シャルア移行期政権国防省に所属する部隊がスワイダー県のマジュダル村方面に対して重火器による攻撃を実施(2025年10月24日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権国防省に所属する部隊が、同県のマジュダル村方面に対して重火器による攻撃を実施した。

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シリア人権監視団が25日に発表したところによると、カナワート市の住宅で、2人の市民(うち1人は子供)が遺体で発見された。

2人はともに住宅内で銃撃を受けて死亡していた。

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国民防衛部隊はフェイスブックを通じて声明を出し、同部隊がシャルア移行期政権との捕虜の交渉・仲介・監督にかかる問題に対処しているとの一部情報に関して、同問題の管理権限を有していないとしたうえで、同部隊が拘束している捕虜は、戦闘員のみで、そのなかには外国籍の戦闘員が含まれているものの、民間人は含まれていないと発表した。

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高等法務委員会は、フェイスブックを通じて、シャルア移行期政権によるスワイダー県の行政局・公共サービス局に関する人事異動・任命について法的・政治的正統性を欠く主体によるもので、いかなる拘束力も持たないと発表、こうした措置を断固拒否すると表明した。

高等法務委員会はまた、フェイスブックを通じて、同委員会の設置が失策だったと評される論調が出ていることを受け、必要に迫られた行動だったと弁明した。

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SANAによると、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣は、7月のスワイダー県事件にかかる事実調査委員会のメンバーと会談し、調査の進捗状況と、被害者への権利回復に向けた取り組みの進捗について協議した。

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ダマスカス県刑事調査局支部は、ダマスカス大学文学部の学部長室に対する襲撃事件に関与した3人を逮捕(2025年10月24日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ジャルマーナー市のダッフ・サフル地区で10月15日に発生した正体不明の武装グループによる銃撃事件で負傷していたドゥルーズ派の若者が死亡した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、覆面姿の複数の男たちが、ラタキア市内の食品(アクル)通りで宝石商を誘拐しようとしたが、宝石商が抵抗、覆面犯の1人が負傷した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、覆面姿の武装グループが、アッカール平原地帯の複数の村(サムカ村、ダキーカ村、ズィヤーダ村、ミンタール村、サフサーファ村)の民家に対して無差別に発砲し、住民に暴行を加え、略奪を行った。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、バヤーヌーン町およびラトヤーン村で、約1ヵ月前に発生したシーア派男性殺害事件の容疑者として住民2人がアフマド・シャルア移行期政権の内務治安部隊に逮捕されたことを受けて抗議集会が発生した。

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内務省(フェイスブック)によると、ダマスカス県刑事調査局支部は、ダマスカス大学文学部の学部長室に対する襲撃事件に関与した3人を逮捕した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団が25日に発表したところによると、ヒムス市のワリード地区でバイクに乗った正体不明の武装グループが民家に手榴弾を投げつけ、アラウィー派の女性教師1人が死亡、親族の女性1人が負傷した。する事件が発生した。

死亡した女性教師は、現在ハマー中央刑務所に収監されている元技術士官の妻。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団が25日に発表したところによると、ムハージリーン区の公園で椅子の使用をめぐる口論が発端となり、若者1人が刃物で刺され死亡、もう1人が重傷を負った。

 

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トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のアレッポ県バーブ市東部で、トルコの支援を受ける「関税部隊」が少女に向けて発砲、殺害(2025年10月24日)


アレッポ県では、ANHAによると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のバーブ市東部の農村で、トルコの支援を受ける「関税部隊」のメンバーが少女に向けて発砲、殺害した。

シリア人権監視団によると、事件が発生したのはアブー・ジャッバール村。

この一件を受けて、住民らの怒りが爆発し、アレッポ市とトルコのガジアンテップ市を結ぶ道路を封鎖した。

一方、シリア人権監視団によると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区に設置されていたジャズィーラ洗車場検問所が撤去され、アフマド・シャルア移行期政権の支配地と北・東シリア地域民主自治局の支配地の交通路が再び開通された。

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ラタキア県で内務治安部隊がラーミ・マフルーフの支援を受けるテロ細胞を摘発:ハマー県で誘拐されていたアラウィー派青年が遺体で発見される(2025年10月23日)

内務省(フェイスブック)によると、ラタキア県の内務治安部隊のアブドゥルアズィーズ・アフマド司令官(准将)は以下の通り発表した。

県の安全と安定を守るという愛国的責務のもと、我々の治安部隊はテロ対策局との協力のもとで、綿密な監視と追跡を経て、精密作戦を遂行し、テロ細胞の一つを摘発することに成功した。この組織は、県内の治安と安定を揺るがすことを目的に、メディア関係者や著名人の暗殺を計画していたものである。
初期捜査の結果、この細胞には、ラーミー・マフルーフが、混乱を煽ろうとする国外勢力とともに、支援し、資金提供に関与していたことが判明した。現在、関係者らはテロ対策局に送致される前段階として取り調べが続けられている。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区にある廃屋の中から、7人の人骨が発見された。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、数日前に正体不明の武装グループに誘拐されていたサルハブ市出身のアラウィー派の青年が遺体で発見された。

