シリア軍は煉瓦工場軍事基地(イドリブ県)でもアル=カーイダ系組織に敗北(2015年4月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線などアル=カーイダ系組織からなるファトフ軍作戦司令室の戦闘員が、イドリブ市、ジスル・シュグール市に続いて煉瓦工場軍事基地を制圧した。

ファトフ軍作戦司令室は、戦闘員2人が爆弾を積んだ車2台によって自爆攻撃を行うことで、戦闘を開始、戦車7輌、迫撃砲6門、兵員輸送車、武器弾薬など多数を捕獲した。

また自爆攻撃ではシリア軍兵士、国防隊隊員15人が死亡した。

マサール・プレス(4月27日付)は、煉瓦工場軍事基地攻略を指揮したとされるヌスラ戦線のアブー・ハイイル・イドリビー氏の話として、ファトフ軍作戦司令室は同基地に対して迫撃砲弾70発を打ち込んだ後に、ガソリン・スタンド検問所と基地正門に自爆攻撃をかけ、約40人の戦闘員が突入、正門一帯を制圧した、と伝えた。

またイドリビー氏によると、基地内に駐留していたシリア軍部隊は、この攻撃を受けて、倉庫や基地東部一帯に集結、これに対してファトフ軍作戦司令室戦闘員は、2トンの爆発物を積んだ車で2度目の自爆攻撃を行い、最終的に司令部棟などを制圧し、大尉1人を含む兵士多数を捕捉したという。

煉瓦工場軍事基地に駐留していたシリア軍部隊は、基地内の武器庫や車輌を破壊したのち、基地南部のハルシュ

検問所方面に撤退したという。

『ハヤート』(4月28日付)によると、煉瓦工場軍事基地喪失により、シリア政府の支配下にとどまるイドリブ県内の都市・町・村、基地は、アリーハー市、アルバイーン山一帯、ムハムバル村、
マストゥーマ軍事基地、アブー・ズフール航空基地、カファルヤー村、フーア市を残すだけとなった。

これらはいずれも、ヌスラ戦線などによって包囲されている。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍は、煉瓦工場軍事基地喪失を受けるかたちで、イドリブ市南部一帯に対する空爆を強化した。

同監視団によると、シリア軍戦闘機が8回以上の空爆を行うとともに、ヘリコプターが10回以上にわたって「樽爆弾」を投下した。

これに対して、武装集団戦闘員は、ムクビラ農場でシリア軍と交戦、戦車1輌、ミサイル発射台を破壊したという。

他方、SANA(4月27日付)によると、ダルクーシュ町とジャーヌーディーヤ町を結ぶ回廊地帯に対して、シリア軍が集中的な空爆を行い、トルコ領内から潜入した武装集団の車輌など数十輌を破壊、複数の戦闘員を殺傷した。

SANAによると、ダルクーシュ町とジャーヌーディーヤ町を結ぶ回廊地帯は、サウジアラビアやカタールの資金援助とイスラエルなどの「敵国」の諜報機関の監督のもと、トルコ政府が運営するキャンプで教練を受けた「タクフィール主義テロ集団」の主要な侵入路・兵站路の一つだという。

またシリア軍は、煉瓦工場東部、クマイナース村、マジュダリヤー村、ナイラブ村、クマイナース村と煉瓦工場を結ぶ回廊地帯、サルミーン市周辺、ズィヤーディーヤ村一帯、カフルラーター村、バザーブール村、マアッルバリート村のシャームの民のヌスラ戦線拠点を攻撃、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

なお『ハヤート』(5月1日付)は、複数の専門家の話として、ファトフ軍作戦司令室によるイドリブ市、ジスル・シュグール市の制圧によって生じた戦況の変化がサウジアラビア、トルコ、カタールの合意の結果によるものだと伝えた。

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ハマー県では、マサール・プレス(4月27日付)によると、ファトフ軍作戦司令室の戦闘員らが進軍を続ける北部のガーブ平原のカブル・フィッダ村、シャリーア村、バーブ・ターカ村、フワイズ村、ハムラー村、ハウワーシュ村、クライディーン村、アンカーウィー村、ハウィージャ村に対して、シリア軍が「樽爆弾」を投下、13人が死亡、数十人が負傷した。

シリア軍はまたサイヤード村、カフルズィーター市一帯に対しても空爆を行った。

なお、反体制武装集団は、ラタキア県方面とガーブ平原を結ぶズィヤーラ町・ジューリーン村間の橋を爆破し、シリア軍の兵站路を遮断したという。

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ヒムス県では、SANA(4月27日付)によると、ガントゥー市、ムシャイリファ村、ウンム・リーシュ村、ハリージャ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(4月27日付)によると、タッル・リフアト市、ジャッブール村、アレッポ市ブスターン・カスル地区、ブスターン・バーシャー地区、カスタル・マシュト地区、旧市街、ハラク地区、フルワーニーヤ地区、マアーディー地区、サーリヒーヤ地区、マルジャ地区、ライラムーン地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、イスラーム戦線、ヌールッディーン・ザンキー運動、ムジャーヒディーン軍、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(4月27日付)によると、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(4月27日付)によると、ハミーディーヤ村、ダウハ村、ルワイヒーナ村、ラスム・ハワーリド村、マスハラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(4月27日付)によると、アトマーン村、マスミヤ町、サムリーン村、ダルアー市旧税関地区一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム・ムサンナー運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 27, 2015、AP, April 27, 2015、ARA News, April 27, 2015、Champress, April 27, 2015、al-Hayat, April 28, 2015、May 1, 2015、Iraqi News, April 27, 2015、Kull-na Shuraka’, April 27, 2015、al-Mada Press, April 27, 2015、Masar Press Agency, April 27, 2015、Naharnet, April 27, 2015、NNA, April 27, 2015、Reuters, April 27, 2015、SANA, April 27, 2015、UPI, April 27, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織からなるファトフ軍作戦司令室がハマー県北部に進軍、ジスル・シュグール市内で住民を虐殺か?(2015年4月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線などファトフ軍作戦司令室の戦闘員によって制圧されたジスル・シュグール市に対して、シリア軍が20回以上にわたり激しい空爆を行った。

シリア軍はまたダルクーシュ町一帯を空爆し、34人が死亡、数十人が負傷する一方、アブー・ズフール軍事基地一帯、ラーミー村各所に対しても空爆を行った。

一方、SANA(4月26日付)によると、ジスル・シュグール市南部入り口の国立病院周辺で、シリア軍が「タクフィール主義テロ集団」を要撃し、戦闘員を殲滅した。

シリア軍はまたジスル・シュグール市周辺からハマー県北部(ガーブ平原)にかけての一帯で、「テロ組織」拠点を空爆したほか、煉瓦工場軍事基地周辺で「テロリスト」15人を殺害した。

さらにジスル・シュグール市とジャーヌーディーヤ町を結ぶ回廊地帯で、シリア軍は「テロリスト」の車列を空爆、ムシャイリファ村、スッカリーヤ村、ハッルーズ村で武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷した。

また他方、SANA(4月26日付)は、ジスル・シュグール市内中心部に位置するスーマア広場で「エルドアン・同胞団体制とつながりがあるタクフィール主義武装集団」が住民約30人を「虐殺」したと報じた。

殺害された住民の多くは子供、女性で、シャームの民のヌスラ戦線のテロを逃れるために自宅に隠れていたところを捉えられ、処刑されたのだという。

これに関して、シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表はロイター通信(4月26日付)に虐殺が行われたことを未だ確認していないと答えた。

他方、『ハヤート』(4月27日付)によると、ファトフ軍作戦司令室の戦闘員はジスル・シュグール市内の国立病院に隠れていたシリア軍兵士30人、国防隊隊員10人を捕捉したと発表した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、イドリブ県に近いガーブ平原、ズィラーラ村などで、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦、シリア軍が同地一帯を「樽爆弾」で空爆した。

またサルハブ市東部一帯を空爆したシリア軍ヘリコプター1機が墜落し、パイロット1人が死亡した。

一方、SANA(4月26日付)によると、クライディーン村とアンカーウィー村を結ぶ回廊地帯で、シリア軍が「タクフィール主義テロ集団」の車列を空爆した。

またハミーディーヤ村、カストゥーン村、ハウワーシュ村、ハウィージャ村の拠点に対しても空爆を行った。

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クナイトラ県では、クッルナー・シュラカー(4月26日付)によると、自由シリア軍南部戦線第1軍団所属のカラーマ旅団の司令官(アブー・サーヒル氏)がスワイサ村・ナブア・サフル村間で武装した何者かに襲撃され、死亡した。

また、シリア人権監視団によると、トゥルナジャ村・アイン・ヌーリーヤ村回廊近くで、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

一方、SANA(4月26日付)によると、ハミーディーヤ村、マスハラ村、ラワーディー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がハムーリーヤ市、アルバイン市、ドゥーマー市一帯、ハラスター市を9回にわたって空爆した。

一方、SANA(4月26日付)によると、ジスリーン町、ハティータト・ジャルシュ町郊外、アルバイン市、ドゥーマー市一帯、ザブディーン村郊外、ダイル・アサーフィール市郊外、マシュラファ村無人地帯、ラアス・マアッラ町無人地帯、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯、アイン・バサーティーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、カーブーン区周辺で、ダーイシュ(イスラーム国)が反体制ジハード主義武装集団と交戦、シリア軍が同地一帯を空爆した。

