ダーイシュ支配下のラッカ市近郊のガーズィリー村に対する爆撃で女性、子供を含む11人が死亡(2016年10月14日)

ラッカ県では、「ラッカは沈黙によって惨殺される」(10月14日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のラッカ市に近いガーズィリー村が空爆を受け、女性2人と子供1人を含む11人が死亡した。

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ハサカ県では、ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を喧伝するアアマーク通信が、ハサカ市グワイラーン地区で自爆攻撃を行い、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の隊員5人を死傷させたと発表した。

AFP, October 14, 2016、AP, October 14, 2016、ARA News, October 14, 2016、Champress, October 14, 2016、al-Hayat, October 15, 2016、Iraqi News, October 14, 2016、Kull-na Shuraka’, October 14, 2016、al-Mada Press, October 14, 2016、Naharnet, October 14, 2016、NNA, October 14, 2016、al-Raqqa Tudhbah bi-Samt, Octoer 14, 2016、Reuters, October 14, 2016、SANA, October 14, 2016、UPI, October 14, 2016などをもとに作成。

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プーチン大統領はロシア軍のシリアへの無期限駐留を定めた二国間合意に署名(2016年10月14日)

インテルファクス通信(10月14日付)などによると、ロシアのヴラジミール・プーチン大統領は、ロシア空軍のシリア(ラタキア県フマイミーム航空基地)の無期限での駐留などを定めたシリア・ロシアの二国間合意を承認したロシア議会の法案に署名した。

二国間合意では、シリア政府の要請のもと、ロシア軍がシリア領内に展開、フマイミーム航空基地および周辺のインフラを必要に応じて利用することを定めているほか、駐留ロシア軍が必要とする武器、装備の無制限の輸入、駐留するロシア軍将兵およびその家族への免税特権の付与などが盛り込まれている。

AFP, October 14, 2016、AP, October 14, 2016、ARA News, October 14, 2016、Champress, October 14, 2016、al-Hayat, October 15, 2016、Interfax, October 14, 2016、Iraqi News, October 14, 2016、Kull-na Shuraka’, October 14, 2016、al-Mada Press, October 14, 2016、Naharnet, October 14, 2016、NNA, October 14, 2016、Reuters, October 14, 2016、SANA, October 14, 2016、UPI, October 14, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はアレッポ市北部の農業学校、採石場など、およびダマスカス郊外県ダイルハビーヤ村を制圧(2016年10月14日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア・シリア両軍が反体制武装集団支配下のアレッポ市東部(サーフール地区、シャッアール地区、バーブ街道地区など)を数十回にわたり集中的に空爆、サーフール地区にある病院施設一帯が被害を受けた。

シリア軍はまた、マサーキン・ハナーヌー地区、ハイダリーヤ地区を砲撃、旧市街、ブスターン・バーシャー地区、ブライジュ村(製材所)で親政権武装勢力とともに反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(10月14日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにアレッポ市北部一帯で反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)と交戦し、マジュバル地区の農業学校一帯、ウワイジャ地区の採石場、廃棄処理場、製材所、工場地区一帯を制圧した。

シリア軍はまた、アレッポ市シャイフ・サイード地区、フィルドゥース地区、第1070集合住宅計画地区で反体制武装集団と億千し、40人以上の戦闘員を殲滅、30人を負傷させた。

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ダマスカス郊外県では、SANA(10月14日付)によると、シリア軍が西グータ地方で反体制武装集団と交戦し、ダイルハビーヤ村を完全制圧した。

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ダルアー県では、SANA(10月14日付)によると、シリア軍がダルアー市難民キャンプ地区、アッバースィーヤ地区、ダム街道一帯、スルターン・モスク一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、SANA(10月14日付)によると、シリア軍がサアン・アスワド村でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団に対して特殊作戦を行い、戦闘員12人を殲滅した。

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スワイダー県では、SANA(10月14日付)によると、サアラ村に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾が着弾し、1人が重傷を負った。


AFP, October 14, 2016、AP, October 14, 2016、ARA News, October 14, 2016、Champress, October 14, 2016、al-Hayat, October 15, 2016、Iraqi News, October 14, 2016、Kull-na Shuraka’, October 14, 2016、al-Mada Press, October 14, 2016、Naharnet, October 14, 2016、NNA, October 14, 2016、Reuters, October 14, 2016、SANA, October 14, 2016、UPI, October 14, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合は13日にシリア領内で13回の爆撃を実施(2016年10月14日)

米中央軍(CENTCOM)は、10月13日のシリア、イラク両国での有志連合の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して22回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は13回で、ブーカマール市近郊(1回)、シャッダーディー市近郊(6回)、アイン・イーサー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(4回)、タドムル市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

AFP, October 14, 2016、AP, October 14, 2016、ARA News, October 14, 2016、Champress, October 14, 2016、al-Hayat, October 15, 2016、Iraqi News, October 14, 2016、Kull-na Shuraka’, October 14, 2016、al-Mada Press, October 14, 2016、Naharnet, October 14, 2016、NNA, October 14, 2016、Reuters, October 14, 2016、SANA, October 14, 2016、UPI, October 14, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍と有志連合の支援を受けた反体制武装集団がアレッポ県北部のダーイシュの拠点ダービク村から撤退する一方、アアザーズ市近郊の反体制武装集団検問所で車が爆発し、30人死亡(2016年10月13日)

アレッポ県では、ARA News(10月13日付)によると、トルコ軍と有志連合の支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)が、ダーイシュ(イスラーム国)の反撃を受け、12日に制圧したダービク村とカフラ村から撤退した。

