トルコの実質占領下にあるアフリーン市(アレッポ県)の「売春宿」で反体制派がトルコ軍士官を逮捕、トルコ軍と反体制派が管理する拘置所に移送(2018年10月2日)

バウワーバト・ハラブ(10月2日付)は、トルコの実質占領下にあるアレッポ県アフリーン市内で、国民軍の憲兵隊が「売春宿」に対する強制捜査を行い、トルコ軍の士官複数人を逮捕したと伝えた。

同サイトによると、憲兵隊が「売春宿」として利用されていた民家に突入した際、トルコ軍士官3人とレオタード姿の女性2人がおり、アルコール飲料も見つかったという。

憲兵隊は9月22日からこの民家を監視していたという。

拘束されたトルコ軍士官は、シャーム戦線が管理するアフリーン市内の拘置所に一旦収監され、その後、シャーム戦線とトルコの諜報機関が管理するアアザーズ市近郊のマアスラ村にある拘置所に移送された。

AFP, October 2, 2018、ANHA, October 2, 2018、AP, October 2, 2018、Bawwaba Halab, October 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 2, 2018、al-Hayat, October 3, 2018、Reuters, October 2, 2018、SANA, October 2, 2018、UPI, October 2, 2018などをもとに作成。

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ロジャヴァ/北東シリア自治局のアフリーン・シャフバー両地区の自治評議会メンバーが選出される(2018年10月2日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)/北東シリア自治局の高等選挙弁務官事務所(選挙管理委員会)は、9月30日に実施された同自治政体所轄のアフリーン・シャフバー両地区(ムカータア)の自治評議会の評議員選挙の結果を発表した。

当選したのはアフリーン地区が14人、シャフバー地区が10人で、氏名は以下の通り:

アフリーン地区:スライマーン・ジャアファル、バクル・アッルー、ファーイク・アフマド、イスラーフィール・バーキール・ムスタファー、アブドゥルハミード・バクリー、アーリフ・シャイフー、アフマド・スライマーン・クーバク、ムシーラ・ムッラー・ラシード、バリーファーン・ハリール、ヒーフィーン・フサイン、ファーティマ・ラクトゥー、シーラーズ・ハンムー、ザッルーフ・イスマト・ラシード、クーラ・ジャンムー。

シャフバー地区:ナディーム・ナアサーン、ムハンマド・アフマド・フドゥール、アフマド・ハマドゥー、ハーミド・ルストゥム、ワルダ・シャイフー、アーイシャ・フサイン、ミーディヤー・ハムダク、サルワー・アッジャージュ、マリク・フサイン、ムハンマド・ワイスィー。

なお、自治評議員のなかから近日中に共同議長が選出されるという。

ANHA(10月2日付)が伝えた。

ANHA, October 2, 2018

AFP, October 2, 2018、ANHA, October 2, 2018、AP, October 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 2, 2018、al-Hayat, October 3, 2018、Reuters, October 2, 2018、SANA, October 2, 2018、UPI, October 2, 2018などをもとに作成。

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ダーイシュが拉致していたスワイダー県の女性・子供のうち1人を処刑(2018年10月2日)

スワイダー24(10月2日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)が7月にスワイダー県で拉致した女性・子供36人のうちの女性1人を処刑したと伝えた。

ダーイシュが処刑したとされるのは、サルワト・ファーディル・アブー・アンマールさんで、スワイダー県東部のシブキー村出身の25歳。

Suwayda 24, October 2, 2018

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ダマスカス郊外県では、SANA(10月2日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにスワイダー県東部に隣接するサファー丘の岩石砂漠地帯にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対する攻撃を行った。

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ダイル・ザウル県では、ANHA(10月2日付)によると、「テロ駆逐の戦い」を続行する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がハジーン市近郊のサファースィナ村でダーイシュ(イスラーム国)と激しく交戦した。

シリア民主軍はまた、女性1人を含むダーイシュ・メンバー6人を捕捉した。

ANHA, October 2, 2018

なお、シリア民主軍広報センターによると、シリア民主軍はダーイシュとの戦闘で11人を殲滅したという。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(10月3日付)によると、これを受けて、スワイダー市内で2日夜、住民や地元の民兵数十人が怒りのデモを行った。

