シリア軍がダイル・ザウル県ブサイラ市近郊とシュハイル村のシリア民主軍拠点を砲撃(2024年11月4日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるブサイラ市近郊のラギーブ地区とシュハイル村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の拠点を砲撃した。

これに対して、シリア民主軍も応戦した。

AFP, November 4, 2024、ANHA, November 4, 2024、‘Inab Baladi, November 4, 2024、Reuters, November 4, 2024、SANA, November 4, 2024、SOHR, November 4, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ブーカマール市近郊で、ダーイシュのスリーパーセルがシリア軍第17師団の兵士の民家を襲撃し、兵士を殺害(2024年11月4日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるブーカマール市近郊で、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがシリア軍第17師団の兵士の民家を襲撃、この兵士を銃で撃ち殺害した。

AFP, November 4, 2024、ANHA, November 4, 2024、‘Inab Baladi, November 4, 2024、Reuters, November 4, 2024、SANA, November 4, 2024、SOHR, November 4, 2024などをもとに作成。

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社会問題労働省はドゥーマー市の困窮者救済協会とアルバイン市のスィラージュ協会がレバノンからの避難民・帰還者を収容するハルジャラ村の収容センターで、リクリエーション活動、メンタルケアなどの活動を行ったと発表(2024年11月2日)

社会問題労働省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mosal.syria/)で、ダマスカス郊外県の社会問題労働局の支援を受けて、ドゥーマー市の困窮者救済協会とアルバイン市のスィラージュ協会が、イスラエルのレバノン攻撃激化に伴うシリアへの避難民・帰還者を収容するハルジャラ村の収容センターで、リクリエーション活動、メンタルケアなどの活動を行ったと発表した。

AFP, November 2, 2024、ANHA, November 2, 2024、‘Inab Baladi, November 2, 2024、Reuters, November 2, 2024、SANA, November 2, 2024、SOHR, November 2, 2024などをもとに作成。

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ラタキア県での大規模火災はジャブラ市一帯にも拡大(2024年11月2日)

ラタキア県では、マシュラファ村の山岳地帯で発生した大規模火災が、ジャブラ市および周辺の複数ヵ村にも拡大し、同市の消防隊が消火作業にあたった。

火災はまた、トルコ国境に近い県北部のサムラー村とバドルースィーヤ村を隔てるサンドリーン山に再び拡がった。

SANA(11月2日付)が伝えた。

AFP, November 2, 2024、ANHA, November 2, 2024、‘Inab Baladi, November 2, 2024、Reuters, November 2, 2024、SANA, November 2, 2024、SOHR, November 2, 2024などをもとに作成。

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アサド大統領は2024年法令第274号を施行し、2024年12月7日に第4期人民議会選挙の補欠選挙の投票を、アレッポ市選挙区B部門とタルトゥース選挙区B部門の2議席の欠員を埋めるために実施することを決定(2024年11月2日)

アサド大統領は2024年法令第274号を施行し、2024年12月7日に第4期人民議会選挙の補欠選挙の投票を、アレッポ市選挙区B部門とタルトゥース選挙区B部門の2議席の欠員を埋めるために実施することを定めた。

SANA(11月2日付)が伝えた。

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人民議会は10月10日、シャーディー・ディブスィー議員(アレッポ市選挙区)をトルコ国籍を取得していた(人民議会内規第243条違反)として解任、また11月17日にはトゥーニー・アズィーズ・ハンナー議員(タルトゥース県知事)がクナイトラ県知事に任命されたことを受けて辞職していた。

なお、人民議会は10月22日にも、ムハンマド・ハムシュー議員(ダマスカス県知事)をトルコ国籍を取得していた(人民議会内規第243条違反)として解任したが、同議員の欠員に伴う補欠選挙は今回は実施されない。

AFP, November 2, 2024、ANHA, November 2, 2024、‘Inab Baladi, November 2, 2024、Reuters, November 2, 2024、SANA, November 2, 2024、SOHR, November 2, 2024、al-Watan, October 22, 2024などをもとに作成。