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同じくアレッポ県では、クッルナー・シュラカー(10月13日付)によると、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の戦略拠点アアザーズ市近郊に設置されたシャーム戦線の検問所で、爆弾が仕掛けられた車が爆発し、30人が死亡、数十人が負傷した。Markaz A'zaz al-I'lami, October 13, 2016 

AFP, October 13, 2016、AP, October 13, 2016、ARA News, October 13, 2016、Champress, October 13, 2016、al-Hayat, October 14, 2016、Iraqi News, October 13, 2016、Kull-na Shuraka’, October 13, 2016、al-Mada Press, October 13, 2016、Naharnet, October 13, 2016、NNA, October 13, 2016、Reuters, October 13, 2016、SANA, October 13, 2016、UPI, October 13, 2016などをもとに作成。

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トルコ大統領府報道官はYPGにマンビジュ市一帯からの撤退を改めて要求(2016年10月13日)

トルコ大統領府のイブラヒム・カルン報道官は記者団に対して、アレッポ県のマンビジュ市一帯に依然として西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が残留していると指摘し、ユーフラテス川以東地域に撤退すべきだと述べた。

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GGG諸国およびトルコの閣僚級会合がサウジアラビアの首都リヤドで開催され、閉幕声明で、アレッポ市に対するロシア・シリア両軍の空爆停止を求めた国連安保理決議案が否決されたことに激しい懸念を表明するとともに、シリアの統合維持、ジュネーブ会議(2012年)に基づく紛争の平和的解決を改めて呼びかけた。

AFP, October 13, 2016、AP, October 13, 2016、ARA News, October 13, 2016、Champress, October 13, 2016、al-Hayat, October 14, 2016、Iraqi News, October 13, 2016、Kull-na Shuraka’, October 13, 2016、al-Mada Press, October 13, 2016、Naharnet, October 13, 2016、NNA, October 13, 2016、Reuters, October 13, 2016、SANA, October 13, 2016、UPI, October 13, 2016などをもとに作成。

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ロシア外務省報道官は反体制派に携帯式地対空ミサイルを供与しないよう呼びかける(2016年10月13日)

ロシアのマリア・ザハロワ外務省報道官は、ロシアが、中東地域諸国に対して、シリアの反体制派に携帯式地対空ミサイルを供与しないよう呼びかけたとしたうえで、シリア領内でのロシアに対するいかなる敵対行為も、ロシアからの相応の報復を免れない、と述べた。

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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はイランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣と電話会談を行い、シリア情勢への対応などについて意見を交わした。

両者による電話会談は2日前にも行われている。

ラブロフ外務大臣はまた、フランスのジャン=マルク・エロー外務大臣とも電話会談を行い、シリア情勢に関して意見を交わした。

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一方、ドミトリー・ペスコフ大統領府報道官は、ボリス・ジョンソン英外務大臣が英議会で「軍事的選択肢…をもう一度検討するべき」と述べたことを受け、「アサド政権ではなく、テロリストを標的とするものであれば、ロシアはシリア紛争への英国の軍事介入を歓迎する」と述べた。
『ハヤート』(10月14日付)が伝えた。

AFP, October 13, 2016、AP, October 13, 2016、ARA News, October 13, 2016、Champress, October 13, 2016、al-Hayat, October 14, 2016、Iraqi News, October 13, 2016、Kull-na Shuraka’, October 13, 2016、al-Mada Press, October 13, 2016、Naharnet, October 13, 2016、NNA, October 13, 2016、Reuters, October 13, 2016、SANA, October 13, 2016、UPI, October 13, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はジュンド・アクサー機構を完全統合したシャーム・ファトフ戦線などとの戦闘の末ハマー県北部のマアーン村を奪還(2016年10月13日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が県北部一帯で、ジュンド・アクサー機構を吸収合併したシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団との戦闘の末、マアーン村を制圧し、バッザーム丘一帯で進軍を続けた。

これに関して、SANA(10月13日付)も、シリア軍が予備部隊とともに県北部のマアーン村に対して特殊作戦を敢行、同地の治安と安定を回復したと伝えた。

SANAによると、シリア軍はまた、タイバト・イマーム市およびその一帯、スーラーン市およびその北東部、マアルダス村、ムーリク市、トゥルール・ハムル村、バッザーム丘、ザアタル丘北部、カフルズィーター市、スカイク村、フワイズ丘、アトシャーン村、ハスラーヤー村、ラターミナ町で反体制武装集団を空爆した。

またクナイトラート村・フナイフィス村間では、反体制武装集団を要撃した。

SANA, October 13, 2016
SANA, October 13, 2016

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がアレッポ市東部各所(カッラーサ地区、ブスターン・カスル地区など)に対して早朝から20回以上の空爆を行い、7人が死亡、多数が負傷した。

ホワイト・ヘルメット(民間防衛隊)のイブラーヒーム・アブー・ライス氏がロイター通信(10月13日付)に述べたところによると、死者は13人にのぼるという。

これに対して、反体制武装集団はアレッポ市西部に対して砲撃を行った。

またアレッポ市北部のブライジュ村一帯の丘陵地帯では、シリア軍と反体制武装集団が激しく交戦した。

一方、SANA(10月13日付)によると、シリア軍がバーズー丘、ハナースィル市西方で反体制武装集団の拠点、車輌を空爆した。

これに対して、反体制武装集団はアレッポ市スライマーニーヤ地区を砲撃し、子供2人が死亡、5人が負傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハウラ地方を砲撃、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がダーイル町、イブタア町を空爆した。

