ダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍(旧ヤルムーク殉教者旅団)がイスラエル軍を「初めて」攻撃(2016年11月27日)

イスラエル軍のピーター・ラーナー報道官は、AFP(11月27日付)に対して、イスラエル占領下のゴラン高原が、ダルアー県ヤルムーク川流域地帯で活動するダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うヤルムーク殉教者旅団(現ハーリド・ブン・ワリード軍)の砲撃・迫撃を受けたとしたうえで、これに対する報復として、イスラエル空軍がヤルムーク殉教者旅団の車輌を爆撃した、と発表した。

ヤルムーク殉教者旅団の砲撃・迫撃によるイスラエル軍側の死傷者はなかったという。

クッルナー・シュラカー(11月27日付)によると、イスラエル空軍が爆撃を行ったのは、ダルアー県のアービディーン村で、ハーリド・ブン・ワリード軍の戦闘員4人が死亡した。

ダーイシュ(およびダーイシュに忠誠を誓う武装集団)がイスラエルに対して攻撃を行うのはこれが初めてだという。

AFP, November 27, 2016、AP, November 27, 2016、ARA News, November 27, 2016、Champress, November 27, 2016、al-Hayat, November 28, 2016、Iraqi News, November 27, 2016、Kull-na Shuraka’, November 27, 2016、al-Mada Press, November 27, 2016、Naharnet, November 27, 2016、NNA, November 27, 2016、Reuters, November 27, 2016、SANA, November 27, 2016、UPI, November 27, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍がダーイシュ支配下のダイル・ザウル市を爆撃し、15人が死亡(2016年11月27日)

ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(11月27日付)によると、ロシア軍が、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のダイル・ザウル市ハミーディーヤ地区を空爆し、15人が死亡した。

Kull-na Shuraka', November 27, 2016
Kull-na Shuraka’, November 27, 2016

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ヒムス県では、SANA(11月27日付)によると、シリア軍がラスム・サブア村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を空爆した。


AFP, November 27, 2016、AP, November 27, 2016、ARA News, November 27, 2016、Champress, November 27, 2016、al-Hayat, November 28, 2016、Iraqi News, November 27, 2016、Kull-na Shuraka’, November 27, 2016、al-Mada Press, November 27, 2016、Naharnet, November 27, 2016、NNA, November 27, 2016、Reuters, November 27, 2016、SANA, November 27, 2016、UPI, November 27, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュがアレッポ県北部のバーブ市郊外やラーイー村一帯でトルコ軍とハワール・キリス作戦司令室に反撃(2016年11月27日)

アレッポ県では、『ハヤート』(11月28日付)によると、トルコ軍の支援を受け「ユーフラテスの盾」作戦を継続するハワール・キリス作戦司令室の支配下にある県北部のラーイー村で、爆発が発生し、子供ら12人が負傷、トルコ領内の病院に緊急搬送された。

爆発は、ダーイシュ(イスラーム国)の戦闘員による自爆と思われる。

また、アナトリア通信(11月27日付)がトルコ軍の話として伝えたところによると、ダーイシュがハリーリーヤ村一帯で有毒ガスを装填したと思われる砲弾で砲撃を行い、反体制武装集団戦闘員22人が中毒症状を訴え、キリス市の病院に搬送されたという。

一方、トルコ軍はバーブ市近郊でダーイシュの拠点4カ所を空爆、またハワール・キリス作戦司令室が同地一帯でダーイシュと交戦した。

また、クッルナー・シュラカー(11月27日付)によると、トルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室は、ダーイシュと戦闘の末にバーブ市北東部のハリーリーヤ村、ザルズー村を制圧、また西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘の末、サーブワイラーン村を制圧した。

AFP, November 27, 2016、Anadolu Ajansı, November 27, 2017、AP, November 27, 2016、ARA News, November 27, 2016、Champress, November 27, 2016、al-Hayat, November 28, 2016、Iraqi News, November 27, 2016、Kull-na Shuraka’, November 27, 2016、al-Mada Press, November 27, 2016、Naharnet, November 27, 2016、NNA, November 27, 2016、Reuters, November 27, 2016、SANA, November 27, 2016、UPI, November 27, 2016などをもとに作成。

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カタールのムハンマド外務大臣はトランプ米次期政権の対シリア政策のいかんにかかわらずシリアの反体制武装集団への武器供与を続けるとしつつ、「単独で増援はしない」と付言(2016年11月27日)

カタールのムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・アール・サーニー外務大臣はロイター通信(11月27日付)の取材に対し、米国のドナルド・トランプ次期大統領がシリアの反体制派への支援を中止したとしても、反体制派への武器供与を継続すると述べた。

ムハンマド外務大臣はしかし、カタール単独では反体制派への増援は行わないと付言、「もっとも重要なのは、空爆を停止させ、民間人のために安全地帯を設置することにある」と述べた。

AFP, November 27, 2016、AP, November 27, 2016、ARA News, November 27, 2016、Champress, November 27, 2016、al-Hayat, November 28, 2016、Iraqi News, November 27, 2016、Kull-na Shuraka’, November 27, 2016、al-Mada Press, November 27, 2016、Naharnet, November 27, 2016、NNA, November 27, 2016、Reuters, November 27, 2016、SANA, November 27, 2016、UPI, November 27, 2016などをもとに作成。

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ダマスカス郊外県タッル市の武装集団が停戦合意受諾を拒否(2016年11月27日)

ダマスカス郊外県では、ARA News(11月27日付)によると、タッル市内で活動する反体制武装集団が声明を出し、同市からの退去を拒否すると発表、シリア政府との停戦合意に従わない意思を示した。

