米主導の有志連合の代表団とシリア民主軍の司令部代表がダイル・ハーフィル市で会合:米軍の戦闘機、ヘリコプターがダイル・ハーフィル県、ラッカ県、アレッポ県、ハサカ県に飛来(2026年1月16日)

トーマス・バッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使は、Xで以下の通り綴った。

米国は、シリアにおけるすべての当事者と引き続き緊密な連絡を保っており、緊張を緩和し、事態のエスカレーションを防ぎ、シリア政府とシリア民主軍との間の統合協議に立ち戻るため、昼夜を問わず取り組んでいる。

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ANHAシリア人権監視団によると、米主導の有志連合の車列がシリア民主軍の部隊とともに、アレッポ県のマスカナ市に到着、ダイル・ハーフィル市に向かった。

ANHAシリア人権監視団によると、有志連合の代表団とシリア民主軍司令部代表がダイル・ハーフィル市で会合を行するとともに、市内で合同パトロールを実施した。

シリア人権監視団によると、ダイル・ハーフィル市での会合には、有志連合の上級司令官、シリア民主軍総司令部のルーフラート・アフリーン氏、ジヤー・コバネ氏が出席、アレッポ県東部の治安および政治情勢の進展、住民の安定と安全を確保するための関係当事者間の共同調整の強化の方途が協議された。

ANHA、ダイル・ハーフィル市での会合を終えた有志連合の代表団は、別の会合を行うためラッカ県に向かった。

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シリア人権監視団によると、こうした動きと並行して、有志連合所属の航空機やヘリコプターが、ダイル・ザウル県のアブー・ハマーム市、ガラーニージュ市、ハジーン市、ラッカ県ラッカ市、タブカ市、アレッポ県ダイル・ハーフィル市の上空に飛来し、旋回を繰り返した。

また、有志連合の航空機は、ハサカ県ダルバースィーヤ市上空などでも確認された。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、国際有志連合所属の軍用輸送機がシャッダーディー市にある基地に着陸し、軍事装備および兵站物資を搬入した。

また、これに先立ち、2機目の輸送機がカスラク村基地に到着した。

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米軍が陸路と空路でハサカ県内の有志連合の基地に物資を搬入(2026年1月15日)

シリア人権監視団によると、米主導の有志連合の車列が、兵站物資を積んで、イラク・クルディスタン地域からワリード国境通行所(スワイディーヤ国境通行所)からシリアに入り、北・東シリア地域民主自治局の支配地内の米軍基地に向かった。
地上車列には、軍事および兵站装備を積載したトラック、燃料タンク車、武器および弾薬が含まれているとみられる密閉箱、さらに護衛用の装甲車両が含

また、米軍の軍用輸送機2機が、ハッラーブ・ジール村にある有志連合基地に物資を搬入した。

シリア人権監視団によると、その後も兵站物資の搬入作業は続き、夕方には約50台のトラックからなる米軍の軍車両などからなる車列が、カスラク村にある有志連合の基地に到着した。

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シャルア暫定大統領はバダウィー公共港湾税関総庁長官とともにトルコのデニズジリク・サナイ・ヴェチジャレト社の代表団と会談(2026年1月15日)

SANAによると、アフマド・シャルア暫定大統領は、公共港湾税関総庁のクタイバ・バダウィー長官とともに、トルコのデニズジリク・サナイ・ヴェチジャレト社の代表団と会談した。

会談は、タルトゥース港において、船舶建造・運用を含む統合型ドックの建設・運営にかかる協定が締結されたことを受けて行われたもの。

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ダルアー県で、イスラエル軍の発砲により若者が負傷(2026年1月14日)

クナイトラ県では、SANAシリア人権監視団によると、ハイラックス車およびハマー車各1台からなるイスラエル軍の部隊が、ビイル・アジャム村からブライカ村方面に侵入、ビイル・カッバース村付近で停止した後、撤退、また6台の車両からなる別の部隊が東サムダーニーヤ村に侵入、一時的に検問所を設置した。

