シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるハマー県とアレッポ県各所を砲撃(2024年6月17日)

ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるガーブ平原のカーヒラ村、アンカーウィー村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・タアール村、カフル・アンマ村、カスル村を砲撃した。

AFP, June 17, 2024、ANHA, June 17, 2024、‘Inab Baladi, June 17, 2024、Reuters, June 17, 2024、SANA, June 17, 2024、SOHR, June 17, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴える(2024年6月17日)

スワイダー県では、スワイダー24(6月17日付)によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、マハッジャ町で、シリア軍憲兵隊の下士官が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。

AFP, June 17, 2024、ANHA, June 17, 2024、‘Inab Baladi, June 17, 2024、Reuters, June 17, 2024、SANA, June 17, 2024、SOHR, June 17, 2024、Suwayda 24, June 17, 2024などをもとに作成。

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アッバース国防大臣(兼軍武装部隊副司令官)はアサド大統領の指示を受け、イード・アル=アドハーに合わせて、総司令部の士官らとハマー県、イドリブ県、ダイル・ザウル県の前線を視察(2024年6月17日)

アリー・イマード・アッバース国防大臣(兼軍武装部隊副司令官)はアサド大統領(軍武装部隊総司令官、大将)の指示を受けて、イード・アル=アドハーに合わせて、総司令部の士官らとハマー県、イドリブ県、ダイル・ザウル県の前線を視察、将兵らを激励した。


https://youtu.be/E-MWNBQaKJg

SANA(6月18日付)が伝えた。

AFP, June 17, 2024、ANHA, June 17, 2024、‘Inab Baladi, June 17, 2024、Reuters, June 17, 2024、SANA, June 17, 2024、SOHR, June 17, 2024などをもとに作成。

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アサド大統領はイード・アル=アドハーの集団礼拝に参加後、妻のアスマー夫人の病状について語る(2024年6月16日)

アサド大統領は、首都ダマスカスのラウダ・モスクを訪れ、イード・アル=アドハーの集団礼拝に参加した。










 

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集団礼拝は、シャイフ・アフマド・カフタルー複合施設のムハンマド・シャリーフ・サウワーフ博士が導師・説教師を務め、アサド大統領のほか、ムハンマド・アブドゥッサッタール・サイイド宗教関係大臣、政府、バアス党の関係者、イスラーム教法曹界幹部、市民らが参加した。

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アサド大統領は礼拝後に、急性骨髄性白血病と診断され、治療中のアスマー・アフラス夫人の健康状態について、ムハンマド・タウフィーク・ラマダーン・ブーティー師に訊かれ、イスラーム教の法曹関係者の前で次のように答えた。

彼女(アスマー夫人)の精神は崇高なものだ。シリアの人々からの呼びかけは、我々家族みなに大きな影響を与えている。我々はみな、病人の精神が治療の基礎をなしていることを知っている。

診断が下されたとき、彼女はこう言った。「1人の人間としていつも疑問を抱きます。前回と今(の病気)の背後にある世界の主の知恵とは何なのでしょう?」と。
難病を患い、その治療が困難であること、それを彼女は最初に思い浮かべた。だが、戦時中のシリアの家族に目を向けると、数段困難な状況にあった人たちがいた。

背後には、他人、つまり病気、死別、貧困、あるいはそれ以外の問題であれ、過去数年にわたって苦しんできたシリアの家族の気持ちを感じるという知恵があるのだろう。

我々が知り得ない知恵の何たるかが分かる具体的な側面もあることもある。その一側面として、バランスのとれた人はおそらく、他人のことを自然に感じ取り、他人に同情を向けるものだ。だが、災難が襲われることで、人はより深く同情するものだ。

(シリアの人々の呼びかけは)家族にとっても、彼女個人のレベルにおいても貴重なものだ。数十万の人々に恩返しをするのは難しい。とは家、人々のために昼夜を問わず働くことが、人としてできる唯一のことだ。

家族がこうした困難状況にあるなかでも美しい点は、我々が順守すべき社会のありようが常に示されることだ…。運命と天命を信じるものは、「アッラーに讃えあれ」と言うことだろう。