シリア人権監視団が24日に発表したところによると、この青年が誘拐されたのは、20日で、正体不明の武装グループにより自ら墓穴を掘らされ、殺害されたという。

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トルキスタン・イスラーム党およびウズベク人戦闘員の仲介により、アフマド・シャルア移行期政権の内務治安部隊とグラバー旅団が停戦に合意(2025年10月23日)

シリア人権監視団によると、トルキスタン・イスラーム党およびウズベク人戦闘員の仲介により、ハーリム市のグラバー・キャンプ一帯での戦闘停止にかかる合意が、アフマド・シャルア移行期政権の内務治安部隊とグラバー旅団の間で交わされた。

合意は、グラバー・キャンプ一帯での戦闘の停止、重火器の撤収、キャンプ内の案件(サーラさんのキャンプからの脱走をめぐる一連の事件)を司法機関に付託すること、トルキスタン・イスラーム党とウズベク人仲介者が、フランス当局によって指名手配されているグラバー旅団司令官のオマル・オムセン(本名オマル・ディアビ)と他のフランス人指導者らの身柄の扱いを監督することを骨子としている。

また、シリア人権監視団によると、オムセンの処遇をめぐり、シャルア移行期政権の部隊(シリア軍)の指導部が会合を開いた。

この会合に傘下した司令官は以下の通り:

・アブー・ムハンマド・トルキスターン(トルキスタン・イスラーム党第84旅団司令官)
・アブドゥルアズィーズ・ウーズビク(アブー・ウバイダ・ビン・ジャッラーフ旅団司令官)
・サイフッディーン・ウーズビク(同旅団軍事責任者)
・アブー・アナス・タージク(タジク人グループの司令官(アミール)
・アブー・アブドゥー・タウーム(シャルア移行期政権国防省代表、渉外責任者、シリア人)

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フランス外務省筋は、イナブ・バラディーの取材に対して、グラバー・キャンプに対するシャルア移行期政権の内務治安部隊の作戦について、「この作戦について報告を受けており、事態を注意深く注視している…。移行期政権の治安権限の範囲内で実施された作戦について、これ以上のコメントはない」と答えた。

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アイマン・ムワッファク・ザイダーン大統領府報道顧問は、Xで以下の通り綴った。

イドリブ県ハーリム市において、シリア治安部隊と法を逸脱した者たちとの間で発生した衝突は、彼らが法の権威に従うことを拒んだことに起因するものであり、彼らが外国人戦闘員であるからではない。同じことを行えば、シリア人であっても同じ扱いを受けるだろう。今日のシリアは法治国家であり、すべての人が法を遵守しなければならない。

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イスラエル軍部隊がクナイトラ県ラッザーニーヤ村、アブー・ラジュム村、トゥルナジャ村方面に一時侵入(2025年10月23日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、5台の軍用車輛からなるイスラエル軍部隊がサイダー・ジャウラーン村に近いラッザーニーヤ村、アブー・ラジュム村に一時侵入した。

また、シリア人権監視団によると、2台の軍用車輛からなるイスラエル軍部隊が、トゥルナジャ村方面に侵入し、サルブーフ井戸一帯に一時的に展開した。

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シリア民主軍は有志連合とともにアレッポ県マスカナ市で精密治安作戦を実施し、ダーイシュの幹部の1人を拘束(2025年10月23日)


シリア民主軍は、公式サイトを通じて声明を出し、同軍の作戦司令室師団(TOL)が23日に米主導の有志連合の支援を受けて、アレッポ県東部のマスカナ市で精密治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)の幹部の1人であるアフマド・ハラフ・フサイン(マスカナ市出身)を拘束したと発表した。

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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は、ハサカ県カーミシュリー市、ダイル・ザウル県ダイル・ザウル市、ラッカ県ラッカ市でで、麻薬の販売および使用に関与した5人の容疑者と、窃盗容疑で関与した3人を逮捕した。

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シャルア移行期政権の内務治安部隊がフランス人戦闘員が居住するキャンプを攻撃、ウズベク人戦闘員の仲介で撤退(2025年10月22日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の内務治安部隊が21日深夜から22日にかけて、県西部のハーリム市の「グラバー(異邦人)・キャンプ」に対する大規模な治安作戦を実施した。

このキャンプは、セネガル系フランス人でジハード主義者のオマル・オムセン(本名オマル・ディアビ)が率いるグラバー旅団の拠点として知られ、同旅団の戦闘員であるフランス人とその家族が居住している。

