アレッポ県各所で、ダーイシュ(イスラーム国)がYPG主体のシリア民主軍、「穏健な反体制派」、シリア軍と交戦(2016年1月6日)

アレッポ県では、ARA News(1月6日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍によって制圧されたユーフラテス川のティシュリーン・ダム一帯をマンビジュ市西方から攻撃、これに対して有志連合がダム一帯を空爆し、ダーイシュの車輌などを破壊した。

また、県北部のいわゆる「安全地帯」内の主要都市マーリア市に隣接するハルバル村、タラーリーン村でも、ダーイシュが進軍を試み、シャーム戦線やマーリア作戦司令室と交戦した。

このほか、SANA(1月6日付)によると、シリア軍がタッル・ハッターバート村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(1月6日付)によると、シリア軍がタドムル市西部ドゥーワ地区、果樹園一帯、カルヤタイン市郊外、ジュッブ・ジャッラーフ村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、『ハヤート』(1月8日付)によると、トルコ軍が、西クルディスタン移行期民政局の支配下にある国境の町タッル・アブヤド市を砲撃した。

AFP, January 6, 2016、AP, January 6, 2016、ARA News, January 6, 2016、Champress, January 6, 2016、al-Hayat, January 7, 2016、January 8, 2016、Iraqi News, January 6, 2016、Kull-na Shuraka’, January 6, 2016、al-Mada Press, January 6, 2016、Naharnet, January 6, 2016、NNA, January 6, 2016、Reuters, January 6, 2016、SANA, January 6, 2016、UPI, January 6, 2016などをもとに作成。

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オバマ米政権は内部文書で、アサド大統領の残留をオバマ大統領任期終了2ヶ月後まで容認(2016年1月6日)

AP(1月6日付)は、独自に入手した米政府内部文書の内容として、バラク・オバマ米政権が、シリア紛争解決に向けた政治移行プロセスにおいて、バラク大統領の任期終了の2ヶ月後の2017年3月まで、アサド大統領の残留を容認する構えであると伝えた(http://bigstory.ap.org/article/7e7e7d7bbebf460dafc2ec8e997a2271/apnewsbreak-us-sees-assad-staying-syria-until-march-2017)。

国務省のジョン・カービー報道官によると、この内部文書は、ジョン・ケリー米国務長官およびシリア情勢に携わる外交官らの指導のもとに作成されたもので「公式な決定ではなく…、スタッフ・レベルのたたき台、準備段階、決定前段階の文書」だという。

なお、国連安保理決議第2254号において確認されたシリアの政治移行プロセスにおいては、1月を目処にシリア政府と反体制派統一代表団の交渉を開始したうえで、交渉開始から6ヶ月(2016年6月)を目処に移行政府(移行期委任統治機関)を設置、18ヶ月(2018年6月)を目処に新憲法制定に向けた選挙を実施するなどして移行期を完了するという行程を確認している。

AFP, January 6, 2016、AP, January 6, 2016、ARA News, January 6, 2016、Champress, January 6, 2016、al-Hayat, January 7, 2016、Iraqi News, January 6, 2016、Kull-na Shuraka’, January 6, 2016、al-Mada Press, January 6, 2016、Naharnet, January 6, 2016、NNA, January 6, 2016、Reuters, January 6, 2016、SANA, January 6, 2016、UPI, January 6, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県南部への包囲強化をめざしてクナイトラ県で戦闘を激化(2016年1月5日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がクナイトラ市郊外のバアス市近郊でジハード主義武装集団と交戦した。

シリア軍はまた、ハミーディーヤ村、西サムダーニーヤ村一帯を砲撃したほか、クナイトラ市南部の・ナースィリーヤ村の森林地帯ではまた、反体制武装集団司令官が乗った車を正体不明の武装集団が襲撃した。

クッルナー・シュラカー(1月5日付)によると、襲撃を受けたのはシリア革命家戦線司令官のアブー・ハムザ・ナイーミー氏。

シリア人権監視団によると、シリア軍によるこの攻勢は、ダマスカス郊外県のムウダミーヤト・シャーム市、ダーライヤー市への包囲強化が目的だという。

一方、SANA(1月5日付)によると、シリア軍がクナイトラ市一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団とジャウバル区一帯で交戦、シリア軍が同地を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・マスキーン市一帯で、シリア軍、国防隊、外国人戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(1月5日付)によると、シリ軍がシャイフ・マスキーン市でイスラーム・ムサンナー運動などからなる反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、クッルナー・シュラカー(1月5日付)によると、シャーム自由人イスラーム運動の幹部司令官でシューラー評議会メンバーのアブー・ラーティブ氏がファルハーニーヤ村で車で移動中に何者かに撃たれ、即死した。

また、シリア人権監視団によると、シリア軍がタルビーサ市各所を砲撃、また同市一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

Kull-na Shuraka', January 5, 2016
Kull-na Shuraka’, January 5, 2016

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がサルマー町各所を空爆した。

またクルド山、トルクメン山一帯では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、外国人戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、第1海外師団、第2海外師団、トルキスターン・イスラーム党などからなる反体制武装集団と交戦した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ファトフ軍支配下のサラーキブ市内で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員らがダマスカス郊外県マダーヤー町に対して続けている包囲解除と、ファトフ軍が包囲を続けるフーア市・カファルヤー町への攻撃を求めるデモが発生した。

クッルナー・シュラカー(1月5日付)によると、イドリブ市などファトフ軍支配下のイドリブ県各地でも4、5日に同様のデモが行われたという。

AFP, January 5, 2016、AP, January 5, 2016、ARA News, January 5, 2016、Champress, January 5, 2016、al-Hayat, January 6, 2016、Iraqi News, January 5, 2016、Kull-na Shuraka’, January 5, 2016、al-Mada Press, January 5, 2016、Naharnet, January 5, 2016、NNA, January 5, 2016、Reuters, January 5, 2016、SANA, January 5, 2016、UPI, January 5, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍はラッカ県、アレッポ県で、シリア軍はハマー県でダーイシュ(イスラーム国)支配下の村・農村を奪還(2016年1月5日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がアイン・イーサー市北西部郊外一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、6つの村・農場を制圧した。

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アレッポ県では、ARA News(1月5日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は、ユーフラテス川西岸(ティシュリーン・ダム西部)の1カ村を、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧した。

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ハマー県では、SANA(1月5日付)によると、シリア軍が県東部のマブウージャ村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同地を制圧した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(1月5日付)によると、シリア軍のダイル・ザウル航空基地守備隊が、飛行場東部のサルダ山、カルーム丘一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。


AFP, January 5, 2016、AP, January 5, 2016、ARA News, January 5, 2016、Champress, January 5, 2016、al-Hayat, January 6, 2016、Iraqi News, January 5, 2016、Kull-na Shuraka’, January 5, 2016、al-Mada Press, January 5, 2016、Naharnet, January 5, 2016、NNA, January 5, 2016、Reuters, January 5, 2016、SANA, January 5, 2016、UPI, January 5, 2016などをもとに作成。

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国連・化学兵器禁止機関合同調査団は、シリア政府の主張を裏付けるかたちでサリン・ガス、ないしはそれに類する有毒ガスが使用されていたことを確認(2016年1月5日)

AFP(1月5日付)などによると、シリアでの化学兵器使用に関する国連・化学兵器禁止機関合同調査団は、シリア政府の申告に基づく調査で、サリン・ガス、ないしはそれに類する有毒ガスが使用されていたことを確認した、と12月29日に国連に提出された最新報告書において明らかにした。

