シャルア暫定大統領は政令で公務員(民間・軍人)の基本給の200%増額と年金額の200%増額を決定(2025年6月22日) #シリア

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は2025年政令第102号を施行し、すべての公務員(民間・軍人)の基本給に200%の増額を決定した。


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SANAによると、シャルア暫定大統領はまた、2025年政令第103号を施行し、現在の法律に基づき年金を受給している退職者全員に対し、支給日現在の年金額を200%増額することを決定した。

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ダマスカス県の聖マール・イリヤース教会を狙った爆破テロ攻撃が発生:内務省はダーイシュの犯行と断じる(2025年6月22日)

SANAによると、ダマスカス県のドゥワイラア地区にある聖マール・イリヤース教会を狙った爆破テロ攻撃が発生した。


内務省がFacebookを通じて以下の通り発表した。

ダマスカス県ドゥワイラア地区にある聖マール・イリヤース教会に、テロ組織ダーイシュ(イスラーム国)の自爆犯が侵入し、発砲したのち、自爆ベストで自爆した。
初期情報によると、複数の民間人が殉職・負傷、治安部隊が現場に急行して一帯を封鎖した。専門チームが事件現場で証拠収集と捜査を開始した。

緊急治安対策の一環として、ダマスカス県のサーマ・ムハンマド・ハイル・アーティカ治安総局長(准将)が聖マール・イリヤース教会の爆発現場を視察し、初動調査の進捗を確認した。

ダマスカス県の聖マール・イリヤース教会を標的としたテロ爆破事件の犠牲者の遺族に対し、深い哀悼の意を表する。内務省の専門チームはすでに事件の背景解明と詳細な調査を開始している。
こうしたテロ行為はシリア国家の社会的平和の実現を阻むことはなく、シリア国民が一致団結して安定を守るという選択を妨げることはできない。

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SANAによると、外務在外居住者省は、シリア駐在の各国大使および外交・領事団長に対して、事件現場を、同省の許可なしに訪問しないよう要請した。

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SANAによると、ハムザ・ムスタファー情報大臣はXを通じて、事件を強く非難し、犠牲者の遺族に深い哀悼の意を表した。

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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局は、声明を出し、事件を強く非難した。

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ANHAによると、シリア・ムスタクバル党とシリア女性評議会も声明を出し、事件を厳しく非難した。

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ANHAによると、シリア民主軍は声明を出し、事件を「シリア国民に対する攻撃」、「シリア人に共通の敵」と非難した。

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SANAによると、レバノンのナウワーフ・サラーム首相は事件をもっとも強い言葉で非難し、多くの無辜の犠牲者が出たことに哀悼の意を表した。

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SANAによると、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表は、事件についてもっとも強い言葉で非難し、多数の民間人が死傷したことに深い憤りを表明した。

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SANAによると、在シリア・ドイツ大使館は事件をもっとも強い言葉で非難した。

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SANAによると、UAEの外務省は事件について激しい非難と深い憤りを表明した。

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トーマス・バラック在トルコ米大使兼シリア担当特使はXを通じて事件を非難し、不安と恐怖を拡散させようとする者たちに立ち向かうシリア政府を引き続き支援すると表明した。

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SANAによると、イラク外務省は事件を強い表現で非難する声明を発表した。

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SANAによると、フランス外務省は事件をもっとも強い言葉で非難すると表明した。

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SANAによると、カタール外務省は事件をもっとも強い言葉で非難し、強い憤りを表明すると発表した。

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SANAによると、ヨルダン外務省は事件をもっとも強い表現で非難した。

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SANAによると、バーレーン外務省は事件に対して強い非難と深い哀悼の意を表明した。

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SANAによると、ベルギー外務省は事件を強い非難の意を表明した。

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SANAによるとレバノンのジョゼフ・アウン大統領は、事件を強く非難した。

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ダマスカス郊外県ドゥンマル市で21日深夜から22日にかけて銃撃戦が発生(2025年6月22日)

ダマスカス郊外県では、ドゥンマル市で21日深夜から22日にかけて銃撃戦が発生した。

一方、カフルバトナー町出身の若者が、ダマスカスのカフルスーサ地区で治安部隊に20日に拘束された際に銃撃を受けて死亡、22日に遺体は家族に引き渡された。

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スワイダー県では、スワイダー市中心部の絞首台広場近くで、銃弾を受け死亡した男性の遺体が発見された。

