イスラエル軍がダマスカス郊外県ディーマース町一帯の複数ヵ所を爆撃、3人が死亡(2024年2月10日)

国防省はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、10日午前1時5分頃、イスラエル軍が占領下ゴラン高原方面からダマスカス郊外県の複数ヵ所を爆撃、シリア軍防空部隊が敵ミサイルの一部を撃破、これによる損害は物的なものにとどまったと発表した。

SANA(2月10日付)が伝えた。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍が爆撃したのは、ダマスカス郊外県のディーマース町近郊のクラー・アサド村。

クラー・アサド村では、住宅1棟が狙われ、身元不明者3人が死亡した。

死亡したのは外国人との情報もある。

また、ダマスカス県ドゥンマル区のマシュルーウ・ドゥンマル地区の住宅に、シリア軍防空部隊が発射した地対空ミサイルの破片が落下し、物的な損害が生じた。

クラー・アサド村は、政府や軍の関係者が多く住んでいる。

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これに関して、ロシア当事者和解調整センターのワディム・クリット副センター長は、イスラエル空軍のF-35戦術戦闘機2機が、ゴラン高原南部からシリア領空に入らずに、ディーマース航空基地一帯の軍事インフラに4発の誘導爆弾による空爆を実施、この結果、物的損害が生じた」と発表した。

AFP, February 10, 2024、ANHA, February 10, 2024、‘Inab Baladi, February 10, 2024、Reuters, February 10, 2024、RIA Novosti, February 10, 2024、SANA, February 10, 2024、SOHR, February 10, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年2月9日)

スワイダー県では、スワイダー24(2月9日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, February 9, 2024、ANHA, February 9, 2024、‘Inab Baladi, February 9, 2024、Reuters, February 9, 2024、SANA, February 9, 2024、SOHR, February 9, 2024、Suwayda 24, February 9, 2024などをもとに作成。

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シリア軍防空部隊がイスラエル占領下のゴラン高原方面からシリア領空を侵犯したドローン2機を首都ダマスカス西方で撃墜(2024年2月9日)

国防省はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、シリア軍防空部隊が午後2時10分頃、イスラエル占領下のゴラン高原方面からシリア領空(政府支配地領空)を侵犯した無人航空機(ドローン)2機を迎撃、首都ダマスカス西方で撃墜したと発表した。

SANA(2月9日付)が伝えた。

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これに関して、シリア人権監視団は複数筋から得た情報として、首都ダマスカスで、イスラエル軍がダマスカス県西部にあるマッザ航空基地一帯に対してイスラエル軍が行ったと見られる爆撃やシリア軍防空部隊の迎撃による爆発音が複数回確認され、ダマスカス郊外県のサイイダ・ザイナブ町では、シリア軍防空部隊のミサイルの破片が民家を直撃したと発砲した。

複数筋によると、この爆発の数時間前に、マッザ航空基地には、貨物機が着陸していた。

なお、イスラエルの複数筋はこの攻撃への関与を否定しているという。

AFP, February 9, 2024、ANHA, February 9, 2024、‘Inab Baladi, February 9, 2024、Reuters, February 9, 2024、SANA, February 9, 2024、SOHR, February 9, 2024などをもとに作成。

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シリア軍とシャーム解放機構がイドリブ県、ラタキア県で交戦(2024年2月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるカフルナブル市、ミラージャ村、カウカバー村村を砲撃した。

これに対して、シリア軍もシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村、バーラ村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるトルコマン山地方のアイン・イーサー村一帯とクルド山地方のマリク丘近くを砲撃、シリア軍兵士2人を殺害した。

AFP, February 8, 2024、ANHA, February 8, 2024、‘Inab Baladi, February 8, 2024、Reuters, February 8, 2024、SANA, February 8, 2024、SOHR, February 8, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年2月8日)