内務治安部隊の情報筋によると、作戦は、同キャンプの安全上の脅威に対処するために実施され、フランス当局が指名手配している戦闘員、とりわけオムセンの拘束・身柄引き渡しとその影響力の排除を目的にしているという。

グラバー旅団側も、作戦の目的が旅団を解体し、指導者および構成員をフランスへ引き渡すことにあるとの見方を示している。

作戦では、内務治安部隊が軽・中火器を使用してキャンプへの突入を試みたに対して、フランス人戦闘員らが激しく抵抗し、戦闘へと発展、内務治安部隊は複数の戦闘員を逮捕することに成功したものの、双方に死傷者が出た。

なお、シリア人権監視団が得た情報によると、シャルア暫定大統領はフランス政府に対して、フランス人ジハード主義者のシリアからの完全排除とフランスへの引き渡しを約束したとされる。

さらに、モスクワ訪問時にはウラジーミル・プーチン大統領に対して、ロシアおよびチェチェン出身戦闘員の段階的送還を約束したという。

だが、グラバー旅団は声明を発表し、「移行期政権は米国および有志連合と協力し、外国人戦闘員の殲滅計画を実行している。最初の標的がフランス人移民だ」と非難した。

シリア人権監視団によると、内務治安部隊とグラバー旅団の戦闘を受けて、イドリブ県で活動を続けるウズベク人戦闘員の一部が映像声明を出し、フランス人戦闘員への全面的な支援と連帯を表明した。

目撃情報によれば、両者の戦闘は、移行期政権側が無人航空機を投入するなかで激化、グラバー旅団は他の外国人戦闘員に対して支援を要請したという。

シリア人権監視団によると、ウズベク人ら中央アジア諸国出身の戦闘員らはまた、戦闘激化を抑止するため両者の仲介に乗り出した。

内務治安部隊は正午にグラバー・キャンプに対する再突入を予定していたが、仲介を受けてこれを中止し、外国人戦闘員との全面衝突を避けるかたちで撤退した。

事態を受けて、外国人戦闘員が多く居住するイドリブ県北西部のハーリム市、ジスル・シュグール市、カファルヤー町、フーア市などでは、警戒態勢が敷かれていた。

作戦の直接的な契機となったのは、サーラという女性がグラバー・キャンプから脱出した事件で、ウムサンはこの女性の逃亡を助けた別の女性を捕らえて40回の鞭打ち刑を夫と子供、そして住民らの前で公開で執行、さらにアブー・イブラーヒーム・フランサーウィーとアブー・ハースィル・トゥーニスィーを名乗る2人が、サーラの娘を22日に誘拐し、イドリブ県のバーブ・ハワー国境通行所を経由してフランスへ連れ出そうとした。

イナブ・バラディーが23日に伝えたところによると、誘拐されたのは11歳のフランス人ムスリマ少女ミムーナ・フェルステさんで、犯人らは身代金を要求していた。

オムセンは、誘拐事件に関して、グラバー旅団のTelegramチャンネルを通じて、録音声明を発表し、「少女誘拐の件は根拠のない捏造だ」と否定、「我々に対して、少女誘拐、女性への拷問や焼殺、隊内での金銭窃盗、スーフィー信仰や魔術の実践など、虚偽の中傷が流されている。これらは我々の元メンバーを通じてフランス側が広めたデマだ」と述べた。

オムセンによると、シャルア移行期政権当局は、フランス側から「オムセンは9月に仏紙『リベラシオン』の記者に「もしシリア国民がジャウラーニー政権に反乱を起こせば、外国人戦闘員たちは国民の側に立つ」と語った…。オムセンは政権に対する反乱を計画している」との情報を受け取り、オムセンを召喚するとともに、グラバー旅団が所属するアンサール・タウヒード(第82旅団)に情報を共有し、オムセンに警告していたという。

イドリブ県のガッサーン・バーキール内務治安司令官は、作戦について、フィルダーン避難民キャンプ(グラバー・キャンプのこと)の住民からの訴えに基づくもので、ディアビ率いる武装集団による拉致・暴行事件に対応したと説明している。

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イナブ・バラディーが23日に伝えたところによると、オマル・オムセン(49歳)は、フランス当局から「シリアやイラクへ渡ったフランス語圏出身のジハード主義戦闘員の80%を勧誘した人物」とされている。

彼はセネガルで生まれ、幼少期にフランスへ移住。服役中に過激思想に傾倒し、2013年にシリアへ渡った。ラタキア県の山岳地帯を拠点にグラバー旅団を率い、宗教的指導者的存在として信奉を集めている。

2014年9月、国連安保理第1267号委員会(ISIS・アル=カーイダ制裁委員会)は、オムセンをアル=カーイダとつながりがある人物として制裁リストに加えた。

理由は、当時シャームの民のヌスラ戦線に属していたグラバー旅団で指導的役割を担っていること、外国人戦闘員ネットワークの主導的調整者であること、インターネット上でテロ宣伝活動を行っていること。

