トルコ軍国境警備隊がハサカ県北部で越境を試みたシリア人家族に発砲、子供1人射殺(2021年3月10日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ軍国境警備隊がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアブー・ラースィーン町近郊のアッラーダ村から越境を試みたシリア人家族に発砲、子供1人を射殺した。

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アレッポ県では、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のマンビジュ軍事評議会が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市を訪問しようとしたシリア・ムスタクバル党の使節団にトルコ軍が攻撃を加えたと発表した。

ANHA(3月10日付)が伝えた。

一方、SANA(3月10日付)、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるバーブ市南の教練キャンプの塀で爆発が発生し、シリア国民軍に所属するハムザ師団の戦闘員複数人が負傷した。

AFP, March 10, 2021、ANHA, March 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2021、Reuters, March 10, 2021、SANA, March 10, 2021、SOHR, March 10, 2021などをもとに作成。

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米主導の有志連合の民政問題担当使節団がダイル・ザウル県ハジーン市を訪問、同地の民政評議会メンバーと会合(2021年3月10日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の民政問題担当使節団が、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるハジーン市を訪問、同地の民政評議会のメンバーと会合を開いた。

一方、ダーイシュ(イスラーム国)と思われる武装集団が、シリア政府の支配下にあるムハイミーダ村で住民1人を殺害した。

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ハサカ県では、SANA(3月10日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ市の西ヌシューワ地区で住居複数棟に押し入り、若者多数を拘束、教練キャンプに強制連行した。

AFP, March 10, 2021、ANHA, March 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2021、Reuters, March 10, 2021、SANA, March 10, 2021、SOHR, March 10, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるアレッポ県西部の3カ所から拠点を撤収(2021年3月10日)

アレッポ県では、ザイトゥーン(3月10日付)によると、トルコ軍が「決戦」作戦司令室の支配下にある県西部のカフル・ナースィフ村、イビーン・スィムアーン村、バータブー村に設置していた拠点を撤収させた。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

撤収された拠点は、2020年2月末から3月初めのシリア・ロシア軍と「決戦」作戦司令室・トルコ軍の戦闘に際して設置されたもの。

「不要となった」ために撤収されたという。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるマアッラト・ヌウマーン市一帯を砲撃した。

これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカフル・ウワイド村、スフーフン村、ハルーバ村、ファッティーラ村、バーラ村一帯、カンスフラ村、フライフィル村、バイニーン村、ルワイハ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるウンム・ワラド村でシリア政府との和解に応じた元反体制武装集団メンバー1人とその子供1人が、正体不明の武装集団の襲撃を受けて、死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を45件(イドリブ県23件、ラタキア県15件、アレッポ県2件、ハマー県5件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は39件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を25件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, March 10, 2021、ANHA, March 10, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 10, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 10, 2021、Reuters, March 10, 2021、SANA, March 10, 2021、SOHR, March 10, 2021、Zaytun, March 10, 2021などをもとに作成。

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シリア民主軍がトルコ占領下のアレッポ県カフルハーシル村一帯に進攻し、シリア国民軍と交戦(2021年3月9日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がトルコ占領下のカフルハーシル村一帯に進攻を試み、トルコの支援を受けるシリア国民軍と交戦、シリア国民軍の戦闘員1人が死亡した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるラアス・アイン市近郊に設置されている国民軍の検問所近くで爆弾が仕掛けられていた車が爆発し、戦闘員8人が負傷した。

AFP, March 9, 2021、ANHA, March 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2021、Reuters, March 9, 2021、SANA, March 9, 2021、SOHR, March 9, 2021などをもとに作成。

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シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方、M4高速道路沿線のトルコ軍拠点一帯を砲撃(2021年3月9日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、カンスフラ村、ルワイハ村、バイニーン村、フライフィル村、バーラ村一帯、そしてM4高速道路沿線のナイラブ村に設置されているトルコ軍拠点一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍が発射した砲弾は225発以上に達した。

これに対して、「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるサラーキブ市、タッル・マルディーフ村、ダーディーフ村を手製のロケット弾などで砲撃し、ダーディーフ村では、シリア軍兵士3人が死亡、10人が負傷した。

一方、トルコ軍憲兵隊がダルクーシュ町方面から越境しようとしたシリア人男性1人を射殺した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるサナマイン市のビラール・モスク前で爆弾が爆発し、住民1人が死亡した。