 

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SANA(6月15日付)などが伝えた。

AFP, June 16, 2024、ANHA, June 16, 2024、‘Inab Baladi, June 16, 2024、Reuters, June 16, 2024、SANA, June 16, 2024、SOHR, June 16, 2024などをもとに作成。

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アサド大統領はアラブ諸国、イスラーム諸国の首脳らとイード・アル=アドハーの祝電を交わす(2024年6月16日)

アサド大統領は、アラブ諸国、イスラーム諸国の首脳らとイード・アル=アドハーの祝電を交わした。

アサド大統領が祝辞を交わした首脳らは以下の通り。

イラクのアブドゥッラティーフ・ラシード大統領、バーレーンのハマド・ビン・イーサー・ビン・サルマーン・アール・ハリーファ国王、オマーンのハイサム・ビン・ターリク国王、エジプトのアブドゥルファッターフ・スィースィー大統領、アルジェリアのアブドゥルマジード・タブーン大統領、ヨルダンのアブドゥッラー2世国王、パレスチナのマフムード・アッバース大統領、ソマリアのハサン・シャイフ・マフムード大統領、スーダーンのアブドゥルファッターフ・ブルハーン主権評議会議長、バングラデシュのモハンマド・シャハブッディン大統領、ガイアナのイルファーン・アリ大統領、レバノンのナジューブ・ミーカーティー暫定首相、バーレーンのサルマーン・ビン・ハマド・アール・ハリーファ皇太子兼首相、ガイアナのバラット・ジャグデオ副大統領、アラブ連盟のアフマド・アブー・ガイト事務総長。

SANA(6月15日付)が伝えた。

AFP, June 16, 2024、ANHA, June 16, 2024、‘Inab Baladi, June 16, 2024、Reuters, June 16, 2024、SANA, June 16, 2024、SOHR, June 16, 2024などをもとに作成。

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アサド大統領は軍武装部隊の将兵にイード・アル=アドハーの祝辞(2024年6月16日)

アサド大統領は、国防省のフェイスブック公式アカウント(https://www.facebook.com/mod.gov.sy/)を通じて、軍武装部隊の将兵に対してイード・アル=アドハーの祝辞を送った。

 

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アリー・イマード・アッバース国防大臣(兼軍武装部隊副司令官)はアサド大統領(軍武装部隊総司令官、大将)の指示を受けて前線を視察、将兵らに対してイード・アル=アドハーの祝辞を述べた。

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SANA(6月15日付)が伝えた。

AFP, June 16, 2024、ANHA, June 16, 2024、‘Inab Baladi, June 16, 2024、Reuters, June 16, 2024、SANA, June 16, 2024、SOHR, June 16, 2024などをもとに作成。

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ハサカ県タッル・タムル町近郊のムフタッラ村近郊でシリア民主軍と国防隊に属するバドル殉教者旅団が砲撃戦(2024年6月16日)

ハサカ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のムフタッラ村近郊で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍の部隊と、国防隊に属するバドル殉教者旅団が砲撃戦を行った。

AFP, June 16, 2024、ANHA, June 16, 2024、‘Inab Baladi, June 16, 2024、Reuters, June 16, 2024、SANA, June 16, 2024、SOHR, June 16, 2024などをもとに作成。

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シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるアレッポ県北部農村地帯から、トルコ占領下のクワイト・ラフマ村近くに砲撃があり、住民1人が死亡(2024年6月16日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府と北・東シリア地域民主自治局の共同統治下にある県北部農村地帯から、トルコ占領下の「オリーブの枝」地域内のシーラーン町近郊にあるクワイト・ラフマ村(国内避難民(IDPs)キャンプ)近くに対して砲撃があり、住民1人が死亡した。

AFP, June 16, 2024、ANHA, June 16, 2024、‘Inab Baladi, June 16, 2024、Reuters, June 16, 2024、SANA, June 16, 2024、SOHR, June 16, 2024などをもとに作成。