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ヒムス県では、SANA(11月27日付)によると、シリア軍がタルビーサ市、ラスタン市、ティールマアッラ村でシャーム・ファトフ戦線の拠点を空爆した。

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ハマー県では、SANA(11月27日付)によると、シリア軍がムーリク市、アトシャーン村、スカイク村、マアーン市北部、タイバト・イマーム市、ザカート村とカフルズィーター市間の農場地帯でファトフ軍の拠点を空爆した。

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イドリブ県では、SANA(11月27日付)によると、シリア軍がアービディーン村、カフル・アイン村、カフルサジュナ村、ハーン・シャイフーン市、タマーニア町でファトフ軍の拠点を空爆した。

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ダルアー県では、SANA(11月27日付)によると、シリア軍がダルアー市難民キャンプ地区、ブスラー広場一帯、バハール地区、西ガーリヤ村一帯でシャーム・ファトフ戦線と交戦した。

AFP, November 27, 2016、AP, November 27, 2016、ARA News, November 27, 2016、Champress, November 27, 2016、al-Hayat, November 28, 2016、Iraqi News, November 27, 2016、Kull-na Shuraka’, November 27, 2016、al-Mada Press, November 27, 2016、Naharnet, November 27, 2016、NNA, November 27, 2016、Reuters, November 27, 2016、SANA, November 27, 2016、UPI, November 27, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市東部へのシリア軍の攻勢を受け、反体制武装集団が「人間の盾」として利用していた住民数百人がシリア政府、ロジャヴァの支配地域に次々の脱出(2016年11月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、反体制武装集団支配下のアレッポ市東部ハイダリーヤ地区、シャッアール地区の住民500人以上が26日夜から27日未明にかけて、シリア軍によって制圧されたマサーキン・ハナーヌー地区に脱出し、シリア政府支配下のアレッポ市西部に避難、シリア軍によってシャイフ・ナッジャール地区の仮設居住センターに移送された。

シリア人権監視団によると、これだけ多くの住民が一度に反体制武装集団の支配地域から脱出するのは初めてのことだという。

一方、SANA(11月27日付)によると、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)の支配下にあるアレッポ市東部にとどまっていた住民のうち、数百人が新たに同地を脱出、シリア政府支配下のアレッポ市西部に避難、仮設居住センターで保護された。

脱出したのは約1,500人で、そのほとんどが女性、子供だという。

SANA, November 27, 2016
SANA, November 27, 2016

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シリア人権監視団はまた、シリア軍が27日に制圧したハラク地区、そしてマサーキン・ハナーヌー地区に隣接するハイダリーヤ地区から約30世帯が脱出、西クルディスタン移行期民政局支配下のシャイフ・マクスード地区に避難した、と発表した。

なお、シリア政府は、アレッポ市東部で籠城を続ける反体制武装集団が住民を「人間の盾」に利用していると批判を続けてきた。

SANA, November 27, 2016
SANA, November 27, 2016

AFP, November 27, 2016、AP, November 27, 2016、ARA News, November 27, 2016、Champress, November 27, 2016、al-Hayat, November 28, 2016、Iraqi News, November 27, 2016、Kull-na Shuraka’, November 27, 2016、al-Mada Press, November 27, 2016、Naharnet, November 27, 2016、NNA, November 27, 2016、Reuters, November 27, 2016、SANA, November 27, 2016、UPI, November 27, 2016などをもとに作成。

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シリア軍とYPG主体のシリア民主軍はアレッポ市東部の回廊地帯(サーフール地区)を挟撃し、ジャバル・バドルー地区、ハラク地区、ブスターン・バーシャー地区を制圧(2016年11月27日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍は反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)が籠城を続けるアレッポ市東部を南北で分断すべく、サーフール地区に進軍した。

SANA(11月27日付)によると、シリア軍が予備部隊とともに、反体制武装集団アレッポ市東部マサーキン・ハナーヌー地区の南部で進軍を続け、ジャバル・バドルー地区とハラク地区を完全制圧した。

シリア軍はまた、アレッポ市ラーシディーン地区、ハーン・トゥーマーン村で反体制武装集団の拠点を攻撃した。

一方、クッルナー・シュラカー(11月27日付)によると、ロシア軍がアンジャーラ村を空爆し、15人以上が死傷した。

cyberman.com, November 27, 2016
cyberman.com, November 27, 2016

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一方、ARA News(11月27日付)によると、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、ロシア軍戦闘機の航空支援を受け、民政局の支配下にあるアレッポ市シャイフ・マクスード地区東部に位置するブスターン・バーシャー地区で反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)と交戦し、同地を制圧した。

SANA, November 27, 2016
SANA, November 27, 2016

AFP, November 27, 2016、AP, November 27, 2016、ARA News, November 27, 2016、Champress, November 27, 2016、al-Hayat, November 28, 2016、Iraqi News, November 27, 2016、Kull-na Shuraka’, November 27, 2016、al-Mada Press, November 27, 2016、Naharnet, November 27, 2016、NNA, November 27, 2016、Reuters, November 27, 2016、SANA, November 27, 2016、UPI, November 27, 2016などをもとに作成。

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ロシア国防省は16日の反体制武装集団の攻撃で化学兵器が使用されていたと発表(2016年11月26日)

ロシア国防省は声明を出し、11月16日にアレッポ県ウンム・フーシュ村に対する反体制武装集団の攻撃で使用された砲弾の残骸のサンプルを検査した結果、有毒ガスが使用された痕跡を発見したと発表した。