また、2016年には米国務省がオムセンを特別指定テロリスト(SDGT)に指定、2020年から22年にかけてシャーム解放機構によって逮捕・拘束されていた。

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アサーイシュは緊急対応部隊(HAT)、米主導の有志連合とともにダイル・ザウル県北部で治安作戦を実施し、ダーイシュのスリーパーセルのメンバー2人を拘束(2025年10月22日)

北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)は、公式サイトで声明を出し、緊急対応部隊(HAT)、米主導の有志連合とともに、県北部で治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバー2人を拘束したと発表した。

シリア人権監視団によると、治安作戦が実施されたのは、タキーヒー村とアッタール村の2ヵ所。

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ダイル・ザウル県マイヤーディーン市で正体不明の武装グループがシャルア移行期政権の内務治安部隊の検問所を襲撃(2025年10月22日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装グループが未明に、ダイル・ザウル市で前政権の残党と目される人物を自宅近くで銃撃した。

また、シリア人権監視団によると、マイヤーディーン市では、正体不明の武装グループがシャルア移行期政権の内務治安部隊の検問所を襲撃、隊員3人が負傷した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タッルカラフ市近郊のマフタビーヤ村の理容院を正体不明の武装グループが襲撃、男性1人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、サフィーラ市近郊のアズィーズィーヤ村で、車内の爆発物が爆発し、2人が死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、東ガーリヤ町で、オートバイに乗った2人組の正体不明の武装グループが女性2人に発砲、40代の女性が死亡し、20代の義理の娘が負傷した。

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ダマスカス県では、内務省(フェイスブック)によると、県のテロ対策局が、ダイドナーヤー刑務所の被拘束者に対する重大な人権侵害に関与した疑いがもたれているアクラム・スルーム・アブドゥッラー容疑者(少将)の身柄を拘束した。

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アレッポ県ダイル・ハーフィル市一帯をシャルア移行期政権部隊が無人航空機などで攻撃、シリア民主軍が応戦(2025年10月22日)


アレッポ県では、ANHAによると、アフマド・シャルア移行期政権によって昨年12月に制圧されたマンビジュ郡内の複数の墓地が破壊と盗難の被害を受けた。

墓地には、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘での犠牲者が埋葬されている。

同様の事件は4月1日、6月5日、9月12日に続いて4度目。

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アレッポ県では、ANHAシリア人権監視団によると、シャルア移行期政権の内務省当局と北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が、移行期政権支配地と自治局支配下のアレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区を結ぶアシュラフィーヤ坂通りを再開通させた。

道路の再開は、10月20日にラッカ県タブカ市で行われたシリア民主軍と移行期政権表団との会合を受けたもの。

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ラッカ県では、ANHAによると、シャルア移行期政権は、ラッカ市とイスリヤー村(ハマー県)を結ぶタブカ・サラミーヤ街道の沿線に設置されているザキーヤ検問所を再び閉鎖した

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アレッポ県では、ANHAシリア人権監視団によると、シャルア移行期政権に所属する部隊が午前、ダイル・ハーフィル市近郊の検問所一帯を砲撃、また夜にも同検問所一帯を自爆型無人航空機で攻撃した。

シリア人権監視団によると、自爆型無人航空機が標的としたのは、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の検問所で、近くに停車していたブルドーザーを直撃した。

シリア人権監視団によると、これに対して、シリア民主軍も報復として、ダイル・ハーフィル市一帯に展開するシャルア移行期政権の部隊を砲撃した。

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イスラエル軍はクナイトラ県への侵入を続ける一方、ダルアー県を砲撃(2025年10月22日)


クナイトラ県では、SANAシリア人権監視団によると、2台の掘削機、1台のブルドーザー、1台の輸送トラックなどからなるイスラエル軍部隊がハミーディーヤ村に侵入し、村内で掘削作業を行った。

一方、シリア人権監視団によると、イスラエル軍は、占領下ゴラン高原で実施中の大規模軍事演習の一環として、クナイトラ県クードナ村郊外のアフマル丘の前哨基地から複数の砲弾を発射した。

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ダルアー県では、SANAによると、イスラエル軍部隊がヤルムーク川河畔のクーヤー村を砲撃した。

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シリア人権監視団は、イスラエル軍兵士が、クナイトラ県トゥルナジャ村に侵入した際に撮影した映像を公開したと発表、これを転載した。

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ヒムス県、タルトゥース県、ダマスカス郊外県でアラウィー派住民と宗教施設が狙われ、イドリブ県ではドゥルーズ派が殺害される(2025年10月21日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市カラービース地区で、前日に拉致され行方不明となっていたアラウィー派のタクシー運転手が遺体で発見された。