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ヒムス県では、SANA(4月26日付)によると、マドラージャ村、ムシャイリファ村、マスアダ村一帯、シュマイス・ハヤート村、スルターニーヤ村、アブー・ハワーディート村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(4月26日付)によると、ブスル・ハリール市一帯、フラーク市、バアヤート村、ヤードゥーダ村、ムザイリーブ町、ナワー市、アトマーン村北西部、ダルアー市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市サーフール地区、インザーラート地区、カラム・ベク地区、ブアイディーン地区などをシリア軍が「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(4月26日付)によると、ラムラ村、マルバア・カビール村、マルバア・サッルーム村、ハナースィル・アブー・ズフール町街道で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 26, 2015、AP, April 26, 2015、ARA News, April 26, 2015、Champress, April 26, 2015、al-Hayat, April 27, 2015、Iraqi News, April 26, 2015、Kull-na Shuraka’, April 26, 2015、al-Mada Press, April 26, 2015、Naharnet, April 26, 2015、NNA, April 26, 2015、Reuters, April 26, 2015、SANA, April 26, 2015、UPI, April 26, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系武装集団に対する爆撃作戦を行うシリア軍戦闘機に対してトルコ軍戦闘機がスクランブル(2015年4月26日)

トルコ軍は声明を出し、トルコ軍のF-16戦闘機2機が25日、国境に接近したシリア軍のSu-24戦闘機1機に対してスクランブルをかけたと発表した。

声明によると、シリア軍戦闘機は、アル=カーイダ系武装集団からなるファトフ軍作戦司令室の戦闘員によって占拠されたジスル・シュグール市一帯に対する軍事作戦を行っていたが、トルコ国境(ハタイ県)1.2マイル(約3.7キロ)の地点にまで接近したために、スクランブルをかけたという。

シリア軍戦闘機はその後、トルコ国境から離れたという。

ロイター通信(4月26日付)などが伝えた。

AFP, April 26, 2015、AP, April 26, 2015、ARA News, April 26, 2015、Champress, April 26, 2015、al-Hayat, April 27, 2015、Iraqi News, April 26, 2015、Kull-na Shuraka’, April 26, 2015、al-Mada Press, April 26, 2015、Naharnet, April 26, 2015、NNA, April 26, 2015、Reuters, April 26, 2015、SANA, April 26, 2015、UPI, April 26, 2015などをもとに作成。

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シリア軍、YPG、有志連合がアレッポ県、ハサカ県でダーイシュ(イスラーム国)と交戦(2015年4月26日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員がボートでユーフラテス東岸に潜入を試み、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と交戦、ダーイシュ戦闘員20人以上が死亡した。

人民防衛隊の隊員も5人が死亡した。

戦闘はシャイフ・タフターニー町郊外で激化、有志連合戦闘機が同地一帯を空爆し、人民防衛隊を援護した。

また、マーリア市一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)が反体制ジハード主義武装集団と交戦した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シャッダーディー市一帯に対して、シリア軍が空爆・砲撃を行い、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦、ダーイシュ戦闘員3人を含む13人が死亡した。

また西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊もラアス・アイン市郊外でダーイシュと交戦した。

一方、ARA News(4月26日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がハサカ市南部入り口のパノラマ検問所に近いシリア軍、国防隊の拠点、ラフラフ村一帯などに対して砲撃を行い、交戦した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ジャズル・ガス採掘所地帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

一方、SANA(4月26日付)によると、ラッフーム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジーア村を空爆した。

AFP, April 26, 2015、AP, April 26, 2015、ARA News, April 26, 2015、Champress, April 26, 2015、al-Hayat, April 27, 2015、April 28, 2015、Iraqi News, April 26, 2015、Kull-na Shuraka’, April 26, 2015、al-Mada Press, April 26, 2015、Naharnet, April 26, 2015、NNA, April 26, 2015、Reuters, April 26, 2015、SANA, April 26, 2015、UPI, April 26, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織からなるファトフ軍作戦司令室がジスル・シュグール市を完全制圧(2015年4月25日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ジスル・シュグール市に侵入したシャームの民のヌスラ戦線らファトフ軍作戦司令室の戦闘員がシリア軍、国防隊と交戦、マサール・プレス(4月25日付)は「4日にわたる戦闘でジスル・シュグール市が完全制圧された」と伝えた。

活動家らがインターネットに公開したビデオなどによると、シリア軍将兵60人以上が死亡し、ファトフ軍作成司令室戦闘員、民間人らも数十人死亡した。

Kull-na Shuraka', April 25, 2015
Kull-na Shuraka’, April 25, 2015
Kull-na Shuraka', April 25, 2015
Kull-na Shuraka’, April 25, 2015
Kull-na Shuraka', April 26, 2015
Kull-na Shuraka’, April 26, 2015

一方、複数の消息筋によると、ジスル・シュグール市の軍事情報局は、国立病院地区から市南部に撤退する前に、拘留中の逮捕者23人を処刑したという。

AFP(4月26日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線がツイッターで「アッラーの力により、ムジャーヒディーンの車列がジスル・シュグール市中心部に入った…。ジスル・シュグールは解放される」と発表した。

これに対して、シリア軍はジスル・シュグール市およびその周辺を30回以上にわたり空爆した。

シリア軍はまたアブー・ズフール航空基地一帯に対しても2回の空爆を行った。

これに対し、SANA(4月25日付)は、シリア軍が、ジスル・シュグール市入り口一帯で、シャームの民のヌスラ戦線などからなる武装集団を激しく交戦し、多数の戦闘員を殺傷し、民間人の被害を回避しつつジスル・シュグール市周辺一帯に再展開(撤退)したと報じ、ジスル・シュグール市喪失を認めた。

シリア軍は防衛戦を強化したうえで、ジスル・シュグール市にいたる武装集団の兵站路、拠点に対して集中的な攻撃を行ったという。

シリア軍はまた、トルコ領内からカニーヤ村、ジャーヌーディーヤ町を結ぶ回廊地帯を通って進軍する武装集団の車列を攻撃するとともに、バシュラームーン村、アイン・バーリダ村、アイン・スーダ村一帯、カトルーン村、アイン・サビール村、ハッルーズ村、サルマーニーヤ村を空爆した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、イドリブ県に近いガーブ平原一帯にジハード主義武装集団が侵攻し、シリア軍と交戦、複数の村を制圧した。

ジハード主義武装集団はまた、サルハブ市(アラウィー派が多く居住)を砲撃、これに対してシリア軍はアンカーウィー村、アミーカ村、マナーラ村を空爆した。

一方、SANA(4月25日付)によると、アイドゥーン村、ハムル丘一帯、クライディーン村、アンカーウィー村北部、マンスーラ村近郊で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、『ハヤート』(4月26日付)によると、マイダーン地区のマージド・モスク近くに迫撃砲弾1発が着弾した。

またジャウバル区では、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦、シリア軍が空爆を行った。

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ダルアー県では、SANA(4月25日付)によると、西ガーリヤ村、ダルアー市・タファス街道、アトマーン村、ダルアー市ビラール・ハバシー・モスク一帯などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム・ムサンナー運動、ジスル・ハウラーン旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(4月25日付)によると、マスハラ村、ハミーディーヤ村、西サムダーニーヤ村、アジュラフ村、ラスム・ハワーリド村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(4月25日付)によると、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(4月25日付)によると、ラーヒタ村・ラドミーヤト・リワー村間に位置するクーア・ハドル地区で、シリア軍、国防隊が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 25, 2015、AP, April 25, 2015、ARA News, April 25, 2015、April 26, 2015、Champress, April 25, 2015、al-Hayat, April 26, 2015、Iraqi News, April 25, 2015、Kull-na Shuraka’, April 25, 2015、al-Mada Press, April 25, 2015、Naharnet, April 25, 2015、NNA, April 25, 2015、Reuters, April 25, 2015、SANA, April 25, 2015、UPI, April 25, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がハサカ県、ダイル・ザウル県でダーイシュ(イスラーム国)と交戦(2015年4月25日)

ハサカ県では、SANA(4月25日付)によると、シャッダーディー市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(4月25日付)によると、ダイル・ザウル市ウルフィー地区、ラシュディーヤ地区、ハサン・ターハー通り、ハウィーカ地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 25, 2015、AP, April 25, 2015、ARA News, April 25, 2015、Champress, April 25, 2015、al-Hayat, April 26, 2015、Iraqi News, April 25, 2015、Kull-na Shuraka’, April 25, 2015、al-Mada Press, April 25, 2015、Naharnet, April 25, 2015、NNA, April 25, 2015、Reuters, April 25, 2015、SANA, April 25, 2015、UPI, April 25, 2015などをもとに作成。

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ガザーラ少将(前政治治安局長)の葬儀がダマスカスで執り行われる(2015年4月25日)

『ハヤート』(4月26日付)によると、ダマスカス県バグダード通りのラーラー・バーシャー・モスクで、24日に死亡が報じられたルストゥム・ガザーラ少将(前政治治安部長)の葬儀を執り行われた。

AFP, April 25, 2015、AP, April 25, 2015、ARA News, April 25, 2015、Champress, April 25, 2015、al-Hayat, April 26, 2015、Iraqi News, April 25, 2015、Kull-na Shuraka’, April 25, 2015、al-Mada Press, April 25, 2015、Naharnet, April 25, 2015、NNA, April 25, 2015、Reuters, April 25, 2015、SANA, April 25, 2015、UPI, April 25, 2015などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機がダマスカス郊外県のシリア軍、ヒズブッラーの拠点を爆撃(2015年4月25日)

