CENTCOMのクーパー総司令官はアレッポ県情勢を注視、すべての当事者に自制を求める(2026年1月13日)

米中央軍(CENTCOM)は、Xを通じて、ブラッド・クーパー総司令官(海軍大将)の以下の発言を発表した。

我々は、アレッポおよびその周辺地域における情勢の進展を注意深く監視している。すべての当事者に対し、最大限の自制を行使し、緊張をさらにエスカレートさせかねない行動を避け、民間人および重要インフラの保護を最優先とするよう強く求める。また、関係するすべての主体に対し、誠意をもって交渉の場に戻り、対話を通じて持続的な外交的解決を追求するよう、引き続き呼びかける。以前から述べている通り、自国および隣国と平和に共存するシリアは、より平和で繁栄した中東につながり得る。米国とシリアは、地域全体における平和と安定を維持するという共通の利益を有している。

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ドゥルーズ派最高宗教指導者のヒジュリー師はYnetのインタビューに応じる:「完全独立が主要な要求だ。イスラエル監督下での暫定的な自治もあり得る」(2026年1月13日)


Ynet Globalは、ムワッヒド・ドゥルーズ精神指導部の長でシリアのドゥルーズ派の最高宗教指導者であるヒクマト・ヒジュリー師に対するインタビューを行った。

インタビューでのヒジュリー師の発言は以下の通り。

引用部分
我々は重い代償を払っているが、尊厳と誇りをもって自らのアイデンティティを守り抜くために踏みとどまっている。
前政権も我々に敵対的な行動をとったが、現政権は最も残虐だ。彼らはドゥルーズ派だけでなく、自分たちと異なるあらゆる少数派を排除しようとしている。
我々が殺された唯一の罪は、ドゥルーズ派であるということだった…。これはダーイシュ型政府であり、アル=カーイダからの直接の延長上に成立したものだ。
今回の虐殺で、我々が自分たちの共同体を守るために頼れるのは自分たち自身しかいないことが明らかになった…。代償は極めて大きかったが、決して無駄にはならない。我々は、もはや犠牲者でなくなる未来を求めている。
2025年7月以降、我々は総動員状態にある…。若者も高齢者も、自分たちの家と存在そのものを守るために動員されている。彼らは我々を殲滅しようとしている…。人々は極めて過酷な現実と向き合っている。
イスラエルとの人道回廊は存在せず、支援の受け入れは非常に困難だ…。だが、イスラエルが唯一、軍事的に介入し、虐殺の最中に我々を救った国であることは周知の事実だ。爆撃によって、流血は実際に止まった。
アサド政権崩壊以前から、(イスラエルとシリアのドゥルーズ派の間には)血縁や家族的なつながりがあり、それは自然な結びつきだ。イスラエルは法と国際規範に基づく国家であり、それは我々が目指す理念だ。我々は平和を求め、独自性を守りたい。
我々を支援したアラブ国家は一つもなかった。彼らは被害者ではなく、殺人者の側に立った。アラブ世界のメディアは我々を悪魔のように描いた。トルコをはじめ、一部の国は政権を直接支援している。
ダマスカスの政権との接触は今や一切ない。そのイデオロギーはアル=カーイダに根差しており、ドゥルーズ派はその下では生きられない…。この体制に関わる者は、ジハード主義者を自分たちの国に容易に招き入れることだろう。
我々は、イスラエルの戦略的枠組みの不可分な一部として自らを位置づけている。その関係は国際的な広がりを持ち、きわめて重要だ。イスラエルこそが、将来の取り決めにおいて唯一責任と能力を持つ主体だ。
完全独立が主要な要求だ。アラブ以外のアクターの監督下での暫定的な自治もあり得る。私の考えでは、その役割を担うのはイスラエルだ。
シリアは分割と、自治的で独立した地域の創設へと向かっている。それが未来だ。そうしてこそ、少数派と中東全体の安定にとって、より良い未来が築かれる。

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北・東シリア地域民主自治局のアフマド渉外関係委員会共同委員長:「移行期政権側の攻撃には、ダーイシュのメンバー、ウイグル人戦闘員、トルコ系の武装勢力、その他の外国人戦闘員が参加していた」(2026年1月13日)

