シリア政府支配下のダイル・ザウル県で部族どうしが農地の所有権をめぐって交戦し、10人あまりが死傷(2020年10月6日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にある県西部のジャズラート村近郊のマタッブ・マタッブ・ブーラーシド村の住民であるジュブール部族と、カスィーバ村の住民であるバッカーラ部族が農地の所有権をめぐって激しく交戦し、双方合わせて10人あまりが死傷した。

AFP, October 6, 2020、ANHA, October 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 6, 2020、Reuters, October 6, 2020、SANA, October 6, 2020、SOHR, October 6, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県バーブ市での爆発で住民17人死亡、40人以上負傷(2020年10月6日)

アレッポ県では、SANA(10月6日付)やANHA(10月6日付)によると、トルコの占領下にあるいわゆる「ユーフラテスの盾」地域のバーブ市で、貨物トラックに仕掛けられていた爆弾が爆発し、住民17人が死亡、40人以上が負傷した。

ANHA(10月6日付)によると、トルコの占領下にあるいわゆる「オリーブの枝」地域のアフリーン市でも、車に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受ける国民軍に所属する北の鷹旅団がアフリーン市北のオリーブ畑で住民に無差別発砲し、女性1人と子供1人が負傷した。

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ラッカ県では、ANHA(10月6日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、タッル・アブヤド市近郊にあるシリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるクール・ハサン村を砲撃する。

AFP, October 6, 2020、ANHA, October 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 6, 2020、Reuters, October 6, 2020、SANA, October 6, 2020、SOHR, October 6, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県、ハマー県などでシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦(2020年10月6日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから213日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のクークフィーン村、ルワイハ村、バイニーン村森林地帯、カンスフラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるサラーキブ市を砲撃した。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約35輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室が県北東部でシリア軍兵士1人を殺害した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、インヒル市で爆弾が爆発し、元反体制メディア活動家で、シリア政府との和解後に総合情報部に勤務していた男性1人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県19件、ラタキア県3件、アレッポ県5件、ハマー県4件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, October 6, 2020、ANHA, October 6, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 6, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 6, 2020、Reuters, October 6, 2020、SANA, October 6, 2020、SOHR, October 6, 2020などをもとに作成。

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シャーム解放機構はフッラース・ディーン機構のサウジアラビア人司令官をイドリブ市で逮捕(2020年10月5日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構の治安部隊がイドリブ市内で、新興のアル=カーイダ系組織のフッラース・ディーン機構の幹部1人を逮捕した。

逮捕されたのは、シューラー評議会メンバーでサウジアラビア出身のアブー・アブドゥッラフマーン・マッキーを名乗る司令官。

AFP, October 5, 2020、ANHA, October 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 5, 2020、Reuters, October 5, 2020、SANA, October 5, 2020、SOHR, October 5, 2020などをもとに作成。

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ラッカ県ラサーファ砂漠でシリア軍とダーイシュの戦闘とロシア軍の爆撃続く(2020年10月5日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ県とハマー県との県境に位置するラサーファ砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続け、ロシア軍戦闘機が同地を爆撃した。

AFP, October 5, 2020、ANHA, October 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 5, 2020、Reuters, October 5, 2020、SANA, October 5, 2020、SOHR, October 5, 2020などをもとに作成。

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トルコの占領下にあるアレッポ県アフリーン市で爆弾が爆発し、4人が負傷(2020年10月5日)

アレッポ県では、ANHA(10月5日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が、北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のアイン・ダクナ村、マルアナーズ村、マーリキーヤ村、シャワーリガ村、アルカミーヤ村を砲撃した。

また、トルコの占領下にあるアフリーン市では、道路にしかけられていた爆弾が爆発し、4人が負傷した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にあるアブー・ラースィーン(ザルカーン)町近郊のウンム・ハルマラ村、バーブ・ハイル村などにトルコ領内から発射された迫撃砲弾複数発が着弾した。