一方、SANA(10月13日付)によると、シリア軍がバルジャース農場一帯、ヌアイマ村西方、ヤードゥーダ村東部、西ガーリヤ村近郊でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ラタキア県では、SANA(10月13日付)によると、シリア軍が県北部のカッバーナ村、第1154地点、第1112地点、カフルサンドゥー村一帯で反体制武装集団の拠点を空爆した。

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イドリブ県では、SANA(10月13日付)によると、シリア軍がガッサーニーヤ村、ジスル・シュグール市、タイイバート村、ハーン・シャイフーン市、マルジュ・アフダル村、カフルサジュナ村、タマーニア町、カフルルーマー村でシャーム・ファトフ戦線などからなるファトフ軍の拠点を空爆した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、ダイルハビーヤ村を空爆・砲撃し、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, October 13, 2016、AP, October 13, 2016、ARA News, October 13, 2016、Champress, October 13, 2016、al-Hayat, October 14, 2016、Iraqi News, October 13, 2016、Kull-na Shuraka’, October 13, 2016、al-Mada Press, October 13, 2016、Naharnet, October 13, 2016、NNA, October 13, 2016、Reuters, October 13, 2016、SANA, October 13, 2016、UPI, October 13, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合は12日にシリア領内で9回の爆撃を実施(2016年10月13日)

米中央軍(CENTCOM)は、10月12日のシリア、イラク両国での有志連合の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して19回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は9回で、ブーカマール市近郊(2回)、アイン・イーサー市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)、マーリア市近郊(4回)に対して攻撃が行われた。

AFP, October 13, 2016、AP, October 13, 2016、ARA News, October 13, 2016、Champress, October 13, 2016、al-Hayat, October 14, 2016、Iraqi News, October 13, 2016、Kull-na Shuraka’, October 13, 2016、al-Mada Press, October 13, 2016、Naharnet, October 13, 2016、NNA, October 13, 2016、Reuters, October 13, 2016、SANA, October 13, 2016、UPI, October 13, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍と有志連合の支援を受ける反体制武装集団がダーイシュの重要拠点の一つダービク村を制圧か(2016年10月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍と有志連合の支援を受ける反体制武装集団がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、スーラーン・アアザーズ町近郊のカフラ村を制圧した。

また、トルコ軍と有志連合の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室は声明を出し、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に、カフラ村を再び奪還するとともに、ダービク村も制圧した、と発表した。

クッルナー・シュラカー(10月12日付)が伝えた。

Kull-na Shuraka', October 12, 2016
Kull-na Shuraka’, October 12, 2016

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ヒムス県では、SANA(10月13日付)によると、シリア軍がサワーナ丘、アブー・アラーヤー村東部、ジバーブ・ハマド村、ダブアト・マッラ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

AFP, October 12, 2016、AP, October 12, 2016、ARA News, October 12, 2016、Champress, October 12, 2016、al-Hayat, October 13, 2016、Iraqi News, October 12, 2016、Kull-na Shuraka’, October 12, 2016、al-Mada Press, October 12, 2016、Naharnet, October 12, 2016、NNA, October 12, 2016、Reuters, October 12, 2016、SANA, October 12, 2016、UPI, October 12, 2016などをもとに作成。

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シリア・ロシア軍の爆撃・砲撃と反体制派の砲撃で40人あまりが死亡(2016年10月12日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)の支配下にあるアレッポ市東部のフィルドゥース地区がシリア軍の砲撃とロシア軍と思われる戦闘機(ただしシリア人権監視団は所属を明示していない)の空爆を受け、7人が死亡した(クッルナー・シュラカー(10月12日付)によると、死者は15人以上)。

ロシア軍と思われる戦闘機はまた、フィルドゥース地区のほかにも、ブスターン・カスル地区、カーティルジー地区を空爆、フィルドゥース地区での死者7人と合わせて27人(うち子供は4人)が死亡したという。

さらにアレッポ市東部のブスターン・バシャー地区(中部)、シャイフ・サイード地区(南部)では、シリア軍と反体制武装集団が戦闘を続けた。

これに対して、反体制武装集団はアレッポ市フルカーン地区などシリア政府支配地域を砲撃し、4人が死亡、14人が負傷、SANA(10月13日付)によると、反体制武装集団はまた、アレッポ市マンシヤ地区、シャイフ・ターハー地区、ブスターン・バーシャー地区を砲撃し、5人が死亡、13人が負傷した。

一方、SANA(10月13日付)によると、シリア軍がハーン・トゥーマーン村、ズルバ村、バルクーム村、アブー・シャリーム村、マアッラーター村、カフルナーハー村、アレッポ市ラーシディーン地区でシャーム・ファトフ戦線が率いる反体制武装集団の拠点を空爆した。

なお、シリア人権監視団によると、米・ロシアの新停戦合意が破綻した9月19日以降、アレッポ市およびその周辺一帯での戦闘で、民間人564人(うち子供116人、女性42人)が死亡しているという。

SANA, October 12, 2016
SANA, October 12, 2016
Kull-na Shuraka', October 12, 2016
Kull-na Shuraka’, October 12, 2016

他方、ARA News(10月12日付)によると、アレッポ市東部で活動を続ける複数の医療団体・活動家は共同声明を出し、シリア・ロシア軍による医療施設への空爆を非難する一方、負傷者や病人をアレッポ市東部から市外、場合によってはトルコに搬送することで合意したと発表した。

共同声明を出したのは、M10医療センターなど。

ARA News, October 12, 2016
ARA News, October 12, 2016

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アルマナーズ市・ビーラト・アルマナーズ町間の街道で爆弾が爆発し、複数人が死亡した。