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アレッポ県では、アレッポ市のハラク地区で、19日に正体不明の武装グループの銃撃を受け重傷を負っていたクドス旅団の元司令官が死亡した。

また、SANAによると、アレッポ県の遺跡・博物館総局は、密輸の準備がされていた遺物多数を押収した。

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ダイル・ザウル県では、元バアス党支局長を務めた人物が、汚職容疑で治安当局により逮捕された。

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タルトゥース県では、フルバ・サナースィル村で、治安部隊と民兵が家禽農場で働く若者を拘束、その際宗派差別的な罵倒が行った。

また、バーニヤース市で若者1人が逮捕された。

さらに、バーニヤース市郊外のバイダー村にある海岸で、40代の男性が営利な凶器で刺されて、遺体が発見された。

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ヒムス県では、クサイル市近郊で、レバノンへの出稼ぎを試みた若者2人(うち1人は未成年)が検問所で逮捕された。

イナブ・バラディーによると、ヒムス県の内務治安部隊が県内での覆面着用を禁止した。

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ラタキア県では、カルダーハ市近郊アイン・アルース村で、アラウィー派の兄弟2人が治安当局への召喚中に検問所で逮捕された。

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イドリブ県では、サルマダー市でオートバイに乗った正体不明の武装グループが若者1人を銃撃し、殺害した。

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司法高等研究所から解雇された司法研修生たちが、司法省前で抗議デモを行った。

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イスタンブールを訪問中のシャイバーニー外務在外居住者大臣はトルコのカリン国家情報機構(MiT)長官、フィダン外務大臣らと会談(2025年6月22日)

SANAによると、イスラーム協力機構(OIC)第51回加盟国外相会議に出席するためにトルコのイスタンブールを訪問中のアスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、トルコのイブラヒム・カリン国家情報機構(MiT)長官と会談した。

SANAによると、シャイバーニー外務在外居住者大臣はまた、イエメンのシャーイア・ズンダーニー外務大臣、アフマド・アッターフ外務大臣とそれぞれ会談した。


SANAによると、シャイバーニー外務在外居住者大臣はさらに、トルコのハカン・フィダン外務大臣と会談し、地域情勢の最新動向と多分野における二国間協力の強化について協議し、両国および両国民の利益に資する形での継続的な調整の重要性を確認した。

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人民議会選挙高等委員会は法務委員会の委員を任命:人民議会議員100人のうち少なくとも20%を女性に、2%戦争を負傷者に割り当て(2025年6月22日)

SANAによると、人民議会選挙高等委員会は決定第1号を発出し、法務委員会の委員を任命した。

法務委員会は、高等委員会の直接監督のもとで活動し、法的助言の提供、法的な提案の作成、選挙プロセスに関連する法的手続の適正な運用の監督を担う。

委員とその専攻は以下の通り:

  • ターリク・クルディー(憲法法専攻)
  • ターリク・ナッハース(行政法専攻)
  • サミーラ・ワッタール(私法専攻)
  • アフマド・カンヌート(国際法専攻)
  • アブドゥッラー・アジャミー氏(国際法・人道法専攻)

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イナブ・バラディーによると、人民議会選挙高等委員会は首都ダマスカスのオペラ・ハウスで意見交換会を実施し、選挙人団メンバーおよび人民議会議員の要件を提示した。

提示された要件は以下の通り:

  • 2011年3月以前にシリア国籍を保有していること(重国籍でも可)
  • 政治犯や治安関連以外の重罪で有罪判決を受けていないこと
  • 法的に完全な能力を有すること(精神的に健全で財産に制限がない等)
  • 不名誉な軽犯罪で有罪となっていないこと
  • 軍や治安部隊に所属していないこと
  • 25歳以上であること
  • 立候補する選挙区に登録されていること
  • 有資格者の場合、大学の学位を有すること
  • 名士・有識者の場合、高卒以上または公共活動に10年以上従事していること(読み書き必須)
    中央または地方の選挙委員会のメンバーではないこと
  • 閣僚、次官、代理ではないこと
  • 素行が良好であること

