シリア反体制勢力の動き(2014年5月21日)

デイリー・ビースト(5月21日付)は、米諜報筋の話として、シリアでの反体制武装闘争に参加している米国人ジハード主義者が「予想よりも多く、その一部は帰国を始めている」と述べた。

米諜報機関によると、シリアで活動するジハード主義武装集団に参加している米国人の数は、昨年度が数十人だったのが、最近の推計では100人以上にのぼっているという。

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『ハヤート』(5月22日付)によると、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣首班は、アスアド・ムスタファー国防大臣の辞表を受理し、国防副大臣を勤めるムハンマド・ヌール・ハッルーフ少将を暫定大臣に任命した。

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クッルナー・シュラカー(5月21日付)は、シリア国民評議会が事務局メンバーのジョルジュ・サブラー事務局長とフサイン・サイイド氏を罷免し、アナス・アルヌート氏とムティーア・バティーン氏を後任に任命したと発表したとの報道に関して、この要求が却下されたと伝えた。

同報道によると、事務局メンバー交代は、「革命指導部最高評議会」のメンバー3人によって評議会に要求されたが、却下されたのだという。

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Kull-na Shuraka', May 20, 2014
Kull-na Shuraka’, May 20, 2014

アレッポ県アターリブ市で活動する地元調整諸委員会など反体制組織6団体が共同声明を出し、アターリブ市革命評議会が同市の活動家を代表していないと発表した。

AFP, May 21, 2014、AP, May 21, 2014、ARA News, May 21, 2014、Champress, May 21, 2014、The Daily Beast, May 21, 2014、al-Hayat, May 22, 2014、Kull-na Shuraka’, May 21, 2014、al-Mada Press, May 21, 2014、Naharnet, May 21, 2014、NNA, May 21, 2014、Reuters, May 21, 2014、SANA, May 21, 2014、UPI, May 21, 2014などをもとに作成。

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諸外国の動き(2014年5月20日)

フランスのフランソワ・オランド大統領は、パリを訪れたシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長と会談し、パリにある連立の事務所を正式な「在外公館」として承認すると伝えた。

オランド大統領は、化学兵器などあらゆる武器を使用したアサド政権による弾圧ゆえに、連立を支持するとしたうえで、6月3日に投票が行われる大統領については「事態がこれほど危機的でなかったら、嘲っていただろう。1,000万人以上が難民・避難民となっているのに、どうやって選挙を行うのだ」と述べた。

一方、ジャルバー議長は、大統領選挙に関して「同盟国とともに、この茶番を止めさせるための措置を講じ、穏健な勢力を支援しようとしている」としたうえで、「我々は、イラン・イスラーム革命防衛隊が支援するアサドのテロ、ヒズブッラーのテロ、イラクの傭兵のテロと戦っている…。我々は、米国やロンドンでの会合、そしてパリで、バッシャール・アサドを筆頭とするあらゆる過激派、テロリストの軍事力に対抗するため、今が支援の時だと呼びかけた」と述べた。

『ハヤート』(5月21日付)が伝えた。

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スイスのポール・セーゲル国連大使は国連宛に書簡を提出し、加盟国58国を代表して、シリアでの紛争当事者の犯罪の国際刑事裁判所への提訴を求めるフランスの安保理決議案の採択への支持を表明した。

決議案への支持を表明したのは、EU諸国、日本、韓国など58カ国で、1月にも国際刑事裁判所への提訴を求めていた。

なお、複数の外交筋によると、米国は「国際刑事裁判所に関するローマ規程」に参加しておらず、この58カ国に名を連ねていないが、決議案を支持しているという。

AFP, May 20, 2014、AP, May 20, 2014、ARA News, May 20, 2014、Champress, May 20, 2014、al-Hayat, May 21, 2014、Kull-na Shuraka’, May 20, 2014、al-Mada Press, May 20, 2014、Naharnet, May 20, 2014、NNA, May 20, 2014、Reuters, May 20, 2014、SANA, May 20, 2014、UPI, May 20, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月20日)

シャームの民のヌスラ戦線は声明を出し、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、シャーム軍団、ムジャーヒディーン軍、フルカーン旅団、イスラーム戦線が17日に共同発表した「名誉憲章」(https://syriaarabspring.info/wp/?p=8332)を拒否するとの意思を示した。

ヌスラ戦線は声明で、「名誉憲章」が外国の圧力のもとに作成・発表され、「正統カリフ」への回帰の阻止を狙う勢力がその背後にいると批判、「自由、公正、安全の実現」という目標についても、「明確なイスラーム的言葉と案をもって修正」するよう求めた。

さらに外国人戦闘員(ムハージリーン)を排除する姿勢を示した点についても「シャームの門戸は、救済(ヌスラ)を望むすべての者に開かれている」と主張し、批判した。

このほか「復讐に依らない幹部らの公正な裁判」を求めた点については、「復讐は合法」と却下した。

またヌスラ戦線のサーミー・ウライディー氏は、イスラーム戦線のハッサーン・アッブード政治委員長とのツイッターでのやりとりのなかで「名誉憲章」を「アッラーの法に反する憲章が…シャリーアに沿うものでないことは明白だ」と述べ、拒否した。

ウライディー氏は、アブー・マーリヤー・カフターニー氏に次ぐヌスラ戦線のシャリーア法学者と目されている、という。

クッルナー・シュラカー(5月20日付)が伝えた。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、シャーム軍団、ムジャーヒディーン軍、フルカーン旅団、イスラーム戦線が共同発表した「名誉憲章」を受諾するようすべての反体制武装勢力に呼びかけ、支持を表明した。

なお「名誉憲章」を発表したイスラーム戦線などの武装集団は、いわゆる連立および欧米諸国が支援するとしている「穏健な反体制派」には含まれない。

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シリア国民評議会は声明を出し、事務局メンバーのジョルジュ・サブラー事務局長とフサイン・サイイド氏を罷免し、アナス・アルヌート氏とムティーア・バティーン氏を後任に任命したと発表した。

マサール・プレス(5月20日付)によると、サブラー氏は事務局長職も解任される見込みだという。

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シリア革命反体制勢力国民連立のハイサム・マーリフ法務委員長は、カイロでアラブ連盟のナビール・アラビー事務総長と会談し、連盟の代表ポスト獲得などについて協議した。

マーリフ法務委員長は会談後、「問題は終わった。連盟本部で来月、特別会合が開かれ、代表ポストの引き渡しが協議されるだろう」と述べた。

『ハヤート』(5月21日付)が伝えた。

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ARA News(5月20日付)によると、ハサカ県ダイリーク市の対トルコ国境で、トルコ国境警備隊によるクルド人女性と子供2人射殺(18日)に抗議するデモが行われ、多数の住民が参加した。