北・東シリア地域民主自治局の内務治安部隊(アサーイシュ)女性部門は、北・東シリア地域民主自治局のフェイスブックを通じて声明を発表し、アレッポ市シャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ地区でのアフマド・シャルア移行期政権による犯罪行為を非難、独立した国際調査の実施と責任者の処罰を呼び掛けた。

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北・東シリア地域民主自治局は、フェイスブックによると、イルハーム・アフマド渉外関係委員会共同委員長の記者会見の内容を紹介した。

アフマド共同委員長は、会見のなかで、移行期政権が3月10日合意を履行していない最大の責任主体であると強調、シャイフ・マクスード、アシュラフィーヤ両地区に対する情報戦をきっかけに戦闘が激化したとの見方を示した。

また、4月1日合意に基づき、シリア民主軍が両地区から撤退していたにもかかわらず、移行期政権が同地区にシリア民主軍が存在すると宣伝し、80両の戦車を投入し、48人の死者が出たと指摘した。

また、移行期政権側の攻撃には、ダーイシュ(イスラーム国)のメンバー、ウイグル人戦闘員、トルコ系の武装勢力、その他の外国人戦闘員が参加していたと断じだ。

アフマド共同委員長はさらに、米国に対して、移行期政権の虐殺行為に対する立場を明確にするよう求めた。

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アレッポ県、ハサカ県各所でアレッポ市シャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ地区での戦闘で死亡したアサーイシュ総司令部のズィヤード・ハラブ氏らの追悼集会(2026年1月13日)

アレッポ県では、ANHAによると、アイン・アラブ(コバネ)市で、アレッポ市シャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ地区での戦闘で死亡した北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)総司令部のズィヤード・ハラブ氏ら3人の埋葬が行われた。

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ハサカ県では、ANHAによると、マーリキーヤ(ダイリーク)市で数千人の住民が、ハラブ氏らを追悼する集会を開催、数千人が参加した。

ANHAによると、ハサカ市、ダルバースィーヤ市、タッル・タムル町、アブー・ラースィーン(ザルカーン)町、シャッダーディー市、フール町でも同様の集会が開催された。

北・東シリア地域民主自治局(フェイスブック)によると、カーミシュリー市の国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)前で抗議デモが行われ、シャイフ・マクスード、アシュラフィーヤ、バニー・ザイドの各地区での移行期政権による虐殺と人権侵害に抗議するデモが行われた。

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ダイル・ザウル県では、ANHAによると、ゼノビア女性連合の呼びかけのもと、シャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ地区でのアフマド・シャルア移行期政権の虐殺に抗議するデモが行われた。

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アレッポ市アシュラフィーヤ地区、シャイフ・マクスード地区で避難民の帰宅が続く一方、両地区からの避難民がラッカ県に到着(2026年1月13日)

SANAによると、アレッポ市アシュラフィーヤ地区では、治安と日常生活の回復に伴い、避難していた住民が帰宅を続け、仮設避難センターに滞在する世帯数が減少、12ヵ所のセンターのうちの3ヵ所が閉鎖された。

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ANHAによると、クルド赤新月社は、アレッポ市シャイフ・マクスード地区およびアシュラフィーヤ地区の住民49世帯と、負傷者118人(多くが民間人)が、ラッカ県タブカ市の避難民キャンプに到着した。

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北・東シリア地域民主自治局傘下のラッカ県執行評議会内務局はラッカ県で部分的な外出禁止令を発出(2026年1月13日)

北・東シリア地域民主自治局傘下のラッカ民生評議会は、フェイスブックを通じて、ラッカ県で午後10時00分から午前6時00分までの間、部分的な外出禁止令を発出するとしたラッカ県執行評議会内務局の決定を発表した。

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シリア軍がアレッポ県ダイル・ハーフィル市一帯、ティシュリーン・ダム一帯を攻撃、シリア民主軍が応戦(2026年1月13日)

