ダーイシュは米軍が占拠するタンフ国境通行所(ヒムス県)に近いイラク軍部隊の本部を攻撃(2017年6月20日)

ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を喧伝するアアマーク通信(6月20日付)は、米軍らが不法に占拠するタンフ国境通行所(ヒムス県)に面するイラク領側のワリード国境通行所に近いジャムーナ地区にあるイラク軍部隊の本部を、ダーイシュが攻撃し、兵士17人を殲滅、車輌31輌を破壊した、と伝えた。

Kull-na Shuraka’, June 20, 2017

 

AFP, June 20, 2017、AP, June 20, 2017、ARA News, June 20, 2017、Champress, June 20, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 20, 2017、al-Mada Press, June 20, 2017、Naharnet, June 20, 2017、NNA, June 20, 2017、Reuters, June 20, 2017、SANA, June 20, 2017、UPI, June 20, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍、親政権武装勢力、ロシア軍はダマスカス郊外県東部の砂漠地帯に進軍し、米国の支援を受ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」司令室と交戦(2017年6月20日)

ダマスカス郊外県では、米国の支援を受ける「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」作戦司令室(自由シリア軍砂漠諸派、「土地は我らのものだ」作戦司令室)を主導する東部獅子軍のサアド・ハーッジ広報局長がクッルナー・シュラカー(6月20日付)によると、シリア軍が、イラン・イスラーム革命防衛隊の支援を受ける民兵組織、パレスチナ解放軍とともに県東部のビイル・カスブ地区に進軍し、「ハマード浄化のために我らは馬具を備えし」諸派と交戦、ロシア軍航空部隊がこれを航空支援した。

これに関して、シリア軍の戦争広報局は、武装集団との戦闘の末にビイル・カスブ地区を制圧したと発表した。

シリア軍がビイル・カサブ地区を制圧すれば、同地に近いティシュリーン発電所の安全は完全に確保されるかたちとなる。

AFP, June 20, 2017、AP, June 20, 2017、ARA News, June 20, 2017、Champress, June 20, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 20, 2017、al-Mada Press, June 20, 2017、Naharnet, June 20, 2017、NNA, June 20, 2017、Reuters, June 20, 2017、SANA, June 20, 2017、UPI, June 20, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコの占領下にある「安全地帯」南端のバーブ市(アレッポ県)でダーイシュが反体制武装集団の本部を自爆攻撃(2017年6月20日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(6月20日付)によると、トルコが事実上占領する「安全地帯」の南端に位置するバーブ市内(ワアル地区)にある反体制武装集団の本部の一つで爆弾が爆発し、司令官のアブー・ハラール・ヒムスィー氏を含む2メンバー2人が死亡、13人が負傷した。

Kull-na Shuraka’, June 20, 2017

ARA News(6月20日付)によると、狙われたのはハワール・キリス作戦司令室を主導するスルターン・ムラード師団の本部の一つで、爆発はダーイシュ(イスラーム国)のメンバーによる自爆攻撃だという。

AFP, June 20, 2017、AP, June 20, 2017、ARA News, June 20, 2017、Champress, June 20, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 20, 2017、al-Mada Press, June 20, 2017、Naharnet, June 20, 2017、NNA, June 20, 2017、Reuters, June 20, 2017、SANA, June 20, 2017、UPI, June 20, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー市でシリア・ロシア軍がアル=カーイダ系のシャーム解放機構などからなる反体制武装集団への攻撃を再開(2017年6月20日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍部隊が、ダルアー市西部・北西部と同氏東部・北東部の反体制武装集団(アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構などからなる反体制武装集団)支配地域を分断するべく、ダルアー市西部郊外のサイーリーヤ丘、防空大隊基地一帯に進軍し、反体制武装集団と激しく交戦、同地を制圧した。

しかし、「堅固な建造物」作戦司令室はこれを撃退、同地を再制圧したという。

シリア軍はまた、ダルアー市内各所(マンシヤ地区など)で、シャーム解放機構が主導する「堅固な建造物」作戦司令室と交戦、同地に「樽爆弾」55発を投下、地対地ミサイルと思われる砲弾17発を発射した。

また戦闘機が20回以上にわたり空爆を実施した。

ダルアー市一帯での戦闘激化に関して、クッルナー・シュラカー(6月20日付)は、ロシア軍戦闘機が「堅固な建造物」作戦司令室の支配下にあるマンシヤ地区、ガザル刑務所一帯への空爆を再開し、反体制武装集団戦闘員1人とその妻が死亡したと伝えた。

また、ロシア軍の空爆再開を受けるかたちで、シリア軍ヘリコプターもダルアー市内各所に対して「樽爆弾」8発を投下したと付言した。

一方、県北部のラジャート高原(ナジーフ村・ハーミル村間)の街道では、シャーム解放機構のアブー・ムサンナー・マジャーリーシュ司令官が乗った車の近くで爆弾が爆発し、同氏が死亡した。

