ダイル・ザウル県ブサイラ市でのシリア民主軍との戦闘で、イランの支援を受ける「ジャズィーラ殉教者旅団」の司令官1人が死亡(2024年10月29日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるブサイラ市で、イランの支援を受ける地元武装集団と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が激しく交戦した。

また、ブサイラ市から、シリア政府の支配下にあるザバーリー村に向けてロケット弾複数発が発射された。

前日夜から激化していたこの戦闘で、イランの支援を受ける「ジャズィーラ殉教者旅団」の司令官1人が死亡した。

AFP, October 29, 2024、ANHA, October 29, 2024、‘Inab Baladi, October 29, 2024、Reuters, October 29, 2024、SANA, October 29, 2024、SOHR, October 29, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で政治改革、体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴える(2024年10月29日)

スワイダー県では、スワイダー24(10月29日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で政治改革、体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, October 29, 2024、ANHA, October 29, 2024、‘Inab Baladi, October 29, 2024、Reuters, October 29, 2024、SANA, October 29, 2024、SOHR, October 29, 2024などをもとに作成。

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UNRWA:パレスチナ難民4,500人がレバノンからシリアに避難、アンケート調査によると、その半数がシリア内戦でレバノンに避難していた難民(2024年10月28日)

国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は、イスラエルのレバノン攻撃激化に伴うシリアへの避難民にかかる報告書(Report #8)を発表した。

報告書は、10月24日から10月27日の情報に基づくもので、レバノンからシリアへの避難者の推計は44万人(UNHCR)で、うち10月27日までに、レバノンで暮らしていたパレスチナ難民904世帯(約4,500人)がUNRWAのシリア事務所に支援を求めてきた。

実際にはこれよりも多いパレスチナ難民が避難を余儀なくされていることが予想される。

UNRWAは、シリア国内の各地にある避難施設で暮らすパレスチナ難民のニーズを把握し、これに対応するため、シリア政府の監督のもと、当局と引き続き連携を図っているとしている。

そのうえで、UNRWAは、詳細なデータを収集し、新規避難者の緊急ニーズを評価するためのアンケートを実施したことを明らかにした。

それによると、10月27日現在で、733世帯(2,197人)がこのアンケートに回答、うち、77%以上が女性と子供で、1%が障がい者で、その大半は人口密集地に避難、親戚や友人の元に身を寄せているという。

また、回答者のうち56%が、シリア内戦に際してレバノンに避難していた元シリア在住者で、94%が、レバノンでの治安状況の悪化をシリアへの帰還の主な理由としてあげていたという。

また約90%が家族とともに、約80%がレバノンに避難する前に住んでいたシリア国内の居住地に帰還、ほとんどの回答者が現在、友人や親族に住まいや基本的な生活支援を頼っているため、シリアへの持続可能な帰還を実現するためには物質的な支援の提供が不可欠だという。

さらに、多くの回答者がシリアで損傷を受けた自宅の修繕支援も求めているという。

AFP, October 29, 2024、ANHA, October 29, 2024、‘Inab Baladi, October 29, 2024、Reuters, October 29, 2024、SANA, October 29, 2024、SOHR, October 29, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍戦闘機複数機がヒムス県のジュースィーヤ国境通行所とナッザーリーヤ村を爆撃し、2人死亡(2024年10月28日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機がジュースィーヤ国境通行所を爆撃した。

イスラエル軍戦闘機はまた、その直後にクサイル市近郊のナッザーリーヤ村近くで車複数台を狙って爆撃を行い、乗っていた2人が死亡した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って130回(うち106回が航空攻撃、24回が地上攻撃)となり、これにより207あまりの標的が破壊され、軍関係者268人が死亡、188人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:50人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):75人
「イランの民兵」の外国人メンバー:24人
シリア軍将兵:62人
身元不明人:4人

また、民間人も43人(イエメン人医師とその妻、3人の子供を含む)が死亡、53人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:50回
ダルアー県:17回
ヒムス県:36回
クナイトラ県:15回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回
スワイダー県:2回
ラタキア県:2回

