シリア軍事作戦総司令部によると、アフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)は1月9日にレバノンの国民議会での投票で大統領に選出されたジョゼフ・アウン国軍司令官(中将)と電話会談を行い、祝意を伝えた。
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Detail Report on the Arab Spring in Syria: Latest Situation in Syria / アラビア語の新聞、通信社、ウェブサイトなどを通じて収集した情報をもとに、シリア情勢をより網羅的に把握・紹介することをめざします。
シリア軍事作戦総司令部によると、アフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)は1月9日にレバノンの国民議会での投票で大統領に選出されたジョゼフ・アウン国軍司令官(中将)と電話会談を行い、祝意を伝えた。
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『ワタン』によると、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務大臣が11日深夜にサウジアラビアに到着、首都リヤドのハーリド国王国際空港でワリード・ハリージー外務副大臣の出迎えを受けた。
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アナトリア通信、SANAなどによると、サウジアラビアの首都リヤドで国際会議「シリアに関するリヤド会合」が開催され、サウジアラビア、UAE、バーレーン、オマーン、カタール、クウェート、イラク、レバノン、ヨルダン、エジプト、英国、ドイツ、トルコ、シリアの外務大臣、米国、イタリアの外務副大臣、アラブ連盟のアフマド・アブー・ガイト事務総長、湾岸協力会議のジャースィム・マフムード・ブダイウィー事務局長、ペデルセン特別代表が出席した。
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会合後にサウジアラビア外務省が発表したされた声明では、シリア国民への支援の方途などが議論され、シリアの再建と、すべての市民にとって、安全で独立した統一国家を目指すこと、テロが存在せず、主権や領土の一体性がいかなる勢力からも脅かされない国を建設を目指すことが強調され、政治的移行プロセスを支援することが確認された。
また、シリア南西部に対するイスラエルの侵攻に懸念を表明した。
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シャイバーニー暫定外務大臣はまた、会議の合間にサウジアラビアのファイサル・ビン・ファルハーン外務大臣、バーレーンのアブドドゥッラテティーフ・ビン・ラーシド・ザヤーニー外務大臣、英国のデヴィッド・ラミー外務副大臣、トルコのハカン・フィダン外務大臣、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表と個別に会談した。
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ダマスカス郊外県では、SANAが総合諜報機構筋の話として伝えたところによると、シーア派(12イマーム派)の巡礼地の一つサイイダ・ザイナブ・モスク(廟)(サイイダ・ザイナブ町)内で爆発物を爆発させようとしたダーイシュ(イスラーム国)を、総合諜報機構が内務省総合治安局とともに阻止し、爆破未遂に関与した複数人を逮捕した。
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シリア人権監視団は、複数筋から得た情報として、「イランの民兵」がアサド政権崩壊の4日前の12月4日に、シリアからイラク方面に完全撤退する際に、所持していた武器のすべてをダーイシュ(イスラーム国)に引き渡していたと発表した。
「イランの民兵」内の複数筋によると、イランは、ダーイシュに対して、サイイダ・ザイナブ廟などへの攻撃を促し、聖地防衛を口実してシリアに介入する機会を狙っているという。
シリア人権監視団によると、ダーイシュはアサド政権の崩壊に乗じて、シリア軍や「イランの民兵」によって放棄された陣地から大量の武器や弾薬を鹵獲、ヒムス県のハマード砂漠やスフナ市近郊の特別教練場で集中訓練を終え、大規模な軍事作戦を開始しようとしているという。
複数の情報によると、新たな戦闘は、ハマー県東部で行われると見られている。
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シリア軍事作戦総司令部によると、アフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)は、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務大臣とともに、シリアを訪れたアブドゥルアズィーズ・ヒナーイー特使を代表とするオマーンの使節団と首都ダマスカスで会談した。
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シャルア総司令官はまた、シャイバーニー暫定外務大臣とともにナジーブ・ミーカーティー首相を代表とするレバノンの高級使節団と会談した。