また、ヤードゥーダ村とムザイリーブ町を結ぶ街道で、シリア軍第4師団の中尉が何者かの発砲を受けて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を18件(イドリブ県7件、ラタキア県6件、アレッポ県3件、ハマー県2件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は18件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, March 9, 2021、ANHA, March 9, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 9, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 9, 2021、Reuters, March 9, 2021、SANA, March 9, 2021、SOHR, March 9, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でイラク人民動員隊とシリア民主軍がダーイシュと思われる武装集団の襲撃を受け、3人死亡(2021年3月8日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるマヤーディーン市近郊の砂漠地帯(アークーラ地区)で、イラク人民動員隊に所属するアブー・ファドル・アッバース旅団の拠点がダーイシュ(イスラーム国)と思われる武装集団の襲撃を受け、民兵1人が死亡した。

また、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるズィーバーン町の市場で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士1人が、オートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)メンバーと思われる2人組の発砲を受けて、死亡した。

AFP, March 8, 2021、ANHA, March 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 8, 2021、Reuters, March 8, 2021、SANA, March 8, 2021、SOHR, March 8, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアレッポ県マンビジュ市東を砲撃(2021年3月8日)

アレッポ県では、ANHA(3月8日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるマンビジュ市東のフーシャリーヤ村を砲撃した。

AFP, March 8, 2021、ANHA, March 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 8, 2021、Reuters, March 8, 2021、SANA, March 8, 2021、SOHR, March 8, 2021などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室の占領下にあるイドリブ県北東部のIDPsキャンプで男性1人が焼身自殺を図り火災が発生(2021年3月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の占領下にある県北東部のタッル・カラーマ村にある国内避難民(IDPs)キャンプで火災が発生し、男性1人が死亡した。

火災はこの男性が焼身自殺を図ったことが原因と思われる。

一方、「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるハントゥーティーン村などを砲撃した。

これに対して、シリア軍も「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、バイニーン村、ファッティーラ村、フライフィル村、バーラ村一帯を砲撃した。

このほか、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約50輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を28件(イドリブ県15件、ラタキア県10件、アレッポ県1件、ハマー県2件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は24件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を11件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, March 8, 2021、ANHA, March 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 8, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 8, 2021、Reuters, March 8, 2021、SANA, March 8, 2021、SOHR, March 8, 2021などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第1区でイラク難民の子供1人が何者かに銃で撃たれて死亡(2021年3月7日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第1区で、イラク難民の子供1人が何者かに銃で撃たれて死亡した。

トルコで活動する独立系シンクタンクのジュスール研究所が2020年9月1日に発表したレポートによると、フール・キャンプは6つの区画、8つのブロックから構成されている。

6つの区画のうち、第1区には、ダーイシュ(イスラーム国)とつながりがない国内避難民(IDPs)、第2区と第3区にはイラク難民、第4区にはダーイシュとつながりがあるとされるIDPs、第5区には欧州出身のダーイシュ戦闘員の家族、そして第6区にはそれ以外の外国人戦闘員の家族が収容されている。

一方、8つのブロックのうち、第1、2、3、7ブロックにはイラク人難民が、第5、6、8ブロックにはシリア人IDPsが、第4ブロックにはイラク人難民とシリア人IDPsの両方が収容されている。

また、この8ブロックとは別に、シリア、イラク以外の国の出身者が収容されている。

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ダイル・ザウル県では、ANHA(3月7日付)によると、ダイル・ザウル軍事評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアズバ村で、オートバイに乗った2人組が男性1人を銃で撃ち殺害した。

2人組は男性を殺害した後に逃走を試みたが、住民によって捉えられ、1人は殺害された。

AFP, March 7, 2021、ANHA, March 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 7, 2021、Reuters, March 7, 2021、SANA, March 7, 2021、SOHR, March 7, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県タッル・タムル町近郊でシリア民主軍と国民軍が交戦し、国民軍戦闘員1人死亡(2021年3月7日)

ハサカ県では、ANHA(3月7日付)によると、トルコ軍の支援を受ける国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるウンム・カイフ村(タッル・タムル町近郊)の穀物サイロ西の農地への潜入を試みたが、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍傘下のタッル・タムル軍事評議会がこれを撃退した。