『ハヤート』(4月26日付)は、複数の反体制活動家の話として、イスラエル軍戦闘機が24日深夜から25日未明にかけて、ダマスカス郊外県カラムーン地方にあるシリア軍やヒズブッラーの拠点複数カ所を空爆したと伝えた。

これに関して、マサール・プレス(4月25日付)は、イスラエル軍戦闘機と思われる国籍不明の戦闘機が、スカッド・ミサイルの発射基地があるとされるクタイファ市のシリア軍第92旅団基地、ハフィール町近郊の第155旅団基地と第65旅団基地を空爆したと伝えた。

またARA News(4月25日付)は、活動家の話として、空爆ではヒズブッラーの武器庫も破壊されたと伝えた。

AFP, April 25, 2015、AP, April 25, 2015、ARA News, April 25, 2015、Champress, April 25, 2015、al-Hayat, April 26, 2015、Iraqi News, April 25, 2015、Kull-na Shuraka’, April 25, 2015、al-Mada Press, April 25, 2015、Naharnet, April 25, 2015、NNA, April 25, 2015、Reuters, April 25, 2015、SANA, April 25, 2015、UPI, April 25, 2015などをもとに作成。

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ルストゥム・ガザーラ少将(前政治治安局長)死去(2015年4月24日)

マヤーディーン・チャンネル(4月24日付)は、3月末から危篤状態に陥り、ダマスカスのシャーミー病院の集中治療室で治療を受けていた前政治治安部長のルストゥム・ガザーラ少将が、死亡したと報じた。

ガザーラ少将は、病状悪化を受けて局長職から解任され、政治治安部次長のナズィーフ・ハッスーン少将が局長に任命されていた。

なおガザーラ少将は、病状悪化の直前に、軍事情報局長のラフィーク・シハーダ少将とダルアー県などシリア南部での反体制武装集団掃討作戦の方針をめぐって対立、アサド大統領がシハーダ少将を解任、ムハンマド・マハッラー少将を後任として軍事情報局長に任命したと報じられていた。

al-Hayat, April 25, 2015
al-Hayat, April 25, 2015

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『ハヤート』(4月26日付)は、レバノンの信頼できる複数の消息筋の話として、24日にダマスカスで病死したルストゥム・ガザーラ少将(前政治治安部長)の血液サンプルを調査した結果、毒物と思われる物質が検出され、この物質が神経系機能の低下をもたらした可能性があると報じた。

AFP, April 24, 2015、AP, April 24, 2015、ARA News, April 24, 2015、Champress, April 24, 2015、al-Hayat, April 25, 2015、April 26, 2015、Iraqi News, April 24, 2015、Kull-na Shuraka’, April 24, 2015、al-Mada Press, April 24, 2015、Qanat al-Mayadin, April 24, 2015、Naharnet, April 24, 2015、NNA, April 24, 2015、Reuters, April 24, 2015、SANA, April 24, 2015、UPI, April 24, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がシリア軍戦闘機を撃墜か?(2015年4月24日)

スワイダー県では、シリア人権監視団によると、ハルハラ航空基地東部で、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア軍戦闘機を撃墜した。

これに関して、SANA(4月24日付)は、ハルハラ村近郊でシリア軍戦闘機が技術的トラブルにより墜落、パイロットの捜索が続けられていると伝えた。

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アレッポ県では、ARA News(4月24日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体の武装部隊が、有志連合による空爆が行われるなか、ユーフラテス川東岸に位置するザルクータク村、タッル・アフマル村、タッル・アブル村東部でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同地を制圧した。

これに対して、ダーイシュは、アイン・アラブ市南東部のジャルカ村で、12歳と16歳の子供2人を含む8人を「クルド民族主義への帰属」を理由に処刑した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ラアス・アイン市郊外、タッル・タムル町一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

また、ARA News(4月24日付)によると、ハサカ市郊外のバドラーン村、ウワイナ村一帯で、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)拠点を攻撃した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯で、アクナーフ・バイト・マクディス大隊などからなるジハード主義武装集団が、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線と交戦した。

AFP, April 24, 2015、AP, April 24, 2015、ARA News, April 24, 2015、Champress, April 24, 2015、al-Hayat, April 25, 2015、Iraqi News, April 24, 2015、Kull-na Shuraka’, April 24, 2015、al-Mada Press, April 24, 2015、Naharnet, April 24, 2015、NNA, April 24, 2015、Reuters, April 24, 2015、SANA, April 24, 2015、UPI, April 24, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織からなるファトフ軍作戦司令室がジスル・シュグール市に突入(2015年4月24日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなるファトフ軍作戦司令室の戦闘員が、ジスル・シュグール市一帯でシリア軍、国防隊と交戦した。

ファトフ軍作戦司令室の戦闘員は、ジスル・シュグール市とアリーハー市を結ぶ街道に位置するタッル・ヒクマ検問所を制圧し、シリア軍の兵站路を掌握、ジスル・シュグール市北部入り口に位置する検問所を破壊、市内に突入したという。

シリア軍はジスル・シュグール市一帯に侵攻するファトフ軍作戦司令室戦闘員に対して34回にわたって空爆を行った。

シリア軍はまた、煉瓦工場軍事基地周辺、マストゥーマ軍事基地一帯、ザーウィヤ山一帯を6回にわたり空爆、同地一帯でヌスラ戦線らと交戦した。

一方、SANA(4月24日付)によると、アブー・ズフール町一帯、タフタナーズ市一帯、ムシャイリファ村、アアワル高地、タッル・サフン村、ジスル・シュグール市一帯、バシュラームーン村、アイン・バーリダ村、アイン・スーダ村、タッル・ヒクマ村、サラーリーフ村、タッル・スィッリー村、ファイルーン村郊外で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、カフルズィーター市一帯をシリア軍が「樽爆弾」で空爆する一方、ジハード主義武装集団はガーブ平原に位置するズィヤーラ町近郊のタンミヤ村にあるシリア軍検問所を砲撃した。

一方、SANA(4月24日付)によると、カフルズィーター市、アンカーウィー村、タフタヤー村、タマーニア町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャウバル区各所を空爆する一方、シャームの民のヌスラ戦線など交戦した。

この戦闘でシリア軍士官4人を含む11人が死亡したという。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カフルバトナー町をシリア軍が空爆、またザブディーン村一致で、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

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クナイトラ県では、SANA(4月24日付)によると、ラスム・ワラーディー村、西サムダーニーヤ村、アジュラフ村、ラスム・ハワーリド村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(4月24日付)によると、マール丘、ジャニーン村、バアヤート村、ダルアー市旧税関地区北西部で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(4月24日付)によると、ムシャイリファ村、アブー・ハワーディート村、ハッターブ村、ガントゥー市、西サラーム村、マスアダ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(4月24日付)によると、アレッポ市旧市街、ラーシディーン地区、ライラムーン地区、アターリブ市、ハナースィル一帯、ラムラ村などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、ARA News(4月24日付)によると、反体制武装集団はアレッポ市旧市街のカサブ門入り口に位置するシリア軍拠点を爆破した。

AFP, April 24, 2015、AP, April 24, 2015、ARA News, April 24, 2015、Champress, April 24, 2015、al-Hayat, April 25, 2015、Iraqi News, April 24, 2015、Kull-na Shuraka’, April 24, 2015、al-Mada Press, April 24, 2015、Naharnet, April 24, 2015、NNA, April 24, 2015、Reuters, April 24, 2015、SANA, April 24, 2015、UPI, April 24, 2015などをもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表は「ジュネーブ3」開催に向けて新提案(2015年4月24日)

国連安保理ではシリア情勢に関する非公式会合が開かれ、『ハヤート』(4月26日付)によると、スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表が、シリア政府と反体制派の和平交渉「ジュネーブ3」に向けた新提案を行った。

これに関して、『ハヤート』(4月25日付)は、国連安保理の複数の外交筋の話として、デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表が、シリア政府と反体制派の和平交渉「ジュネーブ3」に向けて、シリア政府と反体制派各派との二者会談や、サウジアラビア、イラン、トルコ、安保理常任理事国への参加国の縮小を骨子とした新提案を行おうとしていると伝えた。

西側外交筋は、この提案が「拒否することが困難」だとしつつ、アサド大統領の処遇に関して依然として関係各国の間で意見の対立があると付言した。

AFP, April 24, 2015、AP, April 24, 2015、ARA News, April 24, 2015、Champress, April 24, 2015、al-Hayat, April 25, 2015、April 26, 2015、Iraqi News, April 24, 2015、Kull-na Shuraka’, April 24, 2015、al-Mada Press, April 24, 2015、Naharnet, April 24, 2015、NNA, April 24, 2015、Reuters, April 24, 2015、SANA, April 24, 2015、UPI, April 24, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系武装集団がイドリブ県のシリア軍基地(煉瓦工場基地)を制圧か?(2015年4月23日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ファトフ軍作戦司令室を構成するシャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、ジュンド・アクサー機構などジハード主義武装集団が、マストゥーマ軍事基地周辺、煉瓦工場基地周辺、ジスル・シュグール市周辺の検問所、拠点一帯でシリア軍、国防隊と激しく交戦した。