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ダルアー県では、SANAシリア人権監視団によると、ワーディー・ラッカード(ラッカード渓谷)で羊を放牧していた若者1人がイスラエル軍の銃撃を受け負傷、ダルアー国立病院へ搬送された。

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アレッポ県ダイル・ハーフィル市一帯およびティシュリーン・ダム一帯をシャルア移行期政権所属の武装勢力攻撃:トルコ軍の無人航空機バイラクタルTB2も同地を攻撃(2026年1月14日)

シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、アレッポ県ダイル・ハーフィル市、マスカナ市一帯での戦況について以下の通り更新情報を発表した。

更新情報:ダイル・ハーフィル市南のズバイダ村方面で、アフマド・シャルア移行期政権の諸派が無人航空機による支援を受けて侵攻を試みたが、シリア民主軍がこれを阻止、撤退させた。

更新情報:トルコ軍の無人航空機バイラクタルTB2が、マスカナ市に対して2度の攻撃を行った。


更新情報:移行期政権の諸派はダイル・ハーフィル市を砲撃した。

更新情報:移行期政権の諸派はダイル・ハーフィル市の郵便局などのインフラ施設を自爆型無人航空機と重火器で攻撃した。

更新情報:移行期政権の諸派は自爆型無人機でダイル・ハーフィル市の民間パン工場を攻撃した。

更新情報:トルコ軍のバイラクタルTB2がラッカ県タブカ市郊外のブーアースィー村を攻撃した。

更新情報:ダイル・ハーフィル市およびマスカナ市上空で、トルコ軍のバイラクタルTB2による集中的な飛行が確認されている。

シリア民主軍はまた、フェイスブックを通じて声明を出し、一連の攻撃について、民間人と重要施設の安全に対する脅威が増大しているとしたうえで、シャルア移行期あ政権にその全面的な責任があると非難した。

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一方、SANAは、ハミーマ村一帯にシリア民主軍が重機関銃および無人航空機を使用し、シリア軍の拠点や住宅を攻撃、シリア軍が応戦したと伝えた。

SANAによると、アレッポ県の内務治安局は、安全上の理由および市民の安全確保のため、マスカナ区および第6農場へ向かう道路を、追って通知があるまで閉鎖すると発表した。

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SANAによると、シリア軍の作戦司令部は、アレッポ東部地域の住民に向けて、人道回廊がアレッポ市方面へ開設される予定であると発表、住民にシリア民主軍の拠点から離れるよう呼び掛けた。

同司令部によると、人道回廊は、ダイル・ハーフィル市とアレッポ市を結ぶM15街道上のハミーマ村を通過するかたちで設置される。

SANAによると、シリア軍の作戦司令部は、人道回廊について15日木曜日の午前9時から午後5時まで利用可能となると発表した。

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ANHAによると、シャルア移行期政権に所属する武装勢力が無人航空機でティシュリーン・ダム周辺を攻撃した。

また、ANHAによると、武装勢力はトルコ軍とともに、ティシュリーン・ダムに近いシャイフ・マフシー村とシャイフ・ハサン村を砲撃した。

さらに、ANHAによると、武装勢力はティシュリーン・ダム近くのカシュラ村を重火器および自爆型無人機で攻撃した。

一方、ANHAによると、武装勢力の攻撃で操業が停止していたダイル・ハーフィル市の製パン所が修理を終え、操業を再開した。

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シリア人権監視団によると、シャルア移行期政権は、ラタキア県ラタキア市、ジャブラ市方面に配置していた部隊をダイル・ハーフィル市方面に増援部隊として派遣した。

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シャルア暫定大統領はカタールのタミーム首長と電話会談(2026年1月14日)

大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、カタールのタミーム・ビン・ハマド・アール・サーニー首長と電話会談を行い、最近の地域情勢の展開について意見を交換し、共通の関心事項である政治・安全保障上の諸問題を協議した

