米主導の有志連合は11月2日、シャーム・ファトフ戦線の拠点都市イドリブ市近郊などに対して8回の爆撃を実施、またアル=カーイダ幹部の殺害を確認したと発表(2016年11月3日)

米中央軍(CENTCOM)は、11月2日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して20回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は8回で、ブーカマール市近郊(1回)、ラッカ市近郊(2回)、ダイル・ザウル市近郊(1回)、イドリブ市近郊(2回)、マーリア市近郊(2回)に対して攻撃が行われた。

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また米国防総省は2日、イドリブ市に対する有志連合の空爆でアル=カーイダの幹部の一人ハイダル・カイラカーン氏を殺害したことを確認したと発表した。

AFP, November 3, 2016、AP, November 3, 2016、ARA News, November 3, 2016、Champress, November 3, 2016、al-Hayat, November 4, 2016、Iraqi News, November 3, 2016、Kull-na Shuraka’, November 3, 2016、al-Mada Press, November 3, 2016、Naharnet, November 3, 2016、NNA, November 3, 2016、Reuters, November 3, 2016、SANA, November 3, 2016、UPI, November 3, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュのバグダーディー指導者が音声声明でサウジアラビア、トルコ、ムスリム同胞団を批判(2016年11月2日)

ダーイシュ(イスラーム国)の指導者アブー・ムハンマド・バグダーディー氏によると思われる音声声明が、フルカーン広報制作機構を通じて発表された。

「これがアッラーとその使徒が約束したこと」と題された音声声明のなかで、バグダーディー氏は、イラク軍、ペシュメルガ主導のモスル奪還作戦に関して「背教の民族」からの攻撃と位置づける一方、ロシアとシリア政府がヌサイリー派の国を作ろうとしていると非難した。

またトルコが全面支援する反体制武装集団、アル=カーイダ系のシャーム・ファトフ戦線などからなる「反体制派」については、「背教者」と断罪した。

バグダーディー氏はさらにサウジアラビアに関して、「イラクとシャームのイスラーム教徒に対する戦争」に荷担し、「悪」を蔓延させようとしていると師団し、ダーイシュのサウジアラビア人メンバーに対して、サウジ首脳を標的とした攻撃を行うよう呼びかけた。

一方、トルコに関して、バグダーディー氏は、シリアとイラクに介入していると非難、戦闘をトルコにも拡大するよう主唱した。

このほか、バグダーディー氏は、ムスリム同胞団について「カリフ制に戦いを挑む十字軍の毒剣の先」などと非難した。

AFP, November 3, 2016、AP, November 3, 2016、ARA News, November 3, 2016、Champress, November 3, 2016、al-Hayat, November 4, 2016、Iraqi News, November 3, 2016、Kull-na Shuraka’, November 3, 2016、al-Mada Press, November 3, 2016、Naharnet, November 3, 2016、NNA, November 3, 2016、Reuters, November 3, 2016、SANA, November 3, 2016、UPI, November 3, 2016などをもとに作成。

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トルコ軍ヘリコプターがシリア領内に着陸し、反体制武装集団に武器弾薬を提供(2016年11月2日)

イドリブ県では、ARA News(11月2日付)によると、トルコ軍のヘリコプター複数機が国境沿いに位置するアティマ村近郊の着陸し、同地を拠点とする反体制武装集団に武器弾薬を提供した。

ARA News, November 2, 2016
ARA News, November 2, 2016

 

AFP, November 2, 2016、AP, November 2, 2016、ARA News, November 2, 2016、Champress, November 2, 2016、al-Hayat, November 3, 2016、Iraqi News, November 2, 2016、Kull-na Shuraka’, November 2, 2016、al-Mada Press, November 2, 2016、Naharnet, November 2, 2016、NNA, November 2, 2016、Reuters, November 2, 2016、SANA, November 2, 2016、UPI, November 2, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュはアレッポ県北部で反転攻勢をかけ、トルコ軍の支援を受ける反体制武装集団から17の村・農村を奪還(2016年11月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)が、トルコの全面支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)に対して反転攻勢を行い、サルワー村、グーズ村、サルサーナ村、マスウーディーヤ村、バルアーン村、バールーザ村など17の村・農場を奪還した。