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シリア民主軍が、シリア政府の支配下にあるダイル・ザウル県マヤーディーン市内のコルニーシュ地区、ウルーワ地区を砲撃し、シリア軍兵士2人が負傷(2024年11月2日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるユーフラテス川東岸に展開する人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、シリア政府の支配下にある西岸のマヤーディーン市内のコルニーシュ地区、ウルーワ地区を砲撃し、シリア軍兵士2人が負傷した。

AFP, November 2, 2024、ANHA, November 2, 2024、‘Inab Baladi, November 2, 2024、Reuters, November 2, 2024、SANA, November 2, 2024、SOHR, November 2, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュのスリーパーセルがダイル・ザウル県マフカーン町でシリア軍第17師団の兵士を襲撃、2人を殺害(2024年11月2日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、オートバイに乗ったダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルの2人組がマフカーン町でシリア軍第17師団の兵士を襲撃、2人を殺害した。

AFP, November 2, 2024、ANHA, November 2, 2024、‘Inab Baladi, November 2, 2024、Reuters, November 2, 2024、SANA, November 2, 2024、SOHR, November 2, 2024などをもとに作成。

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シリア軍の自爆型無人航空機8機がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県サーン村一帯を攻撃(2024年11月2日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の自爆型無人航空機8機がシャーム解放機構の支配下にあるサーン村一帯を攻撃した。

これに対して、シャーム解放機構とともに「決戦」作戦司令室を主導する国民解放戦線(シリア国民軍)に所属するアル⁼カーイダ系組織のアンサール・タウヒードが1機を撃破した。

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スワイダー県では、シリア人権監視団によると、スワイダー市西のハッジ街道交差点で1日深夜から2日未明にかけて、武装集団どうしが撃ち合いとなり、若い男性1人が死亡した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、アトマーン村でシリア軍第4師団の協力者と見られる麻薬密売人が、何者かによって銃で撃たれて死亡した。

ダルアー市のダルアー・バラド地区でも1日、麻薬密輸に関与していると見られるグループが、何者かの襲撃を受け、1人が死亡、2人が負傷した。

AFP, November 2, 2024、ANHA, November 2, 2024、‘Inab Baladi, November 2, 2024、Reuters, November 2, 2024、SANA, November 2, 2024、SOHR, November 2, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍がジュースィーヤ国境通行所(レバノン側はカーア国境通行所)を2回にわたって爆撃し、通行所を利用不能に(2024年11月1日)

ヒムス県では、シリア人権監視団などによると、イスラエル軍が1日深夜にジュースィーヤ国境通行所(レバノン側はカーア国境通行所)を2回にわたって爆撃し、通行所は利用不能となった。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って136回(うち110回が航空攻撃、26回が地上攻撃)となり、これにより247あまりの標的が破壊され、軍関係者272人が死亡、199人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:52人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):80人
「イランの民兵」の外国人メンバー:25人
シリア軍将兵:62人

また、民間人も51人が死亡、58人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:50回
ダルアー県:17回
ヒムス県:41回
クナイトラ県:16回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回
スワイダー県:2回
ラタキア県:2回

AFP, November 2, 2024、ANHA, November 2, 2024、‘Inab Baladi, November 2, 2024、Reuters, November 2, 2024、SANA, November 2, 2024、SOHR, November 2, 2024などをもとに作成。

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地元武装集団がダイル・ザウル県ズィーバーン町の人シリア民主軍の陣地複数ヵ所を形態式ミサイルで攻撃(2024年11月1日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、地元武装集団がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるズィーバーン町の人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の陣地複数ヵ所を形態式ミサイルで攻撃した。

AFP, November 1, 2024、ANHA, November 1, 2024、‘Inab Baladi, November 1, 2024、Reuters, November 1, 2024、SANA, November 1, 2024、SOHR, November 1, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県各所で、住民らが午後の集団礼拝後にジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモ(2024年11月1日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるクールカーニヤー村、アリーハー市、ビンニシュ市、サッハーラ村、アティマ村の国内避難民(IDPs)キャンプで、住民らが午後の集団礼拝後にアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒や逮捕・拘束中の家族らの即時釈放を訴えて抗議デモを行った。