スワイダー県では、スワイダー24(2月8日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, February 8, 2024、ANHA, February 8, 2024、‘Inab Baladi, February 8, 2024、Reuters, February 8, 2024、SANA, February 8, 2024、SOHR, February 8, 2024、Suwayda 24, February 8, 2024などをもとに作成。

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ラミーヤー・シャックール地方行政環境大臣は、7日未明のイスラエル軍の爆撃によって損害を受けたヒムス県の現場を視察(2024年2月8日)

ラミーヤー・シャックール地方行政環境大臣は、7日未明のイスラエル軍の爆撃によって損害を受けたヒムス県ヒムス市の技術サービス局車庫、燃料ステーションなどを視察した。

視察には、ヒムス県のヌマイル・マフルーフ知事らが同行した。

SANA(2月8日付)が伝えた。

AFP, February 8, 2024、ANHA, February 8, 2024、‘Inab Baladi, February 8, 2024、Reuters, February 8, 2024、SANA, February 8, 2024、SOHR, February 8, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県タッル・リフアト市近郊のシリア軍陣地などを砲撃(2024年2月7日)

アレッポ県では、ANHA(2月7日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のシャッアーラ村、バイナ村を砲撃した。

トルコ軍の砲撃はタナブ村にあるシリア軍陣地1ヵ所にも及んだ。

AFP, February 7, 2024、ANHA, February 7, 2024、‘Inab Baladi, February 7, 2024、Reuters, February 7, 2024、SANA, February 7, 2024、SOHR, February 7, 2024などをもとに作成。

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ダルアー県で正体不明の武装集団がシリア軍部隊を襲撃、兵士4人を殺害(2024年2月7日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団、『ワタン』(2月7日付)によると、正体不明の武装集団が、ウンム・マヤーズィン町近郊を通るダマスカス・ダルアー街道(ウンム・マヤーズィン橋近くの軍検問所)でシリア軍部隊を襲撃、兵士4人を殺害した。

AFP, February 7, 2024、ANHA, February 7, 2024、‘Inab Baladi, February 7, 2024、Reuters, February 7, 2024、SANA, February 7, 2024、SOHR, February 7, 2024、al-Watan, February 7, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍がヒムス市などをミサイルで爆撃、民間人ら10人死亡(2024年2月7日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、7日午前0時30分頃、イスラエル軍がレバノンのトリポリ県北上空からヒムス県のヒムス市およびその近郊を狙ってミサイルを発射、シリア軍防空部隊がこれを迎撃し、一部を撃破したが、民間人多数が死傷、若干の物的損害が生じたと発表した。

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シリア人権監視団、シャームFM(2月7日付)などによると、爆撃は、ヒムス市の国立競技場・ハムラー通り近く、技術サービス局近く、同市近郊のアウラース農場、ヒムス石油製油所近くの農場、クサイル市郊外などを狙ったもので、女性1人とその娘1人、大学生4人と医者の自宅に招かれていた男性1人の合わせて7人、レバノンのヒズブッラーの関係者2人、「イランの民兵」メンバーの外国人1人の合計10人が死亡、複数人が負傷した。

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レバノン・イスラーム抵抗はテレグラムの公式アカウント(https://t.me/mmirleb)で、戦闘員2人が戦死したと発表した。

この2人がヒムス県に対するイスラエル軍の爆撃で死亡したかどうかは不明。

AFP, February 7, 2024、ANHA, February 7, 2024、‘Inab Baladi, February 7, 2024、Reuters, February 7, 2024、SANA, February 7, 2024、Sham FM, February 7, 2024、SOHR, February 7, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュがラッカ県内で北・東シリア

スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年2月7日)

スワイダー県では、スワイダー24(2月7日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, February 7, 2024、ANHA, February 7, 2024、‘Inab Baladi, February 7, 2024、Reuters, February 7, 2024、SANA, February 7, 2024、SOHR, February 7, 2024、Suwayda 24, February 7, 2024などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】ラタキア県で被災世帯への被災者住宅の引き渡しが始まる一方、アレッポ県当局者は地震発生後の被災者支援の成果について語る(2024年2月7日)

