内務省総合治安局が移行期政権への参加を拒否した第8旅団の兵士らを攻撃し、司令官だった男性を含む3人が負傷(2025年4月10日)

ダルアー県では、シリア人権監視団ムラースィルーン(Syrian Reporters)などによると、ブスラー・シャーム市で、内務省総合治安局が第8旅団の兵士らのグループを攻撃し、司令官だった男性を含む3人が負傷した。

住民らは、前政権のシリア軍第5軍団に所属していた第8旅団の将兵らが、国防省部隊に参加した兵士らを暗殺、拘束しようとして衝突に発展したと見ているという。

第8旅団は、アフマド・シャルア移行期政権への参加を拒否している。

スワイダー24が11日に伝えたところによると、戦闘は、アフマド・アウダ氏が率いる旧シリア軍第5軍団第8旅団傘下の地元の武装グループが逮捕したことがきっかけ。

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クルド赤新月社は北・東シリア地域民主自治局および同局支配地域の住民が提供した支援物資13,500パックを沿岸部に届ける(2025年4月10日)

ANHAによると、クルド赤新月社は、北・東シリア地域民主自治局および同局支配地域の住民が提供した支援物資13,500パック(食料品6,000パック、清掃用品2,500パック、穀物350トン)を沿岸部に届けた。

沿岸部への物資提供は2回目。

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北・東シリア地域民主自治局のバドラーン・ジヤー・クルド氏:「クルド民族主義勢力は、連邦制、多元主義、民主主義に基づく代議政体の必要を強調するという共通の政治ビジョンで合意している」(2025年4月10日)

北・東シリア地域民主自治局の幹部の1人バドラーン・ジヤー・クルド氏はロイター通信の取材に対して、クルド民族主義勢力は、連邦制、多元主義、民主主義に基づく代議政体の必要を強調するという共通の政治ビジョンで合意していると述べた。

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ドゥルーズ派の最高宗教指導者のヒジュリー師:「私たちとダマスカスの政権との間に合意はない。今のダマスカスを支配しているのは武装テロ組織であり、これはシリア国民にも国際社会にも容認できるものではない」(2025年4月10日)

ドゥルーズ派の最高宗教指導者のヒクマト・ヒジュリー師は、全米公共ラジオ(NPR)のインタビューに応じ、アフマド・シャルア暫定大統領への不信感を露わにするとともに、移行期政権との戦闘の用意はできていると強気の姿勢を示した。

インタビューのなかで、ヒジュリー師は、以下の通り述べた。

私たちとダマスカスの(移行期)政権との間に合意はない。
今のダマスカスを支配しているのは武装テロ組織であり、これはシリア国民にも国際社会にも容認できるものではない。
私たちは外部の誰かがこの地域に入ってくることを望んでいない。なぜなら、今は移行期であり、きわめて危険かつ繊細な時期だからだ。
流血は、さらなる流血を生むだけだ。私たちは宗派主義を拒否する。目指すのは、市民国家の構築だ。
私たちは、自分が生きている土地に常に忠誠を誓っている。

また、スワイダー軍事評議会を率いる前政権士官のターリク・シューフィーも記事のなかで以下の通り述べている。

土地と山の尊厳を守りながら、シリアの領土保全を損なわない限り、我々は誰とでも協力する用意がある。自由世界、特にアメリカとイスラエルに対し、過激派からドゥルーズ地域全体を守ってほしいと訴えている。

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前政権の予備部隊である「砂漠の鷹」の司令官だったムハンマド・ジャービル氏は3月の沿岸部での内務省総合治安局への一斉要撃に前政権のギヤース・ダッラ准将が作戦を指揮していたことを認める(2025年4月9日)

前政権の予備部隊である「砂漠の鷹」の司令官だったムハンマド・ジャービル氏は、UAEのニュース・チャンネルマシュハドによるインタビューのなかで、3月の沿岸部での「旧体制の残党」による内務省総合治安局への一斉要撃への関与していたとするシリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表の発言を受け、前政権のギヤース・ダッラ准将が作戦を指揮していたことを認めた。