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CENTCOMのクーパー総司令官はアレッポ県情勢を注視、すべての当事者に自制を求める(2026年1月13日)

米中央軍(CENTCOM)は、Xを通じて、ブラッド・クーパー総司令官(海軍大将)の以下の発言を発表した。

我々は、アレッポおよびその周辺地域における情勢の進展を注意深く監視している。すべての当事者に対し、最大限の自制を行使し、緊張をさらにエスカレートさせかねない行動を避け、民間人および重要インフラの保護を最優先とするよう強く求める。また、関係するすべての主体に対し、誠意をもって交渉の場に戻り、対話を通じて持続的な外交的解決を追求するよう、引き続き呼びかける。以前から述べている通り、自国および隣国と平和に共存するシリアは、より平和で繁栄した中東につながり得る。米国とシリアは、地域全体における平和と安定を維持するという共通の利益を有している。

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ドゥルーズ派最高宗教指導者のヒジュリー師はYnetのインタビューに応じる:「完全独立が主要な要求だ。イスラエル監督下での暫定的な自治もあり得る」(2026年1月13日)


Ynet Globalは、ムワッヒド・ドゥルーズ精神指導部の長でシリアのドゥルーズ派の最高宗教指導者であるヒクマト・ヒジュリー師に対するインタビューを行った。

インタビューでのヒジュリー師の発言は以下の通り。

引用部分
我々は重い代償を払っているが、尊厳と誇りをもって自らのアイデンティティを守り抜くために踏みとどまっている。
前政権も我々に敵対的な行動をとったが、現政権は最も残虐だ。彼らはドゥルーズ派だけでなく、自分たちと異なるあらゆる少数派を排除しようとしている。
我々が殺された唯一の罪は、ドゥルーズ派であるということだった…。これはダーイシュ型政府であり、アル=カーイダからの直接の延長上に成立したものだ。
今回の虐殺で、我々が自分たちの共同体を守るために頼れるのは自分たち自身しかいないことが明らかになった…。代償は極めて大きかったが、決して無駄にはならない。我々は、もはや犠牲者でなくなる未来を求めている。
2025年7月以降、我々は総動員状態にある…。若者も高齢者も、自分たちの家と存在そのものを守るために動員されている。彼らは我々を殲滅しようとしている…。人々は極めて過酷な現実と向き合っている。
イスラエルとの人道回廊は存在せず、支援の受け入れは非常に困難だ…。だが、イスラエルが唯一、軍事的に介入し、虐殺の最中に我々を救った国であることは周知の事実だ。爆撃によって、流血は実際に止まった。
アサド政権崩壊以前から、(イスラエルとシリアのドゥルーズ派の間には)血縁や家族的なつながりがあり、それは自然な結びつきだ。イスラエルは法と国際規範に基づく国家であり、それは我々が目指す理念だ。我々は平和を求め、独自性を守りたい。
我々を支援したアラブ国家は一つもなかった。彼らは被害者ではなく、殺人者の側に立った。アラブ世界のメディアは我々を悪魔のように描いた。トルコをはじめ、一部の国は政権を直接支援している。
ダマスカスの政権との接触は今や一切ない。そのイデオロギーはアル=カーイダに根差しており、ドゥルーズ派はその下では生きられない…。この体制に関わる者は、ジハード主義者を自分たちの国に容易に招き入れることだろう。
我々は、イスラエルの戦略的枠組みの不可分な一部として自らを位置づけている。その関係は国際的な広がりを持ち、きわめて重要だ。イスラエルこそが、将来の取り決めにおいて唯一責任と能力を持つ主体だ。
完全独立が主要な要求だ。アラブ以外のアクターの監督下での暫定的な自治もあり得る。私の考えでは、その役割を担うのはイスラエルだ。
シリアは分割と、自治的で独立した地域の創設へと向かっている。それが未来だ。そうしてこそ、少数派と中東全体の安定にとって、より良い未来が築かれる。

