シリア軍がイドリブ県を砲撃・爆撃(2018年4月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(シリア・ロシア両軍)が県南部のナキール村、アービディーン村一帯を爆撃、またシリア軍がタマーニア町を砲撃した。

AFP, April 13, 2018、ANHA, April 13, 2018、AP, April 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 13, 2018、al-Hayat, April 14, 2018、Reuters, April 13, 2018、SANA, April 13, 2018、UPI, April 13, 2018などをもとに作成。

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イラク人民動員隊はハサカ県南部の国境地帯でダーイシュを攻撃(2018年4月12日)

ハサカ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月13日付)によると、イラク人民動員隊が、イラク国境に近いタッル・サフーク村にある同隊の拠点を襲撃しようとしていたダーイシュ(イスラーム国)を攻撃した。

AFP, April 13, 2018、ANHA, April 13, 2018、AP, April 13, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 13, 2018、al-Hayat, April 14, 2018、Reuters, April 13, 2018、SANA, April 13, 2018、UPI, April 13, 2018などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県東グータ地方で退去を希望する武装集団戦闘員のリストを作成することで反体制派とロシアが合意(2018年4月11日)

ダマスカス郊外県東カラムーン地方の反体制派支配地域の処遇をめぐって、ロシアの使節団と交渉を続けるドゥーマー市交渉委員会は声明を出し、ドゥーマー市の処遇について合意に達したと発表した。

声明によると、ドゥマイル航空基地で行われたロシアの使節団との交渉で、ドゥマイル市からの退去を希望する者、投降して免罪を求めることを希望する者を登録するための委員会を設置することで合意したという。

AFP, April 11, 2018、ANHA, April 11, 2018、AP, April 11, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 11, 2018、al-Hayat, April 12, 2018、Reuters, April 11, 2018、SANA, April 11, 2018、UPI, April 11, 2018などをもとに作成。

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イドリブ市内の「コーカサスの兵」事務所近くで爆発、23人が死亡(2018年4月9日)

イドリブ県では、ANHA(4月9日付)によると、イドリブ市内で爆発が発生し、23人が死亡、35人が負傷した。

AP(4月9日付)によると、爆発はアル=カーイダの系譜を汲むシャーム解放機構と共闘する「コーカサスの兵」の事務所近くで起きたという。

ANHA, April 8, 2018

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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月9日付)によると、ムサイフラ町で、「自由シリア軍」にシリア軍との戦闘再開を求める抗議デモが行われ、参加者が道路を封鎖した。

AFP, April 9, 2018、ANHA, April 9, 2018、AP, April 9, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 9, 2018、al-Hayat, April 10, 2018、Reuters, April 9, 2018、SANA, April 9, 2018、UPI, April 9, 2018などをもとに作成。

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イスラーム軍とシリア政府の停戦交渉が再開、イスラーム軍は48時間以内にドゥーマー市から戦闘員を退去させることに応じる(2018年4月8日)

ダマスカス郊外県では、SANA(4月8日付)によると、東グータ地方ドゥーマー市でシリア政府とイスラーム軍が、後者の戦闘員と家族を48時間以内に、トルコの実質占領下にあるアレッポ県ジャラーブルス市方面に退去させることで改めて合意に達した。

合意はイスラーム軍による交渉再開の要請を受けたもので、シリア政府は交渉再開の条件として、イスラーム軍による砲撃停止を求めていた。

合意を受けて、ワーフィディーン・ゴラン高原難民キャンプに開設されている人道回廊を経由して大型バス数十台がドゥーマー市に入った。

SANA, April 8, 2018

交渉ではまた、イスラーム軍によって拉致されている捕虜・人質の解放が合意され、捕虜40人が東グータ地方ドゥーマー市からシリア政府支配地域に移送された。

SANA, April 8, 2018

イスラーム軍の戦闘員と家族の退去は、5日にイスラーム軍の一部メンバーが退去を妨害したことで中断、6日からイスラーム軍とシリア軍の戦闘が再開していた。

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ドゥラル・シャーミーヤ(4月8日付)によると、ロシアとともにシリア政府とイスラーム軍の交渉を仲介してきたドゥーマー市の「文民委員会」は声明を出し、ロシアと停戦に向けた交渉を再開し、「最終合意に向け、発砲を停止し交渉を再開するとの合意がなされた」と発表した。

