シリア民主軍のアブディー司令官はヨルダンのアカバ市で閉幕したアラブ連絡委員会拡大閣僚会合の声明への支持を表明(2024年12月15日)

ヨルダンのアカバで開催されていた合同連絡グループ閣僚会合に出席した米、アラブ連絡委員会、バーレーン、フランス、ドイツ、カタール、トルコ、UAE、英国、EU、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表はシリア情勢に関する合同声明を発表して閉幕した。

声明では、移行政治プロセスがシリア人主導のもと、シリア人によって行われる必要があるとしたうえで、包括的、非宗派主義的な代議政体を樹立する必要があると信じていることが表明され、シリアの統合、領土保全、主演を全面支持すると表明した。

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人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー司令官はXのアカウント(https://x.com/mazloumabdi)を通じて、ヨルダンのアカバ市で閉幕したアラブ連絡委員会拡大閣僚会合について、対話に向けた道を開くためのステップとして、シリア全土での戦闘の全面停止を訴えた閉幕声明を支持すると表明した。

AFP, December 15, 2024、ANHA, December 15, 2024、‘Inab Baladi, December 15, 2024、Reuters, December 15, 2024、SANA, December 15, 2024、Sham FM, December 15, 2024、SOHR, December 15, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機がタルトゥース県に対して過去最大規模の爆撃を行う一方、ダルアー県とクナイトラ県を結ぶ幹線道路1本を閉鎖(2024年12月15日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機が14日深夜から15日未明にかけて、ドゥマイル市近郊の山岳地帯やアイン・マニーン町近郊にあるシリア軍の武器貯蔵施設複数ヵ所に対して爆撃を行った。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機がダイル・ザウル航空機とのレーダー施設複数ヵ所、ユーフラテス川に架かる、ダイル・ザウル市とハトラ村を結ぶ橋を爆撃した。

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タルトゥース県では、イスラエル軍戦闘機が県内各所を狙って過去最大規模の爆撃を行った。

シリア人権監視団によると、攻撃で、ハリースーン村近郊の第23防空旅団司令部およぶ拠点複数ヵ所、イスカブラ大隊基地、ダフル・バルーティーヤ村、ハッラーブ村、マルサヒーン村、ドゥライキーシュ市近郊の2ヵ所、マリカ村近くの地対地ミサイル貯蔵施設複数ヵ所と防空施設、アッカール平野北の複数ヵ所、ザーマー村近郊の第107兵舎などが標的となった。

『ワタン』(12月16日付)によると、7人が負傷、マルサヒーン村では民家1棟で火災が発生した。

また、バクリーヤ村、バムラカ村、シュバート村、ワースィタート村、バドリーヤ村、ジャウバ村では、爆風で家屋のドアが外れたり、家や車の窓ガラスが割れたりといった被害が出た。

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シリア人権監視団によると、アサド政権が崩壊した12月8日以降、イスラエル軍による爆撃は13県に及び、その回数は473回に達している。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、クーヤー村の名士らからなる使節団の要請を受けて、イスラエル軍が名士2人と会談、イスラエル側は同地での武力行使の停止、武器の引き渡しを要求した。

同監視団によると、ダルアー県ヤルムーク川河畔やクナイトラ県の村々は、イスラエル軍の要請に従っているという。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍が、クナイトラ県とを結ぶマアラカ村沿線の幹線道路1本を封鎖した。

AFP, December 15, 2024、ANHA, December 15, 2024、‘Inab Baladi, December 15, 2024、Reuters, December 15, 2024、SANA, December 15, 2024、Sham FM, December 15, 2024、SOHR, December 15, 2024などをもとに作成。

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ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表がシリアを訪問し、シャーム解放機構指導者でシリア軍事作戦局総司令部(「攻撃抑止」軍事作戦局)司令官のジャウラーニーことアフマド・シャルア氏と会談(2024年12月15日)

ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表がシリアを訪問し、シャーム解放機構指導者でシリア軍事作戦局総司令部(「攻撃抑止」軍事作戦局)司令官のアブー・ムハンマド・ジャウラーニーことアフマド・シャルア氏と会談した。