会談後に発表された声明では、レバノン国内の刑務所に収監されているすべてのシリア人逮捕者の身柄引き渡し、国境警備、麻薬撲滅における協力について合意が交わされたと発表された。
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シャルア総司令官はさらに、ワリード・ズウビー氏らシリアの実業家らと会談した。
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『クドス・アラビー』は、ダマスカスの国内運輸公社であるザージル運輸の高官の話として、数日中に首都ダマスカスで運航されている公営・民間の旅客バスに関して、男女の席を分ける指示が出されたと伝えた。

シャーム解放機構が2010年代半ばから支配してきたシリア北西部では、すでに男女の席分けが実施されている。
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シリア軍事作戦総司令部によると、アフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)は、首都ダマスカスの人民宮殿でシリアの工業関係者と会談した。
シャルア総司令官はまた、イスラーム教説教者のウサーマ・リファーイー師を代表とする使節団と会談した。
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続いて、シャルア総司令官は、シリア人実業家多数と会談した。
さらに、シャルア総司令官は、カタールのアル=ジャズィーラ・チャンネルのアナウンサーでシリア人のファイサル・カースィム氏と会談した。
また、シャルア総司令官は、シリアを訪れた在米シリア人の使節団と会談した。
会談には、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務大臣も同席した。
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シリア軍事作戦総司令部によると、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務大臣は、シリアを訪れたイタリアのアントニオ・タイヤーニ外務大臣と首都ダマスカスの人民宮殿で会談した。
SANAによると、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣は、会談後の記者会見で、「すべてのシリア人がその宗派、民族、宗教に関係なく自由を享受できるよう、法の支配と市民権の下でそれを支える原則と価値を遵守する」と改めて表明、「包括的かつ円滑な政治権力の移行を実現するための国民対話会議を開催する取り組み」を行っていると強調した。
さらに、以下の通り述べ、西欧諸国などへの歴訪への意向を表明した。
欧州諸国を含む海外を歴訪するシリア上級代表団を率いることを発表できてうれしく思っている。
外相会談に続いて、シリア軍事作戦局総司令部のアフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)が、シャイバーニー暫定外務在外居住者大臣とともに、タイヤーニ外務大臣と会談した。
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ANHAは、シリア軍事作戦総司令部が外国人戦闘員を幹部士官に任命したことに関して、欧米諸国が否定的な示していると伝えた。
同報道によると、米国のダニエル・ルービンシュタイン大使は、12月20日に首都ダマスカスの人民宮殿でシリア軍事作戦局総司令部のアフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)と会談した際、「こうした任命は、米国におけるあなた方の評判を維持することには資さない」と伝え、警鐘を鳴らしたという。
また、フランスのジャン=ノエル・バロー外務大臣、ドイツのアナリーナ・ベアボック外務大臣、も、1月3日のシャルア総司令官との会談で、この問題について取り上げたという。
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ラタキア県では、シリア人権監視団、シリア人民抵抗によると、アイン・シャルキーヤ町で8日にシリア軍事作戦総司令部に所属する外国人戦闘員によって殺害された住民3人(うち1人は子供)の葬儀が執り行われた。
葬儀は、アラウィー派住民の怒りによって包まれ、数千人がその後に抗議デモを行い、シリア軍事作戦局総司令部のアフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー指導者)の打倒、外国人戦闘員の退去を訴えた。
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ハマー県では、シリア人民抵抗によると、サラミーヤ市にあるスーフィズムの聖地シャイフ・ムハンマド・アジャミー廟が爆破された。
爆破したのは、シャーム解放機構のメンバーのアブドゥッラヒール・サーイル・サッルーム、アフマド・アリー・サッルームの2名。