SANAによると、シリア軍の作戦司令部は、アレッポ県ユーフラテス川西岸のダイル・ハーフィル郡、マスカナ区、バービーリー町、カウワース町一帯地域において、シリア民主軍が、クルディスタン労働者党(PKK)の民兵および「旧体制の残党」とともに部隊を集結させ続けており、同地域がアレッポ市を砲撃したイラン製の自爆型無人航空機の発進拠点となっていることを受け、13日付をもって軍事的閉鎖区域とみなすと発表、同地域に居住する民間人に対して、クルド民主軍の拠点から離れるよう呼びかけた。

また、同地域に存在するすべての武装集団に対して、ユーフラテス川東岸に撤退するよう警告、これらの集団が犯罪行為の起点として同地域を利用することを阻止するため、必要なあらゆる措置を講じると表明した。

SANAによると、シリア民主軍が無人航空機でハミーマ村周辺を攻撃した。

SANAによると、シリア軍は、シリア民主軍がダイル・ハーフィル市近郊のラスム・イマーム村とラスム・アル=クルーム村を結ぶ橋に地雷を設置し、これを爆破しようとしたのを阻止、ハミーマ村に対する無人航空機による攻撃への対抗措置として、ダイル・ハーフィル市周辺のシリア民主軍拠点を砲撃した。

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一方、シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、アフマド・シャルア移行期政権の武装勢力がダイル・ハーフィル市を砲撃したと発表した。

シリア民主軍はまた、フェイスブックを通じて、移行期政権の武装勢力が自爆型無人航空機と重火器で、ティシュリーン・ダム周辺を2度にわたり攻撃、同時に、ダイル・ハーフィル市南のウンム・マッラ村をロケット弾で攻撃したと発表した。

ANHAも、移行期政権の武装勢力が、ダイル・ハーフィル市北のウンム・ティーナ橋を砲撃し、利用不能としたと伝えた。

また、ANHAは、移行期政権の武装勢力がダイル・ハーフィル市を砲撃した。

ANHAはさらに、移行期政権の武装勢力が、ダイル・ハーフィル市への砲撃を継続しつつ、重火器と自爆型無人航空機を用いて、アイン・アラブ(コバネ)市南のティシュリーン・ダム周辺を2度にわたって攻撃、と伝えた。

ANHAによると、ダイル・ハーフィル市南のウンム・まっら村の民家に砲弾が直撃した。

また、ANHAによると、移行期政権の武装勢力が自爆型無人航空機と重火器でティシュリーン・ダム近くのハーッジー・ハッサーン村を攻撃し、同時に重火器でも同村を攻撃した。

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SANAは、シリア民主軍が指名手配者や北・東シリア地域民主自治局の支配地に逃亡した者に対して、同地に留まることと引き換えに徴募していると伝えた。

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ダマスカス郊外県の内務治安局はジュダイダト・シャイバーニー町でダーイシュのメンバー2人を逮捕(2026年1月13日)

ダマスカス郊外県では、内務省(フェイスブック)によると、県の内務治安局は総合情報機関との協力のもと、バラダー渓谷のジュダイダト・シャイバーニー町で、ダーイシュ(イスラーム国)に属するセルに対する治安作戦を実施し、メンバー2人を逮捕、所持していた即席爆発装置や武器を押収した。

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ダマスカス県の刑事捜査局は、ダマスカス国立博物館から考古学的価値のある遺物を盗んだ容疑で2人を逮捕(2026年1月13日)

ダマスカス県では、内務省(フェイスブック)によると、刑事捜査局は、ダマスカス国立博物館から考古学的価値のある遺物を盗んだ容疑で2人を逮捕した。

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ダルアー県では、内務省(フェイスブック)によると、県の内務治安局は対テロ対策課との協力のもと、前政権の軍事情報部カフル・ナースィジュ村分所で指導的地位にあったワスィーム・タルハーン・ハムダーン容疑者およびアーディル・ラシード・マルイー容疑者を逮捕した。

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イラク・クルディスタン地域のシャムスTVはシャルア暫定大統領のインタビューの放送を延期(2026年1月12日)