調査は、シリア政府の申告に基づき、有毒ガスが使用されたとされる11件の事件を対象として行われが、報告書ではこれらの事件の発生場所については触れていない。

報告書によると、被害者とされる複数人の血液サンプルの分析からサリン・ガス、ないしはそれに類する物質の使用が確認されたが、これらの有毒物質の使用時期や状況についてはさらなる調査が必要だとしている。

シリア政府は、シリア国内各所で反体制武装集団が化学兵器を使用したとし、国連に対して報告を行ってきた。

AFP, January 5, 2016、AP, January 5, 2016、ARA News, January 5, 2016、Champress, January 5, 2016、al-Hayat, January 6, 2016、Iraqi News, January 5, 2016、Kull-na Shuraka’, January 5, 2016、al-Mada Press, January 5, 2016、Naharnet, January 5, 2016、NNA, January 5, 2016、Reuters, January 5, 2016、SANA, January 5, 2016、UPI, January 5, 2016などをもとに作成。

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反体制派代表団人選を担当する最高交渉委員会のヒジャーブ元首相はサウジアラビアの意向に沿うかたちで「外国の干渉」を拒否する一方、シリア国家建設潮流のフサイン代表は委員会を脱会(2016年1月5日)

反体制派統一代表団人選を担当する最高交渉委員会の委員長を務めるリヤード・ヒジャーブ元首相は、サウジアラビアの首都リヤドで3、4日の2日間にわたって開かれた会合で代表団の人選などについて協議したと声明で発表した。

ヒジャーブ元首相によると、会合では「適性や能力に基づいた交渉団の人選により、専門的な基準、現時点での諸要件、シリア国民が直面する脅威の規模に対応する」ことなどが検討された。

そのうえで、会合は、①シリアの国土保全、②軍・治安機関の再編を通じた国家機関の維持、③あらゆる形態のテロ拒否、④アサドと現体制の幹部を排除し、シリア国民のすべての階層を代表する多元的な体制の樹立を、「対話プロセスにおいて交渉不可能な「レッド・ライン」とすることを確認した。

また、対話プロセスに向けた調整を行う前に、国連安保理決議第2254号の第12、13項において確認された都市などへの包囲解除と人道支援、すべての逮捕者の釈放、民間人に対する空爆・砲撃の停止の必要を改めて強調した。

ヒジャーブ元首相はまたリヤドで、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表と会談し、最高交渉委員会の会合の結果を伝えるとともに、反体制派統一代表団の人選への外国の干渉を拒否するとの意思を表明した。

『ハヤート』(1月6日付)が伝えた。

なお、『ハヤート』(1月7日付)によると、会合には31人が出席、シリア革命反体制勢力国民連立初代代表で無所属活動家のアフマド・ムアーッズ・ハティーブ氏、シャーム自由人イスラーム運動のラビーブ・ナッハース氏、そしてシリア国家建設のルワイユ・フサイン代表は欠席した。

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『ハヤート』(1月7日付)によると、デミストゥラ共同特別代表と最高交渉委員会の会合は2ラウンドにわたり行われた。

第1ラウンドは、最高交渉委員会が統一代表団メンバー候補者のリストをデミストゥラ共同代表に提出する前にシリア政府がリストをあらかじめ精査することを要望し、武装集団の代表の参加を拒否していることが争点となった。

これに関して、デミストゥラ共同特別代表は、最高交渉委員会が作成した候補者リストをそのまま受け取り、会合に参加していないそのほかの反体制派の意見を集約するための「別の手段」を検討することを決定したという。

また、シリア政府と反体制派統一代表団メンバーの名簿に関しては、デミストゥラ共同特別代表が候補者名簿を受け取ったうえで、それぞれに開示し、その人選に対する拒否権の発動は認めないことを決定したという。

なおこの会合に先立って、デミストゥラ共同特別代表は、「シリアの友連絡グループ」を名乗る米国、英国、フランス、ドイツ、トルコ、UAE、デンマーク、カナダの代表と会談、「シリアの友連絡グループ」代表は、リヤドでの反体制派合同会合が「反体制派の代表であり、会合参加者のなかから統一代表団が選ばれるべき」で、会合に参加していない反体制派を排除すべき、との基本姿勢を伝えたという。

一方、デミストゥラ共同特別代表は、1月25日開催予定のジュネーブ3会議の開催に先立って、そのスケジュールや議事に関する協議を行うことを拒否していることを各国に伝えた。

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最高交渉委員会はサウジアラビア政府の後援のもとに反体制派統一代表団の人選を進めようとしているが、サウジアラビアとトルコとともに、シリア北部で勢力を拡大する西クルディスタン移行期民政局を主導するクルド民族主義政党の民主統一党の代表団入りを拒否している。

これに対して、ロシア、イラン、そして西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍への支援を強めている米国は、民主統一党の代表団入りを支持しており、ヒジャーブ元首相の姿勢は、サウジアラビアの意向に従い、それ以外の諸外国の干渉排除をめざしたものと見られる。

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シリア国家建設潮流のルワイユ・フサイン代表は声明を出し、最高交渉委員会から脱会すると発表した。

声明によると、最高交渉委員会の構成が「党派的な割り当て」に基づいており、委員任命の仕組みに関して唱えてきた異議が受け入れられなかったことが理由だという。

フサイン代表は長らくシリア国内で反体制活動を行っていたが、2015年4月にムナー・ガーニム副代表らとともに、トルコ経由で国外に逃亡、以降シリア国外で活動を続けている。

AFP, January 5, 2016、AP, January 5, 2016、ARA News, January 5, 2016、Champress, January 5, 2016、al-Hayat, January 6, 2016、January 7, 2016、Iraqi News, January 5, 2016、Kull-na Shuraka’, January 5, 2016、al-Mada Press, January 5, 2016、Naharnet, January 5, 2016、NNA, January 5, 2016、Reuters, January 5, 2016、SANA, January 5, 2016、UPI, January 5, 2016などをもとに作成。

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シリア民主軍はラッカ県で、シリア軍はアレッポ県東部でダーイシュ(イスラーム国)と交戦(2016年1月4日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がアイン・イーサー市郊外でダーイシュ(イスラーム国)と激しく交戦した。

同監視団によると、12月30日に激化した戦闘で3日までにダーイシュ戦闘員17人、シリア民主軍戦闘員21人(うち人民防衛隊隊員は9人)が死亡した。

またダーイシュ戦闘員の死者のうち3人は「カリフ制の幼獣」と称される少年戦闘員だったという。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つマンビジュ市一帯、アルカミーヤ村、マーリキーヤ村などアレッポ市北東部一帯を空爆した。

またシリア軍との戦闘が続くナッジャーラ村では、ダーイシュによると思われる自爆攻撃により、大きな爆発が発生、シリア軍兵士らが死亡したという。

一方、SANA(1月4日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部郊外でダーイシュ(イスラーム国)の侵攻に対峙、これを撃破したほか、ティジャーラ村一帯でダーイシュと交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、ARA News(1月4日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍は、アイン・アラブ市郊外でダーイシュ(イスラーム国)と交戦の末、複数の村・農場を制圧した。

