国連総会第4委員会は、イスラエルによるシリア領ゴラン高原の一方的併合の撤回を求める国連安保理決議第497号(1981年)の履行を求める決議案の採決が行われ、152ヵ国が支持したが、米国、イスラエルなどが反対(2024年11月21日)

国連総会第4委員会(特別政治問題と非植民地化)は、イスラエルによるシリア領ゴラン高原の一方的併合を無効とし、併合にかかる決定の撤回をイスラエルに求めている国連安保理決議第497号(1981年)の履行を求める決議案の採決が行われ、152ヵ国が支持したが、米国、イスラエル、アルゼンチン、パプアニューギニア、トンガが反対票を投じた。

また、オーストラリア、カメルーン、カナダ、中央アフリカ、韓国、エクアドル、フィージー、ジョージア、グアテマラ、ハイチ、リベリア、マダガスカル、マラウジー、ミクロネシア、ナウル、ペルー、パナマ、パラグアイ、ルワンダ、トーゴー、ツバル、ウルグアイは棄権した。

SANA(11月21日付)が伝えた。

AFP, November 21, 2024、ANHA, November 21, 2024、‘Inab Baladi, November 21, 2024、Reuters, November 21, 2024、SANA, November 21, 2024、SOHR, November 21, 2024などをもとに作成。

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シリア軍とロシア軍の自爆型無人航空機がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県西部各所を攻撃(2024年11月20日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の自爆型無人航空機3機が、シャーム解放機構の支配下にあるバフフィース村近郊にある「決戦」作戦司令室の陣地を攻撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、ロシア軍が発射した自爆型無人航空機複数機がタカード村を攻撃し、3人が負傷した。

AFP, November 20, 2024、ANHA, November 20, 2024、‘Inab Baladi, November 20, 2024、Reuters, November 20, 2024、SANA, November 20, 2024、SOHR, November 20, 2024などをもとに作成。

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イランを訪問中のサッバーグ外務在外居住者大臣は、アフマディヤーン国家最高安全保障評議会議長、ヴェラーヤティー最高指導者国際問題担当顧問、ペゼシュキヤーン大統領と個別に会談(2024年11月20日)

イランを訪問中のバッサーム・サッバーグ外務在外居住者大臣は、首都テヘランでアリー・アクバル・アフマディヤーン国家最高安全保障評議会議長、アリー・アクバル・ヴェラーヤティー最高指導者国際問題担当顧問、マスウード・ペゼシュキヤーン大統領と個別に会談した。


会談では、二国間関係、地域および国際社会における共通の関心事、域内の危機解決や安定と安全保障の確立などについて議論が交わされた。

SANA(11月20日付)が伝えた。

AFP, November 20, 2024、ANHA, November 20, 2024、‘Inab Baladi, November 20, 2024、Reuters, November 20, 2024、SANA, November 20, 2024、SOHR, November 20, 2024などをもとに作成。

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アサド大統領は2024年政令第286号および第286号を施行し、ダマスカス選挙区B部門とアレッポ県諸地域選挙区A部門の欠員を補充するための第4期人民議会の補欠選挙を実施することを決定(2024年11月20日)

アサド大統領は2024年政令第286号および第286号を施行し、ダマスカス選挙区B部門とアレッポ県諸地域選挙区A部門の欠員を補充するための第4期人民議会の補欠選挙を実施することを決定した。

これを受けて、最高司法選挙委員会の議長を務めるジハード・ムラード判事は、明日11月21日から、ダマスカス選挙区とアレッポ県諸地域選挙区で第4期人民議会補欠選挙の立候補者の受付を開始すると発表した。

SANA(11月20日付)が伝えた。

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イナブ・バラディー(11月20日付)によると、ダマスカス選挙区選出で、二重国籍などによって議員資格をはく奪されたのは、ムハンマド・ハムシュー氏、ムハンマド・ハーリド・ズバイディー氏、アナス・ハティーブ氏。