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イナブ・バラディーによると、シリア解放軍事評議会のギヤース・スライマーン・ダッラ准将は3月6日に声明第1号を発表し、組織を結成すると発表、シリア全土の占領・テロ勢力からの完全解放、現政権の打倒と宗派主義的抑圧装置の解体、市民の声明と財産の保護、愛国主義と民主主義に基づく国家機関の再建、難民・避難民の帰国に向けた環境整備、人権を尊弘し、すべての国民の正義と平等を保障する統合的主権国家の樹立をめざすと標ぼうしていた。

ダッラ准将は1971年ラタキア県ジャブラシ近郊のバイト・ヤーシュート村生まれで、マーヒル・アサド准将が司令官を務めてていた第4師団所属の「ガイス軍団」を指揮していた。

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トルコ占領下の「平和の泉」地域で活動を続けてきたシリア国民軍の士官と戦闘員合わせて14人がトルコを経由して自らの出生地がある北・東シリア地域民主自治局の支配地に脱出(2025年4月9日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、トルコ占領下の「平和の泉」地域で活動を続けてきたシリア国民軍の士官と戦闘員合わせて14人がトルコに一端入国したのち、自らの出生地がある北・東シリア地域民主自治局の支配地に入国した。

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シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会のガザール議長が声明を発表:「シリア沿岸部や中部でアラウィー派が「過激テロ思想」に従わなかったというだけの理由で、虐殺、略奪、誘拐、拘束の被害に晒され続けている」(2025年4月9日)

シリア・ディアスポラ・アラウィー派イスラーム最高評議会はフェイスブックを通じて、ガザール・ガザール議長の声明を発表し、シリア沿岸部や中部でアラウィー派が、「過激テロ思想」に従わなかったというだけの理由で、虐殺、略奪、誘拐、拘束の被害に晒され続けているとしたうえで、国際社会に対して、無辜の民間人を保護、独立国際調査機関の設置、国際人道機関の役割の活性化を呼びかけるとともに、人種、宗教にかかわらず、声明を守ることは、政治行動ではなく、人道的義務だと主唱した。

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シリア民主軍部隊の第2陣約5,000人がアレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区から撤退(2025年4月9日)

アレッポ県では、SANAによると、アレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区に配置されていたシリア民主軍部隊の第2陣が、アフマド・シャルア暫定政権の国防省および同省部隊の見守るなか、撤退を開始した。

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ANHAによると、第2陣は約500人の男女戦闘員からなり、両地区を撤退し、北・東シリア地域民主自治局の支配地に向かった。

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シリア民主軍がアレッポ県ダイル・ハーフィル市近郊のラスム・ハルマル・イマーム村を砲撃し、女性1人が死亡、子ども1人が負傷(2025年4月8日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア民主軍が昨年12月にシリア国民軍に制圧されたダイル・ハーフィル市近郊のラスム・ハルマル・イマーム村を砲撃し、女性1人が死亡、子ども1人が負傷した。

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ANHAによると、シリア民主軍広報センターは、アレッポ県ティシュリーン・ダム一帯での戦闘で兵士2人が新たに死亡したと発表した。

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トルコ占領下のハサカ県ラアス・アイン市で近になってシリア国民軍の東部自由人運動に合流したダーイシュの元有力司令官が殺害される(2025年4月7日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、オートバイに乗った覆面姿の武装グループがトルコ占領下のラアス・アイン市で、最近になってシリア国民軍の東部自由人運動に合流したダーイシュ(イスラーム国)の元有力司令官の1人を殺害した。

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アサーイシュとYPJがハサカ県ロジュ・キャンプで実施していた治安作戦を終了、ダーイシュのメンバーら16人逮捕(2025年4月7日)

ハサカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の女性部隊と女性防衛隊(YPJ)がロジュ・キャンプで実施していたダーイシュ(イスラーム国)・メンバーの家族を摘発するための治安作戦を終了、作戦期間中にダーイシュのスリーパーセルのメンバーと協力者16人を逮捕した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがジャルズィー村で石油投資家を襲撃し、負傷させた。

ダーイシュのスリーパーセルはまた、ハワーイジュ村とシュハイル村を結ぶ街道にある北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の検問所を襲撃した。

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ANHAによると、アフリーン解放軍団が声明を出し、シリア北・東部での任務遂行中に兵士1人が死亡したと発表した。

