シリア国民連立幹部「ダーイシュ(イスラーム国)内でアサド政権の幹部180人が活動」、「アル=カーイダとイランは協調関係にある」(2015年6月1日)

シリア革命反体制勢力国民連立のサリーム・イドリース暫定政府国防大臣は、スーリーヤ・ネット(6月1日付)に対して、「信頼できる消息筋」から得た情報だとして、「ダーイシュ(イスラーム国)のなかで、アサド政権の「指導的人物」180人が活動している」、「アル=カーイダとイランの間には協調関係がある」との暴論を展開した。

イドリース暫定国防大臣は、「ダーイシュの幹部の一部はイラク・バアス主義者残党の士官、アサド政権のムハーバラート士官と調整を行っており、またダーイシュと調整を行っている政権(幹部)の一部は、イランにいた」と述べている。

イドリース暫定国防大臣はまた、イランとアル=カーイダとの関係について、「その最たる証拠は、アル=カーイダがイラン国内で何らの活動も行っていないのかという問いに要約されている」と主張したが、この論理に基づくと、アル=カーイダ、ダーイシュの活動が顕在化していないサウジアラビア、カタール、トルコとこれらの組織との間に協調関係があることになる。

Kull-na Shuraka', June 2, 2015
Kull-na Shuraka’, June 2, 2015

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また、シリア革命反体制勢力国民連立のハーディ・バフラ前代表もフェイスブックで2日、「イラク革命防衛隊の戦闘員1,500人が先週金曜日(5月29日)にスルンファ町(ラタキア県ヌサイリー山山頂)に派遣された」と吹聴した。

AFP, June 2, 2015、AP, June 2, 2015、ARA News, June 2, 2015、Champress, June 2, 2015、al-Hayat, June 3, 2015、Iraqi News, June 2, 2015、Kull-na Shuraka’, June 2, 2015、al-Mada Press, June 2, 2015、Naharnet, June 2, 2015、NNA, June 2, 2015、Reuters, June 2, 2015、SANA, June 2, 2015、al-Souria.net, June 1, 2015、UPI, June 2, 2015などをもとに作成。

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駐シリア米国大使館(現在閉鎖中)は「シリア軍がアレッポ市一帯で進軍するダーイシュ(イスラーム国)を援護するかたちで爆撃している」と主張(2015年6月1日)

駐シリア米国大使館(現在閉鎖中)は、ツイッターの公式ページ(https://twitter.com/usembassysyria)を通じて、アレッポ市一帯に進軍を続けるダーイシュ(イスラーム国)を支援するかたちで、シリア軍が空爆を行っていると吹聴した。

米国大使館のツイッター・アカウントには、英語で「Reports indicate that the regime is making air-strikes in support of #ISIL’s advance on #Aleppo, aiding extremists against Syrian population」、「تشير التقارير الى أن نظام الأسد يقوم بشن ضربات جوية لإسناد تقدم #داعش على #حلب، داعماً بذلك المتطرفين في هجماتهم على السكان السوريين. #سوريا」とのつぶやきが書き込まれた。

なおこのアカウントには、「The fact is that there is no better recruiting tool for #ISIL than the brutality of the Asad regime」、「As we have long said, Bashar al Asad lost legitimacy long ago and will never be an effective counterterrorism partner」、「With these latest reports, Asad is not only avoiding ISIL lines, but, actively seeking to bolster their positon」 といったプロパガンダが連日書き込まれている。
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なお、シリア人権監視団によると、ダーイシュのアレッポ県北部での攻勢により、反体制武装集団はトルコ国境に隣接する拠点への後退を余儀なくされているという。

AFP, June 2, 2015、AP, June 2, 2015、ARA News, June 2, 2015、Champress, June 2, 2015、al-Hayat, June 3, 2015、Iraqi News, June 2, 2015、Kull-na Shuraka’, June 2, 2015、al-Mada Press, June 2, 2015、Naharnet, June 2, 2015、NNA, June 2, 2015、Reuters, June 2, 2015、SANA, June 2, 2015、UPI, June 2, 2015などをもとに作成。

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シリア軍とYPGはハサカ市郊外のダーイシュ(イスラーム国)掃討のための協力に向けて協議(2015年6月1日)

ARA News(6月1日付)は、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊に近い複数の消息筋の話として、ハサカ市南部で侵攻を続けるダーイシュ(イスラーム国)とシリア軍、国防隊との戦闘への人民防衛隊の参加に向けて、ハサカ市で人民防衛隊とシリア軍の間で協議が行われていると報じた。

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西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のユーフラテスの火山合同作戦司令室のシャルファーン・ダルウィーシュ報道官は声明を出し、30日のシリア革命反体制勢力国民連立の声明に関して、「連立のダーイシュ(イスラーム国)への共鳴を示すもの」と厳しく批判した。

シリア革命反体制勢力国民連立は30日に声明を出し、民主統一党が、ハサカ県などで民間人に対して攻撃を繰り返していると指摘し、トルコ政府によるPKK批判の論調に追随するかたちで、「民主統一党のテロ行為は、混乱をもたらそうとするアサド政権の計画に合致するものだ」と批判していた。

AFP, June 1, 2015、AP, June 1, 2015、ARA News, June 1, 2015、Champress, June 1, 2015、al-Hayat, June 2, 2015、Iraqi News, June 1, 2015、Kull-na Shuraka’, June 1, 2015、al-Mada Press, June 1, 2015、Naharnet, June 1, 2015、NNA, June 1, 2015、Reuters, June 1, 2015、SANA, June 1, 2015、UPI, June 1, 2015などをもとに作成。

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シリア人民議会議長「今のところ、国際社会、そして地域においてテロとの戦いを行おうという意志は見てとれない」(2015年6月1日)

ムハンマド・ジハード・ラッハーム人民議会議長がイランを訪問し、アリー・ラリージャーニー国会議長らと会談した。

SANA(6月1日付)によると、ラッハーム人民議会議長はラリージャーニー国会議長との共同記者会見で、「我々は、国民、軍、政府、そして友好国イランを筆頭とする我々の友人とともに、シリアで全力を尽くしてテロと戦うだろう」との決意を表明する一方、「今のところ、国際社会、そして地域においてテロとの戦いを行おうという意志は見てとれない。国連憲章第7条のもとに安保理決議が幾つも採択され、テロやテロ支援と戦いという総意があるにもかかわらず、我々は残念なことに、テロとの戦いという宣伝しか見ない」と批判した。

AFP, June 1, 2015、AP, June 1, 2015、ARA News, June 1, 2015、Champress, June 1, 2015、al-Hayat, June 2, 2015、Iraqi News, June 1, 2015、Kull-na Shuraka’, June 1, 2015、al-Mada Press, June 1, 2015、Naharnet, June 1, 2015、NNA, June 1, 2015、Reuters, June 1, 2015、SANA, June 1, 2015、UPI, June 1, 2015などをもとに作成。

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米国の軍事教練を受ける「穏健な反体制派」が、軍事教練の目的をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘に限定する米国に反発(2015年6月1日)

アラビー21(6月1日付)は、米軍による「穏健な反体制派」への軍事教練コースの受講を予定しているシリア人の話として、教練生の多くが、教練の目的をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘のみとする米国の条件が撤回されなければ、受講を取りやめるとの姿勢を示していると伝えた。

Arabi 21, June 1, 2015などをもとに作成。

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シリア人権監視団:2015年5月の紛争での犠牲者数は6,657人、うち民間人は1,285人、外国人戦闘員は2,109人、シリア軍兵士は1,568人(2015年6月1日)

シリア人権監視団は、2015年5月の紛争による犠牲者が6,657人にのぼったと発表した。

犠牲者の内訳は以下の通り:

<民間人:1,285人(うち子供272人、女性212人)>
シリア軍の空爆による犠牲者:734人(うち子供148人、女性113人)
治安当局の拷問により死亡:45人(うち女性1人を含む)
アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線、ダーイシュ(イスラーム国)を含む反体制武装集団の砲撃による犠牲者:111人(うち子供46人、女性16人)
ダーイシュによって処刑された犠牲者:159人(うち子供14人、女性14人)
有志連合の空爆による犠牲者:75人(うち子供33人、女性25人)
ハサカ県ラアス・アイン市で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊によって処刑されたとされる犠牲者:20人(うち子供2人、女性5人)
死亡理由が確認できない犠牲者:141人(うち子供29人、女性38人)

<戦闘員:5,372人>
シリア人戦闘員(ジハード主義武装集団、反体制武装集団、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊):788人
外国人戦闘員(ジハード主義武装集団、ダーイシュ、ヌスラ戦線、トルキスターン・イスラーム党、ジュヌード・シャーム(チェチェン人)、ムハージリーン・ワ・アンサール軍):2,109人
シリア軍:1,568人
人民諸委員会、国防隊、親政権の「情報提供者」:674人
ヒズブッラー:51人
「シーア派」戦闘員:157人

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一方、シリア人権ネットワークは、2015年5月の紛争により死者数を2,223人と発表した。

内訳は以下の通り:

シリア軍、国防隊などが殺害:1,713人
うち民間人1,381人(うち子供236人、女性186人、また82人が拷問により死亡)、戦闘員332人

西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が殺害:14人
ダーイシュ(イスラーム国)が殺害:201人(うち戦闘員104人、民間人197人(子供9人、女性8人を含む)
シャームの民のヌスラ戦線が殺害:民間人4人のみ(うち子供1人、また拷問による死亡1人)
反体制武装集団が殺害:民間人102人のみ(うち子供31人、女性15人、また拷問による死亡1人)
有志連合の空爆で死亡:民間人68人のみ(うち子供32人、女性19人)
そのほか:21人