また、バドル・ジャームース委員によると、人民議会議員100人のうち少なくとも20%を女性に、2%戦争を負傷者に割り当てられるという。

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ロシアのボグダノフ外務副大臣兼大統領特使(中東地域担当):「シリア国内のロシア軍基地の処遇問題について、シャルア移行期政権と引き続き連絡を取り合っている」(2025年6月21日)

タス通信によると、ロシアのドミトリー・ペスコフ大統領報道官は、アフマド・シャルア移行期政権と関係を築く意志があると述べた。

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タス通信によると、ミハイル・ボグダノフ外務副大臣兼大統領特使(中東地域担当)は、サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)の会場で記者団に対して、シリア国内のロシア軍基地の処遇問題について、シャルア移行期政権と引き続き連絡を取り合っていると述べた。

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ダマスカス県ルクンッディーン区で、行方不明者の家族たちが抗議のデモを実施し、家族の消息を明らかにするよう要求:イドリブ県のカラーマ・キャンプ群で住民らが緊急支援を求めて抗議デモ(2025年6月21日)

シリア人権監視団によると、ダマスカス県のルクンッディーン区で、行方不明者の家族たちが抗議のデモを実施し、家族の消息を明らかにするよう要求した。

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シリア人権監視団によると、イドリブ県では、カラーマ国内避難民(IDPs)キャンプ群で、住民らが緊急支援を求めて抗議デモを行った。

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シリア人権監視団によると、ハマー県では、ハマー市のアースィー広場で、前日、前々日に続いてデモが発生し、参加者らは「シャッビーハ」の排除と「革命家」とされる人々の釈放を要求した。

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アレッポ県タッル・アラン町のカフェでシリア民主軍を称える歌を聴いていたとして治安当局に逮捕されていたスウェーデン国籍の若者が釈放される(2025年6月21日)

シリア人権監視団によると、アレッポ県では、タッル・アラン町のカフェでシリア民主軍を称える歌を聴いていたとして、18日に治安当局に逮捕されていたハリール・サファル氏が釈放された。

サファル氏は、スウェーデン国籍を持ち、欧州で約14年を過ごした後に帰郷したばかりで、村のカフェでシリア民主軍を称える歌を聴く自身の動画をSNSで公開していた。

また、逮捕と合わせて、カフェも「集会許可を得ていない」として閉鎖された。


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OIC外相会議に出席するためにトルコのイスタンブールを訪れたシャイバーニー外務在外居住者大臣が、アフガニスタンのムッタキー外務大臣らと会談(2025年6月21日)

SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、トルコのイスタンブールで開催されたイスラーム協力機構(OIC)の第51回外相理事会に出席した。

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外務在外居住者省はフェイスブックを通じて、OIC外相会議に出席するためにイスタンブールを訪れたアスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣が、アフガニスタンのアミール・ハーン・ムッタキー外務大臣らと会談し、二国間の関係強化の可能性や、共通の関心事項についての意見交換を行ったと発表した。

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シャルア暫定大統領は首都ダマスカスで、ジャン=ピエール・ラクロワ国連平和維持活動(PKO)担当事務次長および随行団と会談(2025年6月21日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は首都ダマスカスで、ジャン=ピエール・ラクロワ国連平和維持活動(PKO)担当事務次長および随行団と会談を行った。


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SANAによると、これに先立ち、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣は、ラクロワ事務次長らと首都ダマスカスの国防省本庁舎で会談を行い、地域の平和と安定の実現に向けた国連との連携および調整の強化策を議論した。

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シリア民間航空総局は北・東シリア地域民主自治局がカーミシュリー国際空港の運営・管理を一方的に宣言したのを受けて、同空港を「運用上の理由」により閉鎖したと発表(2025年6月21日)

SANAによると、シリア民間航空総局は声明を発表し、北・東シリア地域民主自治局がカーミシュリー国際空港の運営・管理を一方的に宣言したのを受けて、同空港を「運用上の理由」により閉鎖したと発表した。

声明によると、閉鎖措置は、同総局が発行した航空情報通報(NOTAM)に基づくもので、国内外すべての航空会社および関係機関に対して法的拘束力を持つ。

また、空港の管理を主張する北・東シリア地域民主自治局に対しては、空港の管理・運用およびシリア領空内の航空運行を統括する法的権限を有するのはシリア民間航空総局のみであると強調した。