AFP, November 1, 2024、ANHA, November 1, 2024、‘Inab Baladi, November 1, 2024、Reuters, November 1, 2024、SANA, November 1, 2024、SOHR, November 1, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で政治改革、体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴える(2024年11月1日)

スワイダー県では、スワイダー24(11月1日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で政治改革、体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, November 1, 2024、ANHA, November 1, 2024、‘Inab Baladi, November 1, 2024、Reuters, November 1, 2024、SANA, November 1, 2024、SOHR, November 1, 2024、Suwayda 24, November 1, 2024などをもとに作成。

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ラタキア県北部で前日に発生した大規模火災はカルダーハ郡にも拡がり、「正体不明の物体」が爆発し、住民1人が死亡(2024年11月1日)

ラタキア県では、マシュラファ村の山岳地帯で発生した大規模火災がカルダーハ市一帯地域(カルダーハ郡)にも拡がり、消防隊、民間防衛隊(ホワイト・ヘルメットではない正規の救急組織)、森林局が消火作業にあたる一方、シリア軍もヘリコプターから消火剤を散布した。

また、各県の消防隊なども応援に駆けつけ、消火作業を支援した。

一方、SANA(11月1日付)によると、ラタキア県のフーザーン・マフルーフ保険局長は、カルダーハ市近郊のビータール村一帯での消火作業中に「正体不明の物体」が爆発し、住民1人が死亡、7人が負傷した、と発表した。



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シリア人権監視団によると、死亡したのは18歳の若者。

AFP, November 1, 2024、ANHA, November 1, 2024、‘Inab Baladi, November 1, 2024、Reuters, November 1, 2024、SANA, November 1, 2024、SOHR, November 1, 2024などをもとに作成。

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ラタキア県北部のマシュラファ村の山岳地帯で大規模火災が発生(2024年10月31日)

ラタキア県では、北部のマシュラファ村の山岳地帯で大規模火災が発生した。

ラタキア県のジャラール・ダーウード民間防衛隊(ホワイト・ヘルメットではない正規の救急組織)の局長が、SANA(10月31日付)に対して明らかにしたところによると、火災はカサブ町からバドルースィーヤ村にいたる地域にも拡がり、民間防衛隊、消防隊、森林局が消火作業にあたった。

ヒムス県でも、シーン町からムタアアーリド村にいたる農地で晩に火災が発生し、消防隊と住民が消火作業にあたった。

AFP, October 31, 2024、ANHA, October 31, 2024、‘Inab Baladi, October 31, 2024、Reuters, October 31, 2024、SANA, October 31, 2024、SOHR, October 31, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍がヒムス県クサイル市の住宅地や工業都市を狙って爆撃を行い、民間人多数が死傷:イスラエル軍はヒズブッラーの武器貯蔵施設と指揮所それぞれ複数ヵ所を攻撃したと主張(2024年10月31日)

ヒムス県では、SANA(10月31日付)によると、イスラエル軍がクサイル市の住宅地や工業都市を狙って爆撃を行い、民間人多数が死傷し、住居や工業地帯に物的損害が生じた。



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これに関して、イスラエル軍は午後3時37分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、イスラエル軍がヒズブッラーのラドワーン部隊と弾薬部隊が使用していたクサイル市地域の武器貯蔵施設と指揮所それぞれ複数ヵ所を攻撃したと発表した。

発表によると、武器貯蔵施設への攻撃は、イランからシリア経由でレバノンに武器を密輸しているヒズブッラーの第4400部隊のインフラを標的とした攻撃の一環。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の爆撃が3回におよび、クサイル市南のダッフ橋一帯、フーシュ・サイイド・アリー村付近、カーア・プロジェクト地区を狙われ、レバノンのヒズブッラーに協力するシリア人3人と民間人8人が死亡、ヒズブッラーに協力するシリア人7人と民間人2人が負傷した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って135回(うち109回が航空攻撃、26回が地上攻撃)となり、これにより247あまりの標的が破壊され、軍関係者272人が死亡、199人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:52人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):80人
「イランの民兵」の外国人メンバー:25人
シリア軍将兵:62人