AFP, October 2, 2018、ANHA, October 2, 2018、AP, October 2, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 2, 2018、October 3, 2018、al-Hayat, October 3, 2018、Reuters, October 2, 2018、SANA, October 2, 2018、Suwayda 24, October 2, 2018、UPI, October 2, 2018などをもとに作成。

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シリア人権監視団:2018年9月の月間死者数は過去最低を記録(2018年10月1日)

シリア人権監視団は、2018年9月のシリア国内での民間人死者が139人(58人)を記録したと発表した。

同監視団によると、2018年9月の月間死者数は、2011年3月以降で最低だという。

なお、9月の死者総数は1,059人で、うち436人が反体制武装集団戦闘員、239人がシリア軍兵・民兵、236人がイスラーム過激派、9人が身元不明だという。

AFP, October 1, 2018、ANHA, October 1, 2018、AP, October 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 1, 2018、al-Hayat, October 2, 2018、Reuters, October 1, 2018、SANA, October 1, 2018、UPI, October 1, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍は米国が制裁対象とするカーティルジー・インターナショナル・グループ社にラッカ県の綿花買付を許可(2018年10月1日)

ドゥラル・シャーミーヤ(10月1日付)は、複数の地元筋の話として、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、シリア政府とつながりがあり、米国が制裁対象としているカーティルジー・インターナショナル・グループ社に対して、ラッカ県産の綿花の買い付けを許可した、と伝えた。

同消息筋によると、カーティルジー・インターナショナル・グループ社は、ラッカ県西部のティシュリーン・キバル交差点に代理店を開設し、同県の農家から綿花を買い付ける準備を進めているという。

AFP, October 1, 2018、ANHA, October 1, 2018、AP, October 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 1, 2018、al-Hayat, October 2, 2018、Reuters, October 1, 2018、SANA, October 1, 2018、UPI, October 1, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県とイドリブ県でシャーム解放機構司令官暗殺相次ぐ(2018年10月1日)

アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月1日付)によると、アレッポ市北部のカースティールー街道近くにあるシャーム解放機構の本部をダーイシュ(イスラーム国)のメンバーと思われる一団が襲撃し、4人を殺害した。

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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月1日付)によると、カフルナブル市とハザーリーン村を結ぶ街道で9月30日夜、シャーム解放機構の司令官の一人アブー・ムアーウィヤ・トゥルクマーニー氏が何者かに撃たれて死亡した。

また、サラーキブ市でシャーム解放機構のサラーキブ地区司令官が暗殺未遂にあった。

AFP, October 1, 2018、ANHA, October 1, 2018、AP, October 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 1, 2018、al-Hayat, October 2, 2018、Reuters, October 1, 2018、SANA, October 1, 2018、UPI, October 1, 2018などをもとに作成。

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ダルアー県の反体制派とロシアはサファー丘でのダーイシュ掃討に向けて新たな合意を交わす一方、シリア政府当局は元戦闘員の徴兵するため拘束(2018年10月1日)

ドゥラル・シャーミーヤ(10月1日付)は、ダルアー県でシリア政府との和解に応じた反体制武装集団の司令官や地元名士らが、ロシア軍の代表との間に新たな合意を交わしたと伝えた。

同サイトが複数の地元消息筋の話として伝えたところによると、この合意は、①シリア軍西部地区が所轄しない独立した統合司令部を発足させること、②この司令部をラタキア県フマイミーム航空基地にあるシリア駐留ロシア軍司令部が実質指揮下にあるアフマド・アウダ氏のスンナ青年旅団やシリア軍第4師団(マーヒル・アサド少将が実質的司令官)から切り離すこと、③新司令部のもとで、ダマスカス郊外県サファー丘でのダーイシュ(イスラーム国)掃討戦に部隊を派遣すること、などを骨子とするという。

新たに発足される司令部には1,700人が参加する見込みだったが、ロシア側が認めたのは600人で、アブー・ムルシド・バッラーン氏が司令官を務める予定だという。

al-Durar al-Shamiya, October 1, 2018

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ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(10月1日付)によると、政治治安部がタッル市で家宅捜索を行い、シリア政府との和解に応じた反体制武装集団の元戦闘員10人を兵役に服させるために拘束した。