また、シリア人権監視団によると、サラミーヤ市近郊のドゥナイバ村で、アラウィー派のシャイフ、アリー・ディーブ・アブー・ラーミー師と妻が8日、何者かによって誘拐され、9日に隣接するスナイダ村近くの道路で遺体で発見された。

一方、シリア人権監視団によると、カムハーナ村で正体不明の武装集団が市民1人を銃で撃ち、処刑した。
また、マルユード村の男性1人、正体不明の武装集団によって処刑され、ジブリーン村に至る交差点で遺体で発見された。
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タルトゥース県では、シリア人民抵抗、シリア人権監視団によると、県保健局の元職員らが、「宗派主義的理由やそのほかの方便」で解雇されたとして、タルトゥース市で抗議デモを行った。
シリア人権監視団によると、保健省は、県内各所の医療センター20ヵ所を「業務における運営面および技術面の過失」を理由に閉鎖したことを受けたもの。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タッルカラフ市近郊のハジャル・アブヤド村で若い男性1人がシャーム解放機構の検問所近くにある自宅で何者かによって銃で撃たれて死亡した。
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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、タルフィーター村で市民らが武装集団によって銃で撃たれ、1人が死亡、2人が負傷した。
一方、シリア人民抵抗によると、タルフィーター村でシリア人民抵抗の戦闘員が「シャーム解放機構」のメンバーと激しく交戦した。
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ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、金細工師がマヤーディーン市近くで正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。
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このほか、「シリア革命の咆哮者たち」によると、シリア軍事作戦総司令部がシリア軍・前政権民兵の「残党」で「シャッビーハ」のアブドゥルアズィーズ・サーリフ准将(逮捕場所不明)、アブドゥッラヒーム・アブー・マガーラ(アレッポ市シャッアール地区)、ニダール・ニムル・ユースフ(ダマスカス郊外県ジュダイダト・アルトゥーズ町)で逮捕した。
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アラウィー派のシャイフ、ワフィーク・アスアド・ラジャブ師は、ANHAのインタビューに応じ、シリアの沿岸地方とアラウィー派宗徒が多く暮らす地域の状況について、彼らに対する侵害行為の結果、悲惨なものになっているとしたうえで、「アラウィー派は戦争を呼び掛けてはいないが、屈することもない」と述べ、国際機関に彼らの救済と保護を求めた。

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シリア軍事作戦総司令部、外務在外居住者省、「勝利」(首都ダマスカス制圧)以降に外務在外居住者省が受け入れた使節団の派遣国、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務大臣が電話会談を行った各国の閣僚、シリアを訪問した各国外務大臣の一覧を発表した。
発表によると、使節団を派遣したのは、カタール、トルコ、ヨルダン、イラク、レバノン、イタリア、サウジアラビア、ドイツ、英国、リビア、米国、国連、アゼルバイジャン、ウクライナ、湾岸協力会議(GCC)、クウェート、欧州連合(EU)、フランス、バーレーン、ノルウェー、パキスタン、モロッコ、イエメン、エジプト。
電話会談を行った外国の閣僚は、クウェートのアブドゥッラ・アリー・ヤフヤー外務大臣、レバノンのアブドゥッラー・ブー・ハビーブ外務大臣、バーレーンのアブドゥッラティーフ・ビン・ラーシド・ザヤーニー外務大臣、リビアの通信政治問題担当国務大臣、UAEのアブドゥッラー・ビン・ザーイド・アール・ナフヤーン外務大臣、アフガニスタンのマウラウィー・アミール・ハーン・ムッタキー外務大臣、イラクのフサード・フサイン外務大臣、モロッコのナースィル・ブーリータ外務大臣、イエメンのシャーイウ・ザンダーニー外務大臣、スーダンのアリー・ユースフ・シャリーフ外務大臣、エジプトのバドル・アブドゥルアーティー外務大臣、オマーンのバドル・ブーサイーディー外務大臣、カタールのムハンマド・ビン・アブドゥルアズィーズ・ハリーフィー外務担当国務大臣、レバノンのナジーブ・ミーカーティー首相。
シリアを訪れた外務大臣は、サウジアラビア、カタール、UAE、ヨルダン。
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国連安保理では、アサド政権崩壊後のシリアへの対応について議論するための会合が開催された。
UN Newsによると、会合では、ゲイル・ペデルセン・シリア問題担当国連特別代表がオンラインで出席し、シリアの移行期について「大いなる機会と真の危機が交錯する瞬間」と表現、安定につながるような慎重な対応を求めた。