ドゥーマー市の文民委員会はその後、テレグラムを通じて声明を出し、イスラーム軍の戦闘員と家族、そして退去を希望する市民をシリア北部に移送することでロシアと最終合意に達したと発表した。

この最終合意ではまた、①シリア軍・治安部隊ではなくロシア軍憲兵隊のドゥーマー市に展開させること、②ダマスカス郊外県が委員会を設置・派遣し、地元の文民委員会との連携のもとに住民の免罪に関わる問題に対処すること、③免罪となった大学生を復学させること、が定められたという。

AFP, April 8, 2018、ANHA, April 8, 2018、AP, April 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 8, 2018、al-Hayat, April 9, 2018、Reuters, April 8, 2018、SANA, April 8, 2018、UPI, April 8, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はイスラーム軍との戦闘の末にドゥーマー市西のリーハーン農場を完全制圧(2018年4月8日)

ダマスカス郊外県では、SANA(4月8日付)によると、シリア軍が東グータ地方のリーハーン農場(ドゥーマー市西)を激しく爆撃・砲撃し、イスラーム軍と交戦の末、同地を完全制圧した。

syria.liveuamap.com, April 8, 2018

AFP, April 8, 2018、ANHA, April 8, 2018、AP, April 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 8, 2018、al-Hayat, April 9, 2018、Reuters, April 8, 2018、SANA, April 8, 2018、UPI, April 8, 2018などをもとに作成。

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YPGはアレッポ市北東の遺跡地帯で反体制武装集団と交戦(2018年4月8日)

アレッポ県では、ANHA(4月8日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)の広報局によると、アフリーン市北東のバニー・フーリー遺跡一帯でYPGが反体制武装集団と交戦した。

ANHA, April 8, 2018

AFP, April 8, 2018、ANHA, April 8, 2018、AP, April 8, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 8, 2018、al-Hayat, April 9, 2018、Reuters, April 8, 2018、SANA, April 8, 2018、UPI, April 8, 2018などをもとに作成。

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ホワイト・ヘルメットは東グータ地方ドゥーマー市でロシア・シリア両軍が塩素ガスを使用し1,000人が負傷、死者数は把握できないと発表、イスラーム軍は75人が死亡と発表(2018年4月7日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月7日付)などによると、イスラーム軍が退去を拒否する東グータ地方のドゥーマー市に対してロシア・シリア両軍の戦闘機が様々な兵器で爆撃・砲撃した。

複数の現地筋によると、両軍は、ドゥーマー市の住宅街に100回以上の爆撃を実施、50発以上の「樽爆弾」を投下、地対地ミサイルを撃ち込み、少なくとも住民7人が死亡、数十人が負傷したという。

攻撃ではまた、白リン弾も用いられたという。

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こうしたなか、ホワイト・ヘルメット・ダマスカス郊外が現地時間の午後5時頃、フェイスブックのアラビア語のアカウント(https://www.facebook.com/SCDrifdimashq)を通じて、住宅街に対して戦闘機が塩素ガスを用いて爆撃を行い、子供複数を含む住民が呼吸困難の症状を訴えたと発表した。

Facebook, April 7, 2018
Facebook, April 7, 2018

ホワイト・ヘルメットは約5時間後、ロシア・シリア両軍戦闘機が、塩素ガスによる爆撃を含めて400回以上の爆撃が実施、ヘリコプターが「樽爆弾」70発を投下、このほかミサイル800発以上、クラスター弾40発以上が使用され、550人以上が負傷、うち300人あまりが塩素ガスによって呼吸困難を訴えており、死者数を把握できないと発表した。

ホワイト・ヘルメットはさらにその後、呼吸困難を訴えた住民の数が、1,000人以上に達したと続報を発表、映像や写真多数を公開した。






ホワイト・ヘルメットのフェイスブックの英語版アカウント(https://www.facebook.com/SyriaCivilDef/)でも同様の情報を発信した。

反体制系のDCRN(ダマスカス郊外特派員ネットワーク)もフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/DCRNNEWS/posts/1225535204248674)を通じて、同様の写真を公開した。

