米下院軍事委員会はフマイミーム航空基地とタルトゥース海軍基地からロシア軍を撤退させることを念頭においた予算修正案を承認

イナブ・バラディーなどによると、米下院軍事委員会は5日(シリア時間6日)、共和党のジョー・ウィルソン下院議員が提出した、シリアに関する米国防総省予算に関連する修正案を承認した。

修正案は、シリアにおけるロシア軍の駐留に対する措置、移行期政権の治安部隊の能力発展支援、シリア民主軍の国家軍事機関への統合過程の強化などが含まれている。

ウィルソン議員はXで、修正案が①シリア国内のロシアの影響力と軍事基地の追跡と、②シリアの治安・軍事機関の再編努力とその専門性向上の支援の二つを軸としていることを明らかにした。

このうちロシアの影響力については、国防総省に対し、2026年12月31日までに下院軍事委員会に詳細報告書の作成と提出を義務づけた。

この報告書は、ロシアの影響力を制限するため、あるいはフマイミーム航空基地とタルトゥース海軍基地からロシア軍を撤退させるために、移行期政権と協力する米国の計画と努力を扱うもの。

求められる報告書には、シリアにおけるロシア軍の基地が果たしている役割の性質についての評価、またそれらが地域内の「イランの民兵」への武器供与や支援の拠点になっているかどうかの評価、シリアにおけるロシアの存在により米軍が直面し得る潜在的脅威の検討、ロシア軍の基地がウクライナでの戦闘に参加するためのシリアおよびアフリカ諸国の戦闘員の募集・移送に使用されているかどうかの評価、戦争期間中にロシア軍が前政権に提供した支援の規模とシリア各地を標的とした作戦におけるロシア軍事基地の役割について調査が含まれる。

この修正案の可決と、トランプ大統領の卓越した指導力によって、戦争犯罪人プーチンのシリアにおける基地は間もなく過去のものになると私は確信している。

(C)青山弘之 All rights reserved.