イラク・クルディスタン地域のシャムスTVは、Xで以下の通り発表した。

シリア大統領アフマド・シャルア氏のシャムスTVとのインタビュー放映延期のお知らせ
技術的および運営上の理由により、シリア大統領アフマド・シャルア氏とシャムスTVとのインタビューの放映を、後日あらためて指定される日時まで延期することをお知らせします。

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ハサカ県各所でアレッポ市シャイフ・マクスード、アシュラフィーヤ両地区でシャルア移行期政権による犯罪行為に抗議するデモ(2026年1月12日)

ハサカ県では、ANHAによると、ハサカ市で学生らが、アレッポ市シャイフ・マクスード、アシュラフィーヤ、バニー・ザイド各地区で移行期政権による犯罪行為に抗議し、犠牲者を哀悼する集会を行った。

ANHAによると、ダルバースィーヤ市で住民ら数千人が抗議デモを行い、シャイフ・マクスード、アシュラフィーヤ両地区への連帯を表明した。

ANHAによると、アムーダー市で、民主連合党(PYD)が同様のデモを組織した。

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ANHAによると、革命的青年運動がタッル・タムル町で抗議集会を開催し、シャイフ・マクスード、アシュラフィーヤ両地区との連帯を表明した。

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ダマスカスでシリア・エジプト合同経済フォーラムが開催:シャルア暫定大統領がエジプトの代表団と会談(2026年1月11日)


SANAによると、首都ダマスカスのサブウ・バウワーバート・ホテルで、シリアとエジプトの商工会議所連合主催、シリア経済産業省後援によるシリア・エジプト合同経済フォーラムが開催された。

フォーラムは、両国間の経済関係を強化し、商業および投資協力の展望を拡大することを目的としたもの。

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アフマド・シャルア暫定大統領は、フォーラムに出席したエジプト商工会議所連合の代表団と会談し、以下の通り述べた。
シリアとエジプトの関係は、本来あるべき正しい軌道に乗るべきである。

 

シリア再建への貢献において、エジプト企業には優先権が与えられる。

現在のシリアの政策は、安定の実現と経済発展に重点を置いている。

シリア国内におけるエジプト投資に資するため、あらゆる可能な取り組みを行う。

シリアにおける農業部門の発展と高度化が必要である。

地域および国際企業との戦略的パートナーシップの構築を目指している。

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クルド赤新月社アレッポ市シャイフ・マクスード地区で移行期政権が拉致したスタッフの即時解放を要求(2026年1月12日)

ANHAによると、クルド赤新月社は声明を発表し、アレッポ市シャイフ・マクスード地区で移行期政権諸派が拉致したスタッフの即時解放を要求した。

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ANHAによると、殉教者家族評議会と女性評議会は共同声明を発表し、シャイフ・マクスード地区とアシュラフィーヤ地区での移行期政権の虐殺を非難した。

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ANHAによると、民主的イスラーム会議は声明を発表し、アレッポ市シャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ両地区を標的とした移行期政権諸派の攻撃を、ダーイシュ(イスラーム国)の思想および人命の価値を顧みない過激思想の延長線上にあると非難した。

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ANHAによると、北・東シリア地域民主自治局で活動する39の政治組織は共同声明を発表し、シャイフ・マクスード地区への移行期政権諸派の攻撃をめぐる報道におけるメディアの偏向を批判した。

共同声明に署名した組織は以下の通り:

1.クルディスタン民族大会(KNK)
2.民主連合党
3.民主緑の党
4.クルディスタン民主平和党
5.シリア・クルド自由党
6.クルディスタン共産党
7.シリア・クルディスタン民主パールティ
8.シリア・クルド民主党
9.シリア・クルド左派党
10.シリア・クルド民主左派党
11.シリア・ムスタクバル党
12.クルディスタン民主変革党
13.クルディスタン刷新運動
14.クルディスタン労働者連合
15.アラブ国民委員会
16.シリア近代化民主主義党
17.シリア・クルド民主合意党
18.シリア改革運動
19.アッシリア民主党
20.クルディスタン友愛党
21.シリア・クルド民主ロジュ党
22.民主社会運動(TEV-DEM)
23.スィタール大会
24.保守党
25.民主闘争党
26.クルディスタン・ムスタクバル潮流
27.西クルディスタン・クルディスタン民主党
28.民主変革運動
29.シリア・スィルヤーニー党
30.クルディスタン民族連合党
31.シリア・クルド民主党(パールティ)
32.シリア・クルド民主統一党
33.シリア革命左派党
34.シリア党
35.クルディスタン保守党
36.シリア民主連合党
37.シリア改革潮流
38.シリア発展建設党
39.アルメニア連合