ダルアー市では、17日にロシア、米国、ヨルダンの仲介によりシリア軍と南部戦線の停戦が発効し、南部戦線と連携する「堅固な建造物」作戦司令室もこれに同調、「国民和解」に向けたプロセスが加速するかに見えていた。

Kull-na Shuraka’, June 20, 2017

**

ダマスカス県では、クッルナー・シュラカー(6月20日付)によると、ジャウバル区でシリア軍が反体制武装集団(ラフマーン軍団など)と交戦した。

一方、SANA(6月20日付)によると、ダマスカス郊外県東グータ地方で活動する反体制武装集団がアッバースィーイーン地区、カフルスーサ地区の住宅街を砲撃し、4人が負傷した。

**

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(6月20日付)によると、アイン・タルマー村一帯でシリア軍が反体制武装集団(ラフマーン軍団など)と交戦した。

**

ハマー県では、SANA(6月20日付)によると、反体制武装集団がムハルダ発電所を砲撃した。

AFP, June 20, 2017、AP, June 20, 2017、ARA News, June 20, 2017、Champress, June 20, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 20, 2017、al-Mada Press, June 20, 2017、Naharnet, June 20, 2017、NNA, June 20, 2017、Reuters, June 20, 2017、SANA, June 20, 2017、UPI, June 20, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュはダイル・ザウル市、ヒムス県東部を砲撃し、3人を殺害(2017年6月20日)

ダイル・ザウル県では、SANA(6月20日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がダイル・ザウル市クスール地区を砲撃し、2人が死亡、8人が負傷した。

**

ヒムス県では、SANA(6月20日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が県東部のマスウーディーヤ村を砲撃し、1人が死亡した。

AFP, June 20, 2017、AP, June 20, 2017、ARA News, June 20, 2017、Champress, June 20, 2017、al-Hayat, June 21, 2017、Kull-na Shuraka’, June 20, 2017、al-Mada Press, June 20, 2017、Naharnet, June 20, 2017、NNA, June 20, 2017、Reuters, June 20, 2017、SANA, June 20, 2017、UPI, June 20, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米軍によるシリア軍戦闘機撃墜を尻目にシリア軍地上部隊はタブカ市南部の要衝ラサーファ市からダーイシュを掃討し、同地一帯を制圧(2017年6月19日)

ラッカ県では、SANA(6月19日付)によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、ラサーファ市に位置するラサーファ市と、ジャイーディーン村を含む20の村・農場を制圧した。

同地では、17日、進軍を続けるシリア軍地上部隊を航空支援していたシリア空軍のSu-22戦闘機が、有志連合を主導する米軍戦闘機によって撃墜される事件が発生していた。

この空爆に関して、米軍は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が掌握しているジャイーディーン村をシリア軍が攻撃したことへの対抗措置として集団的自衛権を行使したと首長しているが、シリア政府側の発表によると、シリア軍がダーイシュを掃討していた。

シリア軍がラサーファ市とともに制圧したのは、イーサーウィー村、ジャイーディーン村、カラーディー村、ヒルバト・ミーターハー村、スィヤーン村、ダフラト・アンバージュ村、ジュッブ・アブヤド村、ビイル・アブー・サナービル村、ヒルバト・アッラーウィー・ダヒール村、ジュッブ・ガーニム村、アブー・スーサ村、ジュッブ・アズィーズ村、ビイル・アンバージュ村、シャーラト・アンバージュ村、タッル・クライブ村、ビイル・クライブ村、ジュッブ・アファーブース村、ジュッブ・マシュラファト・アンバージュ村、タッル・アフタ村、ラジャム・フーラ村、ラジャム・サーフィヤ村、ビイル・ダッラーン村、ワッル・アダー村、サウラ油田、ラサーファ石油輸送ステーション。

またこれらの村・農村を制圧するにあたって、シリア軍はダーイシュの戦闘員数百人を殲滅、戦車16輌、装甲車輌6輌、その他の車輌200台以上、迫撃砲・ロケット発射台20基あまりを破壊したという。

SANA, June 19, 2017
SANA, June 19, 2017

**

ヒムス県では、SANA(6月19日付)によると、シリア軍がタドムル市南東部に拡がる地域(ザフル・ヒマール地区など)約112平方キロメートル、アーラーク油田に近い第3石油輸送ステーション一帯からダーイシュ(イスラーム国)を掃討し、同地を制圧した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がスフナ市近郊のタイバ村一帯、ラスム・タウィール村一帯、ジュッブ・ジャッラーフ町一帯を空爆・砲撃、またアーラーク油田一帯、第3石油輸送ステーション一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

 

 

**

ダイル・ザウル県では、SANA(6月19日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部のパノラマ交差点一帯、バルーク丘一帯、アイヤーシュ村(イザーア地区)、サルダ山、ダイル・ザウル航空基地一帯、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