また、沿岸地方、ヒムス県、ハマー県で不穏な事態が報告されており、暴力が懸念事項として残されていることを指摘した。
トム・フレッチャー国連緊急援助調整官は、「この瞬間に存在する機会を逃してはならない」として、国のサービスの復旧、難民・避難民の保護、女性のレジリエンスというシリア再建における優先事項についての説明を行った。
一方、クサイ・ダッハーク在国連シリア代表は、旧政権に対する制裁を早急に解除することを求めた。
しかし、ドロシー・シェイ米国連大使は、米国の制裁について、人道支援を妨げるものではないと反論、シリア人主導のシリア人による政治プロセスを支援するとの姿勢を改めて示した。
一方、TASSによると、ロシアのワシーリー・ネベンジャ国連は、シリア国民に対して、人道支援、紛争で破壊された社会インフラの再建、難民・避難民の帰還に向けた基盤整備などの多面的な支援を国連経由で継続する意向を示した。
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シリア人権監視団は、アサド政権が崩壊した2014年12月8日以降、シリア軍事作戦総司令部や正体不明の武装集団による各地での処刑などの犯罪件数は67人、死者数は女性や子供を含めて131人を記録していると発表した。
ヒムス県では、シリア人民抵抗によると、ヒムス市のムハージリーン地区、アッバースィーヤ地区、サビール地区が封鎖され、多数の検問所が設置され、威嚇のための空砲が発砲され、商店が休業を余儀なくされた。
また、シリア人権監視団によると、ヒルバト・ハマーム村の住民2人とガズィーラ村の住民4人が、シリア軍事作戦総司令部所属の武装集団によって誘拐され、その後遺体で発見された。
なお、シリア人権監視団によると、内務省によるヒムス市での作戦終了宣言までの間に総合治安局とシリア軍事作戦総司令部によって逮捕されたシリア軍の元将兵らの数は950人で、そのなかには和解プロセスに応じた将兵や民間人も含まれている。
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ラタキア県では、シリア人民抵抗によると、アイン・シャルキーヤ町で同地での「テロ集団」による犯罪に抗議、退去を要求、「シャーム解放機構の悪党」が激しい発砲が加え、複数の死傷者が出た。
シリア人権監視団によると、殺害されたのは一家3人。
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ダマスカス郊外県では、シリア人民抵抗によると、ムウダミーヤト・シャーム市に「シャーム解放機構」のメンバーが乗ったオートバイ3台が侵入し、空砲を発砲するなどして威嚇した。
また、シリア人権監視団によると、キスワ市出身のシリア軍事作戦総司令部の戦闘員2人が同市で旧政権の「残党」によって銃で撃たれて死亡した。
一方、SANAが内務省筋の話として伝えたところによると、8日にザバダーニー市で行われた「アサドの民兵の残党」に対する掃討作戦で、総合治安局はカプタゴン120000錠120キロ以上を戦闘の末に押収した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、県南西部のウーサー・ハウラ村で市民1人が正体不明の武装集団によって銃で撃たれて死亡した。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、タルマーニーン村にある弾薬庫で大きな爆発が発生した。
爆発の原因は不明。
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シリア沿岸部(タルトゥース県)では、SANAによると、シリア軍事作戦総司令部が海上でパトロールを実施した。
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シリア軍事作戦局総司令部がシリア情勢の進捗についての情報を発信するために開設した専門のプラットフォーム「自由シリア」によると、法務省はシャーディー・ワイスィー法務大臣名で告知第29号を発出し、治安機関支部、刑務所、政府機関で入手した文書について1週間以内に各県に引き渡すよう求めた。
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「自由シリア」は、以下の通り発表した。
国の経済を守り、インフラの乱用を回避し、軍備品への侵害を防ぎ、国家の資源を保護するため:
シリア金属関連企業は、商人および運搬業者に対し、あらゆる形状・種類のスクラップ金属(トン単位)の購入および輸送を、2025年1月8日(水)から同年1月18日(土)までの期間中止するよう呼びかける。
禁止期間中にスクラップ金属を積載した車輛が発見された場合、即座にこれを没収し、その所有者は法的追及を受けることとする。
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シリア軍事作戦局総司令部によると、アフマド・シャルア総司令官(シャーム解放機構指導者のアブー・ムハンマド・ジャウラーニー)が、アスアド・ハサン・シャイバーニー暫定外務大臣とともに人民宮殿で、アブドゥッラティーフ・ザヤーニー外務大臣らバーレーンの使節団と会談した。
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