また、民間人も51人が死亡、58人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:50回
ダルアー県:17回
ヒムス県:40回
クナイトラ県:16回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回
スワイダー県:2回
ラタキア県:2回

AFP, October 31, 2024、ANHA, October 31, 2024、‘Inab Baladi, October 31, 2024、Reuters, October 31, 2024、SANA, October 31, 2024、SOHR, October 31, 2024、November 1, 2024などをもとに作成。

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イランの支援を受ける地元武装集団がダイル・ザウル県スブハ村にあるシリア民主軍所属自衛部隊の陣地1ヵ所を攻撃(2024年10月31日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、イランの支援を受ける地元武装集団が、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるスブハ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属自衛部隊の陣地1ヵ所を攻撃し、交戦した。

AFP, October 31, 2024、ANHA, October 31, 2024、‘Inab Baladi, October 31, 2024、Reuters, October 31, 2024、SANA, October 31, 2024、SOHR, October 31, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県、イドリブ県を激しく攻撃、住民らが避難(2024年10月31日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・タアール村、カフル・アンマ村、タディール村、アブザムー村、ダーラト・イッザ市、アターリブ市を砲撃した。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にある第46中隊基地一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるサーン村一帯、ナイラブ村一帯を自爆型無人航空機複数機で攻撃した。

サーン村一帯への攻撃では、オリーブ工場の労働者らが狙われ、男性とその妻が負傷、ナイラブ村では民間の自動車1台が狙われた。

シリア軍はまた、ザーウィヤ山地方のバーラ村一帯、カドゥーラ村一帯を砲撃した。

カドゥーラ村では、トルコ軍の拠点一帯も砲撃を受けた。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるサラーキブ市一帯を砲撃した。

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シリア対応調整者(https://www.facebook.com/humanitarianresponse1/)によると、シリア軍による攻撃が激化したのを受けて、アレッポ県西部の37ヵ村の住民が避難、その数は過去48時間で1,843人以上に達した。

避難者の81%は女性と子どもだという。



AFP, October 31, 2024、ANHA, October 31, 2024、‘Inab Baladi, October 31, 2024、Reuters, October 31, 2024、SANA, October 31, 2024、SOHR, October 31, 2024などをもとに作成。

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国防省は除隊した負傷軍人15名に対する健康年金と負傷補償の支給が行われたと発表(2024年10月31日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)で、2022年負傷重度法令第19号、2022年11月21日付の総司令官決定第670号、2019年の複数負傷法第26号に基づき、除隊した負傷軍人15名に対する健康年金と負傷補償の支給が行われたと発表した。
SANA(10月31日付)が伝えた。

AFP, October 31, 2024、ANHA, October 31, 2024、‘Inab Baladi, October 31, 2024、Reuters, October 31, 2024、SANA, October 31, 2024、SOHR, October 31, 2024などをもとに作成。

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シリア人権監視団はイスラエルのレバノン攻撃激化を受けて避難・帰還しているシリア人が大統領の弟マーヒル・アサド少将が司令官を務めるシリア軍第4師団に恣意的に逮捕されていると主張(2024年10月31日)

シリア人権監視団は、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けてレバノンからシリアに避難・帰還しているシリア人が、アサド大統領の弟のマーヒル・アサド少将が司令官を務めるシリア軍第4師団に協力し、密輸に関与しているとされる地元武装集団に恣意的に逮捕され、2024年以降、その数は93人に上っていると発表した。

同監視団によると、第4師団は、シリア・レバノンに「違法」に設置されている15ヵ所以上の国境通行所に検問所を設置し、帰還者を逮捕しているという。

複数筋によると、当局の指名手配を受けているシリア人は、検問所を経由するのを避け、密輸業者に金銭を支払い、密輸ルートを通じた帰国することを選ぶ傾向があるという。

密輸業者は、入国希望者が希望する行先、とりわけ北・東シリア地域民主自治局の支配地域やトルコの占領下にある「ユーフラテスの盾」地域への移動を斡旋しているとされる。

密入国は、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けて増加しているが、複数筋によると、当局が国外に6年以上滞在した帰国者に対して、総合情報部の第251内務課(通称「ハティーブ課」)への出頭を求める召喚状を発出しており、多くのシリア人が帰国を拒否し、レバノン国内の道路、橋の下、廃墟となった店舗などで寝泊まりしているという。