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ダイル・ザウル県アブー・ハシャブ村でダーイシュのスリーパーセルと見られる武装グループがシリア民主軍の協力者とされる民間人を殺害(2025年4月6日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、アブー・ハシャブ村でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルと見られる武装グループがシリア民主軍の協力者とされる民間人を殺害した。

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内務省総合治安局がヒムス県で逮捕していたスワイダー県の活動家(シリア民主帰属党メンバー)22人が釈放される:イドリブ県の収容所に連行され、拷問を受ける(2025年4月6日)

シリア人権監視団によると、5日にラッカ県に向かう途上、内務省総合治安局によってヒムス県で逮捕されていたスワイダー県の活動家でシリア民主帰属党のメンバー22人(男性21人、女性1人)が17時間の拘束を経て保釈された。

シリア民主帰属党は3月22日に発足したシリア平和市民権同盟(タマースク)の参加組織。

一部の活動家は、同監視団が入手した映像のなかで、イドリブ県内の収容所に連行され、拷問を受けたと証言している。

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アサーイシュとYPJはハサカ県のロジュ・キャンプで女性や子どもを対象に捜査を行い、ダーイシュのスリーパーセルの協力者6人を逮捕(2025年4月6日)

ハサカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)所属の女性部隊と女性防衛隊(YPJ)はロジュ・キャンプで女性や子どもを対象に捜査を行い、でダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの協力者6人を逮捕した。

アサーイシュとYPJは5日から同キャンプで治安作戦を実施していた。

なお、キャンプには、ダーイシュ・メンバーの家族783世帯(うちイラク人世帯28世帯、シリア人世帯15世帯、それ以外は外国人世帯)を収容している。

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ダーイシュのスリーパーセルの活動増加を受けて、アサーイシュがハサカ県のロジュ・キャンプで大規模な治安作戦を実施(2025年4月5日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)がロジュ・キャンプで大規模な治安作戦を実施した。

作戦はキャンプ内で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの活動が増加しているのを受けたもの。

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シリア民主軍に続いてアサーイシュもアレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区から撤退(2025年4月5日)

ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の総司令部は声明を出し、シリア民主軍に続いてアレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区での軍事任務と、住民を保護し、安定を維持する任務をアフマド・シャルア暫定政権に以上し、部隊をユーフラテス東岸地域に撤退させたと発表した。

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スワイダー県の宗教指導者、名士、政治・宗教・軍事関係者らがシャルア大統領宛に公開書簡を送付し、憲法宣言を非難、真の国民対話大会を通じた見直しを要求(2025年4月5日)

スワイダー24は、スワイダー県の複数の宗教指導者、名士、政治・宗教・軍事関係者らが3月26日に、アフマド・シャルア大統領宛に公開書簡を送付したと伝えた。

書簡では、「宗教はアッラーに、祖国はすべての人々に」というスローガンの下で移行期を進めるべきだとしたうえで、憲法宣言を多くのシリア人の期待に応えていないと非難、真の包括的な国民対話会合を通じた見直しを求めた。

書簡には、ドゥルーズ派の宗教指導者であるユースフ・ジャルブーウ師、ハンムード・ハンナーウィー師のほか、ハサン・アトラシュ氏、アーティフ・フナイディー氏、部族長のサウード・ニムル氏、スライマーン・マルシュード氏、ジュールジー・カルカシヤーン大司教、尊厳の男たち運動、国民行動社会機構、自由変革潮流が署名している。

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北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるアレッポ県のティシュリーン・ダムを保守点検・普及するためのチームがアフマド・シャルア暫定政権の支配下にあるマンビジュ市から派遣される(2025年4月5日)

アレッポ県では、SANAによると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、トルコ軍、シリア国民軍とシリア民主軍の交戦が続いていたティシュリーン・ダムを保守点検・普及するためのチームが、アフマド・シャルア暫定政権の支配下にあるマンビジュ市から派遣された。

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県で灯油やプロパンガスを配布していた北・東シリア地域民主自治局のコミューンのメンバー1人を殺害(2025年4月4日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの武装したメンバー2人がアブリーハ村に向かう街道で灯油やプロパンガスを配布していた北・東シリア地域民主自治局のコミューンのメンバーに向けてオートバイから発砲し、1人を殺害した。