アレッポ県諸地域選挙区選出議員については、11月3日にマカーン・ムハナド・ハイル・ディヤーブ・マーシー議員(81歳)が死去していた。

AFP, November 20, 2024、ANHA, November 20, 2024、‘Inab Baladi, November 20, 2024、Reuters, November 20, 2024、SANA, November 20, 2024、SOHR, November 20, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍はパルミラ遺跡で知られるヒムス県タドムル市を爆撃、36人が死亡、50人以上が負傷(2024年11月20日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、イスラエル軍が午後1時半頃、米軍(有志連合)の占領下にあるヒムス県のタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)方面から、UNESCO世界文化遺産のパルミラ遺跡で知られるタドムル市の複数の建物を狙って航空攻撃を行い、36人が死亡、50人以上が負傷、標的となった建物やその周辺が甚大な損害を受けたと発表した。

SANA(11月20日付)が伝えた。

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この爆撃を受けて、外務在外居住者省は声明を出し、地域諸国とその国民に対して続けられるシオニストの犯罪行為を反映したものとだとして、もっとも強い表現で非難、国連安保理がイスラエルに対して何らの決議も採択し得ないことで信頼を喪失していると指摘、国際社会に改めて人道的な義務を果たし、イスラエルの虐殺を阻止し、その指導者を処罰するよう求めた。

SANA(11月20日付)が伝えた。

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反体制系ニュース・サイトのパルミラ・ニュース・ネットワーク(11月20日付)によると、イスラエル軍の爆撃は、軍事情報局第221砂漠課、工業地区、タドムル市の墓地周辺に対して行われた。

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シリア人権監視団によると、爆撃はタドムル市工業地区の倉庫1棟、市内のレストランおよび周辺の建物複数棟を狙ったもので、 「イランの民兵」の外国人メンバー22人(ほとんどがイラク人民動員隊のヌジャバー運動のメンバー)、「イランの民兵」のシリア人メンバー56人(うち士官8人)、ヒズブッラーのメンバー4人の計82人が死亡、民間人7人を含む50人以上が負傷した。

タドムル市工業地区には、「イランの民兵」のイラク人メンバーの家族らが居住していたという。

また、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機がタドムル市を攻撃する前にイドリブ県農村地帯上空に飛来していた。

なお、同監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って152回(うち126回が航空攻撃、26回が地上攻撃)となり、これにより272あまりの標的が破壊され、軍関係者307人が死亡、262人が負傷した。

シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って152回(うち126回が航空攻撃、26回が地上攻撃)となり、これにより273あまりの標的が破壊され、軍関係者384人が死亡、284人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:59人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):140人
「イランの民兵」の外国人メンバー:27人
シリア軍将兵:62人
身元不明者:7人
パレスチナ・イスラーム聖戦機構関係者:10人
タドムル市で死亡した外国人民兵(ほとんどがヌジャバー運動のメンバー):22人

また、民間人も62人(うち子供12人、女性16人)が死亡、69人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:54回
ダルアー県:17回
ヒムス県:50回
クナイトラ県:16回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:3回
ハマー県:4回
スワイダー県:3回
ラタキア県:2回
イドリブ県:1回



AFP, November 20, 2024、ANHA, November 20, 2024、‘Inab Baladi, November 20, 2024、Palmyra News Network, November 20, 2024、Reuters, November 20, 2024、SANA, November 20, 2024、SOHR, November 20, 2024、November 21, 2024などをもとに作成。

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ハサカ県カーミシュリー市近郊のタッル・ザハブ村で、シリア政府を支持する住民やシリア軍兵士が村を通過しようとした装甲車4輌からなる米軍パトロール部隊の進行を阻止(2024年11月19日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるカーミシュリー市近郊のタッル・ザハブ村で、シリア政府を支持する住民や村の検問所に駐留するシリア軍兵士らが、村を通過しようとした装甲車4輌からなる米軍パトロール部隊の進行を阻止、これを退却させた。