AFP, October 28, 2024、ANHA, October 28, 2024、‘Inab Baladi, October 28, 2024、Reuters, October 28, 2024、SANA, October 28, 2024、SOHR, October 28, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県、ハマー県、イドリブ県を砲撃(2024年10月28日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・タアール村、アススース村、カスル村、カフル・アンマ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村、ヒルバト・ナークース村を砲撃した。

一方、シャーム解放機構とともに「決戦」作戦司令室を主導する国民解放戦線(シリア国民軍)に所属するナスル軍がバーブ平原でシリア軍兵士1人を狙撃し、殺害した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村を砲撃した。

シリア軍はまた、サルミーン市を砲撃し、若い男性1人と10歳の女児1人が負傷した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ジャースィム市で、正体不明の武装集団の襲撃で、床屋を営む男性1人が死亡、子ども2人が負傷した。

AFP, October 28, 2024、ANHA, October 28, 2024、‘Inab Baladi, October 28, 2024、Reuters, October 28, 2024、SANA, October 28, 2024、SOHR, October 28, 2024などをもとに作成。

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ラフムーン内務大臣、ハズィーム運輸大臣、ハリータ地方行政環境大臣、アブドゥッラウーフ財務大臣が、ナスィーブ国境通行所を訪れ、通関業務や出入国業務を視察:ヨルダン経由で避難したレバノン人は1万人(2024年10月28日)

ダルアー県では、『ワタン』(10月28日付)によると、アフマド・ラフムーン内務大臣、ズハイル・ハズィーム運輸大臣、ルアイ・ハリータ地方行政環境大臣、リヤード・アブドゥッラウーフ財務大臣、ナスィーブ国境通行所(ヨルダン側はジャービル国境通行所)を訪れ、通関業務や出入国業務を視察した。

ラフムーン内務大臣に同行したダルアー県のアスアド・トゥーカーン県知事は、『ワタン』(10月28日付)の取材に対して、ナスィーブ国境通行所の拡張工事が開始されたことを明らかにした。

また、イスラエルのレバノン攻撃激化に伴うレバノンからシリアへの避難民の流れに関しては、これまでにヨルダン経由で避難したれレバノン人が約10,000人に達していることを明らかにした。

AFP, October 28, 2024、ANHA, October 28, 2024、‘Inab Baladi, October 28, 2024、Reuters, October 28, 2024、SANA, October 28, 2024、SOHR, October 28, 2024、al-Watan, October 28, 2024などをもとに作成。

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進歩国民戦線中央指導部がバアス党中央指導部改編、ジャラーリー内閣発足後初となる会合を開催(2024年10月28日)

進歩国民戦線中央指導部がムハンマド・イブラーヒーム・シャッアール副書記長(バアス党)を議長として会合を開催した。

会合は、バアス党中央指導部改選およびムハンマド・ガーズィー・ジャラーリー内閣発足後初めてで、イスラエルによるガザ地区とレバノンへの攻撃などの中東情勢、書記長であるアサド大統領からの指示を実行するにあたっての加盟政党の役割などについて議論した。

SANA(10月28日付)が伝えた。

AFP, October 28, 2024、ANHA, October 28, 2024、‘Inab Baladi, October 28, 2024、Reuters, October 28, 2024、SANA, October 28, 2024、SOHR, October 28, 2024などをもとに作成。

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社会問題労働省はラタキア県、ダマスカス郊外県、スワイダー県でNGOがレバノンから避難(帰還)したシリア人とレバノン人の女性や子どもを対象とした支援を行ったと発表(2024年10月28日)

社会問題労働省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mosal.syria/)を通じて、ラタキア県の複数のNGOが県内に設置されている収容センターで、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けてレバノンから避難(帰還)したシリア人とレバノン人のための食料、物資、女性を対象とした医療、子どもを対象としたレクリエーション、メンタル・ケアといった支援を提供したと発表した。

また、ヌール救援開発財団が、ダマスカス郊外県のサイイダ・ザイナブ町、スワイダー県のサリーム村で、女性を対象とした衛生、医療、メンタル・ケア、子どもを対象としたリクリエーションといった支援を行ったと発表した。

AFP, October 28, 2024、ANHA, October 28, 2024、‘Inab Baladi, October 28, 2024、Reuters, October 28, 2024、SANA, October 28, 2024、SOHR, October 28, 2024などをもとに作成。