トルコ領から迫撃が行われた理由は不明。

AFP, October 5, 2020、ANHA, October 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 5, 2020、Reuters, October 5, 2020、SANA, October 5, 2020、SOHR, October 5, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍が北・東シリア自治局支配下のダイル・ザウル県で地元の若者を勧誘していたロシア軍所属のシリア人5人を逮捕、ロシア軍所属の地元民兵は対抗措置としてシリア民主軍兵士6人を捕捉(2020年10月5日)

ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル24(10月5日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が4日、ズィーバーン町で、ロシア軍に所属するシリア人5人を拘束した。

5人は、地元の若者を勧誘し、シリア政府に協力させようとしていたという。


ドゥラル・シャーミーヤ(10月5日付)によると、これに対して、ロシア軍の傘下で活動する地元の民兵が、北・東シリア自治局の支配下にあるズィーバーン町からタヤーナ村に向かおうとしていた人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の兵士6人を捕捉した。

一方、SANA(10月5日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるシュハイル村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点が何者かの発砲を受け、1人が負傷した。

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ラッカ県では、SANA(10月5日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあるジャルニーヤ町近郊で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌が正体不明の武装集団の襲撃を受け、兵士2人が死亡した。

AFP, October 5, 2020、ANHA, October 5, 2020、Dayr al-Zawr 24, October 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 5, 2020、Reuters, October 5, 2020、SANA, October 5, 2020、SOHR, October 5, 2020などをもとに作成。

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ハマー県ガーブ平原へのシリア軍の砲撃で住民5人負傷(2020年10月5日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから212日目を迎えた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のシャイフ・スィンドヤーン村とカルクール村を結ぶ街道一帯を砲撃し、住民5人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室もシリア政府支配地域に向けて砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下のあるザーウィヤ山地方を砲撃した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるマムティナ村でシリア軍の軍事情報局と地元の武装集団が激しく交戦した。

戦闘は、軍事情報局が住民複数人を逮捕したことを受けたもの。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を3件(イドリブ県1件、ラタキア県1件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, October 5, 2020、ANHA, October 5, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 5, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 5, 2020、Reuters, October 5, 2020、SANA, October 5, 2020、SOHR, October 5, 2020などをもとに作成。

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米主導の有志連合所属と思われる戦闘機がダイル・ザウル県南東部のイラン・イスラーム革命防衛隊の拠点複数カ所を爆撃、イラン人、イラク人合わせて15人が死亡(2020年10月4日)

ダイル・ザウル県では、アイン・フラート(10月4日付)によると、米主導の有志連合所属と思われる戦闘機複数機が、2日午後8時から3日午前3時にかけて、シリア政府の支配下にあるブーカマール市、スッカリーヤ村一帯にあるイラン・イスラーム革命防衛隊の拠点複数カ所を爆撃した。

この爆撃により、スッカリーヤ村一帯で、イラク人とイラン人の高官複数を含む15人が死亡した。

なお、ブーカマール市、スッカリーヤ市に面するイラク側のアカーシャート村(カーイム市近郊)に対しても爆撃が行われた。

AFP, October 4, 2020、ANHA, October 4, 2020、‘Ayn al-Furat, October 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 4, 2020、Reuters, October 4, 2020、SANA, October 4, 2020、SOHR, October 4, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍と国民軍がアレッポ県北部を砲撃(2020年10月4日)

アレッポ県では、ANHA(10月4日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のブルジュ・カース村、カルーティーヤ村、マルアナーズ村、マーリキーヤ村、アルカミーヤ村、シャワーリガ村、シャワーリガ砦を砲撃した。

AFP, October 4, 2020、ANHA, October 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 4, 2020、Reuters, October 4, 2020、SANA, October 4, 2020、SOHR, October 4, 2020などをもとに作成。

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シリア民主軍が北・東シリア自治局の支配下にあるダイル・ザウル県ズィーバーン町、タヤーナ村で数十人を逮捕(2020年10月4日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるズィーバーン町とタヤーナ村で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が検問所を多数設置するとともに、民家複数棟に対して強制捜査を行い、数十人を逮捕した。