AFP, May 20, 2014、AP, May 20, 2014、ARA News, May 20, 2014、Champress, May 20, 2014、al-Hayat, May 21, 2014、Kull-na Shuraka’, May 20, 2014、al-Mada Press, May 20, 2014、Masar Press Agency, May 20, 2014、Naharnet, May 20, 2014、NNA, May 20, 2014、Reuters, May 20, 2014、SANA, May 20, 2014、UPI, May 20, 2014などをもとに作成。

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大統領選挙をめぐる動き(2014年5月20日)

シリア北東部で自治を推し進める西クルディスタン移行期民政局執行評議会ジャズィーラ地区、コバネ、アフリーン地区の三つの自治政府は共同声明を出し、6月3日に投票が行われる大統領選挙に関して、国内での暴力停止を優先すべきだとの意思を表明、その実施に消極的な姿勢を示した。

Kull-na Shuraka', May 20, 2014
Kull-na Shuraka’, May 20, 2014

民主統一党が主導する三つの自治政府は声明で、選挙が「危機長期化とシリア人どうしの日々の殺戮の増加、飢餓をもたらし、単一の民主的多元主義のもとでの共生という国民の希望を実現することを妨げる」と批判した。

そのうえで、「国の歴史におけるこの困難な段階での大統領選挙は、賢く正しい決定ではない。すべてのシリア人は流血停止に貢献せねばならず、そのうえで国の未来にふさわしい総意に基づく解決策へと至らねばならない。そしてその後に、我々は大統領選挙について話すことができ、そのなかですべての当事者が立候補であれ、投票であれ自らの権利を行使するべきだ」と主張した。

しかし、クッルナー・シュラカー(5月20日付)によると、西クルディスタン移行期民政局は「自治区」での大統領選挙の選挙運動や支持デモ・集会を黙認している、という。

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SANA(5月20日付)によると、ダマスカス県(アルヌース地区、高等教育省、ムハージリーン区)、ダマスカス郊外県ジュダイダト・アルトゥーズ町、ラウダ町、ダルアー市、ハサカ市、アレッポ市、ヒムス市、ヒムス市フワーリーン村、カルヤタイン市、マンズール村、ハムラー地区ト村、タドムル市、タルトゥース市、ラタキア市、ラタキア県ジャブラ市、ハマー市、イドリブ市で、大統領選挙実施と軍による「テロとの戦い」を支持するデモ、集会が開かれ、バアス党地方幹部、人民諸組織、職業諸組合、市民らが参加、アサド大統領への支持を表明した。

AFP, May 20, 2014、AP, May 20, 2014、ARA News, May 20, 2014、Champress, May 20, 2014、al-Hayat, May 21, 2014、Kull-na Shuraka’, May 20, 2014、al-Mada Press, May 20, 2014、Naharnet, May 20, 2014、NNA, May 20, 2014、Reuters, May 20, 2014、SANA, May 20, 2014、UPI, May 20, 2014などをもとに作成。

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大統領選挙をめぐる動き(2014年5月19日)

ハサカ県のムハンマド・ザアール・アリー県知事はシャームFM(5月19日付)で、ハサカ県における大統領選挙投票(6月3日予定)が西クルディスタン移行期民政局のもとで実施されるだろう、と述べるとともに、クルド人および移行期民政局に対して、選挙への参加を通じて愛国心を表明することに謝意を示した。

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SANA, May 19, 2014
SANA, May 19, 2014

大統領選挙に立候補しているハッサーン・アブドゥッラー・ヌーリー元国務大臣は、SANA(5月19日付)のインタビューに応じ、自身の政策綱領などについて語った。

ヌーリー元国防大臣は、自身の支持基盤に関して、「私は無の状態から出馬したのではないが、私には政党もなければ、伝統的な党基盤も持ち合わせていない。私が持っているものは、シリア国民とその慈愛であり、それは私がダマスカス工業会議所書記長や国務大臣、人民議会議員、大学教授として公務を行うのに資した」と述べたうえで、自身の立候補が「シリア、民主主義にとっての勝利」と評した。

またヌーリー元国務大臣は「私は、政治ではなく、雇用機会、生活必需品の確保といった

ニーズに関心のあるサイレント・マジョリティを代表している…。体制の色には染まっていないが、反体制派にも与していない」と強調した。

ヌーリー元国務大臣はさらに「人民議会での投票は第2回投票(国民による直接投票)よりも重要ではないが、40人以上の議員の支持(推薦)を得られたことは、自分のビジョンが支持を得ていることを示している」と述べた。

一方、現下の紛争に関して、ヌーリー元国務大臣は、西側諸国や一部地域諸国・アラブ諸国の介入により、シリアはその存在にかかわるような陰謀にさらされたとしたうえで、「シリア人の抵抗力とシリア・アラブ軍の勇敢さにより、シリアへの陰謀を企てた国は挫折した」と述べ、国内情勢が好転しているとの見方を示した。

また、反体制武装集団への対応については、一定の限度のもとに寛容を示し、恩赦を行うことで、包括的公民和解を推し進めるべきだとの立場を表明するとともに、タクフィール主義者については「イスラーム教徒は無縁だ」と非難、シリア革命反体制勢力国民連立に代表される「五つ星ホテル反体制派」についても「外国の諜報機関とつながりがある」と糾弾し、対話を拒否すると述べた。

他方、内政に関して、ヌーリー元国務大臣は、政府の危機管理の不備が立候補するに至る理由の一つになったとしたうで、「問題は危機管理だけではなく、過去数年にわたり、行政には明らかな弛みと腐敗が見られたが、その解決の兆しや解決に向けた計画はなかった…。透明性や説明責任にかかる政府の計画は脆弱で、行政幹部の人選は明確な基準を欠いた個人主義に依存している」と批判、抜本的な行政改革が必要だと主張した。

経済政策について、ヌーリー元国務大臣は、シリアの経済体制を「色も味もなく、社会主義なのか自由主義なのか分からない」と批判したうえで、「自由主義経済」体制を導入し、「国民の社会的ニーズ」に対応する必要があると強調、主権や独立を維持したうえで「世界(経済)システム」のもとでの復興を推し進めるべきだと述べた。

ヌーリー元国防大臣によると、復興には60~80億ドルの資金、さらには雇用機会の創出、生活水準や医療教育分野の改善が必要だとしたうえで、在外居住者の投資を呼びかけ、国際機関などからの資金援助(債務)への依存には消極的な姿勢を示した。

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SANA, May 19, 2014
SANA, May 19, 2014

SANA(5月19日付)によると、ダマスカス県(ラウダ広場、ダマスカス大学医学部前)、アレッポ市(ハッサーン・カイヤーリー学校)、ハマー県サフサーフィーヤ村、ヒムス市郊外工業団地地区、ヒムス県タドムル市、タルトゥース市、スワイダー市、スワイダー県ニムラ村、イドリブ市で、大統領選挙実施や軍による「テロとの戦い」支持を訴える集会が開かれ、市民、人民諸組織、職業諸組合、バアス党地方幹部らが出席し、アサド大統領への支持を訴えた。