シリア人権監視団によると、この戦闘で国民軍の戦闘員1人が死亡した。

一方、トルコの占領下にあるラアス・アイン市近郊のサーリヒーヤ村では、オートバイに仕掛けられた爆弾が爆発し、国民軍の戦闘員1人が死亡、3人が負傷した。

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アレッポ県では、ANHA(3月7日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のハルバル村、シャイフ・イーサー村を砲撃した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍がトルコの占領下にあるバーブ市西一帯を砲撃した。

AFP, March 7, 2021、ANHA, March 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 7, 2021、Reuters, March 7, 2021、SANA, March 7, 2021、SOHR, March 7, 2021などをもとに作成。

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政府支配下のハマー県サラミーヤ市近郊のワーディー・アズィーブで、「テロ集団」によって爆弾が仕掛けられ、放置されてままでいた車2台が爆発し、住民18人が死亡、3人が負傷(2021年3月7日)

ハマー県では、SANA(3月7日付)によると、サラミーヤ市近郊のワーディー・アズィーブで、「テロ集団」によって爆弾が仕掛けられ、放置されてままでいた車2台が爆発し、住民18人が死亡、3人が負傷した。

AFP, March 7, 2021、ANHA, March 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 7, 2021、Reuters, March 7, 2021、SANA, March 7, 2021、SOHR, March 7, 2021などをもとに作成。

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イドリブ県とアレッポ県でシャーム解放機構に逮捕されたフッラース・ディーン機構とイスラーム解放党のメンバーの妻たちが、夫の釈放を求めて抗議デモを行う(2021年3月7日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるタッルアーダ村でシャーム解放機構に逮捕されたフッラース・ディーン機構のメンバーの妻たちが、夫の釈放を求めて抗議デモを行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるダーラ・イッザ市にあるシャーム解放機構の検問所が正体不明の武装集団の襲撃を受け、戦闘員1人が死亡、4人が負傷した。

一方、「決戦」作戦司令室の支配下にあるサッハーラ村では、シャーム解放機構に逮捕されたイスラーム解放党のメンバーの妻たちが、夫の釈放を求めて抗議デモを行った。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍と「決戦」作戦司令室がガーブ平原のアンカーウィー村一帯で交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタスィール町でシリア軍第4師団の兵士1人が正体不明の武装集団の発砲を受けて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を30件(イドリブ県19件、ラタキア県7件、アレッポ県1件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は25件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を14件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, March 7, 2021、ANHA, March 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 7, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 7, 2021、Reuters, March 7, 2021、SANA, March 7, 2021、SOHR, March 7, 2021などをもとに作成。

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フール・キャンプの第5区でシリア人IDPsが殺害される(2021年3月6日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第5区で、シリア人国内避難民(IDPs)が、ダーイシュ(イスラーム国)のセルと思われる集団に銃で撃たれて死亡した。

トルコで活動する独立系シンクタンクのジュスール研究所が2020年9月1日に発表したレポートによると、フール・キャンプは6つの区画、8つのブロックから構成されている。

6つの区画のうち、第1区には、ダーイシュ(イスラーム国)とつながりがない国内避難民(IDPs)、第2区と第3区にはイラク難民、第4区にはダーイシュとつながりがあるとされるIDPs、第5区には欧州出身のダーイシュ戦闘員の家族、そして第6区にはそれ以外の外国人戦闘員の家族が収容されている。

一方、8つのブロックのうち、第1、2、3、7ブロックにはイラク人難民が、第5、6、8ブロックにはシリア人IDPsが、第4ブロックにはイラク人難民とシリア人IDPsの両方が収容されている。

また、この8ブロックとは別に、シリア、イラク以外の国の出身者が収容されている。

AFP, March 6, 2021、ANHA, March 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2021、Reuters, March 6, 2021、SANA, March 6, 2021、SOHR, March 6, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機が、ハマー県、アレッポ県、ラッカ県との県境の砂漠地帯でダーイシュに対して60回以上の爆撃を実施(2021年3月6日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、アレッポ県、ラッカ県との県境の砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対して60回以上の爆撃を実施した。

AFP, March 6, 2021、ANHA, March 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2021、Reuters, March 6, 2021、SANA, March 6, 2021、SOHR, March 6, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍がハサカ県アームーダー市東の村に領内から発砲(2021年3月6日)