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イスラエル軍はクナイトラ県で若者2人を拘束(2026年1月12日)

クナイトラ県では、SANAによると、車両3台からなるイスラエル軍部隊は県北部のムシャイリファ村に侵入し、若者1人を拘束した。

SANAによると、車両2台からなる部隊がビイル・アジャム村とブライカ村に一時侵入した。

一方、シリア人権監視団によると、ブルドーザーおよび装甲車を含むイスラエル軍の軍用車両がクードナ村周辺に侵入し、農地を整地したうえで土塁を積み、検問所を設置した。

イスラエル軍部隊はまた、ルワイヒーナ村に侵入し、検問所を設置、若者1人を拘束した。

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シリア人権監視団:1月6日以降のアレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区での戦闘の死者は民間人26、戦闘員37人に(2026年1月12日)

SANAによると、アレッポ市アシュラフィーヤ地区の住民がアレッポ県アフリーン郡から帰宅した。

一方、ANHAによると、移行期政権諸派はアレッポ市シャイフ・マクスード地区への報道関係者および民間人の立ち入りを禁止し、同地で住民を標的とした集中的な拉致・拘束作戦を継続した。

シャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ両地区の住民による地元委員会によると、271人以上との連絡が現在途絶えている。

また、シリア人権監視団によると、1月10日にアレッポ市シャイフ・マクスード地区で移行期政権部隊の発砲で負傷していた男性1人が死亡した。

これにより、1月6日以降のシャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区での戦闘の死者は民間人26人(女性7人、子ども5人を含む)、戦闘員37人(移行期政権側24人、アサーイシュ13人)、負傷者は約115人となった。

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ダイル・ザウル県、ラッカ県でシャルア移行期政権の部隊とシリア民主軍が交戦(2026年1月12日)

シリア民主軍は、フェイスブックを通じて、11日23時25分にアフマド・シャルア移行期政権に属する武装勢力が、ユーフラテス川西岸からアブー・ハマーム町にある同軍の拠点を機関銃で攻撃した。

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SANAによると、シリア軍作戦司令部はアレッポ県東部のマスカナ市およびダイル・ハーフィル市近郊のシリア民主軍展開地域にさらに多くの武装集団が到着したことを確認したと発表した。

これら新たな増援部隊には、クルディスタン労働者党(PKK)の戦闘員、「旧体制の残党」が含まれているという。

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ラッカ県では、SANAによると、アフマド・シャルア移行期政権の部隊が県北部農村地帯に侵入しようとしたシリア民主軍を2度(スライビー村およびマシュラファ村の戦線)にわたって迎撃した。

一方、シリア人権監視団によると、トルコの実効支配下にあるタッル・アブヤド市でシリア民主軍と移行期政権諸派が交戦した。

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ダイル・ザウル県でダーイシュがシリア民主軍、アサーイシュを攻撃、2人が負傷(2026年1月12日)

ダイル・ザウル県では、シリア人権監視団によると、ダーイシュ(イスラーム国)のセルが、県東部農村のスーサ町にあるシリア民主軍の拠点を攻撃し、隊員2名が負傷した。

またこれに先立ち、11日深夜、オートバイにのったダーイシュのセルのメンバーがスーサ町で北・東シリア地域民主自治局内務治安部隊(アサーイシュ)のパトロール部隊を襲撃した。

さらに別の事案として、ダーイシュの細胞はバーグーズ村の橋(バーグーズ端)の検問所をRPG弾で攻撃し、シリア民主軍と激しく交戦した。

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ヒムス県内務治安局は12月26日にヒムス市のイマーム・アリー・イブン・アビー・ターリブ・モスクを標的とした爆破事件を実行したダーイシュ・メンバー2人を逮捕(2026年1月12日)