AFP, May 19, 2014、AP, May 19, 2014、ARA News, May 19, 2014、Champress, May 19, 2014、al-Hayat, May 20, 2014、Kull-na Shuraka’, May 19, 2014、al-Mada Press, May 19, 2014、Naharnet, May 19, 2014、NNA, May 19, 2014、Reuters, May 19, 2014、SANA, May 19, 2014、Sham FM, May 19, 2014、UPI, May 19, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月18日追記)

アレッポ市地元評議会(アブドゥルアズィーズ・マグリビー議長)は決定第59号を出し、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣との協業を中止すると発表した。

トゥウマ暫定政府が、アレッポ市内の「解放区」の清掃、地元自治体職員の給与支払い、電力供給などにかかわる計画を実行に移さないことが中止の理由。

Kull-na Shuraka', May 19, 2014
Kull-na Shuraka’, May 19, 2014

Kull-na Shuraka’, May 19, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月18日)

シリア国民評議会は、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、シャーム軍団、ムジャーヒディーン軍、フルカーン旅団、イスラーム戦線が共同発表した「名誉憲章」について「現段階の客観的ニーズに応えた…正しい方向へのステップ」「軍事活動と革命・政治活動を架橋する余地を与える」と評価、支持を表明した。

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シリア人権監視団は声明を出し、西クルディスタン移行期民政局執行評議会に対し、「アサーイシュと人民防衛隊による人権侵害の即時中止、すべての言論犯、政治犯の即時釈放、アサーイシュ、人民防衛隊での児童の雇用停止を求めた。

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エジプト在住のシリア人反体制活動家ら9人からなる代表団がカイロでエジプトのナビール・ファフミー外務大臣と会談し、シリア情勢への対応について協議した。

ワリード・ブンニー氏によると、会談に出席したのは、自身のほか、アフマド・ムアーッズ・ハティーブ氏(シリア革命反体制勢力国民連立前議長)、アーリフ・ダリーラ氏、ハイサム・マンナーア氏(民主的変革諸勢力国民調整委員会在外局長)ら「無所属活動家」9人。

エジプト外務省によると、会談で代表団は、現下の混乱を脱却するための活動方法や、アラブ諸国、諸外国との関係のありように関するビジョンを示したという。

またブンニー氏によると、代表団は、エジプトの政治的安定が、シリアの危機解決などといったアラブ諸国の諸問題の解決に資する、との立場を表明したという。

AFP, May 18, 2014、AP, May 18, 2014、ARA News, May 18, 2014、Champress, May 18, 2014、al-Hayat, May 19, 2014、Kull-na Shuraka’, May 18, 2014、al-Mada Press, May 18, 2014、Naharnet, May 18, 2014、NNA, May 18, 2014、Reuters, May 18, 2014、SANA, May 18, 2014、UPI, May 18, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月17日追記)

有識者、市民、活動家ら31人が声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の拠点に対する軍事介入を米国に要請するようシリア革命反体制勢力国民連立に求め、賛同を呼びかけた。

発起人は以下の通り:

1. イヤード・シュルバジー(記者、作家)
2. ファルハーン・マタル(記者、作家)
3. アーザード・ワーディー(政治活動家)
4. マアン・ムーサッリー(市民)
5. アドナーン・アブドゥッラッザーク(記者)
6. イヤード・ハリーリー(市民)
7. マーヒル・アスィーリー(薬学生)
8. アウス・アルズ(作家、脚本家)
9. ズィヤード・ムナッズィル(市民)
10. ファーディー・ハイダル(市民)
11. アズィーズ・アスアド(市民)
12. アブドゥルアズィーズ・ハッジュー(市民)
13. ニールミーン・フドリー(市民)
14. マアン・ムーサッリー(市民)
15. アフマド・ザフル・バーン(市民)
16. ムハンマド・ハンムード(記者)
17. アフマド・カーディブ(医師)
18. ムディッル・サアドッディーン(在外居住者)
19. ハッサーン・ムハンマド(技師)
20. ハイフィー・ブーズー(メディア関係者)
21. ヤマーン・サンマーン(市民)
22. アフマド・サーリム(活動家)
23. アーミル・サーイグ(市民)
24. サーリヤ・アフマド(大学生)
25. ジュワーン・フサイン(市民)
26. ハリール・アスファル(活動家)
27. アブドゥッラー・ハムダーン(市民)
28. バッシャール・スルターン(市民)
29. ヒシャーム・フーファル(市民)
30. アリー・シュルバジー(事業家)
31. ザーヒル・バシール・ターリブ(作家、研究者)

クッルナー・シュラカー(5月17日付)などが伝えた。

al-Hayat, May 18, 2014、Kull-na Shuraka’, May 17, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月17日)

アジュナード・シャーム・イスラーム連合、シャーム軍団、ムジャーヒディーン軍、フルカーン旅団、イスラーム戦線は「名誉憲章」を共同発表し、アサド政権打倒とイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)の排除を確認した。

「名誉憲章」において、反体制武装集団は、「革命運動の規則が我々の正統なる宗教の裁定に依拠している」としつつ、「シリア革命は、道徳と価値の革命であり、すべての人種、宗派的要素からなる多様な社会的調和をもって、シリア社会の自由、公正、安全の実現をめざす…。シリア革命は我々の正統な宗教が奨励する人権尊重に専念する」と強調した。

また、「武装革命の目的が体制打倒…と、復讐に依らない幹部らの公正な裁判にある」ことを確認し、「正規軍、非正規軍、イラン、ヒズブッラー、アブー・ファドル・アッバース旅団といった傭兵、さらにはイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のように我らが住民に敵対し、背教宣告を行うすべての者を駆使して、我らが人民に対するテロを行うシリア政府に対して、革命は軍事的に攻撃する」と主唱、アサド政権打倒後に「圧力や強制とは無縁の正義、法、自由の国家の建設」をめざすと宣言した。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアスアド・ムスタファー移行期政府国防大臣はアラビーヤ(5月17日付)に、15日のアレッポ県バーブ・サラーマ国境通行所での自動車爆弾によるテロに関して、現場を視察したとしたうえで、「2日前に軍の偵察機が現場上空を偵察していた」といった理由を挙げ、アサド政権による犯行だと断じた。

AFP, May 17, 2014、Alarabia, May 17, 2014、AP, May 17, 2014、ARA News, May 17, 2014、Champress, May 17, 2014、al-Hayat, May 18, 2014、Kull-na Shuraka’, May 17, 2014、al-Mada Press, May 17, 2014、Naharnet, May 17, 2014、NNA, May 17, 2014、Reuters, May 17, 2014、SANA, May 17, 2014、UPI, May 17, 2014などをもとに作成。