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ヒムス県では、SANA(1月4日付)によると、シリア軍がスード丘、カルヤタイン市、ワーディー・ザカーラ入り口、ヒヤール山北西部一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 4, 2016、AP, January 4, 2016、ARA News, January 4, 2016、Champress, January 4, 2016、al-Hayat, January 5, 2016、Iraqi News, January 4, 2016、Kull-na Shuraka’, January 4, 2016、al-Mada Press, January 4, 2016、Naharnet, January 4, 2016、NNA, January 4, 2016、Reuters, January 4, 2016、SANA, January 4, 2016、UPI, January 4, 2016などをもとに作成。

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ヌスラ戦線などからなる反体制武装集団はアレッポ市のシリア政府支配地域、西クルディスタン移行期民政局支配地域を砲撃(2016年1月4日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるアレッポ市ティシュリーン通り、マサーキン・サビール地区、アシュラフィーヤ地区に、シャームの民のヌスラ戦線などからなるジハード主義武装集団が砲撃を加えた。

ジハード主義武装集団はまた、西クルディスタン移行期民政局が実効支配するアレッポ市シャイフ・マクスード地区に対しても砲撃を加え、住民1人が死亡した。

これに対して、人民防衛隊はアレッポ市カースティールー街道地区を砲撃し、同地への道路を封鎖した。

一方、SANA(1月4日付)によると、シリア軍がタッル・ムサイビーン村、マンスーラ村、アレッポ市シャイフ・ルトフィー地区、バニー・ザイド地区、カルム・タッラーブ地区、サーフール地区、シャイフ・ハドル地区、アシュラフィーヤ地区、ザバディーヤ地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、アーリヤ農場一帯、カラム・ラサース村一帯で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(1月4日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにマルジュ・スルターン村東部一帯で、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍と交戦し、戦闘員7人を殲滅し、ビラーリーヤ村郊外の高地と同地一帯の農場、建物群を制圧した。

シリア軍はまた、マルジュ・スルターン村北部のハラスター・カンタラ村一帯のイスラーム軍、ラフマーン軍団、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、ウマル軍団の拠点を空爆、ハラスター市でも「ウンマの暁」の拠点を攻撃した。

他方、シリア人権監視団は、シリア軍による包囲が174日目を迎えたマダーヤー町(ザバダーニー市近郊)で、これまでに23人が飢餓、地雷の爆発、狙撃によって死亡している、と発表した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がシャイフ・マスキーン市各所を12回以上にわたり空爆、またシリア軍が同市を砲撃した。

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ラタキア県では、SANA(1月4日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに県北部のルワイサト・クバイブ村で反体制武装集団を掃討、同地を制圧した。

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ヒムス県では、SANA(1月4日付)によると、シリア軍がイッズッディーン村でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、SANA(1月4日付)によると、シリア軍がダルアー市郊外のコルク工場、アイスクリーム工場一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 4, 2016、AP, January 4, 2016、ARA News, January 4, 2016、Champress, January 4, 2016、al-Hayat, January 5, 2016、Iraqi News, January 4, 2016、Kull-na Shuraka’, January 4, 2016、al-Mada Press, January 4, 2016、Naharnet, January 4, 2016、NNA, January 4, 2016、Reuters, January 4, 2016、SANA, January 4, 2016、UPI, January 4, 2016などをもとに作成。

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ハッスーン共和国ムフティー「かつてブーティー師を暗殺した者が、サウジアラビアでシーア派聖職者のニムル師を処刑した」(2016年1月4日)

シリアの共和国ムフティーのアフマド・バトルッディーン・ハッスーン師は、イランのアーラム・チャンネル(1月4日付)のインタビューに応じ、そのなかで、サウジアラビアでのシーア派の聖職者ニムル・ニムル師の処刑(2日)に関して、「イスラームのウンマを破壊し、イランを代理戦争に巻き込もうとする者の犯行だ…。米シオニストの手がアラブの為政者の名の下に行った者だ」と非難した。

ハッスーン師はまた「世界全体は、テロの隠れ家が世界のどこにあるのか、そして誰がテロを作り出しているのかを知るべきだ。かつてダマスカスでムハンマド・サイード・ラマダーン・ブーティー師を暗殺した者どもこそが、今日ニムル師を暗殺したのだ」と断じた。

AFP, January 4, 2016、AP, January 4, 2016、ARA News, January 4, 2016、Champress, January 4, 2016、al-Hayat, January 5, 2016、Iraqi News, January 4, 2016、Kull-na Shuraka’, January 4, 2016、al-Mada Press, January 4, 2016、Naharnet, January 4, 2016、NNA, January 4, 2016、Reuters, January 4, 2016、Qanat al-‘Alam, January 4, 2016、SANA, January 4, 2016、UPI, January 4, 2016などをもとに作成。

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アレッポ県、ダマスカス郊外県で、シリア軍とヌスラ戦線などの反体制武装集団の戦闘続く(2016年1月3日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府支配下のアレッポ市アシュラフィーヤ地区に反体制武装集団が撃った迫撃砲弾複数初が着弾、またアレッポ市南部郊外ではシリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と戦闘を続けた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、バアス大隊、ヒズブッラー戦闘員、外国人戦闘員が、トルクメン山、クルド山一帯でシャーム自由人イスラーム運動、第1沿岸師団、アンサール・シャーム、第2沿岸師団、トルキスターン・イスラーム党、シャームの民のヌスラ戦線などアル=カーイダ系組織と「穏健な反体制派」の連合組織と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊がマルジュ・スルターン村一帯(ナシャービーヤ町一帯)でジハード主義武装集団と交戦した。

シリア軍はまたダーライヤー市でイスラーム殉教者旅団などと交戦した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がシャイフ・マスキーン市を空爆、またシリア軍が同地を砲撃し、ジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(1月3日付)によると、シリア軍がシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団との交戦の末、シャイフ・マスキーン市の約60%の街区を制圧した。

シリア軍はまた、ダルアー市ダム街道地区、ハマーディーン地区、避難民キャンプ西部、マンシヤ地区、アルバイーン地区で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(1月4日付)によると、マアッラト・ヌウマーン市近郊のダマスカス・アレッポ街道(国際幹線道路)に仕掛けられた爆弾の爆発により、シャームの民のヌスラ戦線のメンバー2人が死亡した。

一方、SANA(1月3日付)によると、シリア軍がマアッラト・ヌウマーン市、ハーミディー村などでシャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線、フルサーン・ハックの拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(1月3日付)によると、シリア軍がイッズッディーン村、アルワーン農場でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(1月3日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともにバルド村で反体制武装集団の攻撃を撃退し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(1月3日付)によると、シリア軍がアトシャーン村でシャーム自由人イスラーム運動の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 3, 2016、AP, January 3, 2016、ARA News, January 3, 2016、Champress, January 3, 2016、al-Hayat, January 4, 2016、Iraqi News, January 3, 2016、Kull-na Shuraka’, January 3, 2016、January 4, 2016、al-Mada Press, January 3, 2016、Naharnet, January 3, 2016、NNA, January 3, 2016、Reuters, January 3, 2016、SANA, January 3, 2016、UPI, January 3, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がラッカ県アイン・イーサー市郊外の村をダーイシュ(イスラーム国)との激戦の末に制圧(2016年1月3日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がアイン・イーサー市郊外のムスタリーハ村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同村を制圧した。