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また、イスラーム軍が運営するクマイト通信(4月7日付)は、テレグラムのアカウントを通じて「ドゥーマー市が化学兵器によって狙われ、市民75人の死亡が確認された」と発表した。

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なお、シリア人権監視団によると、死者は11人、中毒症状を訴えたのは70人、シリア米医療協会(SAMS)よると、二度にわたる塩素ガスでの攻撃での死者数は41人だという。

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なお、RT(4月7日付)は、シリア政府治安筋の話として、「虎」の愛称で知られるスハイル・ハサン准将の指揮のもと、シリア軍がドゥーマー市に対して大規模な作戦を開始したと伝えていた。

これに関して、ドゥラル・シャーミーヤは、スハイル・ハサン准将が「あらゆる種類の武器をもってドゥーマ市を砲撃・爆撃し、焼き討え」と無線で指示しているとされる音声をユーチューブを通じて公開した。

AFP, April 7, 2018、ANHA, April 7, 2018、AP, April 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2018、al-Hayat, April 8, 2018、Kumait Agency, April 7, 2018、Reuters, April 7, 2018、SANA, April 7, 2018、UPI, April 7, 2018などをもとに作成。

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イスラーム軍は前日に続いて首都ダマスカスを砲撃し、8人が死亡、37人が負傷(2018年4月7日)

ダマスカス県では、SANA(4月7日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方ドゥーマー市からの退去に応じないイスラーム軍が前日に続いて、マッザ86地区、バルザ区の住宅街を砲撃し、8人が死亡、女性と子供を含む37人が負傷した。

SANA, April 7, 2018

これに対して、シリア軍はドゥーマー市および同市一帯のイスラーム軍拠点を爆撃・砲撃した。

AFP, April 7, 2018、ANHA, April 7, 2018、AP, April 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2018、al-Hayat, April 8, 2018、Reuters, April 7, 2018、SANA, April 7, 2018、UPI, April 7, 2018などをもとに作成。

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イドリブ県でオバマ前米政権の支援を受けていたイッザ軍の司令官暗殺(2018年4月7日)

イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(4月7日付)によると、バラク・オバマ前米政権の支援を受けてきた「穏健な反体制派」の一つ、イッザ軍のナスル・アズクール司令官(アブー・マルワーン)が乗った車がハーン・シャイフーン市・カフルサジュナ村間の街道で、何者かの襲撃を受け、アズクール司令官と、ダイル・ザウル県出身の随行者が死亡した。

al-Durar al-Shamiya, April 7, 2018

AFP, April 7, 2018、ANHA, April 7, 2018、AP, April 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2018、al-Hayat, April 8, 2018、Reuters, April 7, 2018、SANA, April 7, 2018、UPI, April 7, 2018などをもとに作成。

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ダーイシュはヒムス県南東部の砂漠地帯でガス田、検問所などをシリア軍から奪取(2018年4月7日)

ヒムス県では、バーディヤ24(4月7日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が6日深夜から7日未明にかけてカルヤタイン市南部のガス田地区のシリア軍拠点を奇襲、同地を制圧した。

ダーイシュはまた、東部砂漠地帯のサブア・ビヤール区、ザーザー検問所から親政権民兵が撤退したのを受け、同地を制圧した。

これに対して、シリア軍は同地一帯を爆撃した。

AFP, April 7, 2018、ANHA, April 7, 2018、AP, April 7, 2018、al-Badiya 24, April 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2018、al-Hayat, April 8, 2018、Reuters, April 7, 2018、SANA, April 7, 2018、UPI, April 7, 2018などをもとに作成。

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YPGとYPJはトルコの実質占領下にあるアフリーン市などでトルコ軍と反体制武装集団を攻撃する一方、バーブ市で爆発が発生し8人死亡(2018年4月7日)

アレッポ県では、ANHA(4月7日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)と女性防衛隊(YPJ)がアフリーン市内にあるトルコ軍と反体制武装集団を攻撃し、武装集団戦闘員1人を殺害、トルコ軍兵士2人を負傷させた。

