でダーイシュ幹部2人を含む7人が死亡(2016年12月16日)

ダイル・ザウル県では、ユーフラテス・ポスト(12月16日付)が、米主導の有志連合によるタナク油田一帯に対する空爆で、ダーイシュ(イスラーム国)のリビア人幹部で「石油大臣」と目されてきたアブー・ウマル・ズバイディー氏ら6人が死亡したと伝えた。

またラッカ県でも、ラッカ市に対する有志連合の空爆で、ハイル州の広報副責任者のヤフヤー・ダヒール氏が死亡したという。

AFP, December 17, 2016、AP, December 17, 2016、ARA News, December 17, 2016、Champress, December 17, 2016、Euphrates Post, December 17, 2016、al-Hayat, December 18, 2016、Iraqi News, December 17, 2016、Kull-na Shuraka’, December 17, 2016、al-Mada Press, December 17, 2016、Naharnet, December 17, 2016、NNA, December 17, 2016、Reuters, December 17, 2016、SANA, December 17, 2016、UPI, December 17, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合は12月15日にダーイシュがシリア軍から奪取したタドムル市などに対して15回の爆撃を実施(2016年12月16日)

米中央軍(CENTCOM)は、12月15日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して18回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は15回で、アイン・イーサー市近郊(3回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)、タドムル市近郊(10回)に対して攻撃が行われた。

タドムル市近郊での空爆では、同市制圧に際してシリア軍からダーイシュが捕獲した戦車15輌などを破壊したという。

AFP, December 16, 2016、AP, December 16, 2016、ARA News, December 16, 2016、Champress, December 16, 2016、al-Hayat, December 17, 2016、Iraqi News, December 16, 2016、Kull-na Shuraka’, December 16, 2016、al-Mada Press, December 16, 2016、Naharnet, December 16, 2016、NNA, December 16, 2016、Reuters, December 16, 2016、SANA, December 16, 2016、UPI, December 16, 2016などをもとに作成。

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トランプ米次期大統領はシリア政策について初めて言及「シリア領内に安全保障地帯を設置し、人々に機会を与えたい」(2016年12月16日)

ドナルド・トランプ米次期大統領は、ペンシルベニア州で開いた支持者への感謝を伝えるための集会でシリア情勢に触れ、そのなかでシリア国内に「安全保障地帯」を設置すると述べた。

トランプ氏は「シリアで起きていることに目を向けると、とても悲しくなる…。それは大変に悲しい事態で、我々は人々を支援しなければならない。我々は、シリア領内に安全保障地帯を設置し、人々に機会を与えたい…」。

『ハヤート』(12月17日付)は、トランプ氏の政策立案チームとコンタクトのある複数の消息筋の話として、トランプ氏が対シリア政策に関して、シリア国内の南部に安全地帯を設置し、ヨルダンを支援することなどを検討しているという。

AFP, December 16, 2016、AP, December 16, 2016、ARA News, December 16, 2016、Champress, December 16, 2016、al-Hayat, December 17, 2016、Iraqi News, December 16, 2016、Kull-na Shuraka’, December 16, 2016、al-Mada Press, December 16, 2016、Naharnet, December 16, 2016、NNA, December 16, 2016、Reuters, December 16, 2016、SANA, December 16, 2016、UPI, December 16, 2016などをもとに作成。

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ロシアのプーチン大統領はシリア内戦終結に向けた和平合意をカザフスタンで開催することでトルコと合意(2016年12月16日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領は東京での記者会見でシリア情勢に言及、そのなかで反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室、ないしはアレッポ軍)が支配してきたアレッポ市東部をシリア軍が解放したことに関して、「アレッポ市解放は重要な進展で、新たな訂正をもたらし得るものだ」と述べた。

プーチン大統領は、トルコの仲介によるロシア軍とアレッポ市の反体制武装集団の停戦合意(戦闘員とその家族の退去)に関して、9月のサンクトペテルブルク市でのトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領との会談で合意に達していたことを明らかにし、「今起こっているのは、そのときの我々の合意が実施されているものだ」と述べた。

また、プーチン大統領は、シリア内戦終結に向けた和平協議に関して「カザフスタンに当時者を招くことを提案する旨、トルコ大統領と合意した。我々はシリア政府、トルコ、反体制派各派に通知することになる」と述べる一方、新たな和平協議が、米国・ロシア、国連主導のもとに行われてきたジュネーブ会議にとってかわるものではなく、これを補完することになると付言した。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)が最近になって、UNESCO世界文化遺産のパルミラ遺跡を擁するヒムス県タドムル市一帯を奪還したことに関して、その原因が米主導の有志連合とシリア軍の連携不足にあるとしたうえで、「(タドムル市喪失は)重要性の高いアレッポ市での進展に比して純粋に象徴的な問題でしかない」と述べた。

『ハヤート』(12月17日付)などが伝えた。

AFP, December 16, 2016、AP, December 16, 2016、ARA News, December 16, 2016、Champress, December 16, 2016、al-Hayat, December 17, 2016、Iraqi News, December 16, 2016、Kull-na Shuraka’, December 16, 2016、al-Mada Press, December 16, 2016、Naharnet, December 16, 2016、NNA, December 16, 2016、Reuters, December 16, 2016、SANA, December 16, 2016、UPI, December 16, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ市北西部でダーイシュとの戦闘を続ける(2016年12月16日)

ラッカ県では、ARA News(12月16日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市北西部のアブー・ハウヤー村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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北の太陽大隊は声明を出し、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が遂行する「ユーフラテスの怒り」作戦に参加すると発表した。

AFP, December 16, 2016、AP, December 16, 2016、ARA News, December 16, 2016、Champress, December 16, 2016、al-Hayat, December 17, 2016、Iraqi News, December 16, 2016、Kull-na Shuraka’, December 16, 2016、al-Mada Press, December 16, 2016、Naharnet, December 16, 2016、NNA, December 16, 2016、Reuters, December 16, 2016、SANA, December 16, 2016、UPI, December 16, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍と反体制武装集団はロジャヴァの拠点都市アイン・アラブ市郊外、アフリーン市を攻撃(2016年12月16日)

アレッポ県では、ARA News(12月16日付)によると、トルコ軍がアイン・アラブ市西部郊外にある西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の拠点を砲撃した。

また、反体制武装集団が西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市を反体制武装集団が砲撃した。

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アレッポ県では、ARA News(12月16日付)によると、トルコ軍航空部隊がダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市バーブ市各所を空爆した。

AFP, December 16, 2016、AP, December 16, 2016、ARA News, December 16, 2016、Champress, December 16, 2016、al-Hayat, December 17, 2016、Iraqi News, December 16, 2016、Kull-na Shuraka’, December 16, 2016、al-Mada Press, December 16, 2016、Naharnet, December 16, 2016、NNA, December 16, 2016、Reuters, December 16, 2016、SANA, December 16, 2016、UPI, December 16, 2016などをもとに作成。

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