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シリア軍の自爆型無人航空機10機がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県アターリブ市一帯、カフル・アンマ村、カスル村、カフル・タアール村を攻撃(2024年10月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の自爆型無人航空機10機がシャーム解放機構の支配下にあるアターリブ市一帯、カフル・アンマ村、カスル村、カフル・タアール村を攻撃した。

AFP, October 27, 2024、ANHA, October 27, 2024、‘Inab Baladi, October 27, 2024、Reuters, October 27, 2024、SANA, October 27, 2024、SOHR, October 27, 2024などをもとに作成。

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運輸省は声明を出し、11月7日よりサウジアラビアのジェッダとダマスカス国際空港を結ぶシリア・アラブ航空の旅客便を再開すると発表(2024年10月27日)

運輸省は声明を出し、11月7日よりサウジアラビアのジェッダとダマスカス国際空港を結ぶシリア・アラブ航空の旅客便を再開すると発表した。

SANA(10月27日付)が伝えた。

AFP, October 27, 2024、ANHA, October 27, 2024、‘Inab Baladi, October 27, 2024、Reuters, October 27, 2024、SANA, October 27, 2024、SOHR, October 27, 2024などをもとに作成。

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社会問題労働省はドゥンマル慈善協会がカイワーン慈善財団とともに、避難(帰還)したシリア人とレバノン人のためのレクリエーションを企画、衛生・食料物資を配給したと発表(2024年10月27日)

社会問題労働省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mosal.syria/)を通じて、ドゥンマル慈善協会がダマスカス県の社会問題労働局と連携して、カイワーン慈善財団とともに、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けてレバノンから避難(帰還)したシリア人とレバノン人のためのレクリエーションを企画、衛生・食料物資を配給したと発表した。

また、ラタキア県とタルトゥース県でも社会問題労働局の監督のもと、NGOが県内の収容センターで避難民に食料、医療、救援物資の配給、メンタル・ケアを行っていると発表した。

AFP, October 27, 2024、ANHA, October 27, 2024、‘Inab Baladi, October 27, 2024、Reuters, October 27, 2024、SANA, October 27, 2024、SOHR, October 27, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県マヤーディーン市南の砂漠地帯で所属不明の無人航空機1機が「イランの民兵」の車輛1台を狙って攻撃(2024年10月26日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるマヤーディーン市南の砂漠地帯(マヤーディーン市とマフカーン町を結ぶ街道近く)で、所属不明の無人航空機1機が「イランの民兵」の車輛1台を狙って攻撃した。

AFP, October 26, 2024、ANHA, October 26, 2024、‘Inab Baladi, October 26, 2024、Reuters, October 26, 2024、SANA, October 26, 2024、SOHR, October 26, 2024などをもとに作成。

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シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県、イドリブ県を攻撃(2024年10月26日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるタカード村一帯を自爆型無人航空機1機で攻撃した。

シリア軍はまた、シャーム解放機構の支配下にあるカフル・ヌーラーン村、カフル・タアール村を砲撃した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、イナブ・バラディー(10月26日付)によると、ナワー市で軍事情報局士官のワリード・ナートゥール氏が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

AFP, October 26, 2024、ANHA, October 26, 2024、‘Inab Baladi, October 26, 2024、Reuters, October 26, 2024、SANA, October 26, 2024、SOHR, October 26, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍はシリア南部の防空システム、ヒムス県の国境通行所3ヵ所を爆撃(2024年10月26日)

国防省はフェイスブックの公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、イスラエル軍が午前2時頃、占領下ゴラン高原およびレバノン方面から南部地区および中部地区の複数ヵ所を狙って多数のミサイルを発射、シリア軍防空部隊がこれを迎撃し、多数のミサイルを撃破したと発表した。

SANA(10月26日付)が伝えた。


シリア人権監視団によると、イスラエル軍はスワイダー県のクライブ丘に展開するレーダー大隊の防空システムを狙い、ダマスカス県、ダマスカス郊外県、ヒムス県、ハマー県、タルトゥース県に設置されているシリア軍防空システムがこれを迎撃した。