ヒムス県では、内務省(フェイスブック)によると、内務治安局が総合情報機関と協力し、治安作戦を実施し、12月26日にヒムス市ワーディー・アッ=ザハブ地区のイマーム・アリー・イブン・アビー・ターリブ・モスクを標的とした爆破事件を実行したダーイシュ(イスラーム国)メンバーのアフマド・アターッラー・ディヤーブ容疑者とアナス・アッ=ズラード容疑者を逮捕、武器などを押収した。

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ラタキア県内務治安局は、沿岸防衛旅団の「アッバース中尉」として知られる指導者ら4人を逮捕(2026年1月12日)

ダマスカス郊外県では、内務省(フェイスブック)によると、県の内務治安局が対テロ対策課と協力し、クドスィーヤー市ウルード地区で特別作戦を実施し、武装反乱の計画に関与していた3人を逮捕した。

シリア人権監視団によると、逮捕されたのはアラウィー派25人で、その後17人が釈放された。

内務省(フェイスブック)によると、麻薬取締総局はヤブルード市で内務治安局と協力し、レバノンからの麻薬の密輸を阻止、大麻、カプタゴン、クリスタル、マリファナなどを押収した。

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ラタキア県では、内務省(フェイスブック)によると、内務治安局は対テロ対策課と協力し、沿岸防衛旅団の「アッバース中尉」として知られるジャアファル・アリー・アリヤー容疑者を含む指導者2人と、ラシード・ギヤース・アリヤー容疑者、アリー・アブドゥッサッタール・ハリール容疑者を逮捕した。

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シリア人権ネットワークはシャルア移行期政権の軍に所属する兵士がアレッポ市で女性の遺体を投げ捨てたことを国際人道法の規定に違反すると非難(2026年1月11日)

シリア人権ネットワークは、フェイスブックを通じて、1月10日にインターネットおよびソーシャルメディアを通じてアフマド・シャルア移行期政権の軍に所属する兵士が、アレッポ市内の一地区で建物の高層階から女性の遺体を投げ捨てる様子が映っている動画を公開したとしたうえで、国際人道法の規定に違反する行為だと非難した。

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ウクライナ・ニュース:アレッポ県庁舎を攻撃したリューティ自爆ドローンは、シャルア移行期政権(旧反体制派)に供与したウクライナ製(2026年1月11日)

ウクライナ・ニュースは、Xで以下の通り発表した。

本日、アレッポ県庁舎を攻撃したリューティ自爆ドローンは、ウクライナ製である。このドローンは当初、ロシア軍の軍事拠点を攻撃する目的で現在のシリア当局に供給されたものであったが、現在は当該攻撃の責任をクルド人およびシリア民主軍に転嫁するためのプロパガンダの道具として使用されている。

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米中央軍(CENTCOM)は10日にシリア各地に存在するダーイシュの複数の標的に対して大規模な攻撃を実施したと発表(2026年1月11日)

米中央軍(CENTCOM)は、公式サイトを通じて、10日米東部時間午後12時30分頃、協力部隊とともに、シリア各地に存在するダーイシュ(イスラーム国)の複数の標的に対して大規模な攻撃を実施したとする声明を発表した。

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これに関連して、SANAは、米主導の有志連合が10日にダイル・ザウル県ティブニー町近郊で行った爆撃の標的となったダーイシュ(イスラーム国)の拠点の様子を示す映像を公開した。

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ハサカ県では、シリア人権監視団によると、軍事・技術装備、武器、後方支援物資を搭載していると見られる米軍の輸送機がハッラーブ・ジール村の基地に着陸した。

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イスラエル軍がクナイトラ県各所への侵入を続ける(2026年1月11日)

クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、軍用車両5台からなるイスラエル軍が、アドナーニーヤ村に新設された軍事基地からルワイヒーナ村に侵入し、臨時の軍事検問所を設置した。

イスラエル軍はまた、アイン・アブド村に一時侵入し、複数の民家に対して捜索・家宅捜査を行った。

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北・東シリア地域民主自治局支配地各所で、アレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区でのシャルア移行期政権による犯罪、虐殺に抗議するデモ(2026年1月11日)