ラタキア県では、ラタキア市とジャブラ市の市議会が、トルコ・シリア大地震の被災世帯への被災者住宅の引き渡しを開始した。

引き渡しが解されたのは、ラタキア市グラーフ1地区に建設された住居55棟(132戸)とジャブラ市ファイイド地区に建設された住宅48棟(58戸)。


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一方、アレッポ県では、シリア開発信託、技師組合、住宅公社の関係者らが被災者支援の進捗についてSANA(2月7日付)の取材に応じた。

シリア開発信託の初期法務対応局長のバッシャール・アスキーフ弁護士は、これまでに被災者からの相談件数が6300件にのぼり、うち4200件について対応したことを明らかにした。

技師組合アレッポ支部長のハーニー・バルフーム氏は、建物10万7000棟、467の学校、130の宗教関連施設、135の幼稚園、110の公共部門施設の耐震評価を完了したと述べた。

住宅公社アレッポ支部長のサーリム・ハビーブ氏は、アレッポ市マアスラーニーヤ地区の4ヵ所で被災者住宅の建設を開始、住居の74%を完成させたと延べた。

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SANA(2月7日付)が伝えた。

AFP, February 7, 2024、ANHA, February 7, 2024、‘Inab Baladi, February 7, 2024、Reuters, February 7, 2024、SANA, February 7, 2024、SOHR, February 7, 2024などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】OCHAは地震発生1年に合わせてシリア北東部の惨状を訴える報告書を発表(2024年2月6日)

国連人道問題調整事務所(OCHA)は、昨年2月6日のトルコ・シリア大地震発生から1年が経ったのに併せて北西シリアNGOフォーラム、シリア・ネットワーク連盟、シリアNGO連合による報告書(https://reliefweb.int/report/syrian-arab-republic/earthquakeone-year-and-conditions-are-worse-ever)を発表した。

2ページからなる報告書は、シリア北西部の被害状況について、4500人が死亡、1万400人が負傷(負傷者の半数あまりが女性)、450万人とされる住民のうち330~370万人が食料不安に直面しているなか、世界食糧計画(WFP)による食糧支援の激減により、飢餓のリスクが高まっていると指摘している。

また、約1000の学校が被害を受けるなどしたために、震災前より20万人多い100万人以上の児童が就学できていないほか、地震で失った被災者のうち3095人が国内避難民(IDPs)用のキャンプで、4万5000人が受け入れセンター(RC)での生活を余儀なくされている。

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なお、OCHAが2023年7月22日に発表したレポート(https://reports.unocha.org/en/country/syria/card/5SkOCnVLmV/)によると、トルコ・シリア大地震によるシリア北西部での死者は4500人、負傷者は1万400人、1万600棟(小中学校の校舎1,000棟を含む)の建物が損害を受け、601ある診療施設のうち70ヵ所が利用不能となった。

また被災者は85万5000人に上り、うち26万5000人が建物の崩壊などによって住居を失ったが、そのうち受け入れセンター(RC)に収容されたのは6万6000人にとどまっているという。

一方、児童190万人のうち、地震発生前に過去1年にわたって就学できなかった児童の数は80万人いたものが、100万人に増加した。

さらに、210万人がWASH(Water, Sanitation and Hygiene、水・トイレ・衛生)支援を必要としているという。

また、2023年12月21日付で発表した、シリア北西部の状況にかかる報告書(file:///C:/Users/aljab/Downloads/Situation%20Report%20-%20North-west%20Syria%20-%2021%20Dec%202023.pdf)によると、450万人に達しているとされる住民のうち、410万人が支援を必要としており、370万人が食料不安に直面、国内避難民(IDPs)290万人のうち200万人が、1500カ所に及ぶキャンプでの生活を、さらに80万人が仮設テントでの生活を余儀なくされている。