YPG広報センターによると、YPGとYPJはまた、ジンディールス市近郊のカフルスフラ村で武装集団の拠点を攻撃、戦闘員3人を殺害した。

一方、トルコの実質占領下にあるバーブ市の大モスク近くで爆弾が仕掛けられた車が爆発し、8人が死亡した。

ANHA, April 7, 2018

AFP, April 7, 2018、ANHA, April 7, 2018、AP, April 7, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 7, 2018、al-Hayat, April 8, 2018、Reuters, April 7, 2018、SANA, April 7, 2018、UPI, April 7, 2018などをもとに作成。

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YPGはアフリーン市内の反体制武装集団拠点を攻撃(2018年4月6日)

アレッポ県では、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)の広報局によると、YPGと女性防衛隊(YPJ)が、アフリーン市内にある反体制武装集団の拠点を爆破した。

ANHA(4月6日付)が伝えた。

AFP, April 6, 2018、ANHA, April 6, 2018、AP, April 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2018、al-Hayat, April 7, 2018、Reuters, April 6, 2018、SANA, April 6, 2018、UPI, April 6, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はイスラーム軍が首都ダマスカスを砲撃したとして東グータ地方を爆撃・砲撃、イスラーム軍は首都砲撃への関与を否定(2018年4月6日)

ダマスカス県では、SANA(4月6日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方ドゥーマー市で残留しているイスラーム軍が、ラブワ地区、マサーキン・バルザ地区、マッザ86地区、ウマウィーイーン広場一帯を砲撃し、子供1人と女性1人を含む4人が死亡、21人が負傷した。

SANA, April 6, 2018

イスラーム軍はロシアと「地元委員会」の仲介により、3月末にシリア政府との停戦に合意し、戦闘員とその家族を段階的にトルコの実質占領下のアレッポ県ジャラーブルス市方面に退去させることに応じてきた、5日に組織内の対立により、シリア政府による移送作業は中断していた。

イスラーム軍による首都ダマスカスへの砲撃に対して、シリア軍はただちに応戦、砲撃に使用されたドゥーマー市内の拠点複数カ所に対して砲撃・爆撃を行った。

ホワイト・ヘルメットによると、これにより、女性と子供を含む30人以上が死亡した。

この戦闘に関して、イスラーム軍のハムザ・ビールクダール報道官は報道声明を出し、首都ダマスカスを攻撃したとの報道を否定、砲撃は「ドゥーマー市への野蛮な攻撃を正当化するためアサドの民兵が行った」と主張した。

Facebook, April 6, 2018

 

なお、ドゥラル・シャーミーヤ(4月7日付)によると、シリア軍はドゥーマー市に対して70回以上の爆撃を行い、ミサイル225発を撃ち込み、「樽爆弾」70発を投下したという。

一方、シリア政府の支配下に復帰した東グータ地方の各所に帰宅した住民の数は5万人以上に達した。

帰宅した住民は、東グータ地方での戦闘激化を受けて、人道回廊を通じてシリア政府支配地域に脱出していた。

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ハマー県では、シャーム解放機構に近いイバー通信(4月6日付)によると、シャーム解放機構が県南部のタクニース村近郊のシリア軍拠点を襲撃し、兵士3人を殺害した。

ドゥラル・シャーミーヤ(4月6日付)によると、これに対して、シリア軍は県北部のラターミナ町、カフルズィーター市、ハスラーヤー村、ザカート村を砲撃した。

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ダルアー県では、SANA(4月6日付)によると、シャーム解放機構がダルアー市空港地区を砲撃し、子供5人が負傷した。

AFP, April 6, 2018、ANHA, April 6, 2018、AP, April 6, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 6, 2018、April 7, 2018、al-Hayat, April 7, 2018、Reuters, April 6, 2018、SANA, April 6, 2018、UPI, April 6, 2018、Wikalat al-Iba’ al-Ikhbariya, April 6, 2018などをもとに作成。

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ダーイシュはダイル・ザウル県東部の油田をYPG主体のシリア民主軍から奪取(2018年4月4日)

ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル24(4月4日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘の末、県東部のアズラク油田を制圧、多数の戦闘員を捕捉した。