またシリア軍がジスル・シュグール市を砲撃、戦闘機(所属明示せず)も同地のほか、ハッサーニーヤ村などを空爆した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がカッバーナ村一帯を空爆した。

一方、SANA(10月13日付)によると、シリア軍が県北部のカムアーヤー村、バアルバーヤー村、タルディーン村、カッバーナ村、カフルサンドゥー山で反体制武装集団の拠点を空爆した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタイバ村各所、ウンム・シャルシューフ村、ティールマアッラ村を空爆した。

また、クッルナー・シュラカー(10月12日付)によると、シリア軍がタイバ村、カフルラーハー市を空爆し、6人が死亡した。

一方、SANA(10月13日付)によると、シリア軍がワーズィイーヤ村、ダイル・フール村、サアン・アスワド村、ラスタン市、ガントゥー市北部でシャーム・ファトフ戦線などの拠点を空爆した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がカフルバトナー町、サクバー市、アルバイン市、ドゥーマー市を空爆し、少なくとも3人が死亡、13人が負傷した。

一方、クッルナー・シュラカー(10月12日付)によると、ハーマ町の国民和解委員会の仲介により、シリア軍と反体制武装集団の停戦合意が成立した。

これにより、シリア軍は同地での軍事作戦を停止、また反体制武装集団は戦闘員数十人がシリア北部(イドリブ県)に退去することが決まったという。

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ダマスカス県では、SANA(10月13日付)によると、イスラーム軍およびラフマーン軍団が撃った迫撃砲弾がマッザ86地区に着弾し、子供1人が負傷した。

ARA News(10月12日付)によると、攻撃はアダウィー地区のロシア大使館を狙ったもので、迫撃砲弾はマッザ86地区以外にも、マッザ・ジャバル地区、マズラア地区などに着弾した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍はジャウバル区一帯を砲撃した。

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ハマー県では、SANA(10月13日付)によると、シリア軍がタイバト・イマーム市、ラトミーン村、ズール・ヒーサ村、ラターミナ町、スーラーン市一帯、ドゥワイル丘、ザアタル丘で反体制武装集団の拠点を空爆した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(10月12日付)によると、戦闘機(所属明示せず)がイブタア町を空爆し、一家5人全員が死亡した。

一方、SANA(10月13日付)によると、シリア軍がフラーク市東部、西ガーリヤ村北西部でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, October 12, 2016、AP, October 12, 2016、ARA News, October 12, 2016、Champress, October 12, 2016、al-Hayat, October 13, 2016、Iraqi News, October 12, 2016、Kull-na Shuraka’, October 12, 2016、al-Mada Press, October 12, 2016、Naharnet, October 12, 2016、NNA, October 12, 2016、Reuters, October 12, 2016、SANA, October 12, 2016、UPI, October 12, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合は11日にシリア領内で11回の爆撃を実施(2016年10月12日)

米中央軍(CENTCOM)は、10月11日のシリア、イラク両国での有志連合の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して18回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は11回で、ブーカマール市近郊(1回)、ラッカ市近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(4回)、マンビジュ市近郊(1回)、マーリア市近郊(4回)に対して攻撃が行われた。

AFP, October 12, 2016、AP, October 12, 2016、ARA News, October 12, 2016、Champress, October 12, 2016、al-Hayat, October 13, 2016、Iraqi News, October 12, 2016、Kull-na Shuraka’, October 12, 2016、al-Mada Press, October 12, 2016、Naharnet, October 12, 2016、NNA, October 12, 2016、Reuters, October 12, 2016、SANA, October 12, 2016、UPI, October 12, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍と有志連合の支援を受けた反体制武装集団とダーイシュがアレッポ県北部のアフティームッラート村とカフラ村で争奪戦(2016年10月11日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(10月11日付)によると、トルコ軍と有志連合の支援を受けた反体制武装集団がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、アフティームッラート村とカフラ村を制圧したが、その数時間後、ダーイシュが両村を奪還した。

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ラッカ県では、ARA News(10月11日付)によると、トルコ軍がタッル・アブヤド市近郊に設置された西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊の拠点を攻撃、これに対して人民防衛隊が応戦した。

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一方、アナトリア通信(10月11日付)は、トルコ軍および同軍の支援を受けた反体制武装集団によって8月下旬に解放されたアレッポ県ジャラーブルス市にトルコから帰還したシリア人の数が5,176人に上っていると伝えた。

AFP, October 11, 2016、Anadolu Ajansı, October 11, 2016、AP, October 11, 2016、ARA News, October 11, 2016、Champress, October 11, 2016、al-Hayat, October 12, 2016、Iraqi News, October 11, 2016、Kull-na Shuraka’, October 11, 2016、al-Mada Press, October 11, 2016、Naharnet, October 11, 2016、NNA, October 11, 2016、Reuters, October 11, 2016、SANA, October 11, 2016、UPI, October 11, 2016などをもとに作成。

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ロシア・イラン外相はシリアの紛争解決に向けた「新たな外交努力」を開始することで合意(2016年10月11日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はイランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外務大臣と電話会談を行った。

ロシア外務省によると、会談で両国外相は、シリアの危機解決に向けた「新たな外交努力」を開始することで合意したという。

AFP, October 11, 2016、AP, October 11, 2016、ARA News, October 11, 2016、Champress, October 11, 2016、al-Hayat, October 12, 2016、Iraqi News, October 11, 2016、Kull-na Shuraka’, October 11, 2016、al-Mada Press, October 11, 2016、Naharnet, October 11, 2016、NNA, October 11, 2016、Reuters, October 11, 2016、SANA, October 11, 2016、UPI, October 11, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はアレッポ県東部、ヒムス県東部などでダーイシュとの戦闘を続ける(2016年10月11日)

