ハサカ県各所、アレッポ県コバネ(アイン・アラブ)市でクルド語の日を祝う行事が行われる

ハサカ県では、ANHAによると、「ロジャヴァ子どもオーケストラ」は、カーミシュリー市のムハンマド・シャイフー文化芸術センター前で芸術・文化イベントを開催し、クルド語の日(5月15日)を祝った。

ANHAによると、カーミシュリー市ではまた、殉教者家族評議会がウスマーン・サブリー交差点でクルド語の日を記念するイベントを開催し、住民ら数千人が参加した。

参加者らは、「クルド人は特権を求めているのではなく、自らの言語に対する自然な権利を求めているのであり、我々の言語を保障しない憲法は我々を代表しない」、「母語なくして生なし」と強調した。

ANHAによると、ハサカ市、ダルバースィーヤ市、タッル・タムル町の住民、スィリー・カーニヤ(ラアス・アイン)・キャンプおよびワーシューカーニー・キャンプの避難民ら数千人が、母語であるクルド語による学習の権利を求める大規模な大衆行進に参加、クルド語の公式承認を求めるアフマド・シャルア暫定大統領宛ての書簡を県に提出した。

書簡の全文は以下の通り。

尊敬する共和国大統領閣下
敬意をもってご挨拶申し上げます
我々、シリアのクルド人民は、我々の文化的・人間的権利の基本的権利、すなわちシリアにおけるクルド語の公式承認について、公正かつ公平にご検討いただくことを願い、この書簡を提出いたします。
クルド語は単なる意思疎通の手段ではなく、数千年にわたる由緒あるアイデンティティ、歴史、文化であり、シリアの数百万人の市民によって話されています。クルド人民は、現在に至るまで、シリア社会の織物の基本的な一部であり続けています。
クルド語を承認し、学校、文化機関、メディアにおいてその教育と使用を認めることは、国民的共生とシリア社会のすべての構成要素間の平等を強化するための重要な一歩です。
また、それは多様性の尊重とすべての市民の憲法上の権利の保障に基づく国家の建設にも寄与します。
ゆえに、我々は以下を要求します。
・クルド語を、他の言語と並ぶ主要な言語として公式に承認すること。
・クルド語を学校および大学に正式に導入すること。
・クルド語を周縁化、禁止、歪曲から保護すること。
・政府機関、裁判所、官公庁でクルド語を使用すること。
・都市名、機関名、看板をクルド語で表記すること。
・母語によるクルド語メディア、文化、芸術を支援すること。
・クルド語発展のための学術・研究センターを設立すること。
・子どもたちが差別なく母語で学ぶ権利を保障すること。
・地域の歴史の本来的な一部として、クルドのアイデンティティと文化を尊重すること。
・クルド語の排除を目的とする否認政策、アラブ化政策、またはいかなる政策も終わらせること。
我々は、正義、平等、多様性の尊重こそが、諸人民の統一と国家の安定の基礎であると信じています。
何卒、深甚なる敬意をお受け取りください。

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ANHAによると、カーミシュリー市、ハサカ市、ディルベ・スピーイェ(カフターニーヤ)市、ダイリーク(マーリキーヤ)市、ダルバースィーヤ市、タッル・タムル町で、住民らがクルド語の日に合わせて、殉教者墓地を訪れ、墓にろうそくを灯した。

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アレッポ県では、ANHAによると、コバネ(アイン・アラブ)市で、「我々の言語は我々のアイデンティティであり、アイデンティティは決して死なない」のスローガンのもと、クルド語の日を記念するデモ行進を行い、「我々の言語は我々のレッドラインである」と訴えた。

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