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大統領選挙をめぐる動き(2014年5月17日)

大統領選挙に立候補しているハッサーン・アブドゥッラー・ヌーリー元国務大臣は、ロイター通信(5月17日付)に対し、選挙戦における最大の困難に関して「問題は、14年間大統領を務め、シリアの偉大なる大統領の息子であるバッシャール・アサドと争っていることだ」としつつ、「大いなる勇気をもって自らの綱領を示し、政権を争うべきだ。私はアサドを支持していない。最後まで争う」と述べた。

ヌーリー元国防大臣は、また西側諸国との関係改善に努める必要があると強調する一方、現下の紛争への対応について候補者3人に政策の違いはなく、いずれも反体制武装集団およびその支援者と対抗するという軍事的戦略を進めようとしていると述べた。

また現下の政治体制については、一部の人々が「この新たな民主主義…に疑念と恐怖」を抱いているとしつつ、大統領選挙においては国営メディアなどが3人に立候補者を公正にとりあげている、と評価した。

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SANA(5月17日付)によると、ダマスカス郊外県ハラスター市(ダーヒヤト・アサド)、上ハフィール町、ダマスカス県ユーズフ・アズマ広場、ヒムス市マフラム地区、スワイダー市、ハマー市バアス大学分校、ハサカ市、ハサカ県カーミシュリー市、イドリブ市、ラタキア市で、大統領選挙実施支持を訴えるデモ集会が開かれ、バアス党幹部、人民諸組織、職業諸組合、市民らがアサド大統領への支持を訴えた。

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国内で反体制活動を行うシリア国家建設潮流(ルワイユ・フサイン代表)は声明を出し、6月3日に投票が予定されている選挙を「茶番」と非難、ボイコットすると宣言した。

AFP, May 17, 2014、AP, May 17, 2014、ARA News, May 17, 2014、Champress, May 17, 2014、al-Hayat, May 18, 2014、Kull-na Shuraka’, May 17, 2014、al-Mada Press, May 17, 2014、Naharnet, May 17, 2014、NNA, May 17, 2014、Reuters, May 17, 2014、SANA, May 17, 2014、UPI, May 17, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月16日)

イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)ヒムス州のワーリー、アブー・アブドゥッラフマーン氏は声明を出し、ヒムス県のスワイス家を「アッラーと宗教の敵、体制の手先」と批判し、同家が暮らすタルビーサ市、ラスタン市、ガントゥー市、ザアフラーナ村を「ムジャーヒディーンにとって合法的な標的」と位置づけるとともに、住民に72時間以内に避難するよう呼びかけた。

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ダマスカスおよび同郊外軍事評議会議長のハーリド・ハッブース大佐は声明を出し、自らが2012年9月に結成した同評議会の指揮権を、アンマール・ニムル空軍大佐に委譲すると発表した。

指揮権の委譲は、評議会のすべての部隊の代表者が出席した会合を受けて決断され、ダマスカス軍事評議会の指揮と組織を再編することが目的だという。

なおクッルナー・シュラカー(5月16日付)によると、これによるダマスカスおよび同郊外軍事評議会の執行部は以下の通り改編したという:

司令官:アンマール・ニムル空軍大佐
副司令官:ムハンマド・ファールーク大佐
第二副司令官兼連絡調整局長:ムハンマド・ウサーマ大佐
軍事委員会議長:ハーリド・ハッブース大佐
政治局長:サービト・アラビー氏
財務局長:ムンズィル・ムハンマド会計士
医務局長:ウマル・アブー・クタイバ少佐
法務シャリーア局長:イスマーイール・アブー・マスウード氏
武器局長:ムハンマド・アリー・シャーミー大尉
兵站支援局長:ズィヤード・アブー・フサーム氏
広報担当官:アリー・イブラーヒーム氏
報道官:ウルーバ・バラカート女史

AFP, May 16, 2014、AP, May 16, 2014、ARA News, May 16, 2014、Champress, May 16, 2014、al-Hayat, May 17, 2014、Kull-na Shuraka’, May 16, 2014、al-Mada Press, May 16, 2014、Naharnet, May 16, 2014、NNA, May 16, 2014、Reuters, May 16, 2014、SANA, May 16, 2014、UPI, May 16, 2014などをもとに作成。

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大統領選挙をめぐる動き(2014年5月16日)

SANA(5月16日付)のよると、ダマスカス県、スワイダー市、イドリブ市などで、バアス党支部の主催によりアサド大統領への支持を表明する集会が開かれ、人民諸組織、職業諸組合、市民らが参加した。

これに関して、『ハヤート』(5月17日付)によると、反体制活動家らは、これらのデモ(ダマスカス県ウマイヤ・モスクに隣接する地区、ダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ地区)に、イラク人、レバノン人の民兵司令官らが参加し、ヒズブッラーやアブー・ファドル・アッバース旅団の旗を掲げ、アサド大統領への支持を表明したと主張した。

AFP, May 16, 2014、AP, May 16, 2014、ARA News, May 16, 2014、Champress, May 16, 2014、al-Hayat, May 17, 2014、Kull-na Shuraka’, May 16, 2014、al-Mada Press, May 16, 2014、Naharnet, May 16, 2014、NNA, May 16, 2014、Reuters, May 16, 2014、SANA, May 16, 2014、UPI, May 16, 2014などをもとに作成。

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シリア国内の暴力(2014年5月15日)

アレッポ県では、アレッポ・ニュース・ネットワーク(5月15日付)によると、対トルコ国境に位置するバーブ・サラーマ国境通行所に近いバス発着場(カラージュ・サッジュー)で爆弾が仕掛けられた車が爆発し、シリア人権監視団によると29人が死亡(シリア人権監視団が16日に発表したところによると、死者数は43人)、クッルナー・シュラカー(5月15日付)によると150人以上が死傷した。

ARA News, May 15, 2014
ARA News, May 15, 2014

爆発を受け、トルコ領内から救急車輌15台が現場に入り、負傷者らを搬送したという。

またシリア人権監視団によると、アターリブ町一帯を軍が5度にわたって空爆し、反体制武装集団戦闘員4人が死亡、16人以上が負傷した。

一方、SANA(5月15日付)によると、アレッポ市ライラムーン地区、アーミリーヤ地区、ラーシディーン地区、ブスターン・カスル地区、旧市外、バニー・ザイド地区、ブスターン・バーシャー地区、アレッポ中央刑務所周辺、マーリア市、タッル・リフアト市、カフルダーイル村、ダイル・ハーフィル市、アターリブ市、ハーン・アサル村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、サルマダー町一帯を軍が空爆し、女性5人を含む21人が死亡した。