AFP, June 19, 2017、AP, June 19, 2017、ARA News, June 19, 2017、Champress, June 19, 2017、al-Hayat, June 20, 2017、Kull-na Shuraka’, June 19, 2017、al-Mada Press, June 19, 2017、Naharnet, June 19, 2017、NNA, June 19, 2017、Reuters, June 19, 2017、SANA, June 19, 2017、UPI, June 19, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス郊外県、ダマスカス県東部でシリア軍と反体制武装集団が交戦(2017年6月19日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(6月19日付)によると、東グータ地方のフーシュ・ダワーヒラ村一帯でシリア軍とイスラーム軍が交戦した。

**

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャウバル区に対して迫撃砲弾少なくとも14発を撃ち込んだ。

**

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(6月19日付)によると、シリア軍がパレスチナ解放軍とともに首都ダマスカス県とダルアー市を結ぶ街道沿いの放棄された大隊基地一帯をダーイル町方面に向かって進軍した。

**

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍戦闘機がハウラ地方一帯を3回にわたり空爆した。

AFP, June 19, 2017、AP, June 19, 2017、ARA News, June 19, 2017、Champress, June 19, 2017、al-Hayat, June 20, 2017、Kull-na Shuraka’, June 19, 2017、al-Mada Press, June 19, 2017、Naharnet, June 19, 2017、NNA, June 19, 2017、Reuters, June 19, 2017、SANA, June 19, 2017、UPI, June 19, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍は米軍によるシリア軍戦闘機撃墜を擁護:「ラッカ県内の我々の拠点に対して攻撃を続ければ、同様の対抗措置を講じざるを得ない」(2017年6月19日)

西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の公式報道官を務めるタラール・サッルー氏は、17日の米軍戦闘機によるラッカ県タブカ市南部近郊上空でのシリア軍戦闘機撃墜に関して、「今後も正当な自衛権を行使し、バアス体制の攻撃に対抗するだろう」と述べた。

サッルー氏は「政権軍は土曜日(17日)以降、我々の部隊がタブカ市とユーフラテス・ダム(タブカ・ダム)解放の戦いで解放した地域に対して、戦闘機、装甲車、戦車を投入し、広範にわたり攻撃を行ってきた…。我々はラッカ県内の我々の拠点に対して攻撃を続ければ、同様の対抗措置を講じざるを得ず、我々の部隊を防衛するための正当な権利を行使する」と述べた。

クッルナー・シュラカー(6月19日付)が伝えた。

Kull-na Shuraka’, June 19, 2017

AFP, June 19, 2017、AP, June 19, 2017、ARA News, June 19, 2017、Champress, June 19, 2017、al-Hayat, June 20, 2017、Kull-na Shuraka’, June 19, 2017、al-Mada Press, June 19, 2017、Naharnet, June 19, 2017、NNA, June 19, 2017、Reuters, June 19, 2017、SANA, June 19, 2017、UPI, June 19, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アル=カーイダ系のシャーム解放機構などからなる反体制武装集団は、ロシア、米国、ヨルダン仲介による停戦に従うと発表(2017年6月19日)

ダルアー市マンシヤ地区などで活動を続けるアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構などからなる反体制武装集団(「堅固な建造物」作戦司令室)は声明を出し、ロシア、米国、ヨルダンの仲介により、17日に発効したシリア軍と南部戦線の停戦合意に関して、「住民の苦しみを軽減し、彼らの流血を止め、革命の尊厳を守り、その目的を実現するためのすべてを支持する」と表明し、停戦合意に準じる意思を表明した。

Kull-na Shuraka’, June 19, 2017


**

なお、『ハヤート』(6月20日付)によると、ロシア、米国、ヨルダンの仲介による停戦合意は、24時間延長された。

AFP, June 19, 2017、AP, June 19, 2017、ARA News, June 19, 2017、Champress, June 19, 2017、al-Hayat, June 20, 2017、Kull-na Shuraka’, June 19, 2017、al-Mada Press, June 19, 2017、Naharnet, June 19, 2017、NNA, June 19, 2017、Reuters, June 19, 2017、SANA, June 19, 2017、UPI, June 19, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラッカ市内でYPG主体のシリア民主軍がダーイシュと交戦するなか、有志連合はハサカ県、ダイル・ザウル県で爆撃を実施し、民間人が死傷(2017年6月19日)

ラッカ県では、ARA News(6月19日付)によると、ラッカ市内のバリード地区、バターニー(バヤーティラ)地区一帯で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍とダーイシュ(イスラーム国)の戦闘が続いた。

また、シリア人権監視団によると、シリア民主軍は、工業地区からバグダード門にいたるラッカ市旧市街の外壁一帯でダーイシュと交戦した。

**

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合と思われる戦闘機が、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のブサイラ市、マヤーディーン市各所を空爆し、複数人が負傷した。