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シリア政府(高等救済委員会)の発表は、SANA(2023年3月2日付、https://www.sana.sy/?p=1851796)によると、ラタキア県、アレッポ県、イドリブ県、ハマー県内の政府支配地における死者は1,414人、9万1794世帯41万4304人が被災、全壊した建物と修復不能な建物は4444棟、補強が必要な建物は2万9751棟、修復が必要な建物は3万113棟、解体が必要な建物は292棟。

また、1553人が瓦礫の下から救出され、6人が行方不明のままだという。

AFP, February 6, 2024、ANHA, February 6, 2024、‘Inab Baladi, February 6, 2024、Reuters, February 6, 2024、SANA, March 2, 2023、February 6, 2024、SOHR, February 6, 2024などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】ラタキア県の救援委員会支部は地震発生1年に合わせて、被災者を収容するための住宅建設プロジェクトの進捗を発表(2024年2月6日)

ラタキア県の救援委員会支部は、2023年2月6日のトルコ・シリア大地震から1年が経ったのに合わせて、被災者を収容するための住宅建設プロジェクトの進捗について明らかにした。

それによると、ラタキア市南ラムル地区内のグラーフ第1地区では78%、グラーフ第2地区では100%、ダマスラフー地区では65%、ジャブラ市のナクア地区では100%、同ファイイド地区では94%、ファウワール地区では60%の進捗度だという。

また、食料は35万3000パックが、義援金は671億5500万シリア・ポンドが、これまでに被災者2万2000世帯に支給された。

また耐震検査が行われた建物は10万7638棟で、うち5万9371棟で安全が確認され、2万7483棟で修復、1万9013棟で補強、1771棟で解体が必要と診断された。

1771棟のうち解体された住居は105棟に達した。

学校については、850校で調査が完了、223校(およびその周辺)の安全が確認される一方、14校が危険と判断された。

また、378校が補修、149校が補強の必要があると診断され、71校が県の教育局、国際機関、NGOによって修繕された。

AFP, February 6, 2024、ANHA, February 6, 2024、‘Inab Baladi, February 6, 2024、Reuters, February 6, 2024、SANA, February 6, 2024、SOHR, February 6, 2024などをもとに作成。

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「イランの民兵」所属の自爆型ドローンがシャーム解放機構支配下のイドリブ県の2ヵ所を攻撃(2024年2月6日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるジスル・シュグール市近郊のフライカ村で、「イランの民兵」所属の自爆型無人航空機(ドローン)1機が給水車を攻撃、ドライバーが負傷した。

また、別の自爆型ドローンがアーフィス村で車1台を攻撃した。

シリア軍も、シャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、スフーフン村、フライフィル村、バーラ村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるクルド山地方のカッバーナ村一帯を砲撃し、同機構のメンバー1人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村、カフル・タアール村を砲撃した。

AFP, February 6, 2024、ANHA, February 6, 2024、‘Inab Baladi, February 6, 2024、Reuters, February 6, 2024、SANA, February 6, 2024、SOHR, February 6, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年2月6日)

スワイダー県では、スワイダー24(2月6日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, February 6, 2024、ANHA, February 6, 2024、‘Inab Baladi, February 6, 2024、Reuters, February 6, 2024、SANA, February 6, 2024、SOHR, February 6, 2024、Suwayda 24, February 6, 2024などをもとに作成。

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アサド大統領は、ハサン・アフマド・ムハンマド・スライマーン・シャッヒー駐シリアUAE大使の就任式に臨み、信任状を受けとる(2024年2月6日)

アサド大統領は、首都ダマスカスに新たに着任したハサン・アフマド・ムハンマド・スライマーン・シャッヒー駐シリアUAE大使の就任式に臨み、UAE政府からの信任状を受けとった。