アレッポ県では、ANHA(3月6日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアームーダー市東の国境地帯に位置するハースィダ村の農場に向けてトルコ領内から発砲し、住民の車を攻撃した。

発砲を受けて、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とロシア軍が介入し、村から住民を避難させた。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるジャラーブルス市で、国民軍に所属する「教義の保護者」旅団の司令官が何者かによって銃で撃たれて死亡した。

AFP, March 6, 2021、ANHA, March 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2021、Reuters, March 6, 2021、SANA, March 6, 2021、SOHR, March 6, 2021などをもとに作成。

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シリア民主軍がハサカ県北東部で住民多数を拘束、連行(2021年3月6日)

ハサカ県では、SANA(3月6日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるヤアルビーヤ町近郊のダルダーラ村、アブー・マナースィフ村、ターシュ村、サファーナー村で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が検問所を設置し、街道を封鎖、住民多数を拘束、連行した。

シリア民主軍はまた、タッル・ハミース市でも民家に押し入り、住民3人を拘束、連行した。

AFP, March 6, 2021、ANHA, March 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2021、Reuters, March 6, 2021、SANA, March 6, 2021、SOHR, March 6, 2021などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県、ハマー県を砲撃(2021年3月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアリーハー市を砲撃し、子供3人を含む4人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、ザーウィヤ山地方のカンスフラ村、ファッティーラ村、バーラ村一帯、バイニーン村、フライフィル村、ルワイハ村を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるマアッラト・ヌウマーン市を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、SANA(3月6日付)によると、シリア政府の支配下にあるダルアー市東の入り口に位置するヒルバ交差点に仕掛けられていた爆弾が爆発し、子供3人が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を28件(イドリブ県20件、ラタキア県2件、アレッポ県4件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は24件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を14件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, March 6, 2021、ANHA, March 6, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 6, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 6, 2021、Reuters, March 6, 2021、SANA, March 6, 2021、SOHR, March 6, 2021などをもとに作成。

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米軍パトロール部隊が、ダイル・ザウル県ハワーイジュ村の水上通行所に立ち入り、職員を排除、通行所を閉鎖(2021年3月5日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米軍パトロール部隊が、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるハワーイジュ村のユーフラテス川東岸に設置されている水上通行所に立ち入り、職員を排除、通行所を閉鎖した。

AFP, March 5, 2021、ANHA, March 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2021、Reuters, March 5, 2021、SANA, March 5, 2021、SOHR, March 5, 2021などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の管理下にあるハサカ県のフール・キャンプでイラク人難民の女性1人が何者かによって殺害される(2021年3月5日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプの第1区で、イラク人難民の女性1人が何者かによって殺害された。

トルコで活動する独立系シンクタンクのジュスール研究所が2020年9月1日に発表したレポートによると、フール・キャンプは6つの区画、8つのブロックから構成されている。

6つの区画のうち、第1区には、ダーイシュ(イスラーム国)とつながりがない国内避難民(IDPs)、第2区と第3区にはイラク難民、第4区にはダーイシュとつながりがあるとされるIDPs、第5区には欧州出身のダーイシュ戦闘員の家族、そして第6区にはそれ以外の外国人戦闘員の家族が収容されている。

一方、8つのブロックのうち、第1、2、3、7ブロックにはイラク人難民が、第5、6、8ブロックにはシリア人IDPsが、第4ブロックにはイラク人難民とシリア人IDPsの両方が収容されている。

また、この8ブロックとは別に、シリア、イラク以外の国の出身者が収容されている。

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ダイル・ザウル県では、SANA(3月5日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるジュダイド・バッカーラ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の検問所が何者かの襲撃を受け、兵士2人が死亡した。

AFP, March 5, 2021、ANHA, March 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2021、Reuters, March 5, 2021、SANA, March 5, 2021、SOHR, March 5, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍が地中海沖に展開する艦船とアレッポ県内のシリア軍兵舎から地対地ミサイル複数発を発射し、トルコ占領下のアレッポ県ジャラーブルス市近郊の石油精製用燃焼装置を攻撃、4人が死亡、24人が負傷(2021年3月5日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍が地中海沖に展開する艦船とアレッポ県内のシリア軍兵舎から地対地ミサイル複数発を発射し、トルコ占領下のジャラーブルス市近郊のハムラーン村にある石油精製用燃焼装置を攻撃した。