なおシリア人権ネットワークは、シリア軍、国防隊の犠牲者数、有志連合の空爆で殺害されたダーイシュ、ヌスラ戦線などの戦闘員の数を集計していない。

AFP, June 1, 2015、AP, June 1, 2015、ARA News, June 1, 2015、Champress, June 1, 2015、al-Hayat, June 2, 2015、Iraqi News, June 1, 2015、Kull-na Shuraka’, June 1, 2015、al-Mada Press, June 1, 2015、Naharnet, June 1, 2015、NNA, June 1, 2015、Reuters, June 1, 2015、SANA, June 1, 2015、UPI, June 1, 2015などをもとに作成。

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シリア軍はアル=カーイダ系組織からなるファトフ軍が支配するイドリブ県各所を激しく爆撃(2015年6月1日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動といったアル=カーイダ系組織によって制圧されているザーウィヤ山一帯、イフスィム町、マルイヤーン村、ジューズィフ村、スフーフン村、アルバイーン山一帯、カフルミード村、ウライ村、ビンニシュ市、クーリーン村、アブー・ズフール航空基地周辺、タマーニア町、サラーキブ市を空爆した。

一方、SANA(6月1日付)によると、バーラ村、ムウタリム村、バルシューン村、カフルミード村、サラーキブ市一帯、アブー・ズフール航空基地周辺、ハーン・シャイフーン市、タマーニア町、サルジャ村、スィンジャール町をシリア軍が空爆し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、ドゥラル・シャーミーヤ(6月1日付)は、アリーハー市で先週、住民と思われる遺体多数が遺棄された集団墓地が発見されたと伝えた。

発見されたのは、女性2人を含む20人の遺体で、遺体のほとんどは、頭と手足を切断されていたという。

これに関して、「アリーハー・ヤウム」事務局長のマーズィン・カシュターク氏によると、発見されたのは、シリア政府軍がアリーハー市から敗走する前に殺害した住民の遺体だと主張している。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラスタン市東部農場地帯、ウンム・シャルシューフ村郊外、ザアフラーナ村、キースィーン村などを「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(6月1日付)によると、ワーディー・アブヤド・ダム、ジバーブ・ハマド村、マッラーン村、ファワーイラ村、サワーナ町、ウルヤーニーヤ村、ザアフラーナ村をシリア軍が空爆し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアルバイン市、ドゥーマー市一帯などを6回にわたり空爆した。

またバーラー村では、シリア軍兵士2人が殺害された。

一方、SANA(6月1日付)によると、マルジュ・スルターン村、ハラスター市、マシュラファ村無人地帯、ジャラージール町無人地帯、カーラ市郊外無人地帯、ザバダーニー市東部山岳地帯、ハサヌー村、ハーン・シャイフーン・キャンプ一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区、カーブーン区工業地帯をシリア軍が空爆した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャイフ・マスキーン町、ヤードゥーダ村・ムザイリーブ町間、アトマーン村をシリア軍が「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(6月1日付)によると、ブスラー・シャーム市東部地区、ダルアー市ダム街道地区などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラッカ県では、ARA News(6月1日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、トルコ国境に位置するダーイシュ(イスラーム国)の拠点タッル・アブヤド市の行政区画内に初めて進軍した。

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米中央軍(CENTCOM)は、有志連合が現地時間の5月31日8時から6月1日8時までの24時間で、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して23回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は10回におよび、ハサカ市近郊、ラッカ市近郊、アイン・アラブ市近郊のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, June 1, 2015、AP, June 1, 2015、ARA News, June 1, 2015、Champress, June 1, 2015、al-Durar al-Shamiya, June 1, 2015、al-Hayat, June 2, 2015、Iraqi News, June 1, 2015、Kull-na Shuraka’, June 1, 2015、al-Mada Press, June 1, 2015、Naharnet, June 1, 2015、NNA, June 1, 2015、Reuters, June 1, 2015、SANA, June 1, 2015、UPI, June 1, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がアレッポ市北部(アアザーズ市、バーブ・サラーマ国境通行所方面)への進軍を続ける、シリア軍、YPGはハサカ県などでダーイシュと交戦(2015年6月1日)

アレッポ県では、スィラージュ・プレス(6月1日付)などによると、ダーイシュ(イスラーム国)が、マーリア市北部のシャイフ・リーフ村、スーラーン・アアザーズ町一帯、ハサージャク村、ウンム・フーシュ村、ハスィーヤ村で反体制武装集団と戦闘を続けた。

これに関して、シリア人権監視団は、ダーイシュがマーリア市、タッル・リフアト市などを砲撃、対する反体制武装集団もダーイシュに制圧されたアサンバル村を砲撃、住民3人が死亡した、と発表した。

ダーイシュは、このアサンバル村に加えて、スーラーン・アアザーズ町北部のガザル村も制圧したという。

一方、スィラージュ・プレスによると、反体制武装集団はアレッポ県北部各地からの増援部隊の到着で巻き返しを図り、アアザーズ市、バーブ・サラーマ国境通行所への進軍を続けていたダーイシュの動きを止めることに成功し、ダーイシュの司令官アブー・アブドゥッラー・トゥーニースィー氏らを約20人を殺害、ダーイシュに奪われていた拠点複数カ所(ウンム・クラー村など)を奪還したという。

なお、ダーイシュは同地への侵攻と並行して、制圧したスーラーン・アアザーズ町、バッル村、カフラ村、トゥーカリー村、タラーリーン村、ガルナータ村、ハスィーヤ村、ハサージャク村、ウンム・ウーシュ村の住民約3万人を追放したという。

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ハサカ県では、クッルナー・シュラカー(6月1日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が早朝、アフダース刑務所周辺のシリア軍検問所2カ所で爆弾を積んだ自動車2台を自爆させるなどして、シリア軍兵士多数を殺害し、同刑務所を制圧した。

だがダーイシュは同日午後には、シリア軍による空爆を回避するために同地から撤退した。

またシリア人権監視団によると、シリア軍はダーイシュが5月31日までに占拠していたハサカ市郊外一帯を奪還した。

これに関して、SANA(6月1日付)は、ハサカ県南東部のダーウディーヤ村一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊したと伝えた。

一方、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊もラアス・アイン市南西部のダ(西)ガーリヤ村一帯でダーイシュと交戦、同地を制圧した。

このほか、タッル・ブラーク町では、ダーイシュが爆弾を仕掛けた車を爆破した。

クッルナー・シュラカー(6月3日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)の主要拠点の一つシャッダーディー市近郊で、ダーイシュ幹部の一人、ムハンマド・ガラーブ・ハンマール氏が乗った車に仕掛けられた爆弾が爆発し、ハンマール氏とその弟を含む4人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、ダーイシュ(イスラーム国)掃討のためにダイル・ザウル市ハミーディーヤ地区などを空爆、子供1人が負傷した。

一方、SANA(6月1日付)によると、ダイル・ザウル市旧空港地区、シャイフ・ヤースィーン地区、ガッサーン・アッブード交差点地区、工業地区、ハウィーカ地区をシリア軍が空爆し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

シリア軍はまた、国防隊の支援を受け、ジャフラ村でダーイシュと交戦し、ダーイシュの戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)によって占拠されているタドムル市各所をシリア軍が空爆、またシャーイル・ガス採掘所一帯、フルクルス町一帯で両者の交戦が続いた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などアル=カーイダ系組織が、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団とクサイル村一帯で交戦、同地を制圧した。

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『ハヤート』(6月3日付)によると、ラッカ県・ハサカ県境への有志連合の空爆で、ダーイシュ戦闘員が16人死亡したという。

AFP, June 1, 2015、AP, June 1, 2015、ARA News, June 1, 2015、Champress, June 1, 2015、al-Hayat, June 2, 2015、June 3, 2015、Iraqi News, June 1, 2015、Kull-na Shuraka’, June 1, 2015、June 3, 2015、al-Mada Press, June 1, 2015、Naharnet, June 1, 2015、NNA, June 1, 2015、Reuters, June 1, 2015、SANA, June 1, 2015、Siraj Press, June 1, 2015、UPI, June 1, 2015などをもとに作成。

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エジプト・サウジ外相会談:対シリア政策をめぐって温度差(2015年5月31日)

サウジアラビアのアーディル・ジュバイル外務大臣はカイロを訪問し、エジプトのサーミフ・シュクリー外務大臣と会談し、シリア情勢への対応などについて意見を交わした。

会談後の共同記者会見で、ジュバイル外務大臣は「シリアの支配において、正統性を失ったアサドが果たしている役割を終わらせたいと思ってきた。同時に、アサド後に…シリアに安定と平和をもたらしたいと願っている」と述べた。

一方、シュクリー外務大臣は「この点に関して両国の政策は相補的なものであり、完全に視座を一致させる必要はない」と述べ、サウジアラビアと一線を画した。

また、シリア情勢をめぐるロシアとの関係については、「ロシアの当事者とともに、シリア政府に政治プロセスに関与し、反体制派と建設的な対話が行われる余地が開かれるのを促すために行動し、こうした対話をエジプト、サウジアラビア、そしてロシアが後押しする」と述べた。

ARA News(6月1日付)が伝えた。

AFP, June 1, 2015、AP, June 1, 2015、ARA News, June 1, 2015、Champress, June 1, 2015、al-Hayat, June 2, 2015、Iraqi News, June 1, 2015、Kull-na Shuraka’, June 1, 2015、al-Mada Press, June 1, 2015、Naharnet, June 1, 2015、NNA, June 1, 2015、Reuters, June 1, 2015、SANA, June 1, 2015、UPI, June 1, 2015などをもとに作成。

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デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表、英外相は、シリア軍と有志連合によるダーイシュ(イスラーム国)への攻撃について言及せず、アサド政権による「樽爆弾」での「無差別」爆撃のみを批判(2015年5月31日)

スタファン・デミストゥラ・シリア問題担当国連アラブ連盟共同特別代表は声明を出し、シリア軍が30日にアレッポ市シャッアール地区で行った空爆に関して、「国際社会においてもっとも厳しく非難するに値する」、「シリア空軍が自国領内で無差別攻撃を行い、住民を殺すことは決して受け入れられない」と非難、「樽爆弾の使用を停止せねばならない」と警鐘を鳴らした。