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イラク・クルディスタン地域のシャムスTVはシャルア暫定大統領のインタビューの放送を延期(2026年1月12日)

イラク・クルディスタン地域のシャムスTVは、Xで以下の通り発表した。

シリア大統領アフマド・シャルア氏のシャムスTVとのインタビュー放映延期のお知らせ
技術的および運営上の理由により、シリア大統領アフマド・シャルア氏とシャムスTVとのインタビューの放映を、後日あらためて指定される日時まで延期することをお知らせします。

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ダマスカスでシリア・エジプト合同経済フォーラムが開催:シャルア暫定大統領がエジプトの代表団と会談(2026年1月11日)


SANAによると、首都ダマスカスのサブウ・バウワーバート・ホテルで、シリアとエジプトの商工会議所連合主催、シリア経済産業省後援によるシリア・エジプト合同経済フォーラムが開催された。

フォーラムは、両国間の経済関係を強化し、商業および投資協力の展望を拡大することを目的としたもの。

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アフマド・シャルア暫定大統領は、フォーラムに出席したエジプト商工会議所連合の代表団と会談し、以下の通り述べた。
シリアとエジプトの関係は、本来あるべき正しい軌道に乗るべきである。

 

シリア再建への貢献において、エジプト企業には優先権が与えられる。

現在のシリアの政策は、安定の実現と経済発展に重点を置いている。

シリア国内におけるエジプト投資に資するため、あらゆる可能な取り組みを行う。

シリアにおける農業部門の発展と高度化が必要である。

地域および国際企業との戦略的パートナーシップの構築を目指している。

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イスラエル軍はクナイトラ県で若者2人を拘束(2026年1月12日)

クナイトラ県では、SANAによると、車両3台からなるイスラエル軍部隊は県北部のムシャイリファ村に侵入し、若者1人を拘束した。

SANAによると、車両2台からなる部隊がビイル・アジャム村とブライカ村に一時侵入した。

一方、シリア人権監視団によると、ブルドーザーおよび装甲車を含むイスラエル軍の軍用車両がクードナ村周辺に侵入し、農地を整地したうえで土塁を積み、検問所を設置した。

イスラエル軍部隊はまた、ルワイヒーナ村に侵入し、検問所を設置、若者1人を拘束した。

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ウクライナ・ニュース:アレッポ県庁舎を攻撃したリューティ自爆ドローンは、シャルア移行期政権(旧反体制派)に供与したウクライナ製(2026年1月11日)

ウクライナ・ニュースは、Xで以下の通り発表した。

本日、アレッポ県庁舎を攻撃したリューティ自爆ドローンは、ウクライナ製である。このドローンは当初、ロシア軍の軍事拠点を攻撃する目的で現在のシリア当局に供給されたものであったが、現在は当該攻撃の責任をクルド人およびシリア民主軍に転嫁するためのプロパガンダの道具として使用されている。

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米中央軍(CENTCOM)は10日にシリア各地に存在するダーイシュの複数の標的に対して大規模な攻撃を実施したと発表(2026年1月11日)

米中央軍(CENTCOM)は、公式サイトを通じて、10日米東部時間午後12時30分頃、協力部隊とともに、シリア各地に存在するダーイシュ(イスラーム国)の複数の標的に対して大規模な攻撃を実施したとする声明を発表した。

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これに関連して、SANAは、米主導の有志連合が10日にダイル・ザウル県ティブニー町近郊で行った爆撃の標的となったダーイシュ(イスラーム国)の拠点の様子を示す映像を公開した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、軍事・技術装備、武器、後方支援物資を搭載していると見られる米軍の輸送機がハッラーブ・ジール村の基地に着陸した。