アレッポ県では、SANA(10月11日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部郊外の航空士官学校一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して集中的に爆撃を行った。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タドムル市南西部の砂漠地帯でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦した。

一方、SANA(10月11日付)によると、シリア軍がタドムル市郊外の第3石油輸送ステーション(T3)一帯、バーリダ地区南部、カルヤタイン市東部郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆した。

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スワイダー県では、SANA(10月11日付)によると、シリア軍がダルアー県ラジャート高原に近い県東部の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)を要撃した。

AFP, October 11, 2016、AP, October 11, 2016、ARA News, October 11, 2016、Champress, October 11, 2016、al-Hayat, October 12, 2016、Iraqi News, October 11, 2016、Kull-na Shuraka’, October 11, 2016、al-Mada Press, October 11, 2016、Naharnet, October 11, 2016、NNA, October 11, 2016、Reuters, October 11, 2016、SANA, October 11, 2016、UPI, October 11, 2016などをもとに作成。

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ダルアー市(シリア政府支配下)の小学校が砲撃を受け、子供5人が死亡、20人が負傷(2016年10月11日)

ダルアー県では、SANA(10月11日付)、シリア人権監視団によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数発がダルアー市内の小学校(ザート・ニターキーン小学校)の校庭に着弾、体育の授業を受けていた生徒5人が死亡、20人が負傷した。

クッルナー・シュラカー(10月11日付)によると、学校への砲撃を誰が行ったのかは不明だという。

SANA, October 11, 2016
SANA, October 11, 2016

SANAによると、シリア軍はまた、イブタア町、ダーイル町一帯、ダルアー市バジャービジャ地区でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がイブタア町を砲撃した。


AFP, October 11, 2016、AP, October 11, 2016、ARA News, October 11, 2016、Champress, October 11, 2016、al-Hayat, October 12, 2016、Iraqi News, October 11, 2016、Kull-na Shuraka’, October 11, 2016、al-Mada Press, October 11, 2016、Naharnet, October 11, 2016、NNA, October 11, 2016、Reuters, October 11, 2016、SANA, October 11, 2016、UPI, October 11, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がハマー県北部のカウカブ村をジュンド・アクサー機構などから奪還、ラタキア県北部でシャーム・ファトフ戦線と「穏健な反体制派」による「アーシューラーの進攻」を撃退(2016年10月11日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、県北部のマアーン村、カッバーリーヤ村、カウカブ村一帯でシリア軍と反体制武装集団(ジュンド・アクサー機構など)が激しく交戦、シリア軍がカウカブ村とカッバーリーヤ村を奪還した。

また、SANA(10月11日付)によると、シリア軍が県北部で反体制武装集団(ジュンド・アクサー機構など)と交戦の末、カウカブ村を制圧、同地一帯の治安と安全を回復した。

シリア軍はまた、これに先だって、マアルダス村、バッザーム丘、マアーン村一帯、アトシャーン村、ウンム・ハーラタイン村、ムーリク市、スカイク村、スーラーンの反体制武装集団に治して空爆を行った。

SANA, October 11, 2016
SANA, October 11, 2016

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が県北部のカッバーナ村一帯などクルド山各所を空爆、砲撃し、「アーシューラーの進攻」の戦いを開始したシャーム・ファトフ戦線、シャーム軍団、「穏健な反体制派」の連合部隊を撃退した。

一方、SANA(10月11日付)によると、シリア軍が県北部のラシャー丘、ナフシャッバー村一帯に侵攻した反体制武装集団(シャーム・ファトフ戦線など)と交戦、これを撃退した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団などによると、ロシア軍戦闘機がアレッポ市東部各所を空爆した。

これに関して、「命じられるままに正しく進め」連合のザカリヤー・マラーヒフジー氏はロイター通信(10月11日付)に対して、空爆がブスターン・カスル地区に対して集中的に行われたと語った。

シリア人権監視団によると、アレッポ市東部一帯(ブスターン・カスル地区、フィルドゥース地区など)への空爆で、少なくとも10人が死亡したという。

ドゥラル・シャーミーヤ(10月11日付)によると、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)はシャイフ・サイード地区、スライマーン・ハラビー地区でシリア軍と交戦し、イラク人戦闘員を含むシリア軍側兵士・戦闘員15人を殲滅した。

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ヒムス県では、SANA(10月11日付)によると、シリア軍がタルビーサ市、カフルラーハー市、タッル・ザハブ町、サアン村でシャーム・ファトフ戦線の拠点を空爆した。

一方、ARA News(10月11日付)によると、シリア軍がハウラ地方を空爆した。

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イドリブ県では、SANA(10月11日付)によると、シリア軍がマアッラト・ヌウマーン市、タマーニア町、ジャルジャナーズ町東部でファトフ軍の教練キャンプ、拠点を空爆した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジスリーン町を砲撃、ラフマーン軍団の戦闘員1人を殺害、3人を負傷させた。

また戦闘機(所属明示せず)がリーハーン農場を空爆、また同地一帯でシリア軍、親政権武装勢力がイスラーム軍と交戦した。

AFP, October 11, 2016、AP, October 11, 2016、ARA News, October 11, 2016、Champress, October 11, 2016、al-Durar al-Shamiya, October 11, 2016、al-Hayat, October 12, 2016、Iraqi News, October 11, 2016、Kull-na Shuraka’, October 11, 2016、al-Mada Press, October 11, 2016、Naharnet, October 11, 2016、NNA, October 11, 2016、Reuters, October 11, 2016、SANA, October 11, 2016、UPI, October 11, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合は9、10日にシリア領内で16回の爆撃を実施(2016年10月11日)