**

ハサカ県では、SANA(6月19日付)によると、米主導の有志連合が、県南東部のタッル・シャーイル村一帯を空爆し、民間人12人を殺害した。

AFP, June 19, 2017、AP, June 19, 2017、ARA News, June 19, 2017、Champress, June 19, 2017、al-Hayat, June 20, 2017、Kull-na Shuraka’, June 19, 2017、al-Mada Press, June 19, 2017、Naharnet, June 19, 2017、NNA, June 19, 2017、Reuters, June 19, 2017、SANA, June 19, 2017、UPI, June 19, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団がロジャヴァ支配下のアイン・アラブ(コバネ)市近郊を砲撃(2017年6月19日)

アレッポ県では、ARA News(6月19日付)によると、トルコ軍の支援を受けて、ジャラーブルス市で活動を続ける反体制武装集団が、西クルディスタン移行期民政局支配下のアイン・アラブ(コバネ)市郊外のシュユーフ・タフターニー町、シュユーフ・ファウカーニー町一帯を砲撃した。

AFP, June 19, 2017、AP, June 19, 2017、ARA News, June 19, 2017、Champress, June 19, 2017、al-Hayat, June 20, 2017、Kull-na Shuraka’, June 19, 2017、al-Mada Press, June 19, 2017、Naharnet, June 19, 2017、NNA, June 19, 2017、Reuters, June 19, 2017、SANA, June 19, 2017、UPI, June 19, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア国防省:アレッポ県で活動するシャーム自由人イスラーム運動の指導者4人が停戦合意に署名したと発表(2017年6月19日)

ロシア国防省は声明を出し、過去24時間にアレッポ県とハマー県の88カ村の代表がシリア政府との停戦合意に署名したと発表した。

これにより、シリア政府との停戦に応じた自治体は1,717市町村となった。

また声明によると、アレッポ県で活動するシャーム自由人イスラーム運動の指導者4人が、シリア軍との停戦に同意する文書に署名したという。

この文書には、すでに219の反体制武装集団が著名している。

Ministry of Defence of the Russian Federation, June 19, 2017をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

バーブ市(アレッポ県)の反体制武装集団はシャーム自由人イスラーム運動とともに統合作戦司令室を設置(2017年6月18日)

アレッポ県では、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室、「ユーフラテスの盾」作戦司令室)が共同ビデオ声明を出し、統合作戦司令室を新設すると発表した。

統合作戦司令室への参加を表明したのは、バーブ市軍事評議会、バーブ市地元評議会、バーブ市治安機構、ハムザ師団、スルターン・ムラード師団、シャーム軍団、シャーム戦線、ムンタスィル・ビッラー旅団、北部師団、サマルカンド旅団、東部自由人、北部旅団、スルターン・ムハンマド・ファーティフ、第51旅団、北部の鷹、シャーム自由人イスラーム運動。


AFP, June 18, 2017、AP, June 18, 2017、ARA News, June 18, 2017、Champress, June 18, 2017、al-Hayat, June 19, 2017、Kull-na Shuraka’, June 18, 2017、al-Mada Press, June 18, 2017、Naharnet, June 18, 2017、NNA, June 18, 2017、Reuters, June 18, 2017、SANA, June 18, 2017、UPI, June 18, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG主体のシリア民主軍はラッカ市バヤーティラ地区を制圧(2017年6月18日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、米主導の有志連合がラッカ市内各所を空爆するなか、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が市南部のカスラト・ジュムア村に進攻し、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、これを制圧した。

シリア民主軍はまた、ダイル・ザウル市内のバターニー地区、バリード地区、ヒッティーン地区などでもダーイシュと交戦した。

このほか、クッルナー・シュラカー(6月18日付)によると、シリア民主軍はダーイシュとの戦闘の末、ラッカ市内のバヤーティラ区を制圧した。

**

ハサカ県では、ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を喧伝するアアマーク通信(6月18日付)によると、ダーイシュの自爆戦闘員が西クルディスタン移行期民政局支配下のシャッダーディー市に潜入し、人民防衛隊主体のシリア民主軍の戦闘員10人を殺害した。

一方、ARA News(6月18日付)によると、カーミシュリー市スィヤーハ地区で爆弾が爆発した。死傷者はなかった。

AFP, June 18, 2017、AP, June 18, 2017、ARA News, June 18, 2017、Champress, June 18, 2017、al-Hayat, June 19, 2017、Kull-na Shuraka’, June 18, 2017、al-Mada Press, June 18, 2017、Naharnet, June 18, 2017、NNA, June 18, 2017、Reuters, June 18, 2017、SANA, June 18, 2017、UPI, June 18, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シャーム自由人イスラーム運動はダマスカス県南部のダーイシュ支配地域に進攻(2017年6月18日)

ダマスカス県では、クッルナー・シュラカー(6月18日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動が、ダマスカス郊外県ヤルダー市からダーイシュ(イスラーム国)支配下の県南部に進攻し、ダーイシュと交戦した。