SANA(2月6日付)が伝えた。

AFP, February 6, 2024、ANHA, February 6, 2024、‘Inab Baladi, February 6, 2024、Reuters, February 6, 2024、SANA, February 6, 2024、SOHR, February 6, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュがヒムス県東部で「イランの民兵」の一つファーティミーユーン旅団、シリア軍の陣地を襲撃する一方、ロシア軍が同地を爆撃(2024年2月5日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがシリア政府の支配下にあるタドムル市近郊の砂漠地帯(アーラーク油田一帯)で「イランの民兵」の一つファーティミーユーン旅団の陣地複数ヵ所を襲撃、戦闘となった。

これにより、ダーイシュのメンバー3人と ファーティミーユーン旅団のメンバー(外国人)2人が死亡した。

ダーイシュはまた、タドムル市近郊やスフナ市近郊の砂漠地帯にあるシリア軍の陣地複数ヵ所を襲撃、戦闘となった。

これを受けて、ロシア軍戦闘機複数機が同地一帯を爆撃した。

AFP, February 5, 2024、ANHA, February 5, 2024、‘Inab Baladi, February 5, 2024、Reuters, February 5, 2024、SANA, February 5, 2024、SOHR, February 5, 2024、February 6, 2024などをもとに作成。

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地元の武装集団がダイル・ザウル県タヤーナ村にあるシリア民主軍の陣地を襲撃(2024年2月5日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、地元の武装集団が4日深夜から北・東シリア地域民主自治局(ダイル・ザウル地区)の支配下にあるユーフラテス川東岸のタヤーナ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の陣地を襲撃、シリア民主軍の兵士1人が負傷した。

AFP, February 5, 2024、ANHA, February 5, 2024、‘Inab Baladi, February 5, 2024、Reuters, February 5, 2024、SANA, February 5, 2024、SOHR, February 5, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年2月5日)

スワイダー県では、スワイダー24(2月5日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, February 5, 2024、ANHA, February 5, 2024、‘Inab Baladi, February 5, 2024、Reuters, February 5, 2024、SANA, February 5, 2024、SOHR, February 5, 2024、Suwayda 24, February 5, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍がアレッポ県タッル・リフアト市近郊のザイワーン村のシリア軍陣地を砲撃、シリア軍兵士1人が死亡(2024年2月5日)

アレッポ県では、ANHA(2月5日付)によると、トルコ軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・リフアト市近郊のザイワーン村のシリア軍陣地を砲撃、シリア軍兵士1人が死亡した。

トルコ軍はまたバイナ村を砲撃した。

AFP, February 5, 2024、ANHA, February 5, 2024、‘Inab Baladi, February 5, 2024、Reuters, February 5, 2024、SANA, February 5, 2024、SOHR, February 5, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構がラタキア県ナフシャッバー村一帯でシリア軍兵士1人を殺害(2024年2月5日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるナフシャッバー村一帯でシリア軍兵士1人を殺害した。

AFP, February 5, 2024、ANHA, February 5, 2024、‘Inab Baladi, February 5, 2024、Reuters, February 5, 2024、SANA, February 5, 2024、SOHR, February 5, 2024などをもとに作成。

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アサド大統領は2023年政令第7号および8号を施行し、公務員や退職者の給与・年金を50%引き上げることを定め(2024年2月5日)

アサド大統領は2023年政令第7号および8号を施行し、民間部門および軍事部門の公務員の給与を50%、民間・軍事合同部門の公務員の給与を最高で70%引き上げるとともに、両部門の退職者への年金を50%引き上げることを定めた。

AFP, February 5, 2024、ANHA, February 5, 2024、‘Inab Baladi, February 5, 2024、Reuters, February 5, 2024、SANA, February 5, 2024、SOHR, February 5, 2024などをもとに作成。

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アサド大統領はアブハジア、モーリタニア大使の就任式に臨む(2024年2月5日)

