イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月1日付)、ANHA(11月1日付)などによると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構に所属するアブー・バクル・スィッディーク軍が、県東部のワーディー・マスルーイー一帯やアブー・クマイス村にあるシリア軍拠点複数カ所を攻撃、シリア軍と交戦した。
ドゥラル・シャーミーヤによると、シリア軍はこれに対して、県東部の村々を砲撃し、タッル・スルターン村では住民が避難したという。
ソチでのロシア・トルコ首脳による非武装地帯設置合意(9月17日)以降、シャーム解放機構(およびその傘下で活動する武装集団)がシリア軍を攻撃するのはこれが初めてだという。
なお、この攻撃に関して、ロシアのマリア・ザハロワ外務省報道官は「シャーム解放機構、そしてアル=カーイダとつながりのあるその他の組織は、ロシアとトルコがソチで交わした合意を反故にしようとしている」と批判した。
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ダルアー県では、ドゥラル・シャーミーヤ(11月1日付)によると、反体制武装集団(人民抵抗)がカラク村と西ガーリヤ村の間に位置するシリア軍の検問所を襲撃し、兵士3人を殺害した。
一方、反体制武装集団の一つである革命軍の元司令官アブー・ムルシド・バルダーン氏がタファス市の自宅近くで何者かの発砲を受けた。
ハルダーン氏は無事だったが、一緒にいた「ザイーム」として知られる男性1人が重傷を負った。
AFP, November 1, 2018、ANHA, November 1, 2018、AP, November 1, 2018、al-Durar al-Shamiya, November 1, 2018、al-Hayat, November 2, 2018、Reuters, November 1, 2018、SANA, November 1, 2018、UPI, November 1, 2018などをもとに作成。
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