Kull-na Shuraka’, June 18, 2017

AFP, June 18, 2017、AP, June 18, 2017、ARA News, June 18, 2017、Champress, June 18, 2017、al-Hayat, June 19, 2017、Kull-na Shuraka’, June 18, 2017、al-Mada Press, June 18, 2017、Naharnet, June 18, 2017、NNA, June 18, 2017、Reuters, June 18, 2017、SANA, June 18, 2017、UPI, June 18, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はタブカ市南部の複数カ村をダーイシュから奪取し、要衝ラサーファ市に接近(2017年6月18日)

ラッカ県では、『ハヤート』(6月19日付)によると、シリア軍が県南西部でダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、ラサーファ市に近い街道上のカラーディー村、イーサーウィー村、ジャアディーン村を制圧し、ラサーファ市に接近した。

Wikipedia


AFP, June 18, 2017、AP, June 18, 2017、ARA News, June 18, 2017、Champress, June 18, 2017、al-Hayat, June 19, 2017、Kull-na Shuraka’, June 18, 2017、al-Mada Press, June 18, 2017、Naharnet, June 18, 2017、NNA, June 18, 2017、Reuters, June 18, 2017、SANA, June 18, 2017、UPI, June 18, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍はダーイシュとの戦闘の末、ヒムス県東部のタリーラ保護区を制圧(2017年6月18日)

ヒムス県では、SANA(6月18日付)によると、シリア軍が予備部隊とともにダーイシュ(イスラーム国)に対する掃討作戦を継続し、タドムル市東部郊外のタリーラ保護区を制圧した。

**

ダイル・ザウル県では、SANA(6月18日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市南部のパノラマ交差点一帯、バルーク丘、ダイル・ザウル航空基地一帯、サルダ山、ハウィーカ地区、アイヤーシュ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

AFP, June 18, 2017、AP, June 18, 2017、ARA News, June 18, 2017、Champress, June 18, 2017、al-Hayat, June 19, 2017、Kull-na Shuraka’, June 18, 2017、al-Mada Press, June 18, 2017、Naharnet, June 18, 2017、NNA, June 18, 2017、Reuters, June 18, 2017、SANA, June 18, 2017、UPI, June 18, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダルアー市で停戦が維持されるなか、ダマスカス県東部、ダマスカス郊外県東グータ地方でシリア軍と反体制武装集団の戦闘激化(2017年6月18日)

ダルアー県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(6月18日付)などによると、ロシア、米国、ヨルダンの仲介による停戦合意を受け、ダルアー市一帯では、シリア軍、親政権武装勢力、南部戦線が戦闘を停止、また南部戦線と連携するアル=カーイダ系組織のシャーム解放機構などからなる反体制武装集団(「堅固な建造物」作戦司令室)の戦闘を停止した。

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャウバル区を12回にわたって空爆した。

また同地では、シリア軍と反体制武装集団(ラフマーン軍団など)が交戦した。

**

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(6月18日付)によると、シリア軍がアイン・タルマー村一帯およびダマスカス県ジャウバル区を見下ろすことができる丘陵地帯に進軍し、反体制武装集団と交戦した。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍はアイン・タルマー村一帯を少なくとも2回にわたって空爆した。

AFP, June 18, 2017、AP, June 18, 2017、ARA News, June 18, 2017、Champress, June 18, 2017、al-Hayat, June 19, 2017、‘Inab Baladi, June 18, 2017、Kull-na Shuraka’, June 18, 2017、al-Mada Press, June 18, 2017、Naharnet, June 18, 2017、NNA, June 18, 2017、Reuters, June 18, 2017、SANA, June 18, 2017、UPI, June 18, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イラン革命防衛隊はテヘランでのダーイシュによる同時テロへの報復としてダイル・ザウル県のダーイシュ拠点をミサイル攻撃(2017年6月18日)

イラン・イスラーム革命防衛隊(渉外総局)は声明を出し、革命防衛隊航空宇宙部隊がイラン領内から中距離地対地ミサイルを発射し、ダイル・ザウル県内のダーイシュ(イスラーム国)の司令拠点など複数カ所を攻撃し、テロリスト多数を殺傷し、兵器装備を破壊したと発表した。

地対地ミサイルは、「ゾー・ファガール」(射程750キロメートル)、「ギヤーム」(射程800キロメートル)で、イラン東部のケルマンシャー州およびコルデスターン州にある航空宇宙部隊の基地から発射された。

声明によると、このミサイル攻撃は、6月7日に首都テヘランの国会議事堂、ホメイニー廟で起こったダーイシュ(イスラーム国)メンバーによるとされる同時テロ事件への対抗措置だという。

Tasnim News Agency, June 18, 2017
Youtube, June 18, 2017

**

イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務副大臣(アラブ・アフリカ担当)は、イラン・イスラーム革命防衛隊によるシリア東部ダイル・ザウル県内のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対するミサイル攻撃に関してツイッターを通じて、7日のテヘランでの同時テロ事件への「報復」だとしたうえで、「ソフトな警告のようなものだ」と綴った。