『エルサレム・ポスト』(10月26日付)によると、シリアへの攻撃はイランの防空システムを封じ込めるのが目的だったという。

ワタン(10月26日付)によると、この爆撃は、通行所近くの車1台を狙ったもので、3人が死亡、2人が負傷した。

シャームFM(10月26日付)によると、死亡した3人のうちの1人はレバノン人だった。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍が、クサイル市西の国境に設置されている「非公式」の国境通行所に対して2回の爆撃を実施した。

爆撃を受けたのは、ジャルマーシュ国境通行所を含む2つの通行所。

イスラエル軍はその直後にも、マトリバー国境通行所を爆撃、これによりシリア軍兵士2人が死亡した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って128回(うち104回が航空攻撃、24回が地上攻撃)となり、これにより205あまりの標的が破壊され、軍関係者266人が死亡、188人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:50人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):75人
「イランの民兵」の外国人メンバー:24人
シリア軍将兵:62人
身元不明人:2人

また、民間人も42人(イエメン人医師とその妻、3人の子供を含む)が死亡、53人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:50回
ダルアー県:17回
ヒムス県:34回
クナイトラ県:15回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回
スワイダー県:2回
ラタキア県:2回

AFP, October 26, 2024、ANHA, October 26, 2024、‘Inab Baladi, October 26, 2024、The Jersalem Post, October 26, 2024、Reuters, October 26, 2024、SANA, October 26, 2024、SOHR, October 26, 2024などをもとに作成。

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国内通商消費者保護省はイスラエルのレバノン攻撃激化を受けてシリアに帰還・避難したシリア人とレバノン人に対してパン1袋を3,000シリア・ポンドで提供することを決定(2024年10月26日)

国内通商消費者保護省は、2024年10月8日付の内閣書簡(第1/12487号)および2024年10月5日に開催された第19回経済委員会の提言に基づき、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けてシリアに帰還・避難したシリア人とレバノン人に対して、各県の救済委員会(高等救済委員会各県支部)が作成したリストに基づき、パン1袋を3,000シリア・ポンドで提供することを決定したと発表した。

SANA(10月26日付)が伝えた。

AFP, October 26, 2024、ANHA, October 26, 2024、‘Inab Baladi, October 26, 2024、Reuters, October 26, 2024、SANA, October 26, 2024、SOHR, October 26, 2024などをもとに作成。

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レバノンのシャラフッディーン避難民大臣がシリアを訪れ、ラフムーン内務大臣、ハリータ地方行政環境大臣と会談し、レバノンから帰還(避難)するシリア人とレバノン人の受け入れについて議論(2024年10月26日)

レバノンのイサーム・シャラフッディーン避難民大臣がシリアを訪れ、ムハンマド・ラフムーン内務大臣と会談、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けて急増するシリア難民の帰還とレバノン人の避難への対応について議論した。

ラフムーン内務大臣は、会談で、シリアに帰還(避難)するシリア人とレバノン人を受け入れるためのあらゆる便宜を図り、身分を証明する文書を持っていないシリア人についても入国も許可し、その身元を保証するための措置を講じている一方、レバノン人についてもレバノン当局が発行するすべての文書に基づいて身元を確認し、受け入れていることを確認した。

シャラフッディーン避難民大臣はまた、ルアイ・ハリータ地方行政環境大臣(高等救済委員会委員長)と会談し、レバノンから帰還(避難)するシリア人とレバノン人の受け入れについて議論した。

ハリータ地方行政環境大臣は、避難民・帰還者に対してシリア政府が講じた緊急対応措置、人道支援、避難施設の設置などについて説明を行った。

SANA(10月26日付)が伝えた。

AFP, October 26, 2024、ANHA, October 26, 2024、‘Inab Baladi, October 26, 2024、Reuters, October 26, 2024、SANA, October 26, 2024、SOHR, October 26, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍は10月1日のイランによるミサイル攻撃への報復として、首都テヘランや南西部フゼスタン州などのミサイル製造工場や軍事基地を標的として精密攻撃を実施:シリアの外務在外居住者省はもっとも厳しい表現で非難(2024年10月26日)

イスラエル軍は、10月1日のイランによるミサイル攻撃への報復として、首都テヘランや南西部フゼスタン州などのミサイル製造工場や軍事基地を標的として精密攻撃を加えたと発表した。