また、シリア人権監視団によると、ヒムス市のアクラマ地区で本日、オートバイに乗った2人組がアラウィー派の少女2人(14歳と13歳)に発砲し、重傷を負わせた。

一方、シリア人権監視団によると、カルヤタイン市東で、身元不明の8人の遺骨が発見された。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、バーニヤース市近郊のマウラド村にあるアラウィー派の宗教施設の一つシャイフ・ムハンマド・バールサヌーリー廟が正体不明の武装グループによって放火され、ほぼ全焼した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハーマ町近郊のワルド山地区の住宅地の住民ら(多くがイドリブ県出身者)が、アフマド・シャルア移行期政権の国防省第40師団が退去命令に反発したことを受けて、武装グループがオートバイで現地入りし、アラウィー派住民の商店や民家を襲撃、若い男性と女性1人が負傷した。

一方、シリア人権監視団によると、ドゥーマー市東のタッル・サワーン村近くで集団墓地が発見され、女性と子どもの遺体約20体が回収された。

このほか、内務省(フェイスブック)によると、ドゥマイル市で県内務治安部隊が特別作戦を実施し、国外密輸用に準備されていたカプタゴン錠剤約1,200万錠を押収した。

また、内務省(フェイスブック)によると、この作戦において、カプタゴン密輸ネットワークの主犯格「R.S.」を逮捕した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、カフル・マーリス村近くで、旅客バスが何者かの銃撃を受け、ドゥルーズ派の男性1人と女性1人が死亡、5人が負傷した。

スワイダー24が10月23日に伝えたところによると、カフル・マーリス村には約2万人のドゥルーズ派が暮らしていたが、2011年以降その数は大きく減少している。

 

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市で前政権関係者とされる男性が何者かに銃撃され、負傷した。

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イスラエル軍部隊はクナイトラ県で前日に拘束した若者を釈放する一方、ブライカ村に一時侵入(2025年10月21日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊が前日にジュバーター・ハシャブ村・ハーン・アルナバ市間の道路で拘束していた若者を釈放した。

しかし、シリア人権監視団によると、装甲軍用車2台からなるイスラエル軍部隊がブライカ村に一時侵入し、検問所を設置した。

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シャルア移行期政権はイスリヤー村・ラッカ市街道を閉鎖するも、住民が実力で開放(2025年10月21日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権が、同政権支配下のハマー県イスリヤー村と北・東シリア地域民主自治局支配下のラッカ市結ぶ街道上の検問所を再び完全に封鎖、土嚢やバリゲードを設置して車輛や住民の往来を阻止した。

封鎖は、事前の告知なしに行われ、女性や子供、首都ダマスカスの病院での治療に向かっていた患者・病院を含む多数の民間人が立ち往生、一部の通行人は、検問所付近で抗議行動を行い、通行許可を求めたが、治安要員は拘束するなどと脅迫し、これを阻止した。

同街道は、9月末から10月19日にかけて、約3週間にわたって閉鎖されていた。

シリア人権監視団によると、その後、検問所の通過を希望する市民らは、検問所に配置されていた内務治安部隊の要員に対する抗議行動を続け、数十台の車輛が障害物を突破し、実力で封鎖を解除し、道路を再開させた。

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アレッポ県では、ANHAによると、アレッポ市のシャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区の内務治安部隊(アサーイシュ)が、アフマド・シャルア移行期政権の代表団を受け入れた。

代表団の訪問は、同地をめぐって交わされた合意の履行状況を追跡し、関係機関間の協力と共同調整を強化することで、地域の安定および住民の治安・サービス水準の向上に資することが目的。

一方、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権がダイル・ハーフィル市とアレッポ市を結ぶ街道の検問所を封鎖したことに伴う渋滞の影響で、女性1人が過労と疲労で死亡した。

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シリア民主軍は、米主導の有志連合の支援のもと、ラッカ県タブカ市で精密・特殊治安作戦を実施し、ダーイシュのスリーパーセルの指導者を逮捕(2025年10月21日)

ラッカ県では、シリア民主軍が声明を出し、同軍所属の作戦司令室師団(TOL)が、米主導の有志連合の支援のもと、タブカ市で精密・特殊治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの指導者の逮捕に成功したと発表した。

シリア民主軍が逮捕したのは、アフマド・アブドゥルカーディル・ムーサー。

武器および軍事装備の受け渡し・配分を監督し、テロ細胞への供給を担っていたほか、シリア民主軍の軍事拠点を監視する任務も行っていた。

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一方、ANHAによると、ラッカ市の麻薬取締局は精密治安作戦を実施し、8人の密売人を逮捕し、麻薬・武器・弾薬・偽造通貨を押収した。

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スワイダー県の国民防衛部隊はシャルア移行期政権に属する武装勢力の無人航空機の攻撃を受け、童と教職員の安全を守る目的で学校の授業を一時的に停止すると発表(2025年10月21日)