ハサカ県では、ANHAによると、ダルバースィーヤ市でアレッポ市シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区でのアフマド・シャルア移行期政権による犯罪行為を糾弾するためのゼネストとデモ行進が行われた。
ANHAによると、ハサカ県のタッル・ハミース市、マアバダ(カルキールキー)町、マーリキーヤ(ダイリーク)市、フール町、そしてアレッポ県のアイン・アラブ(コバネ)市で、シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区での抵抗を称賛するデモが行われた。

ANHAによると、ラッカ県ラッカ市でも同様のデモが行われた。

ANHAによると、ハサカ県のカーミシュリー市では、シャイフ・マクスード地区、アシュラフィーヤ地区での犠牲者を追悼する集会が開催された。

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スワイダー市でアレッポ市のシャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ両地区でのシャルア移行期政権による犯罪を非難する抗議集会(2026年1月11日)

スワイダー県では、ANHAによると、スワイダー市で活動家、政治関係者、住民らは、アレッポ市のシャイフ・マクスードおよびアシュラフィーヤ両地区でのアフマド・シャルア移行期政権による犯罪を非難する抗議集会を行った。

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スワイダー県でシャルア移行期政権の部隊の攻撃により4人が負傷(2026年1月11日)

スワイダー県では、スワイダー24によると、マズラア町が国民防衛部隊の砲撃を受け、これに対してアフマド・シャルア移行期政権の内務治安局が応戦し、国民防衛部隊が拠点として利用していた炭工場を攻撃、これにより4人が負傷した。

これに関して、国民防衛部隊は、フェイスブックを通じて、移行期政権所属の無人航空機1機をイラー村上空で撃墜し、マジュダル村方面への侵入を阻止、また重機関銃を搭載した車両1台を無力化したと発表した。

国民防衛部隊はまた、フェイスブックを通じて、移行期政権諸派が重機関銃および無人航空機によるスワイダー市西の戦線を攻撃、これにより4名が負傷したと発表した。

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SANAによると、県北部のムトゥーナ村の回廊を経由して小麦粉402トンを積載したトラック27台からなるシリア・アラブ赤新月社の人道支援車列がスワイダー市に入った。

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ラタキア県内務治安局は年末の抗議デモで暴力と混乱を扇動し、宗派主義的な扇動の呼びかけを行ったとされる容疑者を逮捕(2026年1月11日)

内務省(フェイスブック)によると、県の内務治安局が対テロ対策課と協力のもと、旧シリア軍の第4師団の構成員であったニダール・アリー・スライマーン容疑者を逮捕した。

スライマーン容疑者は、ハマー県農村部での戦闘に参加していたほか、シリア民主軍への武器密輸、麻薬取引に関与していたという。

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ラタキア県では、内務省(フェイスブック)によると、県の内務治安局が、年末の抗議デモで暴力と混乱を扇動し、宗派主義的な扇動の呼びかけを行ったとされるハイダル・アリー・ウスマーン容疑者をカルダーハー郡で逮捕した。

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ダマスカス郊外県では、内務省(フェイスブック)によると、県の内務治安局が、電力ケーブルを切断・溶解したうえで取引することを専門とする窃盗ネットワークのメンバー6人を摘発した。

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シャルア移行期政権がアレッポ県のティシュリーン・ダム一帯を攻撃(2026年1月11日)

SANAによると、シリア軍作戦司令部は、シリア民主軍がダイル・ハーフィル郡の戦線に向けて、武装組織やおよび中・重火器を投入している様子を確認したと同軍の航空機が確認したと発表した。

これに対して、シリア民主軍は、フェイスブックを通じて声明を出し、アレッポ県東部のダイル・ハーフィル郡の戦線で同軍部隊の移動・集結を行っているとするアフマド・シャルア移行期政権の国防省の主張について虚偽の主張だとして、これを否定した。

シリア民主軍はまた、フェイスブックを通じて、ティシュリーン・ダムおよびその周辺上空で、移行期政権諸派諸派に所属する自爆型無人航空機の集中的な飛行が確認されるとともに、ダム周辺を同派が激しく砲撃したと発表した。

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