シャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市で同組織に2人を殺害された遺族が抗議デモ(2021年1月8日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市で、2ヶ月前に同機構によって銃殺された若者2人の遺族(ガンヌーム家)が抗議デモを行い、若者2人を殺害したメンバーの処刑を求めた。

またイドリブ市のマストゥーマ村側の入り口に設置されているシャーム解放機構の検問所が正体不明の武装集団の襲撃を受けて、戦闘員2人が死亡した。

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ダマスカス郊外県では、シリア人権監視団によると、キスワ市で国防隊の兵士1人が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を23件(イドリブ県11件、ラタキア県10件、アレッポ県1件、ハマー県1件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は16件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を13件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, January 8, 2021、ANHA, January 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 8, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 8, 2021、Reuters, January 8, 2021、SANA, January 8, 2021、SOHR, January 8, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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