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英国のフィリップ・ハモンド外務大臣は、アレッポ県各所でのシリア軍による空爆に関して「アサド政権が、無差別且つ恐るべき方法を駆使して子供を含む無垢の市民を殺傷していることをこれまで以上にショッキングなかたちで示す証拠」と非難するとともに、アサド大統領を排除したかたちでの政治的移行を改めて要求した。

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なお、シリア人権監視団は、シリア軍によるアレッポ県、ハサカ県、イドリブ県などでの「樽爆弾」などによる空爆により、過去24時間で184人が死亡したと発表しているが、その詳細についてはhttps://syriaarabspring.info/wp/?p=19909https://syriaarabspring.info/wp/?p=19911の通り。

AFP, May 31, 2015、AP, May 31, 2015、ARA News, May 31, 2015、Champress, May 31, 2015、al-Hayat, June 31, 2015、Iraqi News, May 31, 2015、Kull-na Shuraka’, May 31, 2015、al-Mada Press, May 31, 2015、Naharnet, May 31, 2015、NNA, May 31, 2015、Reuters, May 31, 2015、SANA, May 31, 2015、UPI, May 31, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がハサカ県シャッダーディー市に激しい爆撃を行いダーイシュ(イスラーム国)戦闘員43人を殺害(2015年5月31日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の主要拠点の一つシャッダーディー市をシリア軍が空爆し、少なくとも65人が死亡した。

このうち22人が民間人、のこる43人がダーイシュ戦闘員だという。

ダーイシュ(イスラーム国)がタッル・ブラーク町一帯のシリア軍拠点を攻撃、シリア軍、国防隊に死傷者が出た。

また、ラアス・アイン市南西部郊外では、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、有志連合が同地一帯を空爆した。

さらに、ハサカ市一帯では、シリア軍、国防隊がダーイシュと交戦した。

このほか、SANA(5月31日付)によると、カーミシュリー市内のマイサルーン診察所の燃料庫ば爆発・出火し、子供複数を含む25人が死亡、多数が負傷した。

火災の原因は不明。

一方、ARA News(5月31日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊が、ラアス・アイン市郊外でダーイシュ(イスラーム国)の爆弾庫を制圧、大量の爆発物を押収した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の主要拠点の一つバーブ市に、シリア軍が前日に引き続き激しい空爆を行い、3人が死亡、24人が負傷した。

一方、ダーイシュは、反体制武装集団との交戦の末、スーラーン・アアザーズ町、バッル村、ハスィーヤ村を制圧し、バーブ・サラーマ国境通行所に向けて進軍を続けた。

2日にわたったこの戦闘でダーイシュ戦闘員22人、反体制武装集団戦闘員31人が死亡したという。

またクッルナー・シュラカー(5月31日付)によると、ダーイシュはスーラーン・アアザーズ町制圧後、同地で反体制武装集団戦闘員12人をただちに処刑したという。

このほか、SANA(5月31日付)によると、アレッポ市東部の航空士官学校一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の支配下にあるハトラ村をシリア軍が「樽爆弾」で空爆、またダイル・ザウル市ハウィーカ地区でシリア軍とダーイシュが交戦した。

一方、SANA(5月31日付)によると、ジャフラ村、ハトラ村、ダイル・ザウル航空基地東部、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア軍との戦闘の末、タドムル市南部のブサイラ市を制圧した。

これに対し、シリア軍は、ダーイシュ(イスラーム国)によって占拠されたタドムル航空基地などタドムル市内各所、アーミリーヤ村一帯、ザアフラーナ村、シャーイル・ガス採掘所一帯などを「樽爆弾」で空爆した。

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ラッカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・アブヤド市西部郊外で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のユーフラテスの火山合同作戦司令室がダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、西ジュクール村、東ジュクール村、フッリーヤ村、マッラ・スィッル村など8カ村を制圧した。

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スワイダー県では、SANA(5月31日付)によると、ラジャム・ダウラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(5月31日付)によると、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動が県西部で、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団の拠点への攻撃を再開した。

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米中央軍(CENTCOM)は、有志連合が現地時間の30日8時から31日8時までの24時間で、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して16回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は4回におよび、ハサカ市近郊、アイン・アラブ市近郊のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, May 31, 2015、AP, May 31, 2015、ARA News, May 31, 2015、Champress, May 31, 2015、al-Hayat, June 31, 2015、Iraqi News, May 31, 2015、Kull-na Shuraka’, May 31, 2015、al-Mada Press, May 31, 2015、Naharnet, May 31, 2015、NNA, May 31, 2015、Reuters, May 31, 2015、SANA, May 31, 2015、UPI, May 31, 2015などをもとに作成。

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シリア軍によるイドリブ県、アレッポ県などへの爆撃は「樽爆弾による無差別爆撃」か「正確かつ集中的な爆撃」か?(2015年5月31日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、アルバイーン山一帯、バルユーン村、ジューズィフ村、アブー・ズフール航空基地周辺、サラーキブ市、ジスル・シュグール市郊外をシリア軍が「樽爆弾」で空爆し、女性、子供を含む19人が死亡した。

またアブー・ズフール航空基地一帯では、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

一方、SANA(5月31日付)によると、ムサイビーン村一帯、アリーハー市一帯、ハッルーズ一帯、クマイナース村、カフルラーター村、マアッルバリート村、マストゥーマ村、アイン・スーダ村、ナリラヤー村、バシーリーヤ村、カルア・ガザール村、マジャース村南部、アブー・ズフール航空基地周辺、ナリラヤー村・カフルナジュド村回廊、ムウタリム村、ファンナール村、サラーキブ市周辺、ハリージャーン村、イブリーン村のシャームの民のヌスラ戦線の拠点などに対して、シリア軍が「正確且つ集中的な空爆」を行い、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団の支配下にあるアレッポ市ファルドゥース地区、シャッアール地区をシリア軍が空爆し、子供2人と女性1人を含む6人が死亡した。

これに対して、反体制武装集団もシリア政府支配下のアレッポ市各所を砲撃し、SANA(5月31日付)によると、アアザミーヤ地区で8人が死亡、またシリア人権監視団によると、県庁周辺の各所で4人が死亡した。

一方、SANA(5月31日付)によると、アレッポ市ザフラー協会地区、サーリヒーン地区、サラーフッディーン地区、ハナーヌー地区、フィルドゥース地区、バーブ・ナスル地区、シャッアール地区、マアーディー地区、シャイフ・ルトフィー村、マーリア市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がマルジュ・スルターン村、ハーン・シャイフーン・キャンプ一帯、ダーライヤー市、カラムーン地方無人地帯を「樽爆弾」で空爆した。

シリア軍はまた、ハジャル・アスワド市を「樽爆弾」で空爆し、4人が死亡した

さらにフライタ村郊外無人地帯では、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦、またバーラー村一帯では、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

一方、アナトリア通信(5月31日付)は、ダマスカス郊外県やダマスカス県ジャウバル区を中心に活動するラフマーン軍団が軍事教練プログラムを実施、500人の戦闘員が教練を修了したと伝えた。

他方、SANA(5月31日付)によると、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯、アーリヤ農場で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がガントゥー市を「樽爆弾」で空爆した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がサイダー町、アルマー町、ハッラーブ・シャフム村、ヤードゥーダ村、ジーザ町・マターイヤ村間の街道を「樽爆弾」で空爆した。

一方、SANA(5月31日付)によると、ダルアー市カラク地区、バジャービジャ地区など、ナイーマ、アトマーン村、マハッジャ町、タッル・クライン東部、フラークで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム・ムサンナー運動、シャーム自由人イスラーム運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、県内各所をシリア軍が砲撃した。

一方、SANA(5月31日付)によると、ハミーディーヤ村、西サムダーニーヤ村、ラスム・シャワーリー村、ナブア・サフル村、マスハラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ジュッブ・アフマル村一帯でシリア軍、国防隊とジハード主義武装集団が交戦した。

AFP, May 31, 2015、Anadolu Ajansı, May 31, 2015、AP, May 31, 2015、ARA News, May 31, 2015、Champress, May 31, 2015、al-Hayat, June 31, 2015、Iraqi News, May 31, 2015、Kull-na Shuraka’, May 31, 2015、al-Mada Press, May 31, 2015、Naharnet, May 31, 2015、NNA, May 31, 2015、Reuters, May 31, 2015、SANA, May 31, 2015、UPI, May 31, 2015などをもとに作成。

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シリア政府がイドリブ県、ダルアー県での劣勢を受け、海岸地方住民に「海岸の盾旅団」への従軍を呼びかける(2015年5月30日)

シリア人権監視団によると、シリア政府当局は、2015年3月以降のイドリブ県、ダルアー県などでのシリア軍、国防隊の人的被害を補うため、海岸地域(ラタキア県、タルトゥース県)の各都市・町・村で、住民に対して同地域の防衛を目的とした「海岸の盾旅団」への従軍を呼びかける印刷物を配布した。

同監視団によると、「海岸の盾旅団」への従軍の呼びかけは、7万人をにのぼるとされる兵役忌避による兵員不足を補うための対策でもあり、配布された印刷物には、兵役忌避者の免罪、従軍者への給与支払いなどが明記されているという。

AFP, May 30, 2015、AP, May 30, 2015、ARA News, May 30, 2015、Champress, May 30, 2015、al-Hayat, May 31, 2015、Iraqi News, May 30, 2015、Kull-na Shuraka’, May 30, 2015、al-Mada Press, May 30, 2015、Naharnet, May 30, 2015、NNA, May 30, 2015、Reuters, May 30, 2015、SANA, May 30, 2015、UPI, May 30, 2015などをもとに作成。