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トルコ人ジハード主義者がラタキア県シール・スィハーブ丘一帯に設置されているシリア軍の陣地1ヵ所に潜入したが、シリア軍の迎撃で死亡(2024年6月16日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、トルコ人ジハード主義者がクルド山地方のシール・スィハーブ丘一帯に設置されているシリア軍の陣地1ヵ所に潜入したが、シリア軍の迎撃で死亡した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるタッルアーダ村で住民どうしが交戦し、同機構とともに「決戦」作戦司令室を主導する国民解放戦線(シリア国民軍)所属のシャーム軍団のメンバー1人が死亡した。

また、シャーム軍団のメンバーの家族も殺害した住民の住宅などを襲撃、放火した。

AFP, June 16, 2024、ANHA, June 16, 2024、‘Inab Baladi, June 16, 2024、Reuters, June 16, 2024、SANA, June 16, 2024、SOHR, June 16, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュがヒムス県タドムル市近郊の砂漠地帯でシリア軍第25特殊任務師団の車輛1台に爆発物を仕掛けて爆発させ、士官1人と兵士4人を殺害(2024年6月16日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がタドムル市近郊の砂漠地帯で、捜索・掃討作戦中のシリア軍第25特殊任務師団の車輛1台に爆発物を仕掛けて爆発させ、士官1人(大尉)と兵士4人を殺害した。

AFP, June 16, 2024、ANHA, June 16, 2024、‘Inab Baladi, June 16, 2024、Reuters, June 16, 2024、SANA, June 16, 2024、SOHR, June 16, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴える(2024年6月16日)

スワイダー県では、スワイダー24(6月16日付)によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えた。

AFP, June 16, 2024、ANHA, June 16, 2024、‘Inab Baladi, June 16, 2024、Reuters, June 16, 2024、SANA, June 16, 2024、SOHR, June 16, 2024、Suwayda 24, June 16, 2024などをもとに作成。

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シリアとトルコの軍関係者がシリア駐留ロシア軍の司令部が設置されているラタキア県のフマイミーム航空基地で会合(2024年6月15日)

トルコの『アイドゥンルク』紙(6月15日付)は、シリア駐留ロシア軍司令部が設置されているラタキア県のフマイミーム航空基地(殉教者バースィル・アサド国際空港)で6月11日、ロシア軍の仲介のもと、シリア・トルコ両国の軍関係者が会合を開いていたと伝えた。

両国軍関係者の会合は、トルコのフィダン・ハカン外務大臣がロシアのヴラジーミル・プーチン大統領と11日に会談したの並行して開催されたもの。

『アイドゥンルク』紙がシリア政府に近い複数筋から得た情報をもとに伝えたところによると、両国軍関係者の会合は長らく中断していたが、6月11日の会合で再開され、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県およびその周辺地域(緊張緩和地帯)の情勢を中心に議論が交わされた。

シリア領内で、両国が軍治安関連の会合を行うのはこれが初めて。

シリア政府に近い複数筋によると、同様の会合がイラクの仲介で、同国首都バグダードでも開催されるとのことだが、開催日程は不明。

なお、イラクのシャファク・ニュース(6月5日付)がイラク政府の匿名消息筋の話として伝えたところによると、イラクは、シリアとトルコのデタントと関係修復に向けて努力していると伝えていた。

AFP, June 17, 2024、ANHA, June 17, 2024、Aydınlık, June 17, 2024、‘Inab Baladi, June 17, 2024、Reuters, June 17, 2024、SANA, June 17, 2024、Shafaq News、June 17, 2024SOHR, June 17, 2024などをもとに作成。

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ダイル・ザウル県でダーイシュがシリア軍兵士2人とシリア民主軍兵士3人を殺害(2024年6月15日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるアシャーラ市近郊の砂漠地帯で、ダーイシュ(イスラーム国)がシリア軍の軍用車に爆発物を仕掛けて爆破、これによって兵士2人が死亡、3人が負傷した。

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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルが、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア地域民主自治局)の支配下にあるシャアファ村近郊で人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍所属のハジーン軍事評議会の司令官を襲撃し、負傷させるとともに、護衛2人を殺害した。