イラン・メディアなどによると、この攻撃で、イラン軍兵士4人が死亡した。

これに関して、外務在外居住者省は声明を出し、「もっとも厳しい表現」で攻撃を非難すると発表した。

また、バッサーム・サッバーグ外務在外居住者大臣は、イランのアッバース・アラークジー外務大臣と電話会談を行い、イスラエルの攻撃に対するシリアの非難の意を伝えた。

SANA(10月26日付)が伝えた。

AFP, October 26, 2024、ANHA, October 26, 2024、‘Inab Baladi, October 26, 2024、Reuters, October 26, 2024、SANA, October 26, 2024、SOHR, October 26, 2024などをもとに作成。

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ロシア軍がシャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県とハマー県の複数ヵ所を爆撃(2024年10月25日)

ロシア当事者和解調整センターのオレグ・イグナシュク副センター長は、ロシア軍がダイル・ザンバル村、カンスフラ村近くにある違法な武装集団の基地と指揮所4ヵ所を爆撃したと発表した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるカンスフラ村一帯、ダイル・ザンバル村一帯、アイン・ラールーズ村一帯を爆撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機がシャーム解放機構のサルマーニーヤ村一帯を爆撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・タアール村、カフル・アンマ村、カスル村、アターリブ市東部を5機の無人航空機で攻撃し、女性1人と子ども1人を含む3人が負傷した。

AFP, October 25, 2024、ANHA, October 25, 2024、‘Inab Baladi, October 25, 2024、Reuters, October 25, 2024、SANA, October 25, 2024、SOHR, October 25, 2024、TASS, October 25, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍はヒムス県ジュースィーヤ国境通行所を爆撃し、利用不能に(2024年10月25日)

イスラエル軍は午後1時10分、テレグラムの公式アカウント(https://t.me/idfofficial)を通じて、以下の通りと発表した。

イスラエル空軍は夜間、イスラエル国防軍諜報部の支持を受け、ベカーア地域北部を通るジュースィーヤ国境通行所(ヒムス県)にあるテロリスト・ヒズブッラーのインフラ施設複数棟を攻撃した。
テロ組織ヒズブッラーは、シリアの体制の管理下にあり、シリア軍字治安機関が運営する民生用のジュースィーヤ国境通行所を利用して、イスラエルの市民やイスラエル国防軍兵士に対し多数のテロ作戦を実行しているテロ組織が使う武器を輸送している。
シリアからレバノンへの武器は、ヒズブッラーのこ戦力構築協力部隊である第4400部隊によって輸送され、イスラエルの市民やレバノン南部で作戦を遂行中のイスラエル国防軍兵士に対して使用されようとしている。
攻撃は、無関係な民間人への被害を最小限に抑えるため、精密誘導兵器を使用して実施された。イスラエル国防軍は、ヒズブッラーによる武器輸送を阻止するための活動を継続し、シリアおよびレバノン当局に対し、ヒズブッラーの両国間での無制限な移動を防ぐよう求めている。
添付は攻撃の映像:https://bit.ly/4flLNYp

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これに関して、マヤーディーン・チャンネル(10月26日付)は、イスラエル軍が未明にダマスカス郊外県のジュダイダト・ヤーブース国境通行所(レバノン側はマスナア国境通行所)とジュースィーヤ国境通行所を爆撃したと伝えた。

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一方、シリア人権監視団によると、イスラエル軍戦闘機複数機はジュースィーヤ国境通行所の出入国管理旅券局の建物近くにある軍事情報局の拠点1ヵ所を爆撃し、これにより、同情報局の要員3人が死亡、通行所が利用不能となった。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って125回(うち101回が航空攻撃、24回が地上攻撃)となり、これにより204あまりの標的が破壊され、軍関係者264人が死亡、188人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:50人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):75人
「イランの民兵」の外国人メンバー:24人
シリア軍将兵:60人
身元不明人:2人

また、民間人も42人(イエメン人医師とその妻、3人の子供を含む)が死亡、53人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:50回
ダルアー県:17回
ヒムス県:32回
クナイトラ県:15回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回
スワイダー県:1回
ラタキア県:2回