この戦闘で、ダーイシュ戦闘員16人が死亡、19人が負傷、またシリア民主軍側も21人(うち9人が人民防衛隊隊員)が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊がムハイミーダ村、ジュナイナ村、ヒサーン村、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、戦闘機(所属明示せず)がダイル・ザウル市ハウィーカ地区を空爆した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ターディフ市近郊のアイシャ村一帯でシリア軍、国防隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、シリア軍はバーブ市、ターディフ市を砲撃した。

一方、SANA(1月3日付)によると、シリア軍がナッジャーラ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(1月3日付)によると、シリア軍がカルヤタイン市で、アンタブリー農場、シャーイル・ガス採掘所一帯、タドムル市郊外三角地帯ダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 3, 2016、AP, January 3, 2016、ARA News, January 3, 2016、Champress, January 3, 2016、al-Hayat, January 4, 2016、Iraqi News, January 3, 2016、Kull-na Shuraka’, January 3, 2016、al-Mada Press, January 3, 2016、Naharnet, January 3, 2016、NNA, January 3, 2016、Reuters, January 3, 2016、SANA, January 3, 2016、UPI, January 3, 2016などをもとに作成。

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ザバダーニー市、フーア市・カファルヤー町の停戦合意に従い、負傷戦闘員、住民約450人の移送完了(2016年1月3日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表事務所は、イラン仲介のシリア政府とシャーム自由人イスラーム運動など反体制武装集団との停戦合意に従い、12月28日にレバノン経由でトルコに移送されていた反体制武装集団の負傷した戦闘員ら126人のイドリブ県への移送と、イドリブ県のフーア市、カファルヤー町からトルコ、レバノン経由で移送されていた住民338人のダマスカス郊外県サイイダ・ザイナブ町への移送が、完了したと発表した。

『ハヤート』(1月4日付)が伝えた。

AFP, January 3, 2016、AP, January 3, 2016、ARA News, January 3, 2016、Champress, January 3, 2016、al-Hayat, January 4, 2016、Iraqi News, January 3, 2016、Kull-na Shuraka’, January 3, 2016、al-Mada Press, January 3, 2016、Naharnet, January 3, 2016、NNA, January 3, 2016、Reuters, January 3, 2016、SANA, January 3, 2016、UPI, January 3, 2016などをもとに作成。

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シリア・ムスリム同胞団系の武装集団シャーム軍団はアレッポでの戦闘に専念するとの理由でアル=カーイダ系のファトフ軍から脱会(2016年1月2日)

シリア・ムスリム同胞団系の武装集団シャーム軍団は声明を出し、イドリブ県のほぼ全域を支配下に置くアル=カーイダ系組織の連合組織「ファトフ軍」からの脱会を宣言した。

ファトフ軍は、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などが主導する連合組織で、脱会は2015年10月のジュンド・アクサー機構脱会に次ぐ動き。

シャーム軍団は声明で「政権、そのシャッビーハ、シーア派、ロシアといった内外の敵がアレッポ陥落への努力を集中させているなか、我々はアレッポ地域の革命家支援を最優先とする」と主張し、ファトフ軍としての活動を終了すると表明した。

なおシャーム軍団は、12月にサウジアラビアのリヤドで開催された反体制派合同会合に参加し、反体制派統一代表団の人選を担当する最高交渉委員会にもメンバー1人を送り込んでいる。

Kull-na Shuraka', January 2, 2016
Kull-na Shuraka’, January 2, 2016

AFP, January 3, 2016、AP, January 3, 2016、ARA News, January 3, 2016、Champress, January 3, 2016、al-Hayat, January 4, 2016、Iraqi News, January 3, 2016、Kull-na Shuraka’, January 3, 2016、al-Mada Press, January 3, 2016、Naharnet, January 3, 2016、NNA, January 3, 2016、Reuters, January 3, 2016、SANA, January 3, 2016、UPI, January 3, 2016などをもとに作成。

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YPG主体のシリア民主軍がラッカ県アイン・イーサー市一帯でダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続ける(2016年1月2日)

ラッカ県では、クッルナー・シュラカー(1月2日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、アイン・イーサー市郊外のムスタヒーヤ村を制圧した。

また、ARA News(1月2日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)はアイン・イーサー市一帯での戦闘で捕捉したラッカ革命家旅団の戦闘員複数名を処刑した。

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アレッポ県では、ARA News(1月2日付)によると、トルコ国境に近いヒルバ村一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)がシャーム戦線(スルターン・ムラード旅団など)と交戦し、同村を制圧した。

一方、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団が西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区の中心都市アフリーン市を砲撃した。

他方、SANA(1月2日付)によると、シリア軍がタッル・ハッターバート村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、クッルナー・シュラカー(1月3日付)によると、シリア民主軍によるアアザーズ市郊外などへの攻撃を受け、同地の「民間人」が北部軍の名で新たな武装集団を結成した。

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クッルナー・シュラカー(1月2日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)におけるもっとも「著名な従軍記者」のアブー・ビラール・ヒムスィー氏がタドムル市に対する空爆で12月31日に死亡していた、と伝えた。

ヒムスィー氏は、2014年2月までヒムス市内に潜伏し、シリア軍の包囲下の同市で取材・宣伝活動を行っていたが、同年半ばにダーイシュがカリフ制の樹立を宣言すると、これに忠誠を誓い、ダーイシュ・メンバーとして活動していた。

Kull-na Shuraka', January 2, 2016
Kull-na Shuraka’, January 2, 2016

AFP, January 2, 2016、AP, January 2, 2016、ARA News, January 2, 2016、Champress, January 2, 2016、al-Hayat, January 3, 2016、Iraqi News, January 2, 2016、Kull-na Shuraka’, January 2, 2016、January 3, 2016、al-Mada Press, January 2, 2016、Naharnet, January 2, 2016、NNA, January 2, 2016、Reuters, January 2, 2016、SANA, January 2, 2016、UPI, January 2, 2016などをもとに作成。

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シリア軍、ロシア軍がダルアー県シャイフ・マスキーン市一帯、アレッポ県でヌスラ戦線などからなる反体制武装集団への攻勢を続ける(2016年1月2日)

SANA, January 2, 2016
SANA, January 2, 2016

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊がシャイフ・マスキーン市一帯でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、シリア軍が同地を砲撃、またロシア軍と思われる戦闘機が8回にわたり空爆を行った。

一方、SANA(1月2日付)によると、シリア軍がダルアー市国立病院東部、ビラール・ハバシー・モスク一帯、アッバースィーヤ地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、イスラーム軍が声明を出し、ダルアー市マンシヤ地区でほかの武装集団とともにシリア軍との戦闘の末、建物1棟を制圧、またシリア軍が拠点として使用していた建物1棟を破壊したと発表した。

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イドリブ県では、『ハヤート』(1月3日付)によると、ジャルジャナーズ町でシャーム自由人イスラーム運動のアブドゥルカーディル・ダブアーン氏(アブー・タミーム)が乗る車に仕掛けられた爆弾が爆発し、ダブアーン氏が死亡した。

一方、SANA(1月2日付)によると、シリア軍がマアッルティーク村、サルマーン村、ジューズィーフ村などでシャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がマアーッラト・アルティーク村各所を2回にわたり空爆し、「ホワイト・ヘルメット」の隊員1人と女性1人の2人が死亡した。