なお、シリア人権監視団によると、9月に逮捕された帰還者は28人、10月に逮捕された機関車は43人にのぼるという。

AFP, October 31, 2024、ANHA, October 31, 2024、‘Inab Baladi, October 31, 2024、Reuters, October 31, 2024、SANA, October 31, 2024、SOHR, October 31, 2024などをもとに作成。

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社会問題労働省はレバノンからの帰還者・避難民に対して、医療支援、救援、人道支援など30万件以上のサービスを提供していると発表(2024年10月31日)

社会問題労働省は、フェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mosal.syria/)で、NGOと連携して、レバノンからの帰還者・避難民に対して、医療支援、救援、人道支援など30万件以上のサービスを提供していると発表した。

これまでに提供したサービスの内訳は、食料パック3,200個以上、NGOやボランティアが設置しているキッチンで調理された食事94,639食、医療サービス124,000件以上、衛生サービス1,3,000件以上、応急処置約24,000件、44,000人以上への医薬品の提供、10,000人以上に対する救援サービス、そのほかメンタルケア、法律支援など。

また、社会問題労働省は、スワイダー県にある障がい者リハビリ・職業訓練学院が、同県の社会問題労働局の監督のもと、レバノンからの帰還者を大将とした、女性のヘアカット、ネイルケア、手工芸などの職業訓練コースを解説したと発表した。

AFP, October 31, 2024、ANHA, October 31, 2024、‘Inab Baladi, October 31, 2024、Reuters, October 31, 2024、SANA, October 31, 2024、SOHR, October 31, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構がアレッポ県西部のカフル・ハラブ村を砲撃し、ヌッブル市出身の「イランの民兵」の戦闘員1人が死亡、イドリブ県でもアル=カーイダ系組織のアンサール・タウヒードがミラージャ村一帯で、シリア軍兵士1人を狙撃し、殺害(2024年10月30日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構が県西部のカフル・ハラブ村を砲撃し、ヌッブル市出身の「イランの民兵」の戦闘員1人が死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室に所属するアル=カーイダ系組織のアンサール・タウヒードがシリア政府の支配下にあるミラージャ村一帯で、シリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, October 31, 2024、ANHA, October 31, 2024、‘Inab Baladi, October 31, 2024、Reuters, October 31, 2024、SANA, October 31, 2024、SOHR, October 31, 2024などをもとに作成。

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首相府はイスラエルの攻撃激化を受けて急増しているレバノンからの避難民の入国を円滑化するため、入国時にシリア人に対して100米ドルの換金措置を11月15日まで停止すると発表(2024年10月30日)

首相府はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/SyrianPrimeMinistry)を通じて声明を出し、イスラエルの攻撃激化を受けて急増しているレバノンからの避難民の入国を円滑化するため、入国時にシリア人に対して100米ドルあるいはそれに相当する指定外貨の金額を換金することを定めて2020年の閣議決定第46号およびその修正条項の実施を11月15日まで停止すると発表した。

首相府は9月29日から1週間、同様の措置を実施し、10月15日に同月までの措置延長を決定していた。

AFP, October 30, 2024、ANHA, October 30, 2024、‘Inab Baladi, October 30, 2024、Reuters, October 30, 2024、SANA, October 30, 2024、SOHR, October 30, 2024などをもとに作成。

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フランスの海運会社CMA CGMはラタキア港のコンテナ・ターミナルの管理にかかるシリア政府との契約を更新(2024年10月30日)

フランスの海運会社CMA CGMは、ラタキア港(ラタキア県)のコンテナ・ターミナルの管理にかかるシリア政府との契約を更新した。

CMA CGMが2009年にシリア政府と交わしていた管理契約は9月に満了となる予定だったが、シリア政府が契約更新の入札にCMA CGMを招致し、契約が更新された。