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イスラエル軍がクナイトラ県各所への侵入を続ける(2026年1月11日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、軍用車両5台からなるイスラエル軍が、アドナーニーヤ村に新設された軍事基地からルワイヒーナ村に侵入し、臨時の軍事検問所を設置した。

イスラエル軍はまた、アイン・アブド村に一時侵入し、複数の民家に対して捜索・家宅捜査を行った。

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バッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使はシャルア移行期政権への支持を表明しつつ、ダーイシュに対する「テロとの戦い」におけるシリア民主軍を評価、両者の協議再開を求める(2026年1月10日)

トーマス・バッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使は、Xで以下の通り綴った。

本日、ドナルド・トランプ大統領およびマルコ・ルビオ国務長官を代表し、私はダマスカスでシリアのアフマド・シャルア暫定大統領、アサアド・シャイバーニー外務在外居住者大臣らと会談し、アレッポにおける最近の情勢および、シリアが迎えている歴史的移行期の今後の進路について協議を行った。トランプ大統領は、この瞬間を「新しいシリア」に向けた決定的な機会であると認識している。そこでは、アラブ人、クルド人、ドゥルーズ派、キリスト教徒、アラウィー派、トルクメン人、アッシリア人を含むすべての共同体が、尊厳と敬意をもって扱われ、統治および治安機関への実質的な参加を保障される、統一された国家が実現されるべきである。この機会を踏まえ、大統領は、シリアが前進する「機会を与える」ために、制裁を解除することに同意した。米政府は、シリアの歴史的移行を歓迎し、国家の安定化、国家機関の再建、そして平和・安全・繁栄を求めるすべてのシリア国民の願いを実現するために取り組む、シャルア暫定大統領の下のシリア政府を支持する。米国は長年にわたり、ダーイシュ(イスラーム国)打倒およびシリアの安定促進に向けた努力を支援してきた。これには、不屈の決意作戦や、シリア民主軍との協力関係が含まれる。シリア民主軍の犠牲と献身は、テロリズムに対する持続的な成果を達成するうえで極めて重要であった。こうした文脈の中で、シリア政府は、2025年3月に締結されたSDFとの統合合意へのコミットメントを再確認している。この合意は、クルド人の権利を保全しつつ、シリアの統一と主権を強化する形で、シリア民主軍の部隊を国家機関に統合するための枠組みを提供するものである。しかしながら、この合意の条件に挑戦するかのように見える、アレッポにおける最近の動向は、極めて憂慮すべきものである。我々は、すべての当事者に対し、最大限の自制を行使し、即時に敵対行為を停止し、2025年3月10日および4月1日にシリア政府とシリア民主軍の間で締結された合意に基づき、対話に立ち返るよう強く求める。暴力は、アサド政権崩壊以降に達成された進展を損なう危険があり、いかなる当事者の利益にもならない外部勢力の介入を招きかねない。ルビオ国務長官のチームは、シリア政府とシリア民主軍の間における建設的な関与を促進し、包摂的かつ責任ある統合プロセスを前進させる用意がある。このプロセスは、シリアの統一を尊重し、単一の主権国家という原則を堅持し、正統な単一の国軍という目標を支えるものでなければならない。我々の目標は、主権を有し、統一され、自国民および周辺諸国と平和に共存するシリアであり、そこでは平等、正義、機会がすべての人々に保障される。我々は、シリアの近隣諸国および国際社会に対し、このビジョンを支持し、それを現実のものとするために必要な協力と支援を提供するよう呼びかける。

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ドイツのアラバリ=ラドヴァン議員はアレッポ市のクルド人居住地区と民族的・宗教的少数派に対するシャルア移行期政権の攻撃を最も強い表現で非難(2026年1月10日)

ドイツ連邦議会のリーム・アラバリ=ラドヴァン議員は、フェイスブックを通じて、アレッポ市のクルド人居住地区(シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区)、ならびにその他の民族的・宗教的少数派に対するアフマド・シャルア移行期政権の攻撃を最も強い表現で非難すると発表、同政権に対してこの暴力を即時に終わらせ、すべての住民集団の権利を保障するよう求めた。