この戦闘により、ジハード主義武装集団戦闘員7人が死亡、シリア軍側も多数の兵士が死傷、ファトフ軍作戦司令室側は煉瓦工場基地周辺とジスル・シュグール市入り口に位置するシリア軍検問所5ヶ所を制圧したという。

これに関して、マサール・プレス(4月23日付)は、「革命部隊」がシリア軍との激しい戦闘の末、ジスル・シュグール市北部のアイン・サビール検問所と、煉瓦工場基地の「大部分」を制圧したと伝えた。

また、シリア革命反体制勢力国民連立は声明を出し、「革命家が煉瓦工場基地をほぼ完全に制圧した」と発表し、歓迎の意を示した。

しかし、ファトフ軍作戦司令室はツイッターで「ムジャーヒディーンは…煉瓦工場基地周辺の大部分を制圧したが、完全制圧したとの報道は正しくない」と発表した。

またSANA(4月23日付)によると、シリア軍は煉瓦工場に潜入しようとした「武装テロ集団」を撃退する一方、工場周辺の「武装テロ集団」の拠点を空爆し、数十人を死傷させた。

シリア人権監視団によると、ファトフ軍作戦指令室側の戦闘員は1万人におよび、シリア政府がイドリブ市陥落に先立ってイドリブ県の行政機関を移転したジスル・シュグール市の制圧をめざすかたちで進軍しているという。

なお、ファトフ軍作成司令室の進軍に対して、シリア軍は同地一帯、およびザーウィヤ山一帯を空爆したが、これに対してジハード主義武装集団は、シリア政府の支配下にあるフーア市、カファルヤー町を砲撃した。

またSANA(4月23日付)によると、イドリブ市南西部郊外のアイン・スーダ村、バシュラームーン村、カトルーン村、ハッルーズ村、サルミーン市・クマイナース村回廊をシリア軍が空爆、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ガーブ平原のシリア軍検問所複数カ所で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦し、ジハード主義武装集団戦闘員6人が死亡した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市ザフラー協会地区大使徒モスク周辺で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線、アンサール・ディーン戦線と交戦した。

シリア軍はまた、アレッポ市東部および北東部各所に対して空爆を行った。

一方、SANA(4月23日付)によると、ダイル・ハーフィル市、タッル・ハッターバート村、タッル・アフマル村、アイン・ジャマージマ村、アレッポ市ジブリーン地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がドゥーマー市各所、ハラスター市などを空爆し、15人が死亡した。

一方、SANA(4月23日付)によると、ザブディーン村、ハラスター市、アッサール・ワルド町無人地帯、ジャッバ村無人地帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区でシリア軍とシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団が交戦し、シリア軍士官(大尉)が死亡した。

一方、SANA(4月23日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がジャダル村、シューマラ村各所を「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(4月23日付)によると、ガズラーン農場で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、SANA(4月23日付)によると、アブー・フバイラート村、中カスタル村、アンカーウィー村、タンジャラ村、クライディーン村、カストゥーン村、アブー・サイヤード山一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(4月23日付)によると、ラジャム・カスル村、ウンク・ハワー村、サーリヒーヤ村、ムシャイリファ村、ダイル・フール村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(4月23日付)によると、ルワイヒナ村、ナブア・サフル村、ラスム・ラワーディー村、アジュラフ村、バアス市、リーハーニーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 23, 2015、AP, April 23, 2015、ARA News, April 23, 2015、Champress, April 23, 2015、al-Hayat, April 24, 2015、Iraqi News, April 23, 2015、Kull-na Shuraka’, April 23, 2015、al-Mada Press, April 23, 2015、Masar Press Agency, April 23, 2015、Naharnet, April 23, 2015、NNA, April 23, 2015、Reuters, April 23, 2015、SANA, April 23, 2015、UPI, April 23, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がハサカ県、ヒムス県、アレッポ県でダーイシュ(イスラーム国)と交戦(2015年4月23日)

ハサカ県では、SANA(4月23日付)によると、ハサカ市南部および南東部のバドラーン村、ウワイナ村、ラフラフ村周辺、バーブ・ハイル村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

また、ARA News(4月23日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)はシャッダーディー市の住民に対して、「遺族の墓地を正常化」するとして1週間以内に破壊するよう命じ、破壊しない住民を処罰すると脅迫した。

このほか、シリア人権監視団によると、クルド人部隊を支持したとの理由で、ハサカ市郊外で男性1人を公開処刑した。

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ヒムス県では、SANA(4月23日付)によると、ジャズル・ガス採掘所地帯、シャーイル・ガス採掘所一帯、アルヤーニーヤ村などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が占拠するバーブ市郊外のシャルバア村、ダーイシュが包囲するクワイリス航空基地周辺をシリア軍が空爆し、ダーイシュ戦闘員10人以上、女性、子供を含む住民10人以上が死亡した。

シリア軍はまた、ダイル・ハーフィル市の病院、タッル・アフマル村などを「樽爆弾」で空爆し、女性、子供を含む15人が死亡した。

一方、SANA(4月23日付)によると、マンビジュ市に対してシリア軍が「正確な」空爆を行い、ダーイシュ(イスラーム国)戦闘員1人を殺害した。

AFP, April 23, 2015、AP, April 23, 2015、ARA News, April 23, 2015、Champress, April 23, 2015、al-Hayat, April 24, 2015、Iraqi News, April 23, 2015、Kull-na Shuraka’, April 23, 2015、al-Mada Press, April 23, 2015、Naharnet, April 23, 2015、NNA, April 23, 2015、Reuters, April 23, 2015、SANA, April 23, 2015、UPI, April 23, 2015などをもとに作成。

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ハサカ県で、YPG、シリア軍、有志連合がダーイシュ(イスラーム国)に攻勢:ダーイシュがダマスカス郊外県北部のジハード主義武装集団の拠点、兵站路を掌握(2015年4月22日)

ハサカ県では、ARA News(4月22日付)によると、ラアス・アイン市郊外のマナージール村近郊にあるダーイシュ(イスラーム国)拠点複数カ所を西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が攻撃した。

またこの攻撃に合わせて、有志連合が同地一帯に対して空爆を行ったという。

一方、シリア軍もハサカ県西部郊外のラフラフ村にあるダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して砲撃を行い、ダーイシュ戦闘員11人が死亡、ダーイシュは同地から撤退した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ヒムス県との県境に位置するマハッサ地区一帯(東カラムーン地方)で、ダーイシュ(イスラーム国)がジハード主義武装集団と交戦し、武装集団戦闘員30人以上を殺害し、同地一帯を制圧、ヨルダン国境地帯からの反体制武装集団の兵站路を掌握した。

戦闘ではダーイシュ側も12人が死亡したという。

シリア人権監視団のラーミー・アブドゥッラフマーン代表によると、西カラムーン地方(対レバノン国境地帯)がシリア軍、国防隊、ヒズブッラーに掌握されているなか、ダーイシュは東カラムーン地方のジハード主義武装集団の支配地域を制圧するため、トルコやヨルダンと同地を結ぶその兵站路を遮断しようとしているという。

またザマルカー町、ザバダーニー市西部、ドゥーマー市、ハラスター市、ザブディーン村などでは、シリア軍が空爆、地対地ミサイルによる攻撃を行い、国防隊、ヒズブッラー戦闘員とともにシャームの民のヌスラ戦線などからなる武装集団と交戦した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、アスリヤー村一帯でシリア軍がダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

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ヒムス県では、SANA(4月22日付)によると、シャーイル・ガス採掘所一帯、フースィース村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。


AFP, April 22, 2015、AP, April 22, 2015、ARA News, April 22, 2015、Champress, April 22, 2015、al-Hayat, April 23, 2015、Iraqi News, April 22, 2015、Kull-na Shuraka’, April 22, 2015、al-Mada Press, April 22, 2015、Naharnet, April 22, 2015、NNA, April 22, 2015、Reuters, April 22, 2015、SANA, April 22, 2015、UPI, April 22, 2015などをもとに作成。

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ダマスカス県、イドリブ県、アレッポ県などでシリア軍とヌスラ戦線らの戦闘続く(2015年4月22日)

ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区をシリア軍が4回にわたり空爆、国防隊、ヒズブッラー戦闘員とともにシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

両者の戦闘はタダームン区でも行われ、双方が砲撃戦を行ったという。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がイドリブ市郊外、マストゥーマ軍事基地周辺、マアッラト・ヌウマーン市、アリーハー市、カフルナブル市、ジスル・シュグール市を「樽爆弾」などで空爆し、ジハード主義武装集団戦闘員5人(司令官1人を含む)、住民19人(女性、子供を含む)が死亡した。

またシャームの民のヌスラ戦線はツイッターを通じて声明を出し、煉瓦工場軍事基地に対して2度にわたって自爆攻撃を行い、シリア軍兵士多数を殺傷したと発表した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団が科学研究センター(アレッポ市西ザフラー地区)、アレッポ市ハーリディーヤ地区を砲撃する一方、シリア軍はアレッポ市マアスラーニーヤ地区を砲撃した。

一方、SANA(4月22日付)によると、クワイリス町、タッル・アフマル村、ダイル・ハーフィル市、アルバイド村、アイン・ジャマーマ村、ラスム・キバール村、ラスム・スィヤーラ村、ラムラ村、マナーラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ムーリク市郊外をシリア軍が「樽爆弾」で空爆し、1人が死亡した。