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ドゥラル・シャーミーヤ(10月1日付)はまた、クナイトラ県内の検問所で、シリア政府との和解に応じた反体制武装集団の元戦闘員らに対して、和解後6ヶ月間の移動の自由を保障した証明書を認めないとの告知がなされている、と伝えた。

AFP, October 1, 2018、ANHA, October 1, 2018、AP, October 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 1, 2018、al-Hayat, October 2, 2018、Reuters, October 1, 2018、SANA, October 1, 2018、UPI, October 1, 2018などをもとに作成。

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トルコの実質占領下にあるアレッポ県アフリーン郡でシリアのアル=カーイダとトルコの支援を受ける反体制派が統合に向けて協議(2018年10月1日)

ANHA(10月1日付)は、複数の地元消息筋の情報として、トルコの実質占領下にあるアレッポ県アフリーン郡のジンディールス町近郊で、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が、トルコの支援を受ける国民解放戦線と会合を開いたと伝えた。

会合では、アフリーン郡でのシャーム解放機構の存在を既成事実化するための両者の組織の統合の是非について話し合われたという。

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ANHA(10月1日付)は、複数の地元消息筋の情報として、トルコの実質占領下にあるアレッポ県アフリーン郡のジンディールス町近郊にあるシャーム軍団の拘置所からダーイシュ(イスラーム国)のメンバー10人が脱獄したと伝えた。

AFP, October 1, 2018、ANHA, October 1, 2018、AP, October 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 1, 2018、al-Hayat, October 2, 2018、Reuters, October 1, 2018、SANA, October 1, 2018、UPI, October 1, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はサファー丘(ダマスカス郊外県)で、YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県南東部でダーイシュとの戦闘を続ける(2018年10月1日)

ダマスカス郊外県では、SANA(10月1日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、スワイダー県東部に隣接するサファー丘の岩石砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦を続け、同丘一帯にある洞窟、拠点などを新たに制圧した。

しかし、ドゥラル・シャーミーヤ(10月1日付)によると、シリア軍兵士2人がダーイシュとの戦闘で死亡、6人が負傷した。

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ダイル・ザウル県では、「テロ駆逐の戦い」を続行中の西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターが、ハジーン市一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、戦闘員29人を殲滅したと発表した。

AFP, October 1, 2018、ANHA, October 1, 2018、AP, October 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, October 1, 2018、al-Hayat, October 2, 2018、Reuters, October 1, 2018、SANA, October 1, 2018、UPI, October 1, 2018などをもとに作成。

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トルコの支援を受ける国民解放戦線はイドリブ県の非武装地帯からの撤退を否定、また同地へのロシア軍進駐を拒否(2018年9月30日)

国民解放戦線の法務局長を務めるウマル・フザイファ氏(シャーム軍団法務官)はテレグラムのアカウントを通じて、17日にロシア・トルコ首脳が設置合意したイドリブ県の非武装地帯からの撤退を否定した。

フザイファ氏は「(非武装地帯にかかる)合意には、各戦線や敵との前線に設置されている拠点からの放棄や撤退、我々が過去数ヶ月にわたって活用していた人事からの撤退を示す文言はない…。我々側のいかなる戦闘員が退去することも盛り込まれていない。我々は緩衝地帯において、中火器、対装甲兵器による攻撃…に対抗するのに必要なものを保持している」と綴った。

また「トルコ軍兵士は、政権側からの攻撃に対応するための重火器や完全装備を用意することになる」と付言した。

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国民解放戦線報道官のナージー・ムスタファー(アブー・フザイファ)報道官もテレグラムのアカウントを通じて、「同盟国であるトルコと(非武装地帯にかかる)合意の文言、とりわけ非武装地帯におけるロシアの進駐に関して長時間にわたる会合を行い…、国民解放戦線からこれを拒否するとの明確な姿勢が示された。またこうしたことが起こらないようするとの約束を彼ら(トルコ)から得た。トルコ側は今日、このことを確認した」とする声明を出した。

al-Durar al-Shamiya, September 30, 2018

AFP, September 30, 2018、ANHA, September 30, 2018、AP, September 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 30, 2018、al-Hayat, October 1, 2018、Reuters, September 30, 2018、SANA, September 30, 2018、UPI, September 30, 2018などをもとに作成。