AFP, November 26, 2016、AP, November 26, 2016、ARA News, November 26, 2016、Champress, November 26, 2016、al-Hayat, November 27, 2016、Iraqi News, November 26, 2016、Kull-na Shuraka’, November 26, 2016、al-Mada Press, November 26, 2016、Naharnet, November 26, 2016、NNA, November 26, 2016、Reuters, November 26, 2016、SANA, November 26, 2016、UPI, November 26, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍はハサカ県ダイリーク市近郊の農地150ヘクタール以上を接収(2016年11月26日)

ハサカ県では、ARA News(11月26日付)によると、トルコ国境に面するダイリーク市近郊のアイン・ディーワール村の農地150ヘクタール以上をトルコ軍が接収した。

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アレッポ県では、ARA News(11月26日付)によると、トルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室がバーブ市とマンビジュ市(西クルディスタン移行期民政局支配下)を結ぶ街道上に位置するウンム・アダス村、アジャミーヤ村をダーイシュ(イスラーム国)から奪取した。

AFP, November 26, 2016、AP, November 26, 2016、ARA News, November 26, 2016、Champress, November 26, 2016、al-Hayat, November 27, 2016、Iraqi News, November 26, 2016、Kull-na Shuraka’, November 26, 2016、November 27, 2016、al-Mada Press, November 26, 2016、Naharnet, November 26, 2016、NNA, November 26, 2016、Reuters, November 26, 2016、SANA, November 26, 2016、UPI, November 26, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍がダルアー県アイン・ズィクル村を襲撃(2016年11月26日)

ダルアー県では、ARA News(11月26日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍がアイン・ズィクル村を攻撃した。

一方、クッルナー・シュラカー(11月26日付)によると、反体制武装集団(第46歩兵師団)は、ヤルムーク川河畔一帯でハーリド・ブン・ワリード軍と交戦し、戦闘員の遺体6体を収容した。

AFP, November 26, 2016、AP, November 26, 2016、ARA News, November 26, 2016、Champress, November 26, 2016、al-Hayat, November 27, 2016、Iraqi News, November 26, 2016、Kull-na Shuraka’, November 26, 2016、al-Mada Press, November 26, 2016、Naharnet, November 26, 2016、NNA, November 26, 2016、Reuters, November 26, 2016、SANA, November 26, 2016、UPI, November 26, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合と思われる戦闘機がダーイシュ支配下のダイル・ザウル県を爆撃し、民間人7人が死亡(2016年11月26日)

ダイル・ザウル県では、クッルナー・シュラカー(11月26日付)によると、米主導の有志連合と思われる戦闘機が、ダーイシュ(イスラーム国)支配下のハトラ村を空爆し、民間人7人が死亡した。

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アレッポ県では、SANA(11月26日付)によると、シリア軍がアレッポ市東部(バーブ市西部)のマズブーラ村、カトバ村にあるダーイシュ(イスラーム国)拠点を攻撃した。

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ヒムス県では、SANA(11月26日付)によると、シリア軍がカルヤタイン市南東部郊外、シャーイル油田一帯、ラスム・ハミーダ村でダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

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ハサカ県では、ARA News(11月26日付)によると、ダーイシュ(イスラーム国)がシャッダーディー市西部郊外の西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍を攻撃した。

AFP, November 26, 2016、AP, November 26, 2016、ARA News, November 26, 2016、Champress, November 26, 2016、al-Hayat, November 27, 2016、Iraqi News, November 26, 2016、Kull-na Shuraka’, November 26, 2016、al-Mada Press, November 26, 2016、Naharnet, November 26, 2016、NNA, November 26, 2016、Reuters, November 26, 2016、SANA, November 26, 2016、UPI, November 26, 2016などをもとに作成。

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タッル市一帯で籠城を続けてきた反体制武装集団が、同地からの退去や武装解除を骨子とする和平合意をシリア政府と締結(2016年11月26日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、タッル市一帯で活動を続けてきた反体制武装集団がシリア政府と停戦合意を締結、戦闘を停止した。

停戦合意は、①当局への投降を拒否する戦闘員のタッル市一帯からの退去、②退去する戦闘員の武装解除(個人所有の軽火器を除く)、③シリア軍からの離反者や兵役拒否者の免罪、④タッル市および周辺地域の街道再開、などを骨子とする停戦に合意した。

Kull-na Shuraka', November 26, 2016
Kull-na Shuraka’, November 26, 2016

AFP, November 26, 2016、AP, November 26, 2016、ARA News, November 26, 2016、Champress, November 26, 2016、al-Hayat, November 27, 2016、Iraqi News, November 26, 2016、Kull-na Shuraka’, November 26, 2016、al-Mada Press, November 26, 2016、Naharnet, November 26, 2016、NNA, November 26, 2016、Reuters, November 26, 2016、SANA, November 26, 2016、UPI, November 26, 2016などをもとに作成。

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シリア・ロシア両軍がイドリブ県などで爆撃を続ける(2016年11月26日)

イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(11月26日付)によると、戦闘機(所属明示せず)がハーン・シャイフーン市、ジャバーラー村を空爆し、三つの学校が被弾した。

一方、SANA(11月26日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフーン市、タマーニア町、アブー・ズフール町北部でファトフ軍の拠点を空爆した。

Kull-na Shuraka', November 26, 2016
Kull-na Shuraka’, November 26, 2016

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ハマー県では、SANA(11月26日付)によると、シリア軍がムーリク市、スカイク村、スーラーン市北部一帯で、ファトフ軍の拠点を空爆した。