一方、SANA(1月2日付)によると、シリア軍がハナースィル市一帯、マンスーラ村、アレッポ市ライラムーン地区、ザフラー協会地区、サラーフッディーン地区、ラーシディーン地区、バニー・ザイド地区、サーフール地区で、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、シャーム自由人イスラーム運動のムハンディス・ミスリー新司令官(ザフラーン・アッルーシュ氏の後任)は、司令部の人事を改編し、アブー・ユースフ・ムハージル氏をアレッポ市および郊外部門の司令官から解任し、ムハンマド・シャーミー氏(アブー・アブドゥッラフマーン)を後任の司令官に任命した。

『ハヤート』(1月3日付)が伝えた。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ムウダミーヤト・シャーム市一帯でシリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦、シリア軍が同地に「樽爆弾」6発を投下した。

シリア軍はまた、ダーライヤー市一帯に「樽爆弾」25発以上を投下した。

このほか、ザバダーニー市郊外のマダーヤー町(シリア軍とヒズブッラーが包囲)郊外で地雷が爆発し男性1人が死亡した。

一方、SANA(1月2日付)によると、シリア軍がドゥーマー市郊外農場地帯でイスラーム軍傘下の特殊任務旅団と交戦し、司令官らを殺害した。

シリア軍はまた、ハラスター市郊外農場地帯などでもイスラーム軍と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(1月2日付)によると、シリア軍がブルジュ・カスブ村に侵攻しようとした反体制武装集団を撃退した。

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ハマー県では、SANA(1月2日付)によると、シリア軍が、サラミーヤ市西部郊外のルマイラ村、ウンム・ルカイバ村を、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦の末に制圧した。

シリア軍はまた、ラターミナ町、ムーリク市、ラトミーン村でイッザ連合、ジュンド・アクサー機構と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 2, 2016、AP, January 2, 2016、ARA News, January 2, 2016、Champress, January 2, 2016、al-Hayat, January 3, 2016、Iraqi News, January 2, 2016、Kull-na Shuraka’, January 2, 2016、al-Mada Press, January 2, 2016、Naharnet, January 2, 2016、NNA, January 2, 2016、Reuters, January 2, 2016、SANA, January 2, 2016、UPI, January 2, 2016などをもとに作成。

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シリアのズウビー情報大臣「サウジによるシーア派高位聖職者ら48人の処刑は「「自由と人権への暗殺」(2016年1月2日)

ウムラーン・ズウビー情報大臣は、サウジアラビアがシーア派高位聖職者のニムル・ニムル師を含む市民48人を処刑したことに関して「犯罪」、「自由と人権への暗殺」と非難した。

ARA News(1月2日付)が伝えた。

AFP, January 2, 2016、AP, January 2, 2016、ARA News, January 2, 2016、Champress, January 2, 2016、al-Hayat, January 3, 2016、Iraqi News, January 2, 2016、Kull-na Shuraka’, January 2, 2016、al-Mada Press, January 2, 2016、Naharnet, January 2, 2016、NNA, January 2, 2016、Reuters, January 2, 2016、SANA, January 2, 2016、UPI, January 2, 2016などをもとに作成。

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ヌスラ戦線などからなる反体制武装集団は、ロシア軍と思われる戦闘機の爆撃への報復としてアレッポ市各所を無差別砲撃(2016年1月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団が、アレッポ市のナイル通り、ラウダト・ティシュリーン、シーハーン交差点、マルハブ兵舎一帯、ザフラー協会地区、ハムダーニーヤ地区、サイフ・ダウラ地区、ハラブ・ジャディーダ地区、アシュラフィーヤ地区、ティシュリーン通り、スライマーニーヤ地区、サラーフッディーン地区、アアザミーヤ地区、国立公園一帯を迫撃砲で無差別砲撃した。

これに先立ち、ロシア軍と思われる戦闘機はアレッポ市カルム・タッラーブ地区を夜間空爆、またザフラー協会地区、ラーシディーン地区一帯では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、クドス旅団などが、ヌスラ戦線、山地の鷹旅団、ヌールッディーン・ザンキー運動、イスラーム自由旅団などと交戦した。

またハーン・トゥーマーン村一帯でもシリア軍とヌスラ戦線などとの戦闘が続いた。

一方、SANA(1月1日付)によると、シリア軍がダーラト・イッザ市、ズィルバ村、ハーン・アサル村、アレッポ市サカン・シャバービー地区、マイサル地区、ラームーサ地区、アーミリーヤ地区、サラーフッディーン地区、ブスターン・バーシャー地区、バニー・ザイド地区、ライラムーン地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がカフルヌブーダ町を砲撃、またガーブ平原のシャトハ町一帯のシリア軍拠点、ムハルダ市、スカイラビーヤ市、サルハブ市、ジャイイド村をジハード主義武装集団が砲撃した。

また県南西部、南東部各所(ラムラ村、ジャンナーン村一帯など)で、シリア軍とシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団が交戦し、ロシア軍と思われる戦闘機がトゥルール・ハムル村一帯を空爆した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がティールマアッラ村一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ラタキア市のハンマーム広場近く、郊外の農場地帯に迫撃砲弾複数発が着弾した。

これに対して、シリア軍はトルクメン山一帯を砲撃、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、外国人戦闘員とともに同地でシャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ドゥマイル市のフダー幼稚園近くに迫撃砲弾1発が着弾し火災が発生した。

また、ドゥラル・シャーミーヤ(1月1日付)によると、同地一帯では、イスラーム軍、シャーム解放軍がダーイシュ(イスラーム国)を名乗る組織と交戦し、女性1人と子供1人の合わせて2人が死亡した。

これに先立ち、イスラーム軍はドゥマイル市の検問所で、市内のイスラーム軍本部に爆弾を仕掛けようとしていた男性1人を逮捕したと発表していたという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハラスター市近郊のダーヒヤト・アサド町に迫撃砲弾14発以上が着弾した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が撃った地対地ミサイルと思われる砲弾が東ガーリヤ市郊外の平原に着弾、またヤードゥーダ村一帯、ダーイル町でシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

一方、SANA(1月1日付)によると、シリア軍がアトマーン村一帯、ダルアー市各所で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, January 1, 2016、AP, January 1, 2016、ARA News, January 1, 2016、Champress, January 1, 2016、al-Durar al-Shamiya, January 1, 2016、al-Hayat, January 2, 2016、Iraqi News, January 1, 2016、Kull-na Shuraka’, January 1, 2016、al-Mada Press, January 1, 2016、Naharnet, January 1, 2016、NNA, January 1, 2016、Reuters, January 1, 2016、SANA, January 1, 2016、UPI, January 1, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はアレッポ県東部、ダイル・ザウル市などでダーイシュ(イスラーム国)との戦闘を続ける(2016年1月1日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市東部のナッジャーラ村一帯でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、支配地域を拡大した。

一方、SANA(1月1日付)によると、シリア軍がタッル・ムサイビーン村、バーブ市、アアザーズ市(米トルコが「安全地帯」に指定する地域)でダーイシュ(イスラーム国)拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダイル・ザウル市ラサーファ地区、ダイル・ザウル航空基地一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、シリア軍が同地を空爆した。

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ヒムス県では、SANA(1月1日付)によると、シリア軍がサワーナ町、スード丘(カルヤタイン市近郊)、シャーイル・ガス採掘所一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、SANA(1月1日付)によると、シリア軍がダール・カビーラ村、ザアフラーナ村でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の治安当局がラッカ市内のインターネット・カフェで抜き打ち捜査を行い、西暦の新年の挨拶のメッセージを送ったとして若者5人を検挙した。