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シリア人権監視団は、国民解放戦線に所属する自由イドリブ軍がイドリブ県の非武装地帯からの撤退を開始したと発表(2018年9月30日)

英国で活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団は、「トルコに近いイスラーム主義の軍団」が、17日にロシア・トルコ首脳によって設置合意されたイドリブ県の非武装地帯から撤退を開始した、と発表した。

撤退を開始したのは、国民解放戦線に所属する自由イドリブ軍。

AFP, September 30, 2018、ANHA, September 30, 2018、AP, September 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 30, 2018、al-Hayat, October 1, 2018、Reuters, September 30, 2018、SANA, September 30, 2018、UPI, September 30, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県でダーイシュ戦闘員49人を殲滅(2018年9月30日)

ダイル・ザウル県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の広報センターによると、「テロ駆逐の戦い」を続行するシリア民主軍が上バーグーズ村一帯、ハジーン市一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、戦闘員49人を殲滅した。

AFP, September 30, 2018、ANHA, September 30, 2018、AP, September 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 30, 2018、al-Hayat, October 1, 2018、Reuters, September 30, 2018、SANA, September 30, 2018、UPI, September 30, 2018などをもとに作成。

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シリア人権監視団:ロシア軍の爆撃による死者数は18,074人でうち民間人は7,988人(2018年9月30日)

英国で活動する反体制派系NGOのシリア人権監視団は、ロシアがシリア領内で爆撃を開始した2015年9月30日から2018年9月末までの3年間で、同軍の爆撃による死者数が18,074人に達していると発表した。

このうち、民間人は7,988人(子供1,936人、女性1,199人、男性4,853人)、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバーは5,233人、それ以外の反体制武装集団(そのほとんどがトルコの支援を受けている)のメンバーは4,853人に達している。

だが、シリア人権監視団がどのようにロシア軍の爆撃とシリア軍の爆撃の被害者を分けているのか、爆撃による犠牲者とそれ以外の攻撃による犠牲者を分けているのかは不明。

またこの間、国土の26%しか掌握していなかったシリア政府は、60%の国土で支配を回復、これに対して反体制派の支配地域は11.7%から8.7%に減少したという。

同監視団によると、ロシア軍はテルミット白リン弾を使用し、爆撃を繰り返してきたという。

AFP, September 30, 2018、ANHA, September 30, 2018、AP, September 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 30, 2018、al-Hayat, October 1, 2018、Reuters, September 30, 2018、SANA, September 30, 2018、UPI, September 30, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県、イドリブ県、ラタキア県でシリア軍と反体制武装集団が交戦(2018年9月30日)

アレッポ県では、SANA(9月30日付)によると、反体制武装集団が撃った迫撃砲弾4発がアレッポ市ハーリディーヤ地区とナイル通りに着弾した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がタマーニア町一帯を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がクルド山一帯を砲撃した。

AFP, September 30, 2018、ANHA, September 30, 2018、AP, September 30, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 30, 2018、al-Hayat, October 1, 2018、Reuters, September 30, 2018、SANA, September 30, 2018、UPI, September 30, 2018などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構と、トルコの支援を受ける国民解放戦線がイドリブ県の非武装地帯への対応をめぐって会合するも結論を得ず(2018年9月29日)

ドゥラル・シャーミーヤ(9月29日付)は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構と、トルコの支援を受ける国民解放戦線が29日に幹部会合を開いたと伝えた。

同サイトによると、会合は5時間におよび、シリア北部の反体制派支配地域で活動する反体制武装集団の連携、ロシア・トルコ首脳会談が17日に設置合意したイドリブ県で非武装地帯への対応などについて意見が交わされたが、結論を得ないまま閉会となった。

両者は近日中に再び会合を持つ予定だという。

AFP, September 29, 2018、ANHA, September 29, 2018、AP, September 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 29, 2018、al-Hayat, September 30, 2018、Reuters, September 29, 2018、SANA, September 29, 2018、UPI, September 29, 2018などをもとに作成。

