ラッカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)の緊急対応部隊(HAT)がカスラ―ト村一帯でシリア民主軍の作戦司令室師団(TOL)と共同作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルのメンバー5人を逮捕した。

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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
シリア人権監視団によると、アレッポ市のメディア関係者は声明を発表し、アフマド・シャルア移行期政権の情報省が国内ジャーナリストを疎外、排除していると非難し、こうした政策は「真実の声」を伝えて命を落とした殉職者の犠牲を無視するものだと強調した。
メディア関係者はまた、自由な報道を堅持する姿勢を改めて表明し、どのような抑圧や排除の試みにも屈せず、その声を上げ続けると断言した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ラッカ県出身のジャーナリスト・メディア関係者のイーラーフ・ヤースィーン氏が、滞在先ホテルのロビーで、内務治安部隊によって逮捕されそうになる事件が発生した。
この逮捕未遂は、彼女がSNS上でアフマド・シャルア移行期政権に近い人物を批判した後に起こった。
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ハサカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)が、フール・キャンプに収容されているダーイシュ(イスラーム国)戦闘員の家族30人以上を脱走させようとする計画を阻止し、車輛を押収した。
シリア人権監視団によると、アサーイシュは、2台の車輛に乗って脱走を試みた約60人(女性と子供を含む)の拘束に成功したという。
ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局内務省治安部隊(アサーイシュ)は3日に、56人の脱走未遂を阻止したと発表した。
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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍は、米主導の有志連合の地上・航空支援を受けて、ラッカ市とカスラート地方でダーイシュ(イスラーム国)」のスリーパーセルを捜索、10人を逮捕し、彼らが所持していた武器や弾薬を押収した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合とシリア民主軍は、シュハイル村でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルを捜索する急襲作戦を行い、4人を逮捕した。
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シリア人権監視団は、8月にシリア各地で874人が殺害され、そのうち806人が民間人だったと発表した。
民間人死者(806人)の内訳は以下の通り。
・683人:男性・若い男性
・80人:女性
・43人:子供
また、死因の詳細は以下の通り:
・41人(うち子供11人・女性4人):無差別銃撃・衝突
・37人:国防省要員による銃撃
・1人:武装グループによる攻撃
・2人:原因不明(子供2人)
・32人(うち子供16人・女性4人):爆発性戦争残存物(ERW)による爆発
・547人(うち子供2人・女性59人):処刑
・54人(うち子供6人・女性9人):殺人事件
・10人:移行期政権の刑務所での拷問死
・3人(うち女性1人):ダーイシュ(イスラーム国)による攻撃
・1人:イスラエル軍による攻撃
・2人:トルコ国境警備隊(ジャンダルマ)による攻撃
・4人(うち子供2人):地雷・IED
・71人(うち子供4人・女性3人):正体不明の銃撃
・1人:シリア民主軍による攻撃
非民間人死者(68人)の内訳は以下の通り。
・ダーイシュ要員:4人
・国防省・内務省要員:34人
・シリア民主軍および関連部隊:15人
・武装グループ・イスラーム諸派:2人
・地元民兵:9人
・ジハード主義戦闘員:4人
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民主統一党(PYD)のサーリフ・ムスリム共同党首は、オーストラリアの独立系メディアのグリーン・レフトのインタビューに応じ、アフマド・シャルア移行期政権は国を統一できていないと批判した。