AFP, November 19, 2024、ANHA, November 19, 2024、‘Inab Baladi, November 19, 2024、Reuters, November 19, 2024、SANA, November 19, 2024、SOHR, November 19, 2024などをもとに作成。

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「イランの民兵」がハサカ県内の米軍基地を攻撃、米軍がダイル・ザウル県各所を爆撃し、5人を殺害(2024年11月19日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるシャッダーディー市に違法に設置されている米軍(有志連合)基地の近くに、イランの支援を受けるグループが発射したロケット弾1発が着弾した。

2023年10月19日以降、シリア領内にある米軍基地や米軍施設が狙われるのはこれで157回目。

内訳は以下の通り:

ウマル油田の基地:36回
シャッダーディー市の基地:20回
CONOCOガス田の基地:55回
ハッラーブ・ジール村の基地:22回
タンフ国境通行所の基地:18回
タッル・バイダル村の基地:2回
ルーバールヤー村の基地:2回
カスラク村の基地:1回
ワズィール休憩所の基地:1回

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シャッダーディー市の基地近くへのロケット弾着弾を受けて、米軍戦闘機複数機がシリア政府の支配下にあるユーフラテス川東岸のいわゆる7ヵ村から西岸のマヤーディーン市に至る上空に飛来し、マヤーディーン市、クーリーヤ市、アシャーラ市近郊の砂漠地帯にある「イランの民兵」の陣地複数ヵ所を爆撃した。

これにより、「イランの民兵」5人が死亡、複数人が負傷した。

一方、イナブ・バラディー(11月19日付)、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるマヤーディーン市内で、車に仕掛けられていた即席爆弾が爆発し、部族軍の司令官1人が負傷した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるシャッダーディー市に米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機3機が軍装備品や兵站物資を相次いで輸送した。

AFP, November 19, 2024、ANHA, November 19, 2024、‘Inab Baladi, November 19, 2024、Reuters, November 19, 2024、SANA, November 19, 2024、SOHR, November 19, 2024などをもとに作成。

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サッバーグ外務在外居住者大臣がイランを訪問し、アラーグジー外務大臣と会談(2024年11月19日)

バッサーム・サッバーグ外務在外居住者大臣がイランを訪問し、アッバース・アラーグジー外務大臣と会談し、イスラエルによる攻撃激化に伴う地域情勢の進展、二国間関係の強化・発展の方途に議論した。

会談後には記者会見が開かれ、サッバーグ外務在外居住者大臣は、イスラエルの攻撃激化が、地域再編をもくろむ米・シオニスト的計略の一環をなしているともの見方を示した。

また、「テロとの戦い」について、地域の安全と安定のためにあらゆる形態のテロを根絶することを強調するとともに、一部諸外国がテロ組織を支援し、自らの破壊的なアジェンダを実現するための道具としていることを暴露する必要があると指摘した。

一方、アラーグジー外務大臣は、レバノンからの避難民らを受け入れているシリアに謝意を示した。

また、シリアとトルコの対立が平和的に解決し、両国関係が、相互互尊と領土保全を前提として拡大し、地域の安定が拡がることを支援したいと述べた。

SANA(11月19日付)、ISNA(11月19日付)が伝えた。

AFP, November 19, 2024、ANHA, November 19, 2024、‘Inab Baladi, November 19, 2024、ISNA, November 19, 2024、Reuters, November 19, 2024、SANA, November 19, 2024、SOHR, November 19, 2024などをもとに作成。

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保健省はイスラエルのレバノン攻撃激化を受けてシリアに避難・帰還したシリア人やレバノン人57,000人以上に対してこの54日間に151,000件以上の無料医療サービスを提供したと発表(2024年11月19日)

保健省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/)で、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けてシリアに避難・帰還したシリア人やレバノン人57,000人以上に対してこの54日間に151,000件以上の無料医療サービスを提供したと発表した。

提供場所別の内訳は以下の通り:

ダマスカス県、タルトゥース県、ヒムス県の国境通行所:59,045件
収容センター:89,469件
病院:1,270件
救急車:1,416件

AFP, November 19, 2024、ANHA, November 19, 2024、‘Inab Baladi, November 19, 2024、Reuters, November 19, 2024、SANA, November 19, 2024、SOHR, November 19, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県、イドリブ県、ハマー県各所を砲撃(2024年11月19日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるシャイフ・スライマーン村一帯、カフル・タアール村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、バイニーン村の森林地帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原各所を砲撃した。

AFP, November 19, 2024、ANHA, November 19, 2024、‘Inab Baladi, November 19, 2024、Reuters, November 19, 2024、SANA, November 19, 2024、SOHR, November 19, 2024などをもとに作成。

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2019年2月にシリア国内での観光中に逮捕されていたヨルダン人記者のウマイル・ガラーイバ氏釈放(2024年11月18日)

ヨルダン外務省は声明を出し、2019年2月にシリア国内での観光中に逮捕されていたウマイル・ガラーイバ記者が釈放されたと発表した。

AFP, November 19, 2024、ANHA, November 19, 2024、‘Inab Baladi, November 19, 2024、Reuters, November 19, 2024、SANA, November 19, 2024、SOHR, November 19, 2024などをもとに作成。

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地元武装集団とシリア民主軍がダイル・ザウル県ズィーバーン町、ハウィージャト・フハイマーン村、サアルー村一帯で交戦(2024年11月18日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、地元武装集団が、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるズィーバーン町のハフル給水所に設置されている人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の陣地を軽火器と中火器で攻撃、シリア民主軍が応戦し、戦闘となった。

また、ユーフラテス川東岸のハウィージャト・フハイマーン村に展開するシリア民主軍と、西岸のサアルー村に展開する部族軍が機関銃やロケット弾を撃ち合い、交戦した。

AFP, November 18, 2024、ANHA, November 18, 2024、‘Inab Baladi, November 18, 2024、Reuters, November 18, 2024、SANA, November 18, 2024、SOHR, November 18, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるイドリブ県ミラージャ村一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人が死亡(2024年11月18日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるミラージャ村一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人が死亡した。

AFP, November 18, 2024、ANHA, November 18, 2024、‘Inab Baladi, November 18, 2024、Reuters, November 18, 2024、SANA, November 18, 2024、SOHR, November 18, 2024などをもとに作成。

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レバノンのヤースィーン環境大臣(政府緊急委員会調整官):イスラエルのレバノン攻撃激化を受けて、レバノンから避難・帰還したシリア人の数が385,000人以上、レバノン人の数が225,000人以上に(2024年11月18日)

レバノンのナースィル・ヤースィーン環境大臣(政府緊急委員会調整官)は、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けて、レバノンから避難・帰還したシリア人の数が385,000人以上、レバノン人の数が225,000人以上に達したと発表した。

NNA(11月18日付)が伝えた。

AFP, November 18, 2024、ANHA, November 18, 2024、‘Inab Baladi, November 18, 2024、NNA, November 18, 2024、、Reuters, November 18, 2024、SANA, November 18, 2024、SOHR, November 18, 2024などをもとに作成。

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トルコ軍とシリア国民軍がアレッポ県、ハサカ県を砲撃する一方、シリア民主軍がラッカ県でシリア国民軍の潜入を阻止(2024年11月18日)

アレッポ県では、ANHA(11月17日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるマンビジュ市近郊のアラブ・ハサン村、ファーラート村を砲撃した。

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ハサカ県では、ANHA(11月17日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町北のカブール・ガラージナ村を砲撃した。

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ラッカ県では、ANHA(11月17日付)によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、トルコ占領下の「平和の泉」地域の拠点都市であるタッル・アブヤド市方面から、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるアブドゥーキー村に潜入しようとしたシリア国民軍と交戦、戦闘員多数を殺傷し、侵入を阻止した。