『ワタン』(12月15日付)によると、会談では、シリア情勢の変化を踏まえて、新たな現実に適応するための国連安保理決議第2254号の見直しの必要性が議論された。

シャルア氏は、シリアの課題に迅速かつ効果的に対処するための協力の重要性を強調し、シリア領土の一体性の維持、復興、経済発展の達成に焦点を当てるべきだと訴えた。 また、移行期の各段階に慎重かつ精密に対応し、強力かつ効果的な体制を構築するために各機関の再整備を行う必要性についても言及した。

さらに、難民の安全な帰還を促進するための環境整備と、それを支える経済的・政治的支援の提供の重要性が確認された。 そして、これらの手順については、専門チームの監督のもと、極めて慎重かつ正確に実行し、拙速を避けることが求められる述べ、最良のかたちでこれらを実現するよう訴えた。

一方、ペデルセン特別代表は記者会見で、欧米諸国が科している経済制裁を解除することが望ましいとの見解を示した。

AFP, December 15, 2024、ANHA, December 15, 2024、‘Inab Baladi, December 15, 2024、Reuters, December 15, 2024、SANA, December 15, 2024、Sham FM, December 15, 2024、SOHR, December 15, 2024、al-Watan, December 15, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍の無人航空機複数機がマルジャアユーン市近郊のハルダリー街道を爆撃し、1人を殺害(2024年12月14日)

ナハールネット(12月14日付)、NNA(12月14日付)、マナール・チャンネル(12月14日付)などによると、イスラエル軍の無人航空機複数機がマルジャアユーン市近郊のハルダリー街道を爆撃し、1人を殺害した。

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レバノンのヒズブッラーのナイーム・カースィム書記長はテレビ演説のなかで、「我々は権力の座についたこの新たな勢力がイスラエルを敵とみなし、これと関係を正常化させないことを望んでいる」と述べた。

カースィム書記長はまた、「ヒズブッラーはシリア経由の軍事供給ラインを喪失したが、抵抗運動は環境に適応せねばならない」と付言した。

AFP, December 14, 2024、ANHA, December 14, 2024、‘Inab Baladi, December 14, 2024、Naharnet, December 14, 2024、NNA, December 14, 2024、Qanat al-Manar December 14, 2024、Reuters, December 14, 2024、SANA, December 14, 2024、SOHR, December 14, 2024などをもとに作成。

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トルコのフィダン外務大臣は在シリア・トルコ大使館を再開すると発表:アラブ連絡委員会はシリアにおける平和的な政治以降プロセスを支援するとする声明を発表(2024年12月14日)

トルコのハカン・フィダン外務大臣は12月14日付で在シリア・トルコ大使館を再開すると発表した。

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アラブ連絡委員会はヨルダンのアカバで会合を開き、シリアにおける平和的な政治以降プロセスを支援するとする声明を発表した。


AFP, December 14, 2024、ANHA, December 14, 2024、‘Inab Baladi, December 14, 2024、Reuters, December 14, 2024、SANA, December 14, 2024、Sham FM, December 14, 2024、SOHR, December 14, 2024などをもとに作成。

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米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送(2024年12月14日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, December 14, 2024、ANHA, December 14, 2024、‘Inab Baladi, December 14, 2024、Reuters, December 14, 2024、SANA, December 14, 2024、Sham FM, December 14, 2024、SOHR, December 14, 2024などをもとに作成。

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シリア駐留ロシア軍の司令部が設置されているフマイミーム航空基地から貨物機複数機が離陸(2024年12月14日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア駐留ロシア軍の司令部が設置されているフマイミーム航空基地から貨物機複数機が離陸した。

離陸に先立って、ロシア軍部隊の車輛多数がシリア政府支配地各所から撤退し、基地に集結していた。

AFP, December 14, 2024、ANHA, December 14, 2024、‘Inab Baladi, December 14, 2024、Reuters, December 14, 2024、SANA, December 14, 2024、Sham FM, December 14, 2024、SOHR, December 14, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍はアサド政権崩壊を受けてラッカ県を数十回爆撃、150の車輛を破壊(2024年12月14日)

シリア人権監視団は、トルコ軍が、アサド政権崩壊を受けて、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあったアイン・イーサー市一帯、トルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市タッル・アブヤド市南方などラッカ県各所を無人航空機で数十回にわたって爆撃し、これまでに、シリア軍が放棄した戦車、歩兵戦闘車、装甲車、ロケット弾発射装置、砲台など150の車輛を破壊したと発表した。