一方、SANA(4月22日付)によると、ムーリク市東部アブー・サイヤード山一帯、ハシャービーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍はヤードゥーダ村を砲撃した。

一方、SANA(4月22日付)によると、アクラバー村、マール丘北部、ジャダル村一帯、ダルアー市バジャービジャ地区西部で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動、南部タウヒード旅団、ハウラーン・ムジャーヒディーン大隊、サジール砲兵大隊の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、シリア軍治安部隊がバイダー町で強制捜査を行い、住民複数名を逮捕した。

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クナイトラ県では、SANA(4月22日付)によると、アジュラフ村、西サムダーニーヤ村、ウンム・バーティナ村、マスハラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(4月22日付)によると、カラムーン地方無人地帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(4月22日付)によると、ラジャム・カスル村、ラジャム・アーリー村、マドラージャ村、ウンム・サフリージュ村、キースィーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 22, 2015、AP, April 22, 2015、ARA News, April 22, 2015、Champress, April 22, 2015、al-Hayat, April 23, 2015、Iraqi News, April 22, 2015、Kull-na Shuraka’, April 22, 2015、al-Mada Press, April 22, 2015、Naharnet, April 22, 2015、NNA, April 22, 2015、Reuters, April 22, 2015、SANA, April 22, 2015、UPI, April 22, 2015などをもとに作成。

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ラブロフ露外相「ダーイシュ(イスラーム国)はロシアにとっての最大の敵…テロとの戦いはダブル・スタンダードに基づいてはならない」(2015年4月22日)

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣はロシア・メディア3社とのインタビューで、ダーイシュ(イスラーム国)に関して「現在のロシアにとっての最大の敵」と述べた。

ラブロフ外務大臣は「数百のロシア人、数百の欧州人、数百の米国人がダーイシュに加わって戦っている…。米国とロシアの意見の相違は…対話をもって解決可能だ」と述べた。

またSANA(4月22日付)によると、ラブロフ外務大臣は「テロとの戦いはダブル・スタンダードに基づかずに行われる必要がある」としたうえで、米国が「テロとの戦いにおけるシリア政府との協調を無視」していると批判、「米国はダーイシュに対して宣戦布告したにもかかわらず、シリアでは同じ原則に依拠せず、シリア政府とのコンタクトを望まないのはなぜか?」と疑義を呈したという。


AFP, April 22, 2015、AP, April 22, 2015、ARA News, April 22, 2015、Champress, April 22, 2015、al-Hayat, April 23, 2015、Iraqi News, April 22, 2015、Kull-na Shuraka’, April 22, 2015、al-Mada Press, April 22, 2015、Naharnet, April 22, 2015、NNA, April 22, 2015、Reuters, April 22, 2015、SANA, April 22, 2015、UPI, April 22, 2015などをもとに作成。

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シリア、イラン、イラクが外務省上級会合を開き、ダーイシュ(イスラーム国)対策などを協議(2015年4月22日)

SANA(4月22日付)によると、イランの首都テヘランで、シリア、イラク、イランの外務省上級会合が開催され、ダーイシュ(イスラーム国)などとの「テロとの戦い」、和平・治安・安定強化策をめぐって意見を交わした。

シリアの代表として出席したファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は会合の意義に関して「ダーイシュやシャームの民のヌスラ戦線といった武装テロ集団やタクフィール主義思想への戦いにおいて、シリア人、イラク人、イラン人の努力を結集することで、治安と安定を実現すること」と述べるとともに、シリアが「テロとの戦い」における国際社会の努力を指示し、関連する国連安保理決議を遵守しているとの協調姿勢を強調した。

会合には、イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務副大臣(アラブ・アフリカ担当)、イラクのニザール・ハイルッラー外務副大臣が参加した。

SANA, April 22, 2015
SANA, April 22, 2015

 

AFP, April 22, 2015、AP, April 22, 2015、ARA News, April 22, 2015、Champress, April 22, 2015、al-Hayat, April 23, 2015、Iraqi News, April 22, 2015、Kull-na Shuraka’, April 22, 2015、al-Mada Press, April 22, 2015、Naharnet, April 22, 2015、NNA, April 22, 2015、Reuters, April 22, 2015、SANA, April 22, 2015、UPI, April 22, 2015などをもとに作成。

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シリア政府は在外公館での更新時の外務在外居住者省による更新許可取得を廃止し、「不法出国者」によるパスポート取得・更新が容易に(2015年4月21日)

アサド大統領は2015年政令第17号を交付し、在外公館でのパスポート更新時の外務在外居住者省による更新許可取得を廃止した。

クッルナー・シュラカー(4月24日付)によると、この法律は24日付で施行されるという。

『ハヤート』(4月27日付)によると、これにより、正規の出国手続きを経ずに「不法出国」した在外シリア人のパスポート取得・更新が容易になるという。

AFP, April 24, 2015、AP, April 24, 2015、ARA News, April 24, 2015、Champress, April 24, 2015、al-Hayat, April 25, 2015、April 27, 2015、Iraqi News, April 24, 2015、Kull-na Shuraka’, April 24, 2015、al-Mada Press, April 24, 2015、Naharnet, April 24, 2015、NNA, April 24, 2015、Reuters, April 24, 2015、SANA, April 24, 2015、UPI, April 24, 2015などをもとに作成。

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マケイン米上院議員らがオバマ政権に対シリア国境地帯に「安全保障地域」(飛行禁止空域)の設定を要求(2015年4月21日)

米共和党のジョン・マケイン上院議員とリンゼイ・グラハム上院議員、民主党のリチャード・ダービン上院議員、ティム・ケイン上院議員は、バラク・オバマ米大統領に書簡を提出、シリアでの紛争による避難民や破壊を「文明世界に対する侮辱であり、停止されねばならない」と主張、対トルコ国境地帯に安全保障地域(飛行禁止空域)を設定するなどの「必要な措置の実施」を求めた。

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一方、米国を訪問中のトルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は、ジョン・ケリー米国務長官と会談し、シリア、イラク情勢などへの対応について協議した。

AFP, April 22, 2015、AP, April 22, 2015、ARA News, April 22, 2015、Champress, April 22, 2015、al-Hayat, April 23, 2015、Iraqi News, April 22, 2015、Kull-na Shuraka’, April 22, 2015、al-Mada Press, April 22, 2015、Naharnet, April 22, 2015、NNA, April 22, 2015、Reuters, April 22, 2015、SANA, April 22, 2015、UPI, April 22, 2015などをもとに作成。

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シリア、イラン、スイス外務省上級会合でシリア、イラクへの人道支援などについて協議(2015年4月21日)

イランの首都テヘランで、シリア、イラン、スイスの外務省上級会合が行われ、ダーイシュ(イスラーム国)への対応やシリア、イラクへの人道支援のありようなどが協議された。

会合には、シリアのファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣、イランのホセイン・エミール・アブドゥッラフヤーン外務副大臣(アラブ・アフリカ担当)、スイス外務省のマヌエル・ベスラー人道支援開発局長が参加した。

SANA(4月21日付)によると、会合では、ミクダード副大臣が、「テロ集団が支配する地域に人道支援物資の搬入が困難になっていると一部の当事者が主張するが、彼らはこれらの地域を占拠しているテロリストに外国からどのように武器が持ち込まれているかを知るべきだ」と主張した。

またベスラー局長は「シリアの人道的悲劇を終息させる唯一の道はシリアの主権を維持し、政治的解決をめざすことだ」と述べた。

アブドゥッラフヤーン副大臣も「シリアの被災者に中立的なかたちで人道支援物資が配給されることが重要だ」と述べた。

またアブドゥッラフヤーン副大臣はベスラー局長との個別会談で、テロ組織への武器の流入を阻止するためシリアの近隣諸国による国境監視を強化すべきだと述べた。

AFP, April 21, 2015、AP, April 21, 2015、ARA News, April 21, 2015、Champress, April 21, 2015、al-Hayat, April 22, 2015、Iraqi News, April 21, 2015、Kull-na Shuraka’, April 21, 2015、al-Mada Press, April 21, 2015、Naharnet, April 21, 2015、NNA, April 21, 2015、Reuters, April 21, 2015、SANA, April 21, 2015、UPI, April 21, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がアレッポ県クワイリス航空基地でシリア軍戦闘機を撃墜(2015年4月21日)

アレッポ県では、ダーイシュ(イスラーム国)の通信部門アアマーク通信が、クワイリス航空基地に着陸しようしていたシリア軍戦闘機をダーイシュが撃墜したとする映像を公開した。

アアマーク通信によると、ダーイシュはまた、パラシュートで脱出したパイロットと助手の2人を追撃し、パイロットを殺害したという。

Kull-na Shuraka', April 21, 2015
Kull-na Shuraka’, April 21, 2015

なおこれに関して、シリア政府側の複数のメディアは、シリア軍戦闘機が技術的トラブルによって墜落したと報じたという。

一方、ARA News(4月21日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体の武装部隊は、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、スィリーン村の穀物サイロを制圧した。

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ダマスカス県、ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がカダム区で反体制武装集団戦闘員2人を捕捉、ハジャル・アスワド市で「覚醒評議会の背教者」と断罪して斬首した。

ダーイシュはハジャル・アスワド市を拠点として、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプに侵攻、同キャンプの80%を占拠しているが、カダム区ではシリア政府と反体制武装集団が「国民和解」し、戦闘が行われていないという。

