アレッポ県アアザーズ市でデモ参加者の一部がドゥルーズ派の旗を焼却

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アアザーズ市で、デモ参加者の一部がドゥルーズ派の旗を焼却した。

これは、スワイダー市での抗議デモで一部活動家がシリア国旗を焼却したのを受けたものだという。

また、シリア人権監視団によると、移行期政権の支持者らが、ナウルーズの祝賀中にアフリーン市で暴行を受けた後に死亡したクルド人男性の家族、および複数の報道関係者に対し、情報拡散を控えるようにと脅迫した。

一方、シリア人権監視団によると、カフル・ヌーラーン村では、住民らが前政権の民兵(シャッビーハ)とその関係者を追放した。

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イスラエル軍はクナイトラ県で羊を放牧していた若者2人を拘束

クナイトラ県では、SANAによると、車両4台からなるイスラエル軍部隊が県北部のウーファーニーヤ村方面に侵入し、同村とジュバーター・ハシャブ村を結ぶ道路沿線に位置するアイン・バイダー村の採石場入口に検問所を設置した。

また5台の車両からなる別の部隊も同地一帯に侵入、巡回後に撤退した。

さらに、SANAによると、イスラエル軍は県南部のラフィード町に近いダルイーヤート丘付近で羊を放牧していた若者2人を拘束した。

一方、シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊は東サムダーニーヤ村に侵入し、住宅1棟を急襲した。

また、シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊がムシャイリファ村とウンム・アッザーム村を結ぶ道路一帯に侵入、同地を通過していた結婚式の車列を停止させ、検査を実施したほか、空中に向けて発砲し、住民の間に恐怖を引き起こした。

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トルコ国境に近いラッカ県ビール・ムアージラ村近くで密入国を試みようとしていた見られる若者がトルコ軍の憲兵隊の発砲を受けて死亡

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ国境に近いビール・ムアージラ村近くで、トルコ領内に密入国を試みようとしていた見られる若者がトルコ軍の憲兵隊の発砲を受けて死亡し、遺体が発見された。

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イスラーム国のメンバーと見られる正体不明の武装グループがマンビジュ市の警察署を爆弾で攻撃

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、イスラーム国のメンバーと見られる正体不明の武装グループがマンビジュ市の警察署を爆弾で攻撃、その後激しい銃撃を行った。

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スワイダー県でシャルア移行期政権の内務治安局の部隊が重火器を発射、国民防衛部隊が反撃

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、ウルガー村からスワイダー市西に至る戦線で、アフマド・シャルア移行期政権の内務治安局の部隊が重火器を発射、これに対して国民防衛部隊が反撃を行った。

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米主導の有志連合からシリア軍が移譲されたハサカ県ハッラーブ・ジール村の基地一帯がイラクからの攻撃を受ける

ハサカ県では、SANA(フェイスブック)によると、シリア軍作戦局は、イラク国境に面するヤアルビーヤ町にある軍事基地の一つが、ミサイルによる攻撃を受けたと発表した。

作戦局によると、国境から約20キロの距離に位置するイラク領内のタッル・ハワー村周辺から5発のロケット弾が発射された。

シリア人権監視団によると、ロケット弾はタッル・ガザール村およびタッル・ブラーク町周辺に着弾した。

また、ANHAシリア人権監視団によると、この攻撃と前後して、3月14日にシリア軍が米主導の有志連合から移譲されたハッラーブ・ジール村の基地が複数の無人航空機による攻撃を受け、基地内部で複数回の爆発が確認された。

攻撃には少なくとも6機の無人航空機が投入されたが、基地内で被害が発生したかどうかに関する情報はない。

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イスラエル軍はクナイトラ県、ダルアー県、ダマスカス郊外県に侵入、住民1人を連行、道路を閉鎖

クナイトラ県では、SANAによると、30人からなるイスラエル軍歩兵部隊がルワイヒーナ・ダム方面へ侵入した。

また、シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊は県中部のマントラ・ダム付近で若者1人を拘束、連行した。

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ダルアー県では、SANA(フェイスブック)によると、6台の軍用車両からなるイスラエル軍部隊がジャムラ村に近いワーディー・ラッカード(ラッカード渓谷)に侵入、うち2台は旧シリア軍のワーディー部隊の拠点に入り、別の2台は同拠点下の谷へ通じる道路上に臨時検問所を設置、通行人1人を一時的に拘束、残りの2台は近くの橋に展開した。