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クナイトラ県では、SANA(11月26日付)によると、シリア軍がアマル農場一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ヒムス県では、SANA(11月26日付)によると、シリア軍がシャイフ・イブラーヒーム村、フース・ザバーディー村、フーシュ・ハッジュー村、タルビーサ市、ファルハーニーヤ村一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団の拠点を空爆した。

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ダルアー県では、SANA(11月26日付)によると、ダルアー市ダム街道南西部一帯、バハール地区、西ガーリヤ村一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, November 26, 2016、AP, November 26, 2016、ARA News, November 26, 2016、Champress, November 26, 2016、al-Hayat, November 27, 2016、Iraqi News, November 26, 2016、Kull-na Shuraka’, November 26, 2016、al-Mada Press, November 26, 2016、Naharnet, November 26, 2016、NNA, November 26, 2016、Reuters, November 26, 2016、SANA, November 26, 2016、UPI, November 26, 2016などをもとに作成。

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アレッポ市東部で反体制武装集団が「人間の盾」として利用してきた住民数十人が、シリア政府支配下のアレッポ市西部に脱出(2016年11月26日)

アレッポ県では、SANA(11月26日付)、ARA News(11月26日付)などによると、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)が籠城を続けるアレッポ市東部(ブスターン・カスル地区、サーリヒーン地区)にとどまっていた住民数十人が、3度にわたって同地を脱出、シリア政府支配下のアレッポ市西部に避難し、関係当局に保護された。

住民は、シリア軍がアレッポ市東部からの脱出の安全を確保するなかで避難した。

これに対して、アレッポ市東部で籠城を続ける反体制武装集団は、脱出しようする住民を狙撃・砲撃、3人が死亡、22人が負傷した。

死傷した住民のほとんどは、女性、子供だったという。

シリア、ロシア両政府は、反体制武装集団がアレッポ市東部の住民を「人間の盾」として利用していると批判してきた。

SANA, November 26, 2016
SANA, November 26, 2016

AFP, November 26, 2016、AP, November 26, 2016、ARA News, November 26, 2016、Champress, November 26, 2016、al-Hayat, November 27, 2016、Iraqi News, November 26, 2016、Kull-na Shuraka’, November 26, 2016、al-Mada Press, November 26, 2016、Naharnet, November 26, 2016、NNA, November 26, 2016、Reuters, November 26, 2016、SANA, November 26, 2016、UPI, November 26, 2016などをもとに作成。

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シリア軍がアレッポ市東部のマサーキン・ハナーヌー地区を完全制圧し、反体制武装集団への挟撃を強化(2016年11月26日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が親政権武装集団の支援を受け、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)支配下のアレッポ市東部のマサーキン・ハナーヌー地区の大部分を制圧した。

また、SANA(11月26日付)は、シリア軍が予備部隊とともに、反体制武装集団が籠城を続けるアレッポ市東部のマサーキン・ハナーヌー地区に対して特殊作戦を敢行し、同地を完全制圧したと伝えた。

クッルナー・シュラカー(11月26日付)によると、シリア軍によるマサーキン・ハナーヌー地区完全制圧により、シリア政府の支配下にあるアレッポ市西部の東端スライマーン・ハラビー地区、サーフール交差点、アルクーブ地区とマサーキン・ハナーヌー地区との距離は1.5キロに縮まった。

Kull-na Shuraka', November 26, 2016
Kull-na Shuraka’, November 26, 2016

シリア人権監視団などによると、シリア軍はまた、ナイラブ地区、カーディー・アスカル地区、カーティルジー地区、シャッアール地区、マルジャ地区、カラム・タッハーン地区、バーブ街道地区、ハイダリーヤ地区、サーフール地区、ヤーキド・アダス村、アウラム・クブラー町、ダマスカス・アレッポ国際幹線道路一帯、マンスーラ村を激しく撃・空爆し、多数が死傷した。

クッルナー・シュラカー(11月26日付)によると、このうちカラム・タッハーン地区に対する空爆はロシア軍によるもので、23人が死亡した。

これに対して、シリア人権監視団などによると、反体制武装集団は、アレッポ市西部のマイダーン地区各所、ザフラー協会地区を砲撃し、複数人が負傷した。

このほか、タッル・カッラーフ村、バヒーラー村で、地雷が爆発し、1人が死亡した。

SANA, November 26, 2016
SANA, November 26, 2016

AFP, November 26, 2016、AP, November 26, 2016、ARA News, November 26, 2016、Champress, November 26, 2016、al-Hayat, November 27, 2016、Iraqi News, November 26, 2016、Kull-na Shuraka’, November 26, 2016、al-Mada Press, November 26, 2016、Naharnet, November 26, 2016、NNA, November 26, 2016、Reuters, November 26, 2016、SANA, November 26, 2016、UPI, November 26, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室はバーブ市・マンビジュ市間の2カ村をダーイシュから奪取(2016年11月25日)

アレッポ県では、クッルナー・シュラカー(11月25日付)によると、トルコ軍の支援を受けるハワール・キリス作戦司令室が、バーブ市とマンビジュ市を結ぶ街道沿いに位置するアジャミー村、ドワイリー村をダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末に制圧した。

Kull-na Shuraka', November 25, 2016
Kull-na Shuraka’, November 25, 2016

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一方、ARA News(11月25日付)は、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍内の複数の消息筋の話として、シリア領内に進攻中のトルコ軍がアフタリーン市近郊に軍事基地を建設しようとしていると伝えた。