AFP, April 4, 2018、ANHA, April 4, 2018、AP, April 4, 2018、Deirzoor24, April 4, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2018、al-Hayat, April 5, 2018、Reuters, April 4, 2018、SANA, April 4, 2018、UPI, April 4, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍はイラク国境に近いアサーイシュの検問所を砲撃(2018年4月4日)

ハサカ県では、ANHA(4月4日付)によると、トルコ軍がイラク国境に面するスィーマルカー(フィーシュ・ハーブール)国境通行所に近いハッラー・ブラシャク村郊外の西クルディスタン移行期民政局アサーイシュの検問所を砲撃し、隊員1人が負傷した。

西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊はこの攻撃を受けて直ちに応戦したという。

ドゥラル・シャーミーヤ(4月4日付)も、トルコ軍がイラク国境に近いアサーイシュの拠点を攻撃したと伝えた。

ANHA, April 4, 2018

AFP, April 4, 2018、ANHA, April 4, 2018、AP, April 4, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 4, 2018、al-Hayat, April 5, 2018、Reuters, April 4, 2018、SANA, April 4, 2018、UPI, April 4, 2018などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でシリア軍とシリア民主軍の戦闘が続くなか、ダーイシュはシリア民主軍から1カ村を奪取(2018年4月2日)

ダイル・ザウル県では、ダイル・ザウル24(4月2日付)によると、マヤーディーン市近郊のシュマイティーヤ町に展開するシリア軍部隊とサアワ村に展開する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が交戦した。

この戦闘で、シリア軍に従軍していたクーリーヤ市出身者が離反し、シリア民主軍が展開するタヤーナ村に逃亡した。

なお、シリア軍とシリア民主軍は、3月31日以降、シュハイル村、バクラス村一帯で戦闘を激化させていた。

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一方、ドゥラル・シャーミーヤ(4月2日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、バフラ村にある西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点を襲撃、同村を制圧した。

AFP, April 2, 2018、ANHA, April 2, 2018、AP, April 2, 2018、Deirzoor24, April 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 2, 2018、al-Hayat, April 3, 2018、Reuters, April 2, 2018、SANA, April 2, 2018、UPI, April 2, 2018などをもとに作成。

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トルコ軍機がアフリーン郡ラージュー町近郊のYPGの地下トンネルを爆撃(2018年4月2日)

アレッポ県では、アナトリア通信(4月2日付)によると、トルコ軍戦闘機部隊が、ラージュー町近郊の山岳地帯に西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)が建設していた地下トンネルを爆撃した。

この地下トンネルには、YPGの戦闘員が潜んでいたという。

AFP, April 2, 2018、Anadolu Ajansı, April 2, 2018、ANHA, April 2, 2018、AP, April 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 2, 2018、al-Hayat, April 3, 2018、Reuters, April 2, 2018、SANA, April 2, 2018、UPI, April 2, 2018などをもとに作成。

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シリア人権監視団はシリア国内での3月の死者数が3,673人を記録したと発表し、その内訳を明らかにする(2018年4月1日)

英国で活動する反体制系NGOのシリア人権監視団は、2018年3月のシリア国内での死者数が3,673人を記録した発表した。

それによると、民間人の死者総数は1,460人(うち子供295人、女性174人)。

このうち、ロシア軍の爆撃による死者は938人(うち子供179人、女性101人)、シリア軍の爆撃による死者は229人(うち子供76人、女性45人)、シリア軍の砲撃による死者は43人(うち子供5人、女性3人)、シリア治安当局の拷問による死者は1人、反体制武装集団およびイスラーム過激派の砲撃による死者は66人(うち子供13人、女性10人)、トルコ軍の爆撃・砲撃による死者は133人(うち子供16人、女性12人)、トルコ国境警備隊の狙撃による死者は1人、ダーイシュ(イスラーム国)の処刑による死者は3人(うち子供1人)、米主導の有志連合の爆撃による死者は5人、爆弾をしかけた車の爆発に巻き込まれた死者は6人、シャーム解放機構などのイスラーム過激派によって殺害された死者は8人(うち子供1人)、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によって殺害された死者は4人、地雷の爆発による死者は4人(うち女性1人)、死因不明の死者は14人(うち子供2人)、イスラーム国の砲撃による死者は15人(うち子供1人、女性1人)だという。