この攻撃で、石油精製用燃焼装置多数と石油トレーラーなどの車輌30輌あまりが炎上、4人が死亡、24人が負傷した。

一方、SANA(3月5日付)やシリア人権監視団によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市、マンナグ村一帯、カフル・ナーヤー村、タッル・マディーク村、シャフバー・ダム、シャイフ・イーサー村、ハリーサ村、ダイル・ジュマイイル村に至る街道を砲撃した。

トルコ軍と国民軍はまた、マンビジュ市近郊のサイヤード丘を砲撃した。

AFP, March 5, 2021、ANHA, March 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2021、Reuters, March 5, 2021、SANA, March 5, 2021、SOHR, March 5, 2021などをもとに作成。

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ロシア軍がイドリブ県マアッラト・ミスリーン市一帯を爆撃、シリア軍もバザーブール村などを砲撃、子供1を含む3人が死亡、女性1人を含む3人が負傷(2021年3月5日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してからちょうど1年が経過した。

同地では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるマアッラトミスリーン市一帯を爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍も「決戦」作戦司令室の支配下にあるアルバイーン山近くのバザーブール村、アイン・ラールーズ村、ザーウィヤ山地方のカンスフラ村を砲撃し、バザーブール村で子供1を含む3人が死亡、女性1人を含む3人が負傷した。

他方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約25輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のザーウィヤ町、タッル・ワースィト村、マシーク、を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を26件(イドリブ県13件、ラタキア県2件、アレッポ県2件、ハマー県6件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は23件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を11件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, March 5, 2021、ANHA, March 5, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 5, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 5, 2021、Reuters, March 5, 2021、SANA, March 5, 2021、SOHR, March 5, 2021などをもとに作成。

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トルコ軍憲兵隊がイドリブ県サルキーン市近郊の民家前で子供を銃殺(2021年3月4日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるサルキーン市近郊のマドルーサ村の民家前でトルコ軍憲兵隊が子供を銃殺した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍がトルコ占領下のマリーミーン村を砲撃し、3人が負傷した。

AFP, March 4, 2021、ANHA, March 4, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2021、Reuters, March 4, 2021、SANA, March 4, 2021、SOHR, March 4, 2021などをもとに作成。

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ハサカ県、ダイル・ザウル県でシリア民主軍が襲撃を受け、兵士7人死亡(2021年3月4日)

ハサカ県では、SANA(3月4日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるヤアルビーヤ町近郊のトゥワイリシュ村のガソリン・スタンド近くでオートバイに仕掛けられてい爆弾が人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士が乗った車の通過を狙って狙って爆発し、兵士6人が死亡した。

一方、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の車輌約35輌からなる車列が兵站物資などを積んで、イラクとの国境に違法に設置されているワリード国境通行所からシリア領内に新たに進入し、ハサカ県の各所に設置されている基地に向かった。

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ダイル・ザウル県では、SANA(3月4日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるルワイシド村でシリア民主軍の車が襲撃を受け、兵士1人が死亡、2人が負傷した。

AFP, March 4, 2021、ANHA, March 4, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2021、Reuters, March 4, 2021、SANA, March 4, 2021、SOHR, March 4, 2021などをもとに作成。

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シリア軍がトルコ軍の拠点が設置されているイドリブ県アーフィス村を砲撃(2021年3月4日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが2020年3月5日の首脳会談で停戦に合意してから364日目を迎えた。

シリア人権監視団によると、同地では、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カンスフラ村、バーラ村一帯、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍はまた、トルコ軍の拠点が設置されているアーフィス村を砲撃した。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約15輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるナワー市でシリア軍兵士1人が何者かの発砲を受けて死亡した。

また、ジャースィム市では、和解委員会のメンバーが武装集団に銃で撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を18件(イドリブ県9件、ラタキア県6件、アレッポ県0件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は14件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を4件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, March 4, 2021、ANHA, March 4, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 4, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 4, 2021、Reuters, March 4, 2021、SANA, March 4, 2021、SOHR, March 4, 2021などをもとに作成。

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フール・キャンプ第1区で、正体不明の武装集団によって殺害されたイラク人難民1人が遺体で発見される(2021年3月3日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプ第1区で、内務治安部隊(アサーイシュ)が、正体不明の武装集団によって殺害されたイラク人難民1人の遺体を発見した。