AFP, January 1, 2016、AP, January 1, 2016、ARA News, January 1, 2016、Champress, January 1, 2016、al-Hayat, January 2, 2016、Iraqi News, January 1, 2016、Kull-na Shuraka’, January 1, 2016、al-Mada Press, January 1, 2016、Naharnet, January 1, 2016、NNA, January 1, 2016、Reuters, January 1, 2016、SANA, January 1, 2016、UPI, January 1, 2016などをもとに作成。

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ダルアー県イズラア市のヌスラ戦線メンバーのイドリブ県への退去に関する停戦合意の内容(2016年1月1日)

シリア人権監視団は、ダルアー県で戦闘を続けていたシャームの民のヌスラ戦線の戦闘員のイドリブ県への退去に関するシリア政府との停戦合意の詳細に関する情報を入手したと発表した。

それによると、停戦合意は、①ダルアー県イズラア市一帯で活動するヌスラ戦線のメンバー212人のイドリブ県への退去(搬送)、②ヌスラ戦線が捕捉していたイラン人士官3人の釈放、を骨子とし、「ダイル・ザウル県住民の仲介」と政治治安部高官の「甥」がシリア政府とヌスラ戦線を仲介したという。

また、ヌスラ戦線戦闘員のイドリブ県への退去は2015年12月5~21日に2回にわけて行い、シリア政府が用意したバスでシリア政府支配地域を移動すること、その際ヒズブッラーの旗を掲げることなどが定められていたという。

AFP, January 1, 2016、AP, January 1, 2016、ARA News, January 1, 2016、Champress, January 1, 2016、al-Hayat, January 2, 2016、Iraqi News, January 1, 2016、Kull-na Shuraka’, January 1, 2016、al-Mada Press, January 1, 2016、Naharnet, January 1, 2016、NNA, January 1, 2016、Reuters, January 1, 2016、SANA, January 1, 2016、UPI, January 1, 2016などをもとに作成。

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ヒムス県、ダイル・ザウル県でシリア軍によるダーイシュ(イスラーム国)への攻勢続く(2015年12月31日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるタドムル市各所(病院、製塩工場など)を空爆し、女性1人を含む15人が死亡した。

一方、SANA(12月31日付)によると、シリア軍がカルヤタイン市一帯を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がジャフラ村各所、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクルを空爆した。

一方、SANA(12月31日付)によると、シリア軍がマリーイーヤ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(12月31日付)によると、シリア軍がトゥルール・ハムル村、クタイシャ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(12月31日付)によると、シリア軍がアファシュ村、ダイル・カーク村、アイシャ村、ハーディル村、バーブ市、タッル・シャワーヤー村、タッル・ハッターバート村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 31, 2015、AP, December 31, 2015、ARA News, December 31, 2015、Champress, December 31, 2015、al-Hayat, January 1, 2014、Iraqi News, December 31, 2015、Kull-na Shuraka’, December 31, 2015、al-Mada Press, December 31, 2015、Naharnet, December 31, 2015、NNA, December 31, 2015、Reuters, December 31, 2015、SANA, December 31, 2015、UPI, December 31, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がダマスカス郊外県マルジュ・スルターン村一帯でヌスラ戦線の反撃を受ける一方、クナイトラ県西サムダーニーヤ村を制圧(2015年12月31日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、マルジュ・スルターン村一帯で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦した。

ドゥラル・シャーミーヤ(12月31日付)によると、この戦闘で、シャームの民のヌスラ戦線などからなるマルジュ・スルターン合同作戦司令室は、同地一帯の広範囲を奪還した。

一方、SANA(12月31日付)によると、シリア軍がザマルカー町、アイン・タルマー村、ドゥーマー市郊外でラフマーン軍団、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍などの拠点を空爆などで攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまたマルジュ・スルターン村一帯で進軍を続け、支配地域を拡大した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団、SANA(12月31日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、県中部の西サムダーニーヤ村でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団を掃討、同地を制圧した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ハーッラ市でシャーム自由人イスラーム運動の司令官のオートバイに仕掛けられていた爆弾が爆発し、司令官が負傷した。

シャイフ・マスキーン市では、シリア軍が奪還した各所でジハード主義武装集団と交戦が続いた。

一方、SANA(12月31日付)によると、シリア軍がダルアー市ジャバービジャ地区、バドウ地区、旧税関地区でイスラームの盾(南部タウヒード旅団)と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がティールマアッラ村一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(12月31日付)によると、シリア軍がティールマアッラ村でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊が県北部のガーブ平原一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(12月31日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、県南東部のバリーフ村、ルーズ・サリーヒーン村、マクツート村、ジャンナーン村、サーリミーヤ村、ラアブーン村、マフラズ村、ムラーディーヤ村、グライミシュ村、ズール・スース村、ズィヤーディヤ村、シャイフ・アブドゥラッブフ村で反体制武装集団を掃討、同地を制圧した。

シリア軍はまた、ムーリク市、カフルズィーター市、ラターミナ町でシャームの民のヌスラ戦線などファトフ軍の武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、外国人戦闘員が、トルクメン山、クルド山一帯でシャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党などからなる反体制武装集団と交戦、ロシア軍と思われる戦闘機が同地を空爆した。

またシリア軍はサルマー町、キンサッバー町一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機が、アレッポ市北部のアアザーズ市一帯、アレッポ市西部のダーラト・イッザ市を空爆した。

またハーン・トゥーマーン村一帯では、シリア軍、国防隊、外国人戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、ジュンド・アクサー機構、トルキスターン・イスラーム党などからなる反体制武装集団と交戦した。

このほか、アレッポ市では、アレッポ市ナイル通り、ムーカンブー地区(シリア政府支配地域)に対してジハード主義武装集団が迫撃砲で攻撃を加え、複数人が負傷した。

またアレッポ市ラーシディーン地区では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、山地の鷹旅団、ヌールッディーン・ザンキー運動、イスラーム自由旅団などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(12月31日付)によると、シリア軍がアレッポ市カルム・タッラーブ地区、シャフ・ルトフィー地区、サラーフッディーン地区、ラーシディーン地区、バニー・ザイド地区でシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、SANA(12月31日付)によると、シリア軍がアービディーン村一帯で反体制武装集団の拠点を攻撃し、戦闘員5人を殲滅した。

AFP, December 31, 2015、AP, December 31, 2015、ARA News, December 31, 2015、Champress, December 31, 2015、al-Durar al-Shamiya, December 31, 2015、al-Hayat, January 1, 2014、Iraqi News, December 31, 2015、Kull-na Shuraka’, December 31, 2015、al-Mada Press, December 31, 2015、Naharnet, December 31, 2015、NNA, December 31, 2015、Reuters, December 31, 2015、SANA, December 31, 2015、UPI, December 31, 2015などをもとに作成。

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シリアの治安当局は30日にレバノン国境で拘束していた民主的変革諸勢力国民調整委員会のメンバー2人を釈放(2015年12月31日)

AFP(12月31日付)は、シリアの治安当局が、30日にレバノン国境で拘束していた民主的変革諸勢力国民調整委員会のメンバー2人を釈放したと伝えた。

AFP, December 31, 2015、AP, December 31, 2015、ARA News, December 31, 2015、Champress, December 31, 2015、al-Hayat, January 1, 2014、Iraqi News, December 31, 2015、Kull-na Shuraka’, December 31, 2015、al-Mada Press, December 31, 2015、Naharnet, December 31, 2015、NNA, December 31, 2015、Reuters, December 31, 2015、SANA, December 31, 2015、UPI, December 31, 2015などをもとに作成。