米中央軍(CENTCOM)は、10月9、10日の2日間のシリア、イラク両国での有志連合の戦果をHPで発表した。

10月9日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して16回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は8回で、ブーカマール市近郊(1回)、シャッダーディー市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(2回)、マーリア市近郊(2回)、タドムル市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

10月10日はシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して17回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は8回で、ブーカマール市近郊(1回)、フール町近郊(1回)、ダイル・ザウル市近郊(3回)、マンビジュ市近郊(3回)に対して攻撃が行われた。

AFP, October 11, 2016、AP, October 11, 2016、ARA News, October 11, 2016、Champress, October 11, 2016、al-Hayat, October 12, 2016、Iraqi News, October 11, 2016、Kull-na Shuraka’, October 11, 2016、al-Mada Press, October 11, 2016、Naharnet, October 11, 2016、NNA, October 11, 2016、Reuters, October 11, 2016、SANA, October 11, 2016、UPI, October 11, 2016などをもとに作成。

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UNICEFがシリア政府支配地域で配給したはずの学校用カバンが一つ1,500シリア・ポンドで転売(2016年10月10日)

ARA News(10月10日付)は、シリア政府に近い複数の消息筋の話として、シリア政府支配地域で配給されているはず国連UNICEFからの教育関連の支援物資の一部が転売され、市場に出回っていると伝えた。

転売されているのは、学校用のカバンなどで、1つ1,500シリア・ポンド程度で売られているという。

ARA News, October 11, 2016
ARA News, October 11, 2016

AFP, October 10, 2016、AP, October 10, 2016、ARA News, October 10, 2016、Champress, October 10, 2016、al-Hayat, October 11, 2016、Iraqi News, October 10, 2016、Kull-na Shuraka’, October 10, 2016、al-Mada Press, October 10, 2016、Naharnet, October 10, 2016、NNA, October 10, 2016、Reuters, October 10, 2016、SANA, October 10, 2016、UPI, October 10, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍と有志連合の支援を受ける反体制武装集団がアレッポ県北部でダーイシュから9カ村を奪取(2016年10月10日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(10月10日付)によると、トルコ軍と有志連合の支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)が、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、カフルガーン村、ガザル村、シャイフ・リーフ村、バラーギーダ村、バッル村、ジャーリズ村、トゥーカッリー村、ヤフムール村、アディーヤ村を制圧した。

Kull-na Shuraka', October 11, 2016
Kull-na Shuraka’, October 11, 2016

AFP, October 10, 2016、AP, October 10, 2016、ARA News, October 10, 2016、Champress, October 10, 2016、al-Hayat, October 11, 2016、Iraqi News, October 10, 2016、Kull-na Shuraka’, October 10, 2016、al-Mada Press, October 10, 2016、Naharnet, October 10, 2016、NNA, October 10, 2016、Reuters, October 10, 2016、SANA, October 10, 2016、UPI, October 10, 2016などをもとに作成。

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ロシアのパンコヴ国防副大臣「タルトゥースにロシア海軍の常駐基地を設置する」(2016年10月10日)

ロシアのニコライ・パンコヴ国防副大臣は連邦議会上院で、ロシアがシリアから租借しているタルトゥース軍港に関して、同地に常駐基地を設置すると述べた。

パンコヴ副大臣は、「我々はタルトゥースに海軍の常駐基地を持つことになるだろう…。実際、必要な文書が準備されており…、近くこれらの文書を承認することを議会に求めることを希望している」と証言した。

AFP, October 10, 2016、AP, October 10, 2016、ARA News, October 10, 2016、Champress, October 10, 2016、al-Hayat, October 11, 2016、Iraqi News, October 10, 2016、Kull-na Shuraka’, October 10, 2016、al-Mada Press, October 10, 2016、Naharnet, October 10, 2016、NNA, October 10, 2016、Reuters, October 10, 2016、SANA, October 10, 2016、UPI, October 10, 2016などをもとに作成。

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ロシアのプーチン大統領がトルコのエルドアン大統領と直接会談し、「ユーフラテスの盾」作戦などをめぐって意見を交わす(2016年10月10日)

ロシアのヴラジミール・プーチン大統領は、トルコで開催予定の世界エネルギー会議に出席するためにイスタンブールを訪問、同地でレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と会談した。

『ハヤート』(10月11日付)などによると、会談で両首脳は、トルコ軍によるアレッポ県北部への進攻(「ユーフラテスの盾」作戦)やトルコ政府による同地での安全保障地帯の設置提案などについて集中的に意見を交わしたという。

会談には、トルコ軍のフルスィ・アカル参謀総長も同席した。

両首脳はまた、トゥルク・ストリーム天然ガス・パイプライン計画などについても意見を交わした。

AFP, October 10, 2016、AP, October 10, 2016、ARA News, October 10, 2016、Champress, October 10, 2016、al-Hayat, October 11, 2016、Iraqi News, October 10, 2016、Kull-na Shuraka’, October 10, 2016、al-Mada Press, October 10, 2016、Naharnet, October 10, 2016、NNA, October 10, 2016、Reuters, October 10, 2016、SANA, October 10, 2016、UPI, October 10, 2016などをもとに作成。

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フランスのエロー外相、ロシア・シリア両軍の「戦争犯罪」の国際刑事裁判所への提訴をめざす(2016年10月10日)