AFP, December 14, 2024、ANHA, December 14, 2024、‘Inab Baladi, December 14, 2024、Reuters, December 14, 2024、SANA, December 14, 2024、Sham FM, December 14, 2024、SOHR, December 14, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機は各地への爆撃を続ける一方、クナイトラ県に侵攻中の部隊が再展開(2024年12月14日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機がバルザ区にある科学研究所と鋳造工場を爆撃し、破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機がナバク市東のナースィリーヤ航空基地、カスタル村近郊のスカッド・ミサイル貯蔵施設複数ヵ所、最新式のロケット発射装置、タッル市近郊のアイン・マニーン町一帯の山岳地帯にある軍事キャンプ、地下武器貯蔵施設、ハッラー町近郊の第55旅団基地を爆撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機がマハッジャ町にある武器貯蔵施設を爆撃した。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機がカフル村の武器貯蔵施設を爆撃した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機が県東部の第18師団の貯蔵施設を爆撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機がハマー航空基地の防空施設、ハマー市南の第47旅団基地を爆撃した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、ウンム・バーティナ村に侵攻していたイスラエル軍地上部隊が同村近くの軍事拠点1ヵ所を爆破した後に撤退、アジュラフ村で再展開した。

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シリア人権監視団によると、アサド政権が崩壊した12月8日以降、イスラエル軍による爆撃は13県に及び、その回数は446回に達している。

AFP, December 14, 2024、ANHA, December 14, 2024、‘Inab Baladi, December 14, 2024、Reuters, December 14, 2024、SANA, December 14, 2024、Sham FM, December 14, 2024、SOHR, December 14, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍の無人航空機複数機がサイダー市近郊のティブナ村、バイサリーヤ村、ズライリーヤ村を攻撃(2024年12月13日)

ナハールネット(12月13日付)、NNA(12月13日付)、マナール・チャンネル(12月13日付)などによると、イスラエル軍の無人航空機複数機がサイダー市近郊のティブナ村、バイサリーヤ村、ズライリーヤ村を攻撃した。

AFP, December 13, 2024、ANHA, December 13, 2024、‘Inab Baladi, December 13, 2024、Naharnet, December 13, 2024、NNA, December 13, 2024、Qanat al-Manar December 13, 2024、Reuters, December 13, 2024、SANA, December 13, 2024、SOHR, December 13, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機がダマスカス県のカシオン山頂に加えて、タルトゥース県、ヒムス県、スワイダー県、ダルアー県、ダマスカス郊外県を爆撃(2024年12月13日)

タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機がミスヤーフ市近郊の武器貯蔵施設複数ヵ所、科学研究所(防空工場)を爆撃した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機がクサイル市近郊のワーディー・ハンナーにある防空設備複数ヵ所などを爆撃した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機がカースィウーン(カシオン)山の山頂、マッザ航空基地を爆撃した。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機がクライブ丘、カフル村一帯にある兵舎、ハルハラ航空基地などを狙って爆撃を行った。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機がサフワ村の森林地帯にある兵舎を爆撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機がナジュハー村近くにある第295支部(総合情報部)、電子戦争局所属の第1中隊、燃料局の施設などを爆撃した。

AFP, December 13, 2024、ANHA, December 13, 2024、‘Inab Baladi, December 13, 2024、Reuters, December 13, 2024、SANA, December 13, 2024、Sham FM, December 13, 2024、SOHR, December 13, 2024などをもとに作成。

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ロシア人、ベラルーシ人、北朝鮮人、複数の国の大使館の職員らを乗せた約250輌の車輛からなる車列が、シャーム解放機構の部隊の護衛を伴い首都ダマスカスからフマイミーム航空基地に移動(2024年12月13日)

シリア人権監視団が複数筋から得た情報によると、ヒムス県ハスヤー町一帯に駐留していたロシア軍部隊が、ラタキア県のフマイミーム航空基地に撤退した。

また、ロシア人、ベラルーシ人、北朝鮮人、複数の国の大使館の職員らを乗せた約250輌の車輛からなる車列が、シャーム解放機構の部隊の護衛を伴い、首都ダマスカスから同じくフマイミーム航空基地に移動した。

AFP, December 13, 2024、ANHA, December 13, 2024、‘Inab Baladi, December 13, 2024、Reuters, December 13, 2024、SANA, December 13, 2024、Sham FM, December 13, 2024、SOHR, December 13, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がハサカ県、ラッカ県でシリア民主軍と交戦(2024年12月13日)