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シャルア暫定政権の国防省部隊(新シリア軍)が同地に展開(2025年4月4日

SANAによると、アレッポ県アレッポ市(シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区)に展開していたシリア民主軍の部隊がユーフラテス川東岸に撤退、これに代わってアフマド・シャルア暫定政権の国防省部隊(新シリア軍)が同地に展開した。



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ANHAも、暫定政権と、アレッポ県シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区の地元評議会の合意の第6項目に従い、シリア民主軍の部隊が撤退したと報じた。

ANHAによると、撤退した部隊は、ラッカ県タブカ地区に到着した。

ANHAによると、シリア民主軍を主導する人民防衛隊(YPG)の総司令部は撤退について声明を出し、北・東シリア地域民主自治局の諸原則と人民の意志を遵守し、今後の戦略的要請に合致した姿勢を継続すると発表した。

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シャルア暫定政権とシリア民主軍が初めての捕虜交換を実施:約250人が解放(2025年4月3日)

アレッポ県では、SANAによると、県内務局とシリア民軍が捕虜交換を行い、約250人の捕虜が解放された。



ANHAによると、アフマド・シャルア暫定政権とシリア民主軍による捕虜交換は今回が初めて。

暫定政権と、アレッポ市シャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区の両地元評議会が4月1日に交わした協定に基づくもので、シリア民主軍側は146人、暫定政権側は97人を解放した。

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シリア・テレビ:シャルア暫定政権とシリア民主軍は、アレッポ県のティシュリーン・ダム一帯を中立化したうえで、いかなる勢力による駐留も認めず、民生の機関に自治を委ねることで原則合意(2025年4月2日)

トルコに拠点を置くシリア・テレビは、複数の独自筋の話として、シリア民主軍とトルコ軍、シリア国民軍が攻防を続けているアレッポ県のティシュリーン・ダム一帯をめぐって、アフマド・シャルア暫定政権とシリア民主軍が、同地を中立化したうえで、いかなる勢力による駐留も認めず、民生の機関に自治を委ねることで原則合意したと伝えた。

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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)は声明を出し、隊員1人がアレッポ県ティシュリーン・ダム一帯での任務遂行中に死亡したと発表した。

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アレッポ市シャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区が、シャルア暫定政権と、クルド人が多く住む両地区の住民の社会・文化的特性の保護・尊重を前提とした共生の実現、シリア民主軍の撤退などで合意(2025年4月1日)

ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局が実効支配を続けてきたアレッポ県アレッポ市のシャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区の民生評議会は、アフマド・シャルア暫定政権に交渉を付託されていた委員会との間で、クルド人が多く住む両地区の住民の社会・文化的特性の保護・尊重を前提とした共生の実現、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)の協力のもとでの暫定政権内務省による治安維持や検問所の撤去、武装携帯の禁止、シリア民主軍部隊のユーフラテス川以東への撤退、運輸交通の円滑化、捕虜・逮捕者収容所の廃止と捕虜交換など14項目からなる協定を交わした。



一方、SANAによると、2024年末にシリア国民軍によって制圧され、今年に入ってアフマド・シャルア暫定政権の支配下に入ったマンビジュ市で、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるユーフラテス川のティシュリーン・ダム一帯の村々から移住を余儀なくされた住民らが帰国を求めて抗議デモを行った。

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米軍、シリア民主軍が、シリア自由軍とともにダマスカス郊外県のドゥマイル航空基地に進駐(2025年3月31日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、30日にヒムス県のタンフ国境通行所一帯地帯(55キロ地帯)を実効支配する米軍(有志連合)の支援を受けるシリア自由軍がドゥマイル市に進駐し、同市の治安権限と検問所の管理を掌握したのを受けて、米軍の偵察部隊、シリア自由軍とシリア民主軍の戦闘員数百人が、ドゥマイル航空基地に進駐した。

進駐は、ダーイシュ(イスラーム国)に対する追撃を行うための基地を説明するためと見られ、近く、アフマド・シャルア暫定政権の国防省部隊とシリア民主軍による対ダーイシュ合同作戦が実施されるとの情報もあるという。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、米軍の車輛30輌からなる車列がイラクとの国境に設置されているワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリア領内に新たに進入、ハッラーブ・ジール村の農業空港に設置されている米軍(有志連合)の基地に向かった。