これを受けて、トルコ軍が、シリア国民軍戦闘員の遺体回収を援護して、同地一帯を砲撃した。

AFP, November 18, 2024、ANHA, November 18, 2024、‘Inab Baladi, November 18, 2024、Reuters, November 18, 2024、SANA, November 18, 2024、SOHR, November 18, 2024などをもとに作成。

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アサド大統領はオマーン国建国記念日に合わせてハイサム国王に祝電を送付(2024年11月18日)

アサド大統領は、オマーン国建国記念日に合わせて、ハイサム・ビン・ターリク・アール・サイード国王に祝電を送り、建国54周年への祝辞を送った。

SANA(11月18日付)が伝えた。

AFP, November 18, 2024、ANHA, November 18, 2024、‘Inab Baladi, November 18, 2024、Reuters, November 18, 2024、SANA, November 18, 2024、SOHR, November 18, 2024などをもとに作成。

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国防省はシリア軍がアレッポ県、イドリブ県、ラタキア県の農村地帯で活動するテロ組織が発射した無人航空機15機を撃破したと発表(2024年11月18日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、シリア軍部隊がアレッポ県、イドリブ県、ラタキア県の農村地帯で活動するテロ組織がシリア軍の陣地や周辺地域を攻撃するために発射した無人航空機15機を撃破したと発表した。











SANA(11月18日付)が伝えた。

AFP, November 18, 2024、ANHA, November 18, 2024、‘Inab Baladi, November 18, 2024、Reuters, November 18, 2024、SANA, November 18, 2024、SOHR, November 18, 2024などをもとに作成。

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パキスタンのラホール国際空港とダマスカス国際空港を結ぶシャーム・ウィング社の定期往復旅客便が就航(2024年11月18日)

パキスタンのラホール国際空港とダマスカス国際空港を結ぶシャーム・ウィング社の定期往復旅客便が就航し、第1便がダマスカス国際空港に到着した。


SANA(11月18日付)が伝えた。

AFP, November 18, 2024、ANHA, November 18, 2024、‘Inab Baladi, November 18, 2024、Reuters, November 18, 2024、SANA, November 18, 2024、SOHR, November 18, 2024などをもとに作成。

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イドリブ県ハーン・シャイフーン市で矯正運動54周年に合わせてハーフィズ・アサド大統領閣下広場の再開式典が開催(2024年11月18日)

イドリブ県では、矯正運動(ハーフィズ・アサド前大統領による政権掌握)54周年に合わせて、ハーン・シャイフーン市中心部のハーフィズ・アサド大統領閣下広場の再開式典が開催され、サーイル・サルハブ県知事、バアス党アフマド・ナッジャール・イドリブ支部書記長、アブドゥルバーキー・アッファーラ・イドリブ県警察本部長が参列した。


SANA(11月18日付)が伝えた。

AFP, November 18, 2024、ANHA, November 18, 2024、‘Inab Baladi, November 18, 2024、Reuters, November 18, 2024、SANA, November 18, 2024、SOHR, November 18, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県のダルナジュ村、ブサイラ市でイランの支援を受けた地元武装集団とアサーイシュ、シリア民主軍が交戦(2024年11月17日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア民主自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸のダルナジュ村にある通行所近くで、イランの支援を受けた地元武装集団と交戦した。

また、イランの支援を受けた地元武装集団は、ブサイラ市に近いユーフラテス川東岸一帯とハウィージャト・フハイマーン村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の陣地複数ヵ所を砲撃した。

AFP, November 17, 2024、ANHA, November 17, 2024、‘Inab Baladi, November 17, 2024、Reuters, November 17, 2024、SANA, November 17, 2024、SOHR, November 17, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県タフタナーズ市を砲撃し、若い女性1人が死亡、3人が負傷(2024年11月17日)

イドリブ県では、ホワイト・ヘルメット、シリア人権監視団などによると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるタフタナーズ市を砲撃し、若い女性1人が死亡、3人が負傷した。