AFP, November 25, 2016、AP, November 25, 2016、ARA News, November 25, 2016、Champress, November 25, 2016、al-Hayat, November 26, 2016、Iraqi News, November 25, 2016、Kull-na Shuraka’, November 25, 2016、al-Mada Press, November 25, 2016、Naharnet, November 25, 2016、NNA, November 25, 2016、Reuters, November 25, 2016、SANA, November 25, 2016、UPI, November 25, 2016などをもとに作成。

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シリア軍が反体制武装集団支配下のアレッポ市東部マサーキン・ハナーヌー地区の60%を制圧(2016年11月25日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍がアレッポ市東部で籠城を続ける反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)とマサーキン・ハナーヌー地区などで交戦、同地区の60%を掌握した。

シリア軍は同地区を激しく砲撃・空爆した他、ナイラブ地区に対しても「樽爆弾」などで激しい攻撃を加えた。

なお、同監視団によると、11月15日以降、シリア軍によるアレッポ市東部への砲撃・空爆により、子供27人を含む民間人188人、戦闘員122人が死亡、反体制武装集団によるアレッポ市西部への砲撃で子供10人を含む18人が死亡しているという。

一方、クッルナー・シュラカー(11月25日付)によると、ロシア軍戦闘機がマンスーラ村を空爆し、少なくとも9人が死亡した。

他方、SANA(11月25日付)によると、反体制武装集団がアレッポ市マイダーン地区を砲撃し、子供1人を含む2人が死亡、女性1人が負傷した。

このほか、ARA News(11月25日付)によると、反体制武装集団は有毒ガスを装填した砲弾で西クルディスタン移行期民政局の支配下にあるシャイフ・マクスード地区を砲撃した。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(11月25日付)によると、ロシア軍戦闘機がタルマーニーン村を空爆し、婦人科病院が破壊された。

Kull-na Shuraka', November 25, 2016
Kull-na Shuraka’, November 25, 2016

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ハマー県では、SANA(11月25日付)によると、フナイフィス村に反体制武装集団が敷設した地雷が爆発し、3人が死亡、2人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、ARA News(11月25日付)によると、ロシア軍がイスラーム軍の拠点都市ドゥーマー市各所を15回にわたって爆撃した。

一方、SANA(11月25日付)によると、イスラーム軍がハラスター市郊外(ダーヒヤト・アサド町)、ドゥッハーニーヤ町を砲撃し、1人が負傷した。

AFP, November 25, 2016、AP, November 25, 2016、ARA News, November 25, 2016、Champress, November 25, 2016、al-Hayat, November 26, 2016、Iraqi News, November 25, 2016、Kull-na Shuraka’, November 25, 2016、al-Mada Press, November 25, 2016、Naharnet, November 25, 2016、NNA, November 25, 2016、Reuters, November 25, 2016、SANA, November 25, 2016、UPI, November 25, 2016などをもとに作成。

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シリア軍、YPG主体のシリア民主軍がアレッポ市北東部の25カ村・農場、120平方キロの地域をダーイシュから奪取(2016年11月25日)

アレッポ県では、SANA(11月25日付)によると、歩兵士官学校(殉教者ユースフ・ジャーディル学校)一帯に展開するシリア軍および予備部隊、同盟部隊が、アレッポ市北東部に進軍し、ダーイシュ(イスラーム国)との戦闘の末、タッル・シャイール村、タアーナ村、ハリーサ村、ワルディーヤ村、ジャウバ村など25カ村・農場、120平方キロメートルの地域を制圧した。

なお、ヒズブッラーの戦争報道局が24日、シリア軍と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、バーブ市近郊のバービンス村、タッル・シャイール村、ハリーサ村、シャイフ・カイフ村、ジャウバ村、ニールビーヤ村を制圧したと伝えていた。

SANA, November 25, 2016
SANA, November 25, 2016

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ダイル・ザウル県では、ARA News(11月25日付)によると、ロシア軍がダーイシュ(イスラーム国)支配下のハトラ村を空爆し、6人が死亡した。

一方、ダーイシュはシリア政府支配下のダイル・ザウル市各所を無人航空機で爆撃した。

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スワイダー県では、SANA(11月25日付)によると、シリア軍がカスル村でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, November 25, 2016、AP, November 25, 2016、ARA News, November 25, 2016、Champress, November 25, 2016、al-Hayat, November 26, 2016、Iraqi News, November 25, 2016、Kull-na Shuraka’, November 25, 2016、al-Mada Press, November 25, 2016、Naharnet, November 25, 2016、NNA, November 25, 2016、Reuters, November 25, 2016、SANA, November 25, 2016、UPI, November 25, 2016などをもとに作成。

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エジプト空軍部隊18人がハマー航空基地に着任(2016年11月24日)

ARA News(11月24日付)は、シリア政府に近い複数のメディア消息筋の話として、エジプト空軍部隊がシリア中部のハマー航空基地に着任したと伝えた。

同消息筋によると、派遣されたエジプト空軍部隊は少将2名とパイロット16人からなり、シリア各地での反体制武装集団に対する爆撃に参加する予定で、これに先立ちスワイダー県のサアラ航空基地などを視察し、首都ダマスカスのシリア軍参謀本部で会合を行ってきたという。

ARA News, November 24, 2016
ARA News, November 24, 2016

 

AFP, November 24, 2016、AP, November 24, 2016、ARA News, November 24, 2016、Champress, November 24, 2016、al-Hayat, November 25, 2016、Iraqi News, November 24, 2016、Kull-na Shuraka’, November 24, 2016、al-Mada Press, November 24, 2016、Naharnet, November 24, 2016、NNA, November 24, 2016、Reuters, November 24, 2016、SANA, November 24, 2016、UPI, November 24, 2016などをもとに作成。