アサド大統領は、首都ダマスカスに新たに着任したアリー・ムハンマド・ジャラロビッチ駐シリア・アブハジア大使の就任式に臨み、アブハジア政府からの信任状を受けとった。


アサド大統領はまた、サイイディー・ワラド・ドゥーマーン駐シリア・モーリタニア大使の就任式にも臨み、モーリタニア政府からの信任状を受けとった。

SANA(2月5日付)が伝えた。

AFP, February 5, 2024、ANHA, February 5, 2024、‘Inab Baladi, February 5, 2024、Reuters, February 5, 2024、SANA, February 5, 2024、SOHR, February 5, 2024などをもとに作成。

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ハサカ県の部族長名士評議会は米軍のシリアとイラクへの爆撃を非難(2024年2月5日)

ハサカ県の部族長名士評議会は声明を出し、2月3日の米軍によるシリアとイラクへの爆撃に関して、シオニスト政体(イスラエル)とその同盟者であるダーイシュ(イスラーム国)への支持を武器とう言葉で表現した非難、シリアの全土が解放され、治安と安定が回復するまで、シリア軍と抵抗勢力による「テロとの戦い」を支持すると表明した。

SANA(2月5日付)が伝えた。

AFP, February 5, 2024、ANHA, February 5, 2024、‘Inab Baladi, February 5, 2024、Reuters, February 5, 2024、SANA, February 5, 2024、SOHR, February 5, 2024などをもとに作成。

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ラッカ県のラサーファ市近郊の砂漠地帯とダイル・ザウル県でロシア軍戦闘機複数機がダーイシュの陣地を狙って爆撃(2024年2月4日)

シリア人権監視団によると、ラッカ県のラサーファ市近郊の砂漠地帯とダイル・ザウル県でロシア軍戦闘機複数機がダーイシュ(イスラーム国)の陣地を狙って爆撃を行った。

一方、ダーイシュはヒムス県のスフナ市近郊の砂漠地帯でシリア軍第24師団および国防隊と交戦、戦闘によりシリア軍兵士2人が死亡、2人が負傷した。

AFP, February 4, 2024、ANHA, February 4, 2024、‘Inab Baladi, February 4, 2024、Reuters, February 4, 2024、SANA, February 4, 2024、SOHR, February 4, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年2月4日)

スワイダー県では、スワイダー24(2月4日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, February 4, 2024、ANHA, February 4, 2024、‘Inab Baladi, February 4, 2024、Reuters, February 4, 2024、SANA, February 4, 2024、SOHR, February 4, 2024、Suwayda 24, February 4, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県マンビジュ市近郊、タッル・リフアト市近郊を砲撃(2024年2月4日)

アレッポ県では、ANHA(2月4日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同統治下にあるマンビジュ市北のシャイフ・ナースィル村を砲撃した。

トルコ軍はまた、タッル・リフアト市近郊のバイナ村、シャイフ・イーサー村、アキーバ村を砲撃、バイナ村でシリア軍の陣地が被弾した。

AFP, February 4, 2024、ANHA, February 4, 2024、‘Inab Baladi, February 4, 2024、Reuters, February 4, 2024、SANA, February 4, 2024、SOHR, February 4, 2024などをもとに作成。

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【トルコ・シリア大地震】地震被災者支援国民基金の会合が開催され、基金の活動の成果について意見を交わす(2024年2月4日)

地震被災者支援国民基金の会合が開催され、議長を務めるフサイン・アルヌース首相、工業事業住宅大臣、財務大臣、地方行政環境大臣、南部地区、アレッポ、ラタキア、ハマー県開発問題担当国務大臣、内閣事務局長、基金の総裁および運営評議会メンバー、NGOや経済団体の代表らが出席し、基金の活動の成果について意見を交わした。