ムスリム共同党首の主な発言は以下の通り。
ダマスカスの新政権が言っていることは、3月10日に署名された合意を履行する意思がないことの言い訳にすぎない。彼らはトルコの圧力の下で、この合意から逃れようとしている。
ハサカ市での会議はシリアの全ての構成員を結集させた。真に新しいシリアを建設するつもりの政権であれば、こうした会議を主催すべきだった。だが移行期政権は対話を拒否し、この会議を理由にパリでの会談を中止した。
スワイダー県で起きていることは、この政権がシリア社会のすべての構成員を含む民主国家を受け入られないことを示している。彼らはジハード主義的イスラーム以外のイデオロギーや宗教を認めない。
ロジャヴァで築いたものはシリア全体のモデルとなり得る。
彼らは3月10日合意を崩壊させようとしているが、我々は地域を守らねばならない。
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シリア民主軍(広報センター)は、フェイスブックを通じて、ダーイシュ(イスラーム国)がラッカ市北部の農村地帯にある軍事拠点に対して自爆攻撃を試みたが、シリア民主軍がこれを阻止することに成功したと発表した。
自爆攻撃を試みたダーイシュのメンバーは2人で、うち1人は負傷し、着用していた爆発ベルトを起動して自爆、もう1人はシリア民主軍部隊との交戦中に殺害された。
戦闘により、シリア民主軍の兵士3人が負傷した。
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シリア民主軍(広報センター)は、声明を出し、同軍所属の作戦司令室師団(TOL)が米主導の有志連合の支援を受けて、ラッカ市で治安作戦を実施し、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーの1人、アフマド・マフムード(通称アブ・マンスール)を拘束することに成功したと発表した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シャッダーディー市に設置されている米主導の有志連合の基地に、軍用輸送機が兵站物資を空輸した。
また、シリア人権監視団によると、有志連合の代表団は、技術チームや兵士らとともに8台の装甲車輛で、カスラク村の基地からダルバースィーヤ市を経由してトルコ占領下の「平和の泉」地域内になるアルーク村に向かい、同村の揚水場を視察した。
また、この視察と併せて、北・東シリア地域民主自治局の支配地を隔てる分離に面するアブー・ラースィーン(ザルカーン)町、ダルバースィーヤ市近郊の農村地帯に立ち寄り、シリア民主軍とトルコ軍、シリア国民軍の戦闘の爪痕を確認した。
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ANHAによると、ドイツのゲルゼンキルヘン市で、欧州クルディスタン・ロジャヴァ青年全国大会が開催され、ヨーロッパやカナダ各国から130人の若者、政治組織や民間団体の代表、学者らが出席した。
会議冒頭では、シリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官のビデオ・メッセージが披露された。
ムラースィルーンによると、メッセージのなかで、アブディー総司令官は以下の通り述べた。
・我々はあらゆる緊急事態に備えており、同時に戦争を回避するよう努めている。
・14年にわたる戦争を経たシリアは、2011年以前の状態には戻らない。我々は新しい、民主的で分権的なシリアを求める。
・我々はこの新しい段階において、政治と対話を通じて成果を維持するよう努める。
・3月10日合意はすべての人民に適した新たな枠組みであり、この合意に基づいて漸進的な政治的解決に向けて前進していく。
大会では、ロジャヴァの発展に向けた実践的プロジェクトの策定や、クルド人内部の結束を守る方策、将来の挑戦における青年の役割について協議するワークショップが行われた。
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ANHAは、8月30日深夜、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるアレッポ県のティシュリーン・ダム周辺が無人航空機による爆撃を受けたと伝えた。
また、ハサカ県タッル・タムル町近郊のタッル・ラバン村一帯に「トルコ占領軍の傭兵」(シリア国民軍諸派)が潜入を試み、シリア民主軍に所属するタッル・タムル軍事評議会がこれを阻止したと伝えた。