タスニーム通信(6月18日付)が伝えた。

AFP, June 18, 2017、AP, June 18, 2017、ARA News, June 18, 2017、Champress, June 18, 2017、al-Hayat, June 19, 2017、Kull-na Shuraka’, June 18, 2017、al-Mada Press, June 18, 2017、Naharnet, June 18, 2017、NNA, June 18, 2017、Reuters, June 18, 2017、SANA, June 18, 2017、Tasnim News Agency, June 18, 2017、UPI, June 18, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ハラスター市(ダマスカス郊外県)に人道支援物資を搬入しようとしたシリア赤新月社の車列が反体制武装集団の攻撃を受け、1人負傷(2017年6月17日)

ダマスカス郊外県では、シリア赤新月社によると、ハラスター市に人道支援物資を搬入しようとした赤十字国際委員会、シリア赤新月社、国連の車列が反体制武装集団の襲撃を受けた。

この襲撃によってスタッフ1人が負傷した。

車列は27台の貨物車輌からなり、赤十字国際委員会、シリア赤新月社、国連が用意した食糧、医薬品、生活必需品1万1,000人分を搬送していた。

SANA(6月18日付)、『ハヤート』(6月19日付)などが伝えた。

Kull-na Shuraka’, June 18, 2017

また、クッルナー・シュラカー(6月18日付)によると、これを受け、シリア軍当局は、ハラスター市への支援車輌の進入を禁止した。

AFP, June 18, 2017、AP, June 18, 2017、ARA News, June 18, 2017、Champress, June 18, 2017、al-Hayat, June 19, 2017、Kull-na Shuraka’, June 18, 2017、al-Mada Press, June 18, 2017、Naharnet, June 18, 2017、NNA, June 18, 2017、Reuters, June 18, 2017、SANA, June 18, 2017、UPI, June 18, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア人権監視団:過去12日間で米主導の有志連合の爆撃により民間人117人を含む250人あまりが死亡(2017年6月17日)

シリア人権監視団は、ラッカ市および同市一帯に対する米主導の有志連合の空爆により、この12日間で民間人117人、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員142人の死亡が確認されていると発表した。

AFP, June 17, 2017、AP, June 17, 2017、ARA News, June 17, 2017、Champress, June 17, 2017、al-Hayat, June 18, 2017、Kull-na Shuraka’, June 17, 2017、al-Mada Press, June 17, 2017、Naharnet, June 17, 2017、NNA, June 17, 2017、Reuters, June 17, 2017、SANA, June 17, 2017、UPI, June 17, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ラッカ市内各所でYPG主体のシリア民主軍とダーイシュの戦闘続く(2017年6月17日)

ラッカ県では、ARA News(6月17日付)によると、米主導の有志連合の航空支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がラッカ市内東部のバヤーティラ地区、西部のバリード地区、ヒッティーン地区、カーディスィーヤ地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, June 17, 2017、AP, June 17, 2017、ARA News, June 17, 2017、Champress, June 17, 2017、al-Hayat, June 18, 2017、Kull-na Shuraka’, June 17, 2017、al-Mada Press, June 17, 2017、Naharnet, June 17, 2017、NNA, June 17, 2017、Reuters, June 17, 2017、SANA, June 17, 2017、UPI, June 17, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

反体制武装集団がアレッポ県北西部のシリア民主軍の拠点を砲撃するなか、トルコ軍が重機を搬入し、オリーブ畑を伐採(2017年6月17日)

アレッポ県では、ARA News(6月17日付)によると、アアザーズ市近郊のタッル・マーリド村、マーリア市に展開する反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)が、タッル・マディーク村一帯に展開する西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に所属する革命家軍の拠点に対して砲撃を加えた。

反体制武装集団はまた、スムーカ村、タッル・ジージャーン村、ハルバル村、シャフバー・ダム一帯に対しても砲撃を行った。

またこの砲撃と時を同じくして、トルコ軍がシリア領に侵入し、西クルディスタン移行期民政局の拠点都市アフリーン市郊外近郊のウバイダード村のオリーブ畑に重機を投入し、オリーブの樹木を伐採した。

ARA News, June 17, 2017

AFP, June 17, 2017、AP, June 17, 2017、ARA News, June 17, 2017、Champress, June 17, 2017、al-Hayat, June 18, 2017、Kull-na Shuraka’, June 17, 2017、al-Mada Press, June 17, 2017、Naharnet, June 17, 2017、NNA, June 17, 2017、Reuters, June 17, 2017、SANA, June 17, 2017、UPI, June 17, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