また、クッルナー・シュラカー(11月2日付)によると、ダーイシュは一時アフタリーン市を制圧したが、まもなくハワール・キリス作戦司令室がこれを再び奪還したという。

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ダイル・ザウル県では、SANA(11月2日付)によると、シリア軍がダイル・ザウル市郊外のセラミック工場一帯でダーイシュ(イスラーム国)と交戦した。

AFP, November 2, 2016、AP, November 2, 2016、ARA News, November 2, 2016、Champress, November 2, 2016、al-Hayat, November 3, 2016、Iraqi News, November 2, 2016、Kull-na Shuraka’, November 2, 2016、al-Mada Press, November 2, 2016、Naharnet, November 2, 2016、NNA, November 2, 2016、Reuters, November 2, 2016、SANA, November 2, 2016、UPI, November 2, 2016などをもとに作成。

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シリア軍はダマスカス郊外県ハーン・シャイフ・キャンプのヒルバト・アッバースィーヤ地区を制圧(2016年11月2日)

ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、ハーン・シャイフ・キャンプ一帯でシリア軍、国防隊が、シャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦、シリア軍が同地一帯を地対地ミサイルと思われる砲弾などで砲撃した。

またイスラーム軍の本拠地ドゥーマー市も戦闘機(所属明示せず)が空爆を実施した。

このほか、ダマスカス県ジャウバル区一帯でもシリア軍とジハード主義武装集団が交戦した。

一方、SANA(11月2日付)によると、シリア軍がハーン・シャイフ・キャンプに対して特殊作戦を実施、シャーム・ファトフ戦線、シャーム自由人イスラーム運動などからなる反体制武装集団と交戦の末、同地のヒルバト・アッバースィーヤ地区を完全制圧した。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が、ファトフ軍の支配下にあるサラーキブ市を空爆し、複数の死傷者が出た。

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ハマー県では、SANA(11月2日付)によると、シリア軍がスーラーン市北部でファトフ軍と交戦、マスィーン丘を制圧した。

一方、SANA(11月2日付)によると、ファトフ軍がムハルダ市を砲撃した。

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ラタキア県では、SANA(11月2日付)によると、シリア軍がシール・ニムル村一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

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ダルアー県では、SANA(11月2日付)によると、シリア軍がダルアー市南部一帯でシャーム・ファトフ戦線などからなる反体制武装集団と交戦した。

一方、SANA(11月2日付)によると、シリア赤新月社と赤十字国際委員会の支援チームがインヒル市に人道支援物資(貨物トレーラー32輌分、130トン)を搬入した。

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シャーム・ファトフ戦線は声明を出し、「シャリーアの兵」を名のる武装集団を吸収合併したと発表した。

AFP, November 2, 2016、AP, November 2, 2016、ARA News, November 2, 2016、Champress, November 2, 2016、al-Hayat, November 3, 2016、Iraqi News, November 2, 2016、Kull-na Shuraka’, November 2, 2016、al-Mada Press, November 2, 2016、Naharnet, November 2, 2016、NNA, November 2, 2016、Reuters, November 2, 2016、SANA, November 2, 2016、UPI, November 2, 2016などをもとに作成。

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シリア・ロシア両軍はアレッポ市西部郊外などを爆撃、またアレッポ市南西部一帯でファトフ軍、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室と交戦(2016年11月2日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、戦闘機(所属明示せず)が、ファトフ軍の支配下にあるカフルナーハー村、アウラム・クブラー町などアレッポ市西部郊外一帯を空爆、またヘリコプター(所属明示せず)がアレッポ市西部のダーヒヤト・アサド地区一帯を「樽爆弾」で空爆した。

またシリア軍がフライターン市一帯、アレッポ市ハムダーニーヤ地区、ザフラー協会地区を砲撃した。

またマンヤーン村一帯、アレッポ市第1070集合住宅地区、ラーシディーン地区、ダーヒヤト・アサド地区では、シリア軍、親政権武装勢力(ヒズブッラーなど)がファトフ軍との戦闘を続けた。

一方、クッルナー・シュラカー(11月2日付)によると、ロシア軍の教練を受けた砂漠の鷹旅団の増援部隊がアレッポ市に派遣された。

同部隊は共和国護衛隊元副司令官でアレッポ軍事治安委員会議長を務めるザイド・サーリフ氏の指揮下にあり、近くアレッポ市での大規模な戦闘に投入される模様だという。

他方、SANA(11月2日付)によると、反体制武装集団(ファトフ軍、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)がアレッポ市ハムダーニーヤ地区、ザフラー協会地区を砲撃し、8人が負傷した。