部隊はその後占領下ゴラン高原方面に撤退した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、約11台のジープ型車両からなるイスラエル軍部隊がバイト・ジン村の農場地帯に侵入し、同村とハルファー村を結ぶ道路を遮断した。

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スワイダー県マジュダル村一帯シャルア移行期政権の内務治安局とベドウィン部族の武装勢力と国民防衛部隊が重火器で交戦

スワイダー県では、シリア人権監視団スワイダー24によると、マジュダル村一帯で、アフマド・シャルア移行期政権の内務治安局とベドウィン部族の武装勢力と国民防衛部隊が重火器で交戦した。

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スワイダー24によると、国民防衛部隊のジャラー・アブー・ディッカ司令官が、尊厳の男たち運動のアブー・ズィヤーブ・マズィード・ハッダージュ総司令官を強迫するビデオ映像が公開された。

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アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市西のカナーヤー村一帯に武装集団が集結

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ(コバネ)市西のカナーヤ村一帯に、県内各所から車両やオートバイに乗った武装集団が集結した。

また、シリア人権監視団によると、ハッラーブ・ウシュク村でクルド人が襲撃を受けた。

さらに、シリア人権監視団によると、マンビジュ市とアイン・アラブ市を結ぶ道路で、運転手が集団暴行を受け、車両が破壊された。

このほか、シリア人権監視団によると、ジンディールス町では20代の若者が銃で撃たれて死亡、遺体で発見された。

また、シリア人権監視団によると、アレッポ市スッカリー地区で、麻薬密輸に関与する武装グループどうしが衝突、内務治安局部隊が同地に展開した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、アイン・イーサー市で、地元部族と見られる武装グループがクルド人の商店複数件を破壊した。

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ハマー県ミスヤーフ市近郊のアスィーラ村にあるアラウィー派の巡礼地のマグリビー聖廟を何者かが破壊

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ミスヤーフ市近郊のアスィーラ村にあるアラウィー派の巡礼地のマグリビー聖廟が何者かによって破壊された。

また、シリア人権監視団によると、県農村部で14歳の少女が銃撃を受け、死亡した。

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ダマスカス県では、ムラースィルーンによると、フォーシーズンズ・ホテル周辺で火災が発生した。

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イスラエル軍部隊はダルアー県のマアリーヤ村、アービディーン村に面する占領下ゴラン高原のワーディー・ジャビーン地区に新たな軍事拠点を設置

シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊が、ダルアー県のマアリーヤ村、アービディーン村に面する占領下ゴラン高原のワーディー・ジャビーン地区に新たな軍事拠点を設置した。

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シャルア移行期政権の部隊がスワイダー県西部のイラー村一帯に設置されている国民防衛部隊の拠点を無人航空機と重機関銃で攻撃

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の部隊が、県西部のイラー村一帯に設置されている国民防衛部隊の拠点を無人航空機と重機関銃で攻撃、またマジュダル村とマズラア町一帯で重機関銃による戦闘が発生した。

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イスラーム国によって殺害された住民が埋葬されていたハマー県サラミーヤ市郊外にあるイスマーイーリー派の墓地が何者かによって破壊される

ハマー県では、シリア人権監視団によると、サラミーヤ市郊外にあるイスマーイーリー派の墓地が何者かによって破壊された。

この墓地には、2015年3月にイスラーム国がマアブージャ村とアカーリブ村に対して行った攻撃で殺害されたイスマーイール派住民50人以上が埋葬されていた。

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イスラエル軍部隊がダルアー県とクナイトラ県に一時侵入

ダルアー県では、SANAによると、軍用車両3両と歩兵部隊からなるイスラエル軍部隊が県西部のワーディー・ラッカード一帯に一時侵入した。

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シリア人権監視団によると、軍用車両4両と約35人の兵士からなるイスラエル軍部隊がマントラ・ダム一帯に一時侵入した。

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ハサカ県のハサカ県、カーミシュリー市でアレッポ県でのクルド人暴行に抗議するデモ、カーミシュリー国際空港の内務治安局が襲撃を受ける

ハサカ県では、ANHAシリア人権監視団によると、アレッポ県でクルド人の若者や女性が暴行される事件が発生したのを受けて、アフリーン郡からの国内避難民(IDPs)やハサカ市の住民ら数百人が県庁前に集結し、抗議を行った。