フランスのジャン=マルク・エロー外務大臣はラジオ・フランス(10月10日付)に対して、ロシア・シリア両軍のアレッポ市東部への空爆を「戦争犯罪」と非難し、国際刑事裁判所への提訴に向けた方途を探ると述べた。

AFP, October 10, 2016、AP, October 10, 2016、ARA News, October 10, 2016、Champress, October 10, 2016、France Inter, October 10, 2016、al-Hayat, October 11, 2016、Iraqi News, October 10, 2016、Kull-na Shuraka’, October 10, 2016、al-Mada Press, October 10, 2016、Naharnet, October 10, 2016、NNA, October 10, 2016、Reuters, October 10, 2016、SANA, October 10, 2016、UPI, October 10, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市東西両地区でシリア軍と「反体制派」の砲撃の応酬が続き、9月半ば以降の死者数は340人以上に(2016年10月10日)

アレッポ県では、AFP(10月10日付)によると、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)の支配下にあるアレッポ市東部内では、ブスターン・バーシャー地区(中部)、シャイフ・サイード地区(南部)、サーフール地区(東部)、カルム・ジャバル地区(東部)一帯で、シリア軍、親政権武装勢力と反体制武装集団の戦闘が続き、戦闘機(所属明示せず)が夜間空爆を行った。

シリア人権監視団によると、この戦闘で反体制武装集団側は、シャイフ・サイード地区内の複数カ所を奪還したという。

また、ARA News(10月10日付)によると、アレッポ市ハナーヌー地区の兵舎に展開するシリア軍部隊がシャッアーラ地区に近いラウズ市場を砲撃し、5人が死亡、20人以上が負傷した。

ARA News, October 11, 2016
ARA News, October 11, 2016

さらにシリア軍は、アレッポ市東部のスライマーン・ハラビー地区に突入を試みたという。

一方、SANA(10月10日付)によると、シリア軍がカブターン・ジャバル村、アレッポ市シャイフ・サイード地区(反体制武装集団支配下)で反体制武装集団の拠点・車輌を空爆した。

これに対して、反体制武装集団はアレッポ市ハムダーニーヤ地区(シリア政府支配下)を砲撃し、4人が死亡、14人が負傷した。

なお、シリア人権監視団によると、米・ロシアの新停戦合意が破棄された9月19日以降のシリア・ロシア軍のアレッポ市東部に対する空爆・砲撃で、子供57人を含む290人以上が死亡する一方、反体制武装集団によるアレッポ市西部への砲撃でも50人以上が死亡しているという。

反体制武装集団支配下のアレッポ市東部には約25万人、シリア政府支配下の西部には約20万人が今も暮らしている。

AFP, October 10, 2016、AP, October 10, 2016、ARA News, October 10, 2016、Champress, October 10, 2016、al-Hayat, October 11, 2016、Iraqi News, October 10, 2016、Kull-na Shuraka’, October 10, 2016、al-Mada Press, October 10, 2016、Naharnet, October 10, 2016、NNA, October 10, 2016、Reuters, October 10, 2016、SANA, October 10, 2016、UPI, October 10, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍と思われる戦闘機がアレッポ県北部のダービク村(ダーイシュ支配下)を爆撃し、10人が死亡(2016年10月9日)

アレッポ県では、ARA News(10月9日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるダービク村に対してトルコ軍と思われる戦闘機が空爆を実施し、10人が死亡した。

トルコ軍の発表によると、アレッポ県北部での過去24時間の戦闘および有志連合の空爆でダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員38人が死亡したという。

Kull-na Shuraka', October 9, 2016
Kull-na Shuraka’, October 9, 2016

AFP, October 9, 2016、AP, October 9, 2016、ARA News, October 9, 2016、Champress, October 9, 2016、al-Hayat, October 10, 2016、Iraqi News, October 9, 2016、Kull-na Shuraka’, October 9, 2016、al-Mada Press, October 9, 2016、Naharnet, October 9, 2016、NNA, October 9, 2016、Reuters, October 9, 2016、SANA, October 9, 2016、UPI, October 9, 2016などをもとに作成。

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シリア軍と「反体制派」の砲撃の応酬でアレッポ市東西双方で子供9人を含む50人が死亡(2016年10月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)の支配下にあるアレッポ市東部の中心に位置するブスターン・バーシャー地区、南部のシャイフ・サイード地区一帯で、シリア軍と反体制武装集団の戦闘が続いた。

またシリア政府支配下のアレッポ市ハムダーニーヤ地区、アアザミーヤ地区、反体制武装集団支配下のサイフ・ダウラ地区が砲撃を受け、子供9人を含む50人が死亡した。

これに関して、SANA(10月9日付)は、反体制武装集団がアレッポ市ナイヤール地区、タラル特を砲撃し、2人が死亡、3人が負傷したと伝えた。

AFP, October 9, 2016、AP, October 9, 2016、ARA News, October 9, 2016、Champress, October 9, 2016、al-Hayat, October 10, 2016、Iraqi News, October 9, 2016、Kull-na Shuraka’, October 9, 2016、al-Mada Press, October 9, 2016、Naharnet, October 9, 2016、NNA, October 9, 2016、Reuters, October 9, 2016、SANA, October 9, 2016、UPI, October 9, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がハマー県北部の複数カ村を反体制武装集団(ジュンド・アクサー機構など)から奪還(2016年10月9日)

ハマー県では、SANA(10月9日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに反体制武装集団(ジュンド・アクサー機構など)と交戦し、カッラーフ村および同地西部の農場地帯および鉄道駅、カッバーリーヤ村を奪還した。