AFP, November 2, 2016、AP, November 2, 2016、ARA News, November 2, 2016、Champress, November 2, 2016、al-Hayat, November 3, 2016、Iraqi News, November 2, 2016、Kull-na Shuraka’, November 2, 2016、al-Mada Press, November 2, 2016、Naharnet, November 2, 2016、NNA, November 2, 2016、Reuters, November 2, 2016、SANA, November 2, 2016、UPI, November 2, 2016などをもとに作成。

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ロシア軍参謀長は声明で11月4日の午前9時から午後7時までの10時間の「人道停戦」を実施すると発表、アレッポ市からの武装集団の退去を求める(2016年11月2日)

ロシア軍のヴァレリー・ゲラシモフ参謀総長は声明を出し、11月4日の午前9時から午後7時までの10時間の「人道停戦」を実施し、アレッポ市東部に籠城する反体制武装集団に対して、武器を携帯したまま同地を退去することを認めると発表した。

声明によると、この退去のため、シリア軍は、トルコ国境地帯およびイドリブ県に続く回廊一帯から撤退することを誓約しているという。

ゲラシモフ参謀総長はそのうえで「ロシアはもはや、穏健な反体制派とテロリストを峻別すると誓約していた米国には期待していない」と述べ、「我々はそれゆえ、すべての武装集団の司令官らに直接対峙し、彼らに戦闘を停止し、武器を持ってアレッポから退去するよう呼びかけている」と強調した。

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ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣は記者会見で、ロシア・シリア両軍による合同軍事作戦の成果として、シリア領内の1万2,000平方キロの地域をテロリストから解放、約900の市町村がシリア政府との和解に応じていると発表、両軍が引き続きシリア国内での任務を効果的に遂行すると強調した。

AFP, November 2, 2016、AP, November 2, 2016、ARA News, November 2, 2016、Champress, November 2, 2016、al-Hayat, November 3, 2016、Iraqi News, November 2, 2016、Kull-na Shuraka’, November 2, 2016、al-Mada Press, November 2, 2016、Naharnet, November 2, 2016、NNA, November 2, 2016、Reuters, November 2, 2016、SANA, November 2, 2016、UPI, November 2, 2016などをもとに作成。

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シリア軍武装部隊総司令部は声明で11月4日の午前9時から午後7時までの10時間の「人道猶予」を与えると発表、アレッポ市からの武装集団の退去を求める(2016年11月2日)

シリア軍武装部隊総司令部は声明を出し、11月4日午前9時から同日午後7時までの10時間、反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)の支配下にあるアレッポ市東部に対して「人道猶予」を設け、この猶予期間内に同地の境界に設置されているすべての人道回廊(通行所)を解放すると発表、同地内にで籠城を続ける武装集団に対して退去を呼びかけた。

SANA(11月2日付)が伝えた。

AFP, November 2, 2016、AP, November 2, 2016、ARA News, November 2, 2016、Champress, November 2, 2016、al-Hayat, November 3, 2016、Iraqi News, November 2, 2016、Kull-na Shuraka’, November 2, 2016、al-Mada Press, November 2, 2016、Naharnet, November 2, 2016、NNA, November 2, 2016、Reuters, November 2, 2016、SANA, November 2, 2016、UPI, November 2, 2016などをもとに作成。

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米主導の有志連合は11月1日にシリア領内での爆撃を実施せず(2016年11月2日)

米中央軍(CENTCOM)は、11月1日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して8回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は0回だった。

AFP, November 2, 2016、AP, November 2, 2016、ARA News, November 2, 2016、Champress, November 2, 2016、al-Hayat, November 3, 2016、Iraqi News, November 2, 2016、Kull-na Shuraka’, November 2, 2016、al-Mada Press, November 2, 2016、Naharnet, November 2, 2016、NNA, November 2, 2016、Reuters, November 2, 2016、SANA, November 2, 2016、UPI, November 2, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュがアレッポ県北部で、YPG主体のシリア民主軍とトルコ軍の全面支援を受けるハワール・キリス作戦司令室双方に反転攻勢をかけ、一部地域を奪還(2016年11月1日)