また、ANHAによると、カーミシュリー市でもIDPsや市民数百人が抗議デモを行った。

また、シリア人権監視団によると、カーミシュリー国際空港周辺で、武装集団が内務治安局の拠点に突入を試み、アサーイシュがこれを阻止した。

さらに、シリア人権監視団によると、部族事務所の呼びかけに呼応するかたちで、タッル・ブラーク町北で、アラブ系部族の武装集団が展開した。

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SANAによると、シリア民主軍諸派との包括停戦合意の履行を監督する大統領府チームは、アイン・アラブ市での事件に加えて、カーミシュリー市で発生した襲撃事件を非難しつつ、統合プロセスの履行に向けた取り組みはこうした個別的な事案によって影響を受けることはないと強調した。

一方、北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)はフェイスブックを通じて声明を出し、ハサカ市およびカーミシュリー市で部分的外出禁止令を発出した。

外出禁止時間は深夜1時から午前8時まで。

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アレッポ県でクルド人が襲撃を受けるなか、アイン・アラブ(コバネ)市でシリア国旗が引きずり下ろされ、混乱拡大

アレッポ県では、ANHAによると、アフリーン市やアレッポ県シャイフ・マクスード地区などで、クルド人の若者や女性が暴行を受け、車両が破壊されるなどの事件が発生した。

シリア人権監視団によると、20日夜のアフリーン市でのナウルーズの祝賀中、クルド旗の色を身に着けていた2人の若者が逮捕された。

また、シリア人権監視団によると、同市でナウルーズの祝賀のために外出していた住民の住宅が盗難被害に遭った。

さらに、シリア人権監視団によると、アフリーン市の住民の車両が破壊され、また、アレッポ市とアフリーン市を結ぶ道路上で女性や子どもに対する暴行が発生した。

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こうしたなか、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ(コバネ)市で、住民に対するアフマド・シャルア移行期政権の侵害行為に抗議するかたちで、ナウルーズの祝賀に若者がシリア国旗を引きずり下ろした。

SANAによると、アレッポ県の内務治安司令部は、アイン・アラブ市でのナウルーズの祝賀中にシリア国旗が引きずりおろされた事案について重大な関心をもって追跡していることを明らかにした。

SANAによると、県のムハンマド・アブドゥルガニー内務治安司令官(大佐)は、事件が越えてはならない「レッドライン」であると非難した。

また、SANAによると、アイン・アラブ郡のイブラーヒーム・ムスリム郡長も事件について、一部勢力がシリア社会を構成するコミュニティ間に不和を広げようとしていると非難した。

さらに、SANAによると、アレッポ県のアッザーム・ガリーブ知事も、事件について、断固として拒否され、強く非難されるべき行為だと非難した。

ANHAによると、アレッポ県の内務治安局は、シリア国旗を降ろした若者を拘束したと発表した。

一方、ハサカ県(フェイスブック)、ハサカ県のヌールッディーン・アフマド知事は、この事案を非難、すべての市民に対し、責任ある行動を取り、国家の象徴を尊重するよう呼びかけた。

また、ANHAによると、アフマド・シャルア移行期政権の国防副大臣(東部地区担当)で、シリア民主軍総司令部メンバーで人民防衛隊(YPG)の総司令官を務めるスィーバーン・ハンムー氏はアフリーン市で、扇動に巻き込まれないよう呼びかけるとともに、国旗など国家の象徴を守る必要性を強調した。

さらに、北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)はフェイスブックを通じて声明を発表し、事件を非難した。

民主連合党(PYD)も公式サイトで事件を個人による行為だとしたうえで、これを非難した。

シリア民主評議会も公式サイトを通じて事件を非難した。

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シリア人権監視団によると、アアザーズ市で住民数十人が抗議デモを行い、国旗を引きずり下ろした若者の処罰を求めた。

また、シリア人権監視団によると、アフリーン市では、内務治安局部隊の庇護のもと、住民らがクルド旗を焼き、またクルド人の車両にそれを踏むよう強要する行為が発生した。

さらに、シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市西のカナーヤ村で、シリア国旗を掲げた車両やオートバイが進入し、クルド人住民に対して挑発的行為を行った。

シリア人権監視団によると、アフリーン市近郊のダイル・サワーン村でも、正体不明の武装グループが住宅1軒に向けて発砲した。

シリア人権監視団によると、シュユーフ・タフターニー町の住民がアイン・アラブ市西にあるクルド人村ジャッブ・ファラジュ村を襲撃した。

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シリア人権監視団によると、シリアの区部各県にある移行期政権傘下のアラブ系部族の事務所が、22日正午にクルド人に対する攻撃を行うため、M4高速道路沿線に集結するよう呼びかけた。