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ダルアー県でダーイシュに忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍が反体制武装集団戦闘員5人を殺害(2016年11月24日)

ダルアー県では、クッルナー・シュラカー(11月24日付)によると、タスィール町一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)に忠誠を誓うハーリド・ブン・ワリード軍が反体制武装集団と交戦し、戦闘員5人を殺害した。

AFP, November 24, 2016、AP, November 24, 2016、ARA News, November 24, 2016、Champress, November 24, 2016、al-Hayat, November 25, 2016、Iraqi News, November 24, 2016、Kull-na Shuraka’, November 24, 2016、al-Mada Press, November 24, 2016、Naharnet, November 24, 2016、NNA, November 24, 2016、Reuters, November 24, 2016、SANA, November 24, 2016、UPI, November 24, 2016などをもとに作成。

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国連エグランド人道問題緊急援助調整官はアレッポ市東部への人道支援物資搬入と負傷者搬出でシャーム・ファトフ戦線以外の武装集団と原則合意したと発表(2016年11月24日)

国連のヤン・エグランド人道問題緊急援助調整官は、アレッポ市東部で籠城を続ける反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)が、国連側が提示した人道支援物資の搬入と重篤者・負傷者の搬出の案に合意したと発表した。

エグランド人道問題緊急援助調整官によると、トルコ領内およびシリア政府支配下のアレッポ市西部に現在、支援物資搬入用の車輌数百輌が待機しているとしたうえで、反体制武装集団と文書で人道支援物資の搬入と負傷者(数百人)の搬出について原則合意したことを明らかにした。

国連側が接触した反体制武装集団のなかには、シャーム・ファトフ戦線は含まれていなかったという。

エグランド人道問題緊急援助調整官はさらに、この国連案に対してロシアから口頭で承諾を得ているが、実施には文書での合意が必要だと述べた。

またシリア政府については、現在回答待ちだという。

『ハヤート』(11月25日付)が伝えた。

AFP, November 24, 2016、AP, November 24, 2016、ARA News, November 24, 2016、Champress, November 24, 2016、al-Hayat, November 25, 2016、Iraqi News, November 24, 2016、Kull-na Shuraka’, November 24, 2016、al-Mada Press, November 24, 2016、Naharnet, November 24, 2016、NNA, November 24, 2016、Reuters, November 24, 2016、SANA, November 24, 2016、UPI, November 24, 2016などをもとに作成。

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米中央軍(CENTCOM)はラッカ県アイン・イーサー市近郊で米軍兵士1人が死亡したと発表(2016年11月24日)

米中央軍(CENTCOM)は声明を出し、ラッカ県アイン・イーサー市近郊で地雷に触れて重傷を負っていた米軍兵士1人が死亡したと発表した。

アイン・イーサー市近郊では、有志連合の支援を受ける西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)の中心拠点ラッカ市解放を目的とする「ユーフラテスの怒り」作戦を遂行中。

シリア領内で活動する米軍地上部隊の兵士が死亡したのはこれが初めて。

ARA News, November 24, 2016
ARA News, November 24, 2016

AFP, November 24, 2016、AP, November 24, 2016、ARA News, November 24, 2016、Champress, November 24, 2016、al-Hayat, November 25, 2016、Iraqi News, November 24, 2016、Kull-na Shuraka’, November 24, 2016、al-Mada Press, November 24, 2016、Naharnet, November 24, 2016、NNA, November 24, 2016、Reuters, November 24, 2016、SANA, November 24, 2016、UPI, November 24, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合はラッカ県、ダイル・ザウル県での爆撃で民間人22人を殺害(2016年11月24日)

ラッカ県では、複数の地元筋およびメディアによると、米主導の有志連合の戦闘機が、ラッカ市北部のマイサルーン農場に設置されていた避難民キャンプを空爆し、民間人10人が死亡した。

避難キャンプにはハズィーマ村の住民が避難していた。

SANA(11月24日付)が伝えた。

SANA, November 24, 2016
SANA, November 24, 2016

また「ラッカは沈黙によって惨殺される」(11月24日付)によると、有志連合はラッカ市郊外のカリー(الكلي)村を空爆し、葬儀場が被弾、女性4人が死亡した。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(11月24日付)によると、米主導の有志連合がダーイシュ(イスラーム国)支配下の上ムッラート村を空爆し、住民8人(女性1人、子供3人を含む)を殺害した。

AFP, November 24, 2016、AP, November 24, 2016、ARA News, November 24, 2016、Champress, November 24, 2016、al-Hayat, November 25, 2016、Iraqi News, November 24, 2016、Kull-na Shuraka’, November 24, 2016、al-Mada Press, November 24, 2016、Naharnet, November 24, 2016、NNA, November 24, 2016,、Raqqa-sl, November 24, 2016、Reuters, November 24, 2016、SANA, November 24, 2016、UPI, November 24, 2016などをもとに作成。

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ヒズブッラーはシリア軍とYPG主体のシリア民主軍がバーブ市北部の6カ村を奪取したと発表(2016年11月24日)

アレッポ県では、ヒズブッラーの戦争報道局が、シリア軍と西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍が、バーブ市近郊のバービンス村、タッル・シャイール村、ハリーサ村、シャイフ・カイフ村、ジャウバ村、ニールビーヤ村を制圧したと伝えた。