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米主導の有志連合がスワイダー県、ヒムス県のダーイシュ拠点を爆撃(2026年1月10日)

スワイダー24によると、米主導の有志連合がスワイダー県のサファー丘、ヒムス県スフナ市近郊のダーヒク山にあるダーイシュ(イスラーム国)の拠点に対して爆撃を実施した。

シリア人権監視団によると、爆撃はダイル・ザウル県の砂漠地帯に対するもので、3回にわたって実施された。

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シリア国連常駐代表のアラビー大使は、国連のラクロワ平和維持活動担当事務次長とともにクナイトラ県を訪問(2026年1月10日)

SANAによると、シリア国連常駐代表のイブラヒーム・アラビー大使は、国連のジャン=ピエール・ラクロワ平和維持活動担当事務次長とともに、シリア南部(クナイトラ県)を訪問し、同地の現地状況および人道的状況、国連兵力引き離し監視部隊(UNDOF)所属の複数の軍事拠点を視察した。

一方、シリア人権監視団によると、この数時間前に、装甲車および四輪駆動車計7両からなるイスラエル軍部隊が、県中部のアイン・アブド村に侵入、家宅捜索を実施した。
訪問の目的は、悪化する人道的・治安状況を直接把握することである。

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アブー・カスラ国防大臣はトルコのギュレル国防大臣と電話会談(2026年1月10日)

国防省(フェイスブック)によると、ムルハフ・アブー・カスラ国防大臣はトルコのヤシャル・ギュレル国防大臣と電話会談を行い、シリア情勢(アレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区情勢)などへの対応について協議した。

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イスラエル軍部隊がクナイトラ県各所に侵入し、一時検問所を設置(2026年1月9日)

クナイトラ県では、SANAシリア人権監視団によると、ハンヴィー2台とハイラックス1台を含む計3台からなるイスラエル軍部隊が、アブー・ギーサール検問所から侵入し、サイダー・ハーヌート村の道路を経由して、サイダー・ジャウラーン村で一時検問所を設置、その後撤退した。

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また、シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊は県北部のジュバーター・ハシャブ村に侵入し、一時検問所を設置した。

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コスタ欧州理事会議長、ライエン欧州委員会委員長がシリアを訪れ、シャルア暫定大統領と会談(2026年1月9日)

大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、首都ダマスカスの人民宮殿において、アントニオ・コスタ欧州理事会議長、ウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州委員会委員長、両氏に同行する代表団を会談を行った。

会談には、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者が同席した。

会談では、シリアとEUとの協力関係を発展させる方策、シリアの復興と安定化、経済パートナーシップおよび持続可能な開発に関する諸課題、人道問題、ならびに欧州における難民問題について協議が行われた。

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欧州委員会は、公式サイトを通じて以下の議題について協議したと発表した。
・シリア国内における平和的かつ包摂的な移行と和解を支援し、同国の地域的再統合を後押しする新たな政治的パートナーシップ。
・地中海協定に基づく諸イニシアティブへのシリアの関与を含む、貿易および経済協力の強化。
・2026年および2027年に向けた約6億2,000万ユーロ規模の財政支援パッケージ。

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スノウ英シリア担当特使、フランス外務省はアレッポ市での停戦を歓迎(2026年1月9日)

アン・スノウ英シリア担当特使は、Xで以下の通り綴った。

アレッポにおける一時的な停戦を歓迎するとともに、暴力に巻き込まれて苦しむ民間人の苦難を和らげるため、この停戦が延長されることを促す。英国は引き続き、民間人の保護の重要性と、3月10日の合意の実施に向けた対話の必要性を強く訴えている。

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フランス外務省は、公式サイトを通じて、アレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区における停戦に歓迎を表明した。