これと前後して、シリア人権監視団によると、カナーヤー村近郊のハッラーブ・アトウ村、ジャディーダ村、ズールマガール村などにあるアサーイシュの検問所や周辺村落が正体不明の武装集団による激しい銃撃を受けた。

これに対して、シリア人権監視団によると、地域の有力者らがアイン・アラブ市シリア国旗やクルド旗への侮辱を非難し、理性を優先し分断を回避するよう呼びかけた。

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トーマス・バッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使はXを通じて以下の通り表明した。

我々は地域の安定化のために協力し、シリアのあらゆる構成要素の間で平和的共存を強化し、すべてのシリア人を代表するシリア国旗を尊重しなければならない。これは重要な局面における重要な言葉であり、優れたリーダーシップである。

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イドリブ県でイスラーム国への関与を疑われていたシャルア移行期政権の兵士が殺害される

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、バヤーティス村出身の若者が腹部に近距離から銃撃を受け、サルキーン市へ向かう道路上で遺体で発見された。

この若者は、アフマド・シャルア移行期政権の国防省所属の第54師団の兵士で、イスラーム国への関与が疑われていた。即死した後、遺体が路上に遺棄された。

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ハサカ県カスラク村にある米主導の有志連合の基地を攻撃しようとした無人航空機2機を米軍が撃墜

ハサカ県では、ANHAによると、カスラク村にある米主導の有志連合の基地(国際連合軍に属する基地)を攻撃しようとした無人航空機2機を米軍がタッル・バイダル村付近で撃墜した。

シリア人権監視団によると、無人航空機はイラン製と見られる。

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クナイトラ県では、SANAによると、国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)および民間防衛機構(ホワイト・ヘルメット)は、イスラエルとイランの相互攻撃によって発生したロケット弾の着弾を受け県北部のルワイヒーナ村とビール・アジャム村を結ぶ道路を封鎖した。

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ギリシャ正教アンティオキアおよび全東方総主教区はハマー県スカイラビーヤ市で発生した襲撃事件を非難

ハマー県では、中・西部シリア政治評議会(PCCWS)(フェイスブック)によると、キリスト教徒が多く暮らすスカイラビーヤ市の住民らが座り込みデモを行い、同市で発生した襲撃事件での内務治安局の隊員の責任追及と国からの補償を求めるとともに、宗派主義および一元的な軍に反対し、個人の自由への支持を表明した。

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内務省(テレグラム)によると、同省の治安部隊がキリスト教の枝の主日(パームサンデー)に際し、教会およびその周辺の安全確保のため、集中的な治安措置を実施した。

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ギリシャ正教アンティオキアおよび全東方総主教区はフェイスブックを通じて声明を出し、ハマー県スカイラビーヤ市で発生した襲撃事件を非難した。

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ハマー県ムハルダ市の殉教者聖人教会が武装勢力によって占拠され、十字架が撤去されるとともに、周辺一帯が完全な軍事閉鎖区域に

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市でキリスト教徒の若者1人がオートバイに乗った2人組により刃物で刺され、負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ムハルダ市の殉教者聖人教会が武装勢力によって占拠され、十字架が撤去されるとともに、周辺一帯が完全な軍事閉鎖区域へと変えられた。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャバル・ワルド地区に武装集団が侵入し、アラウィー派の若者数名を暴行、侮辱し、現金や所持品を奪ったほか、約15店舗を破壊し、逃走した。

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シリア・アラブ赤新月社支部がスワイダー県で緊急出産が必要な女性の搬送を拒否

内務省は午後7時19分、テレグラムを通じて、スワイダー県の内務治安局の部隊が地域の安定を標的とし住民を脅かす敵対行為を実行するために準備されていた違法武装集団の侵入の試みへの対応の一環として、中型火器および各種弾薬を押収したと発表した。

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スワイダー24は、スワイダー県のシリア・アラブ赤新月社支部が、緊急出産が必要な女性の搬送を拒否した疑いがあると報じた。

現地記者によると、同支部は緊急帝王切開が必要な重篤な状態にあった女性の病院への搬送を拒否したという。

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イスラエル軍がドゥルーズ派に対するシャルア移行期政権の攻撃への報復としてダルアー県イズラア村近くのシリア軍基地を爆撃

シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機が午前、ダルアー県イズラア市近郊にあるシリア軍第175連隊の基地一帯に対して激しい爆発を実施、爆発が複数回にわたって確認された。

爆撃実施に先立って、イスラエル軍戦闘機は同地上空を集中的に飛行していた。

爆撃による爆発の衝撃は、ブスル・ハリール市、ムライハト・アタシュ村、イズラア市など周囲約20キロメートルにまで及んだ。

スワイダー24によると、標的となったのは前政権のシリア軍の輸送大隊基地で、現政権においては第40師団の財務管理部門の拠点として使用されている施設。

イズラア市内にある第12旅団の向かいに位置している。

イナブ・バラディーによると、爆撃による人的被害はなく、損害は標的施設内部の物的被害にとどまった。

イズラア市は前政権下のシリア軍の軍事拠点が存在していた地域。

ロシアの支援を受けていた第5師団の本拠地でもあり、同師団に関連する軍事施設が残っていた。

今回の爆撃は、同拠点を引き継いだアフマド・シャルア移行期政権の軍事拠点や武器庫を標的としたもので、同政権の軍事能力の制限および武器の移送・保管の阻止を目的としている。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機は深夜にダマスカス郊外県上空に再び飛来、これと前後して複数回の爆発が発生した。

爆発がイスラエルによる爆撃によるものか、あるいはイランからのミサイル、あるいは無人航空機を迎撃したものかは明らかではないという。

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ダルアー県での爆撃に関して、イスラエル軍は午前9時12分、Xで以下の通り発表した。

昨日、ドゥルーズ派の民間人が攻撃された事案への対応として、イスラエル軍はシリア南部におけるシリアの体制の軍事施設内の指揮所および兵器を攻撃した。イスラエル軍はシリアのドゥルーズ派住民に対する危害を容認せず、彼らを防衛するために引き続き行動する。イスラエル軍はシリア南部の情勢を引き続き監視しており、政治指導部の指示に従って行動する。

また、ブレイキング・ザ・ニュースなどが伝えたところによると、イスラエル・カッツ国防大臣は、自身とベンヤミン・ネタニヤフ首相が攻撃を命じたとしたうえで、以下の通り述べ、イスラエルはイランおよびヒズブッラーとの対立を利用してシリアがドゥルーズ派に危害を加えることを決して許さないと強調した。

シリアの体制へのメッセージは明確なもので、曖昧さなどない。それは、シリアのドゥルーズ派、すなわちイスラエルのドゥルーズ派の同胞に危害を加える者は、必ず報復を受ける、というものだ…。必要とあれば、より強い攻撃を行う。

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外務在外居住者省は午後4時24分フェイスブックを通じて、イスラエル軍による攻撃をもっとも強い表現で非難し、国際社会に対し、イスラエルがシリアおよび地域全体に対して行っている継続的な侵略と威嚇の政策に終止符を打つよう求めた。

声明では、攻撃を国際法の原則および国連憲章に対する露骨な違反、シリアの主権および領土の一体性に対する明白な侵害と位置づけるとともに、根拠のない口実と作り上げられた理由のもとで行われたもので、イスラエルによる緊張激化政策の明確な延長であり、地域の安全と安定を揺るがすことを目的とした内政干渉政策の継続と非難した。

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また、SANAによると、ヨルダン外務省、カタール外務省、トルコ外務省、クウェート外務省が攻撃を厳しく非難する声明を発表した。

また、SANAによると、エジプト外務省、サウジアラビア外務省、アラブ連盟(アフマド・アブー・ガイト事務総長)も21日に攻撃を非難する声明を発表した。

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旧シリア軍第5軍団第8旅団に属していたと見られる若者1人が、ダルアー県ブスラー・シャーム市で正体不明の武装グループの発砲を受け負傷

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、旧シリア軍第5軍団第8旅団に属していたと見られるブスラー・シャーム市出身の若者1人が、同市内でオートバイに乗った正体不明の武装グループの発砲を受け、負傷した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、内務治安局が県郊外の検問所で、静止を無視しようとした内務省に勤務する男性1人が隊員に向けて発砲、撃ち合いとなり、この男性と検問所の隊員が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、バービッラー市で、若者が交通警察隊員に向けて手榴弾を投げる事件が発生した。

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内務治安局がダイル・ザウル県スーサ町で武装攻撃に関与したとしてイスラーム国のセルに属すると見られる2人を拘束