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人民議会選挙高等委員会はクナイトラ市のアラブ文化センターで、同県の公職者、地域の代表、部族長、名士らとの会合を開催(2025年6月21日)

SANAによると、人民議会選挙高等委員会はクナイトラ県クナイトラ市のアラブ文化センターで、同県の公職者、地域の代表、部族長、名士らとの会合を行った。
会合には、アフマド・ダッラーティー知事も出席し、人民議会選挙に向けた準備状況が話し合われた。

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シリア・アラブ航空は6月22日(日)にダマスカス国際空港から出発予定だったフライトをアレッポ国際空港発に変更(2025年6月21日)

SANAによると、シリア・アラブ航空は、6月22日(日)にダマスカス国際空港から出発予定だったフライトを、アレッポ国際空港発に変更、また乗客の利便性を考慮し、首都ダマスカスとアレッポ空港間を結ぶ専用バスを運行すると発表した。

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総合情報機関が内務省関係機関と連携して、アサド前大統領のいとこのワスィーム・アサドを逮捕(2025年6月21日)

SANAによると、内務省は、総合情報機関の特殊任務部隊が、レバノン国境に近いヒムス県タッルカラフ市近郊で内務省関係機関と連携して待ち伏せ作戦を実施、ワスィーム・アサド容疑者をおびき出し、逮捕したと発表した。
同容疑者は麻薬取引の主要人物で、前政権下で複数の犯罪に関与していたことで知られているという。

イナブ・バラディーによると、ワスィーム・アサドは、1980年生まれで、バッシャール・アサド前大統領のいとこ。
カプタゴンの製造・密輸ネットワークに関与したことが疑われており、EUが制裁対象に指定している。
ハムザ・ムスタファー情報大臣は、Xを通じて、ワスィーム・アサド容疑者の逮捕について、シリア人に対する人権侵害の加害者たちを追及する日々強化される取り組みの一環であると強調した。

アナス・ハッターブ内務大臣もXを通じて、逃亡中のバッシャール・アサドの体制の犯罪象徴たちを追及する国家の努力の一環であると強調した。


マズハル・ワイス法務大臣もXを通じて逮捕の歓迎の意を示した。

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シリア人権監視団によると、ヒムス県では、ヒムス市とタッルカラフ市を結ぶハワーシュ橋(ハワーシュ町)付近で、治安機関所属と自称する3人組の武装グループがタルカルフ市出身の若者2人を制止し、バイクへの給油を要求、拒否されると2人に向けて発砲した。

このうち1人はレバノン国境近く(ワーディー・ハーリド)で拘束されたが、残る2人は逃走中。

また、ヒムス市タッル地区でタッルカラフ市出身の若者が自宅で就寝中に武装グループの襲撃を受け射殺された。

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シリア人権監視団によると、治安当局はまた、前政権の民兵の一つバーキル旅団の幹部であるファーディー・アフィース容疑者、ダイル・ザウル県西部出身で、前政権の総合情報局やシリア軍第86師団に配属されていたダウード・トゥーカーン容疑者も逮捕した。

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シリア人権監視団によると、ラタキア県では、ラタキアのマズィーラ橋付近で、アラウィー派の22歳の若者が正体不明の武装グループに銃撃され死亡した。

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シリア人権監視団によると、アレッポ県では、アフリーン市出身の若者が、ムスタファー・シャイフー氏殺害に抗議するデモに参加したとして、内務省総合治安局の要員によって激しい暴行を受けた。

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シリア人権監視団によると、タルトゥース県では、シャイフ・バドル市近郊のスーラーニー村で、内務省総合治安局所属とされるグループが住居を襲撃し、家財道具を略奪・破壊、女性に暴行を加えた。

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シリア人権監視団によると、ダルアー県では、サナマイン市で、住民の男性がバイクに乗った2人組の武装グループの銃撃を受け、死亡した。

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シリア人権監視団によると、スワイダー県では、スワイダー県南部のクーム地区で30代の男性が自宅の部屋でライフル銃で撃たれて死亡しているのが発見された。

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シャルア移行期政権、北・東シリア地域民主自治局の両支配地域で修了試験開始:ダルアー県で試験関連書類を運搬中の車輌が襲撃を受ける(2025年6月21日)