シリア人権監視団は、逮捕されたのが、ダーイシュ(イスラーム国)の元メンバーと思われるとしている。

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ハサカ県では、SANA(10月4日付)によると、北・東シリア自治局とシリア政府の支配下にあるタッル・ハミース市近郊のハスィーワ村でシリア民主軍が民家に押し入り、若者2人を拘束し、連行した。

一方、シリア人権監視団によると、米軍の大型トレーラーなど40輌がワリード国境通行所を経由して違法に入国、米軍の影響下にあるルマイラーン町方面に向かった。

AFP, October 4, 2020、ANHA, October 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 4, 2020、Reuters, October 4, 2020、SANA, October 4, 2020、SOHR, October 4, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県に駐留するトルコ軍がシリア政府支配地域を砲撃(2020年10月4日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから211日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアーフィス村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、マストゥーマ村のバアス前衛キャンプに展開するトルコ軍がシリア政府の支配下にあるサラーキブ市一帯を砲撃した。

トルコ軍はまた、兵站物資を積んだ車輌約160輌を7回に分けてカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

一方、トルコ占領下のアレッポ県アフリーン郡一帯で活動する国民軍所属のハムザート師団の増援部隊がザーウィヤ山地方に派遣された。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がカフルハラブ村にあるシリア軍の拠点を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるドゥワイル・アクラード村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を5件(イドリブ県3件、ラタキア県0件、アレッポ県2件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, October 4, 2020、ANHA, October 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 4, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 4, 2020、Reuters, October 4, 2020、SANA, October 4, 2020、SOHR, October 4, 2020などをもとに作成。

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シリア軍とダマスカス郊外県カナーキル村の名士が、村の武装した若者の武装解除などを骨子とする和解合意を交わす(2020年10月3日)

ダマスカス郊外県では、HFL(10月3日付)によると、ダマスカス県西郊外の第121旅団基地で、シリア軍第3軍団の士官らとカナーキル村の名士が会合を開き、同村に対するシリア軍の包囲の解除について協議した。

会合では、武装した村の若者たちの武装解除を条件とする社会復帰、武装解除を拒否した若者のイドリブ県、ないしはダルアー県の追放、武器弾薬庫があると思われる場所の捜索を骨子とする和解合意を交わした。

カナーキル村では9月22日、治安当局が住民を女性4人を逮捕したのを受けて、住民の抗議行動が激化、シリア軍部隊が村を包囲し、10月1日から2日にかけて、突入態勢に入っていた。

AFP, October 3, 2020、ANHA, October 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 3, 2020、HFL, October 3, 2020、Reuters, October 3, 2020、SANA, October 3, 2020、SOHR, October 3, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のアレッポ県バーブ市とアフリーン市で爆発(2020年10月3日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下のバーブ市で警察(内務治安部隊、いわゆる「自由警察」)の検問所近くに仕掛けられていた爆弾が爆発し、複数人が死傷した。

ANHA(10月4日付)によると、この爆発で3人が死亡、7人が負傷した。


同じくトルコ占領下のアフリーン市でも、道路脇に設置されているゴミ箱に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

AFP, October 3, 2020、ANHA, October 3, 2020、October 4, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 3, 2020、Reuters, October 3, 2020、SANA, October 3, 2020、SOHR, October 3, 2020などをもとに作成。

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ラッカ県、ダイル・ザウル県でシリア軍とダーイシュが交戦、30人あまり死亡(2020年10月3日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ハマー県とアレッポ県に近いラサーファ砂漠一帯で、シリア軍とダーイシュ(イスラーム国)の戦闘が続き、シリア軍兵士8人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、県西部の砂漠地帯でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が交戦し、シリア軍兵士3人とダーイシュ・メンバー17人が死亡した。