バーブ市(アレッポ県)に駐留する武装集団が軍事拠点の撤去、武力行為の停止、恣意的逮捕の停止などを骨子とする合意を交わす(2017年6月17日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(6月17日付)によると、トルコが設置する「安全地帯」の南端に位置するバーブ市内に駐留する反体制武装集団が、軍事拠点の撤去、武力行為の停止、恣意的逮捕の停止などを骨子とする合意を交わした。

合意を交わしたのは、ハワール・キリス作戦司令室に参加している武装集団。

Kull-na Shuraka’, June 17, 2017

 

AFP, June 17, 2017、AP, June 17, 2017、ARA News, June 17, 2017、Champress, June 17, 2017、al-Hayat, June 18, 2017、Kull-na Shuraka’, June 17, 2017、al-Mada Press, June 17, 2017、Naharnet, June 17, 2017、NNA, June 17, 2017、Reuters, June 17, 2017、SANA, June 17, 2017、UPI, June 17, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

シリア軍は、ダイル・ザウル市一帯、ラッカ県南東部、ハマー県東部、ヒムス県東部でダーイシュに対する掃討作戦を継続(2017年6月17日)

ダイル・ザウル県では、SANA(6月17日付)によると、シリア軍がサルダ山一帯、ワーディー・サルダ一帯、ダイル・ザウル市旧空港地区、ジャフラ村などでダーイシュ(イスラーム国)の拠点・車輌を空爆、またダイル・ザウル市ラシュディーヤ地区、バルーク丘一帯でダーイシュと交戦した。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍ないしはロシア軍と思われる所属不明の戦闘機によるダイル・ザウル市一帯に対する空爆で、女性6人、子供8人を含む24人が死亡したという。

**

ラッカ県では、SANA(6月17日付)によると、シリア軍が県西部および南部のビイル・アブー・クブラー村、ナシュミー村、カラーウィー村、ラサーファ市一帯でダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して集中的な空爆を実施した。

**

ヒムス県では、SANA(6月17日付)によると、シリア軍がタドムル市とスフナ市の間に位置するアーラーク油田東部一帯、第3石油輸送ステーション(T3)、タイバ村一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

**

ハマー県では、SANA(6月17日付)によると、シリア軍がサラミーヤ市東部のサルバー村、クライブ・サウル村、アブー・フバイラート村、タナーヒジュ村、ジャニー・アルバーニー村、マーリーナー村、ティバーラト・ディーバ村西部でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。

AFP, June 17, 2017、AP, June 17, 2017、ARA News, June 17, 2017、Champress, June 17, 2017、al-Hayat, June 18, 2017、Kull-na Shuraka’, June 17, 2017、al-Mada Press, June 17, 2017、Naharnet, June 17, 2017、NNA, June 17, 2017、Reuters, June 17, 2017、SANA, June 17, 2017、UPI, June 17, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ロシア、米国、ヨルダンの仲介により、シリア軍と南部戦線(自由シリア軍)が48時間の停戦で合意、南部戦線と連携するシャーム解放機構は公式声明を出さず(2017年6月17日)

シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、「国民和解に向けた取り組みを支援」するため、ダルアー市の「テロ集団」に対する戦闘作戦を6月17日正午12時から48時間48時間停止すると発表した。

ダルアー市はマンシヤ地区など南部一帯を、シリアのアル=カーイダと目されるシャーム解放機構が主導する反体制武装集団(「堅固な建造物」作戦司令室)によって掌握されている。

SANA(6月17日付)によると、シリア政府はダルアー市をはじめとするシリア国内各所で国民和解に向けた取り組みを強化しており、反体制武装集団戦闘員の投降・恩赦・放免、投降を拒否する戦闘員とその家族のイドリブ県、アレッポ県ジャラーブルス市方面への退去を促している。

Kull-na Shuraka’, June 17, 2017

**

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(6月17日付)が南部戦線(自由シリア軍)内の消息筋の話として、シリア軍・親政権武装勢力と南部戦線所属の武装集団との間で17日に停戦合意が成立した、と伝えた。

停戦合意は、双方による砲撃の停止、ロシア・シリア両軍による空爆の停止などを骨子としている。

**

スマート・ニュース(6月17日付)などによると、停戦合意はロシアと「南部戦線を支援する複数の国」の仲介によるもので、双方の戦闘停止を骨子としているほか、今後の会合では停戦の持続、シリア・ヨルダン国境(ナスィーブ国境通行所)の再開など「そのほかの項目」についての協議がなされる予定だという。

シリア人権監視団によると、「南部戦線を支援する複数の国」とはヨルダンと米国だという。

SNN(6月17日付)によると、南部戦線と連携し、ダルアー市マンシヤ地区などを占拠するシャーム解放機構などからなる反体制武装集団(「堅固な建造物」作戦司令室)は、シリア軍と南部戦線の停戦合意への対応に関して、公式な見解を発表していない。