一方、SANA(5月15日付)によると、サルマダー市郊外、カフルルーマー町、トゥウーム町、ラーミー町、マヒーン町、タッル・ハッターブ村で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市の野戦病院を軍のヘリコプターが「樽爆弾」で空爆し、子供3人を含む5人が死亡した。

一方、SANA(5月15日付)によると、ダルアー市マンシヤ地区、ミスリー交差点周辺、郵便局一帯、旧税関地区など、ジーザ町、ブスラー・シャーム町、マアルバ町、アトマーン村、タイバ町、ハーッラ丘、ナワー市周辺で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ジュバイラ地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団と軍が交戦した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、3月にイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が爆破・半壊させていたラッカ市のウワイス・カラニー・モスク廟で再び爆弾を爆発させた。

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ダマスカス郊外県では、SANA(5月15日付)によると、ダーライヤー市、アーリヤ農場、ハラスター市、ムライハ市周辺、ダイル・アサーフィール市・ザバディーン市間で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員らを殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(5月15日付)によると、ジャウバル区で、軍が反体制武装集団の追撃を続け、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(5月15日付)によると、カーミシュリー市で反体制武装集団の戦闘員30人が当局に投降した。

AFP, May 15, 2014、AP, May 15, 2014、ARA News, May 15, 2014、Champress, May 15, 2014、al-Hayat, May 16, 2014、May 17, 2014、Kull-na Shuraka’, May 15, 2014、al-Mada Press, May 15, 2014、Naharnet, May 15, 2014、NNA, May 15, 2014、Reuters, May 15, 2014、SANA, May 15, 2014、UPI, May 15, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月15日)

ダイル・ザウル県では、ARA News(5月15日付)によると、ダイル・ザウル市内で活動する33の反体制武装集団が、市内での戦闘を禁止する合意を結んだ。

AFP, May 15, 2014、AP, May 15, 2014、ARA News, May 15, 2014、Champress, May 15, 2014、al-Hayat, May 16, 2014、Kull-na Shuraka’, May 15, 2014、al-Mada Press, May 15, 2014、Naharnet, May 15, 2014、NNA, May 15, 2014、Reuters, May 15, 2014、SANA, May 15, 2014、UPI, May 15, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月14日追記)

ハサカ県では、ARA News(5月15日付)によると、シリア・クルディスタン民主党幹部のバッシャール・アミーン氏がハサカ市で西クルディスタン移行期民政局アサーイシュに拘束され、イラク・クルディスタン地域に追放された。

ARA News, May 14, 2014をもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月14日)

シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣首班はトルコのガズィアンテップ市でマーティン・リデゴー外務大臣と会談した。

Kull-na Shuraka', May 14, 2014
Kull-na Shuraka’, May 14, 2014

会談に合わせ、両氏は、「自由アレッポ警察」の発足を発表、デンマークの支援のもとにアレッポ市での警察活動を開始したことを明らかにした。

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シリア人権監視団は、2014年に入ってシリア国内の治安機関や軍の拘置所での死亡者数が847人に達していると発表した。

この数値は、拷問で死亡、ないしは戦場で処刑したとされる犠牲者の遺族からの情報に基づくものだ、犠牲者のなかには子供15人、女性6人が含まれているという。

またこれ以外に1万8,000人以上の行方不明者が、シリア国内の拘置所で拘束されていると思われるという。

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シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、「数ヶ月におよぶ戦闘の末、革命家たちは、シリア北部のほぼ全域でイラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)を殲滅した」と主張する一方、「ダーイシュのメンバーとシリア政府にはつながりがある」と断じ、15日にロンドンで開催される「シリアの友連絡グループ」参加各国に対して、「自由シリア軍へのさらなる支援」を要請した。

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シリア人権監視団によると、ハマー県では、複数の反体制武装集団が、同県西北部解放のため「ファトフ・ミン・アッラー作戦司令室」を結成した。

AFP, May 14, 2014、AP, May 14, 2014、ARA News, May 14, 2014、Champress, May 14, 2014、al-Hayat, May 15, 2014、Kull-na Shuraka’, May 14, 2014、al-Mada Press, May 14, 2014、Naharnet, May 14, 2014、NNA, May 14, 2014、Reuters, May 14, 2014、SANA, May 14, 2014、UPI, May 14, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月13日追記)

『ハヤート』(5月15日付)は、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長ら一行がホワイトハウスでバラク・オバマ米大統領、スーザン・ライス国家安全保障問題担当大統領補佐官らと会談したと報じた。

『ハヤート』は5月14日付の段階では、ライス補佐官が一行に対応したと報じていた。

Kull-na Shuraka', May 14, 2014
Kull-na Shuraka’, May 14, 2014

連立のナジーブ・ガドバーン氏(在米)によると、会談は2時間におよび、連立筋によると会合の「雰囲気は良好で、会談は実り多かった」という。

ガドバーン氏によると、オバマ大統領はアサド政権が正統性を失っていることを改めて確認する一方、「自由シリア軍への武器供与案をこれまで以上に受け入れた」と述べた。

だが、米国による武器供与の是非、そして詳細についてはコメントしなかった。

ホワイトハウスも声明で、「アサド大統領が正統性を失い、シリアの未来に彼の居場所はない」ことをオバマ大統領が会談で確認したとしたうえで、シリア政府と反体制勢力の双方に政治的解決と移行期に向けた義務を履行するよう求めた、と発表した。

連立一行は、ジャルバー議長、ガドバーン氏のほか、自由シリア軍参謀委員会のアブドゥルイラーフ・バシール参謀長、ミシェル・キールー氏、サラーフ・ダルウィーシュ氏、アナス・アブダ氏からなっていた。

al-Hayat, May 15, 2014、Kull-na Shuraka’, May 14, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月13日)

ダルアー県などシリア南部で活動するとされる自由シリア軍所属の武装集団60団体が「自由シリア軍南部戦線」の名で共同声明を出し、シャームの民のヌスラ戦線によるシリア南部戦線アフマド・ファフド・ニウマ大佐らの逮捕に対抗し、彼らが釈放されるまで、ヌスラ戦線の軍事作戦に参加せず、いかなる協力も行わないと宣言した。

ニウマ大佐らは5月5日に逮捕され、その後無罪放免となったと報じられたが、今なお拘束されているという。

自由シリア軍南部戦線はまた、首都ダマスカスとヨルダン国境の間に位置する一帯(ハウラーン地方)における統一シャリーア委員会を唯一の司法機関とし、同委員会の令状なく「自由シリア軍」戦闘員を尋問、逮捕することを禁じると決定した。

共同声明に署名した武装集団は以下の通り:

1. シリア南部革命家戦線
2. シリア革命家戦線
3. ヤルムーク師団
4. ハムザ師団
5. 3月18日師団
6. 第1コマンド師団
7. 第24歩兵師団
8. ファッルージャ・ハウラーン旅団
9. ムウタスィム・ビッラー旅団
10. アームード・ハウラーン旅団
11. シャバーブ・スンナ旅団
12. スンナの獅子の盾旅団
13. ムハージリーン・ワ・アンサール軍
14. 自由殉教者旅団
15. 殉教者マンスール・ハリーリー旅団
16. ジスル・ハウラーン旅団
17. ハウラーン大隊統合旅団
18. 殉教者アフマド・ハラフ旅団
19. タバールク・ラフマーン旅団
20. ミーザーン旅団
21. ハウラーンの鷹旅団
22. サラーフッディーン旅団
23. 第一騎兵連隊
24. 第二騎兵連隊
25. 二大聖地旅団
26. ムウタッズ・ビッラー旅団
27. ヒムス・ワリード旅団
28. イスラーム暁旅団
29. ハウラーン外国人旅団
30. ジャイドゥール旅団
31. アバービール・ハウラーン旅団
32. ヤルムーク殉教者旅団
33. カラーマ旅団
34. 特殊部隊旅団
35. ウルーバ旅団
36. ナワー自由人旅団
37. ウサーマ・ブン・ザイド旅団
38. ハウラーン嵐旅団
39. 殉教者ラーイド・ミスリー旅団
40. 機甲連隊
41. バドル・ハウラーン旅団
42. イッズ・ブン・アブドゥッサラーム旅団
43. イスラームの獅子旅団
44. 西部郊外鷲旅団
45. ハビーブ・ムハンマド旅団
46. 南部嵐旅団
47. サービリーン旅団
48. ウマル・ムフタール旅団
49. ラジャーの盾旅団
50. ハック旅団
51. 輝けるメディナ旅団
52. シャーム解放師団
53. ダマスカス殉教者旅団
54. 祖国の盾旅団
55. サイフッラー・マスルール旅団
56. フルサーン・ハック旅団
57. ガブガーブ殉教者旅団
58. ヤルムーク自由人旅団
59. アッバース旅団
60. 南部戦線で活動する全部隊

**

米国を訪問中のシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長ら一行は、バラク・オバマ米大統領と会談するためにホワイトハウスを訪問した。

しかし、オバマ大統領との会談は実現せず、スーザン・ライス国家安全保障問題担当大統領補佐官が対応した。

『ハヤート』(5月14日付)によると、会談でジャルバー議長は、反体制勢力の統合をライス補佐官に誓約したという。

ジャルバー議長ら一行はホワイトハウス訪問をもって米国訪問の全日程を終え、シリアの友連絡グループ会合に出席するため英国のロンドンに向かって発った。

AFP, May 13, 2014、AP, May 13, 2014、ARA News, May 13, 2014、Champress, May 13, 2014、al-Hayat, May 14, 2014、Kull-na Shuraka’, May 13, 2014、al-Mada Press, May 13, 2014、Naharnet, May 13, 2014、NNA, May 13, 2014、Reuters, May 13, 2014、SANA, May 13, 2014、UPI, May 13, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月12日追記)

ラジオ・ロザナ(5月13日付)によると、国内で反体制活動を続けるズハイル・ガンヌース氏、マイス・クライディー氏、バースィル・クワイフィー氏、ハーリド・ナースィル氏、ヤースィル・カリーム氏、バッシャール・ヌーリー氏らがダマスカス県ウマイヤ・ホテルで会合を開き、新たな反体制組織「国民行動救済戦線」を発足した。

SANA(5月12日付)によると、戦線は「みなのためのシリア」をスローガンとし、結成会合では、時期内閣が行うべき政策、汚職撲滅策、選挙制度、国会改編、社会におけるコミュニケーションの活性化などが審議された。

Kull-na Shuraka’, May 13, 2014、Radio Rozana, May 13, 2014、SANA, May 12, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月12日)

シャームの民のヌスラ戦線の福祉総局は声明を出し、6日から続けられているアレッポ市西部(シリア政府支配地域)への水道供給遮断に関して、「政府軍戦闘機による主要道路への再三にわたる空爆で、道路の地下に設置されている水道が寸断され…。必要な修復作業が完了するまで、主戦を閉鎖した」ためだと弁明した。

Kull-na Shuraka', May 12, 2014
Kull-na Shuraka’, May 12, 2014

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米国を訪問中のシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長ら一行は、国防総省を訪れ、マイケル・シーハン次官補、マイケル・ランプキン次官補代理と会談した。

『ハヤート』(5月13日付)によると、会談で連立側は、自由シリア軍参謀委員会への「高性能兵器」の供与を懇願したが、米国側は「高性能兵器供与の誓約は行わず、意見交換の大部分はアル=カーイダとつながりのある過激派との戦いに裂かれた」という。

ジャルバー議長ら一行はまた、ダイアン・ファインスタイン上院情報特別委員会委員長(民主党)、マルコ・ルビオ上院議員(共和党)、ディック・ダービン上院議員(民主党)、ミッチ・マコーネル下院議員と会談し、米国の軍事支援などの可否について協議したという。

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米国を訪問中のシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長は、バラク・オバマ米大統領との会談に先立ってアラビーヤ(5月12日付)のインタビューに応じ、「反体制勢力は、体制でもない、過激派でもない第三の道だ」としたうえで、米国との戦略的関係強化を主唱、欧米諸国による「解放区」への飛行禁止空域設定を懇願した。

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ARA News(5月12日付)は、ジャムシード・ウマルを名乗る活動家の情報として、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)がマンビジュ市民に対して電力使用税を新たに課したと報じた。

この電力使用税は、居住用住宅に対しては一部屋あたり100シリア・ポンド、商店については1,000~3,000シリア・ポンドの納付を求めるものだという。

AFP, May 12, 2014、Alarabia, May 12, 2014、AP, May 12, 2014、ARA News, May 12, 2014、Champress, May 12, 2014、al-Hayat, May 13, 2014、Kull-na Shuraka’, May 12, 2014、al-Mada Press, May 12, 2014、Naharnet, May 12, 2014、NNA, May 12, 2014、Reuters, May 12, 2014、SANA, May 12, 2014、UPI, May 12, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月11日追記2)

クッルナー・シュラカー(5月13日付)によると、シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ暫定内閣はトルコのガズィアンテップ市で閣議を開き、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が攻勢を続けるダイル・ザウル県に100万米ドルの緊急支援を行うことを了承した。

また閣議では、ヒムス市旧市街から退去した「英雄的戦闘員」に対して、1人あたり200ドル、総額で25万ドルの慰労金を支給すること、アレッポ県への50万ドルの支援、ハマー県西部への40万ドルの支援、クナイトラ県への30万ドルの支援を行うことなどを承認した。

Kull-na Shuraka’, May 13, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月11日追記)

イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のアブー・ムハンマド・アドナーニー報道官は音声声明(https://www.youtube.com/watch?v=Va0xQt-p768)を出し、アル=カーイダの指導者アイマン・ザワーヒリー氏に対して、「過ちを認め」、シャームの民のヌスラ戦線の忠誠を拒むよう迫るとともに、シリアからの撤退を拒否した。

アドナーニー報道官はザワーヒリー氏に対し「あなたとあなたのアル=カーイダを二つの選択肢の前に置いている。過ちを続け…、世界のムジャーヒディーンの離反と対立を続けるか、自らの過ちを認め、正すかだ」としたうえで、「我々はあなたに改めて手を差し伸べ、もっとも義しきサラフのもっとも義しき末裔となそう。ウサーマ(・ビン・ラーディン)師はムジャーヒディーンを一つの言葉でまとめた。あなたはそれを完全に引き裂いた」と非難した。

そのうえでアドナーニー師は、ヌスラ戦線を「裏切り者」と評したうえで、ザワーヒリー師に対し「まずは過ちを撤回し…、裏切り者の忠誠を退けるよう呼びかける」と述べ、「我々にシャームからの撤退を唱導していることに関して、改めて言いたい。イスラーム法、知性、そして現状を踏まえると、これはほぼ不可能な命令だ…。アッラーの法のもとにムジャーヒディーンが治める地から撤退し…、(シリア革命反体制勢力国民)連立、裏切り者の(ヌスラ)戦線とその盗人どもにこれを明け渡すことにアル=カーイダが甘んじたとしても…、我らが主、そして我らが宗教はそうなることを拒むだろう」と付言した。

一方、アドナーニー報道官は、イラン、サウジアラビアといった諸外国に対しては先人の忠告や指示に従い行わない、との姿勢を明示した。

ARA News, May 12, 2014、al-Hayat, May 13, 2014、Kull-na Shuraka’, May 12, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月10日追記)

イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)のシャリーア委員会は声明を出し、アレッポ県内の支配地域の「啓典の民」の富裕層に対してジズヤを科す決定を下したと発表した。

ARA News(5月11日付)が伝えた。

ARA News, May 11, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月10日)

シリア人権監視団は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が10日、ダイル・ザウル県西部ほぼ全域をシャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線などとの交戦の末に制圧した、と発表した。

同監視団によると、ダイル・ザウル県西部での一連の戦闘で、ダーイシュのカザフスタン人司令官1人を含む7人が死亡する一方、ヌスラ戦線、イスラーム戦線側も12人が死亡、10日間にわたる双方の死者総数は230人以上に達したという。

AFP, May 10, 2014、AP, May 10, 2014、ARA News, May 10, 2014、Champress, May 10, 2014、al-Hayat, May 11, 2014、Iraqinews.com, May 10, 2014、Kull-na Shuraka’, May 10, 2014、Naharnet, May 10, 2014、NNA, May 10, 2014、Reuters, May 10, 2014、SANA, May 10, 2014、UPI, May 10, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月9日)

アラビーヤ・チャンネル(5月9日付)は、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)が、アラブ諸国および西欧諸国のイスラーム教徒女性を戦闘員と結婚させるために「勧誘」し、拉致する事件が相次いでいると報じた。

Kull-na Shuraka', May 9, 2014
Kull-na Shuraka’, May 9, 2014
Kull-na Shuraka', May 9, 2014
Kull-na Shuraka’, May 9, 2014

同チャンネルはまた、ダーイシュにリクルートされたと思われる18歳以下の子供たちの写真を公開した。

写真はアレッポ県バーブ市で撮影されたものだという。

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クッルナー・シュラカー(5月9日付)は、ハサカ県カーミシュリー市のメソポタミア・アカデミーで西クルディスタン移行期民政局に参加する民主統一党などの政党、団体が大会を開き、愛国的反体制勢力統合とシリア危機の民主的解決を求めるイニシアチブを採択した、と報じた。

このイニシアチブにおいて、参加者は、民主的多元的分権的なシリアの樹立、クルド問題などエスニック集団をめぐる問題への保障を憲法で明記したかたちでの紛争の民主的解決をめざすことを確認するとともに、この目標をすべての愛国的反体制勢力に示し、国民和解案策定委員会の設置、国民和解大会の開催などを呼びかけた。

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ARA News(5月9日付)によると、イラク・クルディスタン地域政府でのシリア・クルディスタン民主党結党(4月)を受け、同党に参加・解党したシリア・クルド・アーザーディー党ムスタファー・ウースー派の元メンバーらが「暫定指導委員会」を設置し、シリア・クルディスタン民主党から事実上離反した。

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米国を訪問中のシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長ら一行は、アダム・スミス下院軍事委員会委員(民主党)、カール・レビン上院軍事委員会委員長(民主党)、アダム・キンジンガー下院軍事委員会委員(共和党)ら、上下両院軍医委員会委員と会談した。

複数の連立筋によると、会談で連立側は、「解放区」防衛、民間人保護、シリア空軍迎撃のための高性能兵器の供与を求める一方、上下両院軍医委員会委員らと「シリアにおけるテロとの戦いのための戦略的協力関係」の構築について協議したという。

また自由シリア軍参謀委員会のアブドゥルイラーフ・バシール参謀長は会談で、対空ミサイルの供与を求め、議員らに対して、自由シリア軍の高性能兵器がアル=カーイダの手に渡ることはないと説得しようとしたという。

AFP, May 9, 2014、Alarabia, May 9, 2014、AP, May 9, 2014、ARA News, May 9, 2014、Champress, May 9, 2014、al-Hayat, May 10, 2014、Iraqinews.com, May 9, 2014、Kull-na Shuraka’, May 9, 2014、Naharnet, May 9, 2014、NNA, May 9, 2014、Reuters, May 9, 2014、SANA, May 9, 2014、UPI, May 9, 2014などをもとに作成。

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最新論考「アル=カーイダ系武装組織の抗争の「場」と化したシリア」(nonfiction J)

高岡豊「アル=カーイダ系武装組織の抗争の「場」と化したシリア」
http://nonfiction.jp/%e5%9b%bd%e9%9a%9b/12023

nonfiction J、 2014年5月8日
2010年から2012年にかけて起きた「アラブの春」。中東地域における民主化の波として国内メディアでも大きく報道された。しかし、実際には、「アラブの春」以降の現状は混とんとしている。特に内戦が泥沼化しているシリアについて、メディアからその情勢は十分に伝わってこない。そこで、中東調査会研究員としてシリア情勢をウオッチしている高岡豊氏にシリアを取り巻く状況を読み解いてもらった。・・・

シリア反体制勢力の動き(2014年5月8日)