アレッポ県では、ダーイシュ(イスラーム国)の戦果を喧伝するアアマーク通信が、ダーイシュが西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍との戦闘の末、アレッポ市北部郊外の歩兵士官学校に近い射撃訓練場および丘陵地帯3カ所を奪還したと伝えた。

同地に関しては、シリア軍が制圧したとの情報とシリア民主軍が制圧したとの情報が錯綜していた。

また、ARA News(11月1日付)によると、ダーイシュは、トルコ軍の全面支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)と交戦の末、アフタリーン市近郊の6カ村(フーミド村、スラサーナ村、タンヌーザ村、サルワー村、カッサーラ村、バールーザ村を奪還した。

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アレッポ県では、ARA News(11月1日付)によると、トルコ軍の全面支援を受ける反体制武装集団(ハワール・キリス作戦司令室)が、西クルディスタン移行期民政局(ロジャヴァ)人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍支配下のハスィーヤ村、ハルバル村、シャイフ・イーサー村、マルアナーズ村などに攻撃を激化、トルコ軍も同地一帯を砲撃した。

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ダイル・ザウル県では、ARA News(11月1日付)によると、ロシア軍がダイル・ザウル市各所を空爆する一方、ダーイシュ(イスラーム国)も同市のシリア政府支配地域を砲撃し、民間人3人が死亡した。

AFP, November 1, 2016、AP, November 1, 2016、ARA News, November 1, 2016、Champress, November 1, 2016、al-Hayat, November 2, 2016、Iraqi News, November 1, 2016、Kull-na Shuraka’, November 1, 2016、al-Mada Press, November 1, 2016、Naharnet, November 1, 2016、NNA, November 1, 2016、Reuters, November 1, 2016、SANA, November 1, 2016、UPI, November 1, 2016などをもとに作成。

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ダーイシュは英米が支援する「新シリア軍」戦闘員3人を処刑(2016年11月1日)

ダーイシュ(イスラーム国)のユーフラテス州広報局は、ダイル・ザウル県ブーカマール市と思われる場所で、米英両軍が直接支援する「新シリア軍」の戦闘員3人を処刑、その映像をインターネットを通じて公開した。

AFP, November 1, 2016、AP, November 1, 2016、ARA News, November 1, 2016、Champress, November 1, 2016、al-Hayat, November 2, 2016、Iraqi News, November 1, 2016、Kull-na Shuraka’, November 1, 2016、al-Mada Press, November 1, 2016、Naharnet, November 1, 2016、NNA, November 1, 2016、Reuters, November 1, 2016、SANA, November 1, 2016、UPI, November 1, 2016などをもとに作成。

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ロシアのショイグ国防相「有志連合がロシアの作戦を妨害したことで、政治的解決は延期されてしまった」(2016年11月1日)

ロシアのセルゲイ・ショイグ国防大臣は、ロシア軍幹部との会談で、米主導の有志連合がシリアにおけるロシアの作戦を「妨害」していると非難、「その結果、政治的解決(に向けたプロセス)を開始し、シリア人が平穏な生活を取り戻す可能性は無期限に延期されてしまった」と述べた。

『ハヤート』(11月2日付)などが伝えた。

AFP, November 1, 2016、AP, November 1, 2016、ARA News, November 1, 2016、Champress, November 1, 2016、al-Hayat, November 2, 2016、Iraqi News, November 1, 2016、Kull-na Shuraka’, November 1, 2016、al-Mada Press, November 1, 2016、Naharnet, November 1, 2016、NNA, November 1, 2016、Reuters, November 1, 2016、SANA, November 1, 2016、UPI, November 1, 2016などをもとに作成。

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米国防省は米・ロシア両国戦闘機がシリア領空で異常接近していたと発表(2016年11月1日)

米国防総省は、10月17日夜、シリア領空で、ロシア空軍の哨戒機を護衛していた戦闘機1機が米軍戦闘機1機に800メートル弱の距離まで以上接近していたことを明らかにした。

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『ニューヨーク・タイムズ』(11月1日付)は、ダマスカスでのワークショップ取材のためにシリアを訪問していた米国および英国の複数の記者がアサド大統領と面談、大統領が「テロとの戦い」に勝利するまで政治的変革は行わないと述べたとしたうえで、憲法が定める任期(2期14年)が終了する2021年まで、アサド大統領が職にとどまるだろうと伝えた。