ハサカ県では、ANHA(12月13日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・ラバン村、ウンム・カイフ村、タッル・タウィール村、タッル・ルーラド村、アッブーシュ村を砲撃した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市タッル・アブヤド市農村地帯から、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるアイン・イーサー市方面に潜入を試みたシリア国民軍と交戦した。

AFP, December 13, 2024、ANHA, December 13, 2024、‘Inab Baladi, December 13, 2024、Reuters, December 13, 2024、SANA, December 13, 2024、Sham FM, December 13, 2024、SOHR, December 13, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍の無人航空機1機がレバノン南部のヒヤーム村の広場を攻撃、2人が死亡(2024年12月12日)

ナハールネット(12月12日付)、NNA(12月12日付)、マナール・チャンネル(12月12日付)などによると、イスラエル軍の無人航空機1機がレバノン南部のヒヤーム村の広場を攻撃、2人が死亡した。

イスラエル軍は11日に同村から撤退していた。

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これに関して、イスラエル軍は午後10時1分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)で、レバノン南部でヒズブッラーのテロリスト多数が活動し、イスラエル市民に脅威を与えているとしたうえで、イスラエル空軍がこの脅威を排除するために攻撃を加えたと発表した。

AFP, December 12, 2024、ANHA, December 12, 2024、‘Inab Baladi, December 12, 2024、Naharnet, December 12, 2024、NNA, December 12, 2024、Qanat al-Manar December 12, 2024、Reuters, December 12, 2024、SANA, December 12, 2024、SOHR, December 12, 2024などをもとに作成。

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ロシアのボグダノフ外務副大臣兼大統領特使(中東地域担当)はシャーム解放機構と接触していると明かす(2024年12月12日)

ロシアのミハエル・ボグダノフ外務副大臣兼大統領特使(中東地域担当)は、シャーム解放機構と接触していることを明らかにした。

ボグダノフ外務副大臣は以下の通り述べた。

現在、ダマスカスのホテルの1つで活動を行っている(シャーム解放機構側の)政治委員会との接触が確立された。彼らはそこで会議を開き、我々の大使館の代表者は、彼らと面会し、主に我々の外交使節団の安全確保と、現在シリア領内にいるロシア市民の安全確保について議論した。
基本的に、この接触は建設的であり、これらのグループや人物、そして市内の状況に責任を持つ勢力の代表者によるすべての約束が果たされることを期待している。具体的には、特定の事件の防止と、外国の外交使節団の安全確保、特にロシア大使館の安全確保を意味している。

RIAノーヴォスチ通信(12月12日付)、タス通信(12月12日付)が伝えた。

RIA Novosti, December 12, 2024、TASS, December 12, 2024をもとに作成。

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イブラヒム・カリン国家情報機構(MIT)長官を代表とするトルコ外交使節団が首都ダマスカスに到着(2024年12月12日)

イブラヒム・カリン国家情報機構(MIT)長官を代表とするトルコ外交使節団が首都ダマスカスに到着した。

使節団は、シャーム解放機構指導者のアブー・ムハンマド・ジャウラーニーことアフマド・シャルア・シリア・アラブ共和国軍事調整室総司令官が運転する車に乗り換え、トルコ、「攻撃抑止」軍事司令局の護衛の車輛とともに、滞在先に向かった。

また、首都ダマスカス上空で、トルコ軍の偵察機が警備にあたった。

トルコの使節団は滞在中、ジャウラーニー(シャルア)氏、ムハンマド・バシール首相と会談する予定。

外国の使節団がシリアに入るのは、アサド政権が崩壊して以降ではこれが初めて。

AFP, December 12, 2024、ANHA, December 12, 2024、‘Inab Baladi, December 12, 2024、Reuters, December 12, 2024、SANA, December 12, 2024、Sham FM, December 12, 2024、SOHR, December 12, 2024などをもとに作成。

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アサド政権支配地内で失踪していた米国人トラヴィス・ティマーマン氏が保護される(2024年12月12日)

ダマスカス郊外県では、住民がアサド政権支配地内で失踪していた米国人トラヴィス・ティマーマン氏(ミズーリ州出身)を発見し、保護した。

ティマーマン氏は今年5月に、レバノンで1ヵ月滞在した後にシリアに入国、その際に拘束されていた。

CBS(12月12日付)が伝えたところによると、ティマーマン氏はアサド政権の崩壊を受け、12月9日にカラシニコフ銃を携帯した2人の武装した男性がハンマーを使って牢の扉を破壊し、解放され、自力でシリアからヨルダンへの出国を試みていた。