スワイダー県では、国民防衛部隊がフェイスブックを通じて声明を出し、最近になり「ジャウラーニー政権」に属する武装集団が無人航空機を用いて複数の攻撃を行い、その一部は学校近郊の人口密集地を狙っていたとしたうえで、児童と教職員の安全を守る目的で学校の授業を一時的に停止すると発表した。

スワイダー24によると、ムワッヒド・ドゥルーズ精神部が主導する県の教育局は、この声明を受けて、県内のすべての学校と教育機関の授業を停止すると発表した。

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スワイダー24によると、スワイダー市の第1自動製パン所に、バハール機構が提供した小麦粉35トンが搬入された。

また、シリア人権監視団によると、国際赤十字委員会(ICRC)、カタール赤新月社、国際医療団(IMC)が準備した腎不全患者向けの重要な医療物資、糖尿病患者向けの混合インスリン、さらに心臓・糖尿・人工呼吸器関連の医療機器などを積んだ貨物車輛10台からなる車列が、シリア・アラブ赤新月社の協力・監督のもとでスワイダー県に到着した。

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SANAによると、アフマド・シャルア移行期政権のもと、国際・人道組織の代表および複数の政府機関が参加する会議が開かれ、スワイダー県内および周辺地域における救援・人道活動の現状について協議が行われた。

会議には、スワイダー県のムスタファー・バックール知事、バスマ・ワ・ザイトゥーナ機構のフサーム・ハッジー代表、緊急事態災害省のザフラ・ディヤーブ緊急救援局長らが出席した。

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シリア人権監視団によると、シャフバー町で、女性グループのサバーヤ・サンドが抗議デモを行い、強制失踪者の行方を明らかにし、拘束先不明の誘拐被害者の解放を求めた。

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シャルア移行期政権の国防省および内務省に属する部隊がスワイダー県マジュダル村方面に展開し、同村と周辺の村々を砲撃、国民防衛部隊がこれに応戦(2025年10月20日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の国防省および内務省に属する部隊が、マジュダル村方面に展開し、同村と周辺の村々を砲撃、国民防衛部隊がこれに応戦した。

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シリア人権監視団によると、国民防衛部隊がウルガー村近郊でシャルア移行期政権に所属する無人航空機を撃墜した。

国民防衛部隊(フェイスブック)によると、リーマト・ハーズィム村およびマズラア町一帯に潜むテロ組織が、停戦合意を再び破り、23ミリ口径重機関銃を用いてマジュダル村を激しく攻撃、国民防衛部隊の前線部隊が反撃を実施し、地域の治安を回復した。

また、国民防衛部隊(フェイスブック)によると、「ジャウラーニー政権」傘下のテロ組織が、ウルガー街道沿線の輸送経路で民間人が所有する車輛を狙って無人航空機で攻撃を行った。

これに対して、国民防衛部隊の警戒部隊は、敵機を即座に探知・迎撃し、撃墜に成功した。

 

 

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ヒムス市でアラウィー派の男性が何者かに射殺される(2025年10月20日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市でアラウィー派の男性が何者かに射殺された。

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ラッカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるターリー・ルンマーン村の近くの農地で若い男性の他殺体が発見された。

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ラタキア県では、内務省(フェイスブック)によると、県内務治安部隊が、前政権の民兵組織の一つ「砂漠の鷹」のムハンマド・ジャービル司令官の右腕と目されるムハンマド・ナディーム・シャッブ容疑者を逮捕した。

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ダマスカス郊外県では、内務省(フェイスブック)によると、県麻薬対策局はドゥマイル市近郊で国外への大量の麻薬密輸を計画していた密輸ネットワークに対する精密な監視・追跡作戦を実施、約1,200万錠の覚醒剤カプタゴンを押収、同ネットワークの責任者を逮捕した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団が21日に発表したところによると、トルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域内のジャラーブルス市で、県内務治安部隊が民家を急襲、1人を射殺し、その兄弟を負傷させた。

 

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アサーイシュが米主導の有志連合の航空支援を受けて、ダイル・ザウル県アブー・ナイタル村でダーイシュのスリーパーセルに対する特殊作戦を実施、メンバー1人を逮捕(2025年10月20日)

ハサカ県では、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)によると、シャッダーディー市アリーシャ地区のハッダーディー橋付近で、爆発物が仕掛けられたオートバイが爆発し、乗っていた2人のうち1人が死亡、もう1人が負傷して病院に搬送された。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)と緊急対応部隊(HAT)が、米主導の有志連合の航空支援を受けて、アブー・ナイタル村で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルに対する特殊作戦を実施、メンバー1人を逮捕した。

一方、シリア人権監視団によると、ムハイミーダ村近郊で、ダーイシュのスリーパーセルが敷設した地雷がシリア民主軍の車輛を直撃し、兵士1人が死亡、3人が負傷した。

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シリア民主軍の軍事委員会はシャルア移行期政権の代表団とラッカ県タブカ市で会談、アレッポ市のシャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区周辺で発生している緊張状況への対応について協議(2025年10月20日)