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トルコ諜報機関は反体制武装集団司令官らと会合、イドリブ県の非武装地帯への同意を求める(2018年9月29日)

ドゥラル・シャーミーヤ(9月29日付)は、トルコ諜報機関の士官らが、トルコの支援を受ける反体制武装集団司令官らと会合を重ねている、と伝えた。

会合は、17日にロシア・トルコ首脳が設置合意した非武装地帯への同意を得るためのもので、トルコ諜報機関側の説明によると、トルコとロシアが「穏健な反体制派」とみなした武装集団は、重火器を放棄すれば、非武装地帯への残留を認められるという。

AFP, September 29, 2018、ANHA, September 29, 2018、AP, September 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 29, 2018、al-Hayat, September 30, 2018、Reuters, September 29, 2018、SANA, September 29, 2018、UPI, September 29, 2018などをもとに作成。

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シリアのアル=カーイダと共闘する「穏健な反体制派」のイッザ軍がロシア・トルコによるイドリブ県での非武装地帯設置合意を拒否(2018年9月29日)

イッザ軍は声明を出し、17日にロシア・トルコ首脳が設置合意したイドリブ県の非武装地帯を拒否すると表明した。

声明において、イッザ軍は「解放区から重火器を排除し、ロシア・トルコの連携パトロールを許可し、彼ら(ロシア)が好きな場所で検問を行うことができるようになることが明らかなった」と指摘、「これは、ロシアが進駐することでこの地域が政権の支配下に入ることを意味している。こうした状況に対して、我々は非武装地帯を受け入れることはないと宣言したい」と表明した。

イッザ軍はそのうえで、ロシア軍によるパトロールと、アレッポ市、ハマー市、ラタキア市を結ぶ高速道路の再開を拒否、逮捕者の釈放、イランと政権によるイドリブ県への包囲解除を求めた。

イッザ軍は、バラク・オバマ前米政権の支援を受けてきた「穏健な反体制派」で、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構やトルキスタン・イスラーム党と連携している。

al-Durar al-Shamiya, September 29, 2018
al-Durar al-Shamiya, September 29, 2018

AFP, September 29, 2018、ANHA, September 29, 2018、AP, September 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 29, 2018、al-Hayat, September 30, 2018、Reuters, September 29, 2018、SANA, September 29, 2018、UPI, September 29, 2018などをもとに作成。

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ダルアー県タファス市の名士・部族長がロシアの使節団と会談、シリア政府との和解について意見を交わす(2018年9月29日)

ダルアー県では、イナブ・バラディー(9月30日付)によると、タファス市で地元名士や部族長がロシアの使節団と会談し、シリア政府との和解について意見を交わした。

会談では、シリア政府側が善意を示すための措置として、逮捕者の釈放の是非が議論されたほか、解職された公務員の対応、検問所設置に伴う住民の往来の障害などが議題となったという。

AFP, September 29, 2018、ANHA, September 29, 2018、AP, September 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 29, 2018、al-Hayat, September 30, 2018、‘Inab Baladi, September 30, 2018、Reuters, September 29, 2018、SANA, September 29, 2018、UPI, September 29, 2018などをもとに作成。

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ハマー県でシリア軍が潜入を試みた反体制武装集団を撃退(2018年9月29日)

ハマー県では、SANA(9月29日付)によると、マサースィナ村に展開するシリア軍部隊が、ラターミナ町東部からアースィー川沿岸方面に潜入を試みた反体制武装集団を撃退した。

またブライディージュ村に展開する部隊がジャイサート村西側からに潜入を試みた反体制武装集団を撃退した。

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ドゥラル・シャーミーヤ(9月29日付)によると、イッザ軍広報局のアブドゥッラッザーク・ハサン氏は、ドゥラル・シャーミーヤ(9月29日付)に対して、イドリブ県およびハマー県でシリア政府内通者と思われる3人を拘束したことを明らかにした。

AFP, September 29, 2018、ANHA, September 29, 2018、AP, September 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 29, 2018、al-Hayat, September 30, 2018、Reuters, September 29, 2018、SANA, September 29, 2018、UPI, September 29, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県サファー丘の支配地域を拡大する一方、YPG主体のシリア民主軍はダイル・ザウル県東部でダーイシュの攻撃に苦戦(2018年9月29日)