会合では、基金が実質的に活動を開始した8月14日以降、被災者総数1,368人のうちの381人に210億シリア・ポンド相当の支援を行ったとの報告がなされた。

支援は、全壊した一般(建築基準を満たしている)住宅(A群)、違法住宅(B群)の住民を対象とし、支援金給付手続き、必要な書類の発行している。

要支援者への支援は、80%の申請を受理、A群の被災者については申請受理から平均で23日、B群の被災者には7日で支援が行われた。

会合ではまた、住宅が全壊した被災者への支援の継続の方途について協議されたほか、ラタキア県とアレッポ県での被災者住宅建設プロジェクトの進捗についても報告された。

SANA(2月4日付)が伝えた。

AFP, February 4, 2024、ANHA, February 4, 2024、‘Inab Baladi, February 4, 2024、Reuters, February 4, 2024、SANA, February 4, 2024、SOHR, February 4, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続く(2024年2月3日)

スワイダー県では、スワイダー24(2月3日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で困窮する生活への政府の不十分な対応に抗議するデモが続けられ、参加者らは体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, February 3, 2024、ANHA, February 3, 2024、‘Inab Baladi, February 3, 2024、Reuters, February 3, 2024、SANA, February 3, 2024、SOHR, February 3, 2024、Suwayda 24, February 3, 2024などをもとに作成。

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シリアの国防省、外務在外居住者省、イラン外務省、ハマース、キューバが米軍のシリアとイラクへの爆撃を非難(2024年2月3日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて声明を出し、イラクとの国境に近い東部地区の複数ヵ所に対する米軍の爆撃で、多数の民間人と軍関係者が死傷したと発表した。

声明はまた、米軍が爆撃を行った地域が、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)の残党との戦いを行っている地域でもあるとしたうえで、このことは米国および米軍がダーイシュと関わりを持ち、同盟関係にあることを示しており、米国がシリアであれイラクであれ、あらゆる卑劣な手段を通じてダーイシュの再生をめざしていると非難、米国の攻撃が、「テロとの戦い」におけるシリア軍およびその同盟部隊の能力を弱化させようとするものだと断じた。

そのうえで、シリアの領土に対する米軍の占領は長続きはし得ず、シリア軍はテロと戦い、これを根絶し、テロと占領から国土を解放するとの決意を表明した。

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外務在外居住者省は声明を出し、米国によるシリア(およびイラク)への爆撃を、主権、領土保全、国民の安全への違反で、国際の平和と安定を脅かしていると非難した。

また、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)の残党と戦いを続ける一方で、米国がテロ活動を再生しようとしているシリア東部に対して米軍が爆撃を行うことは、不思議なことではないと指摘する一方、今回の攻撃が米国が続けている一連の侵犯行為の一環をなし、そのなかには、2014年に結成された有志連合によるテロ支援、民間人の殺戮、天然資源の盗奪といった行為も含まれると断罪した。

 

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イラン外務省のナーセル・カナアーニー報道官は、米軍の爆撃に関して、イラクとシリアへの主権、領土の一体性、国際法、国連憲章への違反と非難した。

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パレスチナのハマースは声明を出し、米国によるシリアとイラクへの爆撃を両国の主権に対する攻撃だとしてもっとも強い表現で非難した。

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キューバのブルーノ・ロドリゲス外務大臣はX(ツイッター)のアカウントで、米軍の爆撃を国家の主権と国際法へのあからさまな違反だと非難した。

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オマーンのバドル・ビン・ハマド・ブーサイーディー外務大臣とファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣が電話会談を行い、米軍によるシリアとイラクへの爆撃に関して、シリアと連帯し、全土における治安と主権の維持を望んでいると表明した。

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アラブ政党総会事務総局も声明を出し、米軍のシリアとイラクへの爆撃を厳しく非難した。

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SANA(2月3日付)などが伝えた。

AFP, February 3, 2024、ANHA, February 3, 2024、‘Inab Baladi, February 3, 2024、Reuters, February 3, 2024、SANA, February 3, 2024、SOHR, February 3, 2024などをもとに作成。

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