シリア軍はまた、ザーウィヤ山地方のカンスフラ村、バーラ村、ルワイハ村、ダイル・サンバル村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、軍事情報局がハマー市内で、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けてレバノンから避難した難民らをオートバイに乗せてシリアに密入国させたとして、ヒムス県タルビーサ市出身のシリア人1人を逮捕した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフル・ハラブ村などを砲撃、またシリア軍兵士1人を狙撃し殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は無人航空機で2機でシャーム解放機構の支配下にあるタカード村を砲撃した。

AFP, November 17, 2024、ANHA, November 17, 2024、‘Inab Baladi, November 17, 2024、Reuters, November 17, 2024、SANA, November 17, 2024、SOHR, November 17, 2024などをもとに作成。

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シリアを訪問中のイランのナスィール・ザーデ国防大臣が首都ダマスカスでアサド大統領と会談(2024年11月17日)

シリアを訪問中のイランのアズィーズ・ナスィール・ザーデ国防大臣が首都ダマスカスでアサド大統領と会談した。

会談では、中東地域の防衛と安全保障にかかる問題、「テロとの戦い」と戦いと地域の安定と安全保障実現に向けたそのテロ・インフラの解体に向けた両国の関係強化について議論した。

アサド大統領は会談のなかで、テロ撲滅は、世界のすべての国民に脅威を与えるがゆえに、地域、および国際社会が果たすべき責任であると強調した。

会談には、アリー・マフムード・アッバース国防大臣らが同席した。


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会談後、ナスィール・ザーデ国防大臣は、アッバース国防大臣(軍武装部隊副司令官)と個別に会談し、「テロとの戦い」などでの両国間の連携と協力のありようについて議論した。

https://youtu.be/_weP3-1iAWk

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SANA(11月17日付)が伝えた。

AFP, November 17, 2024、ANHA, November 17, 2024、‘Inab Baladi, November 17, 2024、Reuters, November 17, 2024、SANA, November 17, 2024、SOHR, November 17, 2024などをもとに作成。

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イスラエルのレバノン攻撃激化を受けてシリアに避難・帰還するレバノン人とシリア人を支援するための物資を積んだUAEの貨物機1機とパキスタンの貨物機1機がダマスカス国際空港に到着(2024年11月17日)

ダマスカス郊外県のダマスカス国際空港に、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けてシリアに避難・帰還するレバノン人とシリア人を支援するための物資20トン強を積んだUAEの貨物機1機と、16トンの支援物資を積んだパキスタンの貨物機1機が到着した。



SANA(11月17日付)が伝えた。

AFP, November 17, 2024、ANHA, November 17, 2024、‘Inab Baladi, November 17, 2024、Reuters, November 17, 2024、SANA, November 17, 2024、SOHR, November 17, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるラタキア県、アレッポ県、イドリブ県を攻撃し、女性1人死亡(2024年11月16日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、15日深夜から16日未明にかけて、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるトルコマン山地方各所、カッバーナ村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・タアール村、カフル・アンマ村、アターリブ市一帯を砲撃した。

シリア軍はまた、ワサータ村の農場を自爆型無人航空機1機で攻撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカンスフラ村、バーラ村、マアーッラト・ナアサーン村一帯、タフタナーズ市を砲撃し、タフタナーズ市では女性1人が死亡した。

これに対して、「決戦」作戦司令室は、シリア政府の支配下にあるカフル・バッティーフ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, November 16, 2024、ANHA, November 16, 2024、‘Inab Baladi, November 16, 2024、Reuters, November 16, 2024、SANA, November 16, 2024、SOHR, November 16, 2024などをもとに作成。

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イランのナスィール・ザーデ国防大臣がシリアの首都ダマスカスを公式訪問(2024年11月16日)

イランのアズィーズ・ナスィール・ザーデ国防大臣(中将)が政務・軍高官とともにシリアの首都ダマスカスを公式訪問した。


SANA(11月15日付)が伝えた。

AFP, November 16, 2024、ANHA, November 16, 2024、‘Inab Baladi, November 16, 2024、Reuters, November 16, 2024、SANA, November 16, 2024、SOHR, November 16, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍は2日連続で首都ダマスカスのマッザ区を爆撃(2024年11月15日)