ダーイシュのスリーパーセルはまたハワーイジュ・ズィーバーン村のラギーブ検問所を襲撃し、シリア民主軍の兵士1人を銃殺した。

AFP, June 15, 2024、ANHA, June 15, 2024、‘Inab Baladi, June 15, 2024、Reuters, June 15, 2024、SANA, June 15, 2024、SOHR, June 15, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴える(2024年6月15日)

スワイダー県では、スワイダー24(6月15日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装集団がナワー市近郊で、レバノンのヒズブッラーに協力する男性1人を銃で撃ち殺害した。

AFP, June 15, 2024、ANHA, June 15, 2024、‘Inab Baladi, June 15, 2024、Reuters, June 15, 2024、SANA, June 15, 2024、SOHR, June 15, 2024、Suwayda 24, June 15, 2024などをもとに作成。

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関係当局は、テロ組織が米占領下の55キロ地帯のテロ・グループと連携してシリアの砂漠地帯から某近隣国に密輸しようとしていた大量のカプタゴンの錠剤を押収(2024年6月15日)

ヒムス県では、SANA(6月15日付)によると、タドムル郡の関係当局が、シリアの砂漠地帯から某近隣国にテロ組織が密輸しようとしていた大量のカプタゴンの錠剤を押収したと伝えた。

治安筋が明らかにしたところによると、当局は、砂漠地帯でのテロリストの動きを正確に追跡、米軍(有志連合)の占領下にあるタンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)で活動するテロ・グループとの連携のもとに密輸されようとしていたカプタゴンを押収した。


AFP, June 15, 2024、ANHA, June 15, 2024、‘Inab Baladi, June 15, 2024、Reuters, June 15, 2024、SANA, June 15, 2024、SOHR, June 15, 2024などをもとに作成。

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ダーイシュがダイル・ザウル県で親政権民兵の軍用車1輌を襲撃し、乗っていた4人を殺害(2024年6月14日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のスリーパーセルがシリア政府の支配下にあるマイーズィーラ村方面からドゥワイル村に向かっていた親政権民兵の軍用車1輌を襲撃し、乗っていた4人を殺害した。

一方、シリア軍は13日夜から14日未明にかけて、ブーカマール市近郊の砂漠地帯にあるダーイシュのスリーパーセルのものと見られる拠点複数ヵ所を砲撃した。

AFP, June 14, 2024、ANHA, June 14, 2024、‘Inab Baladi, June 14, 2024、Reuters, June 14, 2024、SANA, June 14, 2024、SOHR, June 14, 2024などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるラタキア県ナフシャッバー村一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人が死亡、複数が負傷(2024年6月14日)

ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるナフシャッバー村一帯を砲撃し、シリア軍兵士1人が死亡、複数が負傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・タアール村一致を砲撃した。

AFP, June 14, 2024、ANHA, June 14, 2024、‘Inab Baladi, June 14, 2024、Reuters, June 14, 2024、SANA, June 14, 2024、SOHR, June 14, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴える(2024年6月14日)

スワイダー県では、スワイダー24(6月14日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えた。

デモには300人以上が集まった。

AFP, June 14, 2024、ANHA, June 14, 2024、‘Inab Baladi, June 14, 2024、Reuters, June 14, 2024、SANA, June 14, 2024、SOHR, June 14, 2024、Suwayda 24, June 14, 2024などをもとに作成。

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シリア人権監視団:レバノンのヒズブッラーをはじめとする「イランの民兵」は米軍とシリア民主軍が展開する地域への影響力拡大を目的にダーイシュと連携(2024年6月13日)

シリア人権監視団は、複数の独自筋からの情報として、レバノンのヒズブッラーをはじめとする「イランの民兵」が、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあり、米軍(有志連合)と人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が随所に展開する地域への影響力拡大を目的して、シリア軍第4師団とともにダーイシュ(イスラーム国)と複数回にわたって会合を重ねていると発表した。

同監視団によると、「イランの民兵」は、シリア民主軍に対して蜂起した2013年8月から地元武装集団(部族の民兵)を支援し、ダイル・ザウル民政評議会の支配地域への影響力の拡大を画策してきたが、治安を紊乱するには不十分で、こうしたなか「敵の敵は味方」の論理に従うかたちで、ダーイシュと連携するようになったという。