AFP, December 12, 2024、ANHA, December 12, 2024、CBS, December 12, 2024、‘Inab Baladi, December 12, 2024、Reuters, December 12, 2024、SANA, December 12, 2024、Sham FM, December 12, 2024、SOHR, December 12, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍の無人航空機がシリア軍が放棄したハサカ県タブタブ中隊基地、カーミシュリー国際空港一帯を攻撃し、3人負傷(2024年12月12日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍の無人航空機1機がシリア軍が放棄したタブタブ中隊基地に対して3回の爆撃を行った。

トルコ軍はこの攻撃の数時間後にもタブタブ中隊基地、カーミシュリー国際空港周辺の弾薬庫複数ヵ所を無人航空機複数機で攻撃、これにより武装勢力(所属は不明)のメンバー3人が負傷した。

AFP, December 12, 2024、ANHA, December 12, 2024、‘Inab Baladi, December 12, 2024、Reuters, December 12, 2024、SANA, December 12, 2024、Sham FM, December 12, 2024、SOHR, December 12, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍がシリア各所への爆撃を継続する一方、クナイトラ県に侵攻し、住民を強制退去させる(2024年12月12日)

地中海沿岸のラタキア県とタルトゥース県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機がリア軍の拠点複数ヵ所を狙って爆撃を行った。

爆撃の標的となったのは、ラタキア港、タルトゥース県バーニヤース市近郊のダフル・ズーバ村やタルトゥース市近郊のダフル・サフラー村の貯蔵施設。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍が、クナイトラ県南東部のウンム・バーティナ村西部郊外に新たに侵攻し、兵舎を設置、住民が退去・避難を余儀なくされた。

イスラエル軍はさらに、ハドル村、ウンム・バーティナ村、ハムダーニーヤ村に侵攻し、住民を強制退去させ、同地を占拠した。

イスラエル軍はさらに、シャッアール丘一帯、第90旅団基地などを爆撃し、シリア軍の貯蔵施設などを破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機がアクラバー町のヘリ・ポートを爆撃した。

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イスラエル軍は午後6時5分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)で、イスラエル軍がシリアに対する攻撃の戦果を発表した。

内容は以下の通り:

イスラエル国防軍(IDF)は過去数週間にわたり、情報局主導のもと、シリア国内情勢に関する包括的な状況評価を実施してきた。アサド政権崩壊の可能性を見据え、イスラエル空軍はシリアの戦略兵器を含む高度な軍事能力を排除するための大規模な攻撃計画を準備してきた。
イスラエル空軍の数百機の戦闘機および航空機はここ数日間で、シリアの戦略的兵器に大きな損害を与えた。標的となったのは、戦闘機やヘリコプター、スカッド・ミサイル、無人航空機(UAV)、巡航ミサイル、対艦精密誘導ミサイル、防空ミサイル、地対地ミサイル、レーダー、ロケット弾などである。
攻撃の大部分は、シリアの防空システムに大きな損害を与え、確認された戦略的地対空ミサイルの90%以上が破壊された。シリアの防空ネットワークは中東でもっとも強力なものの一つとされていたが、今回の被害はイスラエル空軍の地域における空軍優位性を示す重要な成果である。
シリア空軍の基地にも攻撃が行われた。攻撃を受けた基地の一つはダマスカス北部地域にあるT-4航空基地であり、ここでは、シリア空軍のSu-22およびSu-24の航空部隊が破壊された。また、別の標的となったのは「Ble」航空基地であり、ここには3つの航空部隊が配置されていた。この基地から約1.5キロの地点にある地対地ミサイルおよびロケット弾の保管施設も攻撃を受けた。
さらに、ヒムス地域を含む製造および保管の主要拠点にも攻撃が加えられた。この地域の施設はシリアのスカッド・ミサイル製造プロジェクトの拠点であり、シリアの製造業におけるもっとも重要なインフラの一つであるCERSに関連している。

AFP, December 12, 2024、ANHA, December 12, 2024、‘Inab Baladi, December 12, 2024、Reuters, December 12, 2024、SANA, December 12, 2024、Sham FM, December 12, 2024、SOHR, December 12, 2024などをもとに作成。