契約は、CMA CGMが子会社であるCMAターミナルズを通じてラタキア国際コンテナターミナル(LICT)の99%を管理することを定めている。

シリア・レポート(10月29日付)が伝えた。

AFP, October 30, 2024、ANHA, October 30, 2024、‘Inab Baladi, October 30, 2024、Reuters, October 30, 2024、SANA, October 30, 2024、SOHR, October 30, 2024、The Syria Report, October 30, 2024などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

ダーイシュ(イスラーム国)がラッカ県ラサーファ市近郊で軍用車輛1輌を含むシリア軍の車3台を襲撃し、士官3人を含む兵士7人と民間人1人を殺害(2024年10月30日)

ラッカ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がラサーファ市近郊のシュワイハーン基地(シュワイハーン村)に至る街道沿線(シャンナーン村南西)で軍用車輛1輌を含むシリア軍の車3台を襲撃し、士官3人を含む兵士7人と民間人1人を殺害した。

同監視団によると、重傷を負っていた国防隊の隊員1人が31日に死亡した。

AFP, October 30, 2024、ANHA, October 30, 2024、‘Inab Baladi, October 30, 2024、Reuters, October 30, 2024、SANA, October 30, 2024、SOHR, October 30, 2024、October 31, 2024などをもとに作成。

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国防省はシリア軍部隊がアレッポ県とイドリブ県の農村地帯で、シリア軍の陣地は周辺の町村を攻撃するために「テロ組織」が発射した無人航空機10機を撃破したと発表(2024年10月30日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)で、シリア軍部隊がアレッポ県とイドリブ県の農村地帯で、シリア軍の陣地は周辺の町村を攻撃するために「テロ組織」が発射した無人航空機10機を撃破したと発表した。

https://youtu.be/R7kKuVT8gSI




SANA(10月30日付)が伝えた。

AFP, October 30, 2024、ANHA, October 30, 2024、‘Inab Baladi, October 30, 2024、Reuters, October 30, 2024、SANA, October 30, 2024、SOHR, October 30, 2024などをもとに作成。

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保健省はイスラエルのレバノン攻撃激化を受けてシリアに避難・帰還したシリア人やレバノン人37,000人以上に対してこの35日間に85,000件以上の無料医療サービスを提供したと発表(2024年10月30日)

保健省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/MinistryOfHealthSYR/)で、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けてシリアに避難・帰還したシリア人やレバノン人37,000人以上に対してこの35日間に85,000件以上の無料医療サービスを提供したと発表した。

提供場所別の内訳は以下の通り

ダマスカス県、タルトゥース県、ヒムス県の国境通行所:38,641件
収容センター:44,905件
病院:769件
救急車:914件

AFP, October 30, 2024、ANHA, October 30, 2024、‘Inab Baladi, October 30, 2024、Reuters, October 30, 2024、SANA, October 30, 2024、SOHR, October 30, 2024などをもとに作成。

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日本政府はイスラエルのレバノン攻撃激化に伴うシリアへの避難民の流入による人道状況悪化を受けて、新たに1,000万米ドルの緊急無償資金協力を実施すると発表

日本の外務省は、イスラエルのレバノン攻撃激化に伴うシリアへの避難民の流入による人道状況悪化を受けて、新たに1,000万米ドルの緊急無償資金協力を実施することを決定したと発表した。

発表の内容は以下の通り:

シリアにおける人道状況の悪化を受けた緊急無償資金協力

10月29日、日本政府は、レバノン情勢の影響によるシリアにおける人道状況の悪化を受けて、新たに1,000万米ドルの緊急無償資金協力を実施することを決定しました。

  1. 今般の緊急無償資金協力により、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)及び国連世界食糧計画(WFP)等を通じ、生活必需品、食料、水・衛生等の分野で人道支援を実施します。
  2. 日本政府として、引き続き、イスラエルとヒズボッラーとの間の即時停戦を求めるとともに、地域における更なるエスカレーションを回避するため、全ての当事者に対し、最大限の自制及び外交的解決に向けて真摯に取り組むことを強く求めていきます。