AFP, October 25, 2024、ANHA, October 25, 2024、‘Inab Baladi, October 25, 2024、Qanat al-Mayadin, October 25, 2024、Reuters, October 25, 2024、SANA, October 25, 2024、SOHR, October 25, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で政治改革、体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴える(2024年10月25日)

スワイダー県では、スワイダー24(10月25日付)によると、スワイダー市サイル広場(カラーマ広場)で政治改革、体制打倒、アサド大統領の退任、生活状況の改善、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放などを訴えた。

AFP, October 25, 2024、ANHA, October 25, 2024、‘Inab Baladi, October 25, 2024、Reuters, October 25, 2024、SANA, October 25, 2024、SOHR, October 25, 2024、Suwayda 24, October 25, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県CONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)基地がシリア政府の支配下にあるユーフラテス川東岸のいわゆる7ヵ村を砲撃(2024年10月24日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)基地がシリア政府の支配下にあるユーフラテス川東岸のいわゆる7ヵ村(ハトラ村、ムッラート村、マズルーム村、フシャーム町、タービヤト・ジャズィーラ村、サーリヒーヤ村、フサイニーヤ村)を砲撃した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあり、米軍が違法に基地を設置しているハッラーブ・ジール村の農業用空港に、輸送機1機が軍装備品や兵站物資を輸送した。

AFP, October 24, 2024、ANHA, October 24, 2024、‘Inab Baladi, October 24, 2024、Reuters, October 24, 2024、SANA, October 24, 2024、SOHR, October 24, 2024などをもとに作成。

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地元武装集団がダイル・ザウル県各所でシリア民主軍と交戦(2024年10月24日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、地元武装集団がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるジュナイナ村にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属の自衛部隊の陣地をRPG弾で攻撃した。

また、ヒサーン村でも地元武装集団がシリア人種軍の陣地を襲撃した。

さらに、シュハイル村、ハワーイジュ村では、イランの支援を受ける地元武装集団とシリア民主軍が交戦した。

AFP, October 24, 2024、ANHA, October 24, 2024、‘Inab Baladi, October 24, 2024、Reuters, October 24, 2024、SANA, October 24, 2024、SOHR, October 24, 2024などをもとに作成。

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レバノンからの避難民のための救援物資10トンを積んだUAE赤新月社の貨物機がダマスカス国際空港に到着(2024年10月24日)

イスラエルのレバノン攻撃激化を受けて、レバノンからシリアに避難(帰還)したレバノン人とシリア人のための救援物資10トン(医薬品、医療用品、衛生用品など)を積んだUAE赤新月社の貨物機がダマスカス国際空港に到着した。


SANA(10月24日付)が伝えた。

AFP, October 24, 2024、ANHA, October 24, 2024、‘Inab Baladi, October 24, 2024、Reuters, October 24, 2024、SANA, October 24, 2024、SOHR, October 24, 2024などをもとに作成。

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イスラエル軍は首都ダマスカス、ヒムス県を爆撃、クナイトラ県を砲撃(2024年10月24日)

国防省はフェイスブック(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)のアカウントを通じて、イスラエル軍が午前3時40分頃、占領下ゴラン高原方面とレバノン北部方面から、ダマスカス県カフルスーサ区とヒムス県農村地帯に対して航空攻撃を行い、軍関係者1人が死亡、7人が負傷、物的損害が生じたと発表した。

SANA(10月24日付)が伝えた。

シリア人権監視団によると、カフルスーサ区に対する爆撃では、軍関係の燃料ステーション近くの政府関連施設前広場が狙われ、身元不明者1人が死亡、3人が負傷した。

一方、ヒムス県に対する爆撃では、クサイル市の農村地帯の街道沿線に設置されているシリア軍の検問所近くにいた貨物車輛1輌が標的となった。

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ヒムス県では、シリア人権監視団、イナブ・バラディー(10月24日付)などによると、イスラエル軍がフーズ村東部を流れるアースィー(オロンテス)川にかかる橋を爆撃した。

この橋は、イラクからレバノンに至る兵站路として利用されていた。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍が占領下ゴラン高原から、ラフィード町・マアラカ村間、フッリーヤ村近くの森林地帯(アブー・シャトバー)を砲撃した。