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有志連合とシリア軍がダイル・ザウル県、アレッポ県でダーイシュ(イスラーム国)を爆撃、またダーイシュがハサカ市を砲撃、シリア軍と交戦(2015年5月30日)

ダイル・ダウル県では、シリア人権監視団によると、有志連合が、マヤーディーン市南東部およびブーカマール市西部のドゥワイル砂漠内の油田近くでダーイシュ(イスラーム国)メンバーが乗ったバスを空爆し、24人を殺害した。

死亡した24人のほとんどがアジア系の外国人戦闘員だったという。

これに関して、SANA(5月30日付)は、マヤーディーン市、アブー・ハマーム市、ハトラ村、ダイル・ザウル市フワイジャト・サクル地区を、シリア軍が空爆、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を数十人を殺害、拠点・装備を破壊したと報じた。

またSANAによると、ジャフラ村でも、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュの戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)の主要拠点の一つバーブ市をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆し、59人が死亡した。

空爆はバーブ市内のハール市場の人混みを狙って行われたという。

また、シリア人権監視団によると、スーラーン・アアザーズ町一帯、トゥーカリー村でダーイシュ(イスラーム国)とジハード主義武装集団(自由シリア軍)が交戦し、双方合わせて11人の戦闘員が死亡、数十人が負傷した。

さらに、アイン・アラブ市南東部郊外でも、ダーイシュは西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と交戦した。

これに関して、SANA(5月30日付)は、アレッポ市東部の航空士官学校一帯、バーブ市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した、と報じた。

一方、クッルナー・シュラカー(5月30日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、ラアス・アイン市のアミールにアブー・ヒシャーム・ジャズラーウィー氏を任命した。

ジャゥラーウィー氏はサウジアラビア人で、前任者のアブー・ムアイヤド・アンサーリー氏ば「バラカ州」(ハサカ県)での新たな任務に就いたことを受け、ラアス・アイン市のアミールに任命されたのだという。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア軍と交戦の末、ハサカ市南部のダーウディーヤ村、ラッド・シャクラー村を制圧、またハサカ市に向けて激しい砲撃を加えた。

ダーイシュの砲撃は、ハサカ市内の治安機関施設やシリア軍の拠点、市内中心部のキリスト教会(シリア・カトリック教会)近くなどに及んだという。

また、ARA News(5月30日付)によると、クルド人が多く暮らすムフティー地区、ダーヒヤ地区に迫撃砲弾複数発が着弾し、住民が負傷、建物が被害を受けた。

ダーイシュによるダーウディーヤ村の攻撃、制圧により、シリア軍兵士、国防隊隊員、バアス大隊隊員ら50人が死亡、ダーイシュ側も戦闘員10人が死亡したという。

一方、SANA(5月30日付)によると、シリア軍、国防隊がハサカ市周辺の軍拠点に対して攻撃を行ってきたダーイシュ(イスラーム国)と交戦し、これを撃退した。

またダーイシュが制圧したとされるダーウディーヤ村でも、シリア軍はダーイシュの拠点などを攻撃、破壊し、ダーイシュ戦闘員数十人を殲滅したという。

このほかシリア軍は、ハサカ市東部のニハーブ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

他方、スィルヤーニー連合党は声明を出し、ハサカ県タッル・タムル市一帯へのダーイシュ(イスラーム国)進行に伴い、同地域から避難していた住民(アッシリア教徒)に帰宅を呼びかけた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団、タドムル市革命調整などによると、ダーイシュ(イスラーム国)がタドムル市西部のタドムル刑務所と軍事情報局本舎を爆破し、その写真をインターネット上で公開した。

ARA News, May 30, 2015
ARA News, May 30, 2015

ダイル・ザウル県で活動するウサーマ・アカイディーを名乗る活動家は、ARA News(5月30日付)に対し、有志連合が攻撃した車列は、ヒムス県タドムル市からイラクに向かって移動中だったと述べた。

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ラッカ県では、ARA News(5月30日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタッル・アブヤド市西部郊外一帯の村々で暮らすクルド人住民をトルコ国境地帯に追放した。

ダーイシュによる強制退去を余儀なくされたのはシャアバ村、シャット・ラフマーン村、ヒジャーズィーヤ村、ハートゥーニーヤ村の住民ら。

シリア人権監視団はまた、ダーイシュがトルコ領内に避難しようとしたラッカ県のナッス・タッル村の住民約30人を射殺したと発表した。

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米中央軍(CENTCOM)は、有志連合が現地時間の29日8時から30日8時までの24時間で、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して22回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は6回におよび、ハサカ市近郊、ダイル・ザウル市近郊、アイン・アラブ市近郊のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, May 30, 2015、AP, May 30, 2015、ARA News, May 30, 2015、Champress, May 30, 2015、al-Hayat, May 31, 2015、Iraqi News, May 30, 2015、Kull-na Shuraka’, May 30, 2015、al-Mada Press, May 30, 2015、Naharnet, May 30, 2015、NNA, May 30, 2015、Reuters, May 30, 2015、SANA, May 30, 2015、UPI, May 30, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ市を爆撃、12人死亡(2015年5月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ジハード主義武装集団などが占拠するアレッポ市シャッアール地区をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆し、子供3人、女性4人を含む12人が死亡した。

クッルナー・シュラカー(5月30日付)によると、シリア軍はまたアナダーン市のモスクに対しても「樽爆弾」で攻撃を行った。

一方、SANA(5月30日付)によると、アレッポ市アシュラフィーヤ地区、カラム・フーミド、ジュダイダ、旧市街、バーブ・ナスル地区、サラーフッディーン地区、バニー・ザイド地区、シャッアール地区、カルム・カーティルジー地区、マルジャ地区、サーリヒーヤ地区、ライラムーン地区、ハナーヌー地区、ブスターン・バーシャー地区、ハラク地区、ジャンドゥール地区、ブアイディーン地区、シャイフ・ルトフィー村、アアザーズ市、スーラーン町、ナイラブ航空基地一帯、ズィルバ村、ハンダラート・キャンプ一帯、ウワイジャ地区、フライターン市、アナダーン市、ハーディル村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアルバイーン山一帯を「樽爆弾」で空爆、またカイヤーサート検問所一帯でファトフ軍と交戦した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がムウダミーヤト・シャーム市を砲撃する一方、ザブディーン村一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

一方、SANA(5月30日付)によると、アルバイン市、アーリヤ農場、カースィミーヤ町郊外、ザバダーニー市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、イスラーム軍、イスラーム旅団の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クナイトラ県では、SANA(5月30日付)によると、アブー・シャブタ村、ラスム・ハワーリド村、マムティナ村、アジュラフ村、マスハラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(5月30日付)によると、アトマーン村、ガラズ刑務所一帯、フラーク市、ヌアイマ村、カフルシャムス町、サイダー町、シャイフ・マスキーン市、ブスル・ハリール市、ダルアー市郵便局一帯などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム・ムサンナー運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 30, 2015、AP, May 30, 2015、ARA News, May 30, 2015、Champress, May 30, 2015、al-Hayat, May 31, 2015、Iraqi News, May 30, 2015、Kull-na Shuraka’, May 30, 2015、al-Mada Press, May 30, 2015、Naharnet, May 30, 2015、NNA, May 30, 2015、Reuters, May 30, 2015、SANA, May 30, 2015、UPI, May 30, 2015などをもとに作成。

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EUは軍事情報局長に就任したとされるムハンマド・マハッラー少将を制裁リストに追加(2015年5月29日)

欧州連合(EU)の官報は、ラフィーク・シハーダ少将の後任として軍事情報局長に就任したムハンマド・マハッラー少将を制裁リストに追加したと発表した。

『ハヤート』(5月30日付)が伝えた。

EUの官報によると、マハッラー少将は2015年4月に総合情報部第293課長に就任し、現在に至っていると記されているが、クッルナー・シュラカー(5月30日付)は、離反士官の話として、マハッラー少佐は第293課長ではなく、軍事情報局長に任命されている、と報じた。 

AFP, May 29, 2015、AP, May 29, 2015、ARA News, May 29, 2015、Champress, May 29, 2015、al-Hayat, May 30, 2015、Iraqi News, May 29, 2015、Kull-na Shuraka’, May 29, 2015、May 30, 2015、al-Mada Press, May 29, 2015、Naharnet, May 29, 2015、NNA, May 29, 2015、Reuters, May 29, 2015、SANA, May 29, 2015、UPI, May 29, 2015などをもとに作成。

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ダーイシュ(イスラーム国)がトルコ国境のバーブ・サラーマ国境通行所に向け進軍(2015年5月29日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(5月29日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、マーリア市、スーラーン・アアザーズ町に対して砲撃を行う一方、同市郊外に位置するタクリー村一帯で「自由シリア軍」と交戦し、同村を制圧した。

同報道によると、ダーイシュはトルコ国境のバーブ・サラーマ国境通行所をめざして進軍しているという。

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ラッカ県では、ARA News(5月29日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のユーフラテスの火山合同作戦司令室はタッル・アブヤド市郊外のビイル・アラブ村、バンダルハーン村一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦、両地を制圧した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、タッル・タムル市郊外のアッシリア教徒の村(村名は不明)で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊とともにダーイシュ(イスラーム国)掃討にあたるシリア正教軍事評議会の戦闘員1人がダーイシュに捕捉されたのち、斬首された。

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クッルナー・シュラカー(5月29日付)は、ダーイシュ(イスラーム国)に近い複数の消息筋の話として、ワーイル・カシュアム氏(通称アブー・ハイサム・タドムリー)がヒムス県タドムル市のワーリーに任命されたと伝えた。