**

クッルナー・シュラカー(6月18日付)によると、ロシア軍戦闘機が停戦発効後も、ダルアー市内各所を空爆した。

またシリア軍もヌアイマ村を砲撃したという。

AFP, June 17, 2017、AP, June 17, 2017、ARA News, June 17, 2017、Champress, June 17, 2017、al-Hayat, June 18, 2017、Kull-na Shuraka’, June 17, 2017、June 18, 2017、al-Mada Press, June 17, 2017、Naharnet, June 17, 2017、NNA, June 17, 2017、Reuters, June 17, 2017、SANA, June 17, 2017、SMART News, June 17, 2017、SNN, June 17, 2017、UPI, June 17, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダマスカス郊外県、ダルアー市などでシリア軍と反体制武装集団の戦闘続く(2017年6月17日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(6月17日付)によると、シリア軍がドゥーマー市近郊のナシャービーヤ町、リーハーン農場に進攻を試み、反体制武装集団(イスラーム軍)と交戦した。

**

ダルアー県では、SANA(6月17日付)によると、反体制武装集団がダルアー市カーシフ地区の住宅街を砲撃し、3人が負傷した。

一方、ダルアー市マンシヤ地区などを占拠するシャーム解放機構などからなる反体制武装集団(「堅固な建造物」作戦司令室)は声明を出し、早朝にダルアー市キャンプ地区内に進攻したシリア軍を撃退したと発表した。

**

クナイトラ県では、SANA(6月17日付)によると、ハーン・アルナバ市で自爆ベルトを着用した男性が自爆し、2人が死亡、5人が負傷した。

SANA, June 17, 2017

 

**

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジスル・シュグール市を砲撃した。

AFP, June 17, 2017、AP, June 17, 2017、ARA News, June 17, 2017、Champress, June 17, 2017、al-Hayat, June 18, 2017、Kull-na Shuraka’, June 17, 2017、al-Mada Press, June 17, 2017、Naharnet, June 17, 2017、NNA, June 17, 2017、Reuters, June 17, 2017、SANA, June 17, 2017、UPI, June 17, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

カーミシュリー市(ハサカ県)で当局に投降した73人が地元和解プロセスと一環として恩赦を受ける(2017年6月17日)

ハサカ県では、SANA(6月17日付)によると、カーミシュリー市内で、地元和解プロセスを受け入れ当局に投降した73人が、2016年政令第15号に従い、恩赦を受け、放免となった。

SANA, June 17, 2017

AFP, June 17, 2017、AP, June 17, 2017、ARA News, June 17, 2017、Champress, June 17, 2017、al-Hayat, June 18, 2017、Kull-na Shuraka’, June 17, 2017、al-Mada Press, June 17, 2017、Naharnet, June 17, 2017、NNA, June 17, 2017、Reuters, June 17, 2017、SANA, June 17, 2017、UPI, June 17, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

アフマド・ムアーッズ・ハティーブ氏は最高交渉委員会を批判し、脱会を宣言(2017年6月16日)

アフマド・ムアーッズ・ハティーブ氏は、サウジアラビアが支援する在外反体制活動家を主体とする最高交渉委員会からの脱会を発表した。

ハティーブ氏は、シリア革命反体制勢力国民連立の元代表で、現在は無所属活動家。

ハティーブ氏がサフワーン・アッカーシュ書記長に宛てた書状によると、脱会を決意したのは数ヶ月前だったが、事態が好転することに期待して発表を見送ってきたという。

脱会の理由として、ハティーブ氏は意思決定の曖昧さ、透明性の欠如、相矛盾した姿勢の断続、ヴィジョンの欠如、ジュネーブ会議への代表団選出の方法の曖昧さなどを挙げている。

Kull-na Shuraka’, June 18, 2017

AFP, June 18, 2017、AP, June 18, 2017、ARA News, June 18, 2017、Champress, June 18, 2017、al-Hayat, June 19, 2017、Kull-na Shuraka’, June 18, 2017、al-Mada Press, June 18, 2017、Naharnet, June 18, 2017、NNA, June 18, 2017、Reuters, June 18, 2017、SANA, June 18, 2017、UPI, June 18, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

イドリブ県政治委員会はアル=カーイダ系のシャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動に活動家や「自由シリア軍」メンバーの釈放を求める(2017年6月16日)

イドリブ県政治委員会を名乗る組織は声明を出し、アル=カーイダ系組織のシャーム解放機構とシャーム自由人イスラーム運動に対して、活動家や「自由シリア軍」メンバーに対する恣意的逮捕を停止し、逮捕者を釈放するよう求めた。

Kull-na Shuraka’, June 17, 2017

 

AFP, June 17, 2017、AP, June 17, 2017、ARA News, June 17, 2017、Champress, June 17, 2017、al-Hayat, June 18, 2017、Kull-na Shuraka’, June 17, 2017、al-Mada Press, June 17, 2017、Naharnet, June 17, 2017、NNA, June 17, 2017、Reuters, June 17, 2017、SANA, June 17, 2017、UPI, June 17, 2017などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.