アレッポ県の北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)はフェイスブックを通じて、アレッポ市シャイフ・マクスード地区にあるアサーイシュの拠点が、アフマド・シャルア移行期政権所属部隊とその傘下の武装勢力の狙撃を受けたと発表、挑発行為だと非難した。

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シリア民主評議会によると、シリア民主軍の軍事委員会は、アフマド・シャルア移行期政権の代表団をラッカ県のタブカ市に迎えた。

会合では、アレッポ市のシャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区周辺で発生している緊張状況と、その平和的解決の方法について協議が行われた。

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イスラエル軍の戦闘機がダルアー県とクナイトラ県の上空で軍事演習を実施(2025年10月20日)

シリア人権監視団スワイダー24によると、ダルアー県とクナイトラ県の上空でイスラエル軍の戦闘機が軍事演習を実施、シリア南部各地で爆発音が響いた。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、軍用車輛2台からなるイスラエル軍部隊がウーファーニヤー村・ジュバーター・ハシャブ村間の道路に侵入し、検問所を設置した。

また、シリア人権監視団によると、イスラエル軍はジュバーター・ハシャブ村・ハーン・アルナバ市間の道路とカシャラート交差点付近にそれぞれ検問所を設置、女性を含む複数の民間人を乗せたセルヴィス(旅客用マイクロバス)を停止させ、乗客1名を逮捕した。

トゥルナジャ村近郊のビイル・サルブーフ地区でも、15台以上のイスラエル軍車輛と兵士が展開、アジュラフ村とウンム・バーティナ村の間にも臨時の検問所が設置された。

さらに、シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊がクナイトラ県南部のルワイヒーナ村に侵入し、2軒の民家を捜索した。

このほか、シリア人権監視団によると、イスラエル軍は夜間、西アフマル丘の陣地から照明弾を発射した。

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県ムハイミーダ村でアサーイシュの部隊を襲撃(2025年10月19日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがムハイミーダ村で、北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)の部隊を襲撃、これにより4人が負傷した。

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米主導の有志連合の部隊がダマスカス郊外県で初となる空挺作戦を実施、ダーイシュ元幹部のアフマド・アブドゥッラー・マスウード・バドリーを逮捕(2025年10月19日)

シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の部隊が、ドゥマイル市とムウダミーヤト・カラムーン町の間に位置する地域で、同県初となる空挺作戦を実施した。

作戦は数時間にわたり行われ、アフマド・シャルア移行期政権の国防省所属の治安部隊が現場を包囲、上空にはヘリや偵察機が飛来し、旋回を繰り返し、ダーイシュ(イスラーム国)元幹部のアフマド・アブドゥッラー・マスウード・バドリーが逮捕された。

また、作戦に際して、ダーイシュのメンバー1人が死亡、1人が負傷した。

これに関して、内務省(フェイスブック)は、総合諜報機関が同地でダーイシュのスリーパーセルを摘発するための治安作戦を実施したと発表した。

発表によると、この作戦で、セルのメンバー1人が逮捕され、もう1人は自爆を試みて死亡、別の1人も交戦中に負傷し死亡、現場では、武器や弾薬、爆発用に準備された自爆ベルトが押収された。

また、トーマス・バッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使は、Xで「シリアは我々の側に戻った」と綴った。

アラビー21シリア人権監視団が20日に伝えたところによると、米国側は当初、アフマド・アブドゥッラー・バドリーとされたハーリド・マスウード氏はダーイシュの幹部であると発表していたが、その後、同名の別人を指していたことが判明した。

誤りに気づいた有志連合は、マスウード氏を釈放したものの、彼は拘束時に腹部を銃撃されており、ダマスカス郊外県のハラスター国立病院で死亡した。

死亡したマスウード氏は、従兄弟の証言によれば、シリアの情報機関に所属する職員。

バドリー部族の出身で、2011年に「アラブの春」がシリアに波及した際、前政権への反旗を翻し、ダマスカス郊外県で決起したで最初期の1人だった。

その後、シャーム自由人イスラーム運動、シャーム解放機構に所属し、現在に至ったが、ダーイシュとは無関係だったとされる。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合の部隊が、ハサカ県からラッカ県に10台の装甲車輛からなる車列を移動させた。

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イスラエル軍部隊がクナイトラ県のサイダー・ハーヌート村、東サムダーニーヤ村に侵入(2025年10月19日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、10台の軍用車輛からなるイスラエル軍部隊がサイダー・ハーヌート村に侵入、臨時の検問所を設置し、通行人を尋問、その後撤退した。

また、シリア人権監視団によると、車輛3台からなるイスラエル軍部隊が東サムダーニーヤ村に侵入した。

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ダマスカス郊外県でシーア派の男性が、ヒムス県でアラウィー派の男女3人が殺害される(2025年10月19日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、旧シリア軍のタフタナーズ航空基地の司令官を務めていたターリク・ハビーブ・イスマンダル氏が、アフマド・シャルア移行期政権の拘禁施設内で死亡した。