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ラッカ県のティシュリーン・ダム一帯でシリア民主軍とシリア国民軍が激しく交戦、トルコ軍が同地を攻撃(2024年12月12日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるティシュリーン・ダム一帯で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍と、「自由の暁」作戦を継続中のシリア国民軍が激しく交戦した。

また、トルコ軍も無人航空機、戦車、重火器などでシリア民主軍を攻撃した。

戦闘激化を受けて、シリア民主軍を支援する米主導の有志連合所属の戦闘機が上空を音速で旋回、威嚇した。

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ハサカ県では、ANHA(12月12日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍が北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・ジュムア村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍が北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるアイン・アラブ(コバネ)市近郊のディーカーン村を無人航空機1機で攻撃した。

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シリア国民軍は午後4時16分、「自由の暁」作戦開始に合わせてテレグラムに開設した専用アカウント(https://t.me/Dawn_of_Freedom1/)を通じて、マンビジュ市および同農村地域でシリア民主軍との停戦合意を交わしたと発表した。

AFP, December 12, 2024、ANHA, December 12, 2024、‘Inab Baladi, December 12, 2024、Reuters, December 12, 2024、SANA, December 12, 2024、Sham FM, December 12, 2024、SOHR, December 12, 2024などをもとに作成。

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エジプト、イラク、サウジアラビア、UAE、ヨルダン、バーレーン、オマーン、イタリアがダマスカスへの外交使節団の活動を再開、トルコとカタールが大使館再開を約束(2024年12月12日)

シャーム解放機構がシリア北西部の支配地の行政を委託する政治問題局はXのアカウント(https://x.com/syriadpa/)を通じて、エジプト、イラク、サウジアラビア、UAE、ヨルダン、バーレーン、オマーン、イタリアがダマスカスへの外交使節団の活動を再開したことに謝意を示した。

また、カタール、トルコの2ヵ国は、大使館を再開するとの直接の約束を得たと付言した。

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「攻撃抑止の戦い」軍事作戦局は午前9時17分、テレグラムの専用アカウント(https://t.me/aleamaliaat_aleaskaria/)を通じて、アラブ連盟の2024年の議長国であるバーレーンが「シリア・アラブ共和国軍事調整室総司令官」(シャーム解放機構指導者のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者ことアフマド・シャルア氏と見られる)宛にメッセージを送り、対話の用意があると表明したと発表、メッセージを転載した。

AFP, December 12, 2024、ANHA, December 12, 2024、‘Inab Baladi, December 12, 2024、Reuters, December 12, 2024、SANA, December 12, 2024、Sham FM, December 12, 2024、SOHR, December 12, 2024などをもとに作成。

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イスラエルがレバノン南部のビント・ジュベイル市近郊のアイナーター村、バイト・リーフ村、スルビーン村などを無人航空機で攻撃し、民間人3人が死亡(2024年12月11日)

ナハールネット(12月11日付)、NNA(12月11日付)、マナール・チャンネル(12月11日付)などによると、イスラエルがビント・ジュベイル市近郊のアイナーター村、バイト・リーフ村、スルビーン村などを無人航空機で攻撃し、民間人3人が死亡した。

AFP, December 11, 2024、ANHA, December 11, 2024、‘Inab Baladi, December 11, 2024、Naharnet, December 11, 2024、NNA, December 11, 2024、Qanat al-Manar December 11, 2024、Reuters, December 11, 2024、SANA, December 11, 2024、SOHR, December 11, 2024などをもとに作成。

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ロシアのペスコフ大統領府報道官ははシリア領内のロシア軍基地の処遇に関して、「今は現地の現実に基づいて進む必要がある」と述べ(2024年12月11日)

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官はシリア領内のロシア軍基地の処遇に関して、「今は現地の現実に基づいて進む必要がある」と述べた。

ぺスコフ報道官の発言の概要は以下の通り。

ロシアはシリアによる「テロリとの戦い」と治安確保を支援してきた。当時、状況は地域全体への脅威をもたらしていたため、ロシアはその目標に向けて大きな努力を払った。そして、その時点でロシアの使命は完了した。 その後、自国での発展を確保しようと努めたのはアサド政権だったが、残念ながら状況は現在の状態に至ってしまった…。今は地上の現実に基づいて進む必要がある。 ロシアは地域内のすべての国々と対話を維持している…。この方法を引き続き継続していく決意である。