一方、戦闘員の死者は、反体制武装集団、イスラーム過激派、シリア民主軍が1,026人、シリア軍が391人、人民諸委員会、国防隊、シリア民兵が489人、レバノンのヒズブッラーが8人、親政権外国人民兵が47人、身元不明が28人、ダーイシュ、シャーム解放戦線、ムハージリーン・ワ・アンサール軍、トルキスタン・イスラーム党など外国人戦闘員が224人。

AFP, April 1, 2018、ANHA, April 1, 2018、AP, April 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 1, 2018、al-Hayat, April 2, 2018、Reuters, April 1, 2018、SANA, April 1, 2018、UPI, April 1, 2018などをもとに作成。

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アフリーン郡(アレッポ県)でYPG、YPJがトルコ軍、反体制武装集団への抗戦を続ける(2018年4月1日)

アレッポ県では、ANHA(4月1日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)と女性防衛隊(YPJ)がアフリーン市内でトルコ軍の車輌を攻撃し、兵士多数を殺傷した。

YPGとYPJはまた、市内のムハンマディーヤ地区にあるリワー・ファトフ大隊の拠点と、カーワー・ハッダード交差点一帯の武装集団に対して攻撃を加え、戦闘員12人を殺害した。

AFP, April 1, 2018、ANHA, April 1, 2018、AP, April 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 1, 2018、al-Hayat, April 2, 2018、Reuters, April 1, 2018、SANA, April 1, 2018、UPI, April 1, 2018などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でダーイシュとシリア軍が激しく交戦し、イラク人民兵が死亡(2018年4月1日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ブーカマール市一帯でシリア軍とダーイシュ(イスラーム国)が激しく交戦し、親政権民兵(イラク人)9人が死亡した。

AFP, April 1, 2018、ANHA, April 1, 2018、AP, April 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, April 1, 2018、al-Hayat, April 2, 2018、Reuters, April 1, 2018、SANA, April 1, 2018、UPI, April 1, 2018などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でダーイシュが油田地帯のシリア軍、シリア民主軍の拠点を攻撃するなか、シリア軍とシリア民主軍が交戦(2018年3月31日)

ダイル・ザウル県では、『ハヤート』(4月1日付)は複数の活動家の話として、ダーイシュ(イスラーム国)がブーカマール市西のアカシュ村の油田地帯一帯(ムターラダ村、スッカリーヤ村、ワーディー・バキーア)にあるシリア軍拠点を攻撃した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(3月31日付)によると、ダーイシュが30日深夜、ハリージー村の油田地帯に近い西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点を襲撃した。

一方、ドゥラル・シャーミーヤによると、ブガイリーヤ村に展開するシリア軍とヒサーン村に展開するシリア民主軍が交戦した。

AFP, March 31, 2018、ANHA, March 31, 2018、AP, March 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 31, 2018、al-Hayat, April 1, 2018、Reuters, March 31, 2018、SANA, March 31, 2018、UPI, March 31, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県アフリーン郡でYPGとYPJが反体制武装集団の拠点を攻撃(2018年3月31日)

アレッポ県では、ANHA(3月31日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)と女性防衛隊(YPJ)がシャッラー村近郊のダイル・サワーン村でスルターン・ムラード師団の拠点を攻撃し、戦闘員30人を殲滅した。

YPGとYPJはまた、シャッラー村とアフリーン市を結ぶ街道で反体制武装集団を要撃し、戦闘員7人を殺害した。

AFP, March 31, 2018、ANHA, March 31, 2018、AP, March 31, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 31, 2018、al-Hayat, April 1, 2018、Reuters, March 31, 2018、SANA, March 31, 2018、UPI, March 31, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県アフリーン郡でYPGがトルコ軍、反体制武装集団を攻撃(2018年3月30日)

アレッポ県では、ANHA(3月30日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)がブルブル町近郊のマーミー・グール丘でトルコ軍と反体制武装集団を攻撃した。

AFP, March 30, 2018、ANHA, March 30, 2018、AP, March 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2018、al-Hayat, March 31, 2018、Reuters, March 30, 2018、SANA, March 30, 2018、UPI, March 30, 2018などをもとに作成。