カシュアム氏はタドムル市出身で、2000年代半ばからイラクのアル=カーイダのメンバーとして活動していた人物。

一方、ヒムス県では、SANA(5月29日付)によると、ジャズル・ガス採掘所一帯、ジャマーラ村、タドムル市一体、アーラーク油田一帯、ナスラーニー山で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、イスラーム国(ダーイシュ)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(5月29日付)によると、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区、ウルフィー地区、ハミディーヤ地区、ハウィーカ地区、フワイジャト・サクル地区、サルダ山、マリーイーヤ村、ジャフラ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、SANA(5月29日付)によると、ブサイナ高地東部で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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米中央軍(CENTCOM)は、有志連合が現地時間の28日8時から29日8時までの24時間で、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して24回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は4回におよび、ハサカ市郊外、アイン・アラブ市郊外のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, May 29, 2015、AP, May 29, 2015、ARA News, May 29, 2015、Champress, May 29, 2015、al-Hayat, May 30, 2015、Iraqi News, May 29, 2015、Kull-na Shuraka’, May 29, 2015、al-Mada Press, May 29, 2015、Naharnet, May 29, 2015、NNA, May 29, 2015、Reuters, May 29, 2015、SANA, May 29, 2015、UPI, May 29, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織からなるファトフ軍、イドリブ県での進軍を続ける、ダマスカス郊外県で住民がイスラーム軍に抗議するデモを実施(2015年5月29日)

イドリブ県では、シリア人権監視団などによると、シャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線などからなるファトフ軍が、アリーハー市西部のムウタリム村、アウラム・ジャウズ村、カフルシャラーヤー村、ムハムバル村、カイヤーサート検問所、ブサンクール村、フライカ村一帯を制圧した。

アウラム・ジャウラ村は、アレッポ市とラタキア県を結ぶ街道と、アリーハー市とザーウィヤ山を結ぶ街道が交わる交通の要衝。

これに対して、シリア軍は、ファトフ軍によって制圧されたイドリブ市郊外一帯を空爆した。

一方、SANA(5月29日付)によると、ナフラ村、ラーミー村、カフルナジュド村、カフルミード村、バサーミス村、ナビー・アイユーブ村、サラーリーフ村、タッラト・ガザール村、マルイヤーン村、アブー・ズフール町一帯、ハリージャーン村、イブリーン村、タッル・サラムー村、ウンム・ジャリーン村、タマーニア町で、シリア軍が空爆を行い、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(5月29日付)は、アレッポ市シャイフ・マクスード地区で対立を強める西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と、アル=カーイダ系組織と「自由シリア軍」からなる「ラッビーカ・ウフターフ」の和解に向け、第16歩兵師団、「命じられるがままに進め」連合が仲介を開始したと伝えた。

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ダルアー県では、SANA(5月29日付)によると、ダルアー市アッバースィーイーン地区、ハマーディーン地区、難民キャンプ地区、ダム街道南部、カフルシャムス町南部、タファス市・ヌアイマ村街道で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、イスラーム・ムサンナー運動の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、ARA News(5月29日付)によると、東グータ地方の住民が、イスラーム軍に抗議するデモを行った。

デモは、イスラーム軍が住民数十人をダーイシュ(イスラーム国)メンバーだとして拘束、そのうちの24人を処刑したことに抗議するものだという。

一方、SANA(5月29日付)によると、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、タダームン区の国防隊拠点を狙った爆弾テロが発生し、隊員6人が死亡、10人が負傷した。

AFP, May 29, 2015、AP, May 29, 2015、ARA News, May 29, 2015、Champress, May 29, 2015、al-Hayat, May 30, 2015、May 31, 2015、Iraqi News, May 29, 2015、Kull-na Shuraka’, May 29, 2015、al-Mada Press, May 29, 2015、Naharnet, May 29, 2015、NNA, May 29, 2015、Reuters, May 29, 2015、SANA, May 29, 2015、UPI, May 29, 2015などをもとに作成。

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アレッポ市一帯でヌスラ戦線などからなる「ラッビーカ・ウフターフ」作戦司令室とYPGが交戦、またアレッポ市ザフラー協会地区などではシリア軍とアル=カーイダ系組織が交戦(2015年5月28日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(5月28日付)によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊と「ラッビーカ・ウフターフ」作戦司令室が、アレッポ市サカン・シャバービー地区一帯で交戦し、「ラッビーカ・ウフターフ」作戦司令室を構成する第16師団の拠点がある同地区を人民防衛隊が砲撃した。

両者の関係は、アレッポ市シャイフ・マクスード地区内で強姦をはたらいたという人民防衛隊を48時間以内に引き渡すよう「ラッビーカ・ヤー・ウフターフ」が27日に要求したことで、一気に緊張が増していた。

また、ARA News(5月28日付)によると、両者の関係悪化を受け、シャーム戦線がバーシュカウィー村方面に進軍する一方、シャームの民のヌスラ戦線、シャーム自由人イスラーム運動がアレッポ市シャイフ・マクスード地区で人民防衛隊と交戦した。

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シリア人権監視団によると、アレッポ市ザフラー協会地区でシリア軍、国防隊、バアス大隊、ヒズブッラー戦闘員が、アル=カーイダ系組織のムハージリーン・ワ・アンサール軍などアンサール・ディーン戦線と交戦した。

またジハード主義武装集団は、シリア政府支配下のアレッポ市アシュラフィーヤ地区、マサーキン・サビール地区を砲撃した。

これに対して、シリア軍は、ハンダラート・キャンプ一帯、アレッポ市シャッアール地区、アーミリーヤ地区、マシュハド地区、マーリア市を「樽爆弾」などで空爆・砲撃、ジハード主義武装集団と交戦した。

このほか、アレッポ県とイドリブ県の県境で反体制武装集団の司令官が何者かに殺害された。

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一方、SANA(5月28日付)によると、アレッポ市アーミリーヤ地区、カルム・カーティルジー地区、ブスターン・バーシャー地区、ザフラー協会地区、ヒルバト・マアッッラーター地区、シュカイフ地区、ジャンドゥール地区、マッラーン村、ムスリミーヤ村、カフルハムラ村、ハイヤーン町で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。


AFP, May 28, 2015、AP, May 28, 2015、ARA News, May 28, 2015、Champress, May 28, 2015、al-Hayat, May 29, 2015、Iraqi News, May 28, 2015、Kull-na Shuraka’, May 28, 2015、al-Mada Press, May 28, 2015、Naharnet, May 28, 2015、NNA, May 28, 2015、Reuters, May 28, 2015、SANA, May 28, 2015、UPI, May 28, 2015などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

YPG、シリア軍がハサカ県、ダイル・ザウル県でダーイシュ(イスラーム国)に攻勢(2015年5月28日)

ハサカ県では、シリア人権監視団、ARA News(5月28日付)によると、ラアス・アイン南部のドゥハマー村、ラーウィヤ村、タッル・ヒンズィール村、ダフマー村一帯で、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュ(イスラーム国)と交戦、同地を制圧した。

シリア人権監視団によると、アイン・アラブ市南部一帯での人民防衛隊の攻勢により、西クルディスタン移行期民政局はハサカ市郊外アブドゥルアズィーズ山一帯、タッル・タムル市、マブルーカ村などを含む約4,000平方キロメートルの領域を掌握したという。

これに対して、ダーイシュは、県内某所で「トルコ領内で有志連合により軍事教練を受けていた」とされる男性2人を公開処刑したという。

一方、カーミシュリー市では、人民防衛隊がシリア軍パトロール部隊の隊員3人を拘束したことの報復として、シリア軍がクルド人3人を逮捕した。

他方、イスラーム軍ハイルーズ中隊は、ツイッター(5月28日付)を通じて、シャッダーディー市・ダイル・ザウル市間の街道上を走行中のダーイシュ(イスラーム国)宗教警察(ヒスバ)局の車を仕掛け爆弾で爆破し、メンバー3人を殺害したと発表した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が占拠するジャズル・ガス採掘所地帯、シャーイル・ガス採掘所一帯、フナイフィース村一帯で、シリア軍、国防隊がダーイシュと交戦した。

一方、SANA(5月28日付)によると、フルクルス町東部ハンヌーラ検問所近くのヒムス市・タドムル市街道沿いでダーイシュ(イスラーム国)によって仕掛けられた爆弾18個をシリア軍が撤去した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線によって占拠されているヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯で27日深夜、シリア軍、PFLP-GCがダーイシュと交戦した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がマリーイーヤ村を「樽爆弾」で空爆、またダイル・ザウル航空基地一帯、ダイル・ザウル市工業地区で、ダーイシュ(イスラーム国)と交戦、ダーイシュ戦闘員(シリア人)2人が死亡した。

また、ダーイシュはブサイラ市出身の男性1人を処刑したと家族に伝えた。

一方、SANA(5月28日付)によると、ダイル・ザウル航空基地周辺、ダイル・ザウル市ジュバイラ地区、工業地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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アレッポ県では、SANA(5月28日付)によると、アレッポ市東部の航空士官学校一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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クッルナー・シュラカー(5月28日付)は、複数の地元消息筋の話として、ダーイシュ(イスラーム国)が最近になって、ハマー県の若者数百人をイラクに戦闘員として派遣したと伝えた。

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シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊隊員2人が、トルコ領内のクルド人地区で殺害された。

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米中央軍(CENTCOM)は、有志連合が現地時間の27日8時から28日8時までの24時間で、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して26回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は6回におよび、ハサカ市郊外、ダイル・ザウル市郊外のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, May 28, 2015、AP, May 28, 2015、ARA News, May 28, 2015、Champress, May 28, 2015、al-Hayat, May 29, 2015、Iraqi News, May 28, 2015、Kull-na Shuraka’, May 28, 2015、al-Mada Press, May 28, 2015、Naharnet, May 28, 2015、NNA, May 28, 2015、Reuters, May 28, 2015、SANA, May 28, 2015、UPI, May 28, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織「ファトフ軍」の攻勢を受け、シリア軍がイドリブ県最後の支配都市アリーハー市から撤退(2015年5月28日)