一方、イスラエルがシリアの兵力引き離し地域に侵攻したことについては、以下の通り述べ、シリア情勢の不安定化につながると懸念を示した。

確かに、ゴラン高原付近や緩衝地帯付近で攻撃を行ったり敵対行為を行ったりすることは、すでに不安定な状況にあるシリアの安定化にはほとんど寄与しないだろう。

RIAノーヴォスチ通信(12月11日付)、タス通信(12月11日付)が伝えた。

RIA Novosti, December 11, 2024、TASS, December 11, 2024をもとに作成。

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ブリンケン米国務長官:「シリアがテロの拠点として利用されることや周辺国への脅威となることを防ぐ必要がある」「化学兵器の備蓄が安全に管理され、破壊されることを確実にする」(2024年12月11日)

アントニー・ブリンケン米国務長官は、ヨルダン、カタール、UAE、エジプトの外務大臣と相次いで電話会談を行い、シリア情勢への対応について協議した。

マシュー・ミラー国務省報道官が発表した。

ミラー報道官によると、ブリンケン国務長官はUAEアブドゥッラー・ビン・ザイド・ナヒヤーン外務大臣との会談の中で、「人道支援の流れを促進し、シリアがテロの拠点として利用されることや周辺国への脅威となることを防ぐ必要がある」を強調した。

また「化学兵器の備蓄が安全に管理され、破壊されることを確実にする」ことも求めた。

さらに「シリアのすべてのグループが意義ある政治プロセスに参加できるべきである」と改めて強調した。

同様の発言は、カタールのムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・アール・サーニ首相兼外務大臣、ヨルダンのアイマン・サファディー副首相兼外務大臣との会談でも表明された。

エジプトとの会談では、「シリアのすべての当事者が人権を尊重し、宗教的および民族的少数派を保護し、国際人道法を遵守する必要性」を再確認した。

AFP, December 11, 2024、ANHA, December 11, 2024、‘Inab Baladi, December 11, 2024、Reuters, December 11, 2024、SANA, December 11, 2024、Sham FM, December 11, 2024、SOHR, December 11, 2024などをもとに作成。

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フランス外務省報道官はアサド政権崩壊を受けてイスラエル軍がシリア領内の兵力引き離し地域に侵攻したことを非難(2024年12月11日)

フランス外務省報道官は、アサド政権崩壊を受けてイスラエル軍がシリア領内の兵力引き離し地域に侵攻したことについて、1974年の兵力引き離し合意に違反していると非難、イスラエルに対してシリア領内から撤退し、その主権と領土の一体性を尊重するよう求めた。

AFP, December 11, 2024、ANHA, December 11, 2024、‘Inab Baladi, December 11, 2024、Reuters, December 11, 2024、SANA, December 11, 2024、Sham FM, December 11, 2024、SOHR, December 11, 2024などをもとに作成。

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国連難民高等弁務官事務所(UNHCR):「攻撃抑止」軍事作戦局が11月27日に大規模侵攻作戦を開始して以降、100万人以上のシリア人が避難を余儀なくされていると発表(2024年12月11日)

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、シャーム解放機構が主導する「攻撃抑止」軍事作戦局が11月27日に大規模侵攻作戦を開始して以降、100万人以上のシリア人が避難を余儀なくされていると発表した。

AFP, December 11, 2024、ANHA, December 11, 2024、al-Hadath, December 11, 2024、‘Inab Baladi, December 11, 2024、Reuters, December 11, 2024、SANA, December 11, 2024、Sham FM, December 11, 2024、SOHR, December 11, 2024などをもとに作成。

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シリア民主軍のアブディー司令官はマンビジュ市の処遇をめぐってシリア国民軍と停戦合意したと発表:トルコ軍の攻撃続く(2024年12月11日)

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー司令官はXのアカウント(https://x.com/MazloumAbdi/)を通じて、アレッポ県マンビジュ市に展開していたシリア民主軍が民間人の安全と安定を守るため、米国の仲介により、「自由の暁」作戦を継続中のシリア国民軍との停戦合意を交わしたと発表した。

アブディー司令官はまた、ハダス(12月11日付)のインタビューに対して、米国を介して「攻撃抑止」軍事作戦局と連絡を維持したいとの意向を表明した。

一方、ズィノービヤー女性連合は、トルコ軍とシリア国民軍によってマンビジュ市一帯で女性3人が殺害されたと発表、これを非難した。

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ハサカ県では、ANHA(12月11日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がタッル・タムル町西のタウィーラ村、タッル・ジュムア村、ウンム・カイフ村を砲撃、これによりタッル・ムジュア村で市民1人が負傷した。