ジハード・フィー・サビール・アッラー旅団が声明を出し、イラク・シャーム・イスラーム国(ダーイシュ)によるラッカ市でのSNN特派員(ムウタッズ・ビッラー・イスマーイール氏)処刑(5日)に関して、報復を行うと宣言した。

ARA News(5月8日付)が伝えた。

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米国を訪問中のシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長ら一行は、ワシントンDCで、ウェンディー・シャーマン国務省政務担当次官、ジョン・マケイン上院議員(共和党)、カール・レヴィン上院議員(民主党)、ステニー・ホイヤー下院議員(民主党)、エリック・カントゥール下院議員(共和党)らと相次いで会談した。

連立メンバーのムンズィル・アークビーク氏によると、会談において、ジャルバー議長らはシャーマン次官から「我々はあなた方とともにある。我々はあなた方を支援したい。我々は、シリアの未来がアサドではなく、シリア国民の手にあるということを知っている」との言葉を受けたという。

またジャルバー議長らと会談した上下両院議員は、自由シリア軍参謀委員会のアブドゥルイラーフ・バシール参謀長との意見交換を争うように求めてきた、という。

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その後、のシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長ら一行は、ジョン・ケリー国務長官と会談した。

『ハヤート』(5月10日付)が伝えた。

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シリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・トゥウマ首班を団長とする移行期政府使節団がカタールを訪問した。

使節団には、トゥウマ首班のほか、イブラーヒーム・ミールー財務経済大臣らが参加し、両者の協力関係について協議した。

ARA News(5月8日付)が伝えた。

AFP, May 8, 2014、AP, May 8, 2014、ARA News, May 8, 2014、Champress, May 8, 2014、al-Hayat, May 9, 2014、May 10, 2014、Iraqinews.com, May 8, 2014、Kull-na Shuraka’, May 8, 2014、Naharnet, May 8, 2014、NNA, May 8, 2014、Reuters, May 8, 2014、SANA, May 8, 2014、UPI, May 8, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月7日)

米国を訪問中のシリア革命反体制勢力国民連立のアフマド・ウワイヤーン・ジャルバー議長はUSIPで講演を行った。

講演のなかでジャルバー議長は、シリアの紛争が「シリア国民の能力を越えた」としたうえで、「アサド政権は、国民にスカッド、化学兵器、樽爆弾、拷問房を使用する北朝鮮に近い」と批判した。

また訪米の目的が「米国世論に我々が抱える問題を理解してもらう」ことにあるとしたうえで、「我々はテロリストでも傭兵でもない」と訴えた。

そして「ジュネーブ会議頓挫後の政治的解決を再生」するべきだと強調、そのために「現地のパワー・バランスを変えるための抑止的・効果的な兵器が欲しい」と訴えた。

「自由シリア軍」の活動については、アル=カーイダの系譜を汲む「ダーイシュ(イラク・シャーム・イスラーム国)というガンと戦っている」と主張する一方、「アサド政権はダーイシュと協力しており、米国民はアサド政権がアル=カーイダをイラクに輸出してきたことを知っているはずだ」と断じた。

ジャルバー議長はさらに「アル=カーイダのテロに加えて、ヒズブッラーという名のテロ集団がおり、イランによって支援され、シリア人を殺戮している」としたうえで、アサド政権が「ベイルート空港とイラク領空を経由し、イランから武器を受け取っている」と非難した。

他方、ダーイシュと同じくアル=カーイダの系譜を汲むシャームの民のヌスラ戦線については、「アル=カーイダの思想を拒否し、承認しない」としつつ、「ダーイシュはアサド政権と戦っていないが、ヌスラは戦っている」と付言した。

6月3日に投票が予定されている大統領選挙に関しては「今後数年間も殺戮のライセンスをアサドに与えることになる」と述べ、拒否の姿勢を示した。

AFP, May 7, 2014、AP, May 7, 2014、ARA News, May 7, 2014、Champress, May 7, 2014、al-Hayat, May 8, 2014、Iraqinews.com, May 7, 2014、Kull-na Shuraka’, May 7, 2014、Naharnet, May 7, 2014、NNA, May 7, 2014、Reuters, May 7, 2014、SANA, May 7, 2014、UPI, May 7, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月6日追記)

ダルアー県東部地区シャリーア執行委員会は、シャームの民のヌスラ戦線によって逮捕され、公判で無罪放免となったシリア南部戦線のアフマド・ファフド・ニウマ大佐の証言ビデオ(https://www.youtube.com/watch?v=U6VW3tCu2uc)を公開したと発表した。

Youtube, May 6, 2014
Youtube, May 6, 2014

証言ビデオのなかで、ニウマ大佐は、ダルアー県ヒルバト・ガザーラ町を政府軍に明け渡したとの容疑に関して、ヤルムーク旅団(自由シリア軍)のバッシャール・ズウビー氏やヤースィル・アッブード氏がシャームの民のヌスラ戦線とともに、同市の攻防戦に参加した際、ニウマ大佐に対して兵站支援を要請、ニウマ大佐がこれを拒否すると、ズウビー氏に「出て行け。あとは私がやる」と告げられ、ヤルムーク旅団などに代わって同市から撤退したと主張した。

ヤルムーク旅団などへの兵站支援を拒否した理由に関して、ニウマ大佐は、「支援国がイスラーム主義者の計画の成功を望んでおらず、現地にイスラーム勢力がいることを望んでいない」からだと述べているという。

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ARA News(5月6日付)は、西クルディスタン移行期民政局(ジャズィーラ地区)アサーイシュが、ハサカ県カーミシュリー市内の各所に広告を貼り、市民にアサーイシュの治安維持活動への協力を求めていると報じ、その写真を掲載した。

ARA News, May 6, 2014
ARA News, May 6, 2014
ARA News, May 6, 2014
ARA News, May 6, 2014
ARA News, May 6, 2014
ARA News, May 6, 2014
ARA News, May 6, 2014
ARA News, May 6, 2014

 

ARA News, May 6, 2014、al-Hayat, May 8, 2014などをもとに作成。

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シリア反体制勢力の動き(2014年5月6日)

クッルナー・シュラカー(5月6日付)は、5月5日の「自由シリア軍」のドゥーマー市の司令官アドナーン・ハビーヤ氏暗殺に関して、親政権の民兵「カーディシュ」がフェイスブックを通じて犯行声明を出した、と報じた。

「カーディシュ」(قادش)は「治安人民支援部隊」(قوات الأمن والدعم الشعبي)の略。

AFP, May 6, 2014、AP, May 6, 2014、ARA News, May 6, 2014、Champress, May 6, 2014、al-Hayat, May 7, 2014、Iraqinews.com, May 6, 2014、Kull-na Shuraka’, May 6, 2014、Naharnet, May 6, 2014、NNA, May 6, 2014、Reuters, May 6, 2014、SANA, May 6, 2014、UPI, May 6, 2014などをもとに作成。

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