SANAによると、アフマド・シャルア移行期政権の支配地域で、一般および宗教基礎教育修了試験、職業高校(工業・商業・女子)修了試験が開始された。
試験期間は、一般および宗教基礎教育修了試験が7月9日、職業高校(工業・商業・女子)修了試験が7月10日まで。

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SANAによると、通信通信情報技術と教育養育省は共同声明を発表し、試験会場周辺地域において一時的な通信遮断措置を行うとして、その実施日程を明らかにした。

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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局の支配地各所で、同自治局教育養育委員会とアフマド・シャルア移行期政権の教育養育省との共同合意に基づき、国連児童基金(UNICEF)の支援のもと、中等教育修了試験が実施された。

試験は前政権のカリキュラムに基づくもので、ジャズィーラ地区(ハサカ県)、ダイル・ザウル地区(ダイル・ザウル県)、ラッカ地区(ラッカ県ラッカ市)、タブカ地区(同タブカ市)、ユーフラテス地区(アレッポ県北部)の複数の試験会場で、26,445人の生徒が受験した

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シリア人権監視団によると、ダルアー県では、ヤードゥーダ村とムザイリーブ町を結ぶ街道で、修了試験の試験・解答用紙を運んでいた治安当局の車輌が武装グループに襲撃され、銃撃戦が発生、武装グループのメンバー1人が死亡した。

車輌は、西ダルアーのシャジャラ町の教育センターの試験関連文書を運搬中だった。

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ダマスカス警察が老舗ホテルのウマイヤ・ホテルに強制立ち入りを行い、「飲料と水タバコの提供」を理由に一方的に営業停止処分を科す(2025年6月20日)

ダマス・ニュース通信によると、ダマスカス警察が6月18日、老舗ホテルのウマイヤ・ホテルの4階にあるバーに強制立ち入りを行い、音楽を止めさせ、店内に展開、施設内の様子を撮影し、緊張と不安のなか、恐怖を感じた来店客は次々と逃げ出した。

強制立ち入りは、ホテル側が滞在客や来店客に不安を与えないようにと求めたにもかかわらず行われた。

その後、警察はすべての営業許可証の提示を要求し、ホテル側はこれに応じたが、警察は、すべての書類を確認するため翌日(19日)に出頭するよう要請した。

ホテルの担当者は19日にダマスカス警察の担当部署へ出向き、すべての書類と支払済みの手数料などを提示したが、午後6時頃、ダマスカス県庁職員がホテルを訪れ、県知事の命令により営業停止処分を実施すると通達した。

19日はホテルの全室が予約で埋まっており、営業停止処分は事前の警告や違反報告もないまま行われた。

ホテル側が営業停止にかかる書類の提示を求めると、職員はスマートフォンに表示された画像のみを見せ、書類については閉鎖後に正式な書類を渡すと告げたうえで、従わなければ拘束の可能性があると警告したという。

6月21日に手渡された営業停止命令書の理由は「飲料と水タバコの提供」と記載されていたが、ホテル側はこれについて正式な営業許可を有していた。

 

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ダマスカス郊外県ハーマ町、ハマー県ハマー市で「シャッビーハ」の追放・処罰を求めるデモ(2025年6月20日)

シリア人権監視団によると、ダマスカス郊外県では、ハーマ町では、数十人の住民が抗議デモを行い、前政権関係者の処罰を求めた。

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シリア人権監視団によると、ハマー県では、ハマー市中心部のアースィー広場で、数十人の市民が抗議デモを行い、アフマド・シャルア移行期政権に対して、「シャッビーハ」の追放と、依然として拘束されているとされる「革命家」らの釈放を要求した。

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シリア原子力庁は、約80人の職員に対して有給の行政休暇を与えるとする内部命令を発出(2025年6月20日)

シリア人権監視団によると、シリア原子力庁は、約80人の職員に対して、2025年6月1日から8月31日までの間、有給の行政休暇を与えるとする内部命令を出した。

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タルトゥース県、ハマー県でアラウィー派が武装グループによって殺害される(2025年6月20日)

シリア人権監視団によると、ダマスカス郊外県では、前政権の国防隊の一つカラムーンの盾旅団の司令官だったラーミズ・バフブーフ氏がナブク市で銃で撃たれ殺害された。

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シリア人権監視団によると、アレッポ県では、治安部隊がハーン・アサル村で、違法薬物の取引に関与したとされる犯罪組織に対して大規模な強制捜索を実施し、銃撃戦の末に2人を殺害、他数人を拘束、大量の違法薬物と武器を押収した。