AFP, November 24, 2016、AP, November 24, 2016、ARA News, November 24, 2016、Champress, November 24, 2016、al-Hayat, November 25, 2016、Iraqi News, November 24, 2016、Kull-na Shuraka’, November 24, 2016、al-Mada Press, November 24, 2016、Naharnet, November 24, 2016、NNA, November 24, 2016、Reuters, November 24, 2016、SANA, November 24, 2016、UPI, November 24, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍参謀長一行がシリア領内に侵入し、スライマーン・シャー廟を視察(2016年11月24日)

トルコ軍のフルスィ・アカル参謀総長は、アレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市に近いアシマ村に移設されたスライマーン・シャー廟を視察訪問した。

トルコ軍参謀本部が発表した。

スライマーン・シャー廟は2015年2月、ダーイシュ(イスラーム国)の勢力拡大に伴う情勢悪化を口実にトルコ軍が侵攻、旧廟を破壊したのち、棺などをアシマ村に移送、同地に新たな廟を建設していた。

ARA News, November 24, 2016
ARA News, November 24, 2016

AFP, November 24, 2016、AP, November 24, 2016、ARA News, November 24, 2016、Champress, November 24, 2016、al-Hayat, November 25, 2016、Iraqi News, November 24, 2016、Kull-na Shuraka’, November 24, 2016、al-Mada Press, November 24, 2016、Naharnet, November 24, 2016、NNA, November 24, 2016、Reuters, November 24, 2016、SANA, November 24, 2016、UPI, November 24, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍がバーブ市とマンビジュ市の間に位置するアリーマ村を制圧したYPG主体のシリア民主軍に対して爆撃・砲撃を加える(2016年11月24日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「ユーフラテスの盾」作戦を続行するハワール・キリス作戦司令室を全面支援するトルコ軍が、バーブ市とマンビジュ市の間に位置するアリーマ村を爆撃した。

トルコ軍はまた、同村に対して激しい砲撃を加えた。

アリーマ村は23日に西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍がダーイシュ(イスラーム国)を掃討し、制圧したばかり。

一方、ARA News(11月25日付)によると、バーブ市近郊でのダーイシュとの戦闘でトルコ軍兵士4人が負傷した。

AFP, November 24, 2016、AP, November 24, 2016、ARA News, November 24, 2016、November 25, 2016、Champress, November 24, 2016、al-Hayat, November 25, 2016、Iraqi News, November 24, 2016、Kull-na Shuraka’, November 24, 2016、al-Mada Press, November 24, 2016、Naharnet, November 24, 2016、NNA, November 24, 2016、Reuters, November 24, 2016、SANA, November 24, 2016、UPI, November 24, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はバーブ市近郊に展開するトルコ軍の陣地に2度目の爆撃を実施(2016年11月24日)

アレッポ県では、ARA News(11月24日付)によると、シリア軍がバーブ市近郊に展開するトルコ軍の陣地複数カ所に対して2度目となる空爆を実施し、トルコ軍兵士7人が負傷した。

トルコ軍・政府によると、この空爆に先立って、シリア軍と思われる戦闘機が23日に同地一帯に展開するトルコ軍に対して空爆を行い、兵士3人が死亡している。

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一方、SANA(11月24日付)によると、シリア軍が、バーブ市西部のダイル・ハーフィル市一帯で、ダーイシュ(イスラーム国)の拠点を攻撃した。

AFP, November 24, 2016、AP, November 24, 2016、ARA News, November 24, 2016、Champress, November 24, 2016、al-Hayat, November 25, 2016、Iraqi News, November 24, 2016、Kull-na Shuraka’, November 24, 2016、al-Mada Press, November 24, 2016、Naharnet, November 24, 2016、NNA, November 24, 2016、Reuters, November 24, 2016、SANA, November 24, 2016、UPI, November 24, 2016などをもとに作成。

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シリア領内に侵攻中のトルコ軍兵士が23日にシリア軍と思われる戦闘機の爆撃を受け死亡、トルコ政府は報復を約束(2016年11月24日)

トルコのビンアリ・ユルドゥルム首相は首都アンカラで記者団に対して、シリア領内に進攻中のトルコ軍地上部隊が爆撃を受け、兵士3人が死亡したことを明らかにした。

ユルドゥルム首相によると、昨日(23日)の攻撃で3人の兵士が死亡した。トルコがダーイシュ(イスラーム国)に対して行っているこの作戦を快く思っていない者がいることは明らかだ。この攻撃に対する報復を必ず行うことになる」と述べた。

またトルコ軍参謀本部もこれに先立って、シリア領内に展開中の地上部隊が、アレッポ県バーブ市近郊で、シリア軍と思われる戦闘機の爆撃を受け、兵士3人が犠牲になったと発表していた。

参謀本部は声明で「シリア軍によると見られる爆撃で、勇敢なる我が軍の兵士3人が死亡、10人が負傷、うち1人が重態」だと発表した。

トルコ軍は8月下旬、兼ねてからトルコ政府がアレッポ県北部に設置を企図してきた「安全保障地帯」(アレッポ県北部)で、反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)を全面支援するかたちで、ダーイシュ(イスラーム国)と西クルディスタン移行期民政局を掃討するための軍事作戦「ユーフラテスの盾」作戦を開始し、戦車部隊を投入してシリア領内に侵攻、越境砲撃に加えて、航空部隊による爆撃を繰り返してきた。

なお、トルコ側の発表に対して、シリア政府は何らの発表も行っていない。

al-Hayat, November 25, 2016
al-Hayat, November 25, 2016

 