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トランプ米大統領「米軍はシリアからすぐに出て行くだろう」(2018年3月29日)

ドナルド・トランプ米大統領は、中西部オハイオ州リッチフィールドでの集会で支持者を前に演説し、米国が「シリアからすぐに出て行くだろう」と述べた。

トランプ米大統領は「我々は地獄の門を叩き、ISIS(ダーイシュ(イスラーム国))を追い出そうとしている。我々はすぐにシリアから出て行くだろう。他の人々にこの問題に関心を払ってもらいたい」と述べた。

大統領はまた「我々は、彼らが言うところの「カリフ国家」の100%を手に入れようとしている…。我々はそこから本当にすぐに出て行くだろう。我々は、自分たちの、そして自分たちがいたいと考えている国に戻るだろう。

CNN(3月29日付)などが伝えた。

AFP, March 30, 2018、ANHA, March 30, 2018、AP, March 30, 2018、CNN, March 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 30, 2018、al-Hayat, March 31, 2018、Reuters, March 30, 2018、SANA, March 30, 2018、UPI, March 30, 2018などをもとに作成。

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イドリブ県、アレッポ県でアル=カーイダの系譜を汲む二つの組織が交戦(2018年3月29日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アル=カーイダの系譜を汲む二つの武装集団、シャーム解放機構とシリア解放戦線(シャーム自由人イスラーム運動、ヌールッディーン・ザンキー運動)がハーン・スブル村一帯、イフスィム町一帯、マルイヤーン村一帯で交戦し、双方に死傷者が出た。

戦闘には、シャームの鷹旅団もシリア解放戦線側について参戦した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、イドリブ県と同じく、シャーム解放機構とシリア解放戦線が県西部のマカルビース村、アンジャーラ村、タカード村一帯で交戦した。

AFP, March 29, 2018、ANHA, March 29, 2018、AP, March 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 29, 2018、al-Hayat, March 30, 2018、Reuters, March 29, 2018、SANA, March 29, 2018、UPI, March 29, 2018などをもとに作成。

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ダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍が反体制武装集団と交戦(2018年3月29日)

ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月29日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍がバカーラ村に潜入を試みたが、反体制武装集団がこれを迎撃した。

AFP, March 29, 2018、ANHA, March 29, 2018、AP, March 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 29, 2018、al-Hayat, March 30, 2018、Reuters, March 29, 2018、SANA, March 29, 2018、UPI, March 29, 2018などをもとに作成。

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ダーイシュはダイル・サウル県ブーカマール市のシリア軍拠点を襲撃(2018年3月28日)

ダイル・ザウル県では、(3月28日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がブーカマール市一帯のシリア軍拠点を襲撃し、シリア軍兵士多数が死傷した。

AFP, March 28, 2018、ANHA, March 28, 2018、AP, March 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 28, 2018、al-Hayat, March 29, 2018、Reuters, March 28, 2018、SANA, March 28, 2018、UPI, March 28, 2018などをもとに作成。

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シャーム解放軍がダマスカス郊外県東グータ地方での抗戦再開(2018年3月28日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(3月28日付)によると、シャーム解放軍が「スアード・カヤーリー」の戦いと銘打って、東グータ地方でシリア軍に対する抗戦を再開した。

AFP, March 28, 2018、ANHA, March 28, 2018、AP, March 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 28, 2018、al-Hayat, March 29, 2018、Reuters, March 28, 2018、SANA, March 28, 2018、UPI, March 28, 2018などをもとに作成。

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アフリーン郡ではYPGによる抵抗が続く(2018年3月28日)

アレッポ県では、ANHA(3月28日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊(YPG)がジンディールス市とアフリーン市を結ぶ街道で、トルコ軍とその支援を受ける反体制武装集団に対する特殊作戦を行い、トルコ軍兵士2人を殺害、6人を負傷させた。

YPGはまた、ラージュー町近郊のディーキー村でも反体制武装集団を攻撃し、戦闘員7人を殺害した。

AFP, March 28, 2018、ANHA, March 28, 2018、AP, March 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, March 28, 2018、al-Hayat, March 29, 2018、Reuters, March 28, 2018、SANA, March 28, 2018、UPI, March 28, 2018などをもとに作成。

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