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務治安局がスーサ町で強制捜索を実施し、武装攻撃への関与の疑いでイスラーム国のセルに属すると見られる2人を拘束した。

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国防省広報通信局は、ダマスカス郊外県フライタ村の山岳地帯で、国境警備隊がレバノン国境での武器密輸の試みを阻止、レバノン人2人を含む4人を拘束したと発表

SANAによると、国防省広報通信局は、ダマスカス郊外県フライタ村の山岳地帯で、国境警備隊がレバノン国境での武器密輸の試みを阻止、レバノン人2人を含む4人を拘束、各種武器および弾薬を押収したと発表した。

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スワイダー県でシャルア移行期政権の部隊と国民防衛部隊が激しく交戦

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市の住宅地にグラード型ロケット弾が着弾し、民間人2人が負傷、住宅などに甚大な被害が生じた。

シリア人権監視団によると、この砲撃と前後して、マジュダル村とマズラア町を結ぶ戦線で、中・重火器による激しい戦闘が発生した。

シリア人権監視団によると、この戦闘により、高圧送電線(66キロ・ボルト)が遮断され、シャフバー町とスワイダー市の広範囲で停電が発生した。

一方、スワイダー24によると、バカー村で、アフマド・シャルア移行期政権の内務治安局の部隊がスワイダー県からダルアー県に麻薬の密輸を行っていたグループを要撃、戦闘となった。

この戦闘で密輸グループの3人が負傷した。

事態を受けて、国民防衛部隊が現地に増派、内務治安局が爆発物を搭載した無人航空機でバカー村の検問所が攻撃した。

これに関して、内務省(テレグラム)は、同省の専門部隊がブスラー・シャーム市とバカー村を結ぶ街道上では精密治安作戦を行い、違法集団による武器・弾薬の密輸の試みを阻止、その際に戦闘が発生、同集団の構成員4人を無力化、2人を逮捕したと発表した。

このほか、スワイダー24によると、国民防衛部隊に属するフルサーン・ハムザ大隊が装甲車1両と重機関銃を搭載した車両などをスワイダー市西のマンスーラ村の戦線に派遣した。

一連の戦闘に関して、SANAは、内務治安局はバルド村・ブスラー・シャーム市間で違法グループ潜入を阻止したと伝えた。

一方、国民防衛部隊はフェイスブックを通じて18日朝から19日未明にかけて、移行期政権の部隊が住民に対してミサイルおよび無人航空機などによる組織的攻撃と拉致を行い、7人が死亡、4人が負傷、さらに19人が拉致されたと発表した。

また、国民防衛部隊はフェイスブックを通じて、スワイダー市西方に配置された移行期政権の部隊による重機関銃での攻撃に対処、戦闘の末にこれを完全に無力化したと発表した。

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シリア人権監視団によると、シャフバー町のローマ劇場で、女性活動家らの主導のもと、拉致被害者の帰還および即時解放が求める連帯集会が開催された。

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ダイル・ザウル県、ヒムス県でイスラーム国のセルと見られる武装グループが内務治安局の部隊を襲撃

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、内務治安局のパトロール隊がスーサ町とムーザーン村の分岐点付近で、イスラーム国のセルと見られるオートバイに乗った武装グループの攻撃を受けた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、フルクルス町に至る道路で内務治安局の隊員3人がイスラーム国のセルと見られる武装グループの要撃を受けて負傷した。

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ダルアー県、ダマスカス県でスワイダー県出身者が拘束、ヒムス県ではシーア派、アラウィー派が殺害される

ダルアー県では、シリア人権監視団スワイダー24によると、県の内務治安局がスワイダー県に隣接するサマード村の農地にいたスワイダー県ズィービーン町出身の若者3名を拘束した。

拘束の理由は不明。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、県の内務治安局が両替業に従事するクルド系の男性2人を拘束した(拘束場所は不明)。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、スワイダー県出身の市民がパスポート取得のためダマスカスの移民旅券管理局に向ったまま消息が途絶えた。

総合情報機関によって拘束されたと見られる。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、クサイル市南のディヤービーヤ村で40代のシーア派住民が正体不明の武装グループの銃撃を受け死亡した。

また、シリア人権監視団によると、何者かに頭を撃たれて死亡したアラウィー派の若者の遺体がヒムス国立病院に収容された。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ヌッブル市およびザフラー町出身のシーア派の若者らが、レバノンから帰国した際、国境通行所で内務治安局により拘束・拷問を受けた。

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