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ヒムス県では、SANA(4月21日付)によると、トゥワイナート村、ジャズル・ガス採掘所地帯、ラッフーム村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハサカ県では、SANA(4月21日付)によると、バドラーン村、ミールビーヤ村、ラフラフ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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『ガーディアン』(4月21日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)の指導者、アブー・バクル・バグダーディー氏がイラク西部で3月に有志連合の空爆によって重傷を負っていたと報じた。
ダーイシュと関係の深いイラクの情報筋によると、バグダーディー氏は当初、生命の危機にあったが徐々に回復、ただし日常的な組織管理を再開するには至っていないという。<
同組織の複数の幹部は、バグダーディー氏が死亡すると想定し、新たな指導者を決める緊急の会議を開いたという。

AFP, April 21, 2015、AP, April 21, 2015、ARA News, April 21, 2015、Champress, April 21, 2015、The Guardian, April 21, 2015、al-Hayat, April 22, 2015、Iraqi News, April 21, 2015、Kull-na Shuraka’, April 21, 2015、al-Mada Press, April 21, 2015、Naharnet, April 21, 2015、NNA, April 21, 2015、Reuters, April 21, 2015、SANA, April 21, 2015、UPI, April 21, 2015などをもとに作成。

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ヌスラ戦線、自由シリア軍南部戦線はダルアー県ブスル・ハリール市周辺一帯を奪還(2015年4月21日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線、自由シリア軍南部戦線諸派からなる武装集団が、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員、イラン人、アフガン人戦闘員と交戦、20日にシリア軍が制圧したブスル・ハリール市周辺一帯、ダルアー市とラジャート高地、およびダルアー市とタドムル砂漠方面を結ぶ兵站路を奪還した。

ブスル・ハリール市一帯での戦闘では、反体制武装集団37人、シリア軍兵士22人が死亡し、またシリア軍側の戦車など15輌が破壊されたという。

これに対し、シリア軍はインヒル市、ナーフタ町、サムリーン村、ムライハト・アトシュ村、サイダー町、フラーク市を「樽爆弾」などで空爆した。

Kull-na Shuraka', April 21, 2015
Kull-na Shuraka’, April 21, 2015

一方、SANA(4月21日付)によると、サカーカー村、ナーフタ町、東カラク村、ムザイリーブ町、アルマー村、サイダー町、ヌアイマ村、カフルシャムス町、アクラバー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ファトフ軍作戦司令室を構成するアル=カーイダ系武装集団は、アリーハー市入り口に位置する女学校と診察所を攻撃し、駐留していたシリア軍兵士70人以上を殺害した。

シャームの民のヌスラ戦線が出した声明によると、攻撃は自爆ベルトを着用した戦闘員2人による自爆攻撃で決着したという。

Kull-na Shuraka', April 21, 2015
Kull-na Shuraka’, April 21, 2015

これに対して、シリア軍はクマイナース村、バズィート村、サラーキブ市、アルバイーン山一帯、ザーウィヤ山一帯、サマリーン市、クーリーン村、ファイルーン村を空爆する一方、マストゥーマ軍事基地一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(4月21日付)によると、フバイト村、タッル・ルンマーン村、ブカフルーン村、マールティーン村、カフルラーター村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦し、シリア軍が同地を空爆した。

これにより、ジハード主義武装集団戦闘員3人が死亡したという。

またカーブーン区に迫撃砲弾複数発が着弾し、住民7人が負傷した。

なお、ARA News(4月21日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線、ラフマーン軍団、イスラーム軍、首都の兵、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、アサーラと開発の兵、カアカーア旅団がジャウバル区内のタイイバ区制圧に向けて軍事作戦を開始すると発表した。

一方、SANA(4月21日付)によると、ジャウバル区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ザブディーン村でシリア軍、国防隊がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦し、シリア軍が同地一帯を地対地ミサイルで攻撃した。

一方、SANA(4月21日付)によると、アルバイン市、バーラー村、ザブディーン村、アーリヤ農場、ザバダーニー市、アッサール・ワルド村無人地帯、サアサア町一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ナビー・ユーヌス峰山頂付近で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦、ジハード主義武装集団はドゥーリーン山のシリア軍拠点に対して砲撃を行い、シリア軍兵士多数が死傷した。

一方、SANA(4月21日付)によると、ザイトゥーナ村、ルワイサ村、ルワイサト・バッラータ村、アラーフィート・ラシュワーン村、カタフ・ガナマ村、アティーラ村、バイト・アウワーン村、カタフ・ガドル村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、アレッポ市サラーフッディーン地区、シャッアール地区をシリア軍が砲撃し、ジハード主義武装集団と交戦した。

クッルナー・シュラカー(4月21日付)によると、サラーフッディーン地区では反体制武装集団がシリア軍部隊を要撃し、兵士18人を殺害した。

一方、SANA(4月21日付)によると、マンスーラ村、タッル・ダマーン村、ハーン・アサル村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(4月21日付)によると、カスル村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(4月21日付)によると、西サムダーニーヤ村、ウンム・バーティナ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(4月21日付)によると、マスアダ村、ウンム・シャルシューフ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 21, 2015、AP, April 21, 2015、ARA News, April 21, 2015、Champress, April 21, 2015、al-Hayat, April 22, 2015、Iraqi News, April 21, 2015、Kull-na Shuraka’, April 21, 2015、al-Mada Press, April 21, 2015、Naharnet, April 21, 2015、NNA, April 21, 2015、Reuters, April 21, 2015、SANA, April 21, 2015、UPI, April 21, 2015などをもとに作成。

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民主統一党のムスリム党首「シリアのバアス党政権と関係などない…。いわゆる穏健な反体制派はマイノリティに対して極端な見解を持っている」(2015年4月21日)

民主統一党のサーリフ・ムスリム共同党首は、英下院外交委員会の報告書「イラク・クルディスタン地域への英国政府の政策」(2015年1月21日、http://www.publications.parliament.uk/pa/cm201415/cmselect/cmfaff/564/564.pdf)に関して、『ハヤート』(4月22日付)に書面で「我々の党を不公平なかたちで批判している」と回答した。

アサド政権とつながりがあり、「穏健な反体制派」との協力を完全に拒否する民主統一党への支援は極めた困難だと指摘したこの報告者に関して、ムスリム共同党首は「我々は、シリアのバアス党政権とは直接、間接の関係はない…。我々は2004年のカーミシュリー市での蜂起以来、アサド政権に反対している…。人民防衛隊、女性防衛部隊、民主統一党は、アレッポ県、ハサカ県の支配地域でシリア軍と衝突している」と述べた。

また「民主統一党とクルド民族主義諸政党は、過去も現在も穏健な反体制派と協力する用意がある。しかし、いわゆる穏健な反体制派は、クルド人などのマイノリティに対して極端な見解を持っている。にもかかわらず、我々の党、そして人民防衛隊は、自由シリア軍、ユーフラテスの火山作戦司令室の部隊、ラッカ革命家運動とコバネ(アイン・アラブ)市の防衛戦で協力してきた」と強調した。

一方、英下院報告書がトルコのクルディスタン労働者党(PKK)との関係を懸念材料としてあげたことに関しては「我々の党はシリアの独立した正統で、独立した司令部、意思決定を行っている。我々の党は、イラク・クルディスタン民主党、イラク・クルディスタン愛国同盟、クルディスタン労働者党(PKK)など、中東地域のすべての主要な(クルド民族主義)政党と強力で台頭な関係を維持している…。PKKと組織的な関係はないと我々は英国政府に何度も行ってきた」。

また報告書が「多元主義と人権」の尊重の必要を強調していることについては「報告書はロージュアーヴァー(西クルディスタン)移行期民政局を無視している…。民政局は多元主義と公正の原則に基づいており、アラブ人、クルド人、キリスト教徒、アッシリア教徒、アルメニア教徒といったロージュアーヴァーのすべての社会成員を包摂している」と述べた。

AFP, April 21, 2015、AP, April 21, 2015、ARA News, April 21, 2015、Champress, April 21, 2015、al-Hayat, April 22, 2015、Iraqi News, April 21, 2015、Kull-na Shuraka’, April 21, 2015、al-Mada Press, April 21, 2015、Naharnet, April 21, 2015、NNA, April 21, 2015、Reuters, April 21, 2015、SANA, April 21, 2015、UPI, April 21, 2015などをもとに作成。

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トルコ外相の訪米はダーイシュ(イスラーム国)対策を口実としたシリア領空への飛行禁止空域の設置が目的(2015年4月21日)

米国を訪問中のトルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣は国際平和カーネギー基金(ワシントンDC)で講演を行い、トルコが「外国人テロリストの流入を食い止める」ことを通じてダーイシュ(イスラーム国)殲滅をめざす有志連合を支援しているとしたうえで、「我々は必要なすべての措置を講じた」と主張した。

またシリア情勢については「シリア政府に圧力をかけて、交渉のテーブルに着かせる」べきだと力説、「シリア国民の正当な要求を代表する政府がシリアの政治的真空を満たす」必要があると述べた。

チャヴシュオール外務大臣の訪米に関して、『ハヤート』(4月22日付)は、複数の西側外交筋の話として、米国に対してダーイシュとの戦いを口実に、シリア領空に飛行禁止空域の設定などを通じた反体制武装集団のさらなる支援を行うよう要請することをめざしたものだと伝えた。

AFP, April 21, 2015、AP, April 21, 2015、ARA News, April 21, 2015、Champress, April 21, 2015、al-Hayat, April 22, 2015、Iraqi News, April 21, 2015、Kull-na Shuraka’, April 21, 2015、al-Mada Press, April 21, 2015、Naharnet, April 21, 2015、NNA, April 21, 2015、Reuters, April 21, 2015、SANA, April 21, 2015、UPI, April 21, 2015などをもとに作成。

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国連安保理はシリアのすべての紛争当事者にヤルムーク・パレスチナ難民キャンプへの人道支援物資搬入・配給を認めるよう求める(2015年4月20日)

国連安保理は、ダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線によるヤルムーク・パレスチナ難民キャンプへの侵攻・占拠を受けプレス向け声明(SC/11865-PAL/2187、http://www.un.org/press/en/2015/sc11865.doc.htm)を採択し、シリアにおけるすべての紛争当事者に同キャンプへの人道支援物資搬入・配給を認めるよう求めるとともに、UNRWAによる支援活動への支援とキャンプ内の民間人保護の必要を強調した。

プレス向け声明(SC/11865-PAL/2187)の内容は以下の通り:

The Members of the Security Council expressed their deep concern regarding the grave humanitarian situation in Yarmouk Refugee Camp in Syria.