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シリア人権監視団によると、イスラエル軍の攻撃は、今年に入って124回(うち100回が航空攻撃、24回が地上攻撃)となり、これにより204あまりの標的が破壊され、軍関係者261人が死亡、188人が負傷した。

同監視団によると、軍関係者の死者内訳は以下の通りである。

イラン人(イラン・イスラーム革命防衛隊):25人
ヒズブッラーのメンバー:50人
イラク人:28人
「イランの民兵」のシリア人メンバー(カーティルジー・グループ社も含む):75人
「イランの民兵」の外国人メンバー:24人
シリア軍将兵:57人
身元不明人:2人

また、民間人も42人(イエメン人医師とその妻、3人の子供を含む)が死亡、53人あまりが負傷している。

攻撃の県別内訳は以下の通りである。

ダマスカス県、ダマスカス郊外県:49回
ダルアー県:17回
ヒムス県:31回
クナイトラ県:15回
タルトゥース県:3回
ダイル・ザウル県:5回
アレッポ県:2回
ハマー県:4回
スワイダー県:1回
ラタキア県:2回

AFP, October 24, 2024、ANHA, October 24, 2024、‘Inab Baladi, October 24, 2024、Reuters, October 24, 2024、SANA, October 24, 2024、SOHR, October 24, 2024などをもとに作成。

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『ガーディアン』はイスラエルのレバノン攻撃激化を受け、シリアのイドリブ県に帰還したシリア難民の証言を紹介(2024年10月23日)

『ガーディアン』紙(10月23日付)は、イスラエルのレバノン攻撃激化を受けて、シリア領内、とりわけシャーム解放機構の支配下にあるシリア北西部に避難したシリア人を取材した記事を掲載した。

インタビューを行った帰還者の1人で、11人の家族とともに、レバノンから避難し、イドリブ県のサルマダー市にある国内避難民(IDPs)キャンプに身を寄せているアスリーヤ・アワドさん(80歳)は、レバノンからイドリブ県に到着するまえでに10日を要したと証言した。

アワドさんらは2024年からレバノンで避難生活を送ってきた。

アワドさんらは、ヒムス県のジュースィーヤ国境通行所を経由してシリアに入国したが、その際に治安要員が若い男性らを罵倒し、バスから降ろし、逮捕していくのを目撃したという。

アワドさんによると、自分の娘、そして息子の嫁らも一時拘束され、釈放させるために1,000ドルを支払わねばならなかったとしたうえで、シリア政府の支配下にある自分たちの村に戻る途中に、村出身の若い男性が兵士に連行されたのを見て、帰村を断念、反体制派の支配地にあるキャンプに逃れる決断を下したという。

妻と7人の子どもとともにイドリブ県に逃れたというファリード・スライマーンを名乗る男性は、シリアへの帰国を希望していなかったが、レバノン国内で避難する場所を確保できずに帰国したことを明らかにした。

彼らは、イスラエル軍の爆撃で破壊されたマスナア国境通行所で、書類の不備を指摘され殴打され、また入国の手配をしてくれた密輸業者にも手数料の支払いを余儀なくされたという。

さらに、シリア領に入ってからは、スライマーン氏は検問所で一時身柄を拘束され、妻は兵士らに宝石を渡して解放されたという。

スライマーン氏の妻によると、道中、女性3人が兵士にバスから降ろされ、連行されたまま戻ってこなかったという。

AFP, October 23, 2024、ANHA, October 23, 2024、The Guardian, October 23, 2024、‘Inab Baladi, October 23, 2024、Reuters, October 23, 2024、SANA, October 23, 2024、SOHR, October 23, 2024などをもとに作成。

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「イランの民兵」がダイル・ザウル県CONOCOガス田の米軍基地を砲撃、米軍もシリア政府の支配下にある「7ヵ村」を砲撃(2024年10月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、「イランの民兵」がダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるCONOCOガス田に違法に設置されている米軍(有志連合)基地を狙って迫撃砲複数発を発射、米軍がこれを迎撃するとともに、シリア政府の支配下にあるユーフラテス川東岸のいわゆる7ヵ村(ハトラ村、ムッラート村、マズルーム村、フシャーム町、タービヤト・ジャズィーラ村、サーリヒーヤ村、フサイニーヤ村)を砲撃した。