両者の折衝は、ダイル・ザウル県ズィーバーン町出身で、ダーイシュの治安部門における元幹部だったとされる「ムーサー・ターハー・アリー」を名乗る男性が仲介している。

この男性は、トルコ占領下の「平和の泉」地域内のラッカ県ラアス・アイン市方面に逃走し、長らく消息が分からなかったが、2023年8月にダイル・ザウル県でシリア民主軍に対する地元武装集団の蜂起が始まると、部族軍を指導するイブラーヒーム・ハフル氏に伴われるかたちで再び姿を表すようになったという。

ムーサー・ターハー・アリー氏は、「イラク人司令官」1人を派遣し、ダーイシュとの交渉にあたらせた。

交渉が成立した結果、「アブー・バラー・イラーキー」を名乗るダーイシュ幹部の1人がイラクのモースルから脱出、シリア政府支配地に入った。

この人物は、2014年から2017年にかけて、ダイル・ザウル県ウマル油田の管理を担当していた責任者の1人で、イラクからダイル・ザウル民政評議会の支配下にあるユーフラテス川東岸のバーグーズ村、スーサ町に潜入、その後、政府支配下のブーカマール市方面に向かったという。

「イランの民兵」とダーイシュの会合は、4月14日にマヤーディーン市近郊の農場とアラバ(ラフバ)の城塞の間にダーイシュが建設した地下トンネルで行われ、ダーイシュ側からはアブー・バラー・イラーキー氏、「イランの民兵」側からは「ハーッジ・ハサン」を名乗るヒズブッラーの司令官、「アブー・マリヤム・ラーミー」を名乗るイラクのヒズブッラー大隊の司令官、シリア軍第4師団東部地区のアリー・イブラーヒーム准将、「イランの民兵」の「ムーサー・アリー」を名乗る人物が出席した。

会合では、ダイル・ザウル県の治安紊乱の方途、とりわけ有志連合を同地の治安対策で忙殺する方法について話し合われ、ハーッジ・ハサン氏は、アブー・バラー・イラーキー氏に10万米ドルを支払う一方、アブー・マリヤム・ラーミー氏も武器や弾薬を供与、シリア軍第4師団もダーイシュがユーフラテス川西岸から東岸に渡河するルート2ヵ所(アッバース村とハジーン市、クーリーヤ市とシャンナーン村をそれぞれ結ぶ密輸ルート)を確保することを確約した。

両者は連携に合意する一方、アブー・バラー・イラーキー氏は、ダーイシュがラッカ市に近づくことを認めるよう求めたが、シリア軍第4師団は、シリア軍や親民兵への攻撃の可能性を懸念し、これを拒否、代わりに、アリー氏に対して、ダイル・ザウル民政評議会支配地に対する地元武装集団の攻撃を強化することを要請した。

この合意を受けて、ダイル・ザウル民政評議会支配地では、4月30日から5月末にかけて、ダーイシュのスリーパーセルは15回以上の攻撃を実施、民間人1人とシリア民主軍兵士7人を殺害、地元武装集団も攻撃をエスカレートさせたという。

AFP, June 13, 2024、ANHA, June 13, 2024、‘Inab Baladi, June 13, 2024、Reuters, June 13, 2024、SANA, June 13, 2024、SOHR, June 13, 2024などをもとに作成。

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「決戦」作戦司令室がイドリブ県を砲撃し、シリア軍兵士4人負傷(2024年6月13日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるジャウバース村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

「決戦」作戦司令室はまた、ルワイハ村一帯を砲撃し、シリア軍兵士4人が負傷した。

これに対して、シリア軍はマジュダリヤー村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・アンマ村、ワースィタ村、カスル村一帯を砲撃した。

AFP, June 13, 2024、ANHA, June 13, 2024、‘Inab Baladi, June 13, 2024、Reuters, June 13, 2024、SANA, June 13, 2024、SOHR, June 13, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ県マシュハド・ルーヒーン村、フーア市、ビンニシュ市、ハルブヌーシュ村で、ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモ(2024年6月13日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)によると、シャーム解放機構の支配下にあるマシュハド・ルーヒーン村、フーア市、ビンニシュ市、ハルブヌーシュ村で、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われた。