イドリブ県では、SANA(5月28日付)によると、シリア軍は、アリーハー市内でシャームの民のヌスラ戦線と交戦後、市内の複数の拠点から同市周辺の防衛線に撤退した。

また、クッルナー・シュラカー(5月28日付)によると、アル=カーイダ系組織のシャーム自由人イスラーム運動、シャームの民のヌスラ戦線などからなるファトフ軍が、シリア政府の支配下にあった県内最後の都市アリーハー市を完全制圧した。

アリーハー市制圧は、駐留していたシリア軍兵士、国防隊隊員約3,000人の撤退を受けた動きで、ファトフ軍はこれに先立ちアリーハー市制圧に向けた軍事侵攻を本格化させ、カフルナジュド村のシリア軍拠点などを掌握していた。

クッルナー・シュラカー(5月28日付)によると、ファトフ軍はシリア軍の撤退の数時間前に「アリーハー解放」作戦を開始し、カフルナジュド村のシリア軍拠点を制圧するなど攻勢に出ていた。

このほか、シリア人権監視団によると、ヌスラ戦線などジハード主義武装集団が包囲するアブー・ズフール航空基地一帯とアリーハー市南部のアルバイーン山一帯をシリア軍が空爆した。

シリア軍はまた、シリア政府の支配下にあるフーア市、カファルヤー町に食糧などの物資を投下した。

他方、SANAによると、シリア軍は、カフルズィーター市、ナリラヤー村周辺、ムサイビーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がラターミナ町をシリア軍が「樽爆弾」で攻撃した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タルビーサ市一帯で、シリア軍、国防隊がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

また、ヒムス市東部のタイフール航空基地で、燃料を充填していたシリア軍戦闘機(スホーイ戦闘機)2機が爆発し、少なくとも5人が死亡、9人が重傷を負った。

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タルトゥース県では、シリア人権監視団によると、1年前に治安当局によって逮捕されたバーニヤース市出身の男性が拷問を受け死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ダーライヤー市北部、ザバダーニー市各所、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯で、シリア軍、国防隊がジハード主義武装集団と交戦、またシリア軍がフライタ村郊外無人地帯に対して空爆を行った。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がマスハラ村、ウンム・バーティナ村、ハミーディーヤ村を空爆した。

一方、SANA(5月28日付)によると、ハミーディーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、SANA(5月28日付)によると、カフルシャムス町南部、ズィムリーン村、フィキーア村郊外、ジャディーヤ町、ダルアー市避難民キャンプ一帯、バジャービジャ地区などで、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県内で活動するズィー・カール旅団は声明を出し、イスラーム軍と合併したと発表した。

AFP, May 28, 2015、AP, May 28, 2015、ARA News, May 28, 2015、Champress, May 28, 2015、al-Hayat, May 29, 2015、Iraqi News, May 28, 2015、Kull-na Shuraka’, May 28, 2015、al-Mada Press, May 28, 2015、Naharnet, May 28, 2015、NNA, May 28, 2015、Reuters, May 28, 2015、SANA, May 28, 2015、UPI, May 28, 2015などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織「ヌスラ戦線」の指導者ジャウラーニー氏がカタールのジャズィーラ・チャンネルの独占インタビューに応じる(2015年5月27日)

カタールの衛星テレビ局ジャズィーラ・チャンネルは27日晩のインタビュー番組「ビラー・フドゥード」(無制限)で、シャームの民のヌスラ戦線の指導者アブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏とされる人物と行った独占インタビューの映像(https://www.youtube.com/watch?v=-hwQT43vFZA)を放映した。

インタビューが行われたのは、「シリア北部の解放区」で、ジャズィーラ・チャンネルがジャウラーニー氏にインタビューを行うのはこれが2度目。

Youtube,, May 27, 2015
Youtube,, May 27, 2015

ジャウラーニー氏は、イドリブ県知事の執務室で使用されていた椅子に座り、顔が映されないよう背後から撮影された。

インタビューを行ったのは「ビラー・フドゥード」の司会を務めるアフマド・マンスール氏。

インタビューでのジャウラーニー氏の主な発言は以下の通り:

(イドリブ県でのファトフ軍の攻勢で)「解放された地域は、(地中海)海岸におけるアラウィー派地域の第1防衛線に位置する…。我々の戦いはカルダーハでは終わらない。ダマスカス(を掌握する)まで続くだろう」。

「彼ら(アラウィー派)がスンナ派に対して殺戮、拷問、追放、強姦を行ったことを受け、きわめて大きな復讐が行われている…。しかし、我々はアラウィー派たちがアッラーの宗教とイスラームから逸脱した宗派だとみているが、ヌスラ戦線は復讐主義者ではない…。今のところ、我々は、我々に対して戦いを行ってくる者以外の誰も殺してはいない…。我々に向けた武器を下ろし…、彼らが多神教を信じていることを改悛し、アサド政権と絶縁するのであれば、彼らを保護するだろう」。

「ヌスラ戦線は、いかなる外国の資金援助も必要としていない…。戦線が活動する地域での通商活動と、共鳴するイスラーム教徒の寄付によって自律している」。

「ホラサンという名の組織は存在しない。米国以外の誰からもこの組織のことを耳にしたことはない…。我々の戦闘員のなかにホラサン地方出身者はいるが、米国が主張しているのは異なり、彼らは米国の安全保障を脅かしてはいない」。

「アイマン・ザワーヒリー博士から我々にもたらされる司令とは、ヌスラ戦線のシャームにおける任務が、政権、その象徴的幹部、そしてヒズブッラーなど政権の同盟者を打倒し、他の部隊との相互理解のもとに正統なイスラームの支配を確立する、というものだ…。我々にもたらされた指示とは、西洋、あるいは欧州への攻撃の基地としてシャームを利用してはならず、また現在行われている戦いを歪めてはならないというものだ」。

「ヒズブッラーは…、脅威がレバノンに押し寄せているとしてレバノン人を怖がらせている。しかし実際のところ、脅威はレバノンではなく、ヒズブッラーに押し寄せているのだ…。カラムーン地方での…「悪党どもとの戦争」において…、私は大いに楽観しているわけではないが、戦闘において非常によい兆候が見られる…。「ヒズブッラーの終わりは時間の問題だ…。バッシャール・アサドの終わりは、ヒズブッラーの終わりでもある…。ヒズブッラーは我々との戦いに敗北していることに気づいているが、自らが支援するシリア政府を延命させようとして、最期まで戦わざるを得ないのだ」。

(有志連合がヌスラ戦線への空爆を続けたらどのような対応をとるかとの質問に対して)「選択肢は開かれている。誰にでも自衛する権利がある…。米国はシャームにおいて、米政権や国際社会に従順な体制が成立するよう、面子だけを変えようとしている…。我々は外国が用意した政治的解決を受け入れないし、米政権には従属しない」。

「米国は、シリア領空で、我々に対し有志連合の航空機を使用するため、軍事面でシリア政府と協調ししている。そのことを示す文書も持っている…。もし米国が我々の拠点を空爆し続ければ、米国のこうした状況が続けば、西欧にも米国のためにもならない結果が生じるだろう…。米国はアサド政権に依存しており、イスラーム教徒を守るヌスラ戦線に空爆を行っている」。

「ヌスラ戦線は、アサド政権、有志連合、イランなどからの巨大な脅威に立ち向かっている」。

「我々は政治的解決は受け入れない…。シリア人は、ジュネーブでの会議や、ワシントン、国連などでの会議を通じてではなく、自らで決着し、現状を変えるだろう」。

「キリスト教徒の大多数は政権を支持している。我々は我々と戦うものだけと戦う。彼らと戦争を行っているわけではない。米国がやること、世界中のキリスト教徒がやることの責任を彼らに対して追及することはない。我々が現在包囲しているシーア派の村は、我々に戦いを挑んでいる村だ」。

「我々がイスラーム的支配を実現した場合、我々はシャリーアの統治を樹立したいと考えている。そこではキリスト教徒はイスラームの支配に服し、ジズヤを支払うことになる」。

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バッシャール・ジャアファリー国連代表大使は安保理での会合で、カタールの衛星テレビ局ジャズィーラ・チャンネルがシャームの民のヌスラ戦線の指導者アブー・ムハンマド・ジャウラーニー氏とインタビューを行ったことに関して、「テロとの戦い」を定めて国連の諸決議への「あからさまな違反」と批判した。

SANA(5月28日付)が伝えた。
AFP, May 28, 2015、Aljazeera.net, June 4, 2015、AP, May 28, 2015、ARA News, May 28, 2015、Champress, May 28, 2015、al-Hayat, May 29, 2015、Iraqi News, May 28, 2015、Kull-na Shuraka’, May 28, 2015、al-Mada Press, May 28, 2015、Naharnet, May 28, 2015、NNA, May 28, 2015、Reuters, May 28, 2015、SANA, May 28, 2015、UPI, May 28, 2015などをもとに作成。

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デンマーク外相「シリア政府の一部は解決策の一部になるが…アサド大統領はシリアの未来の一部になることはあり得ない」(2015年5月27日)

デンマークのマーティン・リデゴー外務大臣は、シリアでの紛争に関して、『ハヤート』(5月28日付)に対し「シリア政府の一部は解決策の一部になる」と述べ、現政権と反体制派の代表からなる移行期政府を樹立する必要があるとしつつ、「アサドはシリアの未来の一部になることはあり得ない」と主張した。

またイランについても「問題の一部であるがゆえに、解決策の一部」だと述べ、すべての地域諸国が紛争解決に向けた対話を行うべきだと強調する一方、「シリア分割」に拒否の姿勢を命じしつつ、紛争後のシリアの政治体制については「分権的な体制をとる可能性もある」との見方を示した。

AFP, May 27, 2015、AP, May 27, 2015、ARA News, May 27, 2015、Champress, May 27, 2015、al-Hayat, May 28, 2015、Iraqi News, May 27, 2015、Kull-na Shuraka’, May 27, 2015、al-Mada Press, May 27, 2015、Naharnet, May 27, 2015、NNA, May 27, 2015、Reuters, May 27, 2015、SANA, May 27, 2015、UPI, May 27, 2015などをもとに作成。