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シリア人権監視団:2015年の死者数は5万5,219人、うち「戦闘部隊およびイスラーム主義部隊の戦闘員を含む民間人」は20,977人(2015年12月31日)

シリア人権監視団は、2015年1月1日から12月31日までの1年間での紛争での死者数が5万5,219人を記録したと発表した。

死者の内訳は以下の通り:

1. 民間人20,977人
うち18歳未満の子供2,574人、18歳以上の女性1,944人、18歳以上の男性8,931人、戦闘部隊およびイスラーム主義部隊の戦闘員7,728人

2. 離反兵70人

3. シリア軍兵士8,819人

4. 国防隊、バアス大隊、人民諸委員会、シリア民族社会党、アレキサンドレッタ地方解放人民戦線、シャッビーハ、内通者7,275人

5. ヒズブッラー戦闘員378人

6. アラブ、アジア、イラン国籍の親政権シーア派戦闘員、クドス旅団(パレスチナ人)、アラブ国籍の親政権武装集団1,214人

7. イスラーム主義部隊、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線、ジュヌード・シャーム、ジュンド・アクサー、ジュンド・シャーム機構、トルキスターン・イスラーム党のアラブ、欧州、アジア、アメリカ、オーストラリア国籍の戦闘員16,212人

8. 身元不明者274人

なお発表された死者数には行方不明者約3,000人は含まれていない。

AFP, December 31, 2015、AP, December 31, 2015、ARA News, December 31, 2015、Champress, December 31, 2015、al-Hayat, January 1, 2014、Iraqi News, December 31, 2015、Kull-na Shuraka’, December 31, 2015、al-Mada Press, December 31, 2015、Naharnet, December 31, 2015、NNA, December 31, 2015、Reuters, December 31, 2015、SANA, December 31, 2015、UPI, December 31, 2015などをもとに作成。

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ロシア軍ヘリコプターが、米国の支援を受けるYPGに武器弾薬、イラン人士官、シリア軍士官を移送、アレッポ県北部の「安全保障地帯」掌握に向けた作戦を準備か(2015年12月31日)

ムラースィル・スーリー(12月31日付)は、アレッポ県アフリーン市の消息筋の話として、ロシア軍のヘリコプター複数機が、西クルディスタン移行期民政局アフリーン地区の中心都市である同市に着陸したと伝えた。

同消息筋によると、このヘリコプターは、人民防衛隊への武器弾薬を運ぶとともに、イラン人士官やシリア軍士官を搬送しており、ロシア軍、イラン、そしてシリア政府の支援のもと、人民防衛隊、そして米国が支援する同部隊主導のシリア民主軍が、アフリーン市とアレッポ県東部のアイン・アラブ市の間の地域(米トルコが「安全地帯」に指定している地域)、そして同地域の中心都市の一つアアザーズ市の制圧に向けた動きを強めている、という。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、県北部のタナブ村、カシュタアール村一帯で、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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同じくアレッポ県では、シリア人権監視団によると、フライターン市近郊のアジア地区にあるシャーム戦線の武器弾薬庫近くで爆弾が仕掛けられた車が爆発し、戦闘員と思われる3人が死亡、13人が負傷した。

また、ARA News(12月31日付)によると、米トルコが設置合意した県北部の「安全地帯」内のアナダーン市で、ダーイシュ(イスラーム国)が爆弾を仕掛けた車2台を連続して爆破し、民間人複数人が死傷した。

AFP, December 31, 2015、AP, December 31, 2015、ARA News, December 31, 2015、Champress, December 31, 2015、al-Hayat, January 1, 2014、Iraqi News, December 31, 2015、Kull-na Shuraka’, December 31, 2015、al-Mada Press, December 31, 2015、Murasil Suri, December 31, 2015、Naharnet, December 31, 2015、NNA, December 31, 2015、Reuters, December 31, 2015、SANA, December 31, 2015、UPI, December 31, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がダルアー県シャイフ・マスキーン市の中心部に迫る一方、抗戦に参加しない自由シリア軍南部戦線が住民の批判の的に(2015年12月30日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・マスキーン市一帯および第82旅団基地一帯で、シリア軍、国防隊が、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦を続けるとともに、ロシア軍と思われる戦闘機が同地を空爆、ヌスラ戦線の司令官1人を含むジハード主義武装集団戦闘員10人以上が死亡した。

一方、SANA(12月30日付)によると、シャイフ・マスキーン市の北部および東部から市内に突入したシリア軍が進軍を続け、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、市内中心部のダウワール地区、軍人住宅地区に到達した。

シリア軍はまた、フラーク市、シャイフ・フサイン丘で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

これに対して、クッルナー・シュラカー(12月30日付)は、ヌスラ戦線がシリア軍によって制圧された第82師団基地に対して自爆攻撃などを行って反撃、同地を奪還したと伝えた。

なお、クッルナー・シュラカー(12月30日付)は、シャイフ・マスキーン市へのシリア軍の進軍を受け、アル=カーイダ系組織のヌスラ戦線が抗戦する一方で、自由シリア軍南部戦線は司令官のほとんどが県外におり、戦闘には参加しておらず、そのことが地元住民から批判を受けている、と伝えた。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、外国人戦闘員が、カスブ村およびブルジュ・カスブ村一帯でシャームの民のヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党などからなる反体制武装集団と交戦し、カスブ村の複数カ所を制圧した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダーライヤー市を「樽爆弾」などで空爆、またマルジュ・スルターン村一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(12月30日付)によると、イスラーム軍が撃った迫撃砲弾8数がハラスター市郊外に着弾し、2人が死亡、2人が負傷した。

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ダマスカス県では、SANA(12月30日付)によると、マッザ86地区、アッバースィーヤ地区、バーブ・トゥーマ地区、カッサーア地区、スィブキー公園近く、ジャーヒズ公園近くにイスラーム軍が撃った迫撃砲弾11発が着弾し、10人が負傷した。

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イドリブ県では、SANA(12月30日付)によると、シリア軍がナキール村、フバイト村、ハーミディーヤ村、ハーン・スブル村でシャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(12月30日付)によると、シリア軍がサアン・アスワド村、タスニーム村東部で、シャームの民のヌスラ戦線の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 30, 2015、AP, December 30, 2015、ARA News, December 30, 2015、Champress, December 30, 2015、al-Hayat, December 31, 2015、Iraqi News, December 30, 2015、Kull-na Shuraka’, December 30, 2015、al-Mada Press, December 30, 2015、Naharnet, December 30, 2015、NNA, December 30, 2015、Reuters, December 30, 2015、SANA, December 30, 2015、UPI, December 30, 2015などをもとに作成。

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ロシアのガティロフ外務次官「テロ組織に関して米国とロシアの視点は極めて近い」(2015年12月30日)

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、ヴラジミール・プーチン大統領がジョン・ケリー米国務長官との最近の会談で、アサド大統領の選挙への出馬を求めたとするブルームバーグ・ニュースの報道を否定した。

一方、ゲンナージー・ガティロフ外務次官は、ウィーン会議での合意と国連安保理決議第2254号に従い、国際シリア支援グループ(ISSG)が作成しているテロ組織のリストに関して、「ダーイシュ(イスラーム国)、アル=カーイダ、ヌスラ戦線というテロ組織に関する我々の見解は一致している」と述べ、米国とロシアの視点に関して「極めて近い」ことを強調した。