シリア軍はまた、スーラーン市、ムーリク市、タイバト・イマーム市、ラターミナ町、カフルズィーター市で反体制武装集団の拠点を空爆した。

ARA News(10月9日付)によると、シリア軍はまたマアーン村も奪還したという。

ただし、クッルナー・シュラカー(10月9日付)によると、反体制武装集団はマアーン村を奪還した。

SANA, October 9, 2016
SANA, October 9, 2016

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イドリブ県では、SANA(10月9日付)によると、シリア軍が、ファトフ軍の支配下にあるハーン・シャイフーン市、サラーキブ市、タマーニア町および同町北部、ヒーシュ橋、シュグール橋、フライカ村で反体制武装集団の拠点を空爆した。

シリア軍はまた、アブディーター村、ガッサーニーヤ村、マルジュ・アフダル村、アドワーン村、タイイバート村、アーリヤ村、アリーハー市、マアッラト・ヌウマーン市、マアッルディブサ村に対しても空爆を実施した。

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ヒムス県では、SANA(10月9日付)によると、シリア軍がイッズッディーン村、タルビーサ市、ザアフラーナ村でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)の拠点を空爆した。

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ダルアー県では、SANA(10月9日付)によると、シリア軍がイブタア町一帯でシャームの民のヌスラ戦線(シャーム・ファトフ戦線)と交戦した。

AFP, October 9, 2016、AP, October 9, 2016、ARA News, October 9, 2016、Champress, October 9, 2016、al-Hayat, October 10, 2016、Iraqi News, October 9, 2016、Kull-na Shuraka’, October 9, 2016、al-Mada Press, October 9, 2016、Naharnet, October 9, 2016、NNA, October 9, 2016、Reuters, October 9, 2016、SANA, October 9, 2016、UPI, October 9, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合は6~8日までの3日間でシリア領内で35回の爆撃を実施(2016年10月9日)

米中央軍(CENTCOM)は、10月6日から8日までの3日間のシリア、イラク両国での有志連合の戦果をHPで発表した。

10月6日はシリア、イラク領内のダーイシュ拠点などに対して24回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は9回で、ブーカマール市近郊(2回)、シャッダーディー市近郊(5回)、アイン・イーサー市近郊(1回)、マーリア市近郊(1回)に対して攻撃が行われた。

10月7日はシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して24回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は13回で、ブーカマール市近郊(3回)、シャッダーディー市近郊(4回)、ラッカ市近郊(3回)、マーリア市近郊(1回)、ワスフィーヤ村近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

10月8日はシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して26回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は13回で、ブーカマール市近郊(1回)、フール町近郊(1回)、シャッダーディー市近郊(1回)、ラッカ市近郊(1回)、アイン・イーサー市近郊(3回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、マーリア市近郊(5回)に対して攻撃が行われた。

AFP, October 9, 2016、AP, October 9, 2016、ARA News, October 9, 2016、Champress, October 9, 2016、al-Hayat, October 10, 2016、Iraqi News, October 9, 2016、Kull-na Shuraka’, October 9, 2016、al-Mada Press, October 9, 2016、Naharnet, October 9, 2016、NNA, October 9, 2016、Reuters, October 9, 2016、SANA, October 9, 2016、UPI, October 9, 2016などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機がダマスカス郊外県クタイファ市近郊のシリア軍拠点を爆撃(2016年10月8日)

ARA News(10月9日付)は、ダマスカス郊外県の活動家の話として、イスラエル軍と思われる複数の戦闘機が8日夜、ダマスカス郊外県のクタイファ市近郊にあるシリア軍拠点複数カ所に対して空爆を実施、シリア軍兵士複数人が死傷したと伝えた。

ARA News, October 8, 2016をもとに作成。

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アレッポ市東部での包囲戦への対応を求める二つの国連安保理決議案がロシア、米英仏の反対によりいずれも否決(2016年10月8日)

国連安保理では、アレッポ市東部での戦闘終息に向けた二つの決議案が提出されたが、いずれも否決された。

第1の決議案は、決議案はフランスとスペインの主導のもと56カ国が共同提案、アレッポ市東部でのロシア・シリア両軍による空爆の即時停止、同地上空の軍用機の飛行禁止などを求める安保理決議案の採択が行われた。

しかし、ロシアが拒否権を発動し、廃案となった。

シリア情勢をめぐる安保理決議案にロシアが拒否権を発動したのはこれが5度目。

採決では、ロシアとともにヴェネズエラが反対、中国とアンゴラが棄権した。

第2の決議案は、ロシアが提出、9月19日に破棄された米・ロシアの停戦合意に準じるかたちで、停戦、人道支援、「テロとの戦い」、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連特別代表への支援などが求められいた。

採決では、米国、英国、フランスが拒否権を発動、また日本、マレーシア、ニュージーランド、セネガル、スペイン、ウクライナが反対票を投じ、否決された。

賛成は、ロシア、中国、ヴェネズエラ、エジプトの4カ国、アンゴラとウルグアイは棄権した。

AFP, October 8, 2016、AP, October 8, 2016、ARA News, October 8, 2016、Champress, October 8, 2016、al-Hayat, October 9, 2016、Iraqi News, October 8, 2016、Kull-na Shuraka’, October 8, 2016、al-Mada Press, October 8, 2016、Naharnet, October 8, 2016、NNA, October 8, 2016、Reuters, October 8, 2016、SANA, October 8, 2016、UPI, October 8, 2016などをもとに作成。

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