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シャーム解放機構は、7年前に逮捕した親ダーイシュ(イスラーム国)のアル=カーイダ系組織のジュンド・アクサーのメンバー1人を処刑した。

AFP, June 13, 2024、ANHA, June 13, 2024、‘Inab Baladi, June 13, 2024、Reuters, June 13, 2024、SANA, June 13, 2024、SOHR, June 13, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴える(2024年6月13日)

スワイダー県では、スワイダー24(6月13日付)、シリア人権監視団によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えた。

AFP, June 13, 2024、ANHA, June 13, 2024、‘Inab Baladi, June 13, 2024、Reuters, June 13, 2024、SANA, June 13, 2024、SOHR, June 13, 2024、Suwayda 24, June 13, 2024などをもとに作成。

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イード・アル=アドハーの休暇を控え、ヨルダンとの国境に設置されているダルアー県のナスィーブ国境通行所で巡礼者や帰省者の往来が増加(2024年6月13日)

ダルアー県では、イスラーム教のイード・アル=アドハーの休暇(6月16~20日)を控えて、ヨルダンとの国境に設置されているナスィーブ国境通行所(ヨルダン川はジャービル国境通行所)で、サウジアラビアの聖地メッカに向かう巡礼者や帰省者の往来が増加した。

ナスィーブ国境通行所のシャーディー・アバーズィード局長によると、連日の出入国者数は1万人を越えているという。



SANA(6月13日付)が伝えた。

AFP, June 13, 2024、ANHA, June 13, 2024、‘Inab Baladi, June 13, 2024、Reuters, June 13, 2024、SANA, June 13, 2024、SOHR, June 13, 2024などをもとに作成。

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イドリブ県で「決戦」作戦司令室がシリア軍兵士2人を狙撃し、殺害(2024年6月12日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるミラージャ村、カフルナブル市の森林地帯でシリア軍兵士2人を狙撃し、殺害した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

これに対して、シリア軍は、シャーム解放機構の支配下にあるザーウィヤ山地方のルワイハ村、ファッティーラ村、バーラ村一帯を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるワサータ村、カフル・アンマ村、カスル村、バフフィース村、カフル・タアール村、アターリブ市一帯を砲撃した。

AFP, June 12, 2024、ANHA, June 12, 2024、‘Inab Baladi, June 12, 2024、Reuters, June 12, 2024、SANA, June 12, 2024、SOHR, June 12, 2024などをもとに作成。

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スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴える(2024年6月12日)

スワイダー県では、スワイダー24(6月12日付)によると、スワイダー市のサイル広場(カラーマ広場)で、活動家らが抗議デモを行い、自由、体制打倒、国連安保理決議第2254号の履行、逮捕者釈放、人民議会拒否を訴えた。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、ナワー市で50代の男性とその妻が正体不明の武装集団によって銃で撃たれ、男性は死亡、女性も重傷を負った。

AFP, June 12, 2024、ANHA, June 12, 2024、‘Inab Baladi, June 12, 2024、Reuters, June 12, 2024、SANA, June 12, 2024、SOHR, June 12, 2024、Suwayda 24, June 12, 2024などをもとに作成。

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ヒムス県でダーイシュ掃討作戦中のシリア軍兵士ら19人が死亡(2024年6月12日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)がジュッブ・ジャッラーフ町東のジャバーブ・ハマド村近郊のシリア軍陣地1ヵ所を襲撃し、士官(中尉)1人を含む兵士3人を殺害した。

また、准将1人が負傷した。

また、シリア軍部隊がスフナ市近郊の砂漠地帯での掃討作戦中にダーイシュ(イスラーム国)が敷設した地雷原に入り、士官1人を含む兵士16人が死亡した。

 

AFP, June 12, 2024、ANHA, June 12, 2024、‘Inab Baladi, June 12, 2024、Reuters, June 12, 2024、SANA, June 12, 2024、SOHR, June 12, 2024、June 13, 2024などをもとに作成。