AFP, November 1, 2016、AP, November 1, 2016、ARA News, November 1, 2016、Champress, November 1, 2016、al-Hayat, November 2, 2016、Iraqi News, November 1, 2016、Kull-na Shuraka’, November 1, 2016、al-Mada Press, November 1, 2016、Naharnet, November 1, 2016、The New York Times, November 1, 2016、NNA, November 1, 2016、Reuters, November 1, 2016、SANA, November 1, 2016、UPI, November 1, 2016などをもとに作成。

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ロシア・トルコ両国参謀長がモスクワで会談、シリア情勢への対応を協議(2016年11月1日)

AFP(11月1日付)によると、ロシア軍のヴァレリー・ゲラシモフ参謀総長とトルコ軍のフルスィ・アカル参謀総長がロシアの首都モスクワで会談し、シリア情勢への対応について協議した。

ロシア国防省が発表した声明によると、両参謀長は「アレッポ市の事態正常化などシリア紛争解決にかかる問題」について意見を交わしたという。

SANA(11月1日付)によると、会談で、ゲラシモフ参謀総長は、シャーム・ファトフ戦線をいわゆる「穏健な反体制派」から峻別することが最優先だと伝えたという。

SANA, November 1, 2016
SANA, November 1, 2016

 

AFP, November 1, 2016、AP, November 1, 2016、ARA News, November 1, 2016、Champress, November 1, 2016、al-Hayat, November 2, 2016、Iraqi News, November 1, 2016、Kull-na Shuraka’, November 1, 2016、al-Mada Press, November 1, 2016、Naharnet, November 1, 2016、NNA, November 1, 2016、Reuters, November 1, 2016、SANA, November 1, 2016、UPI, November 1, 2016などをもとに作成。

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シリア人権監視団:反体制派によるアレッポ市西部への砲撃で子供18人を含む53人が死亡(2016年11月1日)

シリア人権監視団は、アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線が主導するファトフ軍とアレッポ・ファトフ軍作戦司令室からなる反体制派が、アレッポ市東部解囲に向けた軍事作戦(「アレッポ大血戦」)を開始し、シリア政府支配下のアレッポ市西部一帯への砲撃を激化させた10月28日から31日までの犠牲者数が、53人にのぼっていると発表した。

うち子供は18人、女性は6人で、犠牲者はいずれも反体制派によるアレッポ市西部(旧メリディアン・ホテル一帯、ハムダーニーヤ地区、ザフラー協会地区、サラーフッディーン地区など砲撃の犠牲者だという。

AFP, November 1, 2016、AP, November 1, 2016、ARA News, November 1, 2016、Champress, November 1, 2016、al-Hayat, November 2, 2016、Iraqi News, November 1, 2016、Kull-na Shuraka’, November 1, 2016、al-Mada Press, November 1, 2016、Naharnet, November 1, 2016、NNA, November 1, 2016、Reuters, November 1, 2016、SANA, November 1, 2016、UPI, November 1, 2016などをもとに作成。

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UNHCR報道官は反体制派も戦争犯罪を犯していると批判(2016年11月1日)

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のラヴィナ・シャムダサニ(Ravina Shamdasani)報道官は、アレッポ市での戦闘に関して、シリア政府と反体制派の双方が戦争犯罪を犯している可能性があると指摘した。

シャムダサニ報道官は「アレッポのすべての当事者が戦闘を行い、多数の民間人犠牲者を出し、市内で依然として暮らしている人々に恐怖を与えている」と述べたうえで、シリア政府が支配するアレッポ市西部への反体制派の砲撃を「決して受け入れられず、戦争犯罪となるだろう」と批判した。

『ハヤート』(11月2日付)などが伝えた。

AFP, November 1, 2016、AP, November 1, 2016、ARA News, November 1, 2016、Champress, November 1, 2016、al-Hayat, November 2, 2016、Iraqi News, November 1, 2016、Kull-na Shuraka’, November 1, 2016、al-Mada Press, November 1, 2016、Naharnet, November 1, 2016、NNA, November 1, 2016、Reuters, November 1, 2016、SANA, November 1, 2016、UPI, November 1, 2016などをもとに作成。