これに対して、「イランの民兵」は、CONOCOガス田の米軍基地を狙ってロケット弾複数発を発射、米軍もロケット弾が発射された地点に加えて、フシャーム町、マッラート村、ダイル・ザウル航空基地、マリーイーヤ村に対して砲撃を行った。

一方、マッラート村の住民は、村にロケット弾発射台を設置し、CONOCOガス田の米軍基地を砲撃しようとしていたハトラ村出身の地元武装集団を追放した。

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2023年10月19日以降、シリア領内にある米軍基地や米軍施設が狙われるのはこれで151回目。

内訳は以下の通り:

ウマル油田の基地:36回
シャッダーディー市の基地:17回
CONOCOガス田の基地:53回
ハッラーブ・ジール村の基地:22回
タンフ国境通行所の基地:17回
タッル・バイダル村の基地:2回
ルーバールヤー村の基地:2回
カスラク村の基地:1回
ワズィール休憩所の基地:1回

AFP, October 23, 2024、ANHA, October 23, 2024、‘Inab Baladi, October 23, 2024、Reuters, October 23, 2024、SANA, October 23, 2024、SOHR, October 23, 2024などをもとに作成。

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ロシア軍とシリア軍の戦闘機複数機がヒムス県の砂漠地帯や山岳地帯でダーイシュを狙って爆撃を実施(2024年10月23日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍とシリア軍の戦闘機複数機がタドムル市からスフナ市にいたる砂漠地帯や山岳地帯でダーイシュ(イスラーム国)を狙って爆撃を実施した。

AFP, October 23, 2024、ANHA, October 23, 2024、‘Inab Baladi, October 23, 2024、Reuters, October 23, 2024、SANA, October 23, 2024、SOHR, October 23, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県ズィーバーン町にあるシリア民主軍の陣地1ヵ所が、イランの支援を受ける地元武装集団の襲撃を受け、シリア民主軍兵士4人負傷(2024年10月23日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるズィーバーン町にある人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の陣地1ヵ所が、イランの支援を受ける地元武装集団の襲撃を受け、シリア民主軍兵士4人が負傷した。

AFP, October 23, 2024、ANHA, October 23, 2024、‘Inab Baladi, October 23, 2024、Reuters, October 23, 2024、SANA, October 23, 2024、SOHR, October 23, 2024などをもとに作成。

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シリア人権監視団はイドリブ県のタッル・キルスヤーン村出身のシリア人男性1人が、レバノンからシリアに帰国した当局に恣意的に逮捕され、獄中での拷問で死亡したと発表(2024年10月23日)

シリア人権監視団は、複数筋の話としてイドリブ県のタッル・キルスヤーン村出身のシリア人男性1人が、レバノンからシリアに帰国した当局に恣意的に逮捕され、獄中での拷問で死亡したと発表した。

同筋によると、この男性は9月に、イドリブ県ハーン・シャイフーン市で軍事情報局によって、何の容疑もないままに拘束され、ハマー県内の刑務所に移送され、1ヵ月にわたる拷問の末に死亡、その遺体は家族に引き渡されたという。

シリア人権監視団によると、シリアの獄中で拷問死は2024年に入って48件目だという。

AFP, October 23, 2024、ANHA, October 23, 2024、‘Inab Baladi, October 23, 2024、Reuters, October 23, 2024、SANA, October 23, 2024、SOHR, October 23, 2024などをもとに作成。

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シリア軍の自爆型無人航空機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるアレッポ県アブザムー村などを攻撃し、5人負傷(2024年10月23日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍の自爆型無人航空機複数機がシャーム解放機構の支配下にあるタディール村、アブザムー村、カフル・アンマ村の3ヵ所を攻撃した。

攻撃では、アブザムー村で車1台が標的となり、乗っていた工場の労働者5人が負傷した。

シリア軍はまた、カフル・タアール村、カスル村、農業学校一帯を砲撃した。

AFP, October 23, 2024、ANHA, October 23, 2024、‘Inab Baladi, October 23, 2024、Reuters, October 23, 2024、SANA, October 23, 2024、SOHR, October 23, 2024などをもとに作成。

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