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ヌスラ戦線などジハード主義武装集団がアレッポ市一帯で攻勢に(2015年5月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍、国防隊とシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団が、アレッポ市北部のハンダラート・キャンプ一帯、バーシュカウィー村一帯でも交戦し、シャーム軍団、「命じられるままに進め連合」がハンダラート・キャンプ北部の工場地帯を制圧し、ヒーラーン村、アレッポ中央刑務所、シャイフ・ナッジャール市工業団地地区に通じるシリア軍の兵站路を遮断した。

このうちシャイフ・ナッジャール市工業団地地区は、ダーイシュ(イスラーム国)が東部から攻勢をかけている。

ま両者は、ナイラブ航空基地に近いアレッポ市カルム・タッラーブ地区で26日深夜から交戦、アレッポ市シャイフ・サイード地区一帯でも、シリア軍がアンサール・ディーン戦線などと交戦した。

さらにアレッポ市のアシュラフィーヤ地区(シリア政府支配下)に対して、ジハード主義武装集団が砲撃を加えた。

一方、SANA(5月27日付)によると、アルド・マッラーフ地区、ビーシャ村、スィヤーラ村、歩兵士官学校、アレッポ市バニー・ザイド地区、マシュハド地区で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、ファトフ軍の支配下にあるジスル・シュグール市郊外、マアッラト・ヌウマーン市、バイルーン村、アルバイーン山一帯に対して空爆を行う一方、政府の支配下にあるアリーハー市の住宅街で強制捜査を行い、複数の住民を逮捕した。

シリア軍はまた、シャームの民のヌスラ戦線などが包囲を続けるアブー・ズフール航空基地一帯に「樽爆弾」などを投下した。

一方、SANA(5月27日付)によると、ジスル・シュグール市郊外で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、カラムーン地方無人地帯(対レバノン国境地帯)で、シリア軍、国防隊、ヒズブッラー戦闘員が、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

またフサイニーヤ町、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯、アルバイン市各所をシリア軍が空爆・砲撃し、女性1人を含む6人が死亡、さらにザブディーン村、ダイル・アサーフィール市間の街道ではシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

一方、SANA(5月27日付)によると、フライタ無人地帯、ジャイルード東方、ダイル・アサーフィール農場地帯、アルバイン市、ハラスター市・ドゥーマー市間、ドゥーマー市、フサイニーヤ町、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯、サアサア町一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線、アジュナード・シャーム・イスラーム連合、イスラーム軍の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、サナマイン市出身のメディア活動家(4年前に逮捕)がシリア軍の拘置所で死亡した。

またダルアー市東部のガラズ刑務所一帯、アクラバー村、インヒル市をシリア軍が「樽爆弾」などで空爆した。

一方、SANA(5月27日付)によると、フィキーア村、アトマーン村、イブタア町、スラヤー高地、アイン・ファーダ山地、マトゥーク丘、ブルカ村、スラヤー村、ダルアー市ガラズ刑務所南部、ビラール・ハバシー・モスク南部で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、SANA(5月27日付)によると、アイドゥー村、キンサッバー町、ヌーバ山で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ヒムス県では、SANA(5月27日付)によると、ラスタン市西部、タルビーサ市郊外で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 27, 2015、AP, May 27, 2015、ARA News, May 27, 2015、Champress, May 27, 2015、al-Hayat, May 28, 2015、Iraqi News, May 27, 2015、Kull-na Shuraka’, May 27, 2015、al-Mada Press, May 27, 2015、Naharnet, May 27, 2015、NNA, May 27, 2015、Reuters, May 27, 2015、SANA, May 27, 2015、UPI, May 27, 2015などをもとに作成。

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YPGがハサカ県でアッシリア教徒の村14カ村をダーイシュ(イスラーム国)から奪還、ハサカ青年連合はYPGが奪還した地域からアラブ人を強制排除していると批判(2015年5月27日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊、ハーブール護衛部隊、シリア正教軍事評議会民兵、サナーディード軍からなる合同部隊が、タッル・タムル市一帯でのダーイシュ(イスラーム国)との10日におよぶ戦闘の末、占拠されていたアッシリア教徒が住む14カ村を解放した。

ダーイシュは2月下旬に同地一帯に侵攻し、アッシリア教徒が住む35カ村を占拠、約5,000人の住民(アッシリア教徒)がハーブール川沿いに避難、220人がダーイシュに拉致された。

ダーイシュは今もなお210人あまりの住民を拉致している。

同地での人民防衛隊などによる奪還作戦には、有志連合が援護空爆を行っている。

これに関連して、ハサカ青年連合はフェイスブックを通じて、西クルディスタン移行期人民防衛隊がダーイシュから奪還したハサカ市郊外アブドゥルアズィーズ山一帯、ラアス・アイン市郊外、タッル・タムル市一帯で、アラブ人住民を強制移住させ、同地から追放していると非難した。

クッルナー・シュラカー(5月27日付)などが伝えた。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシャイフ・ナッジャール市工業団地地区北方のウンム・フーシュ村に対して砲撃を行った。

一方、SANA(5月27日付)によると、アレッポ市東部航空士官学校一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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スワイダー県では、シリア人権監視団、SANA(5月27日付)によると、ラジャム・ダウラ村一帯にダーイシュ(イスラーム国)が侵攻し、シリア軍、国防隊と交戦した。

またハッラーン村・ドゥワイリー村街道の2カ所で爆弾が爆発した。死傷者はなかった。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線がサフム・ジャウラーン村南部にあるヤルムーク殉教者旅団(ダーイシュ(イスラーム国)系)の拠点複数カ所を砲撃した。

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ダイル・ザウル県では、SANA(5月27日付)によると、ダイル・ザウル市ハウィーカ地区、ウルフィー地区など、マリーイーヤ村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

AFP, May 27, 2015、AP, May 27, 2015、ARA News, May 27, 2015、Champress, May 27, 2015、al-Hayat, May 28, 2015、Iraqi News, May 27, 2015、Kull-na Shuraka’, May 27, 2015、al-Mada Press, May 27, 2015、Naharnet, May 27, 2015、NNA, May 27, 2015、Reuters, May 27, 2015、SANA, May 27, 2015、UPI, May 27, 2015などをもとに作成。

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アサド大統領がアルメニア外相と会談:「トルコ政府はオスマン帝国時代に地域の人々が被った苦しみを再びもたらそうとしている」(2015年5月27日)

アサド大統領はシリアを訪問中のアルメニアのエドワルド・ナルバンジャン外務大臣ら一行と会談した。

SANA(5月27日付)によると、アサド大統領は会談で、西側の資金・軍事支援を背景にイスラーム過激派が勢力を伸張している中東地域の現状について、アルメニア政府が西側諸国に正確なイメージを伝える役割を果たすことができる、との期待を寄せた。

これに対して、ナルバンジャン外務大臣は、「シリア国民に対するテロ」を非難する一方、「テロの脅威」が国際社会や中東地域にも及んでいると警鐘を鳴らし、「テロとの戦い」やシリアの危機解決に向けた国際協調の必要を強調した。

また会談で両者は、「トルコ政府が、オスマン帝国時代に地域の人々が被った苦しみを再びもたらそうとしている」と非難、国際社会に対して「トルコ政府の破壊行為を停止させるための行動」を呼びかける点で一致したという。

SANA, May 27, 2015
SANA, May 27, 2015

 

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ナルバンジャン外務大臣はまた、ワリード・ムアッリム外務在外居住者大臣と会談した。

AFP(5月27日付)によると、会談後の共同記者会見で、ムアッリム外務在外居住者大臣は「シリアとロシア、イランの関係は一部の人が考えている以上に深淵だと強調したい…。我々の抵抗への彼らの支援が過去に遅れるということはなかったし、今後もそのようなことはない…。友好国の支援は…具体的なものだ」としたうえで、「しかしシリアに対する陰謀は日々、しかも間髪入れずに行われていると言いたい」と述べ、トルコ領を経由した武装集団への支援を「一部の陰謀者たちはあからさまに支援している」と批判した。

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一方、ファイサル・ミクダード外務在外居住者副大臣は、「穏健な反体制派」への航空支援に関してトルコと米国が「原則合意」に達したとするメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣の25日の発言に関して、「敵対行為」とみなされると述べ、牽制した。

ARA News(5月27日付)が伝えた。

AFP, May 27, 2015、AP, May 27, 2015、ARA News, May 27, 2015、Champress, May 27, 2015、al-Hayat, May 28, 2015、Iraqi News, May 27, 2015、Kull-na Shuraka’, May 27, 2015、al-Mada Press, May 27, 2015、Naharnet, May 27, 2015、NNA, May 27, 2015、Reuters, May 27, 2015、SANA, May 27, 2015、UPI, May 27, 2015などをもとに作成。

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シリアの衛生テレビ放送が「真実の声を覆い隠そうとして、シリアに陰謀を企てる一部の国の計画」によって一部視聴不能に(2015年5月26日)

SANA(5月26日付)は、シリアの衛生テレビ放送が、「真実の声を覆い隠そうとして、シリアに陰謀を企てる一部の国の計画」によって一部視聴できなくなった、と伝えた。


AFP, May 26, 2015、AP, May 26, 2015、ARA News, May 26, 2015、Champress, May 26, 2015、al-Hayat, May 27, 2015、Iraqi News, May 26, 2015、Kull-na Shuraka’, May 26, 2015、al-Mada Press, May 26, 2015、Naharnet, May 26, 2015、NNA, May 26, 2015、Reuters, May 26, 2015、SANA, May 26, 2015、UPI, May 26, 2015などをもとに作成。

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英首相「シリアの紛争を解決するために和平交渉を再開し、ダーイシュ(イスラーム国)の台頭を阻止する必要がある」(2015年5月26日)