また、ヒムス県でも南東部で治安部隊が武装グループが激しく交戦、1人を殺害、1人を拘束した。

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シリア人権監視団によると、ダルアー県では、タファス市で、地元武装グループの元指導者の兄弟2人を含む3人がが、同グループのメンバーだった家族によって殺害された。

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シリア人権監視団によると、タルトゥース県では、バニヤース市郊外のバイダー村付近で、アラウィー派の男性がオートバイに乗った武装グループの銃撃を受けて死亡した。

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シリア人権監視団によると、ハマー県では、サルハブ市で、前政権の協力者と非難を受けていたアラウィー派の男性が銃撃され、死亡した。

また、マラフ町の30代女性の遺体が、サルハド市に至る街道で発見された。

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シリア人権監視団によると、スワイダー県では、イラー村で地元の部族どうしの銃撃戦が発生し、10歳の子どもが流れ弾で死亡した。

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シリア人権監視団によると、ラタキア県では、治安部隊はジャブラ市で前政権の国防隊の幹部だったフィラース・ムフィード・サイード容疑者を逮捕した。

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シリア・アラブ航空は明日(6月21日)のすべてのフライトについてアレッポ国際空港を経由して実施し、これに伴い、ダマスカスとアレッポ空港間で特別バスによる乗客輸送が行われると発表(2025年6月20日)

SANAによると、シリア・アラブ航空は明日(6月21日)のすべてのフライトについてアレッポ国際空港を経由して実施し、これに伴い、ダマスカスとアレッポ空港間で特別バスによる乗客輸送が行われると発表した。

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SANAによると、シリア・アラブ航空はまた、旅行者がフライトに関する最新情報を確認できるようにするため、仮設のウェブサイト(www.syrian-airlines.net)を開設したと発表した。

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アレッポ県では「トルコの傭兵」(シリア国民軍)が、トルコの占領下にある「オリーブの枝」地域内のアフリーン市で発生した若者らによる抗議デモを弾圧、参加者複数名を逮捕(2025年6月20日)

ANHAによると、アレッポ県では、「トルコの傭兵」(シリア国民軍)が、トルコの占領下にある「オリーブの枝」地域内のアフリーン市で発生した若者らによる抗議デモを弾圧、参加者複数名を逮捕した。

抗議デモは、前日のムスタファー・シャイフー氏殺害を受けたもの。

また、シリア人権監視団によると、タッル・アラン町で、アフマド・シャルア移行期政権の内務省総合治安局に所属するスルターン・スライマーン・シャー師団(アムシャート師団)のメンバーが若い男性を銃撃し、殺害した。

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スイス連邦評議会は対シリア経済制裁および一部の金融サービス提供、貴金属取引、高級品の輸出に対する制限を解除することを決定(2025年6月20日)

スイス連邦評議会は公式ウェブサイトを通じて、対シリア経済制裁および一部の金融サービス提供、貴金属取引、高級品の輸出に対する制限を20日午後6時(現地時間)に解除することを決定したと発表した。

対シリア措置に関する政令(2025年6月20日改正)によると、これにより、シリア中央銀行を含む24の機関の資産および経済資源の凍結が解除される。

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SANAによると、外務在外居住者省は声明を出し、6月20日にスイス連邦評議会が発表した対シリア経済制裁の解除決定を歓迎、シリア国民の利益に資する前向きな一歩であり、復興と経済活性化の支援に寄与するものと発表した。

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SANAによると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者大臣は、首都ダマスカスでフィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官と会談、難民の自発的かつ安全な帰還に向けたシリア政府の努力を支援する重要性、難民の尊厳と基本的ニーズを守る尊厳ある帰還実現のための協力強化の必要性を確認、強調した。

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ハマー市中心部のアースィー広場にで、住民らが抗議集会を開き、「シャッビーハ」や犯罪者の追及を要求(2025年6月19日)

シリア人権監視団によると、ハマー県では、ハマー市中心部のアースィー広場にある県庁舎前で、住民らが抗議集会を開き、アフマド・シャルア移行期政権への支持を表明するとともに、前政権のもとで市民への流血・違法行為に関与した「シャッビーハ」や犯罪者の追及を要求した。