(参考1)実施機関、供与額及び事業分野

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR):生活必需品、一時的避難施設、保護(600万米ドル)
国連世界食糧計画(WFP):食料(200万米ドル)
国連児童基金(UNICEF):水・衛生(100万米ドル)
国連開発計画(UNDP):廃棄物管理(100万米ドル)

(参考2)シリアを巡る情勢

  1. シリアでは2011年3月以降、反政府デモの発生に端を発する内戦(シリア危機)により、全土で約40万人以上の死者、670万人以上の国内避難民が発生するなど、今世紀最悪の人道危機の一つとも言われる状況が発生。これまでレバノンにも約200万人のシリア人避難民が流入している。
  2. 上記の状況に加え、本年9月20日以降、イスラエルによるレバノンへの大規模空爆が激化し、UNHCRによれば、10月18日までに42万人を超えるシリア人・レバノン人等がシリアに流入し、シリアの人道状況は急激に悪化している。

外務省HP、2024年10月29日付。

ダイル・ザウル県CONOCOガス田に違法に駐留する米軍(有志連合)がシリア政府支配下の「7ヵ村」を砲撃、「イランの民兵」の現場指揮官1人を殺害(2024年10月29日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に駐留する米軍(有志連合)が、シリア政府の支配下にある「7ヵ村」を2度にわたって砲撃した。

このうちフシャーム町に対する砲撃で、「アッファーシュ」を名乗る「イランの民兵」の現場指揮官1人が死亡した。

米主導の有志連合はまた、シリア政府の支配下にあるマズルーム村にある中学校を戦闘機1機でミサイル攻撃した。

学校はイランの支援を受ける民兵が拠点として使用、この攻撃と前後して、米軍とロシア軍の戦闘機が同地上空に繰り返し飛来、旋回を続けていた。

一方、有志連合は増員部隊を乗せた軍用ヘリコプター1機をCONOCOガス田に派遣した。

AFP, October 29, 2024、ANHA, October 29, 2024、‘Inab Baladi, October 29, 2024、Reuters, October 29, 2024、SANA, October 29, 2024、SOHR, October 29, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍が占領下ゴラン高原からクナイトラ県ラフィーダ村南の農地を砲撃(2024年10月29日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍所属と見られる航空機複数機がジャービヤ丘上空に飛来、爆発が発生した。

爆発の原因は不明。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍が占領下ゴラン高原からラフィーダ村南のスィハーム地区の農地を砲撃した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って131回(うち106回が航空攻撃、25回が地上攻撃)となり、これにより207あまりの標的が破壊され、軍関係者268人が死亡、188人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:50人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):75人
「イランの民兵」の外国人メンバー:24人
シリア軍将兵:62人
身元不明人:4人

また、民間人も43人(イエメン人医師とその妻、3人の子供を含む)が死亡、53人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:50回
ダルアー県:17回
ヒムス県:36回
クナイトラ県:16回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回
スワイダー県:2回
ラタキア県:2回

AFP, October 29, 2024、ANHA, October 29, 2024、‘Inab Baladi, October 29, 2024、Reuters, October 29, 2024、SANA, October 29, 2024、SOHR, October 29, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県イルハーブ村を砲撃、女性1人が死亡(2024年10月29日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイルハーブ村を砲撃、女性1人が死亡した。

これに対して、「決戦」作戦司令室はシリア政府の支配下にあるカブターン・ジャバル村一帯を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の自爆型無人航空機4機がシャーム解放機構の支配下にあるアーフィス村で車2台を狙って攻撃した。

シリア軍はまた、ザーウィヤ山地方のマンタフ村で民生用の自動車1台を地対地ミサイルで攻撃した。

シリア軍はさらに、マアーッラト・ナアサーン村に設置されているトルコ軍の拠点一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、国民解放戦線に所属するナスル軍が、ガーブ平原にあるシリア軍の拠点複数ヵ所を砲撃した。

AFP, October 29, 2024、ANHA, October 29, 2024、‘Inab Baladi, October 29, 2024、Reuters, October 29, 2024、SANA, October 29, 2024、SOHR, October 29, 2024などをもとに作成。

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