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ドイツ外務省のトゥンケル中東・北アフリカ局長はシリア民主軍のアブディー総司令官と電話会談(2026年1月9日)

ドイツ外務省のトビアス・トゥンケル中東・北アフリカ局長は、 Xで以下の通り綴った。

アレッポにおける最新の暴力の再燃に、極めて強い懸念を抱いている。(シリア民主軍の)マズルーム・アブディー氏(総司令官)との電話会談において、私は3月10日合意の履行の必要性を強調した。我々はすべての当事者と連絡を取り合っており、戦闘の停止、交渉の再開、そしていかなる場合でも民間人の保護を行うよう強く求めている。

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シャルラ暫定大統領、シャイバーニー外務在外居住者大臣はトルコ、イラク・クルディスタン地域、サウジアラビア、ヨルダンの大統領、外務大臣と電話会談でシリア情勢について意見交換(2026年1月9日)

大統領府(フェイスブック)によると、アフマド・シャルア暫定大統領は、トルコのレジェプ・タイイップ・エルドアン大統領と電話会談を行い、シリア情勢(アレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区情勢)の最新動向および安定を強化するための方策について協議した。

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大統領府(フェイスブック)によると、シャルア暫定大統領は、イラク・クルディスタン地域のマスウード・バールザーニー前大統領(イラク・クルディスタン民主党党首)と電話会談を行い、シリアおよび地域における情勢の最新動向について協議した。

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外務在外居住者省(フェイスブック)によると、アスアド・ハサン・シャイバーニー外務在外居住者はサウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード外務大臣と電話会談を行った。

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外務在外居住者省(フェイスブック)によると、シャイバーニー外務在外居住者大臣は、トルコのハカン・フィダン外務大臣と電話会談を行った。

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外務在外居住者省(フェイスブック)によると、シャイバーニー外務在外居住者大臣は、ヨルダンのアイマン・サファディー外務大臣と電話会談を行った。

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トルコのハカン外務大臣:「シリア民主軍はイスラエルと協調し、地域におけるイスラエルの分割支配政策に奉仕する主体に変貌している」(2026年1月8日)

アナトリア通信によると、トルコのハカン・フィダン外務大臣は首都アンカラでのオマーンのバドル・ビン・ハマド・ブサイディー外務大臣との会談後の共同記者会見で「シリアは国民統合の時にある。シリア民主軍は自らの役割を果たさなければならない」と述べた。

また、「にもかかわらず、シリア民主軍がイスラエルと協調し、この地域におけるイスラエルの分割支配政策に奉仕する主体へと変貌していることは、残念ながら偶然ではない」と批判した。

さらに、「我々は状況を極めて注意深く注視している。また、地域および国内のパートナーと緊密に連携し、意思疎通を行っている。我々が望んでいるのは、安定と地域の平和である」と付言、「それ以外の目的はない。しかし、イスラエルの地域における拡張主義的政策は、このビジョンとは相反する状況を生み出している。特に、分断、混乱、脆弱性を糧とする安全保障戦略を追求しており、これは変わらなければならない」と警鐘を鳴らした。

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バッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使は、シャルア移行期政権とシリア民主軍に対してアレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区での戦闘を停止するよう求める(2026年1月8日)

トーマス・バッラク在トルコ米大使兼シリア担当特使は、Xに以下の通り綴り、アレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区でのアフマド・シャルア移行期政権とシリア民主軍の戦闘の停止を求めた。