SANA(11月15日付)は、首都ダマスカスのマッザ区がイスラエル軍の爆撃を受けたと伝えた。



シリア人権監視団、シャームFM(11月15日付)、サウト・アースィマ(11月15日付)などによると、標的となったのは、マッザ区に隣接するに隣接する南部環状道路沿いのアクラム・モスク近くのシリア軍第4師団の将兵らの集合住宅。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って151回(うち125回が航空攻撃、26回が地上攻撃)となり、これにより270あまりの標的が破壊され、軍関係者303人が死亡、262人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:55人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):86人
「イランの民兵」の外国人メンバー:27人
シリア軍将兵:62人
身元不明者:7人
パレスチナ・イスラーム聖戦機構関係者:10人

また、民間人も62人(うち子供12人、女性16人)が死亡、62人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:54回
ダルアー県:17回
ヒムス県:49回
クナイトラ県:16回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:3回
ハマー県:4回
スワイダー県:3回
ラタキア県:2回
イドリブ県:1回

AFP, November 15, 2024、ANHA, November 15, 2024、‘Inab Baladi, November 15, 2024、Reuters, November 15, 2024、SANA, November 15, 2024、SOHR, November 15, 2024などをもとに作成。

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シリア民主軍がダイル・ザウル県のユーフラテス川東岸からシリア政府の支配下にあるアシャーラ市を狙撃し、カーティルジー・グループ社の民兵1人を殺害(2024年11月15日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がユーフラテス川東岸からシリア政府の支配下にあるアシャーラ市を狙撃し、カーティルジー・グループ社の民兵1人を殺害した。

AFP, November 15, 2024、ANHA, November 15, 2024、‘Inab Baladi, November 15, 2024、Reuters, November 15, 2024、SANA, November 15, 2024、SOHR, November 15, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で政治改革、体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴える(2024年11月15日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月15日付)によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で政治改革、体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, November 15, 2024、ANHA, November 15, 2024、‘Inab Baladi, November 15, 2024、Reuters, November 15, 2024、SANA, November 15, 2024、SOHR, November 15, 2024、Suwayda 24, November 15, 2024などをもとに作成。

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シリア軍はシャーム解放機構の支配下にあるハマー県、イドリブ県、アレッポ県を砲撃(2024年11月15日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村一帯を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアーフィス村、タフタナーズ市を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリアぐがシャーム解放機構の支配下にあるタディール村、カフル・タアール村を砲撃した。

AFP, November 15, 2024、ANHA, November 15, 2024、‘Inab Baladi, November 15, 2024、Reuters, November 15, 2024、SANA, November 15, 2024、SOHR, November 15, 2024などをもとに作成。

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内務省は、イスラエルの攻撃激化に伴い、ダマスカス郊外県ジュダイダト・ヤーブース国境通行所を経由した往来者が増加していることを踏まえて、出入国管理局と関税局の連携を強化する措置発表(2024年11月15日)

内務省は、イスラエルのレバノンおよびシリアへの攻撃激化に伴い、ダマスカス郊外県ジュダイダト・ヤーブース国境通行所を経由した往来者が増加していることを踏まえて、出入国管理局と関税局の連携を強化するための措置を講じると発表した。

措置の内容は以下の通り:

1. 公共および個人の乗客輸送車両は、最初に攻撃を受けた地点までの往来を許可する。
2. 出入国する全ての車両は、税関および出入国管理の検査を受けるものとする。
3. 出国する全ての車両には、税関からの出国許可書が発行され、その後、検問所で出入国管理局による正式な検査を受けるものとする。

SANA(11月15日付)が伝えた。

AFP, November 15, 2024、ANHA, November 15, 2024、‘Inab Baladi, November 15, 2024、Reuters, November 15, 2024、SANA, November 15, 2024、SOHR, November 15, 2024などをもとに作成。

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