The Members of the Security Council called for unhindered humanitarian access to the Yarmouk Camp and for the protection of civilians inside the Camp. They welcomed United Nations Relief and Works Agency for Palestine Refugees in the Near East’s (UNRWA) and the Deputy Special Envoy’s recent efforts in Syria and stressed the need to support the emergency relief effort for civilians in Yarmouk including through funding the $30 million emergency appeal and to provide the diplomatic and political support for UNRWA.

The Members of the Security Council underscored support for United Nations efforts to assist trapped Palestinian refugees in Yarmouk through a three-point plan that includes: 1) Providing assistance for civilians who are unwilling or unable to leave Yarmouk; 2) Assisting those who want to "temporarily relocate" from the camp to do so in accordance with international humanitarian law and with appropriate safeguards that they will be allowed to do so safely and freely; and 3) Assisting Yarmouk residents who have already fled.

The Members of the Security Council called on all parties to support the United Nations framework and to comply with their obligations under international humanitarian law, international human rights and refugee laws, and demanded that all parties cease all attacks against civilians, including shelling and aerial bombardment.

The Members of the Security Council condemned all acts of terrorism perpetrated and demanded that ISIL [Islamic State in Iraq and the Levant/Sham] and Al-Nusra Front, United Nations Security Council-designated terrorist organizations, withdraw from Yarmouk Camp immediately.

The Members of the Security Council called on all parties to immediately implement the relevant Security Council resolutions including Security Council resolutions 2139 (2014), 2165 (2014) and 2191 (2014) and in line with the international humanitarian law.

The Members of the Security Council stressed that the Council has to remain seized on this matter.

AFP, April 21, 2015、AP, April 21, 2015、ARA News, April 21, 2015、Champress, April 21, 2015、al-Hayat, April 22, 2015、Iraqi News, April 21, 2015、Kull-na Shuraka’, April 21, 2015、al-Mada Press, April 21, 2015、Naharnet, April 21, 2015、NNA, April 21, 2015、Reuters, April 21, 2015、SANA, April 21, 2015、UPI, April 21, 2015などをもとに作成。

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アサド大統領がフランス2のインタビューに応じる:「責任がないというのは正確な言い方ではない。なぜならみなに責任があるからだ。政府にも責任はあり、我々一人一人に責任がある」(2015年4月20日)

アサド大統領はフランス2の単独インタビューに応じた(http://www.francetvinfo.fr/monde/revolte-en-syrie/video-regardez-l-entretien-integral-de-bachar-al-assad_882167.html#xtatc=INT-5)。

インタビューは主に英語によって行われ、全文(http://www.sana.sy/en/?p=37034)およびアラビア語全訳(http://www.sana.sy/%d8%a7%d9%84%d8%b1%d8%a6%d9%8a%d8%b3-%d8%a7%d9%84%d8%a3%d8%b3%d8%af-%d9%84%d9%82%d9%86%d8%a7%d8%a9-%d9%81%d8%b1%d8%a7%d9%86%d8%b32-%d9%81%d8%b1%d9%86%d8%b3%d8%a7-%d9%83%d8%a7%d9%86%d8%aa-%d8%b1.html)はSANA(4月20日付)に掲載された。

SANA, April 20, 2015
SANA, April 20, 2015

インタビューにおけるアサド大統領の主な発言は以下の通り:

「紛争の最初の数週間に、テロリストは欧米諸国や地域諸国の支援を受けてシリア情勢に浸透した…。政府である我々の役割は社会と市民を守ることにある。もしあなたが言ったこと(アサド大統領は弾圧という蛮行などを行ったがゆえ、混乱の責任があるとのインタビューアーの発言)が正しいと言うのなら、国民に対して野蛮な振る舞いをし、彼らを殺し、対立する当事者が大国の支援を受けているなかで、政府、あるいは大統領が…どうして4年間も持ちこたえることができたというのか?」

「紛争の6日目に最初の警官が殺害された。どのように? 平和的デモによってか?… 彼はテロリストに殺害されたのだ。銃を持ち、警官を撃つような者はテロリストだ。ジハード主義者であろうがなかろうが問題ではない。なぜなら警官を殺したからだ」。

「すべての政府は自由を支持すべきだ。だがそれは憲法のもとにおいてだ。自由は市民を殺すことを意味するのか? 警官を殺し、学校、病院、電力、インフラを破壊することか? これらは政府ではなくシリア国民のものだ」。

「ISIS(ダーイシュ(イスラーム国)は2006年にイラクで米国の監督のもとに作られたようなものだ。私はイラクにいたことはないし、イラクを支配もしていない。米国がイラクを支配していた。ISISがイラクからシリアに来たのは、混乱が波及したためだ…。シリアに混乱が生じたため、ISISはシリアに来た。ISISが来る前は、ヌスラ戦線、すなわちアル=カーイダが来たし、その前はムスリム同胞団が来た。彼らはいずれも同じ根を持っている」。

「(シリアでの混乱発生・激化の)責任がないというのは正確な言い方ではない。なぜならみなに責任があるからだ…。政府にも責任はあり、我々一人一人に責任がある。すべてのシリア人に責任がある。しかしここにISISをもたらしたのかが何かについて私は話したい。それは混乱、あなたがたの政府…、フランス政府だ」。

「欧米諸国の武器を持ち、その支援を受けている者たちがISISになった。彼らはあなたの国、欧米諸国の支援を受けていた…。あなた方が「穏健」だという者たちは、ISISが台頭したり、欧米諸国が…ヌスラ戦線の存在を認める以前の2012年には、シリア軍兵士の心臓を食べるビデオを公開していた」。

(樽爆弾に関して)「我々の軍が無差別殺戮兵器を使用しているなどということは聞いたことがない。我々の軍を含めて、標的を定めないで兵器を使用する軍などない…。また無差別殺戮という場合…それは使い方が問題になる。その証拠に、米国の無人戦闘機はパキスタンやアフガニスタンで、テロリストよりも多くの民間人を殺している。世界でもっとも精巧な兵器なのにだ。爆弾の種類が問題なのではない。我々が保有しているのは通常の爆弾、兵器だ」。

(シリア軍ヘリコプターが樽爆弾を投下するビデオ、写真などの証拠に関して)「こうしたものは証拠ではない…。あなたが言及している写真とは何ですか? 我々の軍において、そのようなものは見たことがない…。(写真は)検証されなければならない。しかし我々の軍が使用しているのは通常兵器だけだ…。無差別に投下されるような武器は持っていない。それだけだ…。シリア軍ヘリコプターは…テロリストを標的としている…。シリアでの戦争は人々の心を獲得しようとするもので、人々を殺すものではない。人々を殺せば、政府、大統領としての地位を保つことなどできない」。

(化学兵器使用疑惑に関して)「欧米諸国政府の作り話だ…。シリアには二つの塩素工場がある。一つは数年前に閉鎖され、操業していない。もう一つはシリア北部…、トルコ国境にあり、2年前にテロリストによって制圧された…。つまりシリアの塩素は反乱分子が掌握している…。また塩素は大量破壊兵器ではない…。我々が使用している通常兵器は塩素よりも効果的だ。我々はそのようなものを使用する必要がない」。

「我々の兵士は2年前にサリン・ガスの攻撃に曝され、我々は国連の調査を招き入れた。我々がこうした兵器を使用していて、なぜ彼らを招き入れるというのか?」

(有志連合の空爆に関して)「真摯なものでなければ、我々の助けにはならない…。60カ国からなる有志連合と…小国(シリア)の空爆回数を比較すると、我々は10倍の空爆を行っている…。しかもISISはシリア、イラク、リビア、そして地域全体に拡散している。どうして空爆の効果が上がっているなどと言えるのか?」

「テロに対する有志連合が、テロリストを同時に支援する国によって構成されることなどあり得ない…。彼らがテロリストを支援する限り、彼らがシリア、イラクを…攻撃するかどうかは問題ではない。彼らは、テロリストが穏健な反体制派だと言って武器を供与している…。これは矛盾している。うまく行くわけがない」。