AFP, November 24, 2016、AP, November 24, 2016、ARA News, November 24, 2016、Champress, November 24, 2016、al-Hayat, November 25, 2016、Iraqi News, November 24, 2016、Kull-na Shuraka’, November 24, 2016、al-Mada Press, November 24, 2016、Naharnet, November 24, 2016、NNA, November 24, 2016、Reuters, November 24, 2016、SANA, November 24, 2016、UPI, November 24, 2016などをもとに作成。

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イドリブ県で正体不明の武装集団がシャーム軍団、シャーム・ファトフ戦線の検問所を次々と爆破(2016年11月24日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、正体不明の武装集団が、マアッルシューリーン村にあるシャーム軍団の検問所と、タッル・マンス村にあるシャーム・ファトフ戦線の検問所を相次いで爆破し、9人が死亡した。

Youtube, November 24, 2016
Youtube, November 24, 2016

なお、23日には、シャーム・ファトフ戦線の布教局のメンバーのアンマール・トゥルクマーニー氏(アブー・ガーズィー・ヒムスィー)がイドリブ市内の自宅前で何者かに撃たれて死亡している。

また、クッルナー・シュラカー(11月24日付)によると、戦闘機がカフルサジュナ村を空爆、地元評議会が破壊された。

さらに、ARA News(11月24日付)によると、シリア軍戦闘機は、カフルナーハー村、ビンニシュ市を空爆した。

一方、SANA(11月24日付)によると、シャーム・ファトフ戦線がフーア市を狙撃し女児1人が死亡、5人が負傷した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(11月24日付)によると、イスラーム軍が東グータ地方のハラスター市郊外(ダーヒヤト・アサド町)を迫撃砲で攻撃し、住民3人が死亡、21人が負傷した。

これに対して、シリア軍はハラスター市内で、イスラーム軍が掘削した全長250メートルの地下トンネルを発見した。

一方、クッルナー・シュラカー(11月24日付)によると、シリア軍がドゥーマー市を空爆し、子供を含む4人が死亡、学校が利用不能になった。

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ダマスカス県では、SANA(11月24日付)によると、イスラーム軍がファイハー・スポーツ・シティを迫撃砲で攻撃し、砲弾1発がサッカー練習場に着弾、シリア軍所属のサッカー・チーム監督のナズィーフ・ニウマーン氏が死亡、選手1人が負傷した。

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ハマー県では、SANA(11月24日付)によると、シリア軍がマアーン村、ブザーム丘、スーラーン市一帯でファトフ軍と交戦した。

シリア軍はまた、ムーリク市、スカイク丘、マアーン村東部および西部郊外、アトシャーン村、タルイー丘、サワーン丘、ブワイダ村でファトフ軍の拠点を空爆した。

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ダルアー県では、SANA(11月24日付)によると、シリア軍がダルアー市ダルアー・バラド地区、ダム街道地区一帯、西ガーリヤ村一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

AFP, November 24, 2016、AP, November 24, 2016、ARA News, November 24, 2016、Champress, November 24, 2016、al-Hayat, November 25, 2016、Iraqi News, November 24, 2016、Kull-na Shuraka’, November 24, 2016、al-Mada Press, November 24, 2016、Naharnet, November 24, 2016、NNA, November 24, 2016、Reuters, November 24, 2016、SANA, November 24, 2016、UPI, November 24, 2016などをもとに作成。

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ハーン・シャイフーン・キャンプ一帯(ダマスカス郊外県)で活動してきた反体制武装集団がイドリブ県への退去要請に応じる一方、タッル市一帯では交渉が難航し戦闘再開(2016年11月24日)

ダマスカス郊外県では、クッルナー・シュラカー(11月24日付)によると、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯およびザーキヤ町で活動を続けてきた反体制武装集団が、戦闘員をイドリブ県に退去させることで、シリア軍と合意した。

これにより、一時停戦が24時間再延長された。

合意では、反体制武装集団約2,000人が、武器を持たずにイドリブ県方面に退去することなどが定められているという。

ARA News, November 24, 2016
ARA News, November 24, 2016

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一方、シリア人権監視団によると、タッル市近郊のワーディー・ムーサー一帯で、シリア軍、親政権武装勢力がジハード主義武装集団と激しく交戦した。

SNN(11月24日付)によると、シリア軍は同地に対して「樽爆弾」などで攻撃を加えたという。

シリア軍による攻撃は、22日に、シリア軍と同地一帯で活動する反体制武装集団の間で、戦闘員の退去や住民避難に向けた交渉を行うために発効していた48時間の停戦期間が切れたことを受けた動きだという。

この交渉において、シリア政府側は、住民の完全避難を骨子とする「ダーライヤー・モデル」か、和解(投降)を拒否する戦闘員の退去を骨子とする「クドスィーヤー・モデル」のいずれかを選択するよう迫っているという。

シリア人権監視団によると、タッル市一帯以外でも、シリア軍はドゥーマー市およびその周辺を空爆し、7人が負傷、またカフルバトナー町に対して砲撃を加え、子供1人が死亡した。

AFP, November 24, 2016、AP, November 24, 2016、ARA News, November 24, 2016、Champress, November 24, 2016、al-Hayat, November 25, 2016、Iraqi News, November 24, 2016、Kull-na Shuraka’, November 24, 2016、al-Mada Press, November 24, 2016、Naharnet, November 24, 2016、NNA, November 24, 2016、Reuters, November 24, 2016、SANA, November 24, 2016、SNN, November 24, 2016、UPI, November 24, 2016などをもとに作成。

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