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イラクの国民安全保障機構はラッカ県ブサイラ地区で「アブー・ザイナブ」として知られるSh.Sh.なるダーイシュを殺害したと発表(2024年6月11日)

イラクの国民安全保障機構は声明を出し、同機構所属のテロ撲滅部隊が、米主導の有志連合の支援を受けて、北・東シリア地域民主自治局の支配下にあるラッカ県ブサイラ地区で、「アブー・ザイナブ」として知られるSh.Sh.なるダーイシュ(イスラーム国)の司令官を包囲、戦闘の末に殺害したと発表した。

INA(6月11日付)が伝えた。

シリア人権監視団などによると、作戦は5月16日深夜から17日未明にかけて実施されていた。

AFP, June 11, 2024、ANHA, June 11, 2024、INA, June 11, 2024、‘Inab Baladi, June 11, 2024、Reuters, June 11, 2024、SANA, June 11, 2024、SOHR, June 11, 2024などをもとに作成。

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アレッポ県、ハマー県、ラタキア県でシリア軍と「決戦」作戦司令室が交戦(2024年6月11日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるカフル・タアール村、カフル・ヌーラーン村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がシャーム解放機構の支配下にあるドゥワイル・アクラード村、アンカーウィー村を砲撃した。

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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるマリク丘でシリア軍の重機を攻撃し、破壊した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

AFP, June 11, 2024、ANHA, June 11, 2024、‘Inab Baladi, June 11, 2024、Reuters, June 11, 2024、SANA, June 11, 2024、SOHR, June 11, 2024などをもとに作成。

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ロシア軍戦闘機がヒムス県、ラッカ県、ダイル・ザウル県でダーイシュを爆撃、シリア軍とダーイシュも激しく交戦(2024年6月11日)

ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア軍第25特殊任務師団などからなる部隊とダーイシュ(イスラーム国)がタドムル市西のアムール山で激しく交戦、シリア軍側は、ロシア軍偵察機の航空支援を受け、多連装ミサイルや重火器で攻撃を加えた。

また、これと合わせて、ロシア軍戦闘機複数機がタンフ渓谷、タドムル渓谷、スフナ渓谷の砂漠地帯を激しく爆撃した。

ロシア軍はまた、ラッカ県ラサーファ市一帯とダイル・ザウル県東部の砂漠地帯を爆撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、アレッポ県のハナースィル市とイスリヤー村を結ぶ街道で、ダーイシュ(イスラーム国)が仕掛けていた爆弾が爆発し、国防隊のメンバー2人が死亡、3人が負傷した。

AFP, June 11, 2024、ANHA, June 11, 2024、‘Inab Baladi, June 11, 2024、Reuters, June 11, 2024、SANA, June 11, 2024、SOHR, June 11, 2024などをもとに作成。

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シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市などでジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモ(2024年6月11日)

イドリブ県では、テレグラムの「シリア革命の咆哮者たち」(https://t.me/s/mzmgr_syria)、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の支配下にあるイドリブ市、カーフ村、アルマナーズ市、ビンニシュ市、カフルタハーリーム町、フーア市、カッリー町、アティマ村および同村の国内避難民(IDPs)キャンプで、アブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者の打倒、逮捕者の即時釈放を訴える抗議デモが行われた。

また、アレッポ県でもサッハーラ村、県西部のIDPsキャンプで同様のデモが発生した。







一方、シリア人権監視団によると、シャーム解放機構は、最近の抗議デモに参加したとして拘束していた活動家1人と、2023年7月21日にトルコ占領下の「ユーフラテスの盾」地域の拠点都市の一つであるアレッポ県のアアアーズ市での金曜日の午後の集団礼拝後に逮捕していた元メンバーの芸術家と宗教関係者の2人を釈放した。

AFP, June 11, 2024、ANHA, June 11, 2024、‘Inab Baladi, June 11, 2024、Reuters, June 11, 2024、SANA, June 11, 2024、SOHR, June 11, 2024などをもとに作成。

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