(フランスとの関係について)「接触はあるが、協力は行われていない…。我々はあなたの国の治安当局高官の何人かと会ったが、協力は行われていない…。情報交換もない…。フランス側から接触を求めてきた」。

(シリアを訪問したフランス人議員らに関して)「彼らは私に、自分たちがテロリストを支援しておらず、シリアでの流血に与していないことを明確に述べねばならない。彼らはシリアをめぐって間違いを犯した」。

「我々は常に対話に関心を払ってきた…。しかし我々の国でテロリストを支援している政権と対話できるだろうか…? 彼ら(欧米諸国)が政策を変更すれば、我々は対話を行う用意がある」。

(イランやヒズブッラーに関して)「介入と招待の間には大きな違いがある…。世界のすべての政府が、外国、あるいは外国の組織を招いて、何らかの領域において助けを求める権利がある。しかし招待なしに介入する権利を持つ国などない。我々はヒズブッラーを招いている。しかしイラン人を招いてはいない。彼らはここにはいない。彼らは軍隊を派遣していない…。イランとは過去30年以降にわたり通常の関係があるだけだ。両国の合意に基づき…(イランの)士官、司令官が駐在しているだけだ」。

「フランスは米国の中東政策の衛星国家のようなものだ。独立していない。重要性もない。信頼もない」。

(自身の進退に関して)「気にしていない。私はシリア国民が欲するものを気にしている。彼らがバッシャール・アサドを欲すれば、彼はとどまるだろう。彼らが望まなければ、すぐにでも彼は去らねばならない」。

「我々は民主主義の途上にある。これはプロセスであり、長い道のりだ…。西欧、フランスと私を比較すると…、あなたがたは我々よりもずっと前を進んでいる…。あなた方がもっとも親密にしている友好国であるサウジアラビアと私を比べると、もちろん我々は民主的だ」。

AFP, April 20, 2015、AP, April 20, 2015、ARA News, April 20, 2015、Champress, April 20, 2015、al-Hayat, April 21, 2015、Iraqi News, April 20, 2015、Kull-na Shuraka’, April 20, 2015、al-Mada Press, April 20, 2015、Naharnet, April 20, 2015、NNA, April 20, 2015、Reuters, April 20, 2015、SANA, April 20, 2015、UPI, April 20, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ヒムス県、アレッポ県などでシリア軍、YPGがダーイシュ(イスラーム国)と交戦(2015年4月20日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ウンム・ジャーミア村一帯でダーイシュ(イスラーム国)戦闘員とシリア軍が交戦し、ダーイシュ戦闘員4人が死亡、シリア軍側も多数の死傷者が出た。

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アレッポ県では、ARA News(4月20日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、スィリーン村北東部のジュール・ベク村、マトラース村、アルカーナ村、クールカーン村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同地を制圧した。

また19クッルナー・シュラカー(4月20日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が占拠するマンビジュ市で、ダーイシュの拘置所から「自由シリア軍」やクルド人の脱獄を手助けしていたとされるアーディル・ムハンマド・マームー氏ら2人を処刑した。

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有志連合合同司令部は声明を出し、19日、20日の2日間でシリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点を36回にわたって空爆したと発表した。

うち10回はシリア領内のダーイシュ拠点(ハサカ県、アイン・アラブ市一帯)に対して行われたという。

AFP, April 20, 2015、AP, April 20, 2015、ARA News, April 20, 2015、Champress, April 20, 2015、al-Hayat, April 21, 2015、Iraqi News, April 20, 2015、Kull-na Shuraka’, April 20, 2015、al-Mada Press, April 20, 2015、Naharnet, April 20, 2015、NNA, April 20, 2015、Reuters, April 20, 2015、SANA, April 20, 2015、UPI, April 20, 2015などをもとに作成。

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ダルアー県北東部に対するシリア軍の攻勢を受け、自由シリア軍南部戦線と同戦線に「絶縁」されていたヌスラ戦線が共闘(2015年4月20日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊がブスル・ハリール市一帯でジハード主義武装集団と交戦、同地一帯に36回にわたって空爆を行った。

攻撃はシリア軍が、ダルアー市とラジャート高地、およびダルアー市とタドムル砂漠方面を結ぶ反体制武装集団の兵站路を遮断したことを受け激化、戦闘の末にシリア軍はブスル・ハリール周辺村々を制圧した。

戦闘ではシリア軍兵士13人、ジハード主義武装集団8人(うち司令官1人)が死亡した。

また『ハヤート』(4月21日付)によると、ブスル・ハリール市一帯のシリア軍の攻勢を受け、自由シリア軍南部戦線各派から「絶縁」を言い渡されていたシャームの民のヌスラ戦線が南部戦線各派とともに応戦した。

これに関して、SANA(4月20日付)は、シリア軍が県北東部の東マスィーカ村、西マスィーカ村、ラスム・ハワービー村、アシュナーン村、ダラーファ村に「特殊軍事作戦」を行い、同地を完全制圧した。

また軍武装部隊総司令部も同地を完全制圧したと発表した。

これにより、シリア軍はムライハト・アトシュ村、ブスル・ハリール市を完全に包囲し、同地とイスラエルを結ぶシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団の兵站路を遮断したという。

シリア軍はこのほかにも、カフルシャムス町一帯、ナーフタ町、ムライハト・アトシュ村、ヌアイマ村、フラーク市、東カラク村、ダーイル、ダルアー市各所を空爆・砲撃した。

ダルアー県各所での戦闘による死者は全体で21人におよび、うち8人が民間人(子供4人、女性1人)だという。

SANAによると、シリア軍はまたサカーカー村、ナーフタト村、東カラク村、ムザイリーブ町、アルマー町、サイダー町、ヌアイマ村、カフルシャムス町、アクラバー村、ラクマ村、ダルアー市各所で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

一方、自由シリア軍南部戦線第1軍総務局は声明を出し、ナスィーブ国境通行所など対ヨルダン国境の管理・警備を目的とした「国境警部旅団」を結成したと発表した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(4月20日付)によると、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯、フサイニーヤ郊外で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ヒムス市ワアル地区をシリア軍が砲撃した。

一方、SANA(4月20日付)によると、ヒブラ村、ラジャム・アーリー村、ラジャム・カスル村、ウンム・リーシュ村、マスアダ、アーミリーヤ村、ラスタン市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ムクビラ村一帯、煉瓦工場一帯で、シリア軍がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

シリア軍はまた、クーリーン村、カフルナブル市などを空爆した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、ファフナルク森、ナブア・ムッル村、サナーン丘一帯に侵攻した反体制武装集団に対して12回にわたり空爆を行った。

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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(4月20日付)によると、スルターン・ムラード旅団(自由シリア軍)がアレッポ市旧市街(マイダーン地区)にある聖ワールターン修道院周辺でシリア軍と激しく交戦し、同修道院を制圧した。

一方、SANA(4月20日付)によると、アレッポ市西部各所(住宅地)、マンスーラ村、ハーン・アサル村などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、クッルナー・シュラカー(4月20日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線がハマー市南東部入り口にあるサリーヒーン検問所を襲撃し、シリア軍兵士兵士7人を殺害した。

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クナイトラ県では、クッルナー・シュラカー(4月20日付)によると、自由シリア軍南部戦線第1軍が、バアス市郊外で捕捉したゴラン連隊(国防隊)のファーディー・ハーッジ司令官、ラビーア・ハッビー氏、アリー・ハーッジ氏の3人を処刑したと発表した。

ゴラン連隊はクナイトラ県で活動する最大規模の国防隊で、1,000人以上の義勇兵を擁しているとされる。

一方、SANA(4月20日付)によると、ハミーディーヤ村、西サムダーニーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, April 20, 2015、AP, April 20, 2015、ARA News, April 20, 2015、Champress, April 20, 2015、al-Hayat, April 21, 2015、Iraqi News, April 20, 2015、Kull-na Shuraka’, April 20, 2015、al-Mada Press, April 20, 2015、Naharnet, April 20, 2015、NNA, April 20, 2015、Reuters, April 20, 2015、SANA, April 20, 2015、UPI, April 20, 2015などをもとに作成。

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シリア人権監視団:過去6ヶ月間のシリア軍による爆撃は1万3,084回におよび、戦闘員704人を含む2,312人が死亡(2015年4月20日)

シリア人権監視団は、2014年11月から2015年4月にかけての6ヶ月間でのシリア軍による空爆回数が1万3,084回に及んでいると発表した。

空爆は、ダマスカス県、ダマスカス郊外県、ハマー県、スワイダー県、ダイル・ザウル県、ダルアー県、ラタキア県、アレッポ県、クナイトラ県、ハサカ県など全国で行われ、このうち「樽爆弾」による空爆は7,188回におよぶという。

またこの間の空爆による犠牲者数は2,312人、うち子供が529人、女性が376人で、ダーイシュ(イスラーム国)、シャームの民のヌスラ戦線などを含む武装集団戦闘員の死者も704人におよぶという。

AFP, April 20, 2015、AP, April 20, 2015、ARA News, April 20, 2015、Champress, April 20, 2015、al-Hayat, April 21, 2015、Iraqi News, April 20, 2015、Kull-na Shuraka’, April 20, 2015、al-Mada Press, April 20, 2015、Naharnet, April 20, 2015、NNA, April 20, 2015、Reuters, April 20, 2015、SANA, April 20, 2015、UPI, April 20, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.