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シリア人権監視団によると、爆撃はトルコの自爆型無人航空機によるもので、大きな爆発音が確認されたが、人的被害は報告されなかった。
同監視団によると、この爆撃と同時に、アレッポ県ダイル・ハーフィル市方面で、シリア民主軍とシリア国民軍諸派が交戦、双方が中・重火器を用いて攻撃を行った。
一方、テル・ラバン村一帯での戦闘では、シリア国民軍諸派の戦闘員少なくとも2人が負傷した。
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これに関して、SANAは、シリア軍部隊が、アレッポ県のタッル・マーイズ村に設置されている軍拠点へ侵入を試みた「クルド民兵」(シリア民主軍)を要撃、潜入を阻止したと伝えた。
また、軍事筋がSANAに対して明らかにしたところによると、シリア民主軍の別の部隊が、ウンム・ティーナ村とダイル・ハーフィル市に集結し、要撃に遭った部隊の撤退を支援するために、タッル・マーイズ村にあるシリア軍の複数の拠点を攻撃した。
同筋によると、シリア軍側は当初は軽火器で対応していたが、クルド民主軍側の砲撃が続たため、重火器を用いて応戦、タッル・マーイズ村の拠点に増援部隊も派遣された。

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これに対して、シリア民主軍はフェイスブックを通じて広報センターの声明を発表し、SANAの報道を「完全なでっちあげ」、「単なるメディアの欺瞞」と批判、シリア民主軍の関与を否定、戦闘はアフマド・シャルア移行期政権に属する派閥間で続いている勢力争いに過ぎず、これをシリア民主軍との交戦であるかのように歪めて報道していると主張した。
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スワイダー県では、スワイダー24、シリア人権監視団によると、スワイダー市(カラーマ広場)、シャフバー町、サルハド市で大規模なデモが行われ、参加者らは「自決」を訴えた。
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ラースィド・ニュースによると、ムワッヒド・ドゥルーズ精神指導部のヒクマト・ヒジュリー師は、スワイダー県の住民に対してアフマド・シャルア移行期政権が行った残虐な犯罪について、独立した国際調査を開始するよう国際社会に改めて呼びかけた。
ヒジュリー師は、スワイダー県の事件が「計画的な虐殺」にあたると述べ、これらの犯罪の責任者を裁くための緊急調査の必要を強調した。
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シリア人権監視団は、7月13日以降、スワイダー県で女性を狙った誘拐や強制拘束が深刻化しており、これまでに291件の女性誘拐が確認され、そのうち42人は解放されたが、14人が殺害され、2人はダマスカス郊外県アドラー刑務所に収監されていると発表した。
現在も行方不明のままの女性は合計235人にのぼるという。
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ANHAなどによると、スワイダー県で活動する反体制政治組織のシリア師団党の政治局は声明を出し、同党の治安機関が、7月13日以降にスワイダー県の西部農村部でドゥルーズ派住民に対して行われた虐殺に関与した人物の名簿を記録・公開したと発表した。
同党は、アフマド・シャルア移行期政権の「総合治安局」(県内務治安部隊)が、パレスチナのハマースやイスラーム聖戦機構とつながりがある作戦指令室と連携し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員だった外国人タクフィール主義者を含む武装勢力とともに、村々を襲撃したと非難、虐殺が「地元の衝突」ではなく、民家への侵入、子どもや女性、高齢者の冷血な処刑を伴う、宗派に基づく組織的な戦争犯罪であると断じた。
虐殺に関与した人物は以下の通り。
1. アンマール・ヒラール・アブー・フムザ:ダルアー県マハッジャ町出身、総合治安局幹部、スワイダー県侵攻の指揮官。
2. アイマン・タビーシュ(アブー・アミール):ダルアー県ラジャート地方出身、マスマイヤ検問所責任者。
3. アブドゥッラー・バイダル(アブー・ムハンマド):タビーシュの副官。
4. ムハンマド・バイダル(アブー・ファーリス):ダルアー県ラジャート地方出身、突入部隊指揮官
5. ムハンナド・ムーサー・ミクダード(アブー・アンマール):ダルアー県ブスラー・シャーム市出身、突入部隊指揮官。
6. アブドゥッラー・ナジュム(アブー・ウマル):ダルアー県ブスラー・シャーム市出身、総合治安局幹部、スワイダー県侵攻の指揮官。