トルコで活動する独立系シンクタンクのジュスール研究所が2020年9月1日に発表したレポートによると、フール・キャンプは6つの区画、8つのブロックから構成されている。

6つの区画のうち、第1区には、ダーイシュ(イスラーム国)とつながりがない国内避難民(IDPs)、第2区と第3区にはイラク難民、第4区にはダーイシュとつながりがあるとされるIDPs、第5区には欧州出身のダーイシュ戦闘員の家族、そして第6区にはそれ以外の外国人戦闘員の家族が収容されている。

一方、8つのブロックのうち、第1、2、3、7ブロックにはイラク人難民が、第5、6、8ブロックにはシリア人IDPsが、第4ブロックにはイラク人難民とシリア人IDPsの両方が収容されている。

また、この8ブロックとは別に、シリア、イラク以外の国の出身者が収容されている。

AFP, March 3, 2021、ANHA, March 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 3, 2021、Reuters, March 3, 2021、SANA, March 3, 2021、SOHR, March 3, 2021などをもとに作成。

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ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるダイル・ザウル県で油田の投資をめぐって部族どうしが交戦(2021年3月3日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるアズバ村で油田への投資をめぐって部族どうし(ジブル家とクライマート家)が交戦となり、ダイル・ザウル軍事評議会の司令官1人を含む複数人が負傷した。

AFP, March 3, 2021、ANHA, March 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 3, 2021、Reuters, March 3, 2021、SANA, March 3, 2021、SOHR, March 3, 2021などをもとに作成。

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シリア民主軍がタッル・タムル町一帯からシリア軍の退去を求める一方、ハサカ市、カーミシュリー市でアサーイシュとシリア軍が逮捕合戦(2021年3月3日)

ハサカ県では、アラビー・ジャディード(3月3日付)とシリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるハサカ市で、シリア軍が内務治安部隊(アサーイシュ)の隊員と住民多数を拘束したことに対抗し、アサーイシュがハサカ市とカーミシュリー市でシリア軍の兵士多数を拘束した。

人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は3月2日、タッル・タムル町近郊のウガイビシュ村、タッル・シャーミーラーン村でシリア軍が住民に賄賂を要求するなどの嫌がらせを続けているとして、同地からの退去を要請、シリア軍拠点複数カ所を包囲していた。

AFP, March 3, 2021、ANHA, March 3, 2021、al-‘Arabi al-Jadid, March 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 3, 2021、Reuters, March 3, 2021、SANA, March 3, 2021、SOHR, March 3, 2021などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県ジンディールス町での爆発で1人が死亡(2021年3月3日)

アレッポ県では、ANHA(3月3日付)によると、トルコ占領下のジンディールス町で車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、1人が死亡、3人が負傷した。

AFP, March 3, 2021、ANHA, March 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 3, 2021、Reuters, March 3, 2021、SANA, March 3, 2021、SOHR, March 3, 2021などをもとに作成。

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ラッカ市の教員がシリア民主軍の犯罪行為の停止を求める抗議デモを行ったが、シリア民主軍が強制排除(2021年3月3日)

ラッカ県では、SANA(3月3日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるラッカ市で、教員らが人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の犯罪行為の停止を求める抗議デモを行ったが、シリア民主軍がデモ参加者に向けて実弾を発砲し、参加者1人を拘束し、これを強制排除した。

AFP, March 3, 2021、ANHA, March 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 3, 2021、Reuters, March 3, 2021、SANA, March 3, 2021、SOHR, March 3, 2021などをもとに作成。

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シャーム解放機構がイドリブカッリー町でフッラース・ディーン機構メンバーと思われる3人を逮捕(2021年3月3日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がカッリー町でフッラース・ディーン機構メンバーと思われる3人を逮捕した。

一方、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、フライフィル村、カンスフラ村、バーラ村一帯、スフーフン村、バイニーン村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村、クライディーン村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるムサイフラ町で軍事情報局傘下で活動する地元の民兵2人が銃で撃たれて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を24件(イドリブ県12件、ラタキア県8件、アレッポ県1件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を9件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, March 3, 2021、ANHA, March 3, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 3, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 3, 2021、Reuters, March 3, 2021、SANA, March 3, 2021、SOHR, March 3, 2021などをもとに作成。

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