ガティロフ外務次官はまた、「ヒズブッラーとハマースについては、我々は米国と協議することすら拒否している」と付言した。

『ハヤート』(12月31日付)が伝えた。

AFP, December 30, 2015、AP, December 30, 2015、ARA News, December 30, 2015、Champress, December 30, 2015、al-Hayat, December 31, 2015、Iraqi News, December 30, 2015、Kull-na Shuraka’, December 30, 2015、al-Mada Press, December 30, 2015、Naharnet, December 30, 2015、NNA, December 30, 2015、Reuters, December 30, 2015、SANA, December 30, 2015、UPI, December 30, 2015などをもとに作成。

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民主的変革諸勢力国民調整委員会のメンバー2人が、サウジアラビアでの反体制派統一代表団人選のための最高交渉委員会参加の途上、シリア当局に逮捕(2015年12月30日)

『ハヤート』(12月31日付)は、シリアの治安当局は、国内で活動する民主的変革諸勢力国民調整委員会のメンバー2人をレバノン国境で拘束したと伝えた。

拘束されたのは、アフマド・アスラーウィー氏、ムニール・ビータール氏の2人。

2人は、サウジアラビアの首都リヤドでの反体制派合同会合で設置された反体制派交渉団人選のための最高交渉委員会のメンバーで、レバノン経由でサウジアラビアに向かい、会合に参加しようとしていた。

AFP, December 30, 2015、AP, December 30, 2015、ARA News, December 30, 2015、Champress, December 30, 2015、al-Hayat, December 31, 2015、Iraqi News, December 30, 2015、Kull-na Shuraka’, December 30, 2015、al-Mada Press, December 30, 2015、Naharnet, December 30, 2015、NNA, December 30, 2015、Reuters, December 30, 2015、SANA, December 30, 2015、UPI, December 30, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がハサカ市で結成した特殊部隊約200人をダーイシュ(イスラーム国)との激戦が続くダイル・ザウル市に派遣(2015年12月29日)

クッルナー・シュラカー(12月30日付)は、複数の地元消息筋の話として、シリア軍がハサカ市で結成した特殊部隊約200人を、ダーイシュ(イスラーム国)との激戦が続くダイル・ザウル市に派遣したと伝えた。

特殊部隊隊員の派遣は東部方面司令官のムハンマド・ハドゥール少将の命令によるもの。

この特殊部隊は10月にハドール少将が住民に対して参加・結成を呼びかけていたもので、ハサカ市をシリア政府とともの分割統治する西クルディスタン移行期民政局は特殊部隊の結成に異議を唱えていた。

AFP, December 30, 2015、AP, December 30, 2015、ARA News, December 30, 2015、Champress, December 30, 2015、al-Hayat, December 31, 2015、Iraqi News, December 30, 2015、Kull-na Shuraka’, December 30, 2015、al-Mada Press, December 30, 2015、Naharnet, December 30, 2015、NNA, December 30, 2015、Reuters, December 30, 2015、SANA, December 30, 2015、UPI, December 30, 2015などをもとに作成。

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ロシア軍と思われる戦闘機がアレッポ県東部のダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つバーブ市を爆撃(2015年12月29日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍と思われる戦闘機がアレッポ市東部にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点都市の一つバーブ市を空爆した。

一方、SANA(12月29日付)によると、シリア軍がタッル・ハッターバート村、ナッジャーラ村、アイシャ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(12月29日付)によると、シリア軍がジャフラ村、マリーイーヤ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(12月29日付)によると、シリア軍が大マヒーン山、小マヒーン山などマヒーン町一帯およびハドス村、フワーリーン村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、同地を制圧した。

シリア軍はまた、シャーイル・ガス採掘所一帯、タドムル市郊外採石場一帯でダーイシュの拠点などを空爆した。

AFP, December 29, 2015、AP, December 29, 2015、ARA News, December 29, 2015、Champress, December 29, 2015、al-Hayat, December 30, 2015、Iraqi News, December 29, 2015、Kull-na Shuraka’, December 29, 2015、al-Mada Press, December 29, 2015、Naharnet, December 29, 2015、NNA, December 29, 2015、Reuters, December 29, 2015、SANA, December 29, 2015、UPI, December 29, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がダルアー県シャイフ・マスキーン市周辺、ラタキア県ブルジュ・カスブ村などを制圧(2015年12月29日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)の空爆とシリア軍の砲撃で、シャイフ・マスキーン市で反体制武装集団戦闘員少なくとも9人が死亡した。

同地一帯では、シリア軍が国防隊、ヒズブッラー戦闘員、イラン人士官とともに、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線などからなる反体制武装集団と交戦し、シャイフ・マスキーン市の北部地区の大部分と同市に隣接する第82師団基地を制圧したという。

一方、SANA(12月29日付)によると、シリア軍が、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、イスラーム・ムサンナー運動などからなるジハード主義武装集団と交戦の末、シャイフ・マスキーン市近郊のハッシュ丘、第82旅団基地を制圧し、同地一帯での制圧地域を拡大した。

シリア軍はまた、ガズラーン農場北部一帯で反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(12月29日付)によると、シリア軍が人民防衛諸集団とともに、県北部のブルジュ・カスブ村、第1044地点で反体制武装集団の掃討作戦を実施、同地を制圧した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、フーア市郊外で16歳の少年が狙撃され、死亡した。

一方、SANA(12月29日付)によると、シリア軍がダーナー市でシャームの民のヌスラ戦線の拠点に対して特殊作戦を行い、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、ジャルジャナーズ町でヌスラ戦線の拠点を空爆し、戦闘員数十人を殲滅した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がムーリク市、ラハーヤー村、マアルカバ村を砲撃、戦闘機(所属明示せず)がラーシャー村(シャフシャブー山)を空爆した。

一方、SANA(12月29日付)によると、シリア軍がムーリク市、トゥルール・ハムル村、シャフシャブー山一帯でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、シリア軍がラターミナ町、マアルカバ村でシャームの民のヌスラ戦線、イッズ連合などからなるジハード主義武装集団の拠点を空爆し、戦闘員7人を殲滅した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)がタッル・アブヤド市を夜間空爆し、子供3人、女性1人を含む9人が死亡した。

クッルナー・シュラカー(12月29日付)によると、この空爆はロシア軍によるもので、犠牲者の数は20人にのぼったという。

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ダマスカス郊外県では、SANA(12月29日付)によると、シリア軍がマルジュ・スルターン村一帯、ナシャービーヤ町で反体制武装集団と交戦し、支配地域を拡大した。

シリア軍はまた、アルバイン市、ドゥーマー市、アーリヤ農場などでイスラーム軍などのジハード主義武装集団の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、SANA(12月29日付)によると、シリア軍がジャウバル区で反体制武装集団の拠点を攻撃し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, December 29, 2015、AP, December 29, 2015、ARA News, December 29, 2015、Champress, December 29, 2015、al-Hayat, December 30, 2015、Iraqi News, December 29, 2015、Kull-na Shuraka’, December 29, 2015、al-Mada Press, December 29, 2015、Naharnet, December 29, 2015、NNA, December 29, 2015、Reuters, December 29, 2015、SANA, December 29, 2015、UPI, December 29, 2015などをもとに作成。

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