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民主社会連合(TEV-DEM)はシャルア暫定政権が発足させた移行期内閣を拒否(2025年3月31日)

ANHAによると、民主社会連合(TEV-DEM)は声明を出し、29日のアフマド・シャルア暫定政権による移行期内閣発足について、「自由な女性、北・東シリア地域の構成要素、シリア国民の構成要素が加わっておらず、自分たち以外の何者も代表していない」と非難、シリア国内の愛国的・民主的勢力や国連関連機関などに対して、「多元的、分権的なシリアの建設という歴史的責任」を果たすよう呼びかけた。

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シリア人民抵抗は今後民間人に対する攻撃が行われた場合、米国とシャーム解放機構(シャルア暫定政権)の責任を追及すると表明(2025年3月31日)

シリア人民抵抗は声明を出し、今後シリア国内で民間人に対する攻撃が行われた場合、米国とシャーム解放機構(アフマド・シャルア暫定政権)の責任を追及すると表明した。

声明の内容は以下の通り。

シリア人民抵抗は、占領下にあるシリアで、今後民間人や民間施設を標的とする卑劣な攻撃が行われた場合、その全責任がテロ国家である米国と、その犯罪的な手先であるテロ組織シャーム解放機構およびその指導者にあると断言する。 ワシントンとその同盟国は、罪を捏造し、大量虐殺を演出して、自らの侵略を正当化してきた黒い歴史を持っており、それはシリア国家、アサド大統領、シリア・アラブ軍を標的とする口実となった化学兵器攻撃事件でも見られた。今日、同じような汚い手口が再び行われ、シリアおよび地域全体に混乱を引き起こし、状況を攪乱しようとする露骨な試みがなされている。それは、シオニズム・ワッハーブ主義、米、トルコの計略に資するものである。 こうした卑劣な計画を実行しようとする者に対し、我々は警告する。抵抗勢力が気づいていないことなどない。

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地元武装グループがダルアー県クーヤー村でイスラエル軍の無人航空機(ドローン)1機を撃墜(2025年3月30日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、地元武装グループがクーヤー村でイスラエル軍の無人航空機(ドローン)1機を撃墜した。

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北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)がラッカ県で麻薬密売グループのメンバー5人を逮捕(2025年3月30日)

ラッカ県では、ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)がラッカ県で麻薬密売グループのメンバー5人を逮捕した。

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北・東シリア地域民主自治局、民主統一党(PYD)はシャルア暫定政権が発足させた移行期内閣を拒否(2025年3月30日)

ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局は声明を出し、29日にアフマド・シャルア暫定政権が発足した移行期内閣について、シリアの多様性を考慮しておらず、シリア国民のすべての構成要素を真に代表するかたちでの政治プロセスを欠いた一当事者による中央集権的な支配を続けていると非難てこれを拒否、民主的で参加型の分権国家の建設を改めて要求した。

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ANHAによると、ゼノビア女性連合も声明を出し、シャルア暫定政権が発足した移行期内閣を拒否した。

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ANHAによると、民主統一党(PYD)は声明を出し、移行期内閣について、国民対話大会、憲法宣言に続いて「モノトーン」だと批判、シリア国民の本質と現実に相応しくないとして、憲法宣言と組閣を再考するよう要求した。

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スワイダー軍事評議会はシャルア暫定政権の憲法宣言と移行期内閣を拒否:スワイダー市で移行期内閣発足を拒否するデモ(2025年3月30日)

スワイダー軍事評議会は声明を発表し、アフマド・シャルア暫定政権による憲法宣言を改めて拒否するとともに、29日に発足が発表された移行期内閣についてシリア社会の構成要素を排除、周縁化したモノトーンの内閣だと批判し、これを拒否した。

そのうえで、持続的解決はシリア国家の一体性を踏まえたかたちでの分権制を建設することにあり、国家は世俗的かつ民主的でなければならないと強調した。

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スワイダー県では、スワイダー24によると、スワイダー市のカラーマ広場で、29日のアフマド・シャルア暫定政権による移行期内閣の発足を拒否するデモが行われた。

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