7. ディヤー・カルアリー(アブー・バラー):ダルアー県カルファー村出身、イズラ分隊長、スワイダー県侵攻の指揮官。
8. イフサーン・ズウビー:ダルアー県タファス市出身、総合治安局幹部、元ダーイシュ戦闘員。
9. バラー・ズウビー(アブー・ジハード)ダルアー県タファス市出身、イフサーン・ズウビーの副官、元ダーイシュ戦闘員。
10. イマード・ファイサル・ムサーラマ:ダルアー市出身、突入部隊指揮官、元ダーイシュ戦闘員。
11. ムハンマド・サムール(アブー・ヌーフ):ダルアー県フラーク市出身、突入部隊指揮官。
12. ヤースィル・カトフ(アブー・アンマール):ダルアー県フラーク市、突入部隊指揮官。
13. ハイサム・ファッターヒー:ダルアー県ブスラー・シャーム市出身、憲兵隊幹部、部族動員者、シャームのヌスラ戦線のコブラ法廷の関係者。
14. ハイサム・サアド・ミクダード:部族指導者、自身の息子らを襲撃に送り込んだ主要扇動者。
15. スライマーン・ハッジー(アブー・ヤズィード):ダルアー県ブスラー・シャーム市出身、国防省幹部、スワイダー県侵攻の指揮官。
16. ハーミド・ハリーリー(アブー・アブドゥー):ダルアー県ブスラー・シャーム市出身、総合治安局幹部、突入部隊指揮官。
17. ムスアブ・ハリーリー(アブー・アブドゥッラフマーン):ダルアー県ブスラー・シャーム市出身、ムサイフラ分隊長、突入部隊指揮官。
18. アブー・ムスアブ・ヌサイラート:ダルアー県カラク村出身、突入部隊指揮官、治安責任者。
19. アフマド・ムスリム(アブー・ムスリム):ダルアー県カラク村出身、マスィーファラ分隊長、スワイダー侵攻指揮官。
20. ムスアブ・シャルート:ダルアー県ムサイフラ町出身、総合治安局幹部、スワイダー県侵攻の指揮官。
21. フサイン・シャルート:ダルアー県ムサイフラ町出身、総合治安局幹部、突入部隊指揮官。
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シリア民主軍は、フェイスブックを通じて声明を出し、ハサカ県のハサカ市で、同軍の作戦司令室師団(TOL)主導のもと、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)、女性防衛部隊(YPJ)とともに、ダーイシュ(イスラーム国)のアジトやスリーパーセルを標的とした大規模な掃討作戦を開始したと発表した。
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シリア民主軍は、最初の声明発表から数時間後、第2の声明を出し、「諸人民の持続的安全」と名付けた作戦を完了したと発表した。
約14時間にわたる作戦には3,000人以上の戦闘員が参加し、以下の成果を収めたという。
・51人のテロリストを逮捕(民間人や治安・公共施設攻撃に関与した者を含む)。
・スィナーア地区の刑務所やフール難民キャンプへの攻撃を企図していたネットワークの解体
・武器・弾薬・兵站支援拠点を押収:
o カラシニコフ銃 50丁
o カラシニコフ弾倉 155個
o 拳銃 16丁
o 拳銃弾倉 16個
o BKC機関銃 1丁(弾薬付)
o 手榴弾 5個
o 無線機 3台
o ブルノ銃 3丁
o カラシニコフ弾薬多数
o テロ作戦用の弾帯・軍服多数
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍は、米主導の有志連合の航空支援を受けて、県東部の農村でダーイシュ(イスラーム国)のテロ細胞に対して2回の治安作戦を実施、ハワーイジュ村でシリア民主軍部隊を狙った爆発物による攻撃に関与していた3人を逮捕し、またザッル村村で2人の容疑者を逮捕した。
一方、シリア人権監視団によると、ダーイシュのスリーパーセルがハワーイジュ村にあるシリア民主軍の検問所を襲撃した。
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ダーイシュ(イスラーム国)は、機関紙『ナバア』第510号の社説で、アレッポ県バーブ市とイドリブ県アティマ村で米主導の有志連合がアフマド・シャルア移行期政権と連携して実施したダーイシュ幹部を標的とした攻撃を強く非難した。
ダーイシュは社説のなかで、アティマ村での攻撃を「前体制による化学兵器虐殺よりも醜悪」と表現、「ジャウラーニーの虐殺」と評して、シャルア暫定大統領を名指しで非難した。
また、こうした攻撃とシャルア移行期政権の台頭を結びつけ、同政権を「イスラームの敵」、「ジハード組織を弾圧するターグート(僭主)の延長線にいる」と断じた。
さらに、「西側はジハードの環境から生まれた武装派閥を利用して新たな独裁者を作り出した」、「ターグート製造の極み」と評した。