ダマスカス郊外県では、SANA(9月29日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにスワイダー県東部に隣接するサファー丘の岩石砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦を続け、カブル・シャイフ・フサイン地区一帯の複数カ所を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月29日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がウマル油田西方に位置するハワーイジュ村でダーイシュ(イスラーム国)の攻撃を受け、20人が死傷した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ラッカ市内のダルイーヤ地区でダーイシュ(イスラーム国)と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)のアサーイシュが交戦し、ダーイシュのメンバー10人が死亡した。

殺害されたダーイシュのメンバーは、黒旗を掲げようとしていたという。

AFP, September 29, 2018、ANHA, September 29, 2018、AP, September 29, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 29, 2018、al-Hayat, September 30, 2018、Reuters, September 29, 2018、SANA, September 29, 2018、UPI, September 29, 2018などをもとに作成。

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反体制派の支配下にあるイドリブ県、ハマー県、アレッポ県各所で逮捕者釈放と体制打倒を求めるデモ(2018年9月28日)

ドゥラル・シャーミーヤ(9月28日付)などは、反体制派の支配下にあるイドリブ県、ハマー県、アレッポ県各所で金曜日の集団礼拝後に「逮捕者に自由を」と銘打たれたデモが組織され、数万人が参加し、シリア革命旗(フランス委任統治領シリアの国旗)、トルコ国旗、プラカードなどを掲げ、シリア政府当局が拘置している逮捕者の釈放、体制打倒などを訴えたと伝えた。

デモが行われたのは、イドリブ県のサラーキブ市、アリーハー市、マアッラト・ヌウマーン市、ジスル・シュグール市、アレッポ県アアザーズ市、バーブ市、アターリブ市、ジャラーブルス市、ハマー県のムーリク市、カフルズィーター市、ラターミナ町など。

al-Durar al-Shamiya, September 28, 2018
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al-Durar al-Shamiya, September 28, 2018
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AFP, September 28, 2018、ANHA, September 28, 2018、AP, September 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 28, 2018、al-Hayat, September 29, 2018、Reuters, September 28, 2018、SANA, September 28, 2018、UPI, September 28, 2018などをもとに作成。

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ダルアー県ハーッラ市で空軍情報部と住民1人が撃ち合いに(2018年9月28日)

ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月28日付)によると、空軍情報部隊員と住民1人がハーッラ市で撃ち合いとなった。

また、諜報機関が同市で強制捜査を行い、住民5人を連行したほか、和解に応じた元武装集団戦闘員1人を拘束した。

AFP, September 28, 2018、ANHA, September 28, 2018、AP, September 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 28, 2018、al-Hayat, September 29, 2018、Reuters, September 28, 2018、SANA, September 28, 2018、UPI, September 28, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はダーイシュ支配下のダイル・ザウル県サファーキナ村に突入(2018年9月28日)

ダイル・ザウル県では、ANHA(9月28日付)によると、「テロ駆逐の戦い」を続けている西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にある県南東部のサファーキナ村に突入した。

AFP, September 28, 2018、ANHA, September 28, 2018、AP, September 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 28, 2018、al-Hayat, September 29, 2018、Reuters, September 28, 2018、SANA, September 28, 2018、UPI, September 28, 2018などをもとに作成。

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YPGがトルコの実質占領下のアフリーン郡(アレッポ県)でシャーム戦線とシャーム自由人イスラーム運動を攻撃(2018年9月28日)

アレッポ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)の広報センターが声明を出し、トルコの実質占領下にあるアフリーン郡シャッラー村近郊のマリーミーン村・カフルジャンナ村間の街道とジンディールス町近郊のディーヤー村、で26日にシャーム戦線とシャーム自由人イスラーム運動を攻撃したと発表した。

AFP, September 28, 2018、ANHA, September 28, 2018、AP, September 28, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 28, 2018、al-Hayat, September 29, 2018、Reuters, September 28, 2018、SANA, September 28, 2018、UPI, September 28, 2018などをもとに作成。