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ヒムス県アクラビーヤ市でムルシド派の住民ら数千人が集まり、抗議デモ(2025年6月19日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、アクラビーヤ市で、ムルシド派の住民ら数千人が集まり、抗議デモを行った。

デモは、ヒムス市クスール地区で17日に正体不明の武装グループによって拉致されていたムルシド派の50歳代の農業技師が殺害され、18日遺体で発見されたことなどを受けたもの。


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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市で、軍の退役将兵、警察退職者ら数十人がデモを行い、退職金の支払いを求めた。

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トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のアレッポ県ジンダリース町近郊で太陽光パネルを盗難から守るため警備をしていた若い男性が「トルコの傭兵」(シリア国民軍)の銃撃を受けて死亡(2025年6月19日)

アレッポ県では、ANHAによると、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のジンダリース町近郊のハッジ・フスニー村出身のムスタファー・ジャミール・シャイフー氏(2007年生まれ)が深夜1時ごろ、太陽光パネルを盗難から守るため警備をしていたところ、「トルコの傭兵」(シリア国民軍)の銃撃を受けて殺害された。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダルバースィーヤ市の天井に上っていた若い男性に向けてトルコ軍国境警備隊が発砲し、殺害した。

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内務省総合治安局がヒムス県タッルカラフ市近郊でレバノンに密輸されようとしていた対戦車ミサイルを積んだ貨物車輛を押収(2025年6月19日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局がタッルカラフ市近郊でレバノンに密輸されようとしていた対戦車ミサイルを積んだ貨物車輛を押収した。

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ダマスカス県の財務局ビルで、女性弁護士が「このエレベーターは男性専用だ」として使用を禁じられる(2025年6月19日)

シリア人権監視団などは、ダマスカス県の財務局ビルで、女性弁護士が「このエレベーターは男性専用だ」として使用を禁じられたとして、その様子を撮影した映像を公開した。

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検事総長は決定第1407号を発出し、職務を解かれた裁判官約100人を出国禁止に(2025年6月19日)

シリア人権監視団によると、検事総長は決定第1407号を発出し、職務を解かれた裁判官約100人に対して出国禁止措置を命じた。

対象者のなかには、旧政権のテロ法廷に勤務していた者や、すでに退職した判事、告発を受けている判事、バアス党指導部に派遣されていた判事、元人民議会議員らが含まれている。

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ダマスカス郊外県、アレッポ県でシャルア移行期政権の治安部隊の「シャッビーハ化」が顕著に(2025年6月19日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ジャブラ市で住民1人がアフマド・シャルア移行期政権傘下の武装グループによって誘拐され、その後殺害された。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ウンム・ダーリー村の貯水井戸内で、前政権時代に殺害されたと見られる身元不明の8人の遺体が発見された。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ルハイバ市に設置されている検問所の要員が、旧政権時代と同じように通過する車の運転手から「みかじめ料」を徴収しているとして、そのことを裏づける映像を公開した。

徴収は旧シリア軍第4師団を想起させるという。

また、ナブク市で正体不明の武装グループが前政権の国防隊に協力していたとされる男性1人を銃で撃ち殺害した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、内務省総合治安局傘下の治安グループがアレッポ市近郊のナイラブ・キャンプで、武器が隠されているとして民家1棟に押し入り、なかにいた女性に暴行を加え、窃盗を働いた。

アレッポ県では、前政権のシャッビーハを想起させるこうした犯罪が増えているという。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、マアイスラ村で正体不明の武装グループが民家を襲撃し、住民1人を拉致、その後殺害した。

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北・東シリア地域民主自治局のエネルギー委員会とシャルア移行期政権のエネルギー省は、ユーフラテス・ダムの保護と地域のエネルギー需要の確保を目的として、エネルギー分野における協力強化のための合意を交わす(2025年6月19日)

ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局のエネルギー委員会と、アフマド・シャルア移行期政権のエネルギー省は、ユーフラテス・ダムの保護と地域のエネルギー需要の確保を目的として、エネルギー分野における協力強化のための合意に達した。
この合意は、アレッポ市で開催されたエネルギー委員会のズィヤード・ルストゥム共同委員長を団長とする北・東シリア地域民主自治局の代表団と、アフマド移行期政府のエネルギー省の代表との会合で成立した。

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