米国は、アレッポ市のアシュラフィーヤ地区およびシャイフ・マクスード地区における情勢の進展を深刻な懸念をもって注視している。我々は、すべての当事者に対し、最大限の自制を行使し、民間人の生命および財産の保護を、他のいかなる考慮事項よりも最優先に置くよう強く求める。
過去13ヵ月間、シリアは、数十年に及ぶ壊滅的な紛争を経て、安定、国民的和解、復興に向けて歴史的な前進を遂げてきた。今週行われたイスラエル代表との画期的な協議は、より広範な地域的平和に向けた重要な一歩であり、半世紀以上にわたり同国を苦しめてきた暴力、苦難、残虐行為の連鎖を断ち切ろうとするシリアの揺るぎない決意を示すものである。
このような深遠な変革は、一朝一夕に成し遂げられるものではない。長期にわたる紛争が残した深い傷が癒えるには時間を要し、持続的な進展には、忍耐、寛容、そしてシリア社会のあらゆる構成員の間における真の相互理解が不可欠である。
それでもなお、我々は、スンナ派、クルド人、ドゥルーズ派、キリスト教徒、アラウィー派、その他すべての共同体を例外なく含む、すべての市民に完全な包摂と平等な権利を保障するシリアというビジョンに、断固としてコミットし続ける。
先週、我々は、2025年3月10日に合意された、シリア民主軍とシリア政府との統合合意を成功裏に最終化できる瀬戸際に立っていた。この合意は、安全保障協調、共同統治、そして国家的統一を大きく前進させるものであった。その目標は、今なお十分に達成可能である。
我々は同盟国および責任ある地域のパートナーとともに、緊張緩和のための努力を促進し、シリアとその国民に対し、分断ではなく対話の道を選ぶ新たな機会を与える用意がある。
それゆえ、我々はシリア政府の指導部、シリア民主軍、クルド人が行政を担う地域の地域当局、そして現地のすべての武装主体に対し、緊急の呼びかけを行う。敵対行為を一時停止し、直ちに緊張を緩和し、エスカレーションの抑制にコミットすることである。銃火の応酬に代えて、意見や建設的提案の交換を優先しよう。
アレッポの未来、そしてシリア全体の未来は、その人々のものであり、暴力ではなく、平和的手段によって形づくられなければならない。
この重大な局面において、地域は、過去1年間に達成された顕著な進展を損なおうとし、米国大統領の中東和平イニシアティブが残した永続的な遺産を侵食しようとする、破壊的な外部勢力とその代理勢力に対して、結束して立ち向かわなければならない。彼らの目的は不安定化の再燃であり、我々の目的は、相互尊重と共有された繁栄に根差した永続的な平和である。
シリアの新たな章は、対立ではなく協力の章である。我々は共に、そこへ到達する。

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イスラエルのサアル国防大臣はシャルア移行期政権によるアレッポ市への攻撃を非難(2026年1月8日)

イスラエルのギデオン・サアル国防大臣は、Xに以下の通り綴り、アフマド・シャルア移行期政権を非難した。

シリアの政権部隊がアレッポ市でクルド人少数派に対して行っている攻撃は、極めて重大かつ危険である。国際社会全体、とりわけ西側諸国は、ダーイシュ(イスラーム国)と勇敢かつ成功裏に戦ったクルド人に対し、名誉に基づく負債を負っている。シリアに存在するさまざまな少数派に対する組織的で殺人的な弾圧は、「新しいシリア」を掲げる約束と明白に矛盾する。国際社会が沈黙を続ければ、シリアの政権による暴力のさらなる激化を招くことになる。

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イスラエル軍はクナイトラ県で若者4人を一時拘束(2026年1月8日)

クネイトラ県では、SANAシリア人権監視団によると、軍用車両5両からなるイスラエル軍部隊がジュバーター・ハシャブ村とアイン・バイダー村を結ぶ道路上に一時検問所を設置、ジュバーター・ハシャブ村出身の若者4人を逮捕した。

SANAによると、イスラエル軍はその後、この4人を釈放した。

また、シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊は県中部のブライカ村、ビイル・アジャム村に侵入、クードナ村を経由して西アフマル丘の前哨基地に向かった。

一方、シリア人権監視団によると、国連兵力引き離し監視隊(UNDOF)が県北部農村地域に展開した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、イスラエル軍部隊がジャムラ村とスィースーン村の間の地域に侵入した。

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