社説は、その一方、西側が「テロの製造」という言葉を利用し、巨額の予算やプログラムをもって、ジハードのイメージを歪めようとしたと批判、ダーイシュはこれに対して「正義のテロ」で応じ、その影響は複数の大陸に及んでいると主張した。
そのうえで、「有志連合はこれ(正義のテロ)を止められなかったため、ジハード主義を背景に持つ新たなターグートを製造し、ダーイシュに立ち向かわせている」と主張した。
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シリア民主軍広報センターは、同軍の特殊任務部隊(コマンドーズ)が未明にダイル・ザウル県ズィーバーン町でダーイシュ(イスラーム国)のテロ細胞を摘発し、武器や弾薬を押収したと発表した。
一方、シリア人権監視団によると、ズィーバーン町の幹線道路にあるシリア民主軍の検問所が、正体不明の武装グループの銃撃を受けた。
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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、アフマド・シャルア移行期政権の国防省を支持するベドウィン系武装勢力がスワイダー市入口に位置するハルービー地区からラジュム・ザイトゥーン地区に向けてRPG弾を発射した。
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シリア人権監視団によると、スワイダー県で負傷した民間人がウルガー村に設置された検問所を通過し、首都ダマスカスの病院へ治療のため搬送された。
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ANHAは、7月中旬にアフマド・シャルア移行期政権の国防省・内務省合同部隊によって拘束されたスワイダー県の住民100人以上(未成年や高齢者を含む)が、現在もダマスカス郊外県のアドラー中央刑務所に不当に拘束され続けていると伝えた。
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スワイダー24によると、スワイダー市中心のサマーラ広場で、7月のアフマド・シャルア移行期政権の国防省・内務省の合同部隊の侵攻で殺害された犠牲者約200名を追悼する集団追悼式が執り行われ、遺族らは弔問に訪れた数千人からの哀悼を受けた。
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スワイダー24によると、クライヤー町でも、住民らが、ろうそくを灯して、殉教者を追悼した。
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ANHAは、アフマド・シャルア移行期政権が、3月10日の合意に基づいて県の内務治安部隊を展開させている北・東シリア地域民主自治局支配下のアレッポ県アレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区で、「トルコの傭兵」(シリア国民軍諸派)と協力して軍事動員を進め、子どもたちを徴用して内務治安部隊(アサーイシュ)の拠点を撮影させるなどといった、多くの協定条項に違反する行為を行っていると伝えた。
シャルア移行期政権はまた、シリア国民軍諸派と協力し、土嚢の築造、病院、学校、工場、住居といった民間施設の軍事拠点としての転用、住民は両地区への攻撃の準備が進められていると見ているという。
軍事拠点に転用されたことが確認された民間施設には、シリア・フランス専門病院、カリマ学校、アブドゥッラティーフ・ナアナア学校、イスカンダルーン学校、アストゥーリヤーン病院、イブラーヒーム・ブン・アドハム・モスク、アレッポ農業局庁舎など数十の施設が含まれる。
一方、子どもを利用した情報収集活動については、低所得家庭の子どもたちを徴用し、菓子や煙草を与えて誘惑したうえで、アサーイシュの拠点を撮影させ、県の内務治安部隊に情報を渡させており、これまでに6人の子どもが関与したことが確認されているという。

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シリア人権監視団によると、シャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区の周辺で厳戒態勢が敷かれ、シャルア移行期政権の県内務治安部隊の要員が、学校や病院の屋上に多数展開したほか、周辺の高層ビルや空き家、廃屋に拠点を構築した。
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