イスマンダル氏は5月7日に逮捕され、拘留されていた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、サイダ・ザイナブ町近郊のバフダリーヤ村で、30代のシーア派の男性が自宅に侵入した武装グループによって殺害された。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市で、若者1人が何者かによって暗殺された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市バーブ・ダリーブ地区、オートバイに乗った武装グループがアラウィー派の男女3人を銃で撃ち殺害した。

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タルトゥース県では、内務省(フェイスブック)によると、県内務治安部隊が前政権とつながりがあるアリー・ファッラーラ容疑者を逮捕した。

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シャルア移行期政権の部隊はアレッポ県ダイル・ハーフィル市西の村々の間に土塁を積むなどして、包囲を強化(2025年10月19日)

アレッポ県では、ANHAによると、アフマド・シャルア移行期政権の部隊は、ダイル・ハーフィル市西の村々の間に土塁を積むなどして、包囲を強化した。

これに対して、同地近郊のシュワイリーフ村などで、住民の不満が爆発し、シャルア移行期政権の拠点などに対して投石などが行われた。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるラッカ市と、アフマド・シャルア移行期政権の支配下にあるイスリヤー村を結ぶ主要道路が、3週間にわたる閉鎖を経て再び開放された。

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スワイダー県マジュダル村近郊でシャルア移行期政権の部隊に属する無人航空機が墜落(2025年10月19日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、マジュダル村近郊で、アフマド・シャルア移行期政権の部隊に属する無人航空機が墜落した。

墜落の原因は不明。

国民防衛部隊の司法軍事調査局は、フェイスブックを通じて声明を出し、一部の扇動的ページや関係者が組織内部の対立や指導層の分裂・解任について流布している虚偽報道に関して、根拠がないと否定、「デマや虚偽情報の拡散は容認しない。国民防衛部隊はこれまで通り団結し、山(バシャン山)の守護盾であり続ける」と強調した。

 

 

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シリア人権監視団によると、スワイダー市の尊厳(カラーマ)広場で、数百人が参加する大規模な中心的デモが行われ、県内出身の拉致・行方不明者の消息解明およびスワイダー県の西部および北部におけるアフマド・シャルア移行期政権による封鎖解除を要求した。

デモ参加者らは、「保証国に求める、ジャウラーニー率いるテロ部隊をスワイダー県西・北部から撤退させよ」、「腐敗した指導者たちは民の血の前で臆病者だ、裁け!」、「殉教者の血は取引の対象ではない!」といったシュプレヒコールが連呼された。

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SANAによると、16台の貨物輸送者からなる人道支援物資の車列と、100台を超える商業用貨物輸送者の車列が、スワイダー県北部のムトゥーナ村の検問所を通ってスワイダー市に到着した。

物資の搬入は、シリア・アラブ赤新月社の監督のもとで実施された。

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SANAによると、ムトゥーナ村の検問所を通じて、女性や子どもを含む遊牧民出身の民間人34人が、シリア・アラブ赤新月社の監督のもとで、スワイダー県からアフマド・シャルア移行期政権の支配地に退避した。

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イスラエル軍はクナイトラ県ジュバーター・ハシャブ村近郊で100ドゥーナムを超える森林地帯の樹木を伐採(2025年10月18日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍は2日前からジュバーター・ハシャブ村近郊で広範囲な掘削作業を続け、100ドゥーナムを超える森林地帯の樹木を伐採した。

また、イスラエル軍部隊は、東サムダーニーヤ村とハーン・アルナバ市を結ぶ道路沿いに侵入し、臨時の検問所を設置、通行人と車輛の検査を実施した。

さらに、シリア人権監視団によると、戦車2両と車輛5台からなるイスラエル軍部隊が、ジュバーター・ハシャブ村とウーファーニヤー村を結ぶ道路に進入し、臨時の検問所を設置し、通行人を検問・通行を制限した。

イスラエル軍は、ハーン・アルナバ市とジュバーター・ハシャブ村を結ぶ道路沿いの国連軍検問所付近にも戦車を一時侵入させた。

このほか、シリア人権監視団によると、イスラエル軍は、ジュバーター・ハシャブ村の採石場南方で照明弾を投下、同時にイスラエル軍の偵察機が上空に飛来した。

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ヒムス市ワーディー・ザハブ地区で50代のアラウィー派の男性とその息子が、正体不明の武装グループの襲撃を受け、男性は死亡、息子は負傷(2025年10月18日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ワーディー・ザハブ地区の電話交換所前で露店を営んでいた50代のアラウィー派の男性とその息子が、正体不明の武装グループの襲撃を受け、男性は死亡、息子は負傷した。

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