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ラッカ県では、ANHA(12月11日付)によると、トルコ軍の無人航空機1機がティシュリーン・ダムとアレッポ県スィッリーン町を結ぶ街道を移動中の救急車輛1輌を攻撃、これにより2人が死亡、2人が負傷した。

トルコ軍はまた、ラッカ市近郊、ラッカ市内の落下国立病院を無人航空機2機で攻撃した。

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アレッポ県では、ANHA(12月11日付)によると、トルコ軍の無人航空機1機がカラ・クーザーク橋で車を狙って爆撃を行い、高齢の女性1人が死亡、孫1人が負傷した。

トルコ軍はまた、カラ・クーザーク橋とスィッリーン町を結ぶ街道でタンクローリー1輌と車1台を複数の無人航空機で攻撃、同地一帯を砲撃した。

トルコ軍はさらに、ハッラーブ・ウシュク村にあるラファージュ社の施設、ディーカーン村を無人航空機で攻撃した。

このほかにも、トルコ軍とシリア国民軍は、アイン・アラブ(コバネ)市近郊のズール・マガール村、アフマド・ムニール農場、シュユーフ・ファウカーニー村を砲撃した。

AFP, December 11, 2024、ANHA, December 11, 2024、al-Hadath, December 11, 2024、‘Inab Baladi, December 11, 2024、Reuters, December 11, 2024、SANA, December 11, 2024、Sham FM, December 11, 2024、SOHR, December 11, 2024などをもとに作成。

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アサド政権が崩壊した12月8日後の3日間でトルコから2,500人以上の難民がバーブ・ハワー国境通行所を経由して、シリアに入国(2024年12月11日)

イドリブ県では、シリア人権監視団が複数の活動家から得た情報によると、アサド政権が崩壊した12月8日後の3日間でトルコから2,500人以上の難民がバーブ・ハワー国境通行所を経由して、シリアに入国した。

AFP, December 11, 2024、ANHA, December 11, 2024、‘Inab Baladi, December 11, 2024、Reuters, December 11, 2024、SANA, December 11, 2024、Sham FM, December 11, 2024、SOHR, December 11, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機がダイル・ザウル航空基地などダイル・ザウル県、タルトゥース県、ラタキア県、ダマスカス郊外県のシリア軍の施設、装備を狙って爆撃を継続、若い男性1人死亡(2024年12月11日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機がシリア政府の支配下にあったダイル・ザウル市ジャウラ地区の前衛キャンプ、ダイル・ザウル航空基地、県内各所の貯蔵施設数ヵ所への爆撃を行った。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機がビーラ村にある電子戦争用のレーダー・サイト1ヵ所、バッラータ村の防空拠点(レーダー・サイト、ミサイル発射台)、タルトゥース市南のレーダー・サイトを爆撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機がブルジュ・サラーム村にあるシリア軍の拠点1ヵ所、ラタキア市郊外のレーダー・サイトを爆撃した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機がバイト・ジン村・クナイトラ県ジュバーター・ハシャブ村間を攻撃し、若い男性1人を殺害した。

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シリア人権監視団によると、これにより、アサド政権が崩壊した12月8日以降、イスラエル軍が行った爆撃は13県の352回に及んだ。

AFP, December 11, 2024、ANHA, December 11, 2024、‘Inab Baladi, December 11, 2024、Reuters, December 11, 2024、SANA, December 11, 2024、Sham FM, December 11, 2024、SOHR, December 11, 2024などをもとに作成。

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レバノンのヒズブッラーシリアの防空能力に対するイスラエルの攻撃をシリアの国家と国民の主権に対するあからさまな侵略行為だと非難(2024年12月10日)

レバノンのヒズブッラーは声明を出し、シリアの防空能力に対するイスラエルの攻撃をシリアの国家と国民の主権に対するあからさまな侵略行為だと非難した。

AFP, December 10, 2024、ANHA, December 10, 2024、‘Inab Baladi, December 10, 2024、Naharnet, December 10, 2024、NNA, December 10, 2024、Qanat al-Manar December 10, 2024、Reuters, December 10, 2024、SANA, December 10, 2024、SOHR, December 10, 2024などをもとに作成。

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