『ハヤート』(5月27日付)は、英国のデヴィッド・キャメロン首相がロシアのヴラジミール・プーチン大統領と電話会談し、シリア情勢などについて協議したと伝えた。

キャメロン首相の報道官によると、会談で両首脳は、シリアの紛争を解決するために和平交渉(いわゆる「ジュネーブ会議」)を再開し、ダーイシュ(イスラーム国)の台頭を食い止める必要があるという点で意見が一致したという。

AFP, May 26, 2015、AP, May 26, 2015、ARA News, May 26, 2015、Champress, May 26, 2015、al-Hayat, May 27, 2015、Iraqi News, May 26, 2015、Kull-na Shuraka’, May 26, 2015、al-Mada Press, May 26, 2015、Naharnet, May 26, 2015、NNA, May 26, 2015、Reuters, May 26, 2015、SANA, May 26, 2015、UPI, May 26, 2015などをもとに作成。

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シリア軍、有志連合が、ダーイシュ(イスラーム国)の最大拠点ラッカ市への爆撃を通じて反転攻勢へ(2015年5月26日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合が、ダーイシュ(イスラーム国)の最大拠点であるラッカ市一帯を7回にわたり空爆し、ダーイシュ戦闘員3人が死亡した。

これに関して、ARA News(5月26日付)は、有志連合が、ラッカ市の同一の標的に対して20分間で10回近く空爆を行っただけでなく、シリア軍戦闘機が有志連合による空爆の直後にラッカ市を空爆した、と伝えた。

一方、SANA(5月26日付)によると、シリア軍は、タブカ航空基地およびその一帯のダーイシュ(イスラーム国)拠点に対して集中的な空爆を行い、ダーイシュ戦闘員140人以上を殲滅した、と伝えた。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が潜伏するダイル・ザウル市ジスル・スィヤーサ地区近郊をシリア軍が「樽爆弾」で空爆した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、有志連合に所属すると思われる戦闘機が、ハサカ市南東部郊外一帯、ラアス・アイン市南西部のマブルーカ村のダーイシュ(イスラーム国)拠点などを空爆、また西クルディスタン移行期民政局人民防衛隊がダーイシュと交戦した。

ARA News(5月26日付)によると、有志連合はシャッダーディー市東部一帯のダーイシュ拠点などに対しても激しい空爆を行ったという。

またこの戦闘で人民防衛隊はマブルーカ村を制圧したという。

一方、SANA(5月26日付)によると、フール町一帯で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、ARA News(5月26日付)によると、今年2月にダーイシュ(イスラーム国)がタッル・タムル市一帯で誘拐した住民(アッシリア教徒)約200人のうち、老女2人が解放された。

他方、クッルナー・シュラカー(5月27日付)は、有志連合がラアス・アイン市近郊で、住民が乗った車を誤爆し、乗っていた一家4人が死亡した、と伝えた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)によって制圧されたスフナ市各所をシリア軍が空爆した。

一方、SANA(5月26日付)によると、シリア軍がダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、タドムル市郊外のシャーイル山(ハマー県)西部(シャーイル・ガス採掘所近郊、ジャズル・ガス採掘所北部)の複数カ所を制圧した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ヤルムーク・パレスチナ難民キャンプ一帯(大30通り一帯)で、シリア軍、国防隊、PFLP-GC民兵が、同キャンプを占拠するダーイシュ(イスラーム国)とシャームの民のヌスラ戦線と交戦、シリア軍が同地を「樽爆弾」などで空爆・砲撃した。

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スワイダー県では、SANA(5月26日付)によると、ブサイナ高地東部で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線が25日に奪還したサフム・ジャウラーン村一帯で、ヌスラ戦線などジハード主義武装集団が、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団と交戦した。

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ARA News(5月26日付)は、イドリブ県を主な活動拠点としていた自由シリア軍第15旅団が、アレッポ県アイン・アラブ市一帯でのダーイシュ(イスラーム国)掃討戦で西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のユーフラテスの火山合同作戦司令室に合流すると発表した、と伝えた。

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米中央軍(CENTCOM)は、有志連合が現地時間の25日8時から26日8時までの24時間で、シリア、イラク領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して19回の空爆を行ったと発表した。

このうちシリア領内での空爆は7回におよび、ハサカ県のダーイシュに対して攻撃が行われたという。

AFP, May 26, 2015、AP, May 26, 2015、ARA News, May 26, 2015、Champress, May 26, 2015、al-Hayat, May 27, 2015、Iraqi News, May 26, 2015、Kull-na Shuraka’, May 26, 2015、May 27, 2015、al-Mada Press, May 26, 2015、Naharnet, May 26, 2015、NNA, May 26, 2015、Reuters, May 26, 2015、SANA, May 26, 2015、UPI, May 26, 2015などをもとに作成。

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シリア軍がイドリブ県、アレッポ県でアル=カーイダ系組織などに対して反転攻勢(2015年5月26日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が、アブー・ズフール航空基地周辺に位置する村々(ラスム・ナイヤース村、ラーイフィーヤ村、タラブ村、ブワイティーヤ村、ダブシーヤ村、アブー・ズフール町、ウンム・ジャリーン村、ハミーディーヤ村、バヤーイーヤ村、ブーヤドル村、タッル・サラムー村)に対して43回にわたって空爆を行う一方、同村々を占拠し、飛行場を2年にわたって包囲し続けるシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

スィラージュ・プレス(5月26日付)によると、シリア軍の空爆は「100回以上」に及んだという。

同監視団によると、シリア軍は空爆において「樽爆弾」も使用し、タッル・トゥーカーン村では空爆により子供1人が死亡したという。

一方、アルバイーン山一帯では、クッルナー・シュラカー(5月26日付)によると、シリア軍の攻撃をファトフ軍が撃退し、シリア軍側に10人の死者が出た。

他方、SANA(5月26日付)によると、シリア軍がフマイマート村、ダブシーヤ村、シュワイハ村、カルア・ガザール村、タッル・ワッズ村、タッル・サラムー村、マジャース村などアブー・ズフール・航空基地周辺一帯のシャームの民のヌスラ戦線拠点などに対して空爆を行い、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

このほか、シャーム自由人イスラーム運動は、ジスル・シュグール国立病院から脱出後、同地に近い農地に潜伏していたシリア軍のアブドゥルハーリク・マンスール准将を拘束したと発表、その写真を公開した。

反体制活動家のハーディー・アブドゥッラー氏によると、マンスール准将とともに、アリー・サルトゥーンを名乗る中尉も拘束されたという。

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アレッポ県では、SANA(5月26日付)によると、アレッポ市旧市街、バーブ・ナスル地区、サーフール地区、シャイフ・サイード地区、バーブ・ハディード地区、マアスラーニーヤ地区、ハミーディーヤ地区、サミーリーヤ村、バンーン・フッス村、ブルジュ・アザーウィー村、バヤーヌーン町、アウラム・クブラー町、カフルハムラ村、フータ村、ハーン・トゥーマーン村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、複数の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

これに関して、ARA News(5月26日付)は、シリア軍がハナースィル市郊外のラシャーディーヤ村一帯でシャーム戦線などジハード主義武装集団と交戦の末、同地を奪還したと伝えた。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が包囲を続けるヒムス市ワアル地区で深夜、爆発が発生、その直後、シリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

またタルビーサ市一帯でも両者が交戦し、ジハード主義武装集団戦闘員2人が死亡した。

一方、SANA(5月26日付)によると、タルビーサ市、ガントゥー市で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ダマスカス県では、シリア人権監視団によると、ジャウバル区で、シリア軍、国防隊がシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団と交戦した。

一方、『ハヤート』(5月27日付)は、複数の親政府および反体制消息筋からの情報として、ジャウバル区でのシリア軍、国防隊と、アル=カーイダ系組織のシャームの民のヌスラ戦線などジハード主義武装集団との戦闘で、共和国護衛隊のアブドゥッザイン・サクル大尉が戦死したと伝えた。

同報道によると、大佐の死を告知する張り紙が、2014年にアサド大統領が同地区を視察した際に撮影された写真付きでザバダーニー地区などで回付されたという。

サクル大佐は、ラタキア県ジャブラ市出身で、アサド大統領と「親密で溺愛されていた」という。

Kull-na Shuraka', May 26, 2015
Kull-na Shuraka’, May 26, 2015
Kull-na Shuraka', May 26, 2015
Kull-na Shuraka’, May 26, 2015

 

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シャームの民のヌスラ戦線などジハード主義者と共闘する自由シリア軍南部戦線などが占拠するブスル・ハリール市各所、インヒル市郊外のマトゥーク高地をシリア軍が砲撃した。

一方、SANA(5月26日付)によると、ダルアー市郵便局南部一帯、バジャービジャ地区など、カフル・ナースィジュ村、イブタア町、フィキーア村、インヒル市南部、ブルカ村、スラヤー村で、シリア軍が反体制武装集団と交戦し、シャームの民のヌスラ戦線の戦闘員を殺傷、拠点・装備を破壊した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がサルマー町郊外一帯を「樽爆弾」で空爆する一方、ナビー・ユーヌス峰山頂一帯でジハード主義武装集団と交戦した。

これに関して、シャーム自由人イスラーム運動はナビー・ユーヌス峰山頂での戦闘で、シリア軍兵士20人を殺害したと主張している。

AFP, May 26, 2015、AP, May 26, 2015、ARA News, May 26, 2015、Champress, May 26, 2015、al-Hayat, May 27, 2015,May 30, 2015、Iraqi News, May 26, 2015、Kull-na Shuraka’, May 26, 2015、May 29, 2015、al-Mada Press, May 26, 2015、Naharnet, May 26, 2015、NNA, May 26, 2015、Reuters, May 26, 2015、SANA, May 26, 2015、Siraj Press, May 26, 2015、UPI, May 26, 2015などをもとに作成。

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