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アル=カーイダ系組織のシャーム・ファトフ戦線が主導する反体制派は国連事務所が入るアレッポ市内のシャフバー・シャーム・ホテルを砲撃(2016年11月1日)

アレッポ県では、SANA(11月1日付)によると、アレッポ市東部ブスターン・カスル地区に展開する反体制武装集団(アレッポ・ファトフ軍作戦司令室所属組織)が、国連が事務所を置くシャフバー・シャーム・ホテルを砲撃し、ホテルの15階、16階、17階部分、近くの居住ビルが被害を受けた。死傷者はなかった。

RT(11月1日付)によると、シャフバー・ホテルは反体制武装集団の戦車砲から発射された砲弾を被弾したという。

『ハヤート』(11月2日付)によると、シャフバー・ホテルには国連職員7人が勤務している。

一方、シリア人権監視団によると、シリア軍が包囲を続けるアレッポ市東部の解囲をめざすシャーム・ファトフ戦線主導のファトフ軍とアレッポ・ファトフ軍作戦司令室が、アレッポ市南西部のダーヒヤト・アサド地区、マンヤーン村一帯、第1070集合住宅計画地区一帯で、シリア軍および親政権武装勢力と戦闘を続けた。

また、SANA(11月1日付)によると、反体制武装集団(ファトフ軍、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室)は、アレッポ市ハムダーニーヤ地区を砲撃し、4人が負傷した。

このほか、アレッポ・ファトフ軍作戦司令室は声明を出し、アサド政権がアレッポ市西部の住民を「人間の盾」として利用していると批判した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、イドリブ県との県境に位置するカルクール村一帯で、シャーム自由人イスラーム運動と正体不明の武装集団が交戦した。

また県南部に人道支援物資を搬送した車列がハマー市に帰任途中に、カフル・カドフ村近郊で正体不明の武装集団の襲撃を受けた。

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イドリブ県では、クッルナー・シュラカー(11月1日付)によると、ロシア軍がカフルタハーリーム町を空爆、町内の病院、学校、医学部などが被弾した。

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ラタキア県では、ARA News(11月1日付)によると、反体制武装集団が県北部のトゥッファーヒーヤ山一帯でシリア軍と交戦した。

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ダルアー県では、SANA(11月1日付)によると、シリア軍がダルアー市避難民キャンプ一帯、ビラール・ハバシー・モスク一帯でシャーム・ファトフ戦線と交戦した。

これに対して、シャーム・ファトフ戦線は、イズラア市を砲撃し、1人が負傷した。

一方、ARA News(11月1日付)によると、シリア赤新月社と赤十字国際委員会の支援チームがダルアー市内に食糧物資(貨物トレーラー32輌分)を搬入した。

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ダマスカス郊外県では、SANA(11月1日付)によると、反体制武装集団(イスラーム軍)がハラスター市地下に掘削した全長160メートル、深さ14メートルの地下トンネルをシリア軍が発見、これを破壊した。

AFP, November 1, 2016、AP, November 1, 2016、ARA News, November 1, 2016、Champress, November 1, 2016、al-Hayat, November 2, 2016、Iraqi News, November 1, 2016、Kull-na Shuraka’, November 1, 2016、al-Mada Press, November 1, 2016、Naharnet, November 1, 2016、NNA, November 1, 2016、Reuters, November 1, 2016、RT, November 1, 2016、SANA, November 1, 2016、UPI, November 1, 2016などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

米主導の有志連合は10月31日にシリア領内で2回の爆撃を実施(2016年11月1日)

米中央軍(CENTCOM)は、10月31日のシリア、イラク両国における有志連合の空爆の戦果をHPで発表した。

それによると、有志連合は両国領内のダーイシュ(イスラーム国)拠点などに対して13回の空爆を実施、このうちシリア領内での空爆は2回で、ダイル・ザウル市近郊に対して攻撃が行われた。

AFP, November 1, 2016、AP, November 1, 2016、ARA News, November 1, 2016、Champress, November 1, 2016、al-Hayat, November 2, 2016、Iraqi News, November 1, 2016、Kull-na Shuraka’, November 1, 2016、al-Mada Press, November 1, 2016、Naharnet, November 1, 2016、NNA, November 1, 2016、Reuters, November 1, 2016、SANA, November 1, 2016、UPI, November 1, 2016などをもとに作成。

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