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アレッポ県ダーラト・イッザ市でシリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構と、国民解放戦線に所属するヌールッディーン・ザンキー運動が対立解消(2018年9月27日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構と、国民解放戦線に所属するヌールッディーン・ザンキー運動(シリア解放戦線)が、アレッポ県でダーラト・イッザ市での対立を解消し、和解合意を交わした。

和解合意は、双方が拘束している逮捕者全員の釈放、同市の秩序回復、厳戒態勢の解除を骨子としている。

ダーラト・イッザ市では、26日にヌールッディーン・ザンキー運動が、フィルドゥース病院で勤務するシャーム解放機構のメンバー1人が24日に発生していたオートバイ爆発事件に関与しているとして、身柄を拘束していた。

ドゥラル・シャーミーヤ(9月27日付)が伝えた。

AFP, September 27, 2018、ANHA, September 27, 2018、AP, September 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 27, 2018、al-Hayat, September 28, 2018、Reuters, September 27, 2018、SANA, September 27, 2018、UPI, September 27, 2018などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会はタブカ市のすべての男性に徴兵に応じなければ兵役期間を1ヶ月延長すると警告(2018年9月27日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の政治母体であるシリア民主評議会は、ラッカ県タブカ市の男性に対して、徴兵忌避者を処罰するとの警告を発した。

シリア民主評議会は告知第2号(27日付)で、同評議会の防衛総局が9月に徴兵年齢に達したすべての者に対して、殉教者バッシャール・ジャリーバ士官学校への入隊を呼びかけており、入隊しない場合は兵役期間を1ヶ月延長すると表明した。

al-Durar al-Shamiya, September 27, 2018

AFP, September 27, 2018、ANHA, September 27, 2018、AP, September 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 27, 2018、al-Hayat, September 28, 2018、Reuters, September 27, 2018、SANA, September 27, 2018、UPI, September 27, 2018などをもとに作成。

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YPGがトルコの実質占領下にあるアフリーン市とラージュー町近郊でトルコ軍およびその支援を受ける反体制武装集団を攻撃(2018年9月27日)

アレッポ県では、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)の広報センターが25日、トルコの実質占領下にあるアフリーン市とラージュー町近郊でトルコ軍およびその支援を受ける反体制武装集団を攻撃した、と発表した。

AFP, September 27, 2018、ANHA, September 27, 2018、AP, September 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 27, 2018、al-Hayat, September 28, 2018、Reuters, September 27, 2018、SANA, September 27, 2018、UPI, September 27, 2018などをもとに作成。

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シリア軍はサファー丘でダーイシュとの戦闘を続ける(2018年9月27日)

ダマスカス郊外県では、SANA(9月27日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにスワイダー県東部に隣接するサファー丘の岩石砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)との交戦を続けた。

AFP, September 27, 2018、ANHA, September 27, 2018、AP, September 27, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 27, 2018、al-Hayat, September 28, 2018、Reuters, September 27, 2018、SANA, September 27, 2018、UPI, September 27, 2018などをもとに作成。

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米主導の有志連合の爆撃でラッカ県の元ワーリー死亡(2018年9月26日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合が県南東部のシャフア村一帯を爆撃し、ダーイシュ(イスラーム国)ラッカ州の元ワーリー(統治者)のアブー・ハムザ・ワーリー氏が死亡した。

AFP, September 26, 2018、ANHA, September 26, 2018、AP, September 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2018、al-Hayat, September 27, 2018、i24 News, September 26, 2018、Reuters, September 26, 2018、SANA, September 26, 2018、UPI, September 26, 2018などをもとに作成。

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サファー丘でのダーイシュとの戦闘でパレスチナ解放軍の将兵5人が死亡(2018年9月26日)

ダマスカス郊外県では、ドゥラル・シャーミーヤ(9月26日付)によると、シリア軍とともにサファー丘の岩石砂漠地帯でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討戦に参加していたパレスチナ解放軍のワリード・クルディー准将と戦闘員4人が戦死した。

AFP, September 26, 2018、ANHA, September 26, 2018、AP, September 26, 2018、al-Durar al-Shamiya, September 26, 2018、al-Hayat, September 27, 2018、Reuters, September 26, 2018、SANA, September 26, 2018、UPI, September 26, 2018などをもとに作成。

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