AFP, October 3, 2020、ANHA, October 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 3, 2020、Reuters, October 3, 2020、SANA, October 3, 2020、SOHR, October 3, 2020などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でロシア軍憲兵隊がイラン・イスラーム革命防衛隊の傘下で活動する地元民兵の司令官を逮捕(2020年10月3日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍憲兵隊が、マヤーディーン市近郊のバクラス村でイラン・イスラーム革命防衛隊の傘下で活動する地元の民兵組織の司令官1人を逮捕した。

この司令官はロシア軍の支援を受けるシリア軍第5軍団の兵士に暴行を加えたために逮捕されたという。

AFP, October 3, 2020、ANHA, October 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 3, 2020、Reuters, October 3, 2020、SANA, October 3, 2020、SOHR, October 3, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプ近くのシリア民主軍の拠点が襲撃を受けて兵士2人死亡、キャンプ内でイラク人難民1人が殺害される(2020年10月3日)

ハサカ県では、SANA(10月3日付)によると、北・東シリア自治局の管理下にあるフール・キャンプ近くの人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点が正体不明の武装集団の襲撃を受け、兵士2人が死亡した。

また、シリア人権監視団によると、フール・キャンプに収容されているイラク人難民1人が何者かによって殺害された。

このイラク人難民はシリア民主軍への情報提供者だったという。

AFP, October 3, 2020、ANHA, October 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 3, 2020、Reuters, October 3, 2020、SANA, October 3, 2020、SOHR, October 3, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県での「決戦」作戦司令室との戦闘でシリア軍兵士3人死亡(2020年10月3日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから210日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がザーウィヤ山地方のバイニーン村一帯でシリア軍と交戦し、士官(大尉)1人を含む兵士3人を殺害、多数を負傷させた。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

「決戦」作戦司令室はまた、シリア政府支配下のカフルナブル市を砲撃した。

一方、シリア軍も「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方各所を砲撃した。

このほか、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約15輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のカーヒラ村、ヒルバト・ナークース村、マンスーラ村を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府支配下のガーブ平原の灌漑計画地区を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるウンム・ワラド村でシリア政府との和解に応じた元反体制武装集団のメンバー1人が何者かによって殺害された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるヒムス市バーバー・アムル地区で爆発が発生し、子供5人が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(イドリブ県1件、ラタキア県0件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, October 3, 2020、ANHA, October 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 3, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 3, 2020、Reuters, October 3, 2020、SANA, October 3, 2020、SOHR, October 3, 2020などをもとに作成。

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OPCWは2016年8月と2018年11月のサラーキブ市とアレッポ市郊外での化学兵器使用疑惑に関して使用を確認できなかったと発表(2020年10月2日)

化学兵器禁止機関(OPCW)は、2016年8月1日と2018年11月24日にイドリブ県サラーキブ市とアレッポ県アレッポ市で発生したとされる化学兵器攻撃に関して、サンプル分析を行ったが、禁止されている有毒化学物質の使用を確認することはできなかったと発表した。

ロイター通信(10月3日付)が伝えた。

AFP, October 3, 2020、ANHA, October 3, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 3, 2020、Reuters, October 3, 2020、SANA, October 3, 2020、SOHR, October 3, 2020などをもとに作成。

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トルコ占領下のハサカ県ラアス・アイン市での抗議デモの参加者数十人を国民軍所属組織が「テロリスト」と断じて逮捕(2020年10月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの支援を受ける国民軍に所属するスルターン・ムラード師団がトルコ占領下のラアス・アイン市で、国民軍による住民の拘束、略奪などに抗議するデモを強制排除、「地域での爆発事件に関与しているテロリスト」だとしてデモ参加者数十人を逮捕した。

一方、ANHA(10月2日付)によると、トルコ軍とその支援を受けるシリア国民軍が北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるタッル・リフアト市近郊のハルバル村を砲撃した。

AFP, October 2, 2020、ANHA, October 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 2, 2020、Reuters, October 2, 2020、SANA, October 2, 2020、SOHR, October 2, 2020などをもとに作成。

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ラッカ市でシリア民主軍が若者多数を拘束(2020年10月2日)

ラッカ県では、SANA(10月2日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるラッカ市各所で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が若者多数を兵役につかせるとして拘束し、連行した。

AFP, October 2, 2020、ANHA, October 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 2, 2020、Reuters, October 2, 2020、SANA, October 2, 2020、SOHR, October 2, 2020などをもとに作成。

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ラッカ県、ダイル・ザウル県でシリア軍とダーイシュが交戦、ロシア軍が爆撃(2020年10月2日)

ラッカ県では、シリア人権監視団やドゥラル・シャーミーヤ(10月2日付)によると、ハマー県、アレッポ県の県境に近いラサーファ砂漠でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、ロシア軍が同地のダーイシュ拠点を爆撃した。

これにより、シリア軍兵士11人とダーイシュ戦闘員7人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア政府の支配下にあるティーム油田一帯のシリア軍拠点を襲撃、これを受けてロシア軍が同地のダーイシュの拠点を爆撃した。

AFP, October 2, 2020、ANHA, October 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 2, 2020、Reuters, October 2, 2020、SANA, October 2, 2020、SOHR, October 2, 2020などをもとに作成。

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イドリブ県ではシリア軍の砲撃で「決戦」作戦司令室戦闘員1人死亡、3人負傷(2020年10月2日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから209日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方各所を砲撃し、戦闘員1人が死亡、3人が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるダール・カビーラ村を砲撃した。

一方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約25輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所からシリア領内に新たに進入させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のタッル・ワースィト村、ハミーディーヤ村、マンスーラ村を砲撃した。

これに対して、シャーム解放機構はシリア政府の支配下にある灌漑計画地区を砲撃した。

一方、SANA(10月2日付)は、「テロ組織」がシリア政府の支配下にあるジューリーン村を砲撃したと伝えた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカッバーナ村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(イドリブ県1件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, October 2, 2020、ANHA, October 2, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 2, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 2, 2020、Reuters, October 2, 2020、SANA, October 2, 2020、SOHR, October 2, 2020などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの占領下にあるアレッポ県アアザーズ市で国民軍がダーイシュのセルを摘発(2020年10月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、トルコの占領下にある県北部のアアザーズ市で、国民軍が特殊作戦を敢行し、市内に潜伏していたダーイシュ(イスラーム国)のセルを摘発し、メンバーと思われる複数名を逮捕した。

一方、ANHA(10月1日付)によると、トルコの占領下にあるアフリーン市で車に仕掛けられていた爆弾が爆発した。

シリア人権監視団によると、この爆発で2人が負傷した。

AFP, October 1, 2020、ANHA, October 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 1, 2020、Reuters, October 1, 2020、SANA, October 1, 2020、SOHR, October 1, 2020などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県の学校で「テロ集団」が残していった爆弾が爆発し生徒9人負傷(2020年10月1日)

ダマスカス郊外県では、SANA(10月1日付)によると、シリア政府の支配下にあるバイト・ジン村で「テロ集団」が爆弾が爆発し、通学中の生徒9人が負傷した。

爆弾は、バイト・ジン村が反体制派の支配下にあった時に仕掛けられていたもの。

ドゥラル・シャーミーヤ(10月1日付)によると、爆発は村の近郊にある学校内で起こった。

AFP, October 1, 2020、ANHA, October 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 1, 2020、Reuters, October 1, 2020、SANA, October 1, 2020、SOHR, October 1, 2020などをもとに作成。

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北・東シリア自治局の支配下にあるハサカ県南部のガス・パイプラインで爆発発生(2020年10月1日)

ハサカ県では、ANHA(10月1日付)によると、北・東シリア自治局の支配下にあり、米軍も駐留するシャッダーディー市の南約30キロを通るガス・パイプラインで爆発が午後8時頃発生した。

このパイプラインは、シャッダーディー市南のガス工場とサルジャ村のガソリン・スタンドを結んでいる。

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ダイル・ザウル県では、SANA(10月1日付)によると、北・東シリア自治局の支配にあるジャルズィー村近郊で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌が何者かの発砲を受け、兵士2人が死亡した。

一方、シリア人権監視団によると、北・東シリア自治局の支配下にあるブサイラ市で、シリア民主軍に所属する「自衛部隊」の給水車に仕掛けられた爆弾が爆発し、隊員2人が死亡した。

AFP, October 1, 2020、ANHA, October 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 1, 2020、Reuters, October 1, 2020、SANA, October 1, 2020、SOHR, October 1, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍がイドリブ県のM4高速道路で単独パトロールを実施(2020年10月1日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから208日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアーフィス村とその一帯、ザーウィヤ山地方のスフーフン村、カフル・ウワイド村、カンスフラ村、ファッティーラ村、バルユーン村、バーラ村、マウザラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対し、「決戦」作戦司令室は、シリア政府支配下のサラーキブ市とその周辺を砲撃した。

一方、トルコ軍部隊は、アレッポ市とラタキア市を結ぶM4高速道路で単独でのパトロールを実施した。

パトロールが行われたのはナイラブ村からラタキア県のアイン・フール村を結ぶ区間。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(イドリブ県1件、ラタキア県1件、アレッポ県0件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, October 1, 2020、ANHA, October 1, 2020、al-Durar al-Shamiya, October 1, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 1, 2020、Reuters, October 1, 2020、SANA, October 1, 2020、SOHR, October 1, 2020などをもとに作成。

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ロシア軍がラッカ県バシャリー山のダーイシュ拠点を爆撃(2020年9月30日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が、バシャリー山一帯のダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して爆撃を実施した。

ドゥラル・シャーミーヤ(9月30日付)によると、ロシア軍の爆撃は8回に及んだという。

AFP, September 30, 2020、ANHA, September 30, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 30, 2020、Reuters, September 30, 2020、SANA, September 30, 2020、SOHR, September 30, 2020などをもとに作成。

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ハサカ県でシリア民主軍の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、兵士1人(2020年9月30日)

ハサカ県では、SANA(9月30日付)によると、北・東シリア自治局とシリア政府の共同統治下にあるタッル・タムル町近郊で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の車輌に仕掛けられていた爆弾が爆発し、兵士1人が死亡した。

AFP, September 30, 2020、ANHA, September 30, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 30, 2020、Reuters, September 30, 2020、SANA, September 30, 2020、SOHR, September 30, 2020などをもとに作成。

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トルコ軍はイドリブ県に車輌200輌を派遣(2020年9月30日)

イドリブ県の緊張緩和地帯(第1ゾーン)は、ロシア・トルコが3月5日の首脳会談で停戦に合意してから207日目を迎えた。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カンスフラ村などを砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、同地上空で索敵・偵察任務に就いていたロシア軍の無人偵察機(ドローン)が技術的なトラブルにより墜落した。

他方、トルコ軍は、兵站物資を積んだ車輌約200輌をカフル・ルースィーン村に違法に設置されている国境通行所から車列6度に分けてシリア領内に新たに進入させた。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ町、タッル・ワースィト村を砲撃した。

これに対し、「決戦」作戦司令室はシリア政府支配下のガーブ平原の灌漑計画地区一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、県西部のフバータ村でシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるヤードゥーダ村とタファス市を結ぶ街道で、シリア政府との和解に応じた反体制武装集団の元戦闘員の男性1人が何者かによって殺害された。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を2件(イドリブ県0件、ラタキア県1件、アレッポ県1件、ハマー県0件)確認したと発表した。

トルコ側の監視チームは停戦違反を確認しなかった。

AFP, September 30, 2020、ANHA, September 30, 2020、al-Durar al-Shamiya, September 30, 2020、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 30, 2020、Reuters, September 30, 2020、SANA, September